JP2007205949A - 距離検出装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】第1レーザ光源および第2レーザ光源と、2つのレーザ光を同一の変調周波数で変調する変調器と、第1レーザ光源から出射された光の反射光と、第2レーザ光源からのレーザ光とが結合されてなるレーザ光を増幅する第2光増幅器と、第2光増幅器からのレーザ光を受光し2光子吸収により電気出力を発生する光検出器と、光検出器の出力信号に含まれる正弦波成分を抽出して、第1レーザ光源の光路を反射して戻ってくる光の反射位置に対応する周波数成分を検出する周波数検出器とを備える。
【選択図】 図1
Description
IEEE Photon.Technol.Lett.vol.17 No.12 pp2682−2689,2005
この不都合を解消するために、本発明者らは、図5に示す距離検出装置9を提案している(非特許文献1)
コンピュータ99は、Si−APD98からの電気信号に含まれる正弦波信号の周波数スペクトルを検出する。この周波数スペクトルは、参照ミラー94と光ファイバー95の終端との距離に応じてピークを呈するので、光ファイバー95の終端までの距離を容易に観測することができる。なお、図5では光変調器93はコンピュータ99により制御される発振器OCにより駆動される。
前記2つのレーザ光を同一の変調周波数で変調する変調器と、
前記第1レーザ光源から出射されたレーザ光が光路を反射して戻ってきたときの当該レーザ光を増幅する第1光増幅器と、
前記第1光増幅器からのレーザ光と、前記第2レーザ光源からのレーザ光とを結合する光カプラと、
前記光カプラからのレーザ光を増幅する第2光増幅器と、
前記第2光増幅器からのレーザ光を受光し2光子吸収により電気出力を発生する光検出器と、
前記光検出器の出力信号に含まれる正弦波成分を抽出して、前記第1レーザ光源の光路を反射して戻ってくる光の反射位置に対応する周波数成分を検出する周波数検出器と、
少なくとも前記変調器を制御するコンピュータと、
を備えたことを特徴とする距離検出装置。
異なる光周波数のレーザ光を発生する第1レーザ光源および第2レーザ光源と、
前記2つのレーザ光を同一の変調周波数で変調する変調器と、
前記第1レーザ光源からのレーザ光を空間経路に出射する第1光ファイバーファイバコリメータと、
前記第1光ファイバーファイバコリメータから出射されたレーザ光の空間光路の終端に設けられたコーナキューブと、
前記コーナキューブから反射されるレーザ光をファイバー光路に取り込む第2ファイバーコリメータと、
前記第2ファイバーコリメータからのレーザ光を増幅する第1光増幅器と、
前記第2レーザ光源からのレーザ光および前記第1光増幅器からのレーザ光を結合する光カプラと、
前記光カプラからのレーザ光を増幅する第2光増幅器と、
前記第2光増幅器からのレーザ光を受光し2光子吸収により電気出力を発生する光検出器と、
前記光検出器の出力信号に含まれる正弦波成分を抽出して、前記第1レーザ光源の光路を反射して戻ってくる光の反射位置に対応する周波数成分を検出する周波数検出器と、
少なくとも前記変調器を制御するコンピュータと、
を備えたことを特徴とする距離検出装置。
異なる光周波数のレーザ光を発生する第1レーザ光源および第2レーザ光源と、
前記2つのレーザ光を同一の変調周波数で変調する変調器と、
前記第1レーザ光源からのレーザ光を始端より入射する前記光ファイバーと、
前記光ファイバーの始端に設けられ、前記第1レーザ光源から前記光ファイバーの終端側に向けて伝播するレーザ光と、前記光ファイバーの終端側から始端側に向けて伝播するレーザ光とを分離する光サーキュレータと、
前記光サーキュレータからのレーザ光を増幅する第1光増幅器と、
前記第2レーザ光源からのレーザ光および前記第1光増幅器からのレーザ光を結合する光カプラと、
前記光カプラからのレーザ光を増幅する第2光増幅器と、
前記第2光増幅器からのレーザ光を受光し2光子吸収により電気出力を発生する光検出器と、
前記光検出器の出力信号に含まれる正弦波成分を抽出して、前記第1レーザ光源から前記破断点までの距離に対応する周波数成分を検出する周波数検出器と、
を備えたことを特徴とする距離検出装置。
図1は本発明の距離検出装置の、一実施形態を示す説明図である。図1において、距離検出装置3は、第1レーザ光源301および第2レーザ光源302と、光変調器光カプラ34と、第1光増幅器351と、第2光増幅器352と、光検出器36と、周波数検出器37とを備えている。
本実施形態では、第1レーザ光源301の周波数はf1(波長λ1:1550nm)であり、第1レーザ光源302の周波数はf2(波長λ2:1552nm)である。変調周波数は、たとえば1MHz〜100MHzまで、50kHzステップで掃引される。
第2光増幅器352は、光カプラ34からのレーザ光B3を増幅する。第2光増幅器352の後段には、図示はしないが増幅された自然放出光(ASE)を除去するためのバンドパスフィルタを設けることができる。
光検出器36は、第2光増幅器352からのレーザ光を受光し2光子吸収(TPA:Two−Photon Absorption)する。光検出器36は、たとえばアバランシェフォトダイオード(APD)により構成することができ、第2光増幅器352からのレーザ光を受光し2光子吸収する。光検出器36は、温度制御素子(ここではペルチェ素子100)により一定温度に制御されている。これにより、SN比を大きくすることができる。
図1では、周波数検出器37は、コンピュータ2に接続され、コンピュータ2は、第1レーザ光源301および第2レーザ光源302に接続されたVCOを制御している。
図2は本発明の距離測定装置の第2実施形態を示す説明図である。図2において、距離検出装置4は、距離または距離の変動を測定するものであり、第1レーザ光源401および第2レーザ光源402と、ファイバコリメータ411,412と、コーナキューブ42と、光第1光増幅器451と、光カプラ44と、第2光増幅器452と、光検出器46と、周波数検出器47とからなる。
ファイバコリメータ411は光ファイバを伝播する第1レーザ光源401からの光をコーナキューブ42に向けて光ビームとして空間に放出し、ファイバコリメータ412はコーナキューブ42から反射してくるレーザ光B11を光ファイバに取り込む。レーザ光B11は第1光増幅器451により増幅される。なお図示はしないが、第1光増幅器451の後段にはバンドパスフィルタを設けることができる。
光増幅器45は、光カプラ44からのレーザ光B3を増幅する。光増幅器45の後段には、図示はしないが、増幅された自然放出光(ASE)を除去するためのバンドパスフィルタが設けられている。
光検出器46は、温度制御素子(ここではペルチェ素子100)により一定温度に制御されている。これにより、SN比を大きくすることができる。
周波数検出器47は、光検出器46の出力信号に含まれる正弦波成分を抽出して、レーザ光B11に含まれる第1レーザ光源411からコーナキューブ42までの距離に対応する周波数成分を検出する。
図3は本発明の距離検出装置の第3実施形態を示す説明図である。図3において、距離検出装置5は、光ファイバーの破断点までの距離を検出するもので、第1レーザ光源501および第2レーザ光源502と、光ファイバー51と、光分離器(光サーキュレータ)53と、光カプラ54と、第1光増幅器551、第2光増幅器552と、光検出器56と、周波数検出器57とからなる。
光分離器53は、光ファイバー51の始端に設けられ、光ファイバー51の終端において反射した当該終端側から始端側に向けて伝播する反射レーザ光B121および光ファイバー51が破断しているときに当該破断点からの反射レーザ光B121からなる反射レーザ光B11を分離する。光分離器53により分離された光は第1光増幅器551により増幅される。なお図示はしないが、第1光増幅器551の後段にはバンドパスフィルタを設けることができる。
第2光増幅器552は、光カプラ54からのレーザ光B3を増幅する。
光検出器56は、第2光増幅器552からのレーザ光を受光し2光子吸収する。光検出器56は、温度制御素子(ここではペルチェ素子100)により一定温度に制御されている。これにより、SN比を大きくすることができる。
図3では、周波数検出器37は、コンピュータ2に接続され、コンピュータ2は、第1レーザ光源301および第2レーザ光源302に接続された電圧制御発振器を制御している。
34,44,54 光カプラ
36,46,56 光検出器
37,47,57 周波数検出器
42 コーナキューブ
100 ペルチェ素子(温度制御素子)
301,401,501 第1レーザ光源
302,402,502 第2レーザ光源
351,451,551 第1光増幅器
352,452,552 第2光増幅器
411,412 ファイバコリメータ
Claims (5)
- 異なる光周波数のレーザ光を発生する第1レーザ光源および第2レーザ光源と、
前記2つのレーザ光を同一の変調周波数で変調する変調器と、
前記第1レーザ光源から出射されたレーザ光が光路を反射して戻ってきたときの当該レーザ光を増幅する第1光増幅器と、
前記第1光増幅器からのレーザ光と、前記第2レーザ光源からのレーザ光とを結合する光カプラと、
前記光カプラからのレーザ光を増幅する第2光増幅器と、
前記第2光増幅器からのレーザ光を受光し2光子吸収により電気出力を発生する光検出器と、
前記光検出器の出力信号に含まれる正弦波成分を抽出して、前記第1レーザ光源の光路を反射して戻ってくる光の反射位置に対応する周波数成分を検出する周波数検出器と、
少なくとも前記変調器を制御するコンピュータと、
を備えたことを特徴とする距離検出装置。 - 異なる光周波数のレーザ光を発生する第1レーザ光源および第2レーザ光源と、
前記2つのレーザ光を同一の変調周波数で変調する変調器と、
前記第1レーザ光源からのレーザ光を空間経路に出射する第1光ファイバーファイバコリメータと、
前記第1光ファイバーファイバコリメータから出射されたレーザ光の空間光路の終端に設けられたコーナキューブと、
前記コーナキューブから反射されるレーザ光をファイバー光路に取り込む第2ファイバーコリメータと、
前記第2ファイバーコリメータからのレーザ光を増幅する第1光増幅器と、
前記第2レーザ光源からのレーザ光および前記第1光増幅器からのレーザ光を結合する光カプラと、
前記光カプラからのレーザ光を増幅する第2光増幅器と、
前記第2光増幅器からのレーザ光を受光し2光子吸収により電気出力を発生する光検出器と、
前記光検出器の出力信号に含まれる正弦波成分を抽出して、前記第1レーザ光源の光路を反射して戻ってくる光の反射位置に対応する周波数成分を検出する周波数検出器と、
少なくとも前記変調器を制御するコンピュータと、
を備えたことを特徴とする距離検出装置。 - 光ファイバーの少なくとも1つの破断点を検出する距離検出装置(光ファイバー破断点検出装置)であって、
異なる光周波数のレーザ光を発生する第1レーザ光源および第2レーザ光源と、
前記2つのレーザ光を同一の変調周波数で変調する変調器と、
前記第1レーザ光源からのレーザ光を始端より入射する前記光ファイバーと、
前記光ファイバーの始端に設けられ、前記第1レーザ光源から前記光ファイバーの終端側に向けて伝播するレーザ光と、前記光ファイバーの終端側から始端側に向けて伝播するレーザ光とを分離する光サーキュレータと、
前記光サーキュレータからのレーザ光を増幅する第1光増幅器と、
前記第2レーザ光源からのレーザ光および前記第1光増幅器からのレーザ光を結合する光カプラと、
前記光カプラからのレーザ光を増幅する第2光増幅器と、
前記第2光増幅器からのレーザ光を受光し2光子吸収により電気出力を発生する光検出器と、
前記光検出器の出力信号に含まれる正弦波成分を抽出して、前記第1レーザ光源から前記破断点までの距離に対応する周波数成分を検出する周波数検出器と、
を備えたことを特徴とする距離検出装置。 - 前記第1レーザ光源および前記第2レーザ光源は半導体レーザからなり、前記変調器は電圧制御発振器により前記半導体レーザを直接変調し、かつ変調周波数を掃引する構成を備えたことを特徴とする請求項1から3の何れかに記載の距離検出装置。
- 前記光検出器は温度制御されることを特徴とする請求項1から4の何れかに記載の距離検出装置。
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