JP2007203628A - 目封止ハニカム構造体の製造方法及び目封止ハニカム構造体 - Google Patents

目封止ハニカム構造体の製造方法及び目封止ハニカム構造体 Download PDF

Info

Publication number
JP2007203628A
JP2007203628A JP2006025998A JP2006025998A JP2007203628A JP 2007203628 A JP2007203628 A JP 2007203628A JP 2006025998 A JP2006025998 A JP 2006025998A JP 2006025998 A JP2006025998 A JP 2006025998A JP 2007203628 A JP2007203628 A JP 2007203628A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
honeycomb structure
plugged
cell
manufacturing
container
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2006025998A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4975331B2 (ja
Inventor
Yukihito Ichikawa
結輝人 市川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NGK Insulators Ltd
Original Assignee
NGK Insulators Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NGK Insulators Ltd filed Critical NGK Insulators Ltd
Priority to JP2006025998A priority Critical patent/JP4975331B2/ja
Priority to US11/657,040 priority patent/US8052911B2/en
Priority to CNB2007100069596A priority patent/CN100509159C/zh
Publication of JP2007203628A publication Critical patent/JP2007203628A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4975331B2 publication Critical patent/JP4975331B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D46/00Filters or filtering processes specially modified for separating dispersed particles from gases or vapours
    • B01D46/24Particle separators, e.g. dust precipitators, using rigid hollow filter bodies
    • B01D46/2403Particle separators, e.g. dust precipitators, using rigid hollow filter bodies characterised by the physical shape or structure of the filtering element
    • B01D46/2418Honeycomb filters
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D46/00Filters or filtering processes specially modified for separating dispersed particles from gases or vapours
    • B01D46/0001Making filtering elements
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B28WORKING CEMENT, CLAY, OR STONE
    • B28BSHAPING CLAY OR OTHER CERAMIC COMPOSITIONS; SHAPING SLAG; SHAPING MIXTURES CONTAINING CEMENTITIOUS MATERIAL, e.g. PLASTER
    • B28B11/00Apparatus or processes for treating or working the shaped or preshaped articles
    • B28B11/003Apparatus or processes for treating or working the shaped or preshaped articles the shaping of preshaped articles, e.g. by bending
    • B28B11/006Making hollow articles or partly closed articles
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S264/00Plastic and nonmetallic article shaping or treating: processes
    • Y10S264/48Processes of making filters
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T428/00Stock material or miscellaneous articles
    • Y10T428/24Structurally defined web or sheet [e.g., overall dimension, etc.]
    • Y10T428/24149Honeycomb-like
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T428/00Stock material or miscellaneous articles
    • Y10T428/24Structurally defined web or sheet [e.g., overall dimension, etc.]
    • Y10T428/24149Honeycomb-like
    • Y10T428/24157Filled honeycomb cells [e.g., solid substance in cavities, etc.]

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Geometry (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Structural Engineering (AREA)
  • Ceramic Engineering (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Filtering Materials (AREA)
  • Exhaust Gas After Treatment (AREA)
  • Processes For Solid Components From Exhaust (AREA)
  • Filtering Of Dispersed Particles In Gases (AREA)
  • Devices For Post-Treatments, Processing, Supply, Discharge, And Other Processes (AREA)

Abstract

【課題】作業環境上の制約がなく、短時間で、安価に欠陥のない目封止ハニカム構造体を製造することができ、産業廃棄物の量を低減することも可能な目封止ハニカム構造体の製造方法を提供する。
【解決手段】目封止用スラリー50を収容する上部が開口した容器21と、容器21の開口部に装着され、上面が平板状で、容器21の内部と外部とを連通する複数の貫通孔25が、ハニカム構造体2端面における目封止すべきセル19の配置に対応するように設けられた蓋体23とを有するスラリー充填機20を使用し、ハニカム構造体2の目封止すべきセル19の開口端が、貫通孔25の位置と合致するよう位置合わせして、ハニカム構造体2を蓋体23上にセットし、容器21内に収容した目封止用スラリー50を貫通孔25を通じて目封止すべきセル19の開口端内部に充填して前記目封止部の形成を行う目封止ハニカム構造体の製造方法。
【選択図】図2

Description

本発明は、ディーゼルパティキュレートフィルター等の微粒子状物質を濾過するフィルターや、セルを区画形成している多孔質の隔壁の細孔表面に触媒成分を担持させ、当該隔壁の細孔内を排ガスが通過するようにすることでHC、NO、COなどの排ガス中の有害な成分を浄化する触媒の担体等に使用される目封止ハニカム構造体に関する。
ディーゼルエンジン等の内燃機関から排出される排ガスには、環境汚染の原因となるような炭素を主成分とするパティキュレート(粒子状物質)が多量に含まれているため、それらの排気系には、パティキュレートを捕集(濾過)するためのフィルターが搭載されることが一般的ある。
一般に、このような目的で使用されるフィルターには、図12(a)及び(b)に示すように、多孔質の隔壁7によって、二つの端面の間を連通する複数のセル9が区画形成されたハニカム構造体2と、前記各セル9の二つの開口端の内の何れか一方を目封止するように、ハニカム構造体2の一端面側と他端面側とで相補的な市松模様状に配設された目封止部11とを備える目封止ハニカム構造体1が用いられる。
排ガスは、このような目封止ハニカム構造体1からなるフィルターの一方の端面3から内部に流入し、ガス中に含まれるパティキュレート等が除去された後、他方の端面5から流出する。具体的には、まず排ガスは、このフィルターの一方の端面3において端部が封止されておらず他方の端面5において端部が封止されたセル9bに流入し、多孔質の隔壁7を通って、一方の端面3において端部が封止され他方の端面5において端部が封止されていないセル9aに移動し、このセル9aから排出される。そして、この際に隔壁7が濾過層となり、ガス中のパティキュレートが隔壁7に捕捉され隔壁7上に堆積する。
上記のような目封止ハニカム構造体の製造方法として、ハニカム成形体の一方の端面に、粘着シート等を貼着し、画像処理を利用したレーザ加工等によりその粘着シート等の目封止すべきセル(目封止セル)に対応する部分のみに孔開けをしてマスクとし、そのマスクが貼着されたハニカム成形体の端面を封止用スラリー中に浸漬し、ハニカム成形体の目封止セルにスラリーを充填して目封止部を形成し、これと同様の工程をハニカム成形体の他方の端面についても行った後、乾燥し、焼成することにより目封止ハニカム構造体を得る方法が知られている(例えば、特許文献1参照)。
また、他の製造方法として、セラミック材料からなる未乾燥のシート状生成形体に、市松模様状(千鳥格子状)に貫通孔を形成し、このシート状生成形体をハニカム状乾燥体の端面に圧着して一体焼成することにより目封止ハニカム構造体を得る方法が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
特開2001−300922号公報 特開2002−159811号公報
ところで、最近においては、このような目封止ハニカム構造体を前記のような微粒子状物質を濾過するためのフィルターの他、セルを区画形成している多孔質の隔壁の細孔表面に触媒成分を担持させ、ハニカム構造体内に流入した排ガスが当該隔壁の細孔内を通過するようにすることでHC、NO、COなどの排ガス中の有害な成分を浄化する触媒(以下、このような触媒を「ウォールフロー型触媒」と称する。)として利用しようとする試みもなされている。
このような目封止ハニカム構造体の用途の拡大に伴い、今後、目封止ハニカム構造体の需要が一層高まることが予想されるが、前記特許文献1に記載の製造方法を利用して目封止ハニカム構造体を量産しようとする場合には、(i)各ハニカム構造体の両端面について、全て粘着シートの貼着、画像処理、孔開け、粘着シートの剥離という工程を行う必要があり、マスクの作製等に時間を要することに加え、使用後に剥離された粘着シートが大量の産業廃棄物となる、(ii)粘着シートは、比較的高価であり生産コスト上昇の原因になるとともに、ゴミや塵を嫌うことからクリーンな環境で貼着作業を行う必要があり、作業環境上の制約があるといった問題を解決する必要があった。すなわち、前記従来の製造方法は、比較的少量の目封止ハニカム構造体の製造には有効な方法であるものの、量産適応性という観点からみると十分に満足できる方法とは言えなかった。
また、前記特許文献2に記載の製造方法では、ハニカム状乾燥体と未乾燥のシート状生成形体との乾燥収縮差により、シートの亀裂や剥離が発生しやすく、また、ハニカム構造体の最外周に位置するセルの内、目封止されているべきセルが、目封止され難いという問題があった。
本発明は、上述のような従来技術の問題点に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、量産に適した目封止ハニカム構造体の製造方法、より具体的には、作業環境上の制約がなく、短時間で、安価に欠陥のない目封止ハニカム構造体を製造することができ、産業廃棄物の量を低減することも可能な目封止ハニカム構造体の製造方法を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明によれば、以下の目封止ハニカム構造体の製造方法及び目封止ハニカム構造体が提供される。
[1] 多孔質の隔壁によって、二つの端面の間を連通する複数のセルが区画形成されたハニカム構造体と、前記各セルの二つの開口端の内の何れか一方を目封止するように配設された目封止部とを備える目封止ハニカム構造体の製造方法であって、前記目封止部の材料をスラリー化した目封止用スラリーを収容する上部が開口した容器と、前記容器の開口部に装着され、上面が平板状で、前記容器の内部と外部とを連通する複数の貫通孔が、前記ハニカム構造体端面における目封止すべきセルの配置に対応するように設けられた蓋体とを有するスラリー充填機を使用し、前記ハニカム構造体の目封止すべきセルの開口端が、前記蓋体の貫通孔の位置と合致するよう位置合わせして、前記ハニカム構造体を前記蓋体上にセットし、前記容器内に収容した前記目封止用スラリーを前記貫通孔を通じて目封止すべきセルの開口端内部に充填して前記目封止部の形成を行う目封止ハニカム構造体の製造方法。
[2] 前記貫通孔に、前記セルの開口部の寸法よりも小さい外形寸法を有するパイプが装着されている前記[1]に記載の目封止ハニカム構造体の製造方法。
[3] 前記パイプの容器外部側開口端が前記蓋体の上面より上方に突出している前記[2]に記載の目封止ハニカム構造体の製造方法。
[4] 前記パイプの容器外部側開口端近傍の外周部に、エアーを供給することにより膨張する中空リング状のシール材が装着され、前記目封止用スラリーを目封止すべきセルの開口端内部に充填する際に、前記セル内部に挿入された前記パイプと前記セルとの隙間を、前記シール材を膨張させることにより閉塞する前記[3]に記載の目封止ハニカム構造体の製造方法。
[5] 前記貫通孔の容器外部側開口端の周囲に、前記セルの開口部の寸法より小さい寸法を有する凹状の窪みが形成されている前記[1]又は[2]に記載の目封止ハニカム構造体の製造方法。
[6] 前記貫通孔に装着された前記パイプが、前記蓋体上において移動可能に設けられており、予め前記ハニカム構造体の端面を撮像して、それを画像処理することにより前記目封止すべきセルの位置座標を認識しておき、当該位置座標データに基づいて、前記パイプの位置を前記目封止すべきセルの位置と合致するよう移動させた後、前記ハニカム構造体を前記蓋体上にセットする前記[2]〜[4]の何れかに記載の目封止ハニカム構造体の製造方法。
[7] 前記凹状の窪みが、前記蓋体上において移動可能に設けられており、予め前記ハニカム構造体の端面を撮像して、それを画像処理することにより前記目封止すべきセルの位置座標を認識しておき、当該位置座標データに基づいて、前記凹状の窪みの位置を前記目封止すべきセルの位置と合致するよう移動させた後、前記ハニカム構造体を前記蓋体上にセットする前記[5]に記載の目封止ハニカム構造体の製造方法。
[8] 前記[1]〜[7]の何れかに記載の製造方法により製造された目封止ハニカム構造体。
[9] 前記ハニカム構造体を前記蓋体上にセットする際の位置合わせの基準となった突起又は溝が外周部に形成されている前記[8]に記載の目封止ハニカム構造体。
[10] 多孔質の隔壁によって、二つの端面の間を連通する複数のセルが区画形成されたハニカム構造体と、前記各セルの二つの開口端の内の何れか一方を目封止するように配設された目封止部とを備える目封止ハニカム構造体であって、当該ハニカム構造体の最外周に位置するセルの内、目封止されているべきセルが、前記目封止部により確実に目封止されている目封止ハニカム構造体。
[11] 前記ハニカム構造体の一方の端面においてのみ前記セルが前記目封止部により目封止されている前記[8]〜[10]の何れかに記載の目封止ハニカム構造体。
[12] 前記[2]〜[4]及び[6]の内の何れかに記載の製造方法により製造された目封止ハニカム構造体であって、前記目封止部が、前記パイプの形状に対応した凹部を有する前記[9]〜[11]の何れかに記載の目封止ハニカム構造体。
[13] 前記[5]又は[7]に記載の製造方法により製造された目封止ハニカム構造体であって、前記目封止部が、前記凹状の窪みの形状に対応した凸部を有する前記[9]〜[11]の何れかに記載の目封止ハニカム構造体。
本発明の目封止ハニカム構造体の製造方法は、作業環境上の制約がなく、短時間で、安価に欠陥のない目封止ハニカム構造体を製造することができ、産業廃棄物の量を低減することが可能であり、量産に適した方法である。また、本発明の目封止ハニカム構造体は、前記本発明の製造方法により、特別な制約のない作業環境下で、短時間で、安価に製造できるとともに、製造に伴って生じる産業廃棄物の量も少なく、量産に適したものである。また、市松模様状に貫通孔を形成した未乾燥のシート状生成形体をハニカム状乾燥体の端面に圧着して一体焼成する従来の製造方法で製造された目封止ハニカム構造体では目封止され難い最外周に位置するセルについても、目封止されているべきセルは、目封止部により確実に目封止されているため、フィルターやウォールフロー型触媒の担体として用いた場合に高い性能を発揮する。
前記のとおり、本発明の目封止ハニカム構造体の製造方法は、多孔質の隔壁によって、二つの端面の間を連通する複数のセルが区画形成されたハニカム構造体と、前記各セルの二つの開口端の内の何れか一方を目封止するように配設された目封止部とを備える目封止ハニカム構造体の製造方法であって、前記目封止部の材料をスラリー化した目封止用スラリーを収容する上部が開口した容器と、前記容器の開口部に装着され、上面が平板状で、前記容器の内部と外部とを連通する複数の貫通孔が、前記ハニカム構造体端面における目封止すべきセルの配置に対応するように設けられた蓋体とを有するスラリー充填機を使用し、前記ハニカム構造体の目封止すべきセルの開口端が、前記蓋体の貫通孔の位置と合致するよう位置合わせして、前記ハニカム構造体を前記蓋体上にセットし、前記容器内に収容した前記目封止用スラリーを前記貫通孔を通じて目封止すべきセルの開口端内部に充填して前記目封止部の形成を行うことを、その主要な特徴とするものである。
以下、本発明の代表的な実施形態を図面を参照しながら具体的に説明するが、本発明は以下の実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、当業者の通常の知識に基づいて、適宜設計の変更、改良等が加えられることが理解されるべきである。なお、本明細書において、単に「ハニカム構造体」というときは、目封止部を有していないハニカム構造体を意味するものとする。
図1〜3は、本発明に係る製造方法の実施形態の一例を示す概略図である。本発明の製造方法においては、ハニカム構造体の目封止すべきセルの開口端内部に目封止用スラリーを充填するために、スラリー充填機20を使用する。このスラリー充填機20は、目封止部の材料をスラリー化した目封止用スラリー50を収容する上部が開口した容器21と、容器21の開口部に装着される蓋体23とを有する。蓋体23は、上面23aが平板状で、容器21の内部と外部とを連通する複数の貫通孔25が、ハニカム構造体2の端面における目封止すべきセル19の配置に対応するように設けられている。図の例のように各貫通孔25には、セル19の開口部の寸法より小さい外形寸法を有するパイプ27を装着するようにしてもよい。
このようなスラリー充填機20を使用し、まず、図1に示すように、ハニカム構造体2の目封止すべきセル19の開口端が、蓋体23の貫通孔25の位置と合致するよう位置合わせし、次いで、図2のように、ハニカム構造体2を蓋体23上にセットする。なお、前記位置合わせをしやすいように、ハニカム構造体2の外周部とスラリー充填機20の蓋体23とに、位置合わせの基準となるような突起や溝を設けておくことが好ましい。これは、特にハニカム構造体2の蓋体23上へのセットを自動化する場合に好適であり、例えば画像処理等を利用して前記突起や溝の位置座標を認識し、位置決め制御を行うことが可能となる。
各貫通孔25にセル19の開口部の寸法より小さい外形寸法を有するパイプ27を装着している場合には、パイプ27の容器外部側開口端が蓋体23の上面23aより上方に突出するようにすると、パイプ27の突出部が目封止すべきセル19の開口端内部に挿入されることになるので、正確な位置合わせがなされているか確認しやすい。パイプ27は、セル19の開口部の寸法より小さい外形寸法とすることで、パイプ27がセル19の開口端内部内に挿入される際に、セル19を区画形成している隔壁が損傷することを防ぐことができる。また、貫通孔25に装着されたパイプ27を、蓋体23上において移動可能に設け、予めハニカム構造体2の端面を撮像し、それを画像処理することにより目封止すべきセル19の位置座標を認識しておき、その座標データに基づいて蓋体23のパイプ27の位置をアクチュエータ等で微動させ、目封止すべきセル19の位置と合致させることができるようにすれば、成形時の変形等により設計通りのハニカム構造体が得られず、セルの位置が微妙に変動しているような場合でも、そのセルの位置に適合したパイプ配置とすることができる。パイプ27の移動手段としては、従来知られている各種アクチュエータが利用でき、移動が微小量の場合には圧電素子も利用できる。
前記のように、ハニカム構造体2をスラリー充填機20の蓋体23上にセットし、容器21内に収容した目封止用スラリー50を貫通孔25を通じて目封止すべきセル19の開口端内部に充填して目封止部の形成を行う。この充填の方法としては、例えば、容器21の底面21aをピストン機構等により上下動可能に構成しておき、充填時に、底面21aを上動させて容器21内の体積を容器21内に収容した目封止用スラリー50の体積より小さくして行くことで、目封止用スラリー50を容器21内から貫通孔25を通じて目封止すべきセル19の端部内に送り出すといった方法が使用できる。この方法により充填を行う際には、目封止用スラリー50の漏洩を防止するため、図2のように、ハニカム構造体2の蓋体23の上面23aと接している端面と反対側の端面から板状の押圧手段40で軽く押しつけ、ハニカム構造体2の端面と蓋体23の上面23aとが密着するようにするのが好ましい。
また、他の充填方法として、ハニカム構造体2の蓋体23の上面23aと接している端面と反対側の端面から吸引し、容器21内の目封止用スラリー50を貫通孔25を通じて目封止すべきセル19の端部内に吸い上げるようにしてもよい。
こうして目封止用スラリー50を目封止すべきセル19の開口端内部に充填させ、図3に示すように、目封止用スラリー50にて目封止部11を形成した後、ハニカム構造体2を蓋体23上から離脱させる。これと同様の工程をハニカム構造体2の他方の端面についても行い、更に必要に応じて乾燥及び/又は焼成することにより目封止用ハニカム構造体を得る。
図4及び図5は、本発明に係る製造方法の実施形態の他の一例を示す概略図である。この例では、蓋体23の各貫通孔25にパイプ27が装着され、当該パイプ27の容器外部側開口端が蓋体23の上面23aより上方に突出しており、図4のように、ハニカム構造体2をセットする際に、パイプ27の突出部が目封止すべきセル19の開口端内部に挿入される。パイプ27の容器外部側開口端近傍の外周部には、エアーを供給することにより膨張する中空リング状のシール材29が装着されており、図5に示すように、目封止用スラリー50を目封止すべきセル19の開口端内部に充填する際に、当該セル19内部に挿入されたパイプ27と当該セル19との隙間を、シール材29を膨張させることにより閉塞する。
このような状態で目封止用スラリー50の充填を行えば、目封止用スラリー50の粘性が低いような場合にも、目封止用スラリー50が液垂れして目封止部に欠陥が生じることがなく、確実な封止が行える。また、パイプ27の突出部の長さを変えることにより、図6に示すように、ハニカム構造体2の端面からある程度離れた任意の位置に目封止部11を形成することができる。
図7は、本発明に係る製造方法の実施形態の更に他の一例を示す概略図である。この例では、蓋体23の貫通孔25の容器外部側開口端の周囲に、セル19の開口部の寸法より小さい寸法を有する凹状の窪みが形成されている。このような蓋体23上にハニカム構造体2をセットして、目封止すべきセル19の開口端内部に目封止用スラリー50の充填を行うと、図8に示すように、形成された目封止部11のハニカム構造体2外部側の端部11aが、前記凹状の窪みに対応して凸状に盛り上がった形状となる。
目封止ハニカム構造体を、例えばディーゼルパティキュレートフィルターに使用する場合において、排ガスの流入する側の端面における目封止部の端面が凸状に盛り上がっていると、フィルター内に流入する排ガスの流れがスムーズになって、端面上にパティキュレートが堆積しにくくなるという利点があるが、前記実施形態は、このような利点を有する目封止ハニカム構造の製造に好適である。なお、前記凹状の窪みを、蓋体23上において移動可能に設け、予めハニカム構造体2の端面を撮像して、それを画像処理することにより目封止すべきセル19の位置座標を認識しておき、その座標データに基づいて、凹状の窪みの位置を目封止すべきセル19の位置と合致するよう移動させた後、ハニカム構造体2を蓋体23上にセットするようにすれば、成形時の変形等により設計通りのハニカム構造体が得られず、セルの位置が微妙に変動しているような場合でも、凹状の窪みの配置を、そのセルの位置に適合した配置とすることができる。凹状の窪みの移動手段としては、従来知られている各種アクチュエータが利用でき、移動が微小量の場合には圧電素子も利用できる。
本発明の製造方法に用いるハニカム構造体は、多孔質の隔壁によって、二つの端面の間を連通する複数のセルが区画形成されたものである。ハニカム構造体を構成する材質については特に制限はないが、隔壁が多孔質であることが必要であるため、通常は、セラミック(例えば、コージェライト等)からなるものが好適に用いられる。形状についても特に限定されず、例えば、円筒状、四角柱状、三角柱状等の各種形状を採用することができる。ハニカム構造体のセル形状は、四角形が最も一般的であるが、他に三角形、六角形、八角形などの多角形や丸形、あるいはそれらの組合わせでもよい。
ハニカム構造体の隔壁の厚さは、100〜2000μmが好適であり、200〜1000μmであることがより好ましく、300〜700μmであることが更に好ましい。隔壁の厚さが100μm未満であると、強度が不足して耐熱衝撃性が低下する場合があり、一方、隔壁の厚さが2000μm超あると、圧力損失が増大する傾向にあるからである。
ハニカム構造体のセル密度は、20〜600セル/in2(cpsi)が好適であり、50〜400cpsiであることがより好ましく、100〜300cpsiであることが更に好ましい。セル密度が20cpsi未満であると、ウォールフロー型触媒の担体等に用いた場合に、排ガスとの接触効率が不足する傾向にあり、一方、セル密度が600cpsi超であると、圧力損失が増大する傾向にあるからである。なお、「cpsi」は「cells per square inch」の略であり、1平方インチ当りのセル数を表す単位である。例えば10cpsiは、約1.55セル/cm2である。
ハニカム構造体の気孔率は30〜90%が好適であり、45〜80%であることがより好ましく、50〜70%であることが特に好ましい。気孔率を30〜90%とすることにより、圧力損失を低減した上で、熱容量を低減し、構造体としての機械的強度を保持できるからである。
ハニカム構造体の平均気孔径(細孔径)は5〜500μmが好適である。平均気孔径が5μm未満であると、圧力損失が上昇する傾向にあり、一方、平均気孔径が500μm超であると、フィルターに用いた場合に捕集効率が低下したり、また、ウォールフロー型触媒の担体等に用いた場合に、排ガスと触媒層との接触面積を十分に確保できなくなるおそれがある。また、気孔が大きくなることで、気孔内を通過する排ガスの成分と、気孔内面の触媒層と、の接触確率が小さくなるという影響もある。
ハニカム構造体の製造方法は特に限定されないが、例えば、適当な粘度に調整したセラミック坏土を、所望のセル形状、隔壁厚さ、セル密度(セルピッチ)を有する口金を用いて押出成形し、乾燥することによりハニカム構造体を得るといった方法等により製造することができる。
目封止用スラリーは、例えば、セラミックス粉末と分散媒(例えば水等)を混合することにより調製することができる。更に、必要により、結合剤、解膠剤、発泡樹脂等の添加剤を加えてもよい。セラミックス粉末の材質は特に限定されないが、ハニカム構造体と同材質とすることが好ましい。結合剤としては、ポリビニルアルコールやメチルセルロースなどが好適に使用できる。
本発明の製造方法は、前述の従来の製造方法のように、ハニカム構造体の端面への粘着シートの貼着、画像処理、孔開け、粘着シートの剥離といった多くの工程を要せず、より少ない工程で簡潔に欠陥の無い目封止ハニカム構造体を製造できる。また、高価で、かつ、クリーンな環境での貼着作業を必要とする粘着シートが不要であることにより、生産コストを抑えることができるとともに、作業環境上の制約がなく、産業廃棄物の低減も可能である。
本発明の目封止ハニカム構造体は、以上説明した本発明の製造方法により製造された目封止ハニカム構造体である。このハニカム構造体は、多孔質の隔壁によって、二つの端面の間を連通する複数のセルが区画形成されたハニカム構造体と、前記各セルの二つの開口端の内の何れか一方を目封止するように配設された目封止部とを備える目封止ハニカム構造体であって、当該ハニカム構造体の最外周に位置するセルの内、目封止されているべきセルが、目封止部により確実に目封止されていることを、その主要な特徴とする。
前記本発明の製造方法において、ハニカム構造体の最外周に位置する目封止されるべきセルの位置とその開口部の寸法に対応するようにして、スラリー充填機の蓋体の貫通孔にパイプを設置したり、あるいは当該貫通孔の容器外部側開口端の周囲に凹状の窪みを形成したりすることで、最外周に位置する目封止されるべきセルに目封止部を形成することができる。逆に、意図的に、ハニカム構造体の最外周に位置する目封止されるべきセルの位置と対応する位置に、パイプを設置しないようにしたり、あるいは凹状の窪みを形成しないようにすることで、本来は目封止されるべき最外周に位置するセルに目封止部を形成しないようにすることもできる。
例えば、特開平5−269388号公報に記載されているように、ハニカム構造体を押出し成形し、その外周部を加工除去した後、新たに外壁を付与するために外周部にコーティングを施すような場合には、押出し成形されたハニカム構造体の最外周部は加工除去されるので、最外周部のセルを目封止する必要はなく、加工除去される領域、例えば外壁から内側へ2セル分あるいは3セル分は全周にわたって目封止がされていなくてもよい。しかし、外壁も一体で押出し成形されたハニカム構造体の外周部を加工除去することなく、そのままの外壁で製品に供する場合には、最外周部のセルも目封止することが好ましい。従来のフィルター構造では、ハニカム構造体の側面を把持材で包んで筒状の容器内に保持すると同時に、ハニカム構造体の両端面の外周部もリング状部材で押さえて、実使用下においてハニカム構造体がセル通路方向に振動しないようにしていた。このような場合には、ハニカム構造体の最外周部のセルが目封止されていなくてもリング状部材で塞がれているので、フィルターの捕集性能上、実質的には問題なかったが、最近は、ハニカム構造体の端面外周部をリング状部材で押さえない構造にして、排ガス流入面積を増大し、圧力損失の低減を図るようになってきており、これに伴って最外周部のセルも目封止することが必要となってきた。
ハニカム構造体の端面において目封止部が市松模様状に配設された目封止ハニカム構造体を、前述の特許文献2(特開2002−159811号公報)に記載された方法、すなわち、市松模様状に貫通孔を形成した未乾燥のシート状生成形体をハニカム状乾燥体の端面に圧着して一体焼成するという方法で製造した場合には、図10に示すように、ハニカム構造体の最外周に位置するセルの内、目封止されているべきセル(図中の点線で囲まれたセル)が、目封止されていなかったり、目封止が不完全であったりするものが得られやすい。このような目封止ハニカム構造体を、例えば微粒子状物質を濾過除去するフィルターにそのまま使用した場合には、一部の微粒子状物質が濾過されることなくそのまま排出される等の不具合が生じるため、前記のようにハニカム構造体の端面にリング状部材を装着するなどして、最外周に位置するセルの開口部を当該部材で覆うというような処置が必要であった。この場合、最外周に位置するセルはフィルター等としての役割を果たさないことになり、その分、有効面積が減少する。
本発明の目封止ハニカム構造体は、図9に示すように、ハニカム構造体の最外周に位置するセルの内、目封止されているべきセル(例えば、ハニカム構造体端面において市松模様状を呈するように目封止部が配設された目封止ハニカム構造体を得ようとする場合は、図中の点線で囲まれたセル)が、目封止部11により確実に目封止されているため、フィルターやウォールフロー型触媒の担体として用いる場合に、前述のような処理は不要であり、また当該処置による有効面積の減少も無いので、高い性能を発揮する。
このような目封止ハニカム構造体は、前述の本発明の製造方法を用いて製造することができる。なお、本発明の製造方法により製造したものである場合には、図11に示すように、製造時において、ハニカム構造体をスラリー充填機の蓋体上にセットする際の位置合わせの基準となった突起60あるいは溝といった構造物が、目封止ハニカム構造体1の外周部に形成されていてもよい。本発明の製造方法により製造したものであって、製造時に、スラリー充填機の蓋体の貫通孔にパイプを設置していた場合には、図3や図6のように、目封止部11が、パイプ27の形状に対応した凹部を有していてもよい。また、発明の製造方法により製造したものであって、製造時に、スラリー充填機の蓋体の貫通孔の容器外部側開口端の周囲に凹状の窪みを形成していた場合には、図8のように目封止部11が、前記凹状の窪みの形状に対応した凸部を有していてもよい。なお、本発明の目封止ハニカム構造体は、その一方の端面においてのみセルが目封止部により目封止されているものであってもよい。
本発明は、DPF等の微粒子状物質を濾過するフィルターや、ウォールフロー型触媒の担体等に使用するハニカム構造体及びその製造方法として好適に使用することができるものである。
本発明に係る製造方法の実施形態の一例を示す概略図である。 本発明に係る製造方法の実施形態の一例を示す概略図である。 本発明に係る製造方法の実施形態の一例を示す概略図である。 本発明に係る製造方法の実施形態の他の一例を示す概略図である。 本発明に係る製造方法の実施形態の他の一例を示す概略図である。 図4及び図5に示す製造方法で得られる目封止ハニカム構造体の概略図である。 本発明に係る製造方法の実施形態の更に他の一例を示す概略図である。 図7に示す製造方法で得られる目封止ハニカム構造体の概略図である。 本発明に係る目封止ハニカム構造体の一部を示す概略図である。 従来の目封止ハニカム構造体の一部を示す概略図である。 本発明に係る目封止ハニカム構造体の実施形態の一例を示す概略図である。 目封止ハニカム構造体の基本的な構造を示す概略図で、(a)が一端面側から見た平面図、(b)が断面図である。
符号の説明
1:目封止ハニカム構造体、2:ハニカム構造体、3:端面、5:端面、7:隔壁、9:セル、11:目封止部、19:目封止すべきセル、20:スラリー充填機、21:容器、23:蓋体、25:貫通孔、27:パイプ、29:シール材、40:押圧手段、50:目封止用スラリー、60:突起。

Claims (13)

  1. 多孔質の隔壁によって、二つの端面の間を連通する複数のセルが区画形成されたハニカム構造体と、前記各セルの二つの開口端の内の何れか一方を目封止するように配設された目封止部とを備える目封止ハニカム構造体の製造方法であって、
    前記目封止部の材料をスラリー化した目封止用スラリーを収容する上部が開口した容器と、前記容器の開口部に装着され、上面が平板状で、前記容器の内部と外部とを連通する複数の貫通孔が、前記ハニカム構造体端面における目封止すべきセルの配置に対応するように設けられた蓋体とを有するスラリー充填機を使用し、前記ハニカム構造体の目封止すべきセルの開口端が、前記蓋体の貫通孔の位置と合致するよう位置合わせして、前記ハニカム構造体を前記蓋体上にセットし、前記容器内に収容した前記目封止用スラリーを前記貫通孔を通じて目封止すべきセルの開口端内部に充填して前記目封止部の形成を行う目封止ハニカム構造体の製造方法。
  2. 前記貫通孔に、前記セルの開口部の寸法より小さい外形寸法を有するパイプが装着されている請求項1に記載の目封止ハニカム構造体の製造方法。
  3. 前記パイプの容器外部側開口端が前記蓋体の上面より上方に突出している請求項2に記載の目封止ハニカム構造体の製造方法。
  4. 前記パイプの容器外部側開口端近傍の外周部に、エアーを供給することにより膨張する中空リング状のシール材が装着され、前記目封止用スラリーを目封止すべきセルの開口端内部に充填する際に、前記セル内部に挿入された前記パイプと前記セルとの隙間を、前記シール材を膨張させることにより閉塞する請求項3に記載の目封止ハニカム構造体の製造方法。
  5. 前記貫通孔の容器外部側開口端の周囲に、前記セルの開口部の寸法より小さい寸法を有する凹状の窪みが形成されている請求項1又は2に記載の目封止ハニカム構造体の製造方法。
  6. 前記貫通孔に装着された前記パイプが、前記蓋体上において移動可能に設けられており、予め前記ハニカム構造体の端面を撮像して、それを画像処理することにより前記目封止すべきセルの位置座標を認識しておき、当該位置座標データに基づいて、前記パイプの位置を前記目封止すべきセルの位置と合致するよう移動させた後、前記ハニカム構造体を前記蓋体上にセットする請求項2〜4の何れか一項に記載の目封止ハニカム構造体の製造方法。
  7. 前記凹状の窪みが、前記蓋体上において移動可能に設けられており、予め前記ハニカム構造体の端面を撮像して、それを画像処理することにより前記目封止すべきセルの位置座標を認識しておき、当該位置座標データに基づいて、前記凹状の窪みの位置を前記目封止すべきセルの位置と合致するよう移動させた後、前記ハニカム構造体を前記蓋体上にセットする請求項5に記載の目封止ハニカム構造体の製造方法。
  8. 請求項1〜7の何れか一項に記載の製造方法により製造された目封止ハニカム構造体。
  9. 前記ハニカム構造体を前記蓋体上にセットする際の位置合わせの基準となった突起又は溝が外周部に形成されている請求項8に記載の目封止ハニカム構造体。
  10. 多孔質の隔壁によって、二つの端面の間を連通する複数のセルが区画形成されたハニカム構造体と、前記各セルの二つの開口端の内の何れか一方を目封止するように配設された目封止部とを備える目封止ハニカム構造体であって、
    当該ハニカム構造体の最外周に位置するセルの内、目封止されているべきセルが、前記目封止部により確実に目封止されている目封止ハニカム構造体。
  11. 前記ハニカム構造体の一方の端面においてのみ前記セルが前記目封止部により目封止されている請求項8〜10の何れか一項に記載の目封止ハニカム構造体。
  12. 請求項2〜4及び6の内の何れか一項に記載の製造方法により製造された目封止ハニカム構造体であって、前記目封止部が、前記パイプの形状に対応した凹部を有する請求項9〜11の何れか一項に記載の目封止ハニカム構造体。
  13. 請求項5又は7に記載の製造方法により製造された目封止ハニカム構造体であって、前記目封止部が、前記凹状の窪みの形状に対応した凸部を有する請求項9〜11の何れか一項に記載の目封止ハニカム構造体。
JP2006025998A 2006-02-02 2006-02-02 目封止ハニカム構造体の製造方法及び目封止ハニカム構造体 Expired - Fee Related JP4975331B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006025998A JP4975331B2 (ja) 2006-02-02 2006-02-02 目封止ハニカム構造体の製造方法及び目封止ハニカム構造体
US11/657,040 US8052911B2 (en) 2006-02-02 2007-01-24 Method for manufacturing plugged honeycomb structure
CNB2007100069596A CN100509159C (zh) 2006-02-02 2007-01-31 封孔蜂窝结构体的制造方法及封孔蜂窝结构体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006025998A JP4975331B2 (ja) 2006-02-02 2006-02-02 目封止ハニカム構造体の製造方法及び目封止ハニカム構造体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007203628A true JP2007203628A (ja) 2007-08-16
JP4975331B2 JP4975331B2 (ja) 2012-07-11

Family

ID=38334416

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006025998A Expired - Fee Related JP4975331B2 (ja) 2006-02-02 2006-02-02 目封止ハニカム構造体の製造方法及び目封止ハニカム構造体

Country Status (3)

Country Link
US (1) US8052911B2 (ja)
JP (1) JP4975331B2 (ja)
CN (1) CN100509159C (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013136848A1 (ja) 2012-03-14 2013-09-19 日本碍子株式会社 目封止ハニカム構造体
JP2015178436A (ja) * 2014-03-19 2015-10-08 日本碍子株式会社 目封止ハニカム構造体の製造方法、及び目封止部形成装置

Families Citing this family (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007275869A (ja) * 2006-03-17 2007-10-25 Ngk Insulators Ltd セル構造体の製造方法
US8261449B2 (en) * 2006-07-04 2012-09-11 Ngk Insulators, Ltd. Manufacturing method of plugged honeycomb structure
WO2008123369A1 (ja) * 2007-03-27 2008-10-16 Ngk Insulators, Ltd. 目封止ハニカム構造体
CN101583407B (zh) * 2007-03-27 2012-09-05 日本碍子株式会社 封孔蜂窝结构体
US7722791B2 (en) * 2007-07-18 2010-05-25 Ngk Insulators, Ltd. Method for manufacturing honeycomb structure and manufacturing apparatus thereof
US9046023B2 (en) * 2011-06-17 2015-06-02 Hyundai Motor Company Catalytic converter and fabrication method thereof
JP6856075B2 (ja) * 2016-09-30 2021-04-07 日立金属株式会社 セラミックハニカムフィルタを製造する方法及び装置
JP6814667B2 (ja) * 2017-03-14 2021-01-20 日本碍子株式会社 ハニカム構造体
WO2020028017A1 (en) * 2018-07-31 2020-02-06 Corning Incorporated Methods and apparatus for plugging cells of ceramic structures and honeycomb filters
WO2020028018A1 (en) * 2018-07-31 2020-02-06 Corning Incorporated Methods and apparatus for plugging cells of ceramic structures and honeycomb filters
WO2020028541A1 (en) 2018-07-31 2020-02-06 Corning Incorporated Methods of plugging a honeycomb body
CN110774598B (zh) * 2019-11-12 2024-02-20 广东和胜新能源科技有限公司 一种电池托盘自动塞胶装置及塞胶方法

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06190218A (ja) * 1992-12-28 1994-07-12 Ibiden Co Ltd ハニカムフィルタの封口方法
JPH06190224A (ja) * 1992-12-28 1994-07-12 Ibiden Co Ltd ハニカムフィルタの封口方法
JP2003185031A (ja) * 2001-12-18 2003-07-03 Ngk Insulators Ltd シール用治具及びシール装置、並びに把持装置
JP2005059512A (ja) * 2003-08-19 2005-03-10 Ngk Insulators Ltd 目封止ハニカム構造体の製造方法、これに用いる目封止部形成用マスク、及びその製造方法
JP2005199179A (ja) * 2004-01-15 2005-07-28 Ngk Insulators Ltd セル構造体及びその製造方法

Family Cites Families (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5021204A (en) * 1981-07-15 1991-06-04 Corning Incorporated Method for selectively charging honeycomb structures
US4557962A (en) * 1981-08-24 1985-12-10 Corning Glass Works Masking apparatus for selectively charging honeycomb structures
JPS5928010A (ja) * 1982-08-05 1984-02-14 Nippon Denso Co Ltd 排気ガス浄化用構造物
DE4238120C1 (de) * 1992-11-12 1994-03-17 Schott Glaswerke Verfahren zum rechnergesteuerten, stirnseitigen, wechselweisen Verschließen von Kanälen eines Wabenkörper-Monolithen für Abgasreinigungsanlagen von Verbrennungsmotoren
JP3715174B2 (ja) 2000-04-18 2005-11-09 日本碍子株式会社 セラミック体の製造方法
JP4222588B2 (ja) 2000-11-24 2009-02-12 日本碍子株式会社 ハニカムフィルター及びその製造方法
JP3982285B2 (ja) * 2001-04-19 2007-09-26 株式会社デンソー 排ガス浄化フィルタ
US7090714B2 (en) * 2002-06-17 2006-08-15 Hitachi Metals, Ltd. Ceramic honeycomb filter
JP4341009B2 (ja) * 2003-02-25 2009-10-07 日立金属株式会社 ハニカム構造体の製造装置及び製造方法
CN1795037B (zh) 2003-03-25 2010-12-22 日本碍子株式会社 密封的蜂窝结构体及其制造方法
KR20060036449A (ko) 2003-07-14 2006-04-28 히타치 긴조쿠 가부시키가이샤 세라믹 허니콤 필터 및 그 제조 방법
JP2006034459A (ja) * 2004-07-23 2006-02-09 Olympus Corp 内視鏡装置
CN101087684A (zh) * 2004-12-21 2007-12-12 康宁股份有限公司 用于颗粒过滤器的堵塞方法和装置
WO2006068256A1 (ja) * 2004-12-22 2006-06-29 Hitachi Metals, Ltd. ハニカムフィルタの製造方法及びハニカムフィルタ
JP5223340B2 (ja) * 2006-01-27 2013-06-26 日立金属株式会社 セラミックハニカムフィルタの製造方法
JPWO2007119408A1 (ja) * 2006-03-17 2009-08-27 日本碍子株式会社 目封止ハニカム構造体の製造方法

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06190218A (ja) * 1992-12-28 1994-07-12 Ibiden Co Ltd ハニカムフィルタの封口方法
JPH06190224A (ja) * 1992-12-28 1994-07-12 Ibiden Co Ltd ハニカムフィルタの封口方法
JP2003185031A (ja) * 2001-12-18 2003-07-03 Ngk Insulators Ltd シール用治具及びシール装置、並びに把持装置
JP2005059512A (ja) * 2003-08-19 2005-03-10 Ngk Insulators Ltd 目封止ハニカム構造体の製造方法、これに用いる目封止部形成用マスク、及びその製造方法
JP2005199179A (ja) * 2004-01-15 2005-07-28 Ngk Insulators Ltd セル構造体及びその製造方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013136848A1 (ja) 2012-03-14 2013-09-19 日本碍子株式会社 目封止ハニカム構造体
US9616372B2 (en) 2012-03-14 2017-04-11 Ngk Insulators, Ltd. Plugged honeycomb structure
JP2015178436A (ja) * 2014-03-19 2015-10-08 日本碍子株式会社 目封止ハニカム構造体の製造方法、及び目封止部形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
CN101024202A (zh) 2007-08-29
US20070184241A1 (en) 2007-08-09
JP4975331B2 (ja) 2012-07-11
CN100509159C (zh) 2009-07-08
US8052911B2 (en) 2011-11-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4975331B2 (ja) 目封止ハニカム構造体の製造方法及び目封止ハニカム構造体
JP2007204331A (ja) 目封止ハニカム構造体の製造方法及び目封止ハニカム構造体
JP4927405B2 (ja) 目封止ハニカム構造体の製造方法
US7578864B2 (en) Ceramic honeycomb filter and its production method
JP5185616B2 (ja) ハニカム構造体
US7556664B2 (en) Sealed honeycomb structure and method of producing the same
EP1604726A1 (en) Honeycomb filter and method of manufacturing the same
EP1470852B1 (en) Honeycomb structure and method of manufacturing the same
CN101568416B (zh) 封孔蜂窝结构体的制造方法
JP2009006628A (ja) ハニカム構造体の目封止用マスク、目封止装置、目封止方法、及び製造方法
JP5369029B2 (ja) ハニカムフィルタ
EP2388057B1 (en) Honeycomb structured body and method for manufacturing a honeycomb structured body
JP5372756B2 (ja) ハニカム構造体の製造方法、及びその製造装置
JP2009255055A (ja) ハニカム構造体
WO2004002607A1 (ja) ハニカム構造体の製造方法
WO2003084640A1 (fr) Filtre en nid d'abeille pour la clarification d'un gaz d'echappement
JP2007283755A (ja) 目封止ハニカム構造体の製造方法及び目封止ハニカム構造体
JP2007209842A (ja) 目封止ハニカム構造体
JP2005125182A (ja) ハニカム構造体、その製造方法及びキャニング構造体
JP2006272183A (ja) セラミックハニカムフィルタの製造方法
EP2067515B1 (en) Processes for producing ceramic honeycomb filter
WO2009088078A1 (ja) 目封止ハニカム構造体の製造方法
JP2004051674A (ja) コーティング材、ハニカム構造体及びその製造方法
JP2018143906A (ja) ハニカムフィルタ
JP2004344722A (ja) 目封止ハニカム構造体

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20081118

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110214

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110222

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110420

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120207

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120322

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120410

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120411

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4975331

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150420

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees