JP2007203428A - 電動工具 - Google Patents
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Abstract
【課題】
安価且つ簡便な構成で効果的に騒音低減を図ることができる電動工具を提供すること。
【解決手段】
電動機1と、電動機1の駆動力が伝達される駆動軸2と、駆動軸2に取り付けられた駆動歯車4と、駆動歯車4に噛合う被駆動歯車5と、被駆動歯車5が取り付けられる出力軸3と、駆動軸2と駆動歯車4の間または出力軸3と被駆動歯車5との間に回り止め部材6と、を有する電動工具において、駆動軸2の外周、駆動歯車4の内周、出力軸3の外周、被駆動歯車5の内周の何れかに勾配部または局率部を設け、駆動歯車4が駆動軸2に対してまたは被駆動歯車5が出力軸3に対して傾斜可能に設けられていることを特徴とする。
【選択図】 図1
安価且つ簡便な構成で効果的に騒音低減を図ることができる電動工具を提供すること。
【解決手段】
電動機1と、電動機1の駆動力が伝達される駆動軸2と、駆動軸2に取り付けられた駆動歯車4と、駆動歯車4に噛合う被駆動歯車5と、被駆動歯車5が取り付けられる出力軸3と、駆動軸2と駆動歯車4の間または出力軸3と被駆動歯車5との間に回り止め部材6と、を有する電動工具において、駆動軸2の外周、駆動歯車4の内周、出力軸3の外周、被駆動歯車5の内周の何れかに勾配部または局率部を設け、駆動歯車4が駆動軸2に対してまたは被駆動歯車5が出力軸3に対して傾斜可能に設けられていることを特徴とする。
【選択図】 図1
Description
本発明は電動機による駆動力を、歯車を介して出力軸に伝達し、出力軸に取り付けた先端工具により各種作業を行うための電動工具に関するものである。
電動機による駆動力を、歯車を介して出力軸に伝達し、出力軸に取り付けた先端工具により作業を行うための電動工具の一例として、ディスクグラインダを図10に示す。
図10は従来のディスクグラインダを示す一部断面正面図である。ディスクグラインダにおいては、電動機1の回転子1aの回転が、回転子1aの駆動軸2に取り付けられた駆動歯車4及び出力軸3に取り付けられた被駆動歯車5によって減速して出力軸3に伝達され、出力軸3に取り付けられた先端工具16が回転駆動される。これにより、鋼材の研削等、所要の作業がなされる。ここで、6は駆動歯車4の回り止めのためのキー、11は駆動歯車4を固定するためのナット、12はベアリング、13は駆動歯車4と被駆動歯車5を収納するギヤカバ、14は出力軸3を支持するためのパッキングランド、15は電動機1を収納するハウジング17に取り付けられ先端工具16の外周の半分を覆う形状をなすホイルガード、18は作業者が工具を保持するためのメインハンドル、19は電動機1を冷却するためのファン、20は電動機1の駆動を制御するスイッチ、21は電源コードである。
次に、この種の電動工具における歯車機構に起因する騒音の発生過程を説明する。
電動機1による駆動力は、駆動歯車4と被駆動歯車5の歯が噛合うことにより出力軸3に伝達される。駆動歯車4と被駆動歯車5が噛合う際、例えば図10に示すようにそれぞれの歯面が理想的なインボリュート曲線で、且つ理想的な噛合わせが行われている場合は、歯と歯が滑らかに接触する。つまり、駆動歯車4の歯4gと被駆動歯車5の歯5aはほぼ歯幅の全体で噛合うため、噛合いの変動は小さい。よって、振動が発生しにくい。しかし、実際の歯車の噛合わせにおいては、歯筋誤差等の各種歯車誤差、寸法公差や組み立て精度による歯車の位置精度、あるいはトルク伝達時の軸の変形といった様々な要因により、歯と歯が滑らかに接触しなくなる。図11に示すように、駆動軸2に傾きが生じた場合、駆動歯車4の歯4gと被駆動歯車5の歯5aは局部的に噛合う片当たりの状態となる。そのため噛合いの変動が大きくなり、振動、騒音が大きくなる。
上記により歯車機構で発生した振動が、出力軸3を介して先端工具16、ベアリング12やパッキングランド14を介してホイルガード15、あるいはベアリング12からギヤカバ13やハウジング17等の各部品に伝播され、振動が発生する。
前記した歯車機構に起因する騒音の対策としては、歯車の精度向上、歯車の軸を支持するケーシングの精度向上等が行われてきた。
また、図9に示すように、被駆動歯車5を、径方向隙間8を隔てて出力軸3に結合するとともに、キー6を被駆動歯車5と出力軸3の間に周方向の隙間を隔てて配設し、さらに出力軸3に結合されたトメワッシャ22と被駆動歯車5の間に弾性部材7を圧縮して設置する構成が提案されている。(特許文献1参照)
これは、被駆動歯車5を出力軸3に対して周方向に摩擦摺動可能にした構成で、駆動歯車4の歯面と被駆動歯車5の歯面が衝突する際の衝撃力を摩擦力によって減衰し、騒音発生を抑制するものである。
これは、被駆動歯車5を出力軸3に対して周方向に摩擦摺動可能にした構成で、駆動歯車4の歯面と被駆動歯車5の歯面が衝突する際の衝撃力を摩擦力によって減衰し、騒音発生を抑制するものである。
従来から行われている、歯車精度や軸受部等の精度向上は大幅なコストアップとなる上、精度向上には限界があり、コストアップの割に効果が少ない。また、精度向上や特許文献1で提案された手法では、トルク伝達時の軸の変形等により噛合いの変動が大きくなることに起因する騒音に対しては、十分な改善になっていない。
本発明は上記問題点に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、安価且つ簡便な構成で効果的に騒音低減を図ることができる電動工具を提供することである。
上記目的を達成するため、請求項1の発明は、電動機と、
該電動機の駆動力が伝達される駆動軸と、該駆動軸に取り付けられた駆動歯車と、該駆動歯車に噛合う被駆動歯車と、該被駆動歯車が取り付けられる出力軸と、該駆動軸と該駆動歯車の間または該出力軸と該被駆動歯車との間に回り止め部材と、を有する電動工具において、該駆動軸の外周、該駆動歯車の内周、該出力軸の外周、該被駆動歯車の内周の何れかに勾配部または局率部を設け、該駆動歯車が該駆動軸に対してまたは該被駆動歯車が該出力軸に対して傾斜可能に設けられていることを特徴とする。
該電動機の駆動力が伝達される駆動軸と、該駆動軸に取り付けられた駆動歯車と、該駆動歯車に噛合う被駆動歯車と、該被駆動歯車が取り付けられる出力軸と、該駆動軸と該駆動歯車の間または該出力軸と該被駆動歯車との間に回り止め部材と、を有する電動工具において、該駆動軸の外周、該駆動歯車の内周、該出力軸の外周、該被駆動歯車の内周の何れかに勾配部または局率部を設け、該駆動歯車が該駆動軸に対してまたは該被駆動歯車が該出力軸に対して傾斜可能に設けられていることを特徴とする。
請求項2の発明は、該勾配部または該局率部は、該駆動歯車と該被駆動歯車との噛合い位置の中央において、該駆動歯車と該駆動軸または該被駆動歯車と該出力軸との隙間が最小となることを特徴とする。
請求項3の発明は、該回り止め部材の、該駆動軸または該出力軸の径方向、または、該駆動軸または該出力軸の周方向の少なくとも一方に勾配部あるいは曲率部を設けたことを特徴とする。
請求項4の発明は、該駆動軸と該駆動歯車の間または該被駆動歯車と該出力軸の間に弾性部材を配設したことを特徴とする。
請求項1記載の発明によれば、歯筋誤差等の各種歯車誤差、寸法公差や組み立て精度による歯車の位置精度、トルク伝達時の軸の変形等、種々の要因による噛合いの変動を吸収するよう歯車が動くことができる。つまり歯車が傾斜することで自動的に駆動歯車と被駆動歯車が平行に噛合う。従って、噛合いの変動がなくなり騒音が低減する。
請求項2記載の発明によれば、歯車の噛合いの略中央において歯車と軸の隙間を最小にすることにより、歯車が軸に対してあらゆる方向に傾斜可能となるため噛合いの改善効果が大きくなり、騒音をより低減することができる。
請求項3記載の発明によれば、回り止め部材によって歯車の傾斜が阻害されるのを防ぐことができる。
請求項4の発明によれば、駆動歯車と被駆動歯車の噛合い状態を改善するとともに、駆動歯車と被駆動歯車が接触する際の衝突力を緩和することができ、更なる騒音低減が可能となる。
以下に、本発明の実施の形態を図1〜図9に基づいて説明する。尚、図10に示した従来の電動工具と同じ構成部品には同じ番号を付し、その説明を省略する。
<実施の形態1>
本発明の要旨を図1に基づいて説明する。図1は本発明の実施の形態1に係る電動工具の歯車機構部を示す縦断面図であり、ここでは、駆動力を発生する電動機及び軸の支持機構は省略した。被駆動歯車5は出力軸3に圧入してあり、駆動軸2に作用する駆動力が駆動歯車4と被駆動歯車5を介して伝達されることにより、被駆動歯車5と出力軸3は一体で回転する。駆動歯車4は内径に勾配部4cを有し、駆動歯車4と被駆動歯車5の噛合い中央位置4fにおいて駆動歯車4と駆動軸2の径方向隙間8が最小となっており、両端部に向かって径方向隙間8が漸増している。回り止め部材であるキー6は、駆動軸2の径方向の面に曲率部6aを周方向の面に曲率部6b(図4参照)を設けてある。駆動歯車4は、駆動軸2の軸方向に対して傾斜を許容するよう遊嵌に支持してある。また、軸方向隙間9を隔てて抜け止め部材としてトメワッシャ22を配置してある。また、駆動力はキー6により伝達する構造となっている。
<実施の形態1>
本発明の要旨を図1に基づいて説明する。図1は本発明の実施の形態1に係る電動工具の歯車機構部を示す縦断面図であり、ここでは、駆動力を発生する電動機及び軸の支持機構は省略した。被駆動歯車5は出力軸3に圧入してあり、駆動軸2に作用する駆動力が駆動歯車4と被駆動歯車5を介して伝達されることにより、被駆動歯車5と出力軸3は一体で回転する。駆動歯車4は内径に勾配部4cを有し、駆動歯車4と被駆動歯車5の噛合い中央位置4fにおいて駆動歯車4と駆動軸2の径方向隙間8が最小となっており、両端部に向かって径方向隙間8が漸増している。回り止め部材であるキー6は、駆動軸2の径方向の面に曲率部6aを周方向の面に曲率部6b(図4参照)を設けてある。駆動歯車4は、駆動軸2の軸方向に対して傾斜を許容するよう遊嵌に支持してある。また、軸方向隙間9を隔てて抜け止め部材としてトメワッシャ22を配置してある。また、駆動力はキー6により伝達する構造となっている。
以下、本発明の概要を図1〜図7に基づき説明する。尚、図1〜図7は歯車の動作を分かりやすくするため、誇張して表示してある。
図2及び図3は本発明の実施の形態1に係る電動工具の動作状態をしめす歯車機構部の縦断面図である。図4及び図5は本発明の実施の形態1に係る電動工具の動作状態をしめす歯車機構部の平面図である。また図4及び図5においては駆動歯車4を破線で示してある。図2〜図5のように、駆動歯車4の内径勾配部4cとキー6の径方向曲率部6a及び周方向曲率部6bによって、駆動歯車4は駆動軸2に対して傾斜することが可能になっている。
なお、駆動歯車4と被駆動歯車5の噛合い中央位置4fにおいて駆動歯車4と駆動軸2の径方向隙間8が最小となっているので、中央位置4fを軸として駆動歯車4は駆動軸2に対して傾斜することが可能である。
なお、駆動歯車4と被駆動歯車5の噛合い中央位置4fにおいて駆動歯車4と駆動軸2の径方向隙間8が最小となっているので、中央位置4fを軸として駆動歯車4は駆動軸2に対して傾斜することが可能である。
次に、駆動軸2が傾いている場合を例にとり、歯車の誤差要因がある時の本発明における歯車の動作を説明する。図6は本発明を適用した電動工具の歯車機構部において駆動軸が傾いた時の歯面の状態を示す説明図であり、図中の矢印は被駆動歯車5の回転方向を示す。作業者がスイッチ20を操作し電動機1が回転し駆動力が作用している時は、駆動歯車4の表歯面4hと被駆動歯車5の表歯面5bが噛合う。また、この状態から作業者がスイッチ20から手を離すことにより、スイッチ20の入力が切れ電動機1に電磁ブレーキがかかると、駆動歯車4の裏歯面4iと被駆動歯車5の裏歯面5cが噛合う。
本発明を適用した場合、駆動力が作用している時は被駆動歯車5の表歯面5bに駆動歯車4の表歯面4hが倣うように駆動歯車4が傾斜する。また、スイッチの入力を切りブレーキがかかると被駆動歯車5の裏歯面5cに駆動歯車4の裏歯面4iが倣うよう駆動歯車4が傾斜する。従って、駆動歯車4と被駆動歯車5は、片当たりすることなく歯と歯が平行に噛合う。よって、歯当たりを改善することができるため、噛合いの変動が小さくなる。その結果、振動、騒音を低減することができる。また、歯4gはバックラッシ10の範囲で傾斜可能である。
上述のように、歯筋誤差等の各種歯車誤差、寸法公差や組み立て精度による歯車の位置精度、トルク伝達時の軸の変形等、種々の誤差要因がある場合であっても、駆動歯車4が被駆動歯車5に倣うよう動くことにより、歯車の噛合いの状態が改善され、噛合いの変動を小さくすることができる。これにより、歯車機構部で生じる振動が低減され、歯車の噛合いに起因する騒音を低減することが可能となる。
ここで、キー6に曲率部6a、6bが設けてあるのは、前記した駆動歯車4の傾斜の動きを妨げないためである。例えば、キー6に曲率部6a、6bを設けるかわりに、駆動軸2のキー溝2a及び駆動歯車4のキー溝4aに勾配部あるいは曲率部を設けることや、キー6の軸方向の寸法を小さくすること等によっても同様の効果が得られる。また、キー以外の回り止め手段を用いた場合でも上記の目的が達成されていればよい。
<実施の形態2>
図7に本発明の実施の形態2に係る電動工具の歯車機構部を示す縦断面図を示す。本実施形態においては駆動歯車4の内径に勾配を設ける代わりに、駆動軸2の外径に、駆動歯車4の噛合い中央位置4fにおいて駆動歯車4と駆動軸2の隙間が最小となるように曲率部2bを設けている。この構成の効果は実施形態1の効果と同様である。すなわち歯車の軸に対する傾斜を許容するいかなる手段も本発明に含まれ、本発明を適用する製品の状況に応じて適宜手段を選択すればよい。
<実施の形態2>
図7に本発明の実施の形態2に係る電動工具の歯車機構部を示す縦断面図を示す。本実施形態においては駆動歯車4の内径に勾配を設ける代わりに、駆動軸2の外径に、駆動歯車4の噛合い中央位置4fにおいて駆動歯車4と駆動軸2の隙間が最小となるように曲率部2bを設けている。この構成の効果は実施形態1の効果と同様である。すなわち歯車の軸に対する傾斜を許容するいかなる手段も本発明に含まれ、本発明を適用する製品の状況に応じて適宜手段を選択すればよい。
さらに、駆動歯車4の突き当て部4bに勾配部4dを設けてある。これは駆動歯車4の傾斜の動きをよりスムーズにするためであり、実施の形態1に用いても当然有効である。
また、本形態においては駆動軸2と駆動歯車4の径方向の隙間8に弾性部材7を介装してある。上記構成により、駆動歯車4と被駆動歯車5の噛合いの状態を改善するとともに、駆動歯車4と被駆動歯車5が接触する際の衝突力を緩和することができ、更なる騒音低減が可能となる。ここで、弾性部材7はゴムやプラスチックあるいは板バネ等の任意の弾性部材を選択することができる。また、本形態においては弾性部材7を径方向の隙間8に介装したが、駆動歯車突き当て部隙間4eに介装してもよい。また、実施の形態1において弾性部材7を介装しても効果を発揮する。
実施の形態1および実施の形態2においては駆動側に本発明を実施したが、被駆動側に実施しても有効であり、製品の状況に応じて適宜選択すればよい。さらに、本発明は、上記のような交さ軸歯車のみでなく平行軸歯車にも適用可能である。
傘歯車の歯車機構のみでなく、平歯車やはすば歯車等の他の歯車機構にも同様に実施可能である。
傘歯車の歯車機構のみでなく、平歯車やはすば歯車等の他の歯車機構にも同様に実施可能である。
本発明は、電動機により駆動され、歯車機構を有するディスクグラインダ等の任意の電動工具に対して適用可能である。
1は電動機、1a は回転子、1bは固定子、2は駆動軸、2aは駆動軸キー溝、2bは駆動軸曲率部、3は出力軸、4は駆動歯車、4aは駆動歯車キー溝、4bは駆動歯車突き当て部、4cは駆動歯車内径勾配部、4dは駆動歯車突き当て部勾配部、4eは駆動歯車突き当て部隙間、4fは駆動歯車と被駆動歯車の噛合い中心位置、4gは駆動歯車の歯、4hは駆動歯車の表歯面、4iは駆動歯車の裏歯面、5は被駆動歯車、5aは被駆動歯車の歯、5bは被駆動歯車の表歯面、5cは被駆動歯車の裏歯面、6はキー、6aはキーの軸方向曲率部、6bはキーの周方向曲率部、7は弾性部材、8は径方向隙間、9は軸方向隙間、10はバックラッシ、11はナット、12はベアリング、13はギヤカバ、14はパッキングランド、15はホイルガード、16は先端工具、17はハウジング、18はメインハンドル、19はファン、20はスイッチ、21は電源コード、22はトメワッシャ
Claims (4)
- 電動機と、
該電動機の駆動力が伝達される駆動軸と、
該駆動軸に取り付けられた駆動歯車と、
該駆動歯車に噛合う被駆動歯車と、
該被駆動歯車が取り付けられる出力軸と、
該駆動軸と該駆動歯車の間または該出力軸と該被駆動歯車との間に回り止め部材と、
を有する電動工具において、
該駆動軸の外周、該駆動歯車の内周、該出力軸の外周、該被駆動歯車の内周の何れかに勾配部または局率部を設け、該駆動歯車が該駆動軸に対してまたは該被駆動歯車が該出力軸に対して傾斜可能に設けられていることを特徴とする電動工具。 - 該勾配部または該局率部は、該駆動歯車と該被駆動歯車との噛合い位置の中央において、該駆動歯車と該駆動軸または該被駆動歯車と該出力軸との隙間が最小となることを特徴とする請求項1記載の電動工具。
- 該回り止め部材の、該駆動軸または該出力軸の径方向、または、該駆動軸または該出力軸の周方向の少なくとも一方に勾配部あるいは曲率部を設けたことを特徴とする請求項1または請求項2記載の電動工具。
- 該駆動軸と該駆動歯車の間または該被駆動歯車と該出力軸の間に弾性部材を配設したことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の電動工具。
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2007
- 2007-02-02 WO PCT/JP2007/052292 patent/WO2007089039A1/en active Application Filing
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Legal Events
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20080905 |
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 Effective date: 20081107 |