JP2007040343A - 電動リニアアクチュエータ - Google Patents

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Abstract

【課題】
入力側からの入力トルクを出力側に伝達する一方、出力側からの逆入力トルクを遮断して入力側に還流させない機能を有すると共に、軽量・コンパクト化を図った電動リニアアクチュエータを提供する。
【解決手段】
電動モータ3と、モータ軸3aに連結部4を介して直結された逆入力遮断クラッチ5と、モータ軸3aに並設されたボールねじ機構6と、これと逆入力遮断クラッチ5間に配設された減速機構13とを備え、電動モータ3の回転運動をねじ軸9の軸方向運動に変換すると共に、逆入力遮断クラッチ5が、ハウジング2に内嵌された外筒16と、これに支承された入力側部材18と、入力側部材18に対向配置された出力側部材14とを備え、外筒16と出力側部材14間の環状空間に複数の係合子26が収容されると共に、入力側部材18の柱部25によって回転方向に係合子26を位置制御するようにした。
【選択図】図1

Description

本発明は、自動車等の車両の駆動部に使用される電動リニアアクチュエータ、特に電動モータの回転を、ボールねじ機構を介して直線運動に変換して用いる電動リニアアクチュエータに関するものである。
自動車等の車両の各種駆動部に使用される電動リニアアクチュエータにおいて、電動モータの回転運動を軸方向の直線運動に変換する機構として、台形ねじあるいはラックアンドピニオン等の歯車機構が一般的に使用されている。これらの変換機構は、滑り接触部を伴うため動力損失が大きく、電動モータの大型化や消費電力の増大を余儀なくされている。そのため、より効率的なアクチュエータとしてボールねじ機構が採用されるようになってきた。
しかしながら、後輪操舵機構や動力伝達制御用摩擦クラッチ機構にボールねじを適用した場合、台形ねじ等による変換機構では外部から軸方向荷重が負荷されても、電動モータに逆入力トルクが発生しないのに対し、このボールねじでは作動の方向によらず、高効率であるが故に、軸方向荷重によって逆入力トルクが発生し電動モータに逆トルクが負荷される恐れがあり、電動モータの発熱や消費電力の増大等の新たな問題が生じている。
こうした問題点を解決し、電磁ブレーキ等の複雑な電気制御を行わずに機械的にアクチュエータを構成し、消費電力の低減や装置および制御の簡略化を図った電動リニアアクチュエータが提案されている(特許文献1参照)。図4に示すように、この電動リニアアクチュエータ51は、ハウジング52に取り付けられた電動モータ53と、この電動モータ53のモータ軸53aに固設された平歯車54と、この平歯車54の歯54aに噛合する歯55aが形成されたフランジ55を一体に有するナット56と、このナット56に多数のボール57を介して内挿されたねじ軸58と、このねじ軸58の一端部に連結されたリニアクラッチ59とを備えている。
ナット56は、一対の転がり軸受60、61を介してハウジング52に対して回転自在に、かつ軸方向移動不可に支承されている。一方、ねじ軸58は、軸方向移動自在に、かつ回転不可に支承されている。ここで、電動モータ53に通電すると、モータ軸53aの回転に伴って平歯車54を介してナット56が回転し、このナット56の回転によりねじ軸58が軸方向(図中左右方向)に移動される。すなわち、このボールねじ機構により、モータ軸53aの回転運動がねじ軸58の軸方向運動に変換される。
ここで、ねじ軸58の一端部には伝達ピン62を介してリニアクラッチ59が連結されている。このリニアクラッチ59は、ハウジング52に嵌合された外輪63と、ねじ軸58の一端部に形成された円筒状の保持部64にスライド自在に内挿された出力軸65と、この出力軸65の外周に形成され、両端部が内方に傾斜する係合面65aと、外輪63の内周面63aとの間に収容された複数の係合子(ボール)66とを備えている。
この出力軸65の係合面65aと外輪63の内周面63aとの間には環状の楔形空間67が形成され、保持部64に穿設されたポケット64a内に弾性部材68を介して複数の係合子66が円周等配に、かつ軸方向の中立位置に保持されている。このように、出力軸65に軸方向荷重を遮断できる機械式のリニアクラッチ59を配設することにより、複雑な電気制御を必要としないコンパクトな電動リニアアクチュエータ51を提供することができる。
然しながら、この電動リニアアクチュエータ51は、電動モータ53の軸心とねじ軸58の軸心がオフセットし、電動モータ53の回転トルクが平歯車54を介してナット56に伝達されると共に、ねじ軸58の軸線上にリニアクラッチ59が配設されているため、アクチュエータの軸線上のスペースが嵩み、レイアウト上の制限を受ける。
一方、図5に示すようなクラッチ付き回転装置71が提案されている(特許文献2参照)。このクラッチ付き回転装置71は、電動モータ72、減速機73、および逆入力防止クラッチ74をユニット化したもので、回転トルクを発生する回転駆動装置として機能する。電動モータ72で発生したトルクは減速機73で減速された後、減速機73の出力軸75から逆入力防止クラッチ74を経て出力側機構に入力される。逆入力防止クラッチ74は、減速機73からのトルクが入力される入力側部材76と、トルクが出力される出力側部材77と、回転が拘束される静止側部材78と、この静止側部材78に固定された固定側部材79とを主要な要素として構成されている。
この逆入力防止クラッチ74は、逆入力に対して出力側部材77をロックするロック手段と、入力側部材76からの入力トルクに対してロック手段によるロック状態を解除するロック解除手段と、ロック手段によるロックが解除された状態の時に、入力側部材76からの入力トルクを出力側部材77に伝達するトルク伝達手段とを備えている。
このクラッチ付き回転装置71の機構を用いて、前述した電動リニアアクチュエータ51の電動モータ53とボールねじ機構との間に逆入力防止クラッチを配設することで、軸方向には小型化が可能となる。
特開2005−83474号公報 特開2003−56596号公報
然しながら、図5に示すクラッチ付き回転装置71を、図4に示す電動リニアアクチュエータ51に適用した場合、電動モータ72内に減速機73を備えていても、クラッチ外部にトルク伝達手段を兼ねた減速機構を構成するスペース(図4のA部)を必要とするオフセット構造では、このスペースを用いて減速させれば良いことになり、クラッチ部を小型化したメリットは半減する。
さらに、減速機73を電動モータ72側に有するクラッチ付き回転装置71では、逆入力防止クラッチ74側の小型化が実現する反面、減速比を大きく設定するに伴い、電動モータ72の大型化を招き、電動モータ72とボールねじ機構が平行に配設されている電動リニアアクチュエータ51では、この電動モータ72の大型化に伴ってねじ軸58と電動モータ72(図4のB部)とが干渉する恐れが出てくる。この干渉を回避するためには、平歯車54およびナット側の歯車(フランジ)55の組み合わせを変更し、軸心距離を大きくしなければならなくなり、結果的に電動リニアアクチュエータ51の大型化を避けることは難しい。
本発明は、こうした従来の課題を解消し、入力側からの入力トルクを出力側に伝達する一方、出力側からの逆入力トルクを遮断して入力側に還流させない機能を有すると共に、軽量・コンパクト化を図った電動リニアアクチュエータを提供することを目的とする。
係る目的を達成すべく、本発明のうち請求項1に記載の発明は、ハウジングに取り付けられた電動モータと、この電動モータのモータ軸に連結部を介して直結された逆入力遮断クラッチと、前記モータ軸に平行に配設され、前記ハウジングに対して回転自在に、かつ軸方向移動不可に支承されたナット、およびこのナットに内挿され、多数のボールを介して軸方向移動自在に、かつ回転不可に支承されたねじ軸とからなるボールねじ機構と、このボールねじ機構と前記逆入力遮断クラッチとの間に配設された減速機構とを備え、前記ねじ軸に出力軸が設けられ、前記電動モータの回転運動をこの出力軸の軸方向運動に変換するようにした。
このように、ハウジングに取り付けられた電動モータと、この電動モータのモータ軸に連結部を介して直結された逆入力遮断クラッチと、モータ軸に平行に配設され、ハウジングに対して回転自在に、かつ軸方向移動不可に支承されたナット、およびこのナットに内挿され、多数のボールを介して軸方向移動自在に、かつ回転不可に支承されたねじ軸とからなるボールねじ機構と、このボールねじ機構と逆入力遮断クラッチとの間に配設された減速機構とを備え、ねじ軸に出力軸が設けられ、電動モータの回転運動をこの出力軸の軸方向運動に変換するようにしたので、ねじ軸に設けられた出力軸からの逆入力荷重によってナットが回転しても、逆入力遮断クラッチによって逆入力トルクを遮断して電動モータへの衝撃を緩和すると共に、電動モータの発熱や消費電力の増大等が生じるのを防止することができる。また、電動モータと減速機構とが分離され、この減速機構が逆入力遮断クラッチの出力側に配設されているので、特殊な構造の電動モータを使用せずとも、シンプルな汎用モータを使用することができ、さらに、減速比やクラッチサイズの変更が生じた場合でも、仕様変更が容易にできるメリットがある。
また、請求項2に記載の発明は、前記連結部が、モータ軸の先端部外周と前記入力側部材の一端部内周に形成された軸方向に抜差し自在な凹凸面から構成され、この凹凸面が許容伝達トルク以上の適正な強度を有していれば、省スペースで良好な組立性が得られる。
また、請求項3に記載の発明は、前記逆入力遮断クラッチが、前記ハウジングに内嵌された外筒と、この外筒の一端部に転がり軸受を介して回転自在に支承された入力側部材と、この入力側部材の軸方向に対向配置され、前記外筒の他端部に転がり軸受を介して回転自在に支承された出力側部材とを備え、前記外筒と出力側部材との間に形成される環状空間に複数の係合子が収容されると共に、前記入力側部材の軸方向に突設された柱部によって回転方向に前記係合子を位置制御するようにしたので、入力側部材からの入力トルクを出力側部材に伝達する一方、出力側部材からの逆入力トルクが遮断され、入力側部材に還流するのを簡単な構造で確実に防止することができる。
好ましくは、請求項4に記載の発明のように、前記入力側部材と出力側部材の対向面に互いに係合する凹凸が形成されると共に、前記出力側部材の外周に複数のカム面が形成され、このカム面に外挿される前記入力側部材の柱部間に一対のローラ、およびこれらローラ間に弾性部材がそれぞれ収容され、前記柱部とローラとの回転方向すきまが、前記凹凸間の回転方向すきまよりも小さく設定されていれば、入力側部材からの入力トルクがない場合は、弾性部材のばね力によって一対のローラが常に中立位置の状態に維持されると共に、出力側部材からの逆入力トルクは、一対のローラによって正逆両回転方向にロックされる。また、入力側部材からの正逆両回転方向の入力トルクによって容易にロックが解除されると共に、入力トルクは凹凸を介して出力側部材に効率良く伝達される。
また、請求項5に記載の発明は、前記減速機構が歯車で構成されていれば、簡素な構造でコンパクトなアクチュエータを提供することができる。
本発明に係る電動リニアアクチュエータは、ハウジングに取り付けられた電動モータと、この電動モータのモータ軸に連結部を介して直結された逆入力遮断クラッチと、前記モータ軸に平行に配設され、前記ハウジングに対して回転自在に、かつ軸方向移動不可に支承されたナット、およびこのナットに内挿され、多数のボールを介して軸方向移動自在に、かつ回転不可に支承されたねじ軸とからなるボールねじ機構と、このボールねじ機構と前記逆入力遮断クラッチとの間に配設された減速機構とを備え、前記ねじ軸に出力軸が設けられ、前記電動モータの回転運動をこの出力軸の軸方向運動に変換するようにしたので、ねじ軸に設けられた出力軸からの逆入力荷重によってナットが回転しても、逆入力遮断クラッチによって逆入力トルクを遮断して電動モータへの衝撃を緩和すると共に、電動モータの発熱や消費電力の増大等が生じるのを防止することができる。また、電動モータと減速機構とが分離され、この減速機構が逆入力遮断クラッチの出力側に配設されているので、特殊な構造の電動モータを使用せずとも、シンプルな汎用モータを使用することができ、さらに、減速比やクラッチサイズの変更が生じた場合でも、仕様変更が容易にできるメリットがある。
ハウジングに取り付けられた電動モータと、この電動モータのモータ軸に連結部を介して直結された逆入力遮断クラッチと、前記モータ軸に平行に配設され、前記ハウジングに対して回転自在に、かつ軸方向移動不可に支承されたナット、およびこのナットに内挿され、多数のボールを介して軸方向移動自在に、かつ回転不可に支承されたねじ軸とからなるボールねじ機構と、このボールねじ機構と前記逆入力遮断クラッチとの間に配設された減速機構とを備え、前記ねじ軸に出力軸が設けられ、前記電動モータの回転運動をこの出力軸の軸方向運動に変換すると共に、前記逆入力遮断クラッチが、前記ハウジングに内嵌された外筒と、この外筒の一端部に転がり軸受を介して回転自在に支承された入力側部材と、この入力側部材の軸方向に対向配置され、前記外筒の他端部に転がり軸受を介して回転自在に支承された出力側部材とを備え、前記外筒と出力側部材との間に形成される環状空間に複数の係合子が収容されると共に、前記入力側部材の軸方向に突設された柱部によって回転方向に前記係合子を位置制御するようにした。
以下、本発明の実施の形態を図面に基いて詳細に説明する。
図1は、本発明に係る電動リニアアクチュエータの一実施形態を示す縦断面図、図2は図1の逆入力遮断クラッチを示す拡大断面図、図3は逆入力遮断クラッチの作用を示す説明図で、(a)は中立位置の状態を示し、(b)はロック解除の状態を示している。
この電動リニアアクチュエータ1は、ハウジング2aに取付けられた電動モータ3と、この電動モータ3のモータ軸3aに連結部4を介して直結された逆入力遮断クラッチ5と、モータ軸3aと平行に配設されたボールねじ機構6とを備えている。このボールねじ機構6は、ナット7と、このナット7に多数のボール8を介して内挿されたねじ軸9と、このねじ軸9の一端部に設けられた出力軸10とを備えている。
ナット7は、ハウジング2aに対して転がり軸受11を介して回転自在に、かつ軸方向移動不可に支承され、内周には螺旋状のねじ溝7aが形成されている。一方、ねじ軸9の外周にはこのねじ溝7aに対応する螺旋状のねじ溝9aが形成されている。ねじ軸9の一端部に突設された出力軸10の外周には平坦面10aが形成され、ハウジング2bの端部に装着され、出力軸10の断面形状に沿った内周面を有する蓋部材12によって、ねじ軸9は軸方向移動自在に、かつ回転不可に支承されている。そして、ナット7およびねじ軸9のねじ溝7a、9a間に多数のボール8を転動自在に収容してボールねじ機構6を構成している。
逆入力遮断クラッチ5とナット7間には減速機構13が配設され、電動モータ3の回転が減速されてナット7に伝達される。この減速機構13は、逆入力遮断クラッチ5の出力側部材14に外嵌された小平歯車15aと、この小平歯車15aに噛合し、ナット7の一端部に外嵌された大平歯車15bとで構成されている。
さて、電動モータ3に通電すると、モータ軸3aの回転に伴って減速機構13を介してナット7が回転し、このナット7の回転によりねじ軸9が軸方向(図中左右方向)に移動される。すなわち、このボールねじ機構6により、モータ軸3aの回転運動がボールねじ機構6を介してねじ軸9の軸方向運動に変換される。
ここで、逆入力遮断クラッチ5は、図2に拡大して示すように、ハウジング(図示せず)に内嵌される外筒16と、この外筒16の一端部に転がり軸受17を介して回転自在に支承された入力側部材18と、この入力側部材18の軸方向に対向配置された出力側部材14とを備えている。入力側部材18はモータ軸3aと連結部4を介して直結されている。
連結部4は、モータ軸3aの先端部外周に形成された六角面19と、この六角面19に係合し、入力側部材18の一端部に形成された六角穴20とで構成されている。なお、連結部4はこうした六角面による嵌合構造に限らず、軸方向に抜差し自在な凹凸面で構成され、許容伝達トルク以上の適正な強度を有しておれば良い。これにより、省スペースで良好な組立性が得られる。これ以外に例えば、インボリュートセレーション、あるいは二面の切欠きのようなものを例示することができる。
出力側部材14は外筒16の他端部に装着された転がり軸受21およびハウジング2b(図1参照)に装着された転がり軸受22を介して両持ち状態で回転自在に支承され、そして、これら転がり軸受21、22間に小平歯車15aが外嵌されている。入力側部材18の端面には長孔18aが形成され、この長孔18aに対向する出力側部材14の端面には一対のピン23が突設されている。これらのピン23、23は長孔18aに後述する回転方向すきまδ2を介して係合している。なお、ここでは、長孔18aとピン23を例示したが、これに限らず、回転方向に互いに係合する凹凸形状が対向面に設けられていれば良い。
出力側部材14の外周には複数のカム面24が形成され、入力側部材14にはこのカム面24に外挿される複数の柱部25が円周等配に一体に形成されている。そして、これら柱部25間に形成されるポケット25aには一対の係合子(ローラ)26、26が収容されている。なお、ここでは、係合子26にローラを用いた逆入力遮断クラッチ5を例示したが、係合子26はこれに限らず、例えば、係合子26としてボールあるいはスプラグを用いても良い。
次に、図3を用いて逆入力遮断クラッチ5の作用を詳細に説明する。
図3(a)は中立位置の状態を示している。一対の係合子26、26は弾性部材27によって互いに離反する方向に押圧されているため、それぞれの係合子26、26は、カム面24と静止側部材となる外筒16の内周面16aとの間に形成される楔空間に係合している。この時、入力側部材18における柱部25のポケット25aと係合子26との間には正逆両回転方向にそれぞれ回転方向すきまδ1、δ1が存在している。一方、出力側部材14のピン23と入力側部材18の長孔18aとの間には正逆両回転方向にそれぞれ回転方向すきまδ2、δ2が存在している。これら回転方向すきまδ1とδ2はδ1<δ2の関係になるように設定されている。
このような状態で、外部から出力側部材14に、例えば時計方向の逆入力トルクが入力されると、反時計方向(回転方向後方)の係合子26がその方向の楔空間に係合し、出力側部材14が外筒16に対して時計方向にロックされる。逆に、出力側部材14に反時計方向の逆入力トルクが入力されると、時計方向(回転方向前方)の係合子26がその方向の楔空間に係合し、出力側部材14が外筒16に対して反時計方向にロックされる。すなわち、出力側部材14からの逆入力トルクは、一対の係合子26、26によって正逆両回転方向にロックされる。
図3(b)は、入力側部材18に入力トルク(同図時計方向)が入力され、入力側部材18が時計方向に回動し始めた状態を示している。ここで、回転方向すきまδ1、δ2がδ1<δ2に設定されているため、入力側部材18の反時計方向(回転方向後方)の柱部25aが係合子26に当接し、弾性部材27のばね力に対抗して係合子26を時計方向に押圧する。これにより、反時計方向の係合子26がその方向の楔空間から離脱して出力側部材14のロック状態が解除される。一方、時計方向の係合子26は、この時点ではその方向の楔空間とは楔係合せず、出力側部材14は時計方向に回動可能となる。
さらに、入力側部材18が時計方向に回動すると、入力側部材18の長孔18aと出力側部材14のピン23とが時計方向に係合し、これ以降はこのピン23を介して入力側部材18からの時計方向の入力トルクが出力側部材14に伝達される。また、入力側部材18に反時計方向の入力トルクが入力された場合、これとは逆の動作で出力側部材14が反時計方向に回動し、入力側部材18からの正逆両回転方向の入力トルクは、一対のピン23、23を介して出力側部材14に伝達される。なお、入力側部材18からの入力トルクがなくなると、弾性部材27の復元力によって一対の係合子26、26が離反する方向に移動し、図3(a)に示す中立位置の状態に復帰する。
本実施形態では、電動モータ3とボールねじ機構6との間に逆入力遮断クラッチ5が配設されているので、出力軸10からの逆入力トルクに対して、出力側部材14がロックされ、電動モータ3側への逆入力トルクの還流を防止することができる。すなわち、ねじ軸9の軸方向の移動に伴ってナット7が回転しても、逆入力遮断クラッチ5によって逆入力トルクを遮断して電動モータ3への衝撃を緩和すると共に、電動モータ3の発熱や消費電力の増大等が生じるのを防止することができる。また、電動モータ3のモータ軸3aに平歯車15a、15bからなる減速機構13を介してナット7に連結したので、出力軸10に負荷される軸方向荷重が直接電動モータ3に逆入力されることはない。
このように、本実施形態では、入力側からの入力トルクを出力側に伝達する一方、出力側からの逆入力トルクを遮断して入力側に還流させない機能を有すると共に、軽量・コンパクト化を図った電動リニアアクチュエータを提供することができる。また、電動モータ3と減速機構13とを分離し、逆入力遮断クラッチ5の出力側部材14に減速機構13が配設されているので、特殊な構造の電動モータを使用せずとも、シンプルな汎用モータを使用することができ、さらに、減速比やクラッチサイズの変更が生じた場合でも、仕様変更が容易にできるメリットがある。
以上、本発明の実施の形態について説明を行ったが、本発明はこうした実施の形態に何等限定されるものではなく、あくまで例示であって、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、さらに種々なる形態で実施し得ることは勿論のことであり、本発明の範囲は、特許請求の範囲の記載によって示され、さらに特許請求の範囲に記載の均等の意味、および範囲内のすべての変更を含む。
本発明に係る電動リニアアクチュエータは、自動車等の車両の後輪操舵機構や動力伝達制御用の摩擦クラッチ機構等のアクチュエータとして適用できる。
本発明に係る電動リニアアクチュエータの一実施形態を示す縦断面図である。 図1の逆入力遮断クラッチを示す拡大断面図である。 (a)は、本発明に係る逆入力遮断クラッチの作用を示す横断面図で、中立位置の状態を示している。 (b)は、同上、ロック解除時の状態を示している。 従来の電動アクチュエータを示す縦断面図である。 従来のクラッチ付き回転装置を示す縦断面図である。
符号の説明
1・・・・・・・・・・・・・・電動リニアアクチュエータ
2、2a、2b・・・・・・・・ハウジング
3・・・・・・・・・・・・・・電動モータ
3a・・・・・・・・・・・・・モータ軸
4・・・・・・・・・・・・・・連結部
5・・・・・・・・・・・・・・逆入力遮断クラッチ
6・・・・・・・・・・・・・・ボールねじ機構
7・・・・・・・・・・・・・・ナット
7a、9a・・・・・・・・・・ねじ溝
8・・・・・・・・・・・・・・ボール
9・・・・・・・・・・・・・・ねじ軸
10・・・・・・・・・・・・・出力軸
10a・・・・・・・・・・・・平坦面
11、17、21、22・・・・転がり軸受
12・・・・・・・・・・・・・蓋部材
13・・・・・・・・・・・・・減速機構
14・・・・・・・・・・・・・出力側部材
15a・・・・・・・・・・・・小平歯車
15b・・・・・・・・・・・・大平歯車
16・・・・・・・・・・・・・外筒
16a・・・・・・・・・・・・内周面
18・・・・・・・・・・・・・入力側部材
18a・・・・・・・・・・・・長孔
19・・・・・・・・・・・・・六角面
20・・・・・・・・・・・・・六角穴
23・・・・・・・・・・・・・ピン
24・・・・・・・・・・・・・カム面
25・・・・・・・・・・・・・柱部
25a・・・・・・・・・・・・ポケット
26・・・・・・・・・・・・・係合子
27・・・・・・・・・・・・・弾性部材
51・・・・・・・・・・・・・電動リニアアクチュエータ
52・・・・・・・・・・・・・ハウジング
53、72・・・・・・・・・・電動モータ
53a・・・・・・・・・・・・モータ軸
54・・・・・・・・・・・・・平歯車
54a、55a・・・・・・・・歯
55・・・・・・・・・・・・・フランジ
56・・・・・・・・・・・・・ナット
57・・・・・・・・・・・・・ボール
58・・・・・・・・・・・・・ねじ軸
59・・・・・・・・・・・・・リニアクラッチ
60、61・・・・・・・・・・転がり軸受
62・・・・・・・・・・・・・伝達ピン
63・・・・・・・・・・・・・外輪
63a・・・・・・・・・・・・内周面
64・・・・・・・・・・・・・保持部
64a・・・・・・・・・・・・ポケット
65・・・・・・・・・・・・・出力軸
65a・・・・・・・・・・・・係合面
66・・・・・・・・・・・・・係合子
67・・・・・・・・・・・・・楔形空間
68・・・・・・・・・・・・・弾性部材
71・・・・・・・・・・・・・クラッチ付き回転装置
73・・・・・・・・・・・・・減速機
74・・・・・・・・・・・・・逆入力防止クラッチ
75・・・・・・・・・・・・・出力軸
76・・・・・・・・・・・・・入力側部材
77・・・・・・・・・・・・・出力側部材
78・・・・・・・・・・・・・静止側部材
79・・・・・・・・・・・・・固定側部材
δ1、δ2・・・・・・・・・・回転方向すきま

Claims (5)

  1. ハウジングに取り付けられた電動モータと、
    この電動モータのモータ軸に連結部を介して直結された逆入力遮断クラッチと、
    前記モータ軸に平行に配設され、前記ハウジングに対して回転自在に、かつ軸方向移動不可に支承されたナット、およびこのナットに内挿され、多数のボールを介して軸方向移動自在に、かつ回転不可に支承されたねじ軸とからなるボールねじ機構と、
    このボールねじ機構と前記逆入力遮断クラッチとの間に配設された減速機構とを備え、
    前記ねじ軸に出力軸が設けられ、前記電動モータの回転運動をこの出力軸の軸方向運動に変換するようにしたことを特徴とする電動リニアアクチュエータ。
  2. 前記連結部が、モータ軸の先端部外周と前記入力側部材の一端部内周に形成された軸方向に抜差し自在な凹凸面から構成され、この凹凸面が許容伝達トルク以上の適正な強度を有している請求項1に記載の電動リニアアクチュエータ。
  3. 前記逆入力遮断クラッチが、前記ハウジングに内嵌された外筒と、この外筒の一端部に転がり軸受を介して回転自在に支承された入力側部材と、この入力側部材の軸方向に対向配置され、前記外筒の他端部に転がり軸受を介して回転自在に支承された出力側部材とを備え、前記外筒と出力側部材との間に形成される環状空間に複数の係合子が収容されると共に、前記入力側部材の軸方向に突設された柱部によって回転方向に前記係合子を位置制御するようにした請求項1または2に記載の電動リニアアクチュエータ。
  4. 前記入力側部材と出力側部材の対向面に互いに係合する凹凸が形成されると共に、前記出力側部材の外周に複数のカム面が形成され、このカム面に外挿される前記入力側部材の柱部間に一対のローラ、およびこれらローラ間に弾性部材がそれぞれ収容され、前記柱部とローラとの回転方向すきまが、前記凹凸間の回転方向すきまよりも小さく設定されている請求項3に記載の電動リニアアクチュエータ。
  5. 前記減速機構が歯車で構成されている請求項1乃至4いずれかに記載の電動リニアアクチュエータ。
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