JP2007202862A - 椅子と椅子の姿勢制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】着座した使用者Mに対し効果的なストレッチ運動を自動的に行わせることのできる椅子を提供する。
【解決手段】床面F上の脚部2と座部3と背もたれ部4とフットレスト部5と姿勢変更機構6とを備えた椅子において、姿勢変更機構6は、当該椅子1が自動的に、座部3が床面Fに対して前方傾斜となっており、座部3とフットレスト部5との成す角度が180°であって、座部3と背もたれ部4との成す角度が180°より大きい姿勢等になるように、背もたれ部4又は座部3の傾斜状態を制御する制御部7を有する。
【選択図】図7

Description

本発明は、椅子と椅子の姿勢制御方法に関するものである。
リクライニング可能な椅子は、従来より数々開発・製造されている。これらの椅子は、使用者が安楽な姿勢を採ることができるように、背もたれ部が前後方向にリクライニングしたり、フットレスト部が前側(上方側)に上がってきて、使用者の下肢を載置できるものとなっている。
しかしながら、いかに安楽な姿勢を採りうる椅子とはいえ、使用者が当該椅子に長時間座った場合、同一姿勢をとることに起因して、体が硬直したり腰痛や肩こりが発生することは否めない。
かかる不都合を多少なりとも解消することが可能な椅子としては、特許文献1に記載されたものがある。
特許文献1の椅子(人体屈伸用椅子)は、左右一対の脚部と座部と背もたれ部とフットレスト部(脚載せ部)とを有すると共に、座部、背もたれ部、フットレスト部の傾きを変化させる3つのモーターを備えている。さらに、座部と背もたれ部とは180°を成しかつ頭側が腰側よりも低くなり、しかもフットレスト部は足先側が低くなるように傾斜した状態(特許文献1の図5)、座部とフットレスト部とは180度を成しかつ水平で、しかも背もたれ部は頭側が低くなるように傾斜した状態(特許文献1の図7)、座部は水平で、しかも背もたれ部及びフットレスト部は座部に対して鈍角をなす状態(特許文献1の図3)になることができる。
椅子を図5の姿勢にすることで、使用者の自重により脊柱が伸びて脊柱の圧迫が除去されたり、図7の姿勢にすることで、脊柱が普段と逆方向に曲げられ、ひいては腰痛の緩和が図られたり、図3の姿勢にすることで、脚のだるさを緩和することができるとしている。
特許第3621616号公報
しかしながら、特許文献1の椅子は、背もたれ部等の傾きを可変とする3つのモーターを、使用者の手元にある有線または無線のコントローラーによりコントロールするものとなっており、使用者は常にモーターの起動と停止や正逆転の切り替えを気にしておく必要があった。
また、特許文献1の図5の姿勢などはあまりにも急な「逆さ姿勢」であり、使用者に対する負担が大きいばかりか、この姿勢をとっている際に、コントローラを手元から離脱させるようなことがあった際には、使用者は逆さ姿勢のまま身動きが取れない状態となり、大きな不都合が生じることは否めない。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであって、着座した使用者に対し効果的なストレッチ運動を自動的に行わせることのできる椅子及び椅子の姿勢制御方法を提供することを目的とする。
前記目的を達成するために、本発明は次の手段を講じた。
すなわち、本発明にかかる椅子は、床面上に載置される脚部と、該脚部に枢支されて前後方向に傾斜自在とされた座部と、該座部の後部に枢支されて前後方向にリクライニング可能とされた背もたれ部と、前記座部の前部に枢支されて前後方向に傾斜自在とされたフットレスト部と、前記背もたれ部及び座部及びフットレスト部の傾斜状態を変更する姿勢変更機構とを備えたものであって、
前記姿勢変更機構は、当該椅子が自動的に、
(i) 前記座部が床面に対して前方傾斜であって、座部とフットレスト部との成す角度が180°であり、且つ座部と背もたれ部との成す角度が180°より大きい第1の姿勢、
(ii) 前記座部が床面に対して後方傾斜であって、座部とフットレスト部との成す角度が180°であり、且つ座部と背もたれ部との成す角度が180°より小さい第2の姿勢、
(iii) 前記座部が床面に対して前方傾斜であって、座部とフットレスト部との成す角度が180°であり、且つ座部と背もたれ部との成す角度が180°となっている第3の姿勢、
(iv) 前記座部が床面に対して後方傾斜であって、座部とフットレスト部との成す角度が180°であり、且つ座部と背もたれ部との成す角度が180°となっている第4の姿勢、
のいずれかとなるように、前記背もたれ部又は座部又はフットレスト部の傾斜状態を制御する制御部を有することを特徴とする。
この構成により、制御部は、当該椅子を通常の姿勢から第1の姿勢〜第4の姿勢のいずれかに自動的に変更することができ、着座した使用者は、椅子の動きに身を任せることで、自然と腰伸ばしや屈曲運動等のストレッチ運動を行うことができる。
前記姿勢変更機構は、前記制御部からの指令を基に床面に対する座部の傾き角度を変更する座部駆動部と、前記制御部からの指令を基に座部に対する背もたれ部の傾き角度を変更する背もたれ部駆動部と、を有していることが好ましい。
この構成により、制御部からの指令を基に、座部駆動部、背もたれ部駆動部を作動させることで、座部、背もたれ部の傾斜状態を自在に変更でき、本発明の椅子を上述した第1の姿勢〜第4の姿勢にすることができる。
好ましくは、前記座部駆動部及び背もたれ部駆動部には、リニアアクチュエータと、該リニアアクチュエータの作動状態を検出する作動状態検出部と、が備えられているとよい。
リニアアクチュエータはコンパクトでありながら直線的な駆動力を強力に発するものであるため、使用者の体重が直接加わっている座部、背もたれ部を確実に動かし、その傾き角度を変更することができる。また、リニアアクチュエータの作動状態を検出する作動状態検出部が設けられているため、当該作動状態検出部によりリニアアクチュエータの動きを確実に認識できる。
さらに好ましくは、前記姿勢変更機構は、前記制御部からの指令を基に、座部に対するフットレスト部の傾き角度を変更するフットレスト部駆動部を有していて、前記フットレスト部駆動部には、リニアアクチュエータと、該リニアアクチュエータの作動状態を検出する作動状態検出部と、が備えられている構成とするとよい。
前記リニアアクチュエータは、駆動ロッドと、該駆動ロッドを軸心回りに回転させる電動モータと、前記駆動ロッドに回り止めされた状態で螺合し駆動ロッドの回転によって軸心方向に移動する駆動子とを有し、
前記作動状態検出部は、前記駆動ロッドの回転数を検出する回転数計測部からなり、
前記制御部は、前記回転数計測部の検出した回転数を基に、座部、背もたれ部、フットレスト部の少なくとも1つの傾き角度を算出し、該算出された傾き角度を基に、前記背もたれ部、座部、フットレスト部の少なくとも1つの傾斜状態を制御するものとすることは、非常に好ましい。
こうすることで、回転数計測部で計測された駆動ロッドの回転数(回転した数)を基に、リニアアクチュエータの作動状況(伸縮状況)を容易に知ることができるようになり、かかるリニアアクチュエータの作動状況から、背もたれ部、座部、フットレスト部の各々の傾斜状態を正確にコントロールすることができるようになる。
また、前記制御部は、使用者がリクライニング姿勢やリラックス姿勢をとることができるように、前記座部駆動部と背もたれ部駆動部とを独立又は連動して駆動させて、前記背もたれ部、座部の少なくとも1つの傾斜状態を変更するものとすることが好ましい。
こうすることで、本発明にかかる椅子を、「リクライニング姿勢」や「リラックス姿勢」をとることができる通常の椅子(家庭のリビングルームなどに好適な椅子)として用いることができる。
一方、本発明にかかる椅子の姿勢制御方法は、床面上に載置される脚部と、該脚部に枢支されて前後方向に傾斜自在とされた座部と、該座部の後部に枢支されて前後方向にリクライニング可能とされた背もたれ部と、前記座部の前部に枢支されて前後方向に傾斜自在とされたフットレスト部と、前記背もたれ部及び座部及びフットレスト部の傾斜状態を変更する姿勢変更機構とを備えた椅子を制御する方法であって、
前記椅子が、
(i) 前記座部が床面に対して前方傾斜となっており、座部とフットレスト部との成す角度が180°であって、座部と背もたれ部との成す角度が180°より大きい第1の姿勢、
(ii) 前記座部が床面に対して後方傾斜となっており、座部とフットレスト部との成す角度が180°であって、座部と背もたれ部との成す角度が180°より小さい第2の姿勢、
(iii) 前記座部が床面に対して前方傾斜となっており、座部とフットレスト部との成す角度が180°であると共に、座部と背もたれ部との成す角度が180°となっている第3の姿勢、
(iv) 前記座部が床面に対して後方傾斜となっており、座部とフットレスト部との成す角度が180°であると共に、座部と背もたれ部との成す角度が180°となっている第4の姿勢、
のいずれかとなるように、前記背もたれ部又は座部又はフットレスト部の傾斜状態を制御することを特徴とする。
このように椅子を制御することにより、当該椅子を通常の姿勢から第1の姿勢〜第4の姿勢のいずれかに変更することができ、着座した使用者は、椅子の動きに身を任せることで、自然と腰伸ばしや屈曲運動等のストレッチ運動を行うことができるようになる。
好ましくは、前記座部、背もたれ部には、各々の傾き角度を変更するリニアアクチュエータと、該リニアアクチュエータの作動状態を検出する作動状態検出部とが備えられており、
前記作動状態検出部の検出結果を基に、座部、背もたれ部の少なくとも1つの傾き角度を算出し、該算出された傾き角度を基に、前記背もたれ部、座部の少なくとも1つの傾斜状態を制御するとよい。
本発明にかかる椅子及び椅子の姿勢制御方法を用いることで、着座した使用者は、椅子の動きに身を任せることで、自然と腰伸ばしや屈曲運動等のストレッチ運動を行うことができる。
以下、本発明にかかる椅子の最良の形態を、リクライニング椅子を例示して説明する。
図1,図2に示すように、リクライニング椅子1は、床面F上に設置される脚部2と、脚部2に枢支されて前後方向に傾斜自在とされた座部3と、該座部3の後部に枢支されて前後方向にリクライニング可能とされた背もたれ部4と、前記座部3の前部に枢支されて前後方向に傾斜自在とされたフットレスト部5とを備えている。
さらに、リクライニング椅子1は、前記背もたれ部4及び座部3及びフットレスト部5の傾斜状態を変更する姿勢変更機構6とを備えている。姿勢変更機構6は、当該リクライニング椅子1を自動的に、所定の姿勢となるように、背もたれ部4又は座部3又はフットレスト部5の傾斜状態を制御する制御部7を有している。
なお、以下説明においては、図2の右左方向を前後方向と呼び、図2の上下方向を上下方向と呼び、図2の紙面に垂直な方向を左右方向又は幅方向と呼ぶ。これは、リクライニング椅子1に着座した使用者Mから見た方向と一致している。
リクライニング椅子1の脚部2は、角パイプや角棒を平面視で四角形状に成形してなる設置部10を有しており、この設置部10が床面Fに載置される。設置部10の左右両側であってその前部には、一対の支持脚11,11が立設されている。
各支持脚11,11の上部には、座部3を支持する支持ブラケット12が上方を向くように設けられいる。支持脚11の上下方向略中央部には、一対の支持脚11,11間に架け渡された架設フレーム13が設けられている。
座部3は、前後方向に延びる一対の縦フレーム14,14を有しており、この一対の縦フレーム14,14は、当該縦フレーム14,14間に配備された横フレーム15により連結され、これら縦フレーム14及び横フレーム15上に弾性を有するクッション部材18が配備されてなる構成を有している。
縦フレーム14の前後方向略中央部には、下方を向く座部ブラケット16が設けられ、この座部ブラケット16が支持ブラケット12に、左右方向を向く横軸19により回動自在に枢支されている。ゆえに、座部3は、床面F上の所定の高さに支持されつつ支持脚11や床面Fに対して前後方向に傾斜可能となっている。
さらに、座部3の幅方向両側には着座した使用者Mが腕を置くができる腕載置部17が設けられている。
座部3の下面には、脚部2に対する座部3の前後方向の傾き状態を変更する座部駆動部20(姿勢変更機構6)が備えられている。
具体的には、座部駆動部20は第1リニアアクチュエータ21を備えている。第1リニアアクチュエータ21は、電動モータ(図示せず)を内蔵した本体部22と、本体部22から突出し電動モータにより駆動される長尺状の駆動ロッド23と、駆動ロッド23に螺号し駆動ロッド23の回転に伴って、駆動ロッド23上を移動する駆動子24とを有している。
第1リニアアクチュエータ21の本体部22は、座部3の後部に位置する横フレーム15の下面に垂下するように設けられた第1ブラケット25に回動自在に設けられ、駆動子24は、脚部2の架設フレーム13上に立設する第2ブラケット26に回動自在に設けられている。
第1リニアアクチュエータ21の電動モータを作動させ駆動ロッド23を一方側へ回転させることで、駆動子24が駆動ロッド23の先端側へ移動した場合、本体部22が上方へ持ち上げられるようになり、座部3の後部が持ち上がり、座部3が前方傾斜状態(α<0)となる。逆に、駆動ロッド23を他方側へ回転させることで、駆動子24が駆動ロッド23の基端側へ移動した場合、本体部22の前部が上方へ持ち上げられ、座部3が後方傾斜状態(α>0)となる。
第1リニアアクチュエータ21としては、様々な構成のものを採用することが可能であるが、好ましくは、本願出願人が開発した技術である特開2004−36658号公報に開示されたリニアアクチュエータを採用することが好ましい。
かかるリニアアクチュエータは、長尺で軸心回りに回動可能な駆動ロッド23を有し、この駆動ロッド23には、駆動子24が回り止めされた状態で螺合している。駆動ロッド23の基端側には、電動モータを内蔵した本体部22(本体ケース)があり、この電動モータの回転を、本体部22内に内蔵されたギヤ機構(図示せず)を介して駆動ロッド23に伝え、当該駆動ロッド23を回転させることで、駆動子24は駆動ロッド23の長手方向に直線で移動する。
前述した駆動ロッド23の先端部には、当該駆動ロッド23の回転した回数を検出する回転数計測部28が設けられている。この回転数計測部28は、リニアアクチュエータの作動状態を検出する作動状態検出部を構成するものとなっている。
回転数計測部28は、駆動ロッド23の先端部に同軸上に設けられ、且つ当該駆動ロッド23に同期して回転する円板状の遮光板29を備えており、この遮光板29の周縁には、複数(例えば、4箇所)の切り込み30が設けられている。加えて、回転数計測部28は、遮光板29の周縁を挟み込むように配置された回転センサ31が設けられている。
回転センサ31は、遮光板29の表面(一方面)に配置されて遮光板29の裏面(他方面)側へ向けて検出光を発射する発光体32を有すると共に、遮光板29の裏面側に配置され、前述した検出光を受光する受光体33を有している。発光体32はLED、受光体33はフォトトランジスタから構成されている。
駆動ロッド23が回転することで遮光板29も同期して回転し、遮光板29の切り込み30が回転センサ31の位置に達したときのみ、受光体33で検出光が検出されるようになる。したがって、本実施形態の場合、受光体33で4回検出光を検出した場合、駆動ロッド23が1回転したことになる。
なお、回転数計測部28は、駆動ロッド23の先端又は基端、或いは電動モータの回転軸にロータリエンコーダを設置した構成としてもよい。
図8に示すように、回転数計測部28の出力すなわち駆動ロッド23の回転数(回転した総数)は、制御部7に入力される。
制御部7では、第1リニアアクチュエータ21の駆動ロッド23が1回転した際に、床面Fに対する座部3の傾き角度αがどれだけ変化するか等のデータが記録されているため、回転数計測部28の結果を基に、座部3の傾き角度αを算出することができる。また、算出された座部3の傾き角度αを基に、第1リニアアクチュエータ21の駆動ロッド23を所定回転数だけ回して座部3を所望の角度にすることで、リクライニング椅子1の姿勢を所望のものとできる。
本制御部7は、後述する第2リニアアクチュエータ48や第3アクチュエータ61に対しても、第1リニアアクチュエータ21と同様の制御を行う。
なお、制御部7は、マイクロコンピュータやFPGAなどから構成され、予め定められたプログラムに従いリクライニング椅子1の姿勢を変更可能なものとなっている。
一方、リクライニング椅子1の背もたれ部4は、縦フレーム14及び横フレーム15を連結して略長方形に形成されたフレーム部35と、フレーム部35上に設けられた弾性を有するクッション部材18とから構成されている。背もたれ部4は、座部3の後部、すなわち座部3を構成する縦フレーム14の後部に対して、左右方向を向く横軸37周りに回動自在に枢支されている。ゆえに、背もたれ部4は前後方向にリクライニング可能となっている。
背もたれ部4の内部には、前述した制御部7が内蔵されている。なお、背もたれ部4内にマッサージ装置を備える構成としてもよい。
背もたれ部4の上部には、左右方向を向く把持棒36が設けられている。
背もたれ部4と座部3との連結部近傍には、座部3に対する背もたれ部4の前後方向の傾き状態を変更する背もたれ部駆動部40(姿勢変更機構6)が備えられている。具体的には、背もたれ部駆動部40は、連結リンク体41と第2リニアアクチュエータ48とから構成されている。
連結リンク体41は、座部3の後部に位置する横フレーム15の下面に垂下して設けられた第3ブラケット42と、第3ブラケット42に回動自在に枢支され且つ左右方向を向く支持軸55と、この支持軸55に一端が固着された第1リンク部材43と、第1リンク部材43の他端に一端が回動自在に連結されている第2リンク部材44と、第2リンク部材44の他端が回動自在に連結され且つ背もたれ部4の後面に設けられた第4ブラケット45とから構成されている。
第2リニアアクチュエータ48は、第1リニアアクチュエータ21と略同様の構成を有していて、本体部22は、座部3の前部に位置する横フレーム15の下面に垂下するように設けられた第5ブラケット46に回動自在に設けられ、駆動子24は、前述した支持軸55に固着された第6ブラケット47に回動自在に設けられている。
かかる構成により、第2リニアアクチュエータ48の電動モータを作動させ、駆動子24を駆動ロッド23の先端側へ移動させた場合、第6ブラケット47が後方側へ移動すると共に、支持軸55を介して第1リンク部材43を後方へ押しやる。それに連動して、第2リンク部材44が後方且つ上方に押し上げられ、背もたれ部4は起きあがり姿勢となる。逆に、駆動子24が駆動ロッド23の基端側へ移動した場合、第6ブラケット47が前方側へ移動すると共に、支持軸55を介して第1リンク部材43が前方に引かれるようになる。それに連動して、第2リンク部材44が前方且つ下方に押し上げられ、背もたれ部4は傾斜状態となる。
第2リニアアクチュエータ48の駆動ロッド23の先端にも回転数計測部28が設けられており、その構成は、第1リニアアクチュエータ21に取り付けられたものと略同様である。図8に示すように、回転数計測部28からの出力は制御部7に入力され、その情報を基に、第2リニアアクチュエータ48の電動モータを駆動させ、座部3に対する背もたれ部4の傾き角度βを所望のものにすることができる。
リクライニング椅子1のフットレスト部5は、縦フレーム14及び横フレーム15を連結することで形成された長方形状のフレーム部35と、フレーム部35上に設けられた弾性を有するクッション部材18とから構成されている。
フットレスト部5の後部は、座部3の前部に対して左右方向を向く横軸54を介して枢支されている。詳しくは、座部3を形成する縦フレーム14の前部に、フットレスト部5を構成する縦フレーム14の後部が横軸54周りに回動自在に連結されるものとなっている。フットレスト部5は、前後方向若しくは上下方向に揺動自在となっている。
フットレスト部5の裏面には、第7ブラケット49が立設されていて、その先端部には、係合ピン50が設けられている。一方、座部3の下面であって、第5ブラケット46より前方側には第8ブラケット51が設けられ、第8ブラケット51の先端には、前記係合ピン50がスライド自在に嵌り込む長溝52を備えた支持片53が設けられている。係合ピン50を長溝52の一方又は他方に位置させることで、フットレスト部5を座部3に対して略水平の状態、又は下向きの状態とすることができ、座部3に対するフットレスト部5の傾き角度γを可変とすることができる。
図7に示すように、本実施形態にかかるリクライニング椅子1は、姿勢変更機構6に備えられた制御部7からの指令をもって自動的に、
(i) 前記座部が床面に対して前方傾斜であって、座部とフットレスト部との成す角度が約180°であり、且つ座部と背もたれ部との成す角度が180°より大きい第1の姿勢、
(ii) 前記座部が床面に対して後方傾斜であって、座部とフットレスト部との成す角度が約180°であり、且つ座部と背もたれ部との成す角度が180°より小さい第2の姿勢、
(iii) 前記座部が床面に対して前方傾斜であって、座部とフットレスト部との成す角度が約180°であり、且つ座部と背もたれ部との成す角度が約180°となっている第3の姿勢、
(iv) 前記座部が床面に対して後方傾斜であって、座部とフットレスト部との成す角度が約180°であり、且つ座部と背もたれ部との成す角度が約180°となっている第4の姿勢、
のいずれかとなるように、背もたれ部4、座部3のいずれかの傾斜状態を制御するものとなっている。
以下、図6〜図8に基づいて、制御部7による姿勢の制御の詳細について説明する。
本実施形態のリクライニング椅子1は、家庭のリビングルームなどに好適な椅子として使用されるものであり、通常は、図2のような傾斜姿勢をとっている。
このリクライニング椅子1に着座している使用者Mが、コントローラ(図示せず)等に用意された「リクライニング操作」のボタンを押すと、制御部7は、第2リニアアクチュエータ48に対して指令を出し、背もたれ部4が後方に倒れ、使用者は「リクライニング姿勢」をとることができる。また、使用者Mが、コントローラの「リラックス操作」のボタンを押すと、制御部7は、第1リニアアクチュエータ21や第2リニアアクチュエータ48に対して連動して駆動するような指令を出し、背もたれ部4が後方に倒れると共に、それに連動して座部3が後方傾斜の状態となる。かかる傾き状態のリクライニング椅子1に使用者が着座することで、使用者Mは安楽な姿勢である「リラックス姿勢」とることができる。
一方、リクライニング椅子1に着座している使用者Mが、コントローラの「ストレッチ操作」のボタンを押すと、制御部7は、第1リニアアクチュエータ21や第2リニアアクチュエータ48に対して指令を出し、図2の姿勢を保っているリクライニング椅子1を、まず、図6(a)のような第1の姿勢へと姿勢変更させる(図7のS1)。このとき、フットレスト部5については、使用者Mが手動にて上向きになるようにする。
第1の姿勢は、座部3とフットレスト部5との成す角度γが約180°であって、座部3と背もたれ部4との成す角度βが180°より大きいとなっている。加えて、座部3の後部を基点とした床面F(水平面)と座部3との傾斜角度αが負の角度であって、座部3が前方に向かうほど下がるように傾いている状態となっている。ゆえに、第1姿勢となったリクライニング椅子1に着座した使用者Mは「そらし姿勢」をとることになり、腰の伸ばし運動などが行われるようになる。
なお、傾斜角度α,βは、使用者Mの体に負担がかからず、効果的なストレッチ運動が行われる角度を選択することが好ましく、例えば、α=−10°(−5°<α<−35°)、β=200°(180°<β<240°)等が選択可能である。しかしながらこの角度に限定されるものではない。
次に、制御部7は、リクライニング椅子1を図6(b)に示す第2の姿勢とする(図7のS2)。
第2の姿勢は、座部3とフットレスト部5との成す角度γが約180°であると共に、座部3と背もたれ部4との成す角度βが180°より小さいものとなっている。加えて、座部3の後部を基点とした床面F(水平面)と座部3との傾斜角度αが正の角度であって、座部3が後方に向かうほど下がっていく、言い換えれば、前方に向かうにつれ上がるように傾斜している状態となっている。ゆえに、第2の姿勢では、座部3よりフットレスト部5は高い位置にあって、リクライニング椅子1に座っている使用者Mは「屈曲姿勢」となり、背中の前屈運動が施されるようになる。
なお、傾斜角度α,βは、使用者Mの体に負担がかからず、効果的な屈曲運動が行われる角度を選択することが好ましく、例えば、α=10°(5°<α<40°)、β=140°(110°<β<170°)等が選択可能である。しかしながらこの角度に限定されるものではない。
その後、第1の姿勢と第2の姿勢とを交互に繰り返すようにする(図7のS2)。その際、例えば、座部3はー10°から10°まで20°変化し、背もたれ部4の角度βは200°から140°まで60°変化する。両者3,4の角度変化がそれぞれ独立して行われると、使用者Mは急激な姿勢変化を感じることになるため、座部3の角度αの変化に連動して背もたれ部4の角度βを変化させるようにするとよい。かかる制御は、第1リニアアクチュエータ21に取り付けられた回転数計測部28の出力OP1に対し、第2リニアアクチュエータ48に取り付けられた回転数計測部28の出力がOP2=3×OP1となるように、各リニアアクチュエータ21,42の電動モータを制御するとよい。
続いて、制御部7は、リクライニング椅子1を第3の姿勢へと変更する(図7のS3)。
第3の姿勢は、座部3とフットレスト部5との成す角度γが約180°であると共に、座部3と背もたれ部4との成す角度βが約180°となり、リクライニング椅子1がフラットな状態であって、床面Fに対する座部3の角度αが負の角度となっている。ゆえに、座部3が前方に向かって下がるように傾斜している状態となっており、第3の姿勢となったリクライニング椅子1に着座した使用者Mは「ぶら下がり姿勢」となり、脚や腰、背中の伸ばし運動が行われるようになる。
なお、傾斜角度αは、使用者Mの体に負担がかからず、効果的なぶら下がり運動が行われる角度を選択することが好ましく、例えば、α=−30°(−10°<α<−60°)等が選択可能である。しかしながらこの角度に限定されるものではない。
この際、使用者Mは、背もたれ部4の上部に設けられた把持棒36や座部3の両側に設けられた腕載置部17を把持することで、安定した状態で効果的なストレッチ運動を行うことができるようになる。
次に、制御部7は、リクライニング椅子1を第4の姿勢へと変更する(図7のS4)。
第4の姿勢は、座部3とフットレスト部5との成す角度γが約180°であると共に、座部3と背もたれ部4との成す角度βが約180°となり、リクライニング椅子1がフラットな状態であって、床面Fに対する座部3の角度αが正の角度となっている。ゆえに、座部3が後方に向かって下がるように傾斜、言い換えれば、前方に向かって上がるように傾斜している状態となっており、第4の姿勢では、座部3よりフットレスト部5は高い位置にあって、リクライニング椅子1に座っている使用者Mは「逆さ姿勢」となり、背骨等の伸ばし運動が行われるようになる。
なお、傾斜角度αは、使用者Mの体に負担がかからず、逆さ姿勢での運動が効果的に行われる角度を選択することが好ましく、例えば、α=10°(5°<α<40°)等が選択可能である。しかしながらこの角度に限定されるものではない。
この場合においても、使用者Mは、座部3の両側に設けられた腕載置部17を把持することで、安定した状態で効果的なストレッチ運動を行うことができるようになる。
その後、第3の姿勢と第4の姿勢とを交互に繰り返すように、制御部7は、第1リニアアクチュエータ21に対して指令を出す(図7のS4)。
以上述べたリクライニング椅子1の姿勢変化後、言い換えるならば、使用者Mに対するストレッチ施術を行った後は、制御部7は、リクライニング椅子1を通常の姿勢へと戻す(図7のS5)。その際、座部3、背もたれ部4の動きが連動して滑らかに動くように、制御部7は、各回転数計測部28からの出力を基に、第1リニアアクチュエータ21や第2リニアアクチュエータ48の電動モータを制御するようにする。例えば、10°の傾斜角度αを有する座部3を水平にすると共に、背もたれ部4の角度βを180°から120°にする(60°動かす)場合には、第1リニアアクチュエータ21に対して、第2リニアアクチュエータ48を約6倍の早さで作動させるようにするとよい。
なお、フットレスト部5については、使用者Mが手動にて下向きに戻すものとしている。
本発明は、上記実施の形態に限定されるものではない。
図9に示すように、リクライニング椅子1には、フットレスト部5を自動的に動かすフットレスト部駆動部60(姿勢変更機構6)を設けてもよい。
詳しくは、座部3とフットレスト部5との連結部近傍には、第1リニアアクチュエータ21と略同様の構成を有する第3リニアアクチュエータ61が設けられている。第3リニアアクチュエータ61の本体部22は、座部3の前部であってその下面に垂下するように設けられた第8ブラケット51に回動自在に設けられている。駆動子24にはリンク節62が回動自在に連結され、リンク節62は、フットレスト部5の下部に突設された第9ブラケット63に回動自在に連結している。
第3リニアアクチュエータ61には回転数計測部28も設けられており、この場合、図8の破線に示すように、かかる回転数計測部28からの出力が制御部7に入力されるものするとよい。
また、本実施形態の作動状態検出部では、回転数計測部28で得られた駆動ロッド23の回転数(回転した総数)を基に、座席部の傾斜角度α等を算出するようにしているが、駆動ロッド23の回転数とギヤ機構のギヤ比とを用いることで、電動モータの回転数(回転した総数)を求め、かかる電動モータの回転数を基に、座席部の傾斜角度α等をコントロールするようにしてもよい。
また、本実施形態のリクライニング椅子1では、図7に示すように、第1の姿勢〜第4の姿勢をS1〜S5のステップに基づいて採るようにしていたが、この手順に限定されるものではなく、図6に示す第1の姿勢〜第4の姿勢のいずれかとなるリクライニング椅子であれば、本発明の範疇に属する。
また、第1の姿勢〜第4の姿勢は、図6に示されたものに限定されるものではない。例えば、第2の姿勢の変形例として、図10に示された姿勢であってもよい。図10に示された姿勢は、前記座部3が床面Fに対して後方傾斜であって、座部3とフットレスト部5との成す角度が180°であり、且つ座部3と背もたれ部4との成す角度が180°より小さく、さらに背もたれ部4が床面Fに対して略平行の状態(水平状態)である。この姿勢とすることで「逆さ方向に滑り落ちる」といった使用者Mの不快感を軽減することができる。
また、リクライニング椅子1に設けられた姿勢変更機構6が、座部駆動部20、背もたれ部駆動部40、フットレスト部駆動部60の少なくとも1つを有するものであれば、本発明の範疇に属する。
リクライニング椅子の斜視図である。 リクライニング椅子の側面図である。 リクライニング椅子の側面図であって、座部駆動部のみを示したものである。 リクライニング椅子の側面図であって、背もたれ部駆動部のみを示したものである。 回転数計測部の構造を示した図である。 リクライニング椅子の姿勢を示した図である。 制御部によりリクライニング椅子を制御した際の姿勢変遷図である。 制御部のブロック図である。 リクライニング椅子の側面図であって、背もたれ部駆動部及びフットレスト部駆動部を示したものである。 リクライニング椅子の姿勢の変形例を示した図である。
符号の説明
1 リクライニング椅子
2 脚部
3 座部
4 背もたれ部
5 フットレスト部
6 姿勢変更機構
7 制御部
21 第1リニアアクチュエータ
28 回転数計測部(作動状態検出部)
36 把持棒
48 第2リニアアクチュエータ
F 床面
M 使用者

Claims (9)

  1. 床面上に載置される脚部と、該脚部に枢支されて前後方向に傾斜自在とされた座部と、該座部の後部に枢支されて前後方向にリクライニング可能とされた背もたれ部と、前記座部の前部に枢支されて前後方向に傾斜自在とされたフットレスト部と、前記背もたれ部及び座部及びフットレスト部の傾斜状態を変更する姿勢変更機構とを備えた椅子において、
    前記姿勢変更機構は、当該椅子が自動的に、
    (i) 前記座部が床面に対して前方傾斜であって、座部とフットレスト部との成す角度が180°であり、且つ座部と背もたれ部との成す角度が180°より大きい第1の姿勢、
    (ii) 前記座部が床面に対して後方傾斜であって、座部とフットレスト部との成す角度が180°であり、且つ座部と背もたれ部との成す角度が180°より小さい第2の姿勢、
    (iii) 前記座部が床面に対して前方傾斜であって、座部とフットレスト部との成す角度が180°であり、且つ座部と背もたれ部との成す角度が180°となっている第3の姿勢、
    (iv) 前記座部が床面に対して後方傾斜であって、座部とフットレスト部との成す角度が180°であり、且つ座部と背もたれ部との成す角度が180°となっている第4の姿勢、
    のいずれかとなるように、前記背もたれ部又は座部又はフットレスト部の傾斜状態を制御する制御部を有することを特徴とする椅子。
  2. 前記姿勢変更機構は、前記制御部からの指令を基に床面に対する座部の傾き角度を変更する座部駆動部と、前記制御部からの指令を基に座部に対する背もたれ部の傾き角度を変更する背もたれ部駆動部と、を有していることを特徴とする請求項1に記載の椅子。
  3. 前記座部駆動部及び背もたれ部駆動部には、リニアアクチュエータと、該リニアアクチュエータの作動状態を検出する作動状態検出部と、が備えられていることを特徴とする請求項2に記載の椅子。
  4. 前記姿勢変更機構は、前記制御部からの指令を基に、座部に対するフットレスト部の傾き角度を変更するフットレスト部駆動部を有していることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の椅子。
  5. 前記フットレスト部駆動部には、リニアアクチュエータと、該リニアアクチュエータの作動状態を検出する作動状態検出部と、が備えられていることを特徴とする請求項4に記載の椅子。
  6. 前記リニアアクチュエータは、駆動ロッドと、該駆動ロッドを軸心回りに回転させる電動モータと、前記駆動ロッドに回り止めされた状態で螺合し駆動ロッドの回転によって軸心方向に移動する駆動子とを有し、
    前記作動状態検出部は、前記駆動ロッドの回転数を検出する回転数計測部からなり、
    前記制御部は、前記回転数計測部の検出した回転数を基に、座部、背もたれ部、フットレスト部の少なくとも1つの傾き角度を算出し、該算出された傾き角度を基に、前記背もたれ部、座部、フットレスト部の少なくとも1つの傾斜状態を制御するものであることを特徴とする請求項3又は5に記載の椅子。
  7. 前記制御部は、使用者がリクライニング姿勢やリラックス姿勢をとることができるように、前記座部駆動部と背もたれ部駆動部とを独立又は連動して駆動させて、前記背もたれ部、座部の少なくとも1つの傾斜状態を変更するものであることを特徴とする請求項2〜6のいずれかに記載の椅子。
  8. 床面上に載置される脚部と、該脚部に枢支されて前後方向に傾斜自在とされた座部と、該座部の後部に枢支されて前後方向にリクライニング可能とされた背もたれ部と、前記座部の前部に枢支されて前後方向に傾斜自在とされたフットレスト部と、前記背もたれ部及び座部及びフットレスト部の傾斜状態を変更する姿勢変更機構とを備えた椅子の姿勢制御方法において、
    前記椅子が、
    (i) 前記座部が床面に対して前方傾斜であって、座部とフットレスト部との成す角度が180°であり、且つ座部と背もたれ部との成す角度が180°より大きい第1の姿勢、
    (ii) 前記座部が床面に対して後方傾斜であって、座部とフットレスト部との成す角度が180°であり、且つ座部と背もたれ部との成す角度が180°より小さい第2の姿勢、
    (iii) 前記座部が床面に対して前方傾斜であって、座部とフットレスト部との成す角度が180°であり、且つ座部と背もたれ部との成す角度が180°となっている第3の姿勢、
    (iv) 前記座部が床面に対して後方傾斜であって、座部とフットレスト部との成す角度が180°であり、且つ座部と背もたれ部との成す角度が180°となっている第4の姿勢、
    のいずれかとなるように、前記背もたれ部又は座部又はフットレスト部の傾斜状態を制御することを特徴とする椅子の姿勢制御方法。
  9. 前記座部、背もたれ部には、各々の傾き角度を変更するリニアアクチュエータと、該リニアアクチュエータの作動状態を検出する作動状態検出部とが備えられており、
    前記作動状態検出部の検出結果を基に、座部、背もたれ部の少なくとも1つの傾き角度を算出し、該算出された傾き角度を基に、前記背もたれ部、座部の少なくとも1つの傾斜状態を制御することを特徴とする請求項8に記載の椅子の姿勢制御方法。
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