JP2013009696A - チェアベッド - Google Patents

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Abstract

【課題】使用者がより快適に過ごすことができるチェアベッドを提供する。
【解決手段】本発明のチェアベッドでは、座部13は略水平に設けられている。背もたれ15は、座部13に対して上方に向けて立ち上がる椅子状態になり得、かつ座部13とともに略水平となるベッド状態になり得るとともに、椅子状態とベッド状態との間で揺動可能であるとともにこれらの間の任意の角度で固定可能である。大腿受け部17は、座部13とともに略水平となる通常状態になり得、かつ座部13から持ち上がり、大腿P3が腰部から屈曲する特別状態になり得るとともに、背もたれ15とは独立して、通常状態と特別状態との間で揺動可能であるとともにこれらの間の任意の角度で固定可能である。
【選択図】図11

Description

本発明は椅子とベッドとを兼ね備えたチェアベッドに関する。
特許文献1に従来のチェアベッドが開示されている。このチェアベッドは、人の臀部と当接する座部と、座部の一端側で座部に対して揺動可能に設けられ、人の背部と当接する背もたれと、座部の他端側で座部に対して揺動可能に設けられ、人の大腿と当接する大腿受け部と、大腿受け部の他端側で大腿受け部に対して揺動可能に設けられ、人の下腿と当接する下腿受け部と、下腿受け部の他端側で下端受け部に対して揺動可能に設けられ、人の足裏と当接するフットレストとを備えている。
背もたれは、座部に対して上方に向けて立ち上がる椅子状態と、座部とともに略水平となるベッド状態と、人の頭部が下方になる下り傾斜となるショック体位状態とで固定可能であるとともに、これらの間で揺動可能に構成されている。
背もたれがベッド状態であれば、大腿受け部及び下腿受け部は略水平になるように構成されている。そして、背もたれがショック体位状態であれば、大腿受け部は、略水平の座部の他端側で持ち上がるように揺動し、人の大腿が腰部から屈曲するように構成されている。この際、下腿受け部は大腿受け部の他端側で人の足が下方になる下り傾斜となるように構成されている。このため、ショック体位の使用者は、大腿と下腿とがほぼ直角に曲がって膝を立てた状態になり、頭部から落下し難くなる。
特許第4644776号公報
しかし、上記従来のチェアベッドは、大腿受け部が背もたれと連動して揺動する。このため、例えば、背もたれを椅子状態とベッド状態との間の角度であるリクライニング状態としただけでは、大腿受け部が座部と同様に略水平なままであり、座部の他端側で持ち上がらないことが生じ得る。この場合、使用者の体重によって臀部が座部及び大腿受け部を他端側に向かって滑り易く、使用者が快適にチェアベッド上で過ごすことができない。
本発明は、上記従来の実情に鑑みてなされたものであって、使用者がより快適に過ごすことができるチェアベッドを提供することを解決すべき課題としている。
本発明のチェアベッドは、人の臀部と当接する座部と、該座部の一端側で該座部に対して揺動可能に設けられ、該人の背部と当接する背もたれと、該座部の他端側で該座部に対して揺動可能に設けられ、該人の大腿と当接する大腿受け部とを備え、
該座部は略水平に設けられ、
該背もたれは、該座部に対して上方に向けて立ち上がる椅子状態になり得、かつ該座部とともに略水平となるベッド状態になり得るとともに、該椅子状態と該ベッド状態との間で揺動可能であるとともにこれらの間の任意の角度で固定可能であり、
該大腿受け部は、該座部とともに略水平となる通常状態になり得、かつ該座部から持ち上がり、前記大腿が腰部から屈曲する特別状態になり得るとともに、該背もたれとは独立して、該通常状態と該特別状態との間で揺動可能であるとともにこれらの間の任意の角度で固定可能であることを特徴とする(請求項1)。
このチェアベッドでは、大腿受け部が背もたれとは独立して揺動可能であるとともに固定可能である。このため、例えば、背もたれをリクライニング状態としつつ、大腿受け部を特別状態にし、人の大腿を腰部から屈曲するようにすることができる。この場合、大腿受け部が使用者の体重を支えることから、臀部が大腿受け部上を他端側に向かって滑らない。
したがって、本発明のチェアベッドによれば、使用者はより快適に過ごすことができる。
従来のチェアベッド等において、背もたれをリクライニング状態とし、人の大腿を腰部から屈曲する体位は、チルト体位と言われる。人はチルト体位によってより快適に過ごすことができる。従来のチェアベッド等では、使用者をチルト体位とするチルト姿勢をとるために全体を背もたれ側に揺動させるための複雑な機構を使用する必要があったが、本発明のチェアベッドは、座部を略水平に設け、大腿受け部を座部に対して揺動可能にしているため、比較的簡易な機構によってチルト姿勢をとることができる。
背もたれは、座部に対して人の頭部が下方になる下り傾斜となるショック体位状態になり得るとともに、椅子状態とショック体位状態との間で揺動可能であるとともにこれらの間の任意の角度で固定可能であることが好ましい(請求項2)。この場合、背もたれをショック体位状態で固定しつつ、大腿受け部を特別状態とすることができる。
本発明のチェアベッドは、座部を支持する座部用フレームと、背もたれを支持する背もたれ用フレームと、背もたれ用フレームを座部用フレームに対して揺動及び固定可能とする第1揺動固定機構と、大腿受け部を支持する大腿受け部用フレームと、大腿受け部用フレームを座部用フレームに対して揺動及び固定可能とする第2揺動固定機構と、大腿受け部の他端側で大腿受け部に対して揺動可能に設けられ、人の下腿と当接する下腿受け部と、下腿受け部を支持する下腿受け部用フレームとを備え得る。第2揺動固定機構は下腿受け部用フレームを座部用フレームに対して揺動及び固定可能であることが好ましい(請求項3)。
この場合、下腿受け部の存在により、背もたれをショック体位状態とし、大腿受け部を特別状態とした場合、ショック体位の患者が頭部から落下し難くなる。また、第2揺動固定機構が下腿受け部用フレームを座部用フレームに対して揺動及び固定可能であれば、下腿受け部を駆動するためだけのアクチュエータが不要になることから、チェアベッドがより簡易な機構になるため、チェアベッドの製造コストを低廉化することができる。
第1、2揺動固定機構は、内蔵するDCモータの回転によってロッドが本体から延出又は短縮するリニアアクチュエータを採用することができる。各リニアアクチュエータは使用者が操作可能なリモコンによって操作され得る。
第2揺動固定機構は、一端が座部用フレームに揺動可能に設けられ、他端が下腿受け部用フレームに揺動可能に設けられ、本体からロッドが延出又は短縮可能なリニアアクチュエータと、座部用フレームに揺動可能に設けられ、大腿受け部用フレームが固定された第1リンクと、下腿受け部用フレームに揺動可能に設けられた第2リンクと、第1リンクと第2リンクとの間に設けられ、下腿受け部用フレームの上昇への揺動に遅れて大腿受け部用フレームを上方に揺動させる遅延機構とを有していることが好ましい(請求項4)。
この場合、下腿受け部が水平になってから大腿受け部が特別状態になることから、下腿受け部を駆動するためだけのアクチュエータを不要にすることができる。
本発明のチェアベッドは、上記第1、2揺動固定機構とは独立して作動する昇降機構を備えていることが好ましい。昇降機構としても、内蔵するDCモータの回転によってロッドが本体から延出又は短縮するリニアアクチュエータを採用することができる。このリニアアクチュエータも使用者が操作可能なリモコンによって操作され得る。第1、2揺動固定機構及び昇降機構のリニアアクチュエータは同種のものであることがコスト的に好ましい。
また、本発明のチェアベッドは、アームレストやキャスターを備えていることが好ましい。アームレストは、背もたれの揺動に同期して揺動可能であるとともに、チェアベッドへの乗り降りの際に邪魔にならないように上げ下げできるように構成されていることが好ましい。また、本発明のチェアベッドは、ヘッドレストを備えていることが好ましい。ヘッドレストは背もたれに面ファスナ等によって脱着かつ上下動可能に設けられていることが好ましい。
本発明のチェアベッドは、下腿受け部の他端側で下端受け部に対して揺動可能に設けられ、人の足裏と当接するフットレストを備えることが好ましい。そして、フットレストは大腿受け部からの長さが変更可能であることが好ましい。この場合、大腿受け部からフットレストまでの長さを変更することにより、使用者の身長の個人差を吸収し、多くの使用者に快適な使用感を与えることができる。大腿受け部からフットレストまでの長さを変更可能とする機構としては、公知の四節平行リンクと、エアーダンパとを採用することができる。
本発明のチェアベッドによれば、使用者がより快適に過ごすことができる。
実施例のチェアベッドの斜視図である。 実施例に係り、椅子状態のチェアベッドの模式断面図である。 実施例に係り、昇降機構等のスケルトン図である。 実施例に係り、第1揺動固定機構等のスケルトン図である。 実施例に係り、アームレスト揺動固定機構等のスケルトン図である。 実施例に係り、第2揺動固定機構等のスケルトン図である。 実施例に係り、椅子姿勢のチェアベッドの模式側面図である。 実施例に係り、第1のベッド姿勢のチェアベッドの模式側面図である。 実施例に係り、第2のベッド姿勢のチェアベッドの模式側面図である。 実施例に係り、ショック体位姿勢のチェアベッドの模式側面図である。 実施例に係り、チルト姿勢のチェアベッドの模式側面図である。
以下、本発明を具体化した実施例を図面を参照しつつ説明する。実施例のチェアベッドは、図1に示すように、ベースフレーム11に昇降機構40等を介して座部13、背もたれ15、大腿受け部17、下腿受け部19及びフットレスト21が設けられている。座部13、背もたれ15、大腿受け部17、下腿受け部19及びフットレスト21は、各々クッションを内蔵したレザー張りからなる。背もたれ15の一端側には面ファスナによってヘッドレスト23が脱着かつ上下動可能に設けられている。
図7〜11に示すように、座部13は使用者Pの臀部P1に当接し、背もたれ15は背部P2に当接し、大腿受け部17は大腿P3に当接し、下腿受け部19は下腿P4の脹脛に当接する。また、ヘッドレスト23(図1参照)は頭部P5に当接し、フットレスト21は足P6の裏に当接する。以下、チェアベッドについて、フットレスト21側を前方とし、ヘッドレスト23側を後方とし、幅方向を左右とする。
図2に示すように、大腿受け部17と下腿受け部19とは蝶番31によって連結されている。蝶番31は、大腿受け部17の表面と下腿受け部19の表面とが180°を超える角度から面一になるまで両者を揺動可能である。大腿受け部17及び下腿受け部19には、蝶番31を隠すとともに、使用者Pに違和感を与えないように、レザーカバー32が縫い付けられている。
また、下腿受け部19とフットレスト21とは蝶番33によって連結されている。蝶番33は、下腿受け部19の表面とフットレスト21の表面とが約90°を超える角度から面一になるまで両者を揺動可能である。蝶番33は下腿受け部19及びフットレスト21の裏面側に設けられることにより、隠され、かつ使用者Pに違和感を与えないようになっている。
座部13は座部用フレーム34に水平に固定されている。背もたれ15は背もたれ用フレーム35に固定されている。大腿受け部17は大腿受け部用フレーム36に載置されている。下腿受け部19は下腿受け部用フレーム37に載置されている。フットレスト21はフットレスト用フレーム38に載置されている。
図3に示すように、ベースフレーム11には4個のキャスター29(チェアベッドの左側のもののみを示す。以下、同様。)が設けられている。また、ベースフレーム11と座部用フレーム34との間には昇降機構40が設けられている。すなわち、ベースフレーム11の前方には左右で2本のレバー41がA点を枢軸として揺動可能に設けられ、ベースフレーム11の後方には左右で2本のレバー42がB点を枢軸として揺動可能に設けられている。座部用フレーム34には下方に延びる支持足34a、34bが左右で2本ずつ設けられており、レバー41、42の他端はC点、D点を枢軸として支持足34a、34bに揺動可能に設けられている。レバー41、42にはE点、F点を枢軸として連結棒46が揺動可能に設けられている。また、レバー42にはアーム44が固定されている。座部用フレーム34には昇降用リニアアクチュエータ45の本体45aがG点を枢軸として揺動可能に設けられ、アーム44の先端には昇降用リニアアクチュエータ45のロッド45bがH点を枢軸として揺動可能に設けられている。昇降用リニアアクチュエータ45はリモコン43(図1参照)によって操作可能である。これらレバー41、42等によって昇降機構40が構成されている。
図4に示すように、座部用フレーム34と背もたれ用フレーム35との間には第1揺動固定機構50が設けられている。すなわち、背もたれ用フレーム35は枢軸I点を枢軸として座部用フレーム34に揺動可能に設けられている。また、背もたれ用フレーム35にはアーム51が固定されている。座部用フレーム34には第1リニアアクチュエータ52の本体52aがW点を枢軸として揺動可能に設けられ、アーム51の先端には第1リニアアクチュエータ52のロッド52bがJ点を枢軸として揺動可能に設けられている。第1リニアアクチュエータ52はリモコン43(図1参照)によって操作可能である。これらアーム51等によって第1揺動固定機構50が構成されている。
図5に示すように、座部用フレーム34と背もたれ用フレーム35との間にはアームレスト揺動固定機構60が設けられている。すなわち、座部用フレーム34には水平バー61が固定されており、背もたれ用フレーム35には枢軸K点を枢軸としてアームレスト27bが揺動可能に設けられている。アームレスト27bにはL点を枢軸として平行リンク62が揺動可能に設けられている。平行リンク62には長孔によってスライダ63が摺動可能に設けられており、スライダ63には水平バー61がM点を枢軸として揺動可能に設けられている。これら水平バー61等によってアームレスト揺動固定機構60が構成されている。
図6に示すように、座部用フレーム34と大腿受け部用フレーム36及び下腿受け部用フレーム37との間には第2揺動固定機構70が設けられている。すなわち、座部用フレーム34には支持バー71が上方に向けて固定されており、支持バー71の上端には第1リンク72がN点を枢軸として揺動可能に設けられている。第1リンク72は、チェアベッドが椅子姿勢である場合において、N点から下方に伸びた後、前方に屈曲して略水平に延びる主部72aと、主部72aの先端から座部用フレーム34より上方まで上方に持ち上がった後、前方に屈曲する接続部72bと、主部72aの先端から下方に延びる案内部72cからなる。接続部72bには、チェアベッドが椅子姿勢である場合において、略水平に延びる大腿受け部用フレーム36が固定されている。
下腿受け部用フレーム37はO点を枢軸として座部用フレーム34に揺動可能に設けられている。下腿受け部用フレーム37にはアーム73、74が固定されている。座部用フレーム34には第2リニアアクチュエータ75の本体75aがX点を枢軸として揺動可能に設けられ、アーム53の先端には第2リニアアクチュエータ75のロッド75bがQ点を枢軸として揺動可能に設けられている。第2リニアアクチュエータ75もリモコン43によって操作可能である。
アーム74にはR点を枢軸とする第2リンク76が揺動可能に設けられている。第2リンク76には長孔によってスライダ77が摺動可能に設けられている。第2リンク76の先端にはスライダ77を止めるストッパ76aが形成されている。
座部用フレーム34の支持足34aにはS点を枢軸として中間リンク78が揺動可能に設けられている。第1リンク72の案内部72cには長孔によってスライダ79が摺動可能に設けられている。スライダ77には中間リンク78がT点を枢軸として揺動可能に設けられ、スライダ79には中間リンク78がU点を枢軸として揺動可能に設けられている。これらスライダ77、79及び中間アーム78によって遅延機構80が構成されている。また、これら第1リンク72等によって第2揺動固定機構70が構成されている。昇降用リニアアクチュエータ45及び第1、2リニアアクチュエータ52、75は同種のものである。
下腿受け部用フレーム37の前端にはフットレスト用フレーム38がV点を枢軸として揺動可能に設けられている。下腿受け部用フレーム37とフットレスト用フレーム38との間には、フットレスト用フレーム38を常に水平に保つ四節平行リンク39が設けられている。
また、このチェアベッドでは、図1に示すように、座部13、大腿受け部17及び下腿受け部19の下方両側に側壁25a、25bが設けられている。両側壁25aはベースフレーム11に固定されており、両側壁25bは座部用フレーム34に固定されている。
このチェアベッドは医療用又は介護用に用いられる。このチェアベッドでは、リモコン43の操作により、図3に示す昇降機構40を駆動し、昇降用リニアアクチュエータ45のロッド45bを延出又は短縮すれば、座部用フレーム34が任意の高さとなる。
また、リモコン43の操作により、図4に示す第1揺動固定機構50を駆動し、第1リニアアクチュエータ52のロッド52bを最も延出する。また、図6に示す第2揺動固定機構70を駆動し、第2リニアアクチュエータ75のロッド75bを最も短縮する。これにより、ベッドチェアは、図7に示す椅子姿勢とされる。この椅子姿勢では、座部13は任意の高さで略水平に維持される。また、背もたれ15は座部13に対して上方に向けて立ち上がる椅子状態にされる。大腿受け部17は座部13とともに略水平となる通常状態とされる。下腿受け部19は使用者Pの足P6が下方に向くように下り傾斜とされる。フットレスト21は略水平状態とされる。このため、使用者Pはこのチェアベッドに腰掛けることが可能である。
リモコン43の操作により、図4に示す第1揺動固定機構50を駆動し、第1リニアアクチュエータ52のロッド52bをある程度まで短縮する。また、図6に示す第2揺動固定機構70を駆動し、第2リニアアクチュエータ75のロッド75bをある程度まで延出する。この際、遅延機構80では、スライダ77がストッパ76bに当接しないことから、下腿受け部用フレーム37のみが上昇し、大腿受け部用フレーム36はまだ上方に揺動しない。このため、ベッドチェアは、図8に示す第1のベッド姿勢とされる。この第1のベッド姿勢では、座部13は、図7に示す椅子姿勢と同様、任意の高さで略水平に維持される。また、背もたれ15は座部13とともに略水平となるベッド状態にされる。大腿受け部17は座部13とともに略水平となる通常状態とされる。下腿受け部19及びフットレスト21も略水平とされる。このため、使用者Pはこのチェアベッドで仰向けで寝ころぶことが可能である。
リモコン43の操作により、図4に示す第1揺動固定機構50はそのままとし、図6に示す第2揺動固定機構70を駆動し、第2リニアアクチュエータ75のロッド75bを最も延出する。この際、遅延機構80では、スライダ77がストッパ76bに当接し、中間リンク78が揺動し、第1リンク72が揺動することから、下腿受け部用フレーム37とともに大腿受け部用フレーム36が上方に揺動する。このため、チェアベッドは、図9に示す第2のベッド姿勢とされる。この第2のベッド姿勢では、座部13及び背もたれ15は、図7に示す椅子姿勢と同様、任意の高さで略水平に維持される。大腿受け部17は、座部13の他端側から持ち上がる特別状態にされる。下腿受け部19及びフットレスト21は大腿受け部17の他端側から略水平とされる。このため、使用者Pは、このチェアベッドで仰向けで寝ころび、足首の骨折等の際、下腿P4を頭部P5よりも持ち上げることができる。
リモコン43の操作により、図4に示す第1揺動固定機構50を駆動し、第1リニアアクチュエータ52のロッド52bを最も短縮する。また、図6に示す第2揺動固定機構70はそのままとする。このため、ベッドチェアは、図10に示すショック体位姿勢とされる。このショック体位姿勢では、座部13は、図7に示す椅子姿勢と同様、任意の高さで略水平に維持される。背もたれ15は、座部13に対して使用者Pの頭部P5が下方になる下り傾斜となるショック体位状態にされる。大腿受け部17は、図9に示す第2のベッド姿勢と同様、座部13の他端側から持ち上がる特別状態にされる。下腿受け部19及びフットレスト21は、図9に示す第2のベッド姿勢と同様、大腿受け部17の他端側から略水平とされる。このため、使用者Pは、このチェアベッドでショック体位をとることができる。この際、大腿受け部17を特別状態として頭部P5に血液が行きやすく、心臓や脳の末梢循環不全を防止することができる。また、下腿受け部19の存在によってショック体位の患者が頭部P5から落下し難い。
リモコン43の操作により、図4に示す第1揺動固定機構50を駆動し、第1リニアアクチュエータ52のロッド52bをある程度まで延出する。また、図6に示す第2揺動固定機構70を駆動し、第2リニアアクチュエータ75のロッド75bをある程度まで延出しておく。このため、ベッドチェアは、図11に示すチルト姿勢とされる。このチルト姿勢では、座部13は、図7に示す椅子姿勢と同様、任意の高さで略水平に維持される。背もたれ15はリクライニング状態にされる。大腿受け部17は、図9に示す第2のベッド姿勢と同様、座部13の他端側から持ち上がる特別状態にされる。下腿受け部19及びフットレスト21は、図9に示す第2のベッド姿勢と同様、大腿受け部17の他端側から略水平とされる。このため、使用者Pは、このチェアベッドでチルト体位をとることができる。
こうして、このチェアベッドでは、大腿受け部17が背もたれ15とは独立して揺動可能であるとともに、固定可能である。また、このチェアベッドでは、座部13を略水平に設け、大腿受け部17を座部13に対して揺動可能にしている。このため、このチェアベッドは比較的簡易にチルト姿勢をとることができる。この場合、大腿受け部17が使用者Pの体重を支えることから、臀部P1が大腿受け部17上を他端側に向かって滑らない。
したがって、このチェアベッドによれば、使用者Pはより快適に過ごすことができる。また、このチェアベッドでは、従来よりも少ない3個のリニアアクチュエータを採用していることから、製造コストの低廉化も実現している。
以上において、本発明を実施例に即して説明したが、本発明は上記実施例に制限されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更して適用できることはいうまでもない。
本発明のチェアベッドは、医療用、介護用等に利用可能である。
13…座部
15…背もたれ
17…大腿受け部
19…下腿受け部
21…フットレスト
34…座部用フレーム
35…背もたれ用フレーム
50…第1揺動固定機構
36…大腿受け部用フレーム
70…第2揺動固定機構
37…下腿受け部用フレーム
75…第2リニアアクチュエータ(リニアアクチュエータ)
75a…本体
75b…ロッド
72…第1リンク
76…第2リンク
80…遅延機構

Claims (4)

  1. 人の臀部と当接する座部と、該座部の一端側で該座部に対して揺動可能に設けられ、該人の背部と当接する背もたれと、該座部の他端側で該座部に対して揺動可能に設けられ、該人の大腿と当接する大腿受け部とを備え、
    該座部は略水平に設けられ、
    該背もたれは、該座部に対して上方に向けて立ち上がる椅子状態になり得、かつ該座部とともに略水平となるベッド状態になり得るとともに、該椅子状態と該ベッド状態との間で揺動可能であるとともにこれらの間の任意の角度で固定可能であり、
    該大腿受け部は、該座部とともに略水平となる通常状態になり得、かつ該座部から持ち上がり、前記大腿が腰部から屈曲する特別状態になり得るとともに、該背もたれとは独立して、該通常状態と該特別状態との間で揺動可能であるとともにこれらの間の任意の角度で固定可能であることを特徴とするチェアベッド。
  2. 前記背もたれは、前記座部に対して前記人の頭部が下方になる下り傾斜となるショック体位状態になり得るとともに、前記椅子状態と該ショック体位状態との間で揺動可能であるとともにこれらの間の任意の角度で固定可能である請求項1記載のチェアベッド。
  3. 前記座部を支持する座部用フレームと、前記背もたれを支持する背もたれ用フレームと、該背もたれ用フレームを該座部用フレームに対して揺動及び固定可能とする第1揺動固定機構と、前記大腿受け部を支持する大腿受け部用フレームと、該大腿受け部用フレームを該座部用フレームに対して揺動及び固定可能とする第2揺動固定機構と、前記大腿受け部の他端側で該大腿受け部に対して揺動可能に設けられ、前記人の下腿と当接する下腿受け部と、前記下腿受け部を支持する下腿受け部用フレームとを備え、
    前記第2揺動固定機構は該下腿受け部用フレームを前記座部用フレームに対して揺動及び固定可能である請求項1又は2記載のチェアベッド。
  4. 前記第2揺動固定機構は、一端が前記座部用フレームに揺動可能に設けられ、他端が前記下腿受け部用フレームに揺動可能に設けられ、本体からロッドが延出又は短縮可能なリニアアクチュエータと、前記座部用フレームに揺動可能に設けられ、前記大腿受け部用フレームが固定された第1リンクと、前記下腿受け部用フレームに揺動可能に設けられた第2リンクと、前記第1リンクと前記第2リンクとの間に設けられ、前記下腿受け部用フレームの上昇への揺動に遅れて前記大腿受け部用フレームを上方に揺動させる遅延機構とを有している請求項3記載のチェアベッド。
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