JP2007202527A - 健康食品 - Google Patents
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Abstract
【課題】味覚がよく、継続的な摂食が容易となる健康の維持・増進などに用いられる健康食品を提供する。
【解決手段】 ハナビラタケおよびホンシメジを含むことを特徴とする健康食品であって、それぞれを約5mm角に裁断し、混合した後、湯煎、焼、炒などの加熱調理を行ったのち、真空凍結乾燥、減圧乾燥、加熱乾燥、熱風乾燥などの乾燥を施すことにより得られ、形状としては、用いる材料の形状をそのまま残したもの、粉砕して粉末としたもの、スープ状にエキスとしたもの、これらを顆粒や錠に加工したもの、カプセルなどに詰めたものなどの形状をした健康食品。
【選択図】 なし
【解決手段】 ハナビラタケおよびホンシメジを含むことを特徴とする健康食品であって、それぞれを約5mm角に裁断し、混合した後、湯煎、焼、炒などの加熱調理を行ったのち、真空凍結乾燥、減圧乾燥、加熱乾燥、熱風乾燥などの乾燥を施すことにより得られ、形状としては、用いる材料の形状をそのまま残したもの、粉砕して粉末としたもの、スープ状にエキスとしたもの、これらを顆粒や錠に加工したもの、カプセルなどに詰めたものなどの形状をした健康食品。
【選択図】 なし
Description
本発明は、日頃の健康の維持を目的として継続的に食用される、きのこを用いた健康食品に関するものである。
従来、きのこを用いたいわゆる健康食品が種々知られている。例えば、主にシイタケ由来のβグルカンを主成分とする免疫賦活剤(例えば、特許文献1参照)、主にマイタケ由来のリパーゼインヒビターを主成分とする消化酵素阻害剤(例えば、特許文献2参照)、ヤマブシタケ含有食品(例えば、特許文献3参照)、きのこを材料に用いた味噌風味健康食品(例えば、特許文献4参照)などが挙げられる。
また、市場に出回っている商品として、アガリクスタケ、メシマコブ、舞茸(マイタケ)、霊芝、椎茸、ハタケシメジ、マッシュルーム、チャーガ、ハナビラタケ、山伏茸、冬虫夏草を原材料とし、形態としてカプセル剤様、顆粒剤様、エキス剤様、錠剤様の健康食品が知られている。
しかし、特に健康食品に用いられるきのこ類は食用とするには味に問題があり、実際に市販されている形状が示すように、カプセル剤や錠剤様の食品として直接には味を感じなくしたものや、顆粒剤やエキス剤様の食品では酢、甘味料、味噌、茶、はと麦、ビタミン類やその他の食材を混合して、味をわかりにくくするための工夫を行っている。また、食し易いように味を調整したものが主流であった。
さらに、食品として分類されると考えられるものには、きのこを用いたスナック菓子の製造方法(例えば、特許文献5参照)、きのこのフライ食品(例えば、特許文献6参照)、きのこ組成物(例えば、特許文献7参照)などが挙げられる。しかし、これらについても、きのこのもつ食物繊維をスナック菓子に加えたものであったり、きのこ類を食用油脂で揚げ、調味料をふりかけて味付けした食品であったり、大豆多糖類と還元糖を組合せて用いることにより、きのこの香味を残したまま、きのこのえぐ味を感じさせないようにしたりと、食品としての機能を中心としたものであり、本発明のように、健康増進機能をもつきのこを、いかに長期間継続して摂取できるようにするかを工夫したものではなかった。
特許第3633601号公報
特開2003−093018公報
特開2004−248525公報
特開2002−010747公報
特許第2826706号公報
特開2000−287640号公報
特開2000−157196号公報
上述のように、きのこを用いた健康食品を通常のきのこ料理などと比較した場合、味覚の点で明らかに劣るといわざるを得ず、継続して食するにはいささか困難さを有することから、健康食品が本来の目的とするところの、継続して食することで健康の維持を図るという機能が起こりにくいものであった。本発明は、味覚の良い健康食品を提供することを目的とするものである。
本発明者らは、ハナビラタケおよびホンシメジを同時に材料として用いることで、味が飛躍的に向上し、また、健康の向上に対する効果も良くなることを見出し本発明に到達した。
すなわち、本発明は、ハナビラタケおよびホンシメジを含むことを特徴とする健康食品を要旨とするものであり、好ましくは、ハナビラタケおよびホンシメジが、加熱調理されたものである。
本発明によれば、ハナビラタケとホンシメジを組み合わせることで味覚の良い健康食品を提供し、継続的な摂食を容易にすることができる。すなわち、健康食品が本来の目的とするところの、継続して食することで健康の維持を図ることができるものである。
以下、本発明を詳細に説明する。
成美堂出版社の成本「傘の形でわかる日本のきのこ」2002年版によると、天然のハナビラタケは夏から秋にかけての亜高山帯の針葉樹林に生ずるものであり、また天然のホンシメジは秋の広葉樹林に群生するものである。どちらのきのこも天然には非常に珍しく、入手が困難であることから、従来、これらのきのこを混合して食することは非常に考えにくいものであった。
近年になって、ハナビラタケおよびホンシメジは、それぞれ人工栽培が可能となり、一部の量販店などで入手出るようになったが、一般的に市販されているきのこの10倍程度の価格であることから、同時に入手することが可能になったとはいえ、これらのきのこを混合して食することなど思いつく由も無かったものである。
本発明は、ハナビラタケおよびホンシメジを含むものであって、例えば、両方のきのこを混合した後に加熱調理するか、またはそれぞれを加熱調理後混合することにより得られるものである。
本発明に用いられるハナビラタケ(Sparassis crispa)は、ハナビラタケ科ハナビラタケ属のきのこであり、天然に産生したもの、人工栽培によるもののどちらも用いることができる。人工栽培により得られたきのこが最近市販されるようになり、本発明においては、市販のハナビラタケを好適に用いることができる。
また、本発明に用いられるホンシメジ(ダイコクシメジ、Lyophyllum shimeji)は、キシメジ科シメジ属のきのこであり、天然に産生したもの、人工栽培によるもののどちらも用いることができる。人工栽培により得られたきのこがスーパーなどで市販されており、本発明においては、市販品を好適に用いることができる。なお、一般にホンシメジと称して販売されているものは、ジキシメジ科シロタモギタケ属のブナシメ(シロタモギタケ、Hypsizigus marmoreus)が多く、これは本発明で用いられるホンシメジとは異なるものである。
本発明においては、少なくともハナビラタケおよびホンシメジが含まれていればよく、必要に応じてさらにマツタケ、キシメジ、シモフリシメジ、シャカシメジ、ヌメリイグチ、クロカワ、ニセアブラシメジ、ショウゲンジ、サクラシメジ、コウタケ、ホウキタケ、クリタケ、スギヒラタケ、ヒラタケ、ニンギョウタケ、ホコリタケ、ヤマブシタケ、シイタケ、エノキタケ、ナメコ、ヒラタケ、ブナシメジ、マイタケ、マッシュルーム、エリンギ、キクラゲなどの別のきのこ類を加えてもよい。
本発明において採用される加熱調理法としては、湯煎、焼、炒など特に限定されるものではないが、きのこのうまみを充分に引き出すことができることから、湯煎や焼によることがより好ましい。また、塩、胡椒、砂糖、ワイン、バターなどの調味料や、ニンニク・ねぎ・パセリなどの薬味を加えてもよく、さらに、必要に応じて、たまねぎなどの野菜類や、貝類などを加えてもよい。しかし、本来のきのこの味覚をさらに引き出すために、これらの追加物は、ハナビラタケおよびホンシメジの重量に対して、より少量であることが好ましい。
加熱調理を行う際は、それぞれのきのこを個別に加熱調理した後に混合しても、またそれぞれのきのこを加熱調理前に混合し、その後に加熱調理してもよい。また、それぞれのきのこの大きさには限定されない。しかし、健康食品として用いるためには、それぞれの原材料の大きさが2cm角以下、より好ましくは5mm角以下であることが望しい。さらには、食し易さや、後の加工のし易さの観点から、粉砕して粉末化することも好ましい条件として考えられる。
本発明においては、加熱調理後または加熱調理後の混合後にきのこを乾燥しておくことが、保存のために望ましい。乾燥方法については特に限定は無く、真空凍結乾燥、減圧乾燥、加熱乾燥、熱風乾燥などが挙げられる。しかし、風味が引き出せるという観点から、真空凍結乾燥や加熱乾燥などが好ましい。
また、本発明の健康食品の形状については、特に限定されるものではなく、用いる材料の形状を、そのまま残したものや、粉砕して粉末としたもの、スープ状にエキスとしたもの、これらを顆粒や錠に加工したもの、さらには、これらをカプセルなどに詰めたものが挙げられる。これらの中で、顆粒、粉末、エキスなどやそのままの形状を残したものの方が、素材の味を感じにくいカプセル剤や錠剤様よりも好ましく、さらに好ましくは、そのままの形状を少しでも維持したものがより好ましい。
以下に、実施例により本発明をより具体的に示す。
実施例1
市販のハナビラタケおよびホンシメジをそれぞれ個別に約5mm角の角切りとし、外観上、きのこの区別がつかないようにした。それぞれのきのこ100gを、塩を少々加えた約1000mLの水で湯煎した。11名の被験者が、きのこの種類を事前に知らされることなく、それぞれを単品および混合の3品を食し、味について1(不味い)、2(やや不味い)、3(普通)、4(やや美味しい)、5(美味しい)の5段階で評価を行った。結果を以下に示した。
実施例1
市販のハナビラタケおよびホンシメジをそれぞれ個別に約5mm角の角切りとし、外観上、きのこの区別がつかないようにした。それぞれのきのこ100gを、塩を少々加えた約1000mLの水で湯煎した。11名の被験者が、きのこの種類を事前に知らされることなく、それぞれを単品および混合の3品を食し、味について1(不味い)、2(やや不味い)、3(普通)、4(やや美味しい)、5(美味しい)の5段階で評価を行った。結果を以下に示した。
実施例2
約5mm角の角切りとした市販のハナビラタケ50gとホンシメジ50gを混合して、塩を少々加えた約500mLの水で湯煎した。十分に水切りをした後、真空凍結乾燥をおこなった。8名の被験者が、この真空凍結乾燥品3gを32日間、毎日食し、被験者の健康状態が真空凍結乾燥品を食する前と比べてどのように変化したかを調査した。健康状態の変化は、1(以前に比べて悪化した)、2(以前に比べてやや悪化した、3(以前と変わらない)、4(以前に比べてやや改善した)、5(以前に比べて改善した)の5段階で評価を行った。結果を以下に示した。
約5mm角の角切りとした市販のハナビラタケ50gとホンシメジ50gを混合して、塩を少々加えた約500mLの水で湯煎した。十分に水切りをした後、真空凍結乾燥をおこなった。8名の被験者が、この真空凍結乾燥品3gを32日間、毎日食し、被験者の健康状態が真空凍結乾燥品を食する前と比べてどのように変化したかを調査した。健康状態の変化は、1(以前に比べて悪化した)、2(以前に比べてやや悪化した、3(以前と変わらない)、4(以前に比べてやや改善した)、5(以前に比べて改善した)の5段階で評価を行った。結果を以下に示した。
実施例1および実施例2からわかるように、本発明により、ハナビラタケとホンシメジとを混合することで味が良く健康が改善する健康食品とすることができた。
Claims (2)
- ハナビラタケおよびホンシメジを含むことを特徴とする健康食品。
- ハナビラタケおよびホンシメジが、加熱調理されたものである請求項1記載の健康食品。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006028429A JP2007202527A (ja) | 2006-02-06 | 2006-02-06 | 健康食品 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006028429A JP2007202527A (ja) | 2006-02-06 | 2006-02-06 | 健康食品 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007202527A true JP2007202527A (ja) | 2007-08-16 |
Family
ID=38482556
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006028429A Pending JP2007202527A (ja) | 2006-02-06 | 2006-02-06 | 健康食品 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2007202527A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016154498A (ja) * | 2015-02-25 | 2016-09-01 | 株式会社インタートレード | 水溶性粉末食品 |
-
2006
- 2006-02-06 JP JP2006028429A patent/JP2007202527A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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