JP2007202078A - Ofdm復調装置、ofdm復調装置の動作方法、プログラム及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体 - Google Patents

Ofdm復調装置、ofdm復調装置の動作方法、プログラム及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体 Download PDF

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Masayuki Natsumi
昌之 夏見
Kazumasa Kioi
一雅 鬼追
Akira Saito
晶 齊藤
Mamoru Okazaki
守 岡崎
Atsushi Sakai
敦司 酒井
Nobuyuki Oki
伸之 大木
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Abstract

【課題】メモリ搭載量を低減することができ、回路規模を削減することが可能となり、消費電力を削減することができるOFDM復調装置を提供する。
【解決手段】OFDM復調装置100は、ベースバンド信号をデジタル信号処理するベースバンド信号処理部1と、ベースバンド信号処理部1によってデジタル信号処理されたベースバンド信号の誤りを訂正するために設けられた誤り訂正処理部2とを備え、ベースバンド信号処理部1は、ベースバンド信号の初期シンボル同期処理を行う初期シンボル同期回路3を含み、初期シンボル同期回路3と誤り訂正処理部2とのいずれかにRAM12を接続するセレクタ11をさらに備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、デジタル伝送方式にて、映像信号や音声信号を効率よく伝送できる直交周波数分割多重方式(Orthogonal Frequency Division Multiplex、以下、略してOFDM)の復調装置に関する。
(OFDM放送)
地上デジタル放送では、建物によるゴースト妨害(フェージング、マルチパス)の克服に好適な変調方式として、マルチキャリアのOFDM変復調方式が知られている。OFDM変復調方式は、1チャンネル帯域内に多数(256〜1024程度)のサブ・キャリアを設けて、映像信号や音声信号を効率よく伝送することが可能なデジタル変調・復調方式である。全キャリアを高速フーリエ逆変換(IFFT: Inverse Fast Fourier Transform)によってOFDM変調されたベースバンド(BB:BaseBand)信号を生成する。
図3は、OFDM変調波の伝送シンボルの一例を示す図である。IFFT変換の処理窓の期間が、有効シンボル期間tとなる。有効シンボル期間は、FクロックN周期に相当する。有効シンボル期間tを基本単位としてデジタル変調された全キャリアを加え合わせたものを、OFDM伝送シンボルという。
実際の伝送シンボルは、通常、図3に示すように、有効シンボル期間201に、ガードインターバル(GI)202aと呼ばれる期間tgを付加して構成されている。GI期間t(202a)の波形は、有効シンボル期間tの後部202bの信号波形を繰り返したものになっている。伝送シンボルのシンボル期間203は、有効シンボル期間201とGI期間202aとの和となる。たとえば、非特許文献1の放送規格によると、有効シンボル期間長は、MODEと呼ばれるパラメータによって次表1の様に定義されている。
Figure 2007202078
さらに、GI期間(単位:μs)は、各有効シンボル期間長に対する比であるGI期間長(GI比)と呼ばれるパラメータによって、次表2の様に定義されている。
Figure 2007202078
また、伝送シンボルを幾つか集めたものを伝送フレームという。これは、情報伝送用シンボルが100個程度集まったものに、フレーム同期用シンボルやサービス識別用シンボルを付加したものである。たとえば非特許文献1では、1フレームが204シンボルと定義されている。
また、非特許文献1によると、QPSK、16QAM、または64QAM変調された1伝送シンボルには、1セグメント当たり、次表3に示すキャリアが配置されている。
Figure 2007202078
この表において、SPは、SP(Scattered Pilot)信号を意味する。このSP信号は、周期的に挿入されるパイロット信号であり、たとえば、キャリア方向において、12キャリアに1回、シンボル方向において、4シンボルに1回、挿入される。TMCCは、TMCC(Transmission and Multiplexing Configuration Control)信号を意味する。このTMCC信号は、フレーム同期信号や伝送パラメータを伝送するための信号である。AC1は、AC1(Auxiliary Channel)信号を意味する。このAC1信号は、付加情報を伝送するための信号である。TMCCとAC1は、SPと異なり、各キャリアにおいて、非周期的に配置されている。
(従来のOFDM復調装置の基本構成)
従来のOFDM復調装置の一構成例は、たとえば、非特許文献2に示されている。そこで、非特許文献2に開示されているOFDM復調装置について、以下に説明する。
図4は、従来のOFDM復調装置900の構成を示すブロック図である。OFDM復調装置900は、図4に示すように、アンテナ901、チューナ902、バンドパスフィルタ(BPF)903、A/D変換回路904、DCキャンセル回路905、デジタル直交復調回路906、FFT演算回路907、フレーム同期回路908、同期回路909、波形等化回路910、周波数デインタリーブ回路911、時間デインタリーブ回路912、デマッピング回路913、ビットデインタリーブ回路914、デパンクチャ回路915、ビタビ回路916、バイトデインタリーブ回路917、拡散信号除去回路918、トランスポートストリーム生成回路919、RS復号回路920、TMCC復号回路921、およびャンネル選択回路922を備えている。
放送局から放送されたデジタル放送の放送波は、OFDM復調装置900のアンテナ901により受信され、RF信号としてチューナ902に供給される。チューナ902は、乗算器902aおよび局部発振器902bからなり、アンテナ901を通じて受信されたRF信号を、IF信号に周波数変換する。チューナ902は、周波数変換したIF信号をBPF903に供給する。
局部発振器902bから発振される受信キャリア信号の発振周波数は、チャンネル選択回路922から供給されるチャンネル選択信号に応じて切り換えられる。チューナ902から出力されたIF信号は、BPF903によりフィルタリングされたあと、A/D変換回路904によりデジタル化される。デジタル化されたIF信号は、DCキャンセル回路905によりDC成分が除去され、デジタル直交復調回路906に供給される。
デジタル直交復調回路906は、所定の周波数(キャリア周波数)のキャリア信号を用いて、デジタル化されたIF信号を直交復調し、ベースバンドのOFDM信号を出力する。ベースバンドのOFDM信号は、直交復調された結果、実軸成分(Iチャネル信号)と、虚軸成分(Qチャネル信号)とから構成される複素信号となる。デジタル直交復調回路906から出力されるベースバンドのOFDM信号は、FFT演算回路907および同期回路909に供給される。
FFT演算回路907は、ベースバンドのOFDM信号に対してFFT演算を行い、各サブキャリアに直交変調されている信号を抽出して出力する。FFT演算回路907は、1つのOFDMシンボルから有効シンボル長分の信号を抜き出し、抜き出した信号に対してFFT演算を行う。すなわち、FFT演算回路907は、1つのOFDMシンボルからガードインターバル長分の信号を除き、残った信号に対してFFT演算を行う。FFT演算を行うために抜き出される信号の範囲は、その抜き出した信号点が連続していれば、1つのOFDM伝送シンボルの任意の位置でよい。つまり、その抜き出す信号の範囲の開始位置は、GI期間中のいずれかの位置となる。FFT演算回路907により抽出された各サブキャリアに変調されていた信号は、実軸成分(Iチャネル信号)と虚軸成分(Qチャネル信号)とから構成される複素信号である。FFT演算回路907により抽出された信号は、フレーム同期回路908、同期回路909および波形等価回路910に供給される。
フレーム同期回路908は、FFT演算回路907により復調された信号に基づき、OFDM伝送フレームの境界を抽出するとともに、OFDM伝送フレーム内に含まれているCPおよびSPなどのパイロット信号、TMCCなどの伝送制御情報を復調し、同期回路909およびTMCC復号回路921に供給する。
同期回路909は、ベースバンドのOFDM信号、FFT演算回路907により復調された後の各サブキャリアに変調されていた信号、フレーム同期回路908により検出されたCPおよびSPなどのパイロット信号、および、チャンネル選択回路922から供給されるチャンネル選択信号を用いて、OFDMシンボルの境界を算出し、FFT演算回路907に対してFFT演算の演算開始タイミングを設定する。
波形等価回路910には、FFT演算回路907から出力された各サブキャリアから復調された後の信号が供給される。波形等価回路910は、その信号に対してキャリア復調を行う。ISDB−T規格のOFDM信号を復調する場合であれば、波形等価回路910は、たとえば、DQPSKの差動復調、または、QPSK、16QAM、および64QAMなどの同期復調を行う。
キャリア復調された信号は、周波数デインタリーブ回路911によって周波数方向にデインタリーブ処理される。続いて、時間デインタリーブ回路912によって、時間方向のデインタリーブ処理がされた後、デマッピング回路913に供給される。
デマッピング回路913は、キャリア復調された信号(複素信号)に対して、データの再割付処理(デマッピング処理)を行う。これにより、伝送データ系列を復元する。たとえば、ISDB−T規格のOFDM信号を復調する場合であれば、デマッピング回路913は、QPSK、16QAM、または64QAMに対応した、デマッピング処理を行う。
デマッピング回路913から出力された伝送データ系列は、ビットデインタリーブ回路914、デパンクチャ回路915、ビタビ回路916、バイトデインタリーブ回路917、拡散信号除去回路918を通過する。これにより、多値シンボルの誤り分散のためのビットインタリーブに対応したデインタリーブ処理、伝送ビットの削減のためのパンクチャリング処理に対応したデパンクチャリング処理、畳み込み符号化されたビット列の復号のためのビタビ復号処理、バイト単位でのデインタリーブ処理、およびエネルギ拡散処理に対応したエネルギ逆拡散処理が、それぞれ行われる。その後、伝送データ系列は、トランスポートストリーム生成回路919に入力される。
トランスポートストリーム生成回路919は、たとえば、ヌルパケット等の各放送方式で規定されるデータを、ストリームにおける所定の位置に挿入する。また、トランスポートストリーム生成回路919は、断続的に供給されてくるストリームのビット間隔を平滑化して、時間的に連続したストリームとする、いわゆるスムージング処理を行う。スムージング処理がされた伝送データ系列は、RS復号回路920に供給される。
RS復号回路920は、入力された伝送データ系列に対してリードソロモン復号処理を行う。これにより、MPEG−2システムズで規定されたトランスポートストリームとして出力する。
TMCC復号回路921は、OFDM伝送フレームにおける所定の位置に変調されている、TMCCなどの伝送制御情報を復号する。復号された伝送制御情報は、波形等化回路910、時間デインタリーブ回路912、デマッピング回路913、ビットデインタリーブ回路914、および、トランスポートストリーム生成回路919に供給され、各回路の復調や再生等の制御に用いられる。
このOFDM復調装置900に設けられた同期回路909、FFT演算回路907及びフレーム同期回路908が、シンボル同期処理、キャリア周波数誤差検出処理及びフレーム同期処理の各処理を行うために、ベースバンド信号を記憶するためのメモリが必要となる。
また、波形等化回路910は、雑音、マルチパス、レイリー・フェージング等の通信路環境に対する性能を向上させるために、伝送シンボル中のパイロットキャリアを基準として、FFT演算回路907の出力信号から通信路環境の影響を除去する。通信路環境の耐性を向上させるために、波形等化回路910は、複数のシンボルのSPキャリア等のパイロット信号とデータキャリアとを記憶するメモリを必要とする。例えば、非特許文献1の地上デジタル放送規格では、1セグメント当たり100本から400本程度のキャリア数を使用することが考えられている。
OFDM復調装置900の誤り訂正処理部も大きなメモリを必要とする。時間デインタリーブ回路912は、キャリア番号毎に異なる遅延処理を行うことにより、時間インタリーブされたデジタルデータを元に戻す。例えば、非特許文献1の地上デジタル放送規格のmode3において、インタリーブ長が4の場合には、キャリア番号によって異なるが、0シンボルから最大で約400シンボルの遅延処理を行う必要がある。つまり、最大で400シンボル分のデータを記憶するメモリ領域を、必要なキャリア本数だけ用意する必要がある。
ビタビ回路916は、畳み込み符号を復号するためのトレリス・パスを記憶するためのメモリを必要とする。例えば、非特許文献1の畳み込み符号では、拘束長がK=7であるので、2K−1=64の接続情報をトレースバック長だけ記憶する必要がある。誤り訂正能力を向上させるためにトレースバック長を長くすると、必要なメモリ領域も増大する。
RS復号回路920は、例えば、バーレカンプ・マッシィ(Berlekamp−Massey)法によって誤り箇所を検出し、誤り訂正を行う。この処理ではガロア体の演算が必要であるために、演算処理時間がかかる。RS復号をリアルタイムで行うためには、演算処理中に処理対象のTSパケットを記憶し、さらに、入力されている次のTSパケットを記憶するメモリが必要となる。
図5は、従来技術を示すものであり、他のOFDM復調装置60の要部構成を示すブロック図である。OFDM復調装置60は、共有バッファアーキテクチャに基づいて構成されており、直列バッファのアプローチは用いられていない。図5に示されたOFDM復調装置60のアーキテクチャでは、1つの中央バッファ68を主要なレシーバブロックが共有している。中央バッファ68を使用するには、データレートよりも速いシステムクロックを必要とする。
OFDM復調装置60は、レシーバコントローラモジュール62を含む。このレシーバコントローラモジュール62は、OFDM復調装置60内のすべての関連した機能ブロックやモジュールに動作可能に接続されている。レシーバコントローラモジュール62の動作については後に、より詳しく説明する。図5の図示を簡単にするために、レシーバコントローラモジュール62とその他のモジュールとの間の接続は示していない。
受信されたOFDM信号64は、デ・ローテータモジュール66にまず送られる。このデ・ローテータモジュール66を用いてOFDM信号の周波数をベースバンド周波数(理想)に変換するか、ベースバンドに近い周波数(現実)に変換する。デ・ローテートされたOFDM信号データは中央バッファ68に送られる。中央バッファ68には周囲の機能ブロックやモジュールがアクセス可能である。
デ・ローテータ66は、コアースキャリア推定およびフレーム同期モジュール70、ファインキャリア推定モジュール72及びパイロットキャリアトラッキングモジュール74と動作可能に接続されており、これらからの入力を受信する。コアースキャリア推定およびフレーム同期モジュール70は、中央バッファ68と動作可能に接続されており、データを交換する。また、コアースキャリア推定およびフレーム同期モジュール70はファインキャリア推定モジュール72に動作可能に接続され、入力を供給する。コアースキャリア推定およびフレーム同期モジュール70は自己相関ベースであり、それゆえ遅延バッファを要する。
ファインキャリア推定モジュール72は中央バッファ68と動作可能に接続されており、データを交換する。ファインキャリア推定モジュール72は、コアースキャリア推定およびフレーム同期モジュール70と動作可能に接続されており、入力を受け取る。また、ファインキャリア推定モジュール72は、パイロットキャリアトラッキングモジュール74および最小二乗平均(LMS)適応エンジン76とデータを交換するように適応している。ファインキャリア推定モジュール72は、自己相関ベースであり、遅延バッファを必要とする。
パイロットキャリアトラッキングモジュール74は、デ・ローテータモジュール66と動作可能に接続されており入力を供給する。また、イコライザモジュール78と動作可能に接続されており入力を受け取る。また、パイロットキャリアトラッキングモジュール74は、ファインキャリア推定モジュール72と動作可能に接続されており、データを交換する。パイロットキャリアトラッキングモジュール74は、ファインキャリア推定モジュール72がイコライザモジュール78の出力信号のフェーズを抽出するために、再度使用してもよい。
LMS適応エンジン76は、イコライザモジュール78、イコライザタップ初期化モジュール80、ファインフレーム同期モジュール82に動作可能に接続されており、入力を供給する。LMS適応エンジン76はファインキャリア推定モジュール72にも動作可能に結合しており、データを交換する。LMS適応エンジン76は、イコライザタップ初期化ブロック80が再帰的分割動作を実行するために、再度使用してもよい。上記の再帰的分割動作の少なくとも一例が、Maxim B.BelotserkovskyとLouis Robert Litwin Jr.による2001年9月18日出願の米国特許出願第09/955,392号「適応的アルゴリズムを用いたOFDMイコライザタップ初期化のメカニズムMechanism For OFDM Equalizer Tap Initialization Using An Adaptive Algorithm」に記載されている。
LMS適応エンジン76は、イコライザモジュール78がLMSタップ更新値を計算するために再度使用してもよい。LMS適応エンジン76は、ファインフレーム同期モジュール82が再帰的分割動作を実行するために再度使用してもよい。上記の再帰的分割動作の少なくとも一例が、米国特許出願第09/955,392号(上記で参照援用されている)に記載されている。
イコライザモジュール78は、中央バッファ68、LMS適応エンジン76、イコライザタップ初期化モジュール80に動作可能に接続され、データを受け取る。また、イコライザモジュール78は、パイロットフレームトラッキングモジュール86とパイロットキャリアトラッキングモジュール74に動作可能に接続され入力を供給する。イコライザモジュール78は、データが高速フーリエ変換/逆高速フーリエ変換(FFT/IFFT)プロセッサ90により処理される前に、そのデータを等価(equalize)させ、出力データ84をダウンストリーム処理へ送る。
イコライザモジュール78は、ハードウェアにおいて比較的少数のタップを実装すればよい。関連するハードウェアを再度使用して、受信したOFDM信号のすべてのサブバンドやサブキャリアを等価してもよい。中央バッファ68はこの等価プロセスにおいて記憶場所となってもよい。
イコライザタップ初期化モジュール80は、LMS適応エンジン76と動作可能に接続され入力データを受け取ってもよく、イコライザモジュール78に動作可能に接続されデータを供給してもよい。イコライザタップ初期化モジュール80も中央バッファ68と動作可能に接続され、データを交換する。
ファインフレーム同期モジュール82は、LMS適応エンジン76と動作可能に接続されデータを受け取る。ファインフレーム同期モジュール82も、中央バッファ68に動作可能に接続されデータを交換する。
パイロットフレームトラッキングモジュール86は、イコライザモジュール78に動作可能に接続されデータを受け取る。パイロットフレームトラッキングモジュール86も中央バッファ68に動作可能に接続されデータを供給する。中央バッファ68を使用することにより、フレームトラッキングが簡単になる。その理由は、関連するモジュールはすべて同じバッファからデータを取るからである。FFTウィンドウ位置を動かすために、パイロットフレームトラッキングモジュール86は中央バッファ68のインデックスポインタを変更すればよい。
FFT/IFFTプロセッサモジュール90は、中央バッファ68に動作可能に接続されている。例示した実施形態において、FFT/IFFTプロセッサモジュール90は、(バタフライと呼ばれる)計算部のみを有する。FFT/IFFTプロセッサモジュール90は、データ記憶のために、別の専用バッファではなく中央バッファ68を利用する。FFT/IFFTプロセッサ90はバッファからデータを受け取り、データに計算処理を施し、後続の処理のためにそのデータをバッファに戻すように適応している。
前に記載したように、中央バッファ68はOFDM復調装置60の多数の機能ブロックと動作可能に接続されデータを交換する。中央バッファ68がデータを交換するブロックには、コアースキャリア推定およびフレーム同期モジュール70、ファインキャリア推定モジュール72、ファインフレーム同期モジュール82、イコライザタップ初期化モジュール80、およびFFT/IFFTプロセッサ90がある。中央バッファ68は、デ・ローテータモジュール66およびパイロットフレームトラッキングモジュール86と動作可能に接続されておりデータを受け取る。最後に、中央バッファ68は、イコライザモジュール78と動作可能に接続されておりデータを供給する。
開示した実施形態において、中央バッファ68は複素数データの記憶用に128個の記憶場所を有する。この大きさがあれば、約2つのOFDMシンボルをバッファに格納することができる。バッファの厳密な大きさは、アプリケーションの設計に強く依存する。中央バッファ68の厳密な大きさは、本構成にとって重要なことではない。
レシーバコントローラモジュール62は、OFDM復調装置60の動作を制御するステートマシンである。その動作には様々なモジュールの中央バッファ68へのアクセスも含む。このように、レシーバコントローラモジュール62は中央バッファ68の整合性を維持するように動作する。レシーバコントローラモジュール62は、中央バッファ68からイコライザモジュール78へのデータ転送も制御する。
OFDM復調装置60の初期化フェーズにおいて、プリアンブルを受信することがある。このプリアンブルはトレーニングシンボルを含む。プリアンブルの一部として受信されるトレーニングシンボルには、Hiperlan/2仕様書に載っているA、B、Cトレーニングシンボルがある。
レシーバコントローラモジュール62は、コアースキャリア推定およびフレーム同期モジュール70を、A、Bトレーニングシンボル期間中に動作および中央バッファ68へアクセスさせる。イコライザタップ初期化モジュール80、ファインキャリア推定モジュール72、ファインフレーム同期モジュール82は、Cトレーニングシンボル期間中に起動され、中央バッファ68にアクセスする。コアースキャリア推定およびフレーム同期モジュール70とファインキャリア推定モジュール72は、デ・ローテータモジュール66の動作を制御する。
プリアンブルに続いて、OFDM復調装置60は受信したユーザデータとそのデータに組み込まれたパイロットの処理を開始する。この動作のフェーズにおいて、レシーバコントローラモジュール62は、イコライザモジュール78、パイロットキャリアトラッキングモジュール74、パイロットフレームトラッキングモジュール86を起動する。
「地上デジタルテレビジョン放送の伝送方式ARIB STD−B31 1.5版」、社団法人電波産業界、2001年5月31日初版策定、2003年7月29日1.5版改定 「地上デジタル音声放送用復調装置標準規格(望ましい仕様)ARIB STD−B30 1.2版」、社団法人電波産業界、2001年5月31日初版策定、2003年年7月29日1.2版改定 特表2005−535223号公報(平成17年11月17日公開(2005.11.17)) 米国特許出願第09/955,392号「適応的アルゴリズムを用いたOFDMイコライザタップ初期化のメカニズムMechanism For OFDM Equalizer Tap Initialization Using An Adaptive Algorithm」
しかしながら、上記図4に示す従来の構成では、同期回路909に設けられた初期シンボル同期処理回路の初期シンボル同期処理に多量のメモリが必要であり、また、同期回路909に設けられた広帯域キャリア周波数誤差補正回路の広帯域キャリア周波数誤差補正にも多量のメモリが必要であるため、回路規模の削減が困難であるという問題がある。
また、上記図5に示す構成では、ベースバンド信号処理部においてメモリを共有しているが、共有されるメモリの量が十分でなく、より一層回路規模を削減することが困難であるという問題がある。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、メモリ搭載量を低減することができ、回路規模を削減することが可能となり、消費電力を削減することができるOFDM復調装置を実現することにある。
本発明に係るOFDM復調装置は、上記課題を解決するために、ベースバンド信号をデジタル信号処理するベースバンド信号処理部と、前記ベースバンド信号処理部によってデジタル信号処理されたベースバンド信号の誤りを訂正するために設けられた誤り訂正処理部とを備え、前記ベースバンド信号処理部は、前記ベースバンド信号の初期シンボル同期処理を行う初期シンボル同期回路を含み、前記初期シンボル同期回路と前記誤り訂正処理部とのいずれかにメモリを接続するセレクタをさらに備えることを特徴としている。
上記特徴によれば、誤り訂正処理部がメモリを使用しないフレーム同期前の初期シンボル同期のタイミングでは、メモリを初期シンボル同期回路に接続して初期シンボル同期処理を実行し、誤り訂正処理部がメモリを使用するフレーム同期後のタイミングでは、メモリを誤り訂正処理部に接続してベースバンド信号の誤りを訂正することができる。このため、ベースバンド信号処理部と誤り訂正処理部とでメモリを共有することができるので、ベースバンド信号処理部に初期シンボル同期回路用のメモリを設ける必要がなくなる。その結果、メモリ搭載量を低減することができ、回路規模を削減することが可能となり、消費電力を削減することができるOFDM復調装置を提供することができる。
本発明に係るOFDM復調装置では、前記ベースバンド信号処理部は、前記ベースバンド信号から広帯域キャリア周波数誤差を検出する広帯域キャリア周波数誤差検出回路をさらに含み、前記セレクタは、前記広帯域キャリア周波数誤差検出回路と前記初期シンボル同期回路と前記誤り訂正処理部とのいずれかに前記メモリを接続することが好ましい。
上記構成によれば、誤り訂正処理部がメモリを使用しないフレーム同期前の広帯域キャリア周波数誤差検出処理のタイミングでは、メモリを広帯域キャリア周波数誤差検出回路に接続して広帯域キャリア周波数誤差検出処理を実行することができる。このため、ベースバンド信号処理部に広帯域キャリア周波数誤差検出回路のためのメモリを設ける必要がなくなる。その結果、一層メモリ搭載量を低減することができ、回路規模を一層削減することが可能となり、消費電力を一層削減することができるOFDM復調装置を提供することができる。
本発明に係るOFDM復調装置では、前記誤り訂正処理部は、前記ベースバンド信号を時間軸方向に沿ってデインターリーブ処理する時間デインターリーブ回路を含み、前記セレクタは、前記時間デインターリーブ回路と前記初期シンボル同期回路とのいずれかに前記メモリを接続することが好ましい。
上記構成によれば、ワード長が大きい時間デインターリーブ回路用RAMを初期シンボル同期回路と時間デインターリーブ回路とで共用することができる。
本発明に係るOFDM復調装置では、前記誤り訂正処理部は、前記ベースバンド信号をビタビ復号処理するビタビ回路を含み、前記セレクタは、前記ビタビ回路と前記初期シンボル同期回路とのいずれかに前記メモリを接続することが好ましい。
上記構成によれば、ビット幅が大きいビタビ回路用RAMを初期シンボル同期回路とビタビ回路とで共用することができる。
本発明に係るOFDM復調装置では、前記ベースバンド信号処理部は、前記ベースバンド信号に含まれている狭帯域キャリア周波数誤差を補正する狭帯域キャリア周波数誤差補正回路と、前記ベースバンド信号に含まれている前記狭帯域キャリア周波数誤差を検出する狭帯域キャリア周波数誤差検出回路と、前記ベースバンド信号に含まれている広帯域キャリア周波数誤差を補正する広帯域キャリア周波数誤差補正回路と、前記ベースバンド信号を復調することによって、復調信号を得る直交周波数分割多重復調回路と、前記復調信号から前記広帯域キャリア周波数誤差を検出する広帯域キャリア周波数誤差検出回路とを含むことが好ましい。
上記構成によれば、ベースバンド信号処理部を簡単に構成できる。
本発明に係るOFDM復調装置の動作方法は、上記課題を解決するために、ベースバンド信号をデジタル信号処理するベースバンド信号処理部に設けられ前記ベースバンド信号の初期シンボル同期処理を行う初期シンボル同期回路に、メモリを接続して、前記ベースバンド信号の初期シンボル同期処理を実行し、前記ベースバンド信号処理部によってデジタル信号処理されたベースバンド信号の誤りを訂正するために設けられた誤り訂正処理部に、前記メモリを接続して、前記ベースバンド信号の誤りを訂正することを特徴とする。
上記特徴によれば、初期シンボル同期回路にメモリを接続してベースバンド信号の初期シンボル同期処理を実行し、誤り訂正処理部にメモリを接続してベースバンド信号の誤りを訂正する。従って、誤り訂正処理部がメモリを使用しないフレーム同期前の初期シンボル同期のタイミングでは、メモリを初期シンボル同期回路に接続して初期シンボル同期処理を実行し、誤り訂正処理部がメモリを使用するフレーム同期後のタイミングでは、メモリを誤り訂正処理部に接続してベースバンド信号の誤りを訂正することができる。このため、ベースバンド信号処理部と誤り訂正処理部とでメモリを共有することができるので、ベースバンド信号処理部に初期シンボル同期回路用のメモリを設ける必要がなくなる。その結果、メモリ搭載量を低減することができ、回路規模を削減することが可能となり、消費電力を削減することができるOFDM復調装置の動作方法を提供することができる。
本発明に係るプログラムは、上記課題を解決するために、コンピュータに、ベースバンド信号をデジタル信号処理するベースバンド信号処理部に設けられ前記ベースバンド信号の初期シンボル同期処理を行う初期シンボル同期回路に、メモリを接続して、前記ベースバンド信号の初期シンボル同期処理を実行する手順と、前記ベースバンド信号処理部によってデジタル信号処理されたベースバンド信号の誤りを訂正するために設けられた誤り訂正処理部に、前記メモリを接続して、前記ベースバンド信号の誤りを訂正する手順とを実行させることを特徴とする。
本発明に係るコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、上記課題を解決するために、ベースバンド信号をデジタル信号処理するベースバンド信号処理部に設けられ前記ベースバンド信号の初期シンボル同期処理を行う初期シンボル同期回路に、メモリを接続して、前記ベースバンド信号の初期シンボル同期処理を実行する手順と、前記ベースバンド信号処理部によってデジタル信号処理されたベースバンド信号の誤りを訂正するために設けられた誤り訂正処理部に、前記メモリを接続して、前記ベースバンド信号の誤りを訂正する手順とを実行させるためのプログラムを記録したことを特徴とする。
本発明に係るOFDM復調装置は、以上のように、初期シンボル同期回路と誤り訂正処理部とのいずれかにメモリを接続するセレクタを備えているので、ベースバンド信号処理部と誤り訂正処理部とでメモリを共有することができ、ベースバンド信号処理部に初期シンボル同期回路用のメモリを設ける必要がなくなり、その結果、メモリ搭載量を低減することができ、回路規模を削減することが可能となり、消費電力を削減することができるOFDM復調装置を提供することができるという効果を奏する。
本発明に係るOFDM復調装置の動作方法は、以上のように、初期シンボル同期回路にメモリを接続してベースバンド信号の初期シンボル同期処理を実行し、誤り訂正処理部にメモリを接続してベースバンド信号の誤りを訂正する。このため、ベースバンド信号処理部と誤り訂正処理部とでメモリを共有することができ、ベースバンド信号処理部に初期シンボル同期回路用のメモリを設ける必要がなくなり、その結果、メモリ搭載量を低減することができ、回路規模を削減することが可能となり、消費電力を削減することができるOFDM復調装置を提供することができるという効果を奏する。
本発明の一実施形態について図1ないし図2に基づいて説明すると以下の通りである。すなわち、図1は、本発明の実施形態を示すものであり、OFDM復調装置100の構成を示すブロック図である。OFDM復調装置100は、図1に示すように、アンテナ101、チューナ102、バンドパスフィルタ(BPF)103、A/D変換回路104及びDCキャンセル回路105を備えている。
OFDM復調装置100には、ベースバンド信号処理部1が設けられている。図2は、OFDM復調装置100の要部構成を示す詳細ブロック図である。ベースバンド信号処理部1は、デジタル直交復調回路106、同期回路109、FFT演算回路10、フレーム同期回路108、波形等化回路110及びTMCC復号回路121を含んでいる。
同期回路109は、狭帯域キャリア周波数誤差補正回路8、狭帯域キャリア周波数誤差検出回路9、広帯域キャリア周波数誤差補正回路7、広帯域キャリア周波数誤差検出回路4及び初期シンボル同期回路3を含んでいる。
OFDM復調装置100には、誤り訂正処理部2が設けられている。誤り訂正処理部2は、周波数デインタリーブ回路111、時間デインタリーブ回路5、デマッピング回路113、ビットデインタリーブ回路114、デパンクチャ回路115、ビタビ回路6、バイトデインタリーブ回路117及び拡散信号除去回路118を含んでいる。
OFDM復調装置100は、トランスポートストリーム生成回路119、RS復号回路120およびャンネル選択回路122をさらに備えている。
OFDM復調装置100には、セレクタ11及び制御回路13が設けられている。セレクタ11は、制御回路13から供給される切換え信号に応じて、初期シンボル同期回路3と広帯域キャリア周波数誤差検出回路4と時間デインタリーブ回路5とのいずれかに、RAM12を接続する。制御回路13は、初期シンボル同期回路3及びフレーム同期回路108からの信号に応じて、RAM12の接続先を初期シンボル同期回路3と広帯域キャリア周波数誤差検出回路4と時間デインタリーブ回路5とのいずれかに切り換えるための切換え信号をセレクタ11に供給する。
放送局から放送されたデジタル放送の放送波は、OFDM復調装置100のアンテナ101により受信され、RF信号としてチューナ102に供給される。チューナ102は、乗算器102aおよび局部発振器102bからなり、アンテナ101を通じて受信されたRF信号を、IF信号に周波数変換する。チューナ102は、周波数変換したIF信号をBPF103に供給する。
局部発振器102bから発振される受信キャリア信号の発振周波数は、チャンネル選択回路122から供給されるチャンネル選択信号に応じて切り換えられる。チューナ102から出力されたIF信号は、BPF103によりフィルタリングされたあと、A/D変換回路104によりデジタル化される。デジタル化されたIF信号は、DCキャンセル回路105によりDC成分が除去され、ベースバンド信号処理部1のデジタル直交復調回路106に供給される。
デジタル直交復調回路106は、所定の周波数(キャリア周波数)のキャリア信号を用いて、デジタル化されたIF信号を直交復調し、ベースバンドのOFDM信号を出力する。ベースバンドのOFDM信号は、直交復調された結果、実軸成分(Iチャネル信号)と、虚軸成分(Qチャネル信号)とから構成される複素信号となる。デジタル直交復調回路106から出力されるベースバンドのOFDM信号は、同期回路109の狭帯域キャリア周波数誤差補正回路8に供給される。
狭帯域キャリア周波数誤差補正回路8は、デジタル直交復調回路106から供給されたベースバンドのOFDM信号の狭帯域キャリア周波数誤差を補正して、狭帯域キャリア周波数誤差検出回路9、初期シンボル同期回路3及び広帯域キャリア周波数誤差補正回路7に供給する。
狭帯域キャリア周波数誤差検出回路9は、ベースバンドのOFDM信号の狭帯域キャリア周波数誤差を検出し、これを補正するための制御信号を狭帯域キャリア周波数誤差補正回路8に供給する。
初期シンボル同期回路3は、ベースバンドのOFDM信号から伝送モード及びガードインターバル比等の伝送パラメータを抽出する初期シンボル同期処理を実行する。
広帯域キャリア周波数誤差補正回路7は、狭帯域キャリア周波数誤差補正回路8によって供給されたベースバンドのOFDM信号の広帯域キャリア周波数誤差を補正してFFT演算回路10に供給する。
FFT演算回路10は、ベースバンドのOFDM信号に対してFFT演算を行い、各サブキャリアに直交変調されている信号を抽出して出力する。FFT演算回路10は、1つのOFDMシンボルから有効シンボル長分の信号を抜き出し、抜き出した信号に対してFFT演算を行う。すなわち、FFT演算回路10は、1つのOFDMシンボルからガードインターバル長分の信号を除き、残った信号に対してFFT演算を行う。FFT演算を行うために抜き出される信号の範囲は、その抜き出した信号点が連続していれば、1つのOFDM伝送シンボルの任意の位置でよい。つまり、その抜き出す信号の範囲の開始位置は、GI期間中のいずれかの位置となる。FFT演算回路10により抽出された各サブキャリアに変調されていた信号は、実軸成分(Iチャネル信号)と虚軸成分(Qチャネル信号)とから構成される複素信号である。FFT演算回路10により抽出された信号は、フレーム同期回路108、TMCC復号回路121、同期回路109の広帯域キャリア周波数誤差検出回路4および波形等価回路110に供給される。
広帯域キャリア周波数誤差検出回路4は、FFT演算回路10によって供給された信号の広帯域キャリア周波数誤差を検出し、これを補正するための制御信号を広帯域キャリア周波数誤差補正回路7にフィードバックする。
フレーム同期回路108は、FFT演算回路107により復調された信号に基づき、OFDM伝送フレームの境界を抽出するとともに、OFDM伝送フレーム内に含まれているCPおよびSPなどのパイロット信号、TMCCなどの伝送制御情報を復調し、同期回路109およびTMCC復号回路121に供給する。
波形等価回路110には、FFT演算回路10から出力された各サブキャリアから復調された後の信号が供給される。波形等価回路110は、その信号に対してキャリア復調を行う。ISDB−T規格のOFDM信号を復調する場合であれば、波形等価回路110は、たとえば、DQPSKの差動復調、または、QPSK、16QAM、および64QAMなどの同期復調を行う。
キャリア復調された信号は、誤り訂正処理部2に設けられた周波数デインタリーブ回路111によって周波数軸方向にデインタリーブ処理される。続いて、時間デインタリーブ回路5によって、時間軸方向のデインタリーブ処理がされた後、デマッピング回路113に供給される。
デマッピング回路113は、キャリア復調された信号(複素信号)に対して、データの再割付処理(デマッピング処理)を行う。これにより、伝送データ系列を復元する。たとえば、ISDB−T規格のOFDM信号を復調する場合であれば、デマッピング回路113は、QPSK、16QAM、または64QAMに対応した、デマッピング処理を行う。
デマッピング回路113から出力された伝送データ系列は、ビットデインタリーブ回路114、デパンクチャ回路115、ビタビ回路116、バイトデインタリーブ回路117、拡散信号除去回路118を通過する。これにより、多値シンボルの誤り分散のためのビットインタリーブに対応したデインタリーブ処理、伝送ビットの削減のためのパンクチャリング処理に対応したデパンクチャリング処理、畳み込み符号化されたビット列の復号のためのビタビ復号処理、バイト単位でのデインタリーブ処理、およびエネルギ拡散処理に対応したエネルギ逆拡散処理が、それぞれ行われる。その後、伝送データ系列は、トランスポートストリーム生成回路119に入力される。
トランスポートストリーム生成回路119は、たとえば、ヌルパケット等の各放送方式で規定されるデータを、ストリームにおける所定の位置に挿入する。また、トランスポートストリーム生成回路119は、断続的に供給されてくるストリームのビット間隔を平滑化して、時間的に連続したストリームとする、いわゆるスムージング処理を行う。スムージング処理がされた伝送データ系列は、RS復号回路120に供給される。
RS復号回路120は、入力された伝送データ系列に対してリードソロモン復号処理を行う。これにより、MPEG−2システムズで規定されたトランスポートストリームとして伝送データ系列を出力する。
TMCC復号回路121は、OFDM伝送フレームにおける所定の位置に変調されている、TMCCなどの伝送制御情報を復号する。復号された伝送制御情報は、波形等化回路110、時間デインタリーブ回路5、デマッピング回路113、ビットデインタリーブ回路114、デパンクチャ回路115およびトランスポートストリーム生成回路119に供給され、各回路の復調や再生等の制御に用いられる。
多量のメモリを必要とする初期シンボル同期処理及び広帯域キャリア周波数誤差検出処理を実行している間は、誤り訂正処理部2は未だ動作しておらず、従って、誤り訂正処理部2に接続されているRAMは使用されていないことに本発明者らは着目し、この空いているメモリを初期シンボル同期回路3用のメモリ及び広帯域キャリア周波数誤差検出回路4用のメモリと共有化するようにセレクタ11及び制御回路13を構成した。
図2に示す例では、時間デインタリーブ回路5用に設けたRAM12を、初期シンボル同期回路3用に使用し、また、広帯域キャリア周波数誤差検出回路4用にも使用している。初期シンボル同期回路3は、初期シンボル同期処理中に制御回路13を制御し、セレクタ11によりRAM12と接続される。そして、広帯域キャリア周波数誤差検出回路4は、誤差検出中に制御回路13を制御し、セレクタ11によりRAM12と接続される。いずれも所要の処理が終了すると、制御を開放し、セレクタ11によりRAM12から切り離される。
次に、フレーム同期が確立し、フレーム同期回路108からフレーム同期確立信号が制御回路13に入力されると、RAM12は、セレクタ11により時間デインタリーブ回路5に接続される。フレーム同期回路108によるフレーム同期は、必ず初期シンボル同期処理及び広帯域キャリア周波数誤差検出処理が完了した後に確立する。このため、初期シンボル同期回路3と広帯域キャリア周波数誤差検出回路4とフレーム同期回路108とからの制御回路13に対する制御が衝突して、RAM12に記録された情報が破壊される恐れはない。
本実施の形態では、地上デジタル放送を受信するためのOFDM復調装置の例を説明したが、本発明はこれに限定されない。OFDM方式に従って信号を受信する装置であればよく、例えば、無線LANのための復調装置、BSデジタル放送、CSデジタル放送を受信するための復調装置、ケーブルテレビの復調装置に対しても本発明を適用することができる。
また、本実施の形態では、初期シンボル同期回路3と広帯域キャリア周波数誤差検出回路4と時間デインタリーブ回路5とでRAM12を共有する例を示したが、本発明はこれに限定されない。ベースバンド信号処理部1に設けられてフレーム同期処理前に一時的な処理を行う回路と、誤り訂正処理部2に設けられた回路とでRAM12を共有するように構成すればよく、例えば、初期シンボル同期回路3とビタビ回路6とでRAM12を共有してもよい。
また、初期シンボル同期回路3とRS復号回路120とでRAM12を共有してもよく、初期シンボル同期回路3とトランスポートストリーム生成回路119とで共有してもよい。
本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能である。すなわち、請求項に示した範囲で適宜変更した技術的手段を組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
なお、上記実施形態のOFDM復調装置の各部や各処理ステップは、CPUなどの演算手段が、ROM(Read Only Memory)やRAMなどの記憶手段に記憶されたプログラムを実行し、インターフェース回路などの通信手段を制御することにより実現することができる。したがって、これらの手段を有するコンピュータが、上記プログラムを記録した記録媒体を読み取り、当該プログラムを実行するだけで、本実施形態のOFDM復調装置の各種機能および各種処理を実現することができる。また、上記プログラムをリムーバブルな記録媒体に記録することにより、任意のコンピュータ上で上記の各種機能および各種処理を実現することができる。
この記録媒体としては、マイクロコンピュータで処理を行うために図示しないメモリ、例えばROMのようなものがプログラムメディアであっても良いし、また、図示していないが外部記憶装置としてプログラム読取り装置が設けられ、そこに記録媒体を挿入することにより読取り可能なプログラムメディアであっても良い。
また、何れの場合でも、格納されているプログラムは、マイクロプロセッサがアクセスして実行される構成であることが好ましい。さらに、プログラムを読み出し、読み出されたプログラムは、マイクロコンピュータのプログラム記憶エリアにダウンロードされて、そのプログラムが実行される方式であることが好ましい。なお、このダウンロード用のプログラムは予め本体装置に格納されているものとする。
また、上記プログラムメディアとしては、本体と分離可能に構成される記録媒体であり、磁気テープやカセットテープ等のテープ系、フレキシブルディスクやハードディスク等の磁気ディスクやCD/MO/MD/DVD等のディスクのディスク系、ICカード(メモリカードを含む)等のカード系、あるいはマスクROM、EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)、フラッシュROM等による半導体メモリを含めた固定的にプログラムを担持する記録媒体等がある。
また、インターネットを含む通信ネットワークを接続可能なシステム構成であれば、通信ネットワークからプログラムをダウンロードするように流動的にプログラムを担持する記録媒体であることが好ましい。
さらに、このように通信ネットワークからプログラムをダウンロードする場合には、そのダウンロード用のプログラムは予め本体装置に格納しておくか、あるいは別な記録媒体からインストールされるものであることが好ましい。
本発明は、デジタル伝送方式にて、映像信号や音声信号を効率よく伝送できるOFDMの復調装置に適用することができ、また、OFDM方式に従って信号を受信する装置、例えば、無線LANのための復調装置、BSデジタル放送、CSデジタル放送を受信するための復調装置、ケーブルテレビの復調装置に対しても本発明を適用することができる。
本発明の実施形態を示すものであり、OFDM復調装置の構成を示すブロック図である。 上記OFDM復調装置の要部構成を示す詳細ブロック図である。 OFDM変調波の伝送シンボルの一例を示す図である。 従来技術を示すものであり、OFDM復調装置の構成を示すブロック図である。 従来技術を示すものであり、他のOFDM復調装置の要部構成を示すブロック図である。
符号の説明
1 ベースバンド信号処理部
2 誤り訂正処理部
3 初期シンボル同期回路
4 広帯域キャリア周波数誤差検出回路
5 時間デインタリーブ回路
6 ビタビ回路
7 広帯域キャリア周波数誤差補正回路
8 狭帯域キャリア周波数誤差補正回路
9 狭帯域キャリア周波数誤差検出回路
10 直交周波数分割多重復調回路(FFT)
11 セレクタ
12 RAM
13 制御回路

Claims (8)

  1. ベースバンド信号をデジタル信号処理するベースバンド信号処理部と、
    前記ベースバンド信号処理部によってデジタル信号処理されたベースバンド信号の誤りを訂正するために設けられた誤り訂正処理部とを備え、
    前記ベースバンド信号処理部は、前記ベースバンド信号の初期シンボル同期処理を行う初期シンボル同期回路を含み、
    前記初期シンボル同期回路と前記誤り訂正処理部とのいずれかにメモリを接続するセレクタをさらに備えることを特徴とするOFDM復調装置。
  2. 前記ベースバンド信号処理部は、前記ベースバンド信号から広帯域キャリア周波数誤差を検出する広帯域キャリア周波数誤差検出回路をさらに含み、
    前記セレクタは、前記広帯域キャリア周波数誤差検出回路と前記初期シンボル同期回路と前記誤り訂正処理部とのいずれかに前記メモリを接続する請求項1記載のOFDM復調装置。
  3. 前記誤り訂正処理部は、前記ベースバンド信号を時間軸方向に沿ってデインターリーブ処理する時間デインターリーブ回路を含み、
    前記セレクタは、前記時間デインターリーブ回路と前記初期シンボル同期回路とのいずれかに前記メモリを接続する請求項1記載のOFDM復調装置。
  4. 前記誤り訂正処理部は、前記ベースバンド信号をビタビ復号処理するビタビ回路を含み、
    前記セレクタは、前記ビタビ回路と前記初期シンボル同期回路とのいずれかに前記メモリを接続する請求項1記載のOFDM復調装置。
  5. 前記ベースバンド信号処理部は、前記ベースバンド信号に含まれている狭帯域キャリア周波数誤差を補正する狭帯域キャリア周波数誤差補正回路と、
    前記ベースバンド信号に含まれている前記狭帯域キャリア周波数誤差を検出する狭帯域キャリア周波数誤差検出回路と、
    前記ベースバンド信号に含まれている広帯域キャリア周波数誤差を補正する広帯域キャリア周波数誤差補正回路と、
    前記ベースバンド信号を復調することによって、復調信号を得る直交周波数分割多重復調回路と、
    前記復調信号から前記広帯域キャリア周波数誤差を検出する広帯域キャリア周波数誤差検出回路とを含む請求項1記載のOFDM復調装置。
  6. ベースバンド信号をデジタル信号処理するベースバンド信号処理部に設けられ前記ベースバンド信号の初期シンボル同期処理を行う初期シンボル同期回路に、メモリを接続して、前記ベースバンド信号の初期シンボル同期処理を実行し、
    前記ベースバンド信号処理部によってデジタル信号処理されたベースバンド信号の誤りを訂正するために設けられた誤り訂正処理部に、前記メモリを接続して、前記ベースバンド信号の誤りを訂正することを特徴とするOFDM復調装置の動作方法。
  7. コンピュータに、ベースバンド信号をデジタル信号処理するベースバンド信号処理部に設けられ前記ベースバンド信号の初期シンボル同期処理を行う初期シンボル同期回路に、メモリを接続して、前記ベースバンド信号の初期シンボル同期処理を実行する手順と、前記ベースバンド信号処理部によってデジタル信号処理されたベースバンド信号の誤りを訂正するために設けられた誤り訂正処理部に、前記メモリを接続して、前記ベースバンド信号の誤りを訂正する手順とを実行させることを特徴とするプログラム。
  8. コンピュータに、ベースバンド信号をデジタル信号処理するベースバンド信号処理部に設けられ前記ベースバンド信号の初期シンボル同期処理を行う初期シンボル同期回路に、メモリを接続して、前記ベースバンド信号の初期シンボル同期処理を実行する手順と、前記ベースバンド信号処理部によってデジタル信号処理されたベースバンド信号の誤りを訂正するために設けられた誤り訂正処理部に、前記メモリを接続して、前記ベースバンド信号の誤りを訂正する手順とを実行させるためのプログラムを記録したことを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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