JP2007202019A - 画像処理装置、画像処理方法、および画像処理プログラム - Google Patents

画像処理装置、画像処理方法、および画像処理プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2007202019A
JP2007202019A JP2006020640A JP2006020640A JP2007202019A JP 2007202019 A JP2007202019 A JP 2007202019A JP 2006020640 A JP2006020640 A JP 2006020640A JP 2006020640 A JP2006020640 A JP 2006020640A JP 2007202019 A JP2007202019 A JP 2007202019A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
unit
image data
compression
image
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2006020640A
Other languages
English (en)
Inventor
Tadashi Ueda
直史 上田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP2006020640A priority Critical patent/JP2007202019A/ja
Publication of JP2007202019A publication Critical patent/JP2007202019A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Compression Of Band Width Or Redundancy In Fax (AREA)

Abstract

【課題】印刷用データに基づくイメージデータの圧縮データが得られるまでの時間を短縮することができる画像処理装置を提供する。
【解決手段】画像処理装置は、圧縮機構14を有するプリンタ基板100と、圧縮機構24を有するメイン基板200とを備える。外部から与えられた印刷用データは、プリンタ基板100で印刷可能なイメージデータに変換される。プリンタ基板100のCPU11は、プリンタ基板100の圧縮機構14の動作状況、メイン基板200の圧縮機構24の動作状況に基づいて、イメージデータについての圧縮処理をプリンタ基板100もしくはメイン基板200のいずれで実行するかを決定する。これにより、イメージデータの圧縮処理が効率的に行われ、圧縮データが得られるまでの時間が短縮する。
【選択図】図1

Description

本発明は、印刷機能、コピー機能、スキャナ機能などの印刷に関する様々な機能を備える画像処理装置、その画像処理装置における画像処理方法、および画像処理プログラムに関する。
従来より、印刷に関する様々な機能を有するMFP(Multi Function Peripheral)と呼ばれる画像処理装置(印刷装置)が開発されている。MFPには、例えば、コピー機能、スキャナ機能、FAX(ファクシミリ)機能等のほか、パーソナルコンピュータ(以下、「パソコン」と略す。)等のホストから送信される印刷用データを印刷可能なイメージデータに変換して印刷出力するプリンタ機能が備えられている。
このような画像処理装置において、印刷用データに基づいてイメージデータを作成するためのCPUとコピー機能、スキャナ機能、FAX機能等のためのCPUとが異なる基板に設けられているものがある。それら両基板間でデータ転送を行うためのインターフェース部は、近年の画像データのカラー化や高解像度化のために、多量のデータを転送しなければならなくなっている。このため、インターフェース部の転送能力の向上が図られている。一方、データ量が増大すると、それを保持するために大容量の記憶装置が必要となる。このため、画像処理装置においては、圧縮機能を使用することによるデータ量の低減が図られている。なお、以下において、コピー機能、スキャナ機能、FAX機能等のためのCPUを備えた基板をメイン基板といい、イメージデータを作成するためのCPUを備えたをプリンタ基板という。
従来、外部から画像処理装置に印刷用データが送信されると、メイン基板が当該印刷用データを受け取る。その印刷用データは、プリンタ基板に転送され、プリンタ基板においてイメージデータへの変換および圧縮が行われる。圧縮後のイメージデータは、プリンタ基板からメイン基板へと転送され、再印刷可能なようにメイン基板のハードディスクに圧縮された状態のまま格納される。
特開平8−174956号公報 特開平8−332751号公報 特開2003−23543号公報
ところが、従来の画像処理装置においては、イメージデータの圧縮はプリンタ基板で行われ、コピー機能、スキャナ機能、FAX機能等を効率的にするためのデータの圧縮はメイン基板で行われている。それら両基板における圧縮処理は互いに独立して行われている。このため、イメージデータについては常にプリンタ基板で圧縮処理が行われ、大量の圧縮処理が行われる際の圧縮後のデータの作成完了までに要する時間の短縮が課題となっている。
そこで、本発明は、印刷用データに基づいてイメージデータが作成された後、当該イメージデータの圧縮データが得られるまでの時間を短縮することができる画像処理装置を提供することを目的とする。
第1の発明は、外部から与えられる印刷用データに基づいて印刷可能なイメージデータを作成し、前記イメージデータの圧縮と前記イメージデータの印刷とを行う画像処理装置であって、
前記イメージデータを印刷して外部に出力する印刷出力部と、
第1のデータ圧縮手段を有し、前記印刷用データに基づいて前記イメージデータを作成するイメージデータ作成部と、
第2のデータ圧縮手段を有し、前記イメージデータを前記印刷出力部に与えるイメージデータ処理部と、
前記イメージデータについての前記イメージデータ作成部から前記イメージデータ処理部への転送を含む、前記イメージデータ作成部と前記イメージデータ処理部との間におけるデータ転送を行うインタフェース部と、
前記イメージデータ作成部で作成されたイメージデータについて、前記第1のデータ圧縮手段または前記第2のデータ圧縮手段のいずれで圧縮するかの判定を行う圧縮実行部判定手段と
を備えることを特徴とする。
第2の発明は、第1の発明において、
前記圧縮実行部判定手段は、前記第1のデータ圧縮手段の動作状況と前記第2のデータ圧縮手段の動作状況とに基づいて、前記判定を行うことを特徴とする。
第3の発明は、第2の発明において、
前記圧縮実行部判定手段は、前記第1のデータ圧縮手段と前記第2のデータ圧縮手段とが共に動作していないときには、前記第1のデータ圧縮手段で優先的に前記イメージデータの圧縮が行なわれるよう、前記判定を行うことを特徴とする。
第4の発明は、第1から第3までのいずれかの発明において、
前記圧縮実行部判定手段は、前記インタフェース部において転送中のデータの有無、前記インタフェース部において転送待ちのデータの有無、前記インタフェース部において転送中のデータのデータ量、前記インタフェース部において転送待ちのデータのデータ量、および前記インタフェース部におけるデータの転送レートのうちの少なくとも1つに基づいて、前記判定を行うことを特徴とする。
第5の発明は、第1から第4までのいずれかの発明において、
前記イメージデータ作成部は、前記第1のデータ圧縮手段によって圧縮されるべき複数のイメージデータを保持することができる第1の圧縮待ちデータ保持手段を更に備え、
前記圧縮実行部判定手段は、前記第1の圧縮待ちデータ保持手段の空き状況に基づいて前記判定を行うことを特徴とする。
第6の発明は、第1から第5までのいずれかの発明において、
前記イメージデータ処理部は、前記第2のデータ圧縮手段によって圧縮されるべき複数のイメージデータを保持することができる第2の圧縮待ちデータ保持手段を更に備え、
前記圧縮実行部判定手段は、前記第2の圧縮待ちデータ保持手段の空き状況に基づいて前記判定を行うことを特徴とする。
第7の発明は、第1から第6までのいずれかの発明において、
前記イメージデータ作成部で作成されたイメージデータはバンド単位に分割され、
前記圧縮実行部判定手段は、前記バンド単位で前記判定を行うことを特徴とする。
第8の発明は、第7の発明において、
前記圧縮実行部判定手段は、前記バンド単位に分割されたイメージデータのうち既に判定が行われているデータについての判定結果に応じて決定される、前記イメージデータ作成部から前記イメージデータ処理部に転送されるべきデータのデータ量に基づいて、前記判定を行うことを特徴とする。
第9の発明は、第1から第8までのいずれかの発明において、
前記イメージデータ作成部は、プリンタコントローラであって、
前記イメージデータ処理部は、メインコントローラであることを特徴とする。
第10の発明は、第9の発明において、
前記メインコントローラは、前記印刷用データとしてページ記述言語で記述されたプリントデータを受け取る印刷用データ受信部を備えることを特徴とする。
第11の発明は、第9または第10の発明において、
前記メインコントローラは、前記プリンタコントローラから転送されたイメージデータが圧縮されているか否かを判定するデータ判定手段と、前記イメージデータの圧縮後のデータを保持する記憶手段とを更に備え、
前記メインコントローラは、
前記プリンタコントローラから転送されたイメージデータは圧縮されていると前記データ判定手段によって判定されると、該イメージデータを前記記憶手段に格納し、
前記プリンタコントローラから転送されたイメージデータは圧縮されていないと前記データ判定手段によって判定されると、該イメージデータを前記第2のデータ圧縮手段によって圧縮した後、圧縮後のイメージデータを前記記憶手段に格納することを特徴とする。
第12の発明は、第11の発明において、
前記記憶手段は、ハードディスク装置であることを特徴とする。
第13の発明は、第1から第12までのいずれかの発明において、
前記インタフェース部におけるデータ転送を制御するデータ転送制御手段を更に備えることを特徴とする。
第14の発明は、第13の発明において、
前記データ転送制御手段は、前記第1のデータ圧縮手段の動作状況と前記第2のデータ圧縮手段の動作状況とに基づいて、前記インタフェース部におけるデータ転送を制御することを特徴とする。
第15の発明は、第13または第14の発明において、
前記データ転送制御手段は、前記インタフェース部において転送中のデータの有無、前記インタフェース部において転送待ちのデータの有無、前記インタフェース部において転送中のデータのデータ量、前記インタフェース部において転送待ちのデータのデータ量、および前記インタフェース部におけるデータの転送レートのうちの少なくとも1つに基づいて、前記インタフェース部におけるデータ転送を制御することを特徴とする。
第16の発明は、第1から第15までのいずれかの発明において、
印刷機能に加えて、コピー機能、スキャナ機能、およびファクシミリ機能のうちの少なくとも1つの機能を有する複合機であることを特徴とする。
第17の発明は、外部から与えられる印刷用データに基づいて作成されるイメージデータの圧縮と前記イメージデータの印刷とを行う、第1のデータ圧縮手段を有する第1の基板と第2のデータ圧縮手段を有する第2の基板とを備える画像処理装置における画像処理方法であって、
前記第1の基板において前記印刷用データに基づいて前記イメージデータを作成するイメージデータ作成ステップと、
前記イメージデータ作成ステップで作成されたイメージデータについて、前記第1のデータ圧縮手段または前記第2のデータ圧縮手段のいずれで圧縮するかの判定を行う圧縮実行部判定ステップと、
前記イメージデータについての前記第1の基板から前記第2の基板への転送を含む、前記第1の基板と前記第2の基板との間でデータの転送を行うデータ転送ステップと、
前記第2の基板において前記第1の基板から転送されたイメージデータを印刷して外部に出力する印刷出力ステップとを備え、
前記圧縮実行部判定ステップでの判定結果に応じて、前記イメージデータ作成ステップで作成されたイメージデータが前記第1のデータ圧縮手段または前記第2のデータ圧縮手段のいずれかで圧縮されることを特徴とする。
第18の発明は、外部から与えられる印刷用データに基づいて作成されるイメージデータの圧縮と前記イメージデータの印刷とを行う、第1のデータ圧縮手段を有する第1の基板と第2のデータ圧縮手段を有する第2の基板とを備える画像処理装置における画像処理プログラムであって、
前記第1の基板において前記印刷用データに基づいて前記イメージデータを作成するイメージデータ作成ステップと、
前記イメージデータ作成ステップで作成されたイメージデータについて、前記第1のデータ圧縮手段または前記第2のデータ圧縮手段のいずれで圧縮するかの判定を行う圧縮実行部判定ステップと、
前記イメージデータについての前記第1の基板から前記第2の基板への転送を含む、前記第1の基板と前記第2の基板との間でデータの転送を行うデータ転送ステップと、
前記第2の基板において前記第1の基板から転送されたイメージデータを印刷して外部に出力する印刷出力ステップとをコンピュータに実行させ、
前記圧縮実行部判定ステップでの判定結果に応じて、前記イメージデータ作成ステップで作成されたイメージデータが前記第1のデータ圧縮手段または前記第2のデータ圧縮手段のいずれかで圧縮されることを特徴とする。
上記第1の発明によれば、イメージデータ作成部には第1のデータ圧縮手段が設けられ、イメージデータ処理部には第2のデータ圧縮手段が設けられているところ、イメージデータ作成部で作成されたイメージデータについて第1のデータ圧縮手段または第2のデータ圧縮手段のいずれで圧縮するかが圧縮実行部判定手段によって判定される。このため、従来第1のデータ圧縮手段のみで行われていたイメージデータの圧縮処理が第2のデータ圧縮手段でも行われる。これにより、イメージデータの圧縮に要する時間が従来よりも短縮される。
上記第2の発明によれば、圧縮実行部判定手段による判定の際に、第1のデータ圧縮手段の使用状況および第2のデータ圧縮手段の使用状況が考慮される。このため、使用されていない圧縮手段がイメージデータの圧縮処理に優先的に使用され、イメージデータの圧縮処理が効率的に行われる。
上記第3の発明によれば、第1のデータ圧縮手段と第2のデータ圧縮手段とが共に使用されていないときには、第1のデータ圧縮手段が優先的に使用される。ここで、イメージデータ作成部からイメージデータ処理部へのイメージデータの転送については、転送されるデータ量が少ない方が転送に要する時間が短い。このため、第1のデータ圧縮手段が優先的に使用されることにより、データ転送に要する時間が短くなり、イメージデータの圧縮完了までの時間が短縮される。
上記第4の発明によれば、圧縮実行部判定手段による判定の際に、イメージデータ作成部とイメージデータ処理部との間におけるデータの転送状況が考慮される。このため、ネットワークの負荷や転送中・転送待ちデータのデータ量をも考慮した判定が行われ、イメージデータの圧縮に要する時間がより短縮される。
上記第5の発明によれば、第1のデータ圧縮手段が使用中であっても、圧縮待ちのイメージデータをイメージデータ作成部に保持することができる。このため、第1のデータ圧縮手段がより効率的に使用される。
上記第6の発明によれば、第2のデータ圧縮手段が使用中であっても、圧縮待ちのイメージデータをイメージデータ作成部からイメージデータ処理部に転送することができる。このため、第2のデータ圧縮手段がより効率的に使用される。
上記第7の発明によれば、イメージデータはバンド単位に分割され、第1のデータ圧縮手段または第2のデータ圧縮手段のいずれで圧縮するかがバンド単位に判定される。このため、より小さなデータ毎に圧縮先の振り分けが行われ、全体としての圧縮完了までの時間が短縮される。
上記第8の発明によれば、上記第7の発明と同様、全体としての圧縮完了までの時間が短縮される。
上記第9の発明によれば、メインコントローラとプリンタコントローラとを有する画像処理装置において、イメージデータが作成された後、当該イメージデータの圧縮後のデータを取得するまでの時間が従来よりも短縮される。
上記第10の発明によれば、ページ記述言語で記述されたプリントデータに基づくイメージデータが作成された後、当該イメージデータの圧縮後のデータを取得するまでの時間が短縮される。
上記第11の発明によれば、プリンタコントローラからメインコントローラに転送されたイメージデータが圧縮されているか否かによって、当該イメージデータがそのまま記憶手段に格納されるか第2のデータ圧縮手段で圧縮された後に記憶手段に格納されるかが判定される。このため、圧縮されるべきデータのみが第2のデータ圧縮手段によって圧縮される。
上記第12の発明によれば、上記第11の発明と同様、圧縮されるべきデータのみが第2のデータ圧縮手段によって圧縮される。
上記第13の発明によれば、イメージデータ作成部とイメージデータ処理部との間におけるデータの転送がデータ転送制御手段によって制御される。このため、画像処理装置内においてデータの転送とデータの圧縮とが効率的に行われ、イメージデータの圧縮完了までの時間が大幅に短縮する。
上記第14の発明によれば、上記第13の発明と同様、イメージデータの圧縮完了までの時間が大幅に短縮する。
上記第15の発明によれば、上記第13の発明と同様、イメージデータの圧縮完了までの時間が大幅に短縮する。
上記第16の発明によれば、画像処理装置には、印刷機能に加えて、コピー機能、スキャナ機能、およびファクシミリ機能のうちの少なくとも1つの機能を有している。第1のデータ圧縮手段と第2のデータ圧縮手段とが効率的に使用されるので、上記機能によるデータ処理が全体として効率的に行なわれる。
以下、添付図面を参照しつつ本発明の一実施形態について説明する。
<1.全体構成および動作の概要>
図1は、本発明の一実施形態に係る画像処理装置の全体構成を示すブロック図である。この画像処理装置は、イメージデータ作成部としてのプリンタ基板(プリンタコントローラ)100と、イメージデータ処理部としてのメイン基板(メインコントローラ)200と、操作パネル300と、印刷出力部としての印刷機構400と、画像読取部500とを備えている。プリンタ基板100は、パソコン900等のホストから送られページ記述言語で記述された印刷用データとしてのPDL(Page Description Language)データに基づいて印刷出力可能な形式のイメージデータを作成する。メイン基板200は、コピー機能やスキャナ機能を実行する際のデータ処理やイメージデータの印刷機構400への出力を行う。操作パネル300は、外部からの操作を受け付ける。印刷機構400は、イメージデータを印刷物として外部に出力する。画像読取部500は、この装置の所定の位置にセットされた原稿の内容をイメージデータとして読み取る。プリンタ基板100とメイン基板200とはPCI(Peripheral Component Interconnect)バス600によって互いに接続されている。また、操作パネル300、印刷機構400、および画像読取部500はそれぞれメイン基板200に接続されている。
プリンタ基板100には、CPU11とROM(Read Only Memory)12とRAM(Random Access Memory)13と第1のデータ圧縮手段としての圧縮機構14とPCIブリッジ15とが含まれている。CPU11は、プリンタ基板100全体を制御するために各種演算処理等を行う。後述する圧縮実行部判定処理やデータ転送制御処理についても、CPU11によって実行される。ROM12は、読み出し専用のメモリであって、例えば、イメージデータの作成処理、圧縮実行部判定処理、データ転送制御処理などをCPU11に実行させるためのプログラムを格納する。RAM13は、書き込み可能なメモリであって、実行中のプログラムやデータ等を一時的に格納する記憶領域として機能する。また、RAM13には、メイン基板200から送られるPDLデータを受け取るためのバッファ(PDLデータ用入力バッファ)やメイン基板200に転送されるべきデータを格納するためのバッファが含まれている。圧縮機構14は、イメージデータを圧縮する。PCIブリッジ15は、プリンタ基板100とメイン基板200との間でデータ転送が行われる際に、プリンタ基板100側のインタフェースとして機能する。
メイン基板200には、CPU21とROM22とRAM23と第2のデータ圧縮手段としての圧縮機構24とPCIブリッジ25とLANインタフェース部26と伸張機構27とハードディスク28とが含まれている。CPU21は、メイン基板200全体を制御するために各種演算処理等を行う。ROM22は、コピー機能など各種機能をCPU21に実行させるためのプログラムを格納する。RAM23は、実行中のプログラムやデータ等を一時的に格納する記憶領域として機能する。また、RAM23には、プリンタ基板100から送られるイメージデータを受け取るためのバッファやプリンタ基板100に転送されるべきデータを格納するためのバッファが含まれている。圧縮機構24は、コピー機能など各種機能の実行に必要なデータやイメージデータを圧縮する。ハードディスク28は、各種データや圧縮されたイメージデータを格納する。伸張機構27は、ハードディスク28に格納されている圧縮されたイメージデータを伸張する。PCIブリッジ25は、プリンタ基板100とメイン基板200との間でデータ転送が行われる際に、メイン基板200側のインタフェースとして機能する。LANインタフェース部26は、この画像処理装置と外部のパソコン900等との間でデータ転送が行われる際に、この画像処理装置のインタフェースとして機能する。なお、本実施形態においては、プリンタ基板100のRAM13およびPCIブリッジ15と、メイン基板200のRAM23およびPCIブリッジ25と、PCIバス600とによって、プリンタ基板100とメイン基板200との間でデータ転送を行うためのインタフェース部150が実現されている。また、LANインタフェース部26によって、印刷用データ受信部が実現されている。
<2.画像処理装置の機能>
この画像処理装置は、一般的には「MFP」あるいは「複合機」と呼ばれ、様々な機能を有している。例えば、原稿を複写するコピー機能、原稿の内容をイメージデータとして読み取るスキャナ機能、各種データを印刷するプリンタ機能が設けられている。以下、これら各機能が実行される際の処理の流れについて説明する。
<2.1 コピー機能>
まず、コピー機能が実行される際の処理の流れについて説明する。操作パネル300でコピー部数や拡大率・縮小率等の設定が行われ、コピー開始の指示が与えられると、画像読取部500は、この装置の所定の位置にセットされた原稿の内容をイメージデータとして読み取る。画像読取部500で読み取られたイメージデータは、ページ毎に拡大や縮小等の処理が施された後、圧縮機構24で圧縮される。圧縮されたイメージデータは、ハードディスク28に格納される。ハードディスク28に格納されたイメージデータは、伸張機構27で伸張されて、印刷用のイメージデータとなる。印刷用のイメージデータは印刷機構400に送られ、原稿の複写物として出力される。複数部数の複写が行われる際には、ハードディスク28に格納されたイメージデータの伸張が必要な回数だけ伸張機構27で行われ、印刷用のイメージデータが逐次印刷機構400に送られる。このため、1回の画像読取部500による原稿の読み取りによって、複数部数の複写物が得られる。
<2.2 スキャナ機能>
次に、スキャナ機能が実行される際の処理の流れについて説明する。操作パネル300で解像度、圧縮形式、イメージデータの転送先等の設定が行われ、読み取り(スキャン)開始の指示が与えられると、画像読取部500は、この装置の所定の位置にセットされた原稿の内容をイメージデータとして読み取る。画像読取部500で読み取られたイメージデータは、解像度の変換処理が施された後、ページ毎に圧縮機構24で圧縮される。圧縮されたイメージデータは、ハードディスク28に格納される。ハードディスク28に格納されたイメージデータは、伸張機構27で伸張された後、操作パネル300で設定された圧縮形式のデータに変換される。そして、その変換後のイメージデータはLANインタフェース部26を介して、指定の転送先に転送される。
<2.3 プリンタ機能>
次に、プリンタ機能が実行される際の処理の流れについて説明する。外部のパソコン900等からPDLデータが与えられると、メイン基板200のLANインタフェース部26が当該PDLデータを受け取る。LANインタフェース部26が受け取ったPDLデータは、PCIブリッジ25を介して、メイン基板200からプリンタ基板100へと転送される。プリンタ基板100では、PCIブリッジ15がPDLデータを受け取る。CPU11は、そのPDLデータに基づいて、「バンド」と呼ばれる単位に分割されたイメージデータを作成する。バンド単位に分割されたイメージデータ(以下、「バンドデータ」という。)は、PCIブリッジ15を介して、プリンタ基板100からメイン基板200へと転送される。メイン基板200では、PCIブリッジ25がバンドデータを受け取る。そのバンドデータは、圧縮された状態でハードディスク28に格納される。ハードディスク28に格納されたバンドデータは、伸張機構27で伸張されて、印刷用のイメージデータとなる。印刷用のイメージデータは印刷機構400に送られ、印刷物として出力される。複数部数の印刷が行われる際には、ハードディスク28に格納されたバンドデータの伸張が必要な回数だけ伸張機構27で行われ、印刷用のイメージデータが逐次印刷機構400に送られる。このため、プリンタ基板100における1回のイメージデータの作成処理によって、複数部数の印刷物が得られる。
上述のように、バンドデータは圧縮された状態でメイン基板200のハードディスク28に格納される。ここで、バンドデータの圧縮については、プリンタ基板100の圧縮機構14の動作状況、メイン基板200の圧縮機構24の動作状況、PCIバス600上におけるデータの転送状況等に応じて、プリンタ基板100の圧縮機構14もしくはメイン基板200の圧縮機構24のいずれで実行されるかが決定される。なお、その決定のための処理のことを「圧縮実行部判定処理」といい、当該処理はプリンタ基板100のCPU11で実行される。
図2は、プリンタ基板100でバンドデータが作成された後、当該バンドデータがメイン基板200のハードディスク28に圧縮された状態で格納されるまでの処理の流れについて説明するための図である。図2に示すように、プリンタ基板100で作成されたイメージデータ70は複数個のバンドデータ71〜76に分割されている。プリンタ基板100からメイン基板200へのイメージデータの転送は、これらバンドデータ毎に行われる。その際、プリンタ基板100のCPU11で、バンドデータ毎に圧縮実行部判定処理が行われる。プリンタ基板100の圧縮機構14で圧縮処理を行う旨の判定がなされたときには、プリンタ基板100上に圧縮されたバンドデータ(以下、「圧縮バンドデータ」という。)が作成される。そして、その圧縮バンドデータがPCIバス600を通ってプリンタ基板100からメイン基板200へと転送される。一方、メイン基板200の圧縮機構24で圧縮処理を行う旨の判定がなされたときには、圧縮されていないバンドデータ(以下、「非圧縮バンドデータ」という。)がPCIバス600を通ってプリンタ基板100からメイン基板200へと転送される。
メイン基板200では、プリンタ基板100から送られてきたデータが圧縮バンドデータであるか非圧縮バンドデータであるかを判定するデータ判定処理が行われる。データ判定処理により圧縮バンドデータである旨の判定がなされると、そのデータはそのままハードディスク28に格納される。一方、データ判定処理により非圧縮バンドデータである旨の判定がなされると、そのデータはメイン基板200の圧縮機構24で圧縮された後、ハードディスク28に格納される。
なお、本実施形態においては、メイン基板200のRAM23には、プリンタ基板100から送られる非圧縮バンドデータを受け取るために、第2の圧縮待ちデータ保持手段としてのバンドバッファが設けられている。そのバンドバッファは1バンド分の非圧縮バンドデータを格納することができ、当該バンドバッファに格納された非圧縮バンドデータは、圧縮処理の完了後に当該バンドバッファから削除される。また、プリンタ基板100のRAM13には、圧縮機構14で非圧縮バンドデータを圧縮するために、第1の圧縮待ちデータ保持手段としてのバンドバッファが設けられている。そのバンドバッファは1バンド分の非圧縮バンドデータを格納することができ、当該バンドバッファに格納された非圧縮バンドデータは、圧縮処理の完了後に当該バンドバッファから削除される。
<3.圧縮実行部判定処理>
次に、圧縮実行部判定処理について詳しく説明する。図3は、本実施形態において、圧縮実行部判定処理の手順を示すフローチャートである。なお、このフローチャートは、1ページ分のイメージデータについての圧縮実行部判定処理の開始から終了までを示している。すなわち、或るページについてのイメージデータの作成が開始される都度、この圧縮実行部判定処理が行われる。
PDLデータに基づき或るページについてのイメージデータの作成が開始されると、プリンタ基板100上にバンドデータが作成されているか否かが判定される(ステップS100)。判定の結果、バンドデータが作成されていれば、ステップS110に進む。一方、バンドデータが作成されていなければ、ステップS100に戻る。ステップS110では、プリンタ基板100の圧縮機構14が動作している(使用されている)か否かが判定される。判定の結果、圧縮機構14が動作していれば、ステップS120に進む。一方、圧縮機構14が動作していなければ、当該バンドデータについてはプリンタ基板100の圧縮機構14で圧縮を行う旨の決定がなされ(ステップS150)、ステップS160に進む。ステップS120では、メイン基板200の圧縮機構24が動作しているか否かが判定される。判定の結果、圧縮機構24が動作していれば、ステップS110に戻る。すなわち、プリンタ基板100の圧縮機構14もメイン基板200の圧縮機構24も動作中であるので、再度プリンタ基板100の圧縮機構14の動作状況を確認する処理に戻る。一方、圧縮機構24が動作していなければ、当該バンドデータについてはメイン基板200の圧縮機構24で圧縮を行う旨の決定がなされ(ステップS130)、ステップS140に進む。ステップS140では、当該バンドデータが非圧縮の状態でプリンタ基板100からメイン基板200に転送されるように、インタフェース部150に転送要求が与えられる。これにより、非圧縮バンドデータが、プリンタ基板100からメイン基板200への転送待ち状態となる。ステップS140の終了後、ステップS160に進む。ステップS160では、判定対象のバンドデータが1ページの最終バンドであるか否かが判定される。判定の結果、最終バンドであれば当該ページについての圧縮実行部判定処理は終了する。一方、最終バンドでなければステップS100に戻る。すなわち、当該ページの次のバンドデータがプリンタ基板100上に作成されているかを確認する処理に戻る。なお、ステップS150でプリンタ基板100の圧縮機構14で圧縮を行う旨の決定がなされたバンドデータについては、圧縮機構14で圧縮された後、圧縮された状態でプリンタ基板100からメイン基板200に転送されるように、CPU11がインタフェース部150に転送要求を与える。これにより、圧縮バンドデータが、プリンタ基板100からメイン基板200への転送待ち状態となる。以上のようにして、プリンタ基板100で作成されたイメージデータについて、バンド単位にプリンタ基板100もしくはメイン基板200のいずれで圧縮するかが決定される。
<4.データ転送制御処理>
以上のようにして、圧縮実行部判定処理による判定結果に応じて、圧縮バンドデータ又は非圧縮バンドデータがプリンタ基板200上で転送待ち状態となる。ところで、プリンタ基板100とメイン基板200との間では、圧縮バンドデータ、非圧縮バンドデータ、およびPDLデータの転送が行われる。これらのデータ転送の制御は、CPU11によって、以下のようにして行われている。
図4は、本実施形態において、プリンタ基板100とメイン基板200との間におけるデータ転送を制御する処理(データ転送制御処理)の手順を示すフローチャートである。この画像処理装置が起動すると、メイン基板200上にPDLデータがあるか否かが判定される(ステップS200)。判定の結果、PDLデータがあればステップS210に進む。一方、PDLデータがなければステップS230に進む。ステップS210では、プリンタ基板100上のPDLデータ用入力バッファに格納されているデータのデータ量が規定値以下であるか否かが判定される。ここで、「規定値」とは、その値よりも大きいデータ量のデータが既にPDLデータ用入力バッファに格納されている時には別のPDLデータの入力を受けつけないことを示す値のことである。ステップS210での判定の結果、規定値以下であればステップS220に進む。一方、規定値より大きければステップS230に進む。ステップS220では、PDLデータについてのメイン基板200からプリンタ基板100への転送が行われる。ステップS220の終了後、ステップS200に戻る。
ステップS230では、プリンタ基板100上に転送待ちの非圧縮バンドデータがあるか否かが判定される。判定の結果、非圧縮バンドデータがあればステップS240に進む。一方、非圧縮バンドデータがなければステップS250に進む。ステップS240では、非圧縮バンドデータについてのプリンタ基板100からメイン基板200への転送が行われる。ステップS240の終了後、ステップS200に戻る。
ステップS250では、プリンタ基板100上に転送待ちの圧縮バンドデータがあるか否かが判定される。判定の結果、圧縮バンドデータがあればステップS260に進む。一方、圧縮バンドデータがなければステップS200に戻る。ステップS260では、圧縮バンドデータについてのプリンタ基板100からメイン基板200への転送が行われる。ステップS260の終了後、ステップS200に戻る。
以上のようにして、この画像処理装置が動作中、メイン基板200とプリンタ基板100との間で、圧縮バンドデータ、非圧縮バンドデータ、およびPDLデータのデータ転送が行われる。
<5.効果>
本実施形態によると、プリンタ基板100で作成されたイメージデータについて、プリンタ基板100の圧縮機構14の動作状況(使用状況)およびメイン基板200の圧縮機構24の動作状況(使用状況)に基づき、バンド単位にプリンタ基板100もしくはメイン基板200のいずれで圧縮するかが決定される。また、プリンタ基板100とメイン基板200との間におけるデータ転送は、PDLデータ、非圧縮バンドデータ、圧縮バンドデータの順に優先的に行われる。その効果について、図5および図6を参照しつつ説明する。図5は従来例におけるデータの圧縮と転送の状況を示しており、図6は本実施形態におけるデータの圧縮と転送の状況を示している。これらの図において、数値は各バンドデータを示しており、「D」はPDLデータを示している。従来例においては、プリンタ基板100においてのみバンドデータの圧縮が行われ、その圧縮の都度、圧縮後のバンドデータがプリンタ基板100からメイン基板200に転送されている。一方、本実施形態においては、バンドデータの圧縮は、プリンタ基板100およびメイン基板200の双方で行わる。そのいずれが使用されるかについては、プリンタ基板100の圧縮機構14が優先的に使用されるが、プリンタ基板100の圧縮機構14が使用中であれば、メイン基板200にバンドデータが転送されて、メイン基板200の圧縮機構24が使用される。従って、図6に示すようにメイン基板200においてコピー機能やスキャナ機能等のための圧縮処理が行われていないときには、プリンタ基板100の圧縮機構14とメイン基板200の圧縮機構24とが効率的に使用され、イメージデータの圧縮が完了するまでの時間が従来よりも短縮される。
<6.変形例>
<6.1 第1の変形例>
次に、上記実施形態の第1の変形例について説明する。上記実施形態においては、メイン基板200には1バンド分の非圧縮バンドデータを格納することができるバンドバッファが設けられていたが、本変形例においては、メイン基板200には2バンド分の非圧縮バンドデータを格納することができるバンドバッファが設けられている。従って、メイン基板200の圧縮機構24が動作中であっても、バンドバッファに空き容量があれば、非圧縮バンドデータをプリンタ基板100からメイン基板200に転送することができる。
図7は、本変形例において、圧縮実行部判定処理の手順を示すフローチャートである。PDLデータに基づき或るページについてのイメージデータの作成が開始されると、プリンタ基板100上にバンドデータが作成されているか否かが判定される(ステップS300)。判定の結果、バンドデータが作成されていれば、ステップS310に進む。一方、バンドデータが作成されていなければ、ステップS300に戻る。ステップS310では、プリンタ基板100の圧縮機構14が動作しているか否かが判定される。判定の結果、圧縮機構14が動作していれば、ステップS320に進む。一方、圧縮機構14が動作していなければ、当該バンドデータについてはプリンタ基板100の圧縮機構14で圧縮を行う旨の決定がなされ(ステップS350)、ステップS360に進む。ステップS320では、メイン基板200上のバンドバッファに空き容量があるか否かが判定される。判定の結果、空き容量がなければ、ステップS310に戻る。すなわち、プリンタ基板100の圧縮機構14が動作中であって、かつ、メイン基板200のバンドバッファにデータを転送することもできないので、再度プリンタ基板100の圧縮機構14の動作状況を確認する処理に戻る。一方、バンドバッファに空き容量があれば、当該バンドデータについてはメイン基板200の圧縮機構24で圧縮を行う旨の決定がなされ(ステップS330)、ステップS340に進む。ステップS340では、当該バンドデータが非圧縮の状態でプリンタ基板100からメイン基板200に転送されるように、インタフェース部150に転送要求が与えられる。これにより、非圧縮バンドデータが、プリンタ基板100からメイン基板200への転送待ち状態となる。ステップS340の終了後、ステップS360に進む。ステップS360では、判定対象のバンドデータが1ページの最終バンドであるか否かが判定される。判定の結果、最終バンドであれば当該ページについての圧縮実行部判定処理は終了する。一方、最終バンドでなければステップS300に戻る。すなわち、当該ページの次のバンドデータがプリンタ基板100上に作成されているかを確認する処理に戻る。なお、ステップS350でプリンタ基板100の圧縮機構14で圧縮を行う旨の決定がなされたバンドデータについては、圧縮機構14で圧縮された後、圧縮された状態でプリンタ基板100からメイン基板200に転送されるように、CPU11がインタフェース部150に転送要求を与える。これにより、圧縮バンドデータが、プリンタ基板100からメイン基板200への転送待ち状態となる。
次に、本変形例におけるデータ転送制御処理について説明する。図8は、本変形例におけるデータ転送制御処理の手順を示すフローチャートである。この画像処理装置が起動すると、メイン基板200上にPDLデータがあるか否かが判定される(ステップS400)。判定の結果、PDLデータがあればステップS402に進む。一方、PDLデータがなければステップS410に進む。ステップS402では、プリンタ基板100上のPDLデータ用入力バッファに格納されているデータのデータ量が規定値以下であるか否かが判定される。判定の結果、規定値以下であればステップS404に進む。一方、規定値より大きければステップS410に進む。ステップS404では、PDLデータについてのメイン基板200からプリンタ基板100への転送が行われる。ステップS404の終了後、ステップS400に戻る。
ステップS410では、プリンタ基板100上に転送待ちの非圧縮バンドデータがあるか否かが判定される。判定の結果、非圧縮バンドデータがあればステップS412に進む。一方、非圧縮バンドデータがなければステップS440に進む。ステップS412では、メイン基板200の圧縮機構24が動作しているか否かが判定される。判定の結果、圧縮機構24が動作していれば、ステップS414に進む。一方、圧縮機構24が動作していなければ、ステップS420に進む。ステップS414では、プリンタ基板100上に転送待ちの圧縮バンドデータがあるか否かが判定される。判定の結果、圧縮バンドデータがあればステップS416に進む。一方、圧縮バンドデータがなければステップS420に進む。ステップS416では、メイン基板200の圧縮機構24で行われている圧縮処理が完了するまでに圧縮バンドデータと非圧縮バンドデータの双方を転送することが可能か否かが判定される。判定の結果、可能であれば、ステップS430に進む。一方、可能でなければ、ステップS420に進む。ステップS420では、非圧縮バンドデータについてのプリンタ基板100からメイン基板200への転送が行われる。ステップS420の終了後、ステップS400に戻る。ステップS430では、圧縮バンドデータについてのプリンタ基板100からメイン基板200への転送が行われる。ステップS430の終了後、ステップS400に戻る。
ステップS440では、プリンタ基板100上に転送待ちの圧縮バンドデータがあるか否かが判定される。判定の結果、圧縮バンドデータがあればステップS442に進む。一方、圧縮バンドデータがなければステップS400に戻る。ステップS442では、圧縮バンドデータについてのプリンタ基板100からメイン基板200への転送が行われる。ステップS442の終了後、ステップS400に戻る。
以上のように、本変形例においては、メイン基板200には2バンド分の非圧縮バンドデータを格納することができるバンドバッファが設けられている。また、バンドデータをプリンタ基板100もしくはメイン基板200のいずれで圧縮するかについては、プリンタ基板100の圧縮機構14の動作状況(使用状況)およびメイン基板200のバンドバッファの空き容量に基づいて決定される。このため、上記実施形態と異なり、メイン基板200の圧縮機構24が動作中であっても、プリンタ基板100からメイン基板200にバンドデータを転送することができる。このため、メイン基板200において、或るバンドデータについての圧縮が終了した後、すぐに次のバンドデータについての圧縮を始めることができる。図9は、その効果について説明するための図である。図6に示す上記実施形態に比して、メイン基板200の圧縮機構24がより効率的に使用されていることが把握される。これにより、イメージデータの圧縮が完了するまでの時間をより短くすることが可能となる。
<6.2 第2の変形例>
次に、本実施形態の第2の変形例について説明する。本変形例においては、メイン基板200には複数バンド分の非圧縮バンドデータを格納することができるバンドバッファが設けられている。また、プリンタ基板100にも複数バンド分の非圧縮バンドデータを格納することができるバンドバッファが設けられている。従って、メイン基板200の圧縮機構24が動作中であっても、バンドバッファに空き容量があれば、非圧縮バンドデータをプリンタ基板100からメイン基板200に転送することができる。また、プリンタ基板100の圧縮機構14が動作中であっても、バンドバッファに空き容量があれば、当該バンドバッファに圧縮待ちの非圧縮バンドデータを格納しておくことができる。
図10は、本変形例において、圧縮実行部判定処理の手順を示すフローチャートである。PDLデータに基づき或るページについてのイメージデータの作成が開始されると、プリンタ基板100上にバンドデータが作成されているか否かが判定される(ステップS500)。判定の結果、バンドデータが作成されていれば、ステップS510に進む。一方、バンドデータが作成されていなければ、ステップS500に戻る。ステップS510では、プリンタ基板100の圧縮機構14が動作しているか否かが判定される。判定の結果、圧縮機構14が動作していれば、ステップS520に進む。一方、圧縮機構14が動作していなければ、当該バンドデータについてはプリンタ基板100の圧縮機構14で圧縮を行う旨の決定がなされ(ステップS580)、ステップS590に進む。ステップS520では、メイン基板100の圧縮機構24が動作しているか否かが判定される。判定の結果、圧縮機構24が動作していれば、ステップS522に進む。一方、圧縮機構24が動作していなければ、当該バンドデータについてはメイン基板200の圧縮機構24で圧縮を行う旨の決定がなされ(ステップS568)、ステップS570に進む。
ステップS522では、メイン基板200上のバンドバッファに空き容量があるか否かが判定される。判定の結果、空き容量があれば、ステップS526に進む。一方、空き容量がなければ、ステップS524に進む。ステップS524では、プリンタ基板100上のバンドバッファに空き容量があるか否かが判定される。判定の結果、空き容量があれば、当該バンドデータについてはプリンタ基板100の圧縮機構14で圧縮を行う旨の決定がなされ(ステップS580)、ステップS590に進む。一方、空き容量がなければ、ステップS510に戻る。ステップS526では、メイン基板200上にPDLデータがあるか否かが判定される。判定の結果、PDLデータがあればステップS528に進む。一方、PDLデータがなければステップS540に進む。ステップS528では、プリンタ基板100上のPDLデータ用入力バッファに格納されているデータのデータ量が規定値以下であるか否かが判定される。判定の結果、規定値以下であればステップS530に進む。一方、規定値より大きければステップS540に進む。
ステップS530では、メイン基板200上のPDLデータについてのプリンタ基板100への転送に要する時間Tdが取得される。ステップS530の終了後、ステップS550に進む。ステップS540では、メイン基板200上のPDLデータについてのプリンタ基板100への転送は行われないので、上記時間Tdが「0」とされる。ステップS540の終了後、ステップS550に進む。
ステップS550では、バンドデータの圧縮をプリンタ基板100の圧縮機構14で行うかメイン基板200の圧縮機構24で行うかを判定するための各種情報(以下、「判定用情報」という。)の取得が行われる。図11は、判定用情報を取得するための処理(判定用情報取得処理)の流れを示すフローチャートである。まず、ステップS600では、プリンタ基板100上で転送待ち状態の非圧縮バンドデータ(転送中の残りのデータも含む)についてのメイン基板200への転送に要する時間Twが取得される。ステップS610では、判定対象のバンドデータが圧縮されなかった場合の当該バンドデータについてのプリンタ基板100からメイン基板200への転送に要する時間Tbが取得される。ステップS620では、メイン基板200のバンドバッファに格納されている圧縮待ちのバンドデータの数Nmが取得される。ステップS630では、メイン基板200の圧縮機構24においてバンドデータの圧縮に要する平均時間Tmavcが取得される。ステップS640では、メイン基板200の圧縮機構24で圧縮中のバンドデータについての圧縮完了までに要する時間Tmcが取得される。ステップS650では、プリンタ基板100の圧縮機構14で圧縮中のバンドデータについての圧縮完了までに要する時間Tpcがされる。ステップS660では、プリンタ基板100の圧縮機構14においてバンドデータの圧縮に要する平均時間Tpavcが取得される。ステップS670では、プリンタ基板100のバンドバッファに格納されている圧縮待ちのバンドデータの数Npが取得される。ステップS680では、プリンタ基板100の圧縮機構14で圧縮されたバンドデータについてのメイン基板200への転送に要する平均時間Tpcdが取得される。以上により、判定用情報取得処理が終了し、図10に示すステップS560に進む。なお、上述のような判定用情報は、PCIバス600の転送レートや転送待ちあるいは圧縮待ちのバンドデータのデータ量などに基づいて取得することができる。
ステップS550の終了後、ステップS560と、ステップS562またはステップS564とによって、判定対象のバンドデータをプリンタ基板100もしくはメイン基板200のいずれで圧縮した方がメイン基板200に当該バンドデータについての圧縮バンドデータができるまでの時間が短いかが判定される。まず、ステップS560では、判定対象のバンドデータをメイン基板200の圧縮機構24で圧縮すると仮定した場合の、当該バンドデータを含むデータの転送に要する時間に当該バンドデータの圧縮機構24での圧縮に要する時間を加算した時間T1と当該バンドデータを含む圧縮すべきデータの圧縮機構24での圧縮に要する時間T2とが比較される。以下、T1とT2とを比較する理由について説明する。
バンドデータをメイン基板200で圧縮する場合、当該バンドデータについての圧縮が開始されるまでに、当該バンドデータ以外のデータについての圧縮、当該バンドデータ以外の非圧縮バンドデータについてのプリンタ基板100からメイン基板200への転送、PDLデータについてのメイン基板200からプリンタ基板100への転送が行われる。ここで、或るバンドデータがメイン基板200で圧縮中の時には別のバンドデータの転送を行うことができる。すなわち、任意の異なる2つのバンドデータに着目すれば、一方の転送処理と他方の圧縮処理とを並行して行うことができる。ところが、1つのバンドデータのみに着目した場合、転送処理と圧縮処理とを並行して行うことはできない。すなわち、当該バンドデータについて、転送処理と圧縮処理とを同時に行うことはできない。以上より、当該バンドデータを含むデータの転送に要する時間と当該バンドデータ以外の圧縮すべきデータの圧縮機構24での圧縮に要する時間の長い方の時間が、当該バンドデータの圧縮が開始されるまでに必要な時間となる。従って、その長い方の時間に当該バンドデータについての圧縮機構24での圧縮に要する時間を加算した時間が、メイン基板200に当該バンドデータについての圧縮バンドデータができるまでの時間となる。以上のような理由により、当該バンドデータを含むデータの転送に要する時間に当該バンドデータの圧縮機構24での圧縮に要する時間を加算した時間T1と当該バンドデータを含む圧縮すべきデータの圧縮機構24での圧縮に要する時間T2とを比較している。以下、T1とT2について図12を参照しつつ説明する。
図12(a)は、上記T1について説明するための図である。プリンタ基板100とメイン基板200との間で転送されるべきデータには、当該バンドデータと転送待ちの非圧縮バンドデータと転送中の非圧縮バンドデータとPDLデータとがある。時間T1は、当該バンドデータについての転送に要する時間Tbと、転送待ちの非圧縮バンドデータについての転送に要する時間に転送中の非圧縮バンドデータについての転送に要する残り時間を加算した時間Twと、PDLデータについての転送に要する時間Tdと、当該バンドデータについての圧縮機構24での圧縮に要する時間Tmavcとを加算した時間となる。
図12(b)は、上記T2について説明するための図である。圧縮すべきデータには、当該バンドデータと転送待ちの非圧縮バンドデータと転送中の非圧縮バンドデータと転送済みの非圧縮バンドデータと圧縮中のデータとがある。ここで、転送待ちの非圧縮バンドデータの数と転送中の非圧縮バンドデータの数と転送済みの非圧縮バンドデータの数とを加算した数がNmである。時間T2は、これらNm個の非圧縮バンドデータおよび当該バンドデータを圧縮するのに要する時間Tmavc×(1+Nm)と、圧縮中のデータについての圧縮に要する残り時間Tmcとを加算した時間となる。
以上のようなT1およびT2に基づき、図10に示すステップS560では、T1がT2未満であるか否かが判定される。これにより、判定対象のバンドデータをメイン基板200の圧縮機構24で圧縮すると仮定した場合の、メイン基板200に当該バンドデータについての圧縮されたデータができるまでの時間が把握される。
ステップS560での判定の結果、T1がT2未満であれば、ステップS562に進む。一方、T1がT2以上であれば、ステップS564に進む。ステップS562ではT2と後述するT3とが比較され、ステップS564ではT1とT3とが比較される。これにより、当該バンドデータをプリンタ基板100で圧縮すべきかメイン基板200で圧縮すべきかが判定される。以下、T3について図12を参照しつつ説明する。
図12(c)は、判定対象のバンドデータをプリンタ基板100の圧縮機構14で圧縮すると仮定した場合に、当該バンドデータを含む圧縮すべきデータについての圧縮機構14での圧縮に要する時間に当該バンドデータの転送に要する時間を加算した時間T3について説明するための図である。圧縮すべきデータには、当該バンドデータと圧縮待ちのバンドデータと圧縮中のバンドデータとがある。ここで、圧縮待ちのバンドデータの数がNpである。時間T3は、これらNp個のバンドデータおよび当該バンドデータを圧縮するのに要する時間Tpavc×(1+Np)と、圧縮中のバンドデータについての圧縮に要する残り時間Tpcと、当該バンドデータについての転送に要する時間Tpcdとを加算した時間となる。なお、或るバンドデータがプリンタ基板100で圧縮中の時には圧縮済みの別のバンドデータの転送を行うことができ、各バンドデータの転送に要する時間は圧縮に要する時間よりも短いことを前提としている。
以上のようなT3に基づき、図10に示すステップS562では、T2がT3未満であるか否かが判定される。判定の結果、T2がT3未満であれば、当該バンドデータについてはメイン基板200の圧縮機構24で圧縮を行う旨の決定がなされ(ステップS568)、ステップS570に進む。一方、T2がT3以上であれば、ステップS566に進む。ステップS564では、T1がT3未満であるか否かが判定される。判定の結果、T1がT3未満であれば、当該バンドデータについてはメイン基板200の圧縮機構24で圧縮を行う旨の決定がなされ(ステップS568)、ステップS570に進む。一方、T1がT3以上であれば、ステップS566に進む。ステップS566では、プリンタ基板100上のバンドバッファに空き容量があるか否かが判定される。判定の結果、空き容量があれば、当該バンドデータについてはプリンタ基板100の圧縮機構14で圧縮を行う旨の決定がなされ(ステップS580)、ステップS590に進む。一方、空き容量がなければ、ステップS510に戻る。ステップS570では、当該バンドデータが非圧縮の状態でプリンタ基板100からメイン基板200に転送されるように、インタフェース部150に転送要求が与えられる。これにより、非圧縮バンドデータが、プリンタ基板100からメイン基板200への転送待ち状態となる。ステップS570の終了後、ステップS590に進む。ステップS590では、処理中のバンドデータが1ページの最終バンドであるか否かが判定される。判定の結果、最終バンドであれば当該ページについての圧縮実行部判定処理は終了する。一方、最終バンドでなければステップS500に戻る。すなわち、当該ページの次のバンドデータがプリンタ基板100上に作成されているかを確認する処理に戻る。ステップS580でプリンタ基板100の圧縮機構14で圧縮を行う旨の決定がなされたバンドデータについては、圧縮機構14で圧縮された後、圧縮された状態でプリンタ基板100からメイン基板200に転送されるように、CPU11がインタフェース部150に転送要求を与える。これにより、圧縮バンドデータが、プリンタ基板100からメイン基板200への転送待ち状態となる。なお、本変形例におけるデータ転送制御処理については、上記第1の変形例と同様にして行われるので、説明を省略する。
以上のように、本変形例においては、プリンタ基板100およびメイン基板200には、複数バンド分のバンドデータを格納することができるバンドバッファが設けられている。そして、プリンタ基板100およびメイン基板200における圧縮機構の動作状況(使用状況)やバンドバッファの空き状況に加え、各データの圧縮や転送に要する時間をも考慮して、プリンタ基板100またはメイン基板200のいずれで当該バンドデータを圧縮すべきかが決定される。このため、上記実施形態および上記第1の変形例に比して、両基板の圧縮機構14、24がより有効に使用され、印刷用データに基づくイメージデータの圧縮データがより短時間で取得される。
<7.その他>
上記実施形態および各変形例においては、画像処理装置に設けられた2つの基板がプリンタ基板100とメイン基板200である場合を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限定されない。2つの基板のそれぞれが圧縮機構を備えていれば、本発明を適用することができる。
本発明の一実施形態に係る画像処理装置の全体構成を示すブロック図である。 上記実施形態において、バンドデータがメイン基板のハードディスクに圧縮された状態で格納されるまでの処理の流れについて説明するための図である。 上記実施形態において、圧縮実行部判定処理の手順を示すフローチャートである。 上記実施形態において、プリンタ基板とメイン基板との間におけるデータ転送を制御する処理の手順を示すフローチャートである。 従来例において、データの圧縮と転送の状況を説明するための図である。 上記実施形態において、データの圧縮と転送の状況を説明するための図である。 上記実施形態の第1の変形例において、圧縮実行部判定処理の手順を示すフローチャートである。 上記第1の変形例において、プリンタ基板とメイン基板との間におけるデータ転送を制御する処理の手順を示すフローチャートである。 上記第1の変形例において、データの圧縮と転送の状況を説明するための図である。 上記実施形態の第2の変形例において、圧縮実行部判定処理の手順を示すフローチャートである。 上記第2の変形例において、判定用情報取得処理の手順を示すフローチャートである。 上記第2の変形例において、メイン基板に判定対象のバンドデータについての圧縮されたデータができるまでの時間について説明するための図である。
符号の説明
11、21…CPU
13、23…RAM
14、24…圧縮機構
15、25…PCIブリッジ
26…LANインタフェース部
27…伸張機構
28…ハードディスク
100…プリンタ基板
150…インタフェース部
200…メイン基板
300…操作パネル
400…印刷機構
500…画像読取部
600…PCIバス

Claims (18)

  1. 外部から与えられる印刷用データに基づいて印刷可能なイメージデータを作成し、前記イメージデータの圧縮と前記イメージデータの印刷とを行う画像処理装置であって、
    前記イメージデータを印刷して外部に出力する印刷出力部と、
    第1のデータ圧縮手段を有し、前記印刷用データに基づいて前記イメージデータを作成するイメージデータ作成部と、
    第2のデータ圧縮手段を有し、前記イメージデータを前記印刷出力部に与えるイメージデータ処理部と、
    前記イメージデータについての前記イメージデータ作成部から前記イメージデータ処理部への転送を含む、前記イメージデータ作成部と前記イメージデータ処理部との間におけるデータ転送を行うインタフェース部と、
    前記イメージデータ作成部で作成されたイメージデータについて、前記第1のデータ圧縮手段または前記第2のデータ圧縮手段のいずれで圧縮するかの判定を行う圧縮実行部判定手段と
    を備えることを特徴とする、画像処理装置。
  2. 前記圧縮実行部判定手段は、前記第1のデータ圧縮手段の動作状況と前記第2のデータ圧縮手段の動作状況とに基づいて、前記判定を行うことを特徴とする、請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記圧縮実行部判定手段は、前記第1のデータ圧縮手段と前記第2のデータ圧縮手段とが共に動作していないときには、前記第1のデータ圧縮手段で優先的に前記イメージデータの圧縮が行なわれるよう、前記判定を行うことを特徴とする、請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 前記圧縮実行部判定手段は、前記インタフェース部において転送中のデータの有無、前記インタフェース部において転送待ちのデータの有無、前記インタフェース部において転送中のデータのデータ量、前記インタフェース部において転送待ちのデータのデータ量、および前記インタフェース部におけるデータの転送レートのうちの少なくとも1つに基づいて、前記判定を行うことを特徴とする、請求項1から3までのいずれか1項に記載の画像処理装置。
  5. 前記イメージデータ作成部は、前記第1のデータ圧縮手段によって圧縮されるべき複数のイメージデータを保持することができる第1の圧縮待ちデータ保持手段を更に備え、
    前記圧縮実行部判定手段は、前記第1の圧縮待ちデータ保持手段の空き状況に基づいて前記判定を行うことを特徴とする、請求項1から4までのいずれか1項に記載の画像処理装置。
  6. 前記イメージデータ処理部は、前記第2のデータ圧縮手段によって圧縮されるべき複数のイメージデータを保持することができる第2の圧縮待ちデータ保持手段を更に備え、
    前記圧縮実行部判定手段は、前記第2の圧縮待ちデータ保持手段の空き状況に基づいて前記判定を行うことを特徴とする、請求項1から5までのいずれか1項に記載の画像処理装置。
  7. 前記イメージデータ作成部で作成されたイメージデータはバンド単位に分割され、
    前記圧縮実行部判定手段は、前記バンド単位で前記判定を行うことを特徴とする、請求項1から6までのいずれか1項に記載の画像処理装置。
  8. 前記圧縮実行部判定手段は、前記バンド単位に分割されたイメージデータのうち既に判定が行われているデータについての判定結果に応じて決定される、前記イメージデータ作成部から前記イメージデータ処理部に転送されるべきデータのデータ量に基づいて、前記判定を行うことを特徴とする、請求項7に記載の画像処理装置。
  9. 前記イメージデータ作成部は、プリンタコントローラであって、
    前記イメージデータ処理部は、メインコントローラであることを特徴とする、請求項1から8までのいずれか1項に記載の画像処理装置。
  10. 前記メインコントローラは、前記印刷用データとしてページ記述言語で記述されたプリントデータを受け取る印刷用データ受信部を備えることを特徴とする、請求項9に記載の画像処理装置。
  11. 前記メインコントローラは、前記プリンタコントローラから転送されたイメージデータが圧縮されているか否かを判定するデータ判定手段と、前記イメージデータの圧縮後のデータを保持する記憶手段とを更に備え、
    前記メインコントローラは、
    前記プリンタコントローラから転送されたイメージデータは圧縮されていると前記データ判定手段によって判定されると、該イメージデータを前記記憶手段に格納し、
    前記プリンタコントローラから転送されたイメージデータは圧縮されていないと前記データ判定手段によって判定されると、該イメージデータを前記第2のデータ圧縮手段によって圧縮した後、圧縮後のイメージデータを前記記憶手段に格納することを特徴とする、請求項9または10に記載の画像処理装置。
  12. 前記記憶手段は、ハードディスク装置であることを特徴とする、請求項11に記載の画像処理装置。
  13. 前記インタフェース部におけるデータ転送を制御するデータ転送制御手段を更に備えることを特徴とする、請求項1から12までのいずれか1項に記載の画像処理装置。
  14. 前記データ転送制御手段は、前記第1のデータ圧縮手段の動作状況と前記第2のデータ圧縮手段の動作状況とに基づいて、前記インタフェース部におけるデータ転送を制御することを特徴とする、請求項13に記載の画像処理装置。
  15. 前記データ転送制御手段は、前記インタフェース部において転送中のデータの有無、前記インタフェース部において転送待ちのデータの有無、前記インタフェース部において転送中のデータのデータ量、前記インタフェース部において転送待ちのデータのデータ量、および前記インタフェース部におけるデータの転送レートのうちの少なくとも1つに基づいて、前記インタフェース部におけるデータ転送を制御することを特徴とする、請求項13または14に記載の画像処理装置。
  16. 印刷機能に加えて、コピー機能、スキャナ機能、およびファクシミリ機能のうちの少なくとも1つの機能を有する複合機であることを特徴とする、請求項1から15までのいずれか1項に記載の画像処理装置。
  17. 外部から与えられる印刷用データに基づいて作成されるイメージデータの圧縮と前記イメージデータの印刷とを行う、第1のデータ圧縮手段を有する第1の基板と第2のデータ圧縮手段を有する第2の基板とを備える画像処理装置における画像処理方法であって、
    前記第1の基板において前記印刷用データに基づいて前記イメージデータを作成するイメージデータ作成ステップと、
    前記イメージデータ作成ステップで作成されたイメージデータについて、前記第1のデータ圧縮手段または前記第2のデータ圧縮手段のいずれで圧縮するかの判定を行う圧縮実行部判定ステップと、
    前記イメージデータについての前記第1の基板から前記第2の基板への転送を含む、前記第1の基板と前記第2の基板との間でデータの転送を行うデータ転送ステップと、
    前記第2の基板において前記第1の基板から転送されたイメージデータを印刷して外部に出力する印刷出力ステップとを備え、
    前記圧縮実行部判定ステップでの判定結果に応じて、前記イメージデータ作成ステップで作成されたイメージデータが前記第1のデータ圧縮手段または前記第2のデータ圧縮手段のいずれかで圧縮されることを特徴とする、画像処理方法。
  18. 外部から与えられる印刷用データに基づいて作成されるイメージデータの圧縮と前記イメージデータの印刷とを行う、第1のデータ圧縮手段を有する第1の基板と第2のデータ圧縮手段を有する第2の基板とを備える画像処理装置における画像処理プログラムであって、
    前記第1の基板において前記印刷用データに基づいて前記イメージデータを作成するイメージデータ作成ステップと、
    前記イメージデータ作成ステップで作成されたイメージデータについて、前記第1のデータ圧縮手段または前記第2のデータ圧縮手段のいずれで圧縮するかの判定を行う圧縮実行部判定ステップと、
    前記イメージデータについての前記第1の基板から前記第2の基板への転送を含む、前記第1の基板と前記第2の基板との間でデータの転送を行うデータ転送ステップと、
    前記第2の基板において前記第1の基板から転送されたイメージデータを印刷して外部に出力する印刷出力ステップとをコンピュータに実行させ、
    前記圧縮実行部判定ステップでの判定結果に応じて、前記イメージデータ作成ステップで作成されたイメージデータが前記第1のデータ圧縮手段または前記第2のデータ圧縮手段のいずれかで圧縮されることを特徴とする、画像処理プログラム。
JP2006020640A 2006-01-30 2006-01-30 画像処理装置、画像処理方法、および画像処理プログラム Pending JP2007202019A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006020640A JP2007202019A (ja) 2006-01-30 2006-01-30 画像処理装置、画像処理方法、および画像処理プログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006020640A JP2007202019A (ja) 2006-01-30 2006-01-30 画像処理装置、画像処理方法、および画像処理プログラム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2007202019A true JP2007202019A (ja) 2007-08-09

Family

ID=38456115

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006020640A Pending JP2007202019A (ja) 2006-01-30 2006-01-30 画像処理装置、画像処理方法、および画像処理プログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2007202019A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4976971B2 (ja) 画像形成システム、画像形成装置及びプログラム
JP5606062B2 (ja) 印刷装置、印刷装置の制御方法、およびプログラム
JP4165451B2 (ja) 印刷システム、印刷要求端末および圧縮アルゴリズム選択プログラム、並びに印刷方法
JP4928497B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法、画像処理プログラム及び記憶媒体
JP2007329919A (ja) 画像形成装置およびその制御方法
JP2007331390A (ja) 画像形成装置およびその制御方法
JP4407579B2 (ja) 画像形成装置、画像形成方法及びプログラム
US8724161B2 (en) Method, apparatus, and computer program product for processing image data of plural images to combine for output to a recording medium
JP4363463B2 (ja) 印刷制御装置およびプリンタドライバのプログラム
JP2003291472A (ja) 印刷システム、印刷装置、印刷データ送信装置、プログラム
US8582153B2 (en) Image forming apparatus and method
JP2009086989A (ja) 画像形成システム、画像形成装置及びプログラム
JP2007202019A (ja) 画像処理装置、画像処理方法、および画像処理プログラム
JP2007037017A (ja) 画像処理装置、画像処理方法、画像処理プログラム、画像処理プログラムを記録した記録媒体
JP5178497B2 (ja) 画像読み取り装置、及び画像読み取り装置の制御方法、並びにプログラム
JP4901705B2 (ja) 画像形成装置、出力画像処理方法及びプログラム
JP2010188598A (ja) 印刷装置、ドライバープログラム、印刷システム
JP4378395B2 (ja) 画像処理装置、印刷装置、制御プログラム、記録媒体
US20090231613A1 (en) Image processing apparatus and method of controlling the same
JP2006171866A (ja) 画像形成装置
JP2016055536A (ja) 画像形成装置、プログラム、および画像形成装置の制御方法
JP2020203461A (ja) 画像形成装置、その制御方法、およびプログラム
JP2003259097A (ja) 画像処理装置及び画像処理方法
JP2008250435A (ja) 印刷システム及び印刷システムにおけるprnファイル生成方法
JP2010206251A (ja) 画像形成装置、記憶領域制御方法、および記憶領域制御プログラム