JP2007201142A - Ag配線基板 - Google Patents

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Abstract

【課題】Agマイグレーションを抑制することができるAg配線基板を提供する。
【解決手段】基板11上に、Agを導電体とする薄膜からなる回路要素12と、該回路要素12のうち隣接し異なる電位となる2つの回路要素12の間に少なくとも設けられAgよりもイオン化傾向の大きな金属粒子13aがベース樹脂13b中に分散された樹脂層13とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、Agマイグレーションを抑制することができるAg配線基板に関するものである。
銀(Ag)は、その高い電子伝導性と酸化耐性により、一部の配線基板の電極材料として現在も使われている。特にプラズマディスプレイのガラス基板電極として使用例が多い。基板への銀配線は主に、スクリーン印刷により行われるが、スパッタ法や塗布法によっても行うことができる。
一方、銀はイオン化傾向が小さい金属元素にもかかわらず、他の金属に比べてイオンマイグレーションが発生し易いと報告されている。この理由は明確に解明されてはいないが、マイグレーション現象が単にイオン化傾向の大小で比較できない事を示唆している。
マイグレーション現象とは、狭い電極間距離を形成する基板上で電極間に高電圧を印加した場合に起こる現象であって、電極間に金属の樹脂状析出物が発生し、短絡を誘導するものである。主に、高湿度環境下で、かつ不純物の存在下で起こり易く、例えば塩素の存在によってSn(錫)やCu(銅)はマイグレーション速度が早くなり、故障しやすくなると言われている。マイグレーション現象は電極間にポリマー等が存在しても発生し、例えばエポキシ樹脂等の被覆を行った場合でも発生する。
また、その発生メカニズムについての多様な報告はあるが、主に水分との反応に因るとされる。陽極上で銀が酸化銀になっている場合に、まずAg2O+HO→Ag(OH)→Ag+ + OH-の反応が起こり、次にAg+が陰極に向かって電界の影響で移動し、陰極でAg+ + e-→Agとなることが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
銀等の金属のイオンマイグレーションに共通することは、電極間の電界強度(V/m)、温度(K)、湿度が高い程起こり易いことである。即ち、ペーストで印刷した配線パターンが電子部品等の端子と接続された場合、吸湿あるいは水滴付着等によって、配線金属が拡散して短絡する問題が起こる場合がある。また、電界強度と温度の2パラメーターに関しては、ユーザー側で決めることであるが、考案できる主な抑止対策は防湿対策である。実際、イオンマイグレーション防止対策のほとんどは、防湿技術であって、例えば、無機ITO膜を金属電極上に覆う手法が提案されている(例えば、特許文献2参照。)。銀に関しても同様にマイグレーション防止法が数多提案されており、銀とSn、Cuとを合金化する手法やITO等で被膜する上述の手法がある。
冒頭に、マイグレーション現象が単にイオン化傾向のみによって決まらないと述べた理由は、イオン化傾向と同様にイオンの拡散速度も大きな因子である事を示している。例えば、Agイオン等の拡散速度は陰イオンに強く影響されるため、適当な陰イオンを選ぶ事によってマイグレーションによる故障時間を低減させられる可能性もある。即ち、マイグレーションを抑制する手法として、配線金属種としてイオン化傾向の大きな金属(例えば金)を選ぶ事も一つであるが、イオンの拡散速度を低下させる事も有効と推定できる。
このように、従来のマイグレーション抑制手法は、イオン化傾向の小さい材料を選ぶ事、電極への透湿を防ぐ事が主であった。しかし、導電性やコストの理由で配線金属種を変更できない場合も多く、また、湿度を防ぐためには、被覆剤などの工夫や高分子の組成の変更が必要でありコスト上からも困難な面があった。
また、マイグレーションは電子回路内の絶縁体中でも進行するために、回路の絶縁劣化が起こり、電子機器の変調をきたす。マイグレーション防止にはイオン化傾向の高い金属との合金化や、ITO等による表面被覆が考案されているが、これらの手法とは異なる手法も求められていた。
特公昭59−12699号公報 特開2001−274535号公報
本発明は、以上の従来技術における問題に鑑みてなされたものであり、Agマイグレーションを抑制することができるAg配線基板を提供することを目的とする。
発明者らは、上記の如し状況を踏まえて種々検討した結果、従来の透湿防止法ではなく、電極間に銀イオンの拡散を防止する物質を介在させる事によりマイグレーションによる短絡を防ぐ手法を見出し、本発明を成すに至った。
すなわち、前記課題を解決するために提供する本発明は、基板上に、Agを導電体とする薄膜からなる回路要素と、該回路要素のうち隣接し異なる電位となる2つの回路要素の間に少なくとも設けられAgよりもイオン化傾向の大きな金属粒子が中に分散された樹脂層とを備えることを特徴とするAg配線基板である。
ここで、前記金属粒子は、AlまたはAlを含む合金からなることが好ましい。
また、前記樹脂層は、前記金属粒子を含む樹脂フィルムが前記回路要素上に圧着されてなることが好ましい。
また、前記回路要素は、配線および/または電極であることが好ましい。
また、前記回路要素は電極であり、前記樹脂層は厚み方向に電気的に導通をとることができる異方導電性接着層であることが好適である。
本発明のAg配線基板によれば、Agを導電体とする薄膜(例えば銀粒子を含む導電体樹脂膜)からなる回路要素がイオン化傾向の大きいAl微粒子と共存しているため、外部の湿度温度、電界などによって回路要素中のAgがイオン化(酸化)されても、直ちにAlにより還元され、Agのマイグレーションを大幅に抑制することができる。
以下に、本発明に係るAg配線基板の構成について説明する。
図1は、本発明に係るAg配線基板の実施の形態における構成を示す断面図である。
図1に示すように、Ag配線基板10は、基板11上に、Agを導電体とする薄膜からなる回路要素12と、該回路要素12のうち隣接し異なる電位となる2つの回路要素12の間に少なくとも設けられAgよりもイオン化傾向の大きな金属粒子13aがベース樹脂13b中に分散された樹脂層13とを備える。
ここで、基板11は、絶縁体からなる基板であり、例えばプリント配線基板におけるベース基板である。
また、回路要素12は、Agを導電体とする薄膜からなる配線および/または電極である。回路要素12の形成にあたっては、例えば粒径0.1〜20μmのAg粒子を結着剤に分散混合したAgペーストを配線や電極形状に印刷すればよい。なお、結着剤として、ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂、アクリル樹脂、ポリイミド樹脂、ポリウレタン樹脂等の熱硬化性樹脂を用いると、印刷の際の接着強度が強くなり好ましい。
また、樹脂層13を構成する金属粒子13aは、イオン化傾向の大きな金属の微粒子である。このとき、この金属のイオン価数はできるだけ大きいほうが好ましく、例えば、AlまたはAlを含む合金が好適である。あるいは、Sn、In、Znからなるものでもよい。また、金属粒子の代わりに、還元性の有機化合物の微粒子を用いてもよい。なお、金属粒子13aの粒径は5〜10μmであることが好ましい。
ここで、金属粒子13aを構成する金属としては、イオン化傾向が大きくても、アルカリ金属及びアルカリ土類金属、もしくはイオン価数が+1である元素は好ましくない。アルカリ金属及びアルカリ土類金属は、金属状態では非常に不安定であり、水分と反応して強力なアルカリを示すからである。一方、イオン価数が1+である元素においては、イオン移動速度が速く、それ自身がAgに匹敵するマイグレーションを起こし、電極間の短絡時間を改善することができないからである。
ベース樹脂13bは、特に限定はなく、エポキシ樹脂、アクリル樹脂、ポリアミド、ポリイミド、PBO(ポリベンゾオキサゾール)、PBI(ポリベンゾイミダゾール)、ポリチオフェン、ポリエチレン、PET(ポリエチレンテレフタート)、フッ素樹脂等を用いることができる。
ベース樹脂13b中に金属粒子13aが分散している状態の樹脂層13を形成することについては、様々な手法があり適宜選択して行えばよいが、例えばベース樹脂13bの原材料に金属粒子13aを混合することによってスラリーとし、回路要素12が形成された基板11上に塗布した後、ベース樹脂13bの原材料を硬化させて形成すればよい。あるいは、金属粒子13aを含んだポリマーフィルムをあらかじめ作成し、回路要素12が形成された基板11上に圧着貼り付けするようにしてもよい。
なお、金属粒子13aのベース樹脂13bへの添加量は、樹脂層13は回路要素12を保護する絶縁保護膜でもあるため、回路要素12間の絶縁性が保たれる程度の量であることが好ましい。その添加量をベース樹脂量(net)に対する金属粒子13aの重量の割合(Rmix=(金属粒子重量)/(ベース樹脂量(net))としてみた場合、0.01≦Rmix≦0.1が好ましい。ただし、マイグレーションを抑制する対象となる回路要素12間に印加される電圧の大きさによって金属粒子13aの好ましい添加量は変化するため、その範囲内で調整する必要がある。さらに、樹脂層12を塗布により形成する場合にはベース樹脂12bの原材料の粘度によっても添加量を調整する必要がある。
以上の構成により、回路要素12中のAgがイオン化され酸化銀或いは水酸化銀などのAg生成物に変化したとしても、Agよりイオン化傾向の大きい(酸化還元電位の低い)金属粒子13aによってAg生成物は還元され、Agイオンは元の金属状態に戻される。一方、イオン化した金属粒子13aはコロイド状の水酸化物、酸化物となる。このとき、金属粒子13aがAlからなる場合、AlはAgより高価数のイオン(3+)であるため、イオン拡散速度は極めて遅く、結果的にマイグレーション時間を遅延化させることが可能となる。
次に、本発明に係るAg配線基板の変形例を説明する。
図2は、本発明に係るAg配線基板のほかの構成を示す断面図である。
図2に示すように、Ag配線基板20は、基板21上に、Agを導電体とする薄膜からなる電極22と、該電極のうち隣接し異なる電位となる2つの電極22の間に少なくとも設けられAgよりもイオン化傾向の大きな金属粒子23aがベース樹脂23b中に分散された異方導電性接着層23を備える。また、Ag配線基板20の異方導電性接着層23上には電極22に対向するように電極32が配置されたフレキシブル基板30が貼り付けられており、電極22と該電極22と対向する電極32とは異方導電性接着層23中の導電性粒子23cにより電気的に接続されている。
ここで、基板21、金属粒子23aは、図1で示したAg配線基板10における基板11、金属粒子13aと同じものである。また、電極22は、図1で示したAg配線基板10における回路要素12を電極に限定したものである。
異方導電性接着層23は、ベース樹脂23b中に金属粒子23a及び導電性粒子23cが分散されてなるものであり、厚み方向に圧縮されることにより中の導電性粒子23cが連なって厚み方向にのみ電気的に導通をとることができるものである。
この異方導電性接着層23を構成するベース樹脂23bは、熱によって硬化反応が進行する樹脂成分(例えば、エポキシ樹脂とアクリル樹脂)及びその硬化剤または開始剤成分がその反応性や物性等のバランスが取られて配合されてなるものである。
フレキシブル基板30は、基板31上に電極32を有するものであり、例えばポリイミド基板にCu配線され電極部分にAuめっきが施されたような従来公知のフレキシブル基板(FPC)である。
このAg配線基板20においても、図1に示したAg配線基板10の場合と同様に、電極22中のAgがイオン化されAg生成物に変化したとしても、Agよりイオン化傾向の大きい(酸化還元電位の低い)金属粒子23aによってAg生成物は還元され、Agイオンは元の金属状態に戻される。一方、イオン化した金属粒子23aはコロイド状の水酸化物、酸化物となり、該金属粒子23aがAlからなる場合、AlはAgより高価数のイオン(3+)であるため、イオン拡散速度は極めて遅く、結果的にマイグレーション時間を遅延化させることが可能となる。
なお、本発明の実施の形態として、単層構成のAg配線基板について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、多層配線構成であってもよい。
以下に、本発明のAg配線基板を実施した例を説明する。
(実施例1)
図3に示すように、ガラス基板(基板11)上に幅100μmのAgペーストを用いて櫛歯状の2つの電極パターン(回路要素12)をお互いの櫛歯電極が100μmの間隔で噛み合うように印刷した基板を、洗浄&乾燥して準備した。ついで、金属粒子13aとして平均粒径1μmのアルミニウム微粒子を使用し、該アルミニウム微粒子を市販アクリル樹脂溶液(商品名:アクリルダイン)にRmix=0.1となるように添加して溶解した樹脂層溶液を図3の基板上に塗布し、常温常湿下で溶剤を揮発させて樹脂層13を形成して図1に示すAg配線基板サンプルを完成した。このとき、Ag電極上に樹脂層13を成膜することによってAg電極間に短絡もしくは絶縁抵抗の急激な低下が起こっていないことをテスターで確認した。
(比較例1)
実施例1において、樹脂層溶液にアルミニウム微粒子を添加せず、それ以外は実施例1と同じ条件でAg配線基板を作製した。
(比較例2)
実施例1において、樹脂層溶液に添加する微粒子をアルミニウム微粒子からニッケル微粒子(平均粒径1μm)に変更し、それ以外は実施例1と同じ条件でAg配線基板を作製した。
得られたサンプルを常温下、純水中に浸漬し、Ag配線基板を充分馴染ませた後、2つのAg電極間にDC1Vの電圧を印加し、その電流の変化を時間と共に計測した。ここで、初期電流に対して2桁以上の電流増加を示す時間を故障時間Tr(秒)と定義し、マイグレーションの抑制効果はそのTrの長短によって評価した。なお、印加電圧を1Vとした理由は水の理論分解電圧が約1.23Vであり、水の分解を併発させないためである。
図4に、故障時間Tr測定結果を示す。
故障時間Trが実施例1では170秒、比較例1では100秒、比較例2では105秒となっており、アルミニウム微粒子を添加したAg配線基板において、マイグレーションによる短絡時間或いは故障時間が比較例1,2よりもそれぞれ1.7倍、1.6倍に長く改善されていた。
(実施例2)
以下の組成の異方導電性接着層溶液を用いて半硬化させたポリマーフィルムを異方導電性接着層として作成した。
・固形エポキシ樹脂 30wt%
・液状エポキシ樹脂 40wt%
・イミダゾール系硬化剤 15wt%
・導電性粒子(金めっき被覆Ni粒子(平均粒径5μm)) 10wt%
・アルミニウム微粒子(平均粒径5μm) 5wt%
ついで、該ポリマーフィルムを図3に示した基板上に貼り、さらにポリマーフィルム上に図3の基板の櫛歯電極に対向する位置に電極がくるようにフレキシブル基板(ポリイミド基板にCu配線され電極部分にAuめっきが施されたもの)を配置した後、一定圧力で圧着し両基板の電極間を接続して、図2に示すAg配線基板サンプルを作製した。
図5に、その表面を光学顕微鏡で観察した結果を示す。Ag電極間にアルミニウム微粒子が分散した状態が観察される。
(比較例3)
実施例2において、異方導電性接着層溶液にアルミニウム微粒子を添加せず、それ以外は実施例2と同じ条件でAg配線基板を作製した。
得られたサンプルを60℃95%RH中の恒温恒湿中に放置した後、2つのAg電極間にDC70Vの電圧印加した状態を96時間保持するエージング試験を行った。
図6(実施例2),図7(比較例3)に試験後のサンプルについてAgマイグレーションの発生有無を顕微鏡にて観察した結果を示す。
比較例3ではAgマイグレーションの発生が見られるのに対し、実施例2では発生は認められず、耐マイグレーション性が改善されていることがわかった。
本発明に係るAg配線基板の構成を示す断面図である。 本発明に係るAg配線基板の他の構成を示す断面図である。 実施例で使用したガラス基板上にAg電極パターンを形成した基板の模式図である。 実施例1の故障時間Trを測定した結果を示す図である。 実施例2のサンプル外観を示す図である。 実施例2のエージング試験後のサンプル外観を示す図である。 比較例3のエージング試験後のサンプル外観を示す図である。
符号の説明
10,20…Ag配線基板、11,21,31…基板、12…回路要素、13…樹脂層、13a,23a…金属粒子、13b,23b…ベース樹脂、22,32…電極、23…異方導電性接着層、23c…導電性粒子、30…フレキシブル基板、

Claims (5)

  1. 基板上に、Agを導電体とする薄膜からなる回路要素と、該回路要素のうち隣接し異なる電位となる2つの回路要素の間に少なくとも設けられAgよりもイオン化傾向の大きな金属粒子が中に分散された樹脂層とを備えることを特徴とするAg配線基板。
  2. 前記金属粒子は、AlまたはAlを含む合金からなることを特徴とする請求項1に記載のAg配線基板。
  3. 前記樹脂層は、前記金属粒子を含む樹脂フィルムが前記回路要素上に圧着されてなることを特徴とする請求項1に記載のAg配線基板。
  4. 前記回路要素は、配線および/または電極であることを特徴とする請求項1に記載のAg配線基板。
  5. 前記回路要素は電極であり、前記樹脂層は厚み方向に電気的に導通をとることができる異方導電性接着層であることを特徴とする請求項1に記載のAg配線基板。
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