JP2007199414A - クリーニング装置 - Google Patents

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知一 栗田
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Abstract

【課題】帯電ロールの表面を傷つけずに汚れを除去することを課題とする。
【解決手段】クリーニングロール28のシャフト30の周りには、クリーニング性能が異なるブラシ40及びスポンジ38とが混在された混在部材41が貼着されている。これにより、クリーニングロール28は、ブラシ40の掻き取りの性質と、スポンジ38の拭き取りの性質を備えて、帯電ロール16の表面に付着したトナー42や外添剤44を効率良く除去する。
【選択図】図2

Description

本発明は、帯電ロールをクリーニングするクリーニング装置に関する。
感光体の表面を帯電させる帯電ロールは、感光体に直接接触するため、感光体の表面に残留した異物が帯電ロールの表面に付着しやすい。そして、帯電ロールの表面に異物が付着すると、帯電不良を引き起こしてしまう。
そこで、帯電ロールの表面に、ブラシやスポンジからなるクリーニング部材を当接させ、帯電ロールの表面の汚れを除去することが行われている(特許文献1参照)。
ブラシで形成されたクリーニング部材を用いた場合、帯電ロールの表面に付着した汚れが、ブラシの先端で掻き取られながら除去される。しかし、ブラシの毛と毛の間に隙間ができるので、ブラシの隙間が帯電ロールの表面に当たる部分では、表面に付着した汚れが除去されにくくなり、清掃状態にムラができてしまう。また、ブラシの先端部分が帯電ロールの表面に当接すると、帯電ロールの表面に傷がついてしまうことがある。
一方、発泡ウレタンからなるクリーニング部材を用いた場合、帯電ロールの表面に付着した汚れは、拭き取られながら除去される。しかし、発泡ウレタンは帯電ロールの表面に圧接した状態で当接するため、帯電ロールの表面に付着した異物を引き剥がす力が弱く、逆に異物を帯電ロールの表面に押し付けて付着させてしまうことがある。
特開2004−4749号公報
本発明は上記問題を考慮し、帯電ロールの表面を傷つけずに汚れを除去することを課題とする。
請求項1に記載の本発明は、感光体を帯電する帯電ロールの表面に接触して回転し、前記帯電ロールの表面をクリーニングするクリーニングロールを有するクリーニング装置において、前記クリーニングロールは、回転可能に支持されるシャフトと、前記シャフトの周りに設けられ、クリーニング性能の異なる混在部材と、を有して構成されていることを特徴としている。
請求項1に記載の発明では、クリーニング性能の異なる混合部材をシャフトの周りに設けることで、クリーニングロールを構成している。これにより、クリーニングロールは、複数のクリーニング性能を有するので、どのような汚れに対しても効率良く除去できる。
したがって、単一のクリーニング性能を有する部材でクリーニングロールを構成した場合と比較して、クリーニング性能が向上するので、帯電ロールの汚れによる劣化を長期的に防止できる。
請求項2に記載の本発明は、前記混在部材は、ブラシ部材と発泡部材とで構成されていることを特徴としている。
請求項2に記載の発明では、シャフトの周りに、ブラシ部材及び発泡部材を設けてクリーニングロールを構成することで、クリーニングロールは、ブラシ部材による掻き取る作用を有するだけでなく、発泡部材による拭き取る作用も有する。これにより、帯電ロールの表面に付着した汚れは、発泡部材による拭き取る作用で除去されなくても、ブラシ部材による掻き取る作業で除去されるので、帯電ロールの表面から除去される。
つまり、ブラシ部材によって、帯電ロールの表面の汚れが、強い力によって掻き(剥がし)落とされる。また、ブラシ部材のブラシ繊維の隙間を汚れがすり抜けた場合、発泡部材によって拭き取られて帯電ロールの表面から除去される。このようにして、ブラシ部材で除去されなかった汚れが、発泡部材によって除去される。
また、ブラシ部材によって帯電ロールの表面の汚れが浮き上がるので、発泡部材によって汚れが容易に拭き取られる。
請求項3に記載の本発明は、前記ブラシ部材及び前記発泡部材は、前記シャフトの周方向に交互に設けられていることを特徴としている。
請求項3に記載の発明では、シャフトの周方向にブラシ部材と発泡部材が交互に設けられている。これにより、ブラシ部材と発泡部材は、帯電ロールの表面に交互に当接して、帯電ロールの表面の汚れを効率良く除去する。
請求項4に記載の本発明は、前記ブラシ部材及び前記発泡部材は、前記シャフトへ交互に螺旋状に巻き掛けられていることを特徴としている。
請求項4に記載の発明では、シャフトの周りに、ブラシ部材と発泡部材が交互に螺旋状に巻きかえられている。このような構成とすることで、ブラシ部材と発泡部材はそれぞれ1個しか必要とならない。つまり、ブラシ部材と発泡部材をそれぞれ1個ずつ用意して、シャフトの周りにこれらを交互に螺旋状に巻き付けてクリーニングロールを形成する。これにより、クリーニングロールの製造時間を短縮でき、製造コストを抑えることができる。
請求項5に記載の本発明は、前記シャフトは多角形状とされ、前記ブラシ部材及び前記発泡部材は前記シャフトの外面に交互に貼着されていることを特徴としている。
請求項5に記載の発明では、シャフトを多角形状とすることで、シャフトの周面には複数の平面が存在する。これにより、シャフトの周面に、ブラシ部材と発泡部材を貼着しやすくなる。また、シャフトの周面にブラシ部材と発泡部材を十分に密着(接着)させることができるため、ブラシ部材と発泡部材がシャフトから簡単に剥がれる恐れがない。
請求項6に記載の本発明は、前記クリーニングロールの外形が多角形状とされていることを特徴としている。
請求項6に記載の発明では、混在部材の外形を多角形状とすることで、外周面に複数の平面と角部が形成される。このため、帯電ロールがクリーニングロールの外周の平面の部分と角部とに当接するときで、帯電ロールとクリーニングロールとの間に周速差が発生する。この周速差が発生するときに、クリーニングロールによって帯電ロールの表面が強くこすられるので、効率良く帯電ロールの表面の汚れが除去される。
請求項7に記載の本発明は前記クリーニングロールの外周長は、前記帯電ロールの円周長に対して非整数倍とされていることを特徴としている。
請求項7に記載の発明では、クリーニングロールの外周長を、帯電ロールの円周長に対して非整数倍とする。これにより、帯電ロールの同じ部分に、クリーニングロールの、ブラシ部材又は発泡部材のどちらか一方のみが当接することがない。
請求項8に記載の本発明は、前記クリーニングロールは、前記帯電ロールに接触して従動回転することを特徴としている。
請求項8に記載の発明では、クリーニングロールは帯電ロールに接触しており、帯電ロールの回転によって従動して回転する。これにより、クリーニングロールを回転させるための機構を設ける必要がないので、装置全体の構成が複雑とならない。
本発明は上記構成としたので、帯電ロールの表面を傷つけずに汚れを除去することができる。
図1には、本発明の実施形態に係るクリーニング装置としてのクリーニングロール28が搭載される画像形成装置10の概略構成が示されている。
画像形成装置10は、公知の電子写真プロセスにより、外部装置から入力した画像情報に基づいてトナー像を形成し、この画像を記録紙Pに記録するものである。なお、以下の説明において、本発明の本質とは直接関係しないものについては、詳細な説明を省略する。
まず、画像形成装置10の構成の概要と記録用紙Pに画像の形成を行うプロセスの概要を説明する。
図1に示すように、画像形成装置10は、感光体ドラム12を備えている。感光体ドラム12は駆動手段(図示省略)により、矢印Kの方向に回転する。
感光体ドラム12の表面は、電源14により直流電流が印加された帯電ロール16によって、所定の帯電電位に帯電される。そして、帯電後、画像情報に応じたレーザービームLが光走査装置18から出射されて露光され、画像情報に応じた潜像が感光体ドラム12の表面に形成される。感光体ドラム12の表面に形成された潜像は、現像装置20によって現像され、感光体ドラム12上にトナー像が形成される。このトナー像は転写ロール22によって、記録用紙Pに転写される。トナー像が転写した記録紙Pは定着器(図示略)に送られ、熱と圧力とで記録用紙Pにトナー像が定着する。トナー像が定着した記録用紙Pは、排紙トレイ(図示略)に排紙される。
なお、感光体ドラム12上に形成されたトナー像は、転写ロール22で記録紙Pに全ては転写されずに、一部は感光体ドラム12に残留トナーとして残る。このような残留トナーは、感光体ドラム12の周囲で且つ帯電ロール16と転写ロール22の間に設けられたクリーニング装置24のクリーニングブレード26で掻き取られて除去される。
ところで、帯電ロール16は、感光体ドラム12の側方に、感光体ドラム12と接触するように配置されている。この帯電ロール16は、導電性のシャフト16Aの周囲に帯電層16Bが設けられて構成されており、シャフト16Aが画像形成装置10のフレームに回転可能に支持されている。
シャフト16Aの材質としては、快削鋼、ステンレス鋼等が使用され、摺動性などの用途に応じ材質および表面処理方法は適時選択され、導電性を有さない材質についてはメッキ処理など一般的な処理により加工され導電化処理が行われていてもよい。
帯電ロール16の帯電層16Bを構成する上記導電性弾性層は、例えば、弾性を有するゴム等の弾性材、導電性弾性層の抵抗を調整するカーボンブラックやイオン導電材等の導電材、必要に応じて軟化剤、可塑剤、硬化剤、加硫剤、加硫促進剤、老化防止剤、シリカおよび炭酸カルシウム等の充填剤等、通常ゴムに添加され得る材料を加えてもよい。通常ゴムに添加される材料を添加した混合物を、導電性のシャフト16Aの周面に被覆することにより形成される。抵抗値の調整を目的とした導電剤として、マトリックス材に配合されるカーボンブラックやイオン導電剤のような、電子及び/又はイオンを電荷キャリアとして電気伝導する材料を分散したもの等を用いることができる。また、上記弾性材は発泡体であってもかまわない。
帯電層16Bを構成する上記表面層は、トナー等の異物による汚染の防止のためなどに形成しているものであり、表面層の材料としては、樹脂、ゴム等の何れを用いてもよく特に限定するものではない。ポリエステル、ポリイミド、共重合ナイロン、シリコーン樹脂、アクリル樹脂、ポリビニルブチラール、エチレンテトラフルオロエチレン共重合体、メラミン樹脂、フッ素ゴム、エポキシ樹脂、ポリカーボネート、ポリビニルアルコール、セルロース、ポリ塩化ビニリデン、ポリ塩化ビニル、ポリエチレン、エチレン酢酸ビニル共重合体等を挙げることができる。
また上記表面層には導電性材料を含有させ、抵抗値を調整することができる。該導電性材料としては、粒径が3μm以下であるものが望ましい。
また、抵抗値の調整を目的とした導電剤として、マトリックス材に配合されるカーボンブラックや導電性金属酸化物粒子、あるいはイオン導電剤のような、電子及び/又はイオンを電荷キャリアとして電気伝導する材料を分散したもの等を用いることができる。
上記抵抗値を調整するための導電性粒子である導電性金属酸化物粒子は、酸化錫、アンチモンがドープされた酸化錫、酸化亜鉛、アナターゼ型酸化チタン、ITO等の導電性を有した粒子で、電子を電荷キャリアとする導電剤あれば何れも用いることができ、特に限定されるものではない。これらは、単独で用いても2種類以上を併用することができる。また、本発明を阻害しない限り、何れの粒径であってもよいが、抵抗値調整および強度の点より、好ましくは酸化錫、アンチモンドープがされた酸化錫、アナターゼ型酸化チタンであり、更に、酸化錫、アンチモンドープがされた酸化錫が好ましい。
このような導電性材料によって抵抗制御を行うことにより、表面層の抵抗値は環境条件によって変化せず、安定な特性が得られる。
さらに、上記表面層には、フッ素系あるいはシリコーン系の樹脂が用いられている。特に、フッ素変性アクリレートポリマーで構成されることが好ましい。また、表面層の中に微粒子を添加してもよい。これにより、表面層が疎水性となって帯電ロール16への異物の付着が防止されるように作用する。また、アルミナやシリカのような絶縁性の粒子を添加して、帯電ロール16の表面に凹凸を付与し、感光体ドラム12との摺擦時の負担を小さくして帯電ロール16と感光体ドラム12相互の耐磨耗性を向上させることも可能である。
帯電ロール16の感光体ドラム12と反対側の側方には、帯電ロール16の表面に接触するクリーニングロール28が設けられている。クリーニングロール28の外周長は、帯電ロール16の円周長に対して非整数倍となるように(整数倍とならないように)設定されている。
図2に示すように、クリーニングロール28は、八角柱状のシャフト30を有している。シャフト30の長手方向の両端面には、軸線上に沿って円柱状の軸32が突設されている。この軸32は、画像形成装置10(図1参照)本体に配設された軸受スタッド34の軸孔36に挿通され、シャフト30は軸受スタッド34に回動可能に支持されている。
シャフト30の材質としては、快削鋼、ステンレス鋼等が使用されており、摺動性などの用途に応じ材質および表面処理方法は適時選択され、導電性を有さない材質についてはメッキ処理など一般的な処理により加工され導電化処理が行われてもよく、もちろんそのまま使用してもよい。また、クリーニングロール28は、後述するスポンジ層38及びブラシ40からなる混在部材41を介して帯電ロール16と適度なニップ圧力で接触するため、ニップ時に撓みのない強度を持った材質またはシャフト長に対して十分剛性をもった断面積のシャフトが選択される。
シャフト30の周囲を形成する各平面には、混在部材41として、スポンジ38とブラシ40とが交互に貼着されている。詳細には、PET BELTRON、PET BELTRON + 6.6Ny、6Ny、SA7、6.6Ny、Felt等からなるブラシ繊維40Bが植毛された基材40Aが、接着剤でシャフト30の平面に貼着されている。また、ブラシ40の先端が、シャフト30の平面に平行となるように、面状にカットされている。
一方、スポンジ38は、シャフト30の平面に貼着される側を短辺とする台形状とされている。これにより、クリーニングロール28の外形は八角形状とされ、外周面に平面と角部が形成されている。
スポンジ38は多孔質の3次元構造を有する発泡体からなり、内部や表面に空洞や凹凸部(以下、セルという。)が存在し、弾性を有している。スポンジ38は、ポリウレタン、ポリエチレン、ポリアミド又はポリプロピレン等の発泡性の樹脂又はゴムを材質としたものより選択される。これにより、多数のセルC(図3(B)参照)を有するスポンジ38を安価に製造できる。
また、このスポンジ38は、帯電ロール16との従動摺擦により外添剤44(図3(A)参照)などの異物を効率的にクリーニングすると同時に、帯電ロール16の表面にスポンジ38の擦れによるキズをつけないために、また、長期にわたり千切れや破損が生じないようにするために、引き裂き、引っ張り強さなどに強いポリウレタンが特に好ましく用いられる。
ポリウレタンとして特に限定するものではなく、ポリエステルポリオール、ポリエーテルポリエステルやアクリルポリールなどのポリオールと、2,4−トリレンジイソシアネート、2,6−トリレンジイソシアネートや4,4−ジフェニルメタンジイソシアネート、トリジンジイソシアネート、1,6−ヘキサメチレンジイソシアネートなどのイソシアネートの反応を伴っていれば良く、1,4−ブタンジオール、トリメチロールプロパンなど鎖延長剤が混合されていることが好ましい。また、水やアゾジカルボンアミド、アゾビスイソブチロニトリルのようなアゾ化合物などの発泡剤を用いて発泡させるのが一般的である。さらに必要に応じて発泡助剤、整泡剤、触媒などの助剤を加えればよい。
スポンジ38のセル数は40〜80個/25mmであることが好ましく、45〜75個/25mmであることがより好ましい。このようなセル数に設定することで、セルの中にトナー42(図4(A)参照)や外添剤44などの異物を取り込みやすく、かつ取り込んだトナー42や外添剤44などの異物を帯電ロール16、感光体ドラム12へ転移させやすくなる。
クリーニングロール28は、帯電ロール16を所定の荷重で押圧するようにして配置されており、ブラシ40及びスポンジ38が帯電ロール16の周面に沿って弾性変形してニップ部Nを形成している。
このような構成により、感光体ドラム12(図1参照)が図の時計回り(矢印Kの方向)に回転駆動すると、感光体ドラム12の回転に従動して帯電ロール16が反時計回りに回転する。また、帯電ロール16の回転に従動して、クリーニングロール28が時計回りに回転する。
ところで、感光体ドラム12の表面に付着しているトナー42や外添剤(Si、Ti等)44(図3参照)は、一部がクリーニング装置24で除去されずに、クリーニング装置24を通過して、帯電ロール16の表面に付着する。この帯電ロール16の表面に付着したトナー42や外添剤44は、帯電ロール16とクリーニングロール28とのニップ部Nで、クリーニングロール28によってクリーニングされるようになっている。
トナー42、外添剤44がクリーニングロール28によって帯電ロール16からクリーニングされる様子を、図3及び図4に示す。
図3(A)に示すように、帯電ロール16の表面に付着したトナー42や外添剤44に、クリーニングロール28のブラシ40の先端部分が当接すると、トナー42及び外添剤44の付着力が弱められ、また、帯電ロール16の表面から掻き取られる。
一方、図3(B)に示すように、帯電ロール16の表面のトナー42や外添剤44に、クリーニングロール28のスポンジ38が当接すると、トナー42や外添剤44はスポンジ38によって拭き取られて(捕獲されて)、帯電ロール16の表面から剥離される。
スポンジ38によって拭き取られたトナー42及び外添剤44は、図4(A)に示すように、スポンジ38のセルC内に取り込まれる。このとき、図4(B)に示すように、帯電ロール16とクリーニングロール28のニップ部Nでは、スポンジ38のセルC内や表面で矢印方向に圧縮膨張運動が起こり、トナー42や外添剤44を掻き取りながら凝集させる現象が起こる。そして、図4(C)に示すように、トナー42や外添剤44が凝集してある大きさ以上になると、その凝集物がクリーニングロール28のセルC内から帯電ロール16側に戻される。そして、この凝集物は帯電ロール16の表面から感光体ドラム12へ戻され、感光体ドラム12表面の凝集物はクリーニング装置24(図1参照)によって回収されるようになっている。
次に、本発明の実施形態の作用について説明する。
クリーニングロール28のシャフト30の周りには、クリーニング性能が異なるブラシ40及びスポンジ38とが混在された混在部材41が貼着されている。これにより、クリーニングロール28は、ブラシ40の掻き取りの性質と、スポンジ38の拭き取りの性質を備えて、帯電ロール16の表面に付着したトナー42や外添剤44を効率良く除去する。
つまり、ブラシ40のブラシ繊維40Bの間をトナー42及び外添剤44が通過しても、この通過したトナー42及び外添剤44は、スポンジ38によって拭き取られる。また、スポンジ38によって帯電ロール16の表面にトナー42及び外添剤44が圧接されても、この圧接されたトナー42及び外添剤44は、ブラシ40のブラシ繊維40Bの先端で、帯電ロール16の表面から引き剥がされる。そして、スポンジ38によって帯電ロール16の表面から拭き取られて除去される。
また、帯電ロール16の表面に付着しているトナー42や外添剤44は、ブラシ40の掻き取り力によって帯電ロール16の表面から浮き上がるので、スポンジ38による拭き取りが容易となる。
したがって、単独の部材(ブラシのみ、又は、スポンジのみ)で構成されたクリーニングロールと比較して、クリーニングロール28のクリーニング性能が向上するので、帯電ロール16の汚れによる劣化を長期的に防止できる。
また、シャフト30の周方向に、ブラシ40とスポンジ38が交互に設けられているので、帯電ロール16の表面に付着したトナー42や外添剤44には、ブラシ40とスポンジ38が交互に当接する。これにより、帯電ロール16の表面のトナー42や外添剤44が、効率良く帯電ロール16から除去される。
さらに、シャフト30を複数の平面で構成された多角形状とすることで、シャフト30の周面にブラシ40やスポンジ38を貼着させやすい。したがって、クリーニングロール28の製造が困難とならないので、製造コストを低く抑えることができる。また、シャフト30の周面に混在部材41を十分に密着(接着)させることができるので、混在部材41がシャフト30から簡単に剥がれる恐れがない。
また、クリーニングロール28の外周を多角形状として、外周に平面部分と角部を形成することで、帯電ロール16がクリーニングロール28の外周の平面部分と角部とに当接するときで、帯電ロール16とクリーニングロール28との間に周速差が発生する。この周速差が発生するときに、クリーニングロール28によって帯電ロール16の表面が強くこすられるので、効率良く帯電ロール16の表面の汚れが除去される。
さらに、クリーニングロール28の外周長を、帯電ロール16の円周長に対して非整数倍とすることで、帯電ロール16が回転したとき、クリーニングロール28に前回接触した部分に再度接触しにくくなる。つまり、帯電ロール16の表面の同じ場所に、クリーニングロール28のブラシ40とスポンジ38がどちらか一方のみが当接することがなく、ブラシ40とスポンジ38の両方が当接する。
また、クリーニングロール28は帯電ロール16に従動して回転する構成とされているので、クリーニングロール28を回転させるための機構を設ける必要がない。したがって、画像形成装置10全体の構成が複雑とならない。
なお、本実施形態では、ブラシ40とスポンジ38とが、隣接しないように交互に配置する構成としたが、必ずしも隣接させないようにする必要はなく、ブラシ40とスポンジ38がシャフト30の周方向に混在する構成でクリーニングロール28を形成すればよい。
また、本実施形態では、八角柱状のシャフト30の周面にブラシ40及びスポンジ38を貼着させたが、シャフト30の形状は八角柱状に限定されるものではなく、例えば、六角柱や四角柱などでもよい。また、円柱状のシャフトの周面に、回転方向にブラシ40とスポンジ38を貼着させてもよい。
さらに、本実施形態では、クリーニングロール28の外形が八角形状となるように、スポンジ38とブラシ40の先端を面状にカットする構成としたが、図5に示すように、スポンジ50とブラシ48の先端をカットせず、クリーニングロール46の外形を円状としてもよい。
また、図6に示すように、円柱状のシャフト54の周りに、ブラシ56及びスポンジ58を螺旋状に巻き掛けて貼り着したクリーニングロール52を用いてもよい。これにより、ブラシ56とスポンジ58は、1本当たりのクリーニングロール52に対して、それぞれ1個しか必要とならない。つまり、ブラシ56とスポンジ58をそれぞれ1個ずつ用意して、シャフト54の周りにこれらを螺旋状に巻き付けるだけでクリーニングロール52が形成されるので、クリーニングロール52の製造時間が長くならず、製造コストが高くなるのを抑えることができる。
本発明の第1の実施形態のクリーニング装置が搭載された画像形成装置の概略図である。 クリーニングロールの斜視図である。 帯電ロールとクリーニングロールのニップ部を示す側面図である。 帯電ロールとクリーニングロールのニップ部を示す側面図である。 他の形態のクリーニングロールの斜視図である。 他の形態のクリーニングロールの斜視図である。
符号の説明
10 画像形成装置
12 感光体ドラム(感光体)
16 帯電ロール
28 クリーニングロール(クリーニング装置)
30 シャフト
38 スポンジ(混在部材、発泡部材)
40 ブラシ(混在部材、ブラシ部材)
52 クリーニングロール(クリーニング装置)
54 シャフト
56 ブラシ(混在部材、ブラシ部材)
58 スポンジ(混在部材、発泡部材)

Claims (8)

  1. 感光体を帯電する帯電ロールの表面に接触して回転し、前記帯電ロールの表面をクリーニングするクリーニングロールを有するクリーニング装置において、
    前記クリーニングロールは、回転可能に支持されるシャフトと、前記シャフトの周りに設けられ、クリーニング性能の異なる混在部材と、を有して構成されていることを特徴とするクリーニング装置。
  2. 前記混在部材は、ブラシ部材と発泡部材とで構成されていることを特徴とする請求項1に記載のクリーニング装置。
  3. 前記ブラシ部材及び前記発泡部材は、前記シャフトの周方向に交互に設けられていることを特徴とする請求項2に記載のクリーニング装置。
  4. 前記ブラシ部材及び前記発泡部材は、前記シャフトへ交互に螺旋状に巻き掛けられていることを特徴とする請求項2に記載のクリーニング装置。
  5. 前記シャフトは多角形状とされ、前記ブラシ部材及び前記発泡部材は前記シャフトの外面に交互に貼着されていることを特徴とする請求項2〜請求項4のいずれか1項に記載のクリーニング装置。
  6. 前記クリーニングロールの外形が多角形状とされていることを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載のクリーニング装置。
  7. 前記クリーニングロールの外周長は、前記帯電ロールの円周長に対して非整数倍とされていることを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれか1項に記載のクリーニング装置。
  8. 前記クリーニングロールは、前記帯電ロールに接触して従動回転することを特徴とする請求項1〜請求項7のいずれか1項に記載のクリーニング装置。
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