JP2011133688A - 画像形成装置およびブラシローラ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】画像形成装置は、静電潜像を形成するための回転可能な像担持体と、この像担持体の表面を帯電する、表層に樹脂粒子を含んでいる帯電ローラ2と、この帯電ローラ2の表面を清掃するブラシローラ41とを備える。ブラシローラ41は円柱体または円筒体からなる軸体と、この軸体の周面に植立された複数の繊維101とを有する。各繊維101はその先端を、好ましくは、ブラシローラ41の回転方向と逆の回転方向に向けて曲げた(傾斜または湾曲させた)。
【選択図】図7
Description
0.03x+0.2≦y≦0.05x+0.7、12≦x≦30
ここに、xはブラシローラの繊維の太さ[μm]、yはブラシローラの繊維の長さ[mm]である。
図1は画像形成装置例の概略の構成を示す模式図である。この画像形成装置は、静電潜像を形成するための回転可能な像担持体としてドラム型の電子写真感光体(以下、感光ドラムと記す)1を用いた接触帯電方式・転写方式の電子写真画像形成装置である。
図2により、本実施の形態に係る帯電ローラ2の構成の一例について説明する。
図4(a)に帯電ローラ2を清掃する帯電ローラ用清掃部材としてのブラシローラ41の横断面模型図(模式図)を示す。図4(b)は1本の繊維(ブラシの毛)101の形状を拡大して示したものである
図4で説明したとおり、ブラシローラ41の支持体の周面から外方へ突出するブラシの繊維の先端を、若干曲がった(傾斜または湾曲した)構成とした。
本発明では、ブラシ繊維(毛)の先端を湾曲させることから、必要な毛の長さ102と太さ103に深い関係がある。図10に、実験的に得た、毛の太さと長さの組み合わせと、その評価結果を示している。図中、×、△、○が測定ポイントであり、○が良好、△が普通、×が不良(NG)を示している。この評価結果から、毛の直径(x)[μm]と毛の長さ(y)[mm]の好ましい関係は、次式で表される。
0.03x+0.2≦y≦0.05x+0.7(12≦x≦30)
以下、実施例を示して、本発明を具体的に説明するが、本発明は下記に限定されるものではない。
直径8mmの芯金(軸体)に以下の発泡層形成材料で230℃×3分の加硫条件で3.8mm厚の発泡層を形成した。
1)発泡層形成材料の調整
エチレンプロピレンゴム 100重量部
オイル 70重量部
ポリエチレングリコール 1重量部
発泡剤 3重量部
芯金径8φの表面に、厚さ20μm程度となるようにホットメルト接着剤(乾燥後)を塗布し、静電植毛装置(東洋電植株式会社製)により、60kVの電圧で、絶縁性のナイロン66繊維(長さ;1.0mm、太さ;17μm)の植毛(植毛密度;100本/mm2)を行い、温度80℃に調整した熱風循環乾燥炉内で30分間乾燥させて繊維を固着し、10φのブラシローラを製造した。このブラシローラを内径9.7φの鉄の筒に挿入し、200℃の炉で5分間放置し、その後常温で1日放置した。このブラシローラを筒から取り出し、表面の画像を図8に示したような測定装置で取り込み、画像処理ソフトにて倒れ指数を求めた。このときの倒れ指数は15%となった。
実施例1と同様の帯電ローラ2を製造し、実施例1のブラシローラについてブラシ繊維の太さの直径を17μmから24μmに変更し、更に毛の長さを1.5mmに変更し、φ10の筒に入れて型をつける以外実施例1と同様の検討を行った。このときの倒れ指数は25%となった。評価としては、帯電ローラの汚れは非常に良好でまた、帯電ローラの傷つきなしでしかも高湿環境下での貼り付きもなかった。
実施例1と同様の帯電ローラ2を製造し、実施例1のブラシローラについてブラシ繊維の太さの直径を17μmのままで、更に毛の長さを1.3mmに変更し、筒の径をφ10.1にする以外実施例1と同様の検討を行った。このときの倒れ指数は15%となった。評価としては、帯電ローラの汚れは非常に良好でまた、帯電ローラの傷つきなしでしかも高湿環境下での貼り付きもなかった。
実施例1と同様の帯電ローラ2を製造し、実施例1のブラシローラについてブラシ繊維の太さの直径を17μmのままで、長さを同様にして、筒の径をφ9.5にする以外実施例1と同様の検討を行った。このときの倒れ指数は30%となった。評価としては、帯電ローラの汚れはほぼ良好でまた、帯電ローラの傷つきなしでしかも高湿環境下での貼り付きもなかった。
実施例1と同様の帯電ローラ2を製造し、実施例1のブラシローラを筒に入れないで、先端を曲げないで実施例1と同様の検討を行った。倒れ指数はほぼ1%となった。このときの帯電ローラの汚れは少し悪くまた、帯電ローラの表面が傷つき、評価としては、耐久枚数50Kを過ぎたあたりから画像上にスジがでて、耐久安定性に問題となった。
実施例1と同様の帯電ローラ2を製造し、実施例1のブラシローラについてブラシ繊維の太さの直径を17μmから12μmに変更し、更に毛の長さを0.5mmに変更し、φ9.3の筒に入れて型をつける以外、実施例1と同様の検討を行った。このときの倒れ指数は10%となった。評価としては、帯電ローラの汚れは少し悪かったが、帯電ローラの傷つきはなかった。ただ、毛が短いため耐久枚数50Kまでは問題がなかったが、耐久枚数100Kぐらいでスジがでて耐久安定性が確保できなかった。これにより、毛が短くなると先端が丸く、帯電ローラの傷つきはないが、毛長が短いために清掃能力が低下することが分かる。
実施例1の帯電ローラにおいて表層樹脂のフッ素樹脂粒子を含まないように製造し、実施例1と同様のブラシローラにて実施例1と同様の検討を行った。評価としては、帯電ローラの表層汚れは問題なく、帯電ローラの傷つきはなかった。ただし、途中から帯電ローラが感光体に貼り付き耐久に不都合な状態となった。これにより、帯電ローラに樹脂粒子がないと耐久性に問題が生じることが分かる。
実施例1と同様の帯電ローラ2を製造し、実施例1のブラシローラについてブラシ繊維の太さの直径を17μmのままで、長さを同様にして、筒の径をφ9.4にする以外実施例1と同様の検討を行った。このときの倒れ指数は31%となった。評価としては、帯電ローラの汚れが少し悪くなると同時に、耐久安定性も少し悪くなった。ただ、帯電ローラの傷つきなしでしかも高湿環境下での貼り付きはなかった。
実施例1と同様の帯電ローラ2を製造し、実施例1のブラシローラについてブラシ繊維の太さの直径を17μmのままで、長さを同様にして、筒の径をφ9にする以外実施例1と同様の検討を行った。このときの倒れ指数は40%となった。評価としては、帯電ローラの汚れがかなり悪くなると同時に、耐久安定性も悪くなった。
2 帯電ローラ
3 像露光手段
4 現像装置
5 現像スリーブ
6 ホッパー部
7 転写ローラ
8 レジストレーションローラ
10 搬送ベルト
11 定着装置
12 ヒートローラ
13 加圧ローラ
14 クリーニング装置
15 クリーニングブレード
16 回収トナー収容部
30 フッ素樹脂粒子
41 ブラシローラ(回転ブラシ:清掃部材)
43 軸体
44 ブラシパイル地
101 ブラシ
101a ブラシ繊維
102 毛長
104 接着剤
201 軸体(芯金)
202 導電性弾性体層
203 軟化剤移行防止層
204 抵抗調整層
205 保護層
301 樹脂粒子
801 台
804 光源
Claims (7)
- 静電潜像を形成するための回転可能な像担持体と、
この像担持体を帯電する、表層に樹脂粒子を含んでいる帯電ローラと、
この帯電ローラの表面を清掃するブラシローラとを備えた画像形成装置において、
前記ブラシローラは円柱体または円筒体からなる軸体と、この軸体の周面に植立された複数の繊維とを有し、この複数の繊維はその先端を傾斜または湾曲させたことを特徴とする画像形成装置。 - 前記ブラシローラは前記帯電ローラに並行して押圧配設され、前記帯電ローラの回転に従動回転することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
- 前記繊維の先端は、ブラシローラの回転方向と逆の回転方向に向けて傾斜又は湾曲させたことを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
- 前記繊維の先端の傾斜又は湾曲の度合の範囲が3〜30%であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の画像形成装置。
- 前記度合いの範囲を得るための前記繊維の太さと長さの関係が以下の式で表されることを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
0.03x+0.2≦y≦0.05x+0.7、12≦x≦30
ここに、xはブラシローラの繊維の太さ[μm]、yはブラシローラの繊維の長さ[mm]である。 - ブラシローラの繊維の抵抗が109〜1016Ωであることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の画像形成装置。
- 静電潜像を形成するための回転可能な像担持体と、この像担持体を帯電する、表層に樹脂粒子を含んでいる帯電ローラとを備えた画像形成装置において、前記帯電ローラの表面を清掃するブラシローラであって、
円柱体または円筒体からなる軸体と、
この軸体の周面に植立された複数の繊維とを有し、
各繊維はその先端を傾斜または湾曲させたことを特徴とするブラシローラ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2009293516A JP2011133688A (ja) | 2009-12-24 | 2009-12-24 | 画像形成装置およびブラシローラ |
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JP2011133688A5 JP2011133688A5 (ja) | 2013-02-14 |
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-
2009
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