JP2007198337A - 天井扇 - Google Patents

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Abstract

【課題】室内の空気の循環などに使用される天井扇で、送風効率が良く、送風の到達範囲を変更できる天井扇を提供することを目的とする。
【解決手段】羽根板7の下方に非回転部6に固定された板状の静翼10を複数備えることより、羽根板7から流出した送風13の周方向成分14の運動エネルギーを回収して昇圧することにより送風効率を向上でき、また送風13の周方向成分14と下方成分18の割合を変更することにより送風の到達範囲を変更することができる天井扇を得られる。
【選択図】図2

Description

本発明は、天井に設置され、直接風による体感温度の減少や室内の空気の循環に使用される天井扇に関するものである。
従来、この種の天井扇は、長板状の羽根板の一端を支持する接続部材を介して、電動機により回転する回転体に固定するものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
以下、その天井扇について図14を参照しながら説明する。
図に示すように、天井扇101の全体構成はキャノピー(上カバー)102と中カバー103と電動機の外側回転体104と下カバー105と、外側回転体104のホルダー106に羽根107が取り付けられているものからなり、キャノピー102の内部の簡易取り付け金具108が天井99にネジ止めされて天井扇101は吊り下げられている。
上記構成において、羽根107は回転軸を中心とする周方向に所定の角度を持って取り付けられており、電動機により羽根107が回転すると、羽根107の昇圧作用により、正方向の回転では羽根107の外周から天井99と羽根107の間を通った空気が下方に送風され、逆回転では羽根107の下方から天井99と羽根107の間を通って羽根107の外周に送風される。よって、主に夏季に天井扇101の直下付近で涼を取る場合は正方向回転で使用され、主に冬季に、直接風で冷風感を感じないように部屋全体の空気の循環を促す場合は逆回転で使用される。
特開平11−210678号公報
このような従来の天井扇では、電動機の外側回転体104の強度やスペースにより羽根107の枚数が限られるため、送風効率を良くするための最適な羽根107の枚数にすることができず、また羽根107からの送風には旋回する風速成分があるため、下方向への送風だけでなく旋回風にもエネルギーを消費するため、送風効率が悪く消費電力が大きいという課題があり、送風効率を向上することが要求されている。
また、天井扇101から下方への吹き出し方向は常に一定で、送風の到達範囲を変更できないため、天井扇101の直下のみに送風すればよい場合でも他の不要な場所に送風して無駄な電力を消費し、また広範囲に送風したい場合には設置台数を増やさなければならないという課題があり、送風の到達範囲を変更できるようにすることが要求されている。
本発明は、このような従来の課題を解決するものであり、送風効率が良く、送風の到達範囲を変更できる天井扇を提供することを目的としている。
本発明の天井扇は上記目的を達成するために、回転軸の一端を天井面側に固定する取り付け手段と、回転軸を中心に回転する電動機と、電動機の全部または一部を内包する回転体と、電動機または回転体に固定される複数の羽根板と、回転体の下方に位置し回転軸に固定される非回転部を備え、電動機と共に羽根板が回転し送風を行う天井扇で、非回転部に固定される板状の静翼を複数備えた天井扇としたものである。
この手段により、静翼により羽根板から流出した送風の周方向成分の運動エネルギーを回収して昇圧することにより送風効率を向上することができる天井扇が得られる。
また他の手段は、静翼の任意の周方向断面形状が下方に突な略円弧状で、天井扇が下方に送風する回転方向の下流側端辺が上流側端辺より低い位置にあり、かつ下流側端辺の位置が最下端となっている天井扇としたものである。
この手段により、羽根板からの送風の角度を外周方向に向けることができ、送風の周方向成分の割合を増加させて送風の到達範囲を拡大することができる天井扇が得られる。
また他の手段は、静翼の任意の周方向断面形状が略S字状で、天井扇が下方に送風する回転方向の下流側端辺が上流側端辺より低い位置にあり、かつ下流側端辺の位置が最下端で、かつ上流側端辺の位置が最上端となっている天井扇としたものである。
この手段により、羽根板からの送風が静翼へ衝突せずにスムーズに流入することができ、また送風の周方向成分の割合を増加させて送風の到達範囲を拡大することができるため、送風効率を向上し、送風の到達範囲を拡大することができる天井扇が得られる。
また他の手段は、静翼の任意の周方向断面形状が上方に突な略円弧状で、天井扇が下方に送風する回転方向の下流側端辺が上流側端辺より低い位置にあり、かつ上流側端辺の位置が最上端で、かつ下流側端辺の接線が回転軸に対し平行もしくは下流側に傾いている天井扇としたものである。
この手段により、静翼に流入した送風の周方向成分を抑制して下方に向けることができるため、送風効率を向上し、送風の到達範囲を狭めて風速を大きくすることができる天井扇が得られる。
また他の手段は、板状の静翼の周方向断面形状における取り付け角度が外周に向かって漸次変化し、ひねり形状を成す天井扇としたものである。
この手段により、送風の下方成分と周方向成分の割合を内周側から外周側にかけての各部の風速に合わせて変化させることができ、送風効率を向上することができる天井扇が得られる。
また他の手段は、静翼の取り付け角度が変更可能な天井扇としたものである。
この手段により、設置場所により送風の到達範囲を調整することができる天井扇が得られる。
また他の手段は、静翼の取り付け角度を変更する電動機を備えた天井扇としたものである。
この手段により、静翼に直接触れずに取り付け角度を変更することができる天井扇が得られる。
また他の手段は、静翼の取り付け角度が所定の時間間隔で変動する天井扇としたものである。
この手段により、到達範囲を所定の時間間隔で変動させることができるため、一定の場所では風速が変動し、快適性を向上することができる天井扇が得られる。
また他の手段は、静翼の径方向長さが可変である天井扇としたものである。
この手段により、静翼の効果を得る羽根板の範囲を調節することができるため、長さの調節によって送風の到達範囲を変更することができる天井扇が得られる。
また他の手段は、静翼が、本体の非回転部に固定される棒状部分と、外周側の板状部分からなる天井扇としたものである。
この手段により、最も送風の仕事量の多い外周側が静翼の効果を得ることができるため、軽量な静翼で送風効率を向上し、送風の到達範囲を変更することができる天井扇が得られる。
また他の手段は、羽根板の枚数と静翼の枚数が異なる天井扇としたものである。
この手段により、複数の羽根板が同時に静翼を横切ることが無いため、羽根板と静翼の干渉に起因する圧力変動による騒音を抑制することができる天井扇が得られる。
また他の手段は、静翼が周方向に不等間隔に取り付けられた天井扇としたものである。
この手段により、複数の羽根板が同時に静翼を横切ることが無いため、羽根板と静翼の干渉に起因する圧力変動による騒音を抑制することができる天井扇が得られる。
また他の手段は、回転軸に垂直な面への羽根板の下縁の投影線と静翼の上流側端辺の投影線が、羽根板の回転範囲のいかなる位置においても、平行な部分が無い天井扇としたものである。
この手段により、羽根板と静翼の干渉に起因する圧力変動による騒音を抑制することができる天井扇が得られる。
本発明によれば、送風効率が良く、送風の到達範囲を変更できる天井扇を提供できる。
本発明の請求項1記載の発明は、回転軸の一端を天井面側に固定する取り付け手段と、回転軸を中心に回転する電動機と、電動機の全部または一部を内包する回転体と、電動機または回転体に固定される複数の羽根板と、回転体の下方に位置し回転軸に固定される非回転部を備え、電動機と共に羽根板が回転し送風を行う天井扇で、非回転部に固定される板状の静翼を複数備えた天井扇としたものであり、静翼により羽根板から流出した送風の周方向成分の運動エネルギーを回収して昇圧することにより送風効率を向上することができるという作用を有する。
また、静翼の任意の周方向断面形状が下方に突な略円弧状で、天井扇が下方に送風する回転方向の下流側端辺が上流側端辺より低い位置にあり、かつ下流側端辺の位置が最下端となっている天井扇としたものであり、羽根板からの送風の角度を外周方向に向けることができ、送風の周方向成分の割合を増加させて送風の到達範囲を拡大することができるという作用を有する。
また、静翼の任意の周方向断面形状が略S字状で、天井扇が下方に送風する回転方向の下流側端辺が上流側端辺より低い位置にあり、かつ下流側端辺の位置が最下端で、かつ上流側端辺の位置が最上端となっている天井扇としたものであり、羽根板からの送風が静翼へ衝突せずにスムーズに流入することができ、また送風の周方向成分の割合を増加させて送風の到達範囲を拡大することができるため、送風効率を向上し、送風の到達範囲を拡大することができるという作用を有する。
また、静翼の任意の周方向断面形状が上方に突な略円弧状で、天井扇が下方に送風する回転方向の下流側端辺が上流側端辺より低い位置にあり、かつ上流側端辺の位置が最上端で、かつ下流側端辺の接線が回転軸に対し平行もしくは下流側に傾いている天井扇としたものであり、静翼に流入した送風の周方向成分を抑制して下方に向けることにより、送風効率を向上し、送風の到達範囲を狭めて風速を大きくすることができるという作用を有する。
また、板状の静翼の周方向断面形状における取り付け角度が外周に向かって漸次変化し、ひねり形状を成す天井扇としたものであり、内周から外周にかけての各部で風速や流出角度が異なる羽根板からの送風に合わせて、静翼の角度を変化させることができ、送風効率を向上することができる天井扇が得られる。
また、静翼の取り付け角度が変更可能な天井扇としたものであり、取り付け角度を変更することにより送風の下方成分と周方向成分の割合を変更できるため、設置場所により送風の到達範囲を調整することができるという作用を有する。
また、静翼の取り付け角度を変更する電動機を備えた天井扇としたものであり、静翼に直接触れずに取り付け角度を変更することができるという作用を有する。
また、静翼の取り付け角度が所定の時間間隔で変動する天井扇としたものであり、到達範囲を所定の時間間隔で変動させることができるため、一定の場所では風速が変動し、快適性を向上することができるという作用を有する。
また、静翼の径方向長さが可変である天井扇としたものであり、静翼の効果を得る羽根板の範囲を調節することができるため、長さの調節によって送風の到達範囲を変更することができるという作用を有する。
また、静翼が、本体の非回転部に固定される棒状部分と、外周側の板状部分からなる天井扇としたものであり、最も送風の仕事量の多い外周側が静翼の効果を得ることができるため、軽量な静翼で送風効率を向上し、送風の到達範囲を変更することができるという作用を有する。
また、羽根板の枚数と静翼の枚数が異なる天井扇としたものであり、複数の羽根板が同時に静翼を横切ることが無いため、羽根板と静翼の干渉に起因する圧力変動による騒音を抑制することができるという作用を有する。
また、静翼が周方向に不等間隔に取り付けられた天井扇としたものであり、複数の羽根板が同時に静翼を横切ることが無いため、羽根板と静翼の干渉に起因する圧力変動による騒音を抑制することができるという作用を有する。
また、回転軸に垂直な面への羽根板の下縁の投影線と静翼の上流側端辺の投影線が、羽根板の回転範囲のいかなる位置においても、平行な部分が無い天井扇としたものであり、羽根板と静翼の干渉に起因する圧力変動による騒音を抑制することができるという作用を有する。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1、2に示すように、天井扇1は、回転軸2の一端を天井面側に固定するための取り付け手段3と、回転軸2を中心に回転する電動機4と、電動機4を内包し電動機4と共に回転する回転体5と、回転体5の下方に位置し回転軸に固定される非回転部6とを備え、3枚の羽根板7が回転体5にアーム部8を介して回転軸2と垂直な平面と平行に等ピッチで固定されている。この例では非回転部6の外径は250mmで天井9から非回転部6の最下端までの距離は300mmであり、羽根板7は内径300mm、外径900mmで回転軸2を中心とする周方向に取り付け角度θdで固定されている。取り付け手段3は、天井9にあらかじめ備えられた引っ掛けシーリングに固定することができる引っ掛け部材とする。
回転体5より下方の非回転部6には、平板状の静翼10が回転軸2を中心とする周方向に取り付け角度θsで回転軸2と垂直な平面と平行に等ピッチで3枚固定されている。なお、この例では静翼10の取り付け角度θsは30度とし、また羽根板7と静翼10との軸方向の間隔は、羽根板7の振動による変位と干渉音を考慮し、30mmとする。
この構成により、下方に送風するために電動機4により羽根板7が羽根板7の下面11に圧力がかかる回転方向12に回転すると、羽根板7の昇圧作用により、天井9と羽根板7の間から羽根板7に室内空気が流入し、羽根板7から下方への送風13が発生するが、下方に配置された静翼10により羽根板7から流出した送風13の周方向成分14と下方成分18のうち周方向成分14の運動エネルギーを回収して昇圧することができるため、送風効率を向上することができる。
(実施の形態2)
図3に示すように、静翼10の任意の周方向断面形状が下方に突な円弧状で、回転方向12に対する静翼10の下流側端辺15が静翼10の上流側端辺16より低い位置にあり、かつ静翼10の下流側端辺15の位置が静翼10の最下端となっており、静翼10の下流側端辺15の接線17は回転軸2に垂直な平面と角度βを成している。この例では角度βは10度とする。
この構成により、羽根板7から静翼10に至った送風13は、周方向断面形状が下方に突な円弧状で静翼10の下流側端辺15の接線17が回転軸2に垂直な平面と角度βを成す静翼10に沿って滑らかに周方向に転向されるため、送風13の周方向成分14と下方成分18のうち周方向成分14の割合が増加し、送風13が外周方向に向けられ、送風の到達範囲を拡大することができる。
なお、この例では周方向断面形状は円弧形状としたが、その他二円弧形状などのように送風を滑らかに転向させるような形状であれば良い。
(実施の形態3)
図4に示すように、静翼10の任意の周方向断面形状がS字状で、回転方向12の、静翼10の下流側端辺15が、静翼10の上流側端辺16より低い位置にあり、静翼10の下流側端辺15の位置が、静翼10の最下端で、静翼10の下流側端辺15での接線17は回転軸2に垂直な平面と角度βを成し、また、静翼10の上流側端辺16の位置が、静翼10の最上端で、静翼10の上流側端辺16での接線19は回転軸2に垂直な平面と角度αを成している。この例では、角度α、βはともに10度とする。
この構成により、静翼10の上流側端辺16が角度αで傾いていることにより羽根板7からの送風13が静翼10に衝突せずにスムーズに流入することができるため、送風効率が向上し、またS字上の静翼10によって滑らかに転向された送風13は、下流側端辺15の接線17が回転軸2に垂直な平面と角度βを成しているため、送風13の周方向成分14と下方成分18のうち周方向成分14の割合が増加し、送風13が外周方向に向けられ、送風の到達範囲を拡大することができる。
(実施の形態4)
図5に示すように、静翼10の任意の周方向断面形状が上方に突な略円弧状で、回転方向12の、静翼10の下流側端辺15が、静翼10の上流側端辺16より低い位置にあり、静翼10の上流側端辺16の位置が、静翼10の最上端で、静翼10の上流側端辺16での接線19は回転軸2に垂直な平面と角度αを成し、静翼10の下流側端辺15の接線17が回転軸2に対し下流側に傾いて角度βを成している。この例では角度αは10度、角度βは45度とする。
この構成により、静翼10の上流側端辺16が角度αで傾いていることにより羽根板7からの送風13が静翼10に衝突せずにスムーズに流入することができるため、送風効率が向上し、また、周方向断面形状が上方に突な円弧状で、静翼10の下流側端辺15の接線17が回転軸2に垂直な平面と角度βを成す静翼10に沿って滑らかに下方に転向され、送風13の周方向成分14と下方成分18のうち下方成分18の割合が増加するため、旋回ロスを抑制して送風効率を向上し、送風13の到達範囲を狭めて風速を大きくすることができる。
なお、この例では周方向断面形状は円弧形状としたが、その他二円弧形状などのように送風を滑らかに転向させるような形状であれば良い。
(実施の形態5)
図6に示すように、静翼10の周方向断面形状における取り付け角度θsが外周に向かって漸次変化小さくなり、ひねり形状を成している。図中では、一例として、最内周取り付け角度θsiを35度、最外周取り付け角度θsoを15度として、外周へ向かって漸次小さくしている。
この構成により、羽根板7の中で風速の小さい内周側では静翼10の取り付け角度θsが大きいため、送風13の下方成分18の割外が大きくなって送風効率が向上し、また風速の大きい外周側では静翼10の取り付け角度θsが小さいため、羽根板7からの高風速の送風13が静翼10に衝突して送風ロスとなることを抑制するというように、内周から外周にかけての各部で風速や流出角度が異なる羽根板7からの送風13に合わせて、静翼の角度を変化させることができ、送風効率を向上することができる。
(実施の形態6)
図7に示すように、静翼10の本体7の非回転部6への接合部分20は断面が円形の棒状であり、接合部分20を回動軸21として、静翼10の取り付け角度θsを任意に変更して固定できる角度可変の構成となっている。
この構成により、取り付け角度θsを変更して送風13の下方成分18と周方向成分14の割合を変更できるため、設置場所や使用状況により、送風13の到達範囲を調整することができる。送風13の到達範囲を狭めて風速を上げたい場合は、送風13の下方成分18の割合を大きくするために取り付け角度θsを大きく、また到達範囲を広げたい場合は送風13の周方向成分14の割合を大きくするために取り付け角度θsを小さくすれば良い。
(実施の形態7)
図7、図8に示すように、静翼10の非回転部6への接合部分20は断面が円形の棒状であり、接合部分20と連結され、接合部分20を回動軸21として静翼10の取り付け角度θsを変更するための静翼用電動機22が本体7に内包された構成となっている。
この構成により、静翼10に直接触れずに取り付け角度θsを変更することができるため、天井扇1の設置後も容易に使用状況に応じて送風の到達範囲を変更することができる。
また、静翼用電動機22を、例えば毎秒5度の角度変更スピードで10秒間隔で一往復させるなど、所定の時間間隔で同一方向や逆方向に回転させることにより、送風13の到達範囲内における一定の場所においては風速が変動するため、快適性を向上することができる。
(実施の形態8)
図9に示すように、静翼10は非回転部6に固定される外径600mmの主翼部23と、主翼部23に沿って移動、固定できる長さ200mmの延長翼部24で構成されており、静翼10の長さが可変となっている。
この構成により、延長翼部24の移動により、最も仕事量が多く風速の速い羽根板7の外周部への静翼10の効果を調節することができるため、静翼10の長さの調整によって送風の到達範囲を変更することができる。
(実施の形態9)
図10に示すように、静翼10は、非回転部6へ接合される外径500mmの棒状部分25と、外周側の板状部分26で構成されている。
この構成により、もともと仕事量の少ない羽根板7の内周側では静翼10の効果がないが、最も送風の仕事量の多い外周側が静翼10の効果を得ることができるため、軽量な静翼10でも送風効率を向上し、送風の到達範囲を変更することができる。
(実施の形態10)
図11に示すように、羽根板7は3枚、静翼10は4枚で、お互いの枚数が異なる構成となっている。
この構成により、運転中に複数の羽根板7が同時に静翼10を横切ることが無いため、羽根板7と静翼10の干渉に起因する圧力変動による騒音を抑制することができる。
(実施の形態11)
図12に示すように、3枚の静翼10が周方向に不等間隔に取り付けられている。
この構成により、複数の羽根板7が同時に静翼10を横切ることが無いため、羽根板7と静翼10の干渉に起因する圧力変動による騒音を抑制することができる。
(実施の形態12)
図13に示すように、静翼10は羽根板7の回転方向12と逆方向に20度の角度をもって取り付けられており、回転軸2に垂直な面への羽根板7の下縁27の投影線と静翼10の上流側端辺16の投影線が、羽根板7の回転範囲のいかなる位置においても、平行な部分が無い構成となっている。
この構成により、羽根板7が回転したときに、羽根板7と静翼10の最短距離位置が羽根板7の外周から内周にかけて移動するため、羽根板7と静翼10の干渉に起因する圧力変動が羽根板7全域に同時に起こらないため、騒音を抑制することができる。
本発明は、送風効率が良く、送風の到達範囲を変更できる天井扇を提供するものである。
本発明の実施の形態1の天井扇を示す図((a)斜視図、(b)上面図) 本発明の実施の形態1の天井扇を示す図((a)部分側面図、(b)側面図) 本発明の実施の形態2の天井扇を示す図((a)斜視図、(b)部分側面図) 本発明の実施の形態3の天井扇を示す図((a)斜視図、(b)部分側面図) 本発明の実施の形態4の天井扇を示す図((a)斜視図、(b)部分側面図) 本発明の実施の形態5の天井扇を示す図((a)斜視図、(b)部分側面図) 本発明の実施の形態6および7の天井扇を示す図((a)斜視図、(b)部分側面図) 本発明の実施の形態7の天井扇を示す部分側断面図 本発明の実施の形態8の天井扇を示す斜視図 本発明の実施の形態9の天井扇を示す斜視図 本発明の実施の形態10の天井扇を示す下面図 本発明の実施の形態11の天井扇を示す下面図 本発明の実施の形態12の天井扇を示す下面図 従来の天井扇を示す側断面図
符号の説明
1 天井扇
2 回転軸
3 取り付け手段
4 電動機
5 回転体
6 非回転部
7 羽根板
8 アーム部
θd 取り付け角度
9 天井
10 静翼
θs 取り付け角度
11 下面
12 回転方向
13 送風
14 周方向成分
15 下流側端辺
16 上流側端辺
17 接線
β 角度
18 下方成分
19 接線
α 角度
θsi 最内周取り付け角度
θso 最外周取り付け角度
20 接合部分
21 回動軸
22 静翼用電動機
23 主翼部
24 延長翼部
25 棒状部分
26 板状部分
27 下縁

Claims (13)

  1. 回転軸の一端を天井面側に固定する取り付け手段と、前記回転軸を中心に回転する電動機と、前記電動機の全部または一部を内包する回転体と、前記電動機または前記回転体に固定される複数の羽根板と、前記回転体の下方に位置し前記回転軸に固定される非回転部を備え、前記電動機と共に前記羽根板が回転し送風を行う天井扇で、前記非回転部に固定される板状の静翼を複数備えた天井扇。
  2. 静翼の任意の周方向断面形状が下方に突な略円弧状で、天井扇が下方に送風する回転方向の下流側端辺が上流側端辺より低い位置にあり、かつ前記下流側端辺の位置が最下端となっている請求項1記載の天井扇。
  3. 静翼の任意の周方向断面形状が略S字状で、天井扇が下方に送風する回転方向の下流側端辺が上流側端辺より低い位置にあり、かつ前記下流側端辺の位置が最下端で、かつ前記上流側端辺の位置が最上端となっている請求項1記載の天井扇。
  4. 静翼の任意の周方向断面形状が上方に突な略円弧状で、天井扇が下方に送風する回転方向の下流側端辺が上流側端辺より低い位置にあり、かつ前記上流側端辺の位置が最上端で、かつ前記下流側端辺の接線が回転軸に対し平行もしくは下流側に傾いている請求項1記載の天井扇。
  5. 板状の静翼の周方向断面形状における取り付け角度が外周に向かって漸次変化し、ひねり形状を成す請求項1〜4いずれかに記載の天井扇。
  6. 静翼の取り付け角度が変更可能な請求項1〜5いずれかに記載の天井扇。
  7. 静翼の取り付け角度を変更する電動機を備えた請求項6記載の天井扇。
  8. 静翼の取り付け角度が所定の時間間隔で変動する請求項7記載の天井扇。
  9. 静翼の径方向長さが可変である請求項1〜5いずれかに記載の天井扇。
  10. 静翼が、本体の非回転部に固定される棒状部分と、外周側の板状部分からなる請求項1〜5いずれかに記載の天井扇。
  11. 羽根板の枚数と静翼の枚数が異なる請求項1〜10いずれかに記載の天井扇。
  12. 静翼が周方向に不等間隔に取り付けられた請求項1〜10いずれかに記載の天井扇。
  13. 回転軸に垂直な面への羽根板の下縁の投影線と静翼の上流側端辺の投影線が、前記羽根板の回転範囲のいかなる位置においても、平行な部分が無い請求項1〜12いずれかに記載の天井扇。
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