JP2007198059A - 断熱部材、断熱蓋部材及びこれを用いた天井点検口 - Google Patents

断熱部材、断熱蓋部材及びこれを用いた天井点検口 Download PDF

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Abstract

【課題】 保温のため、天井点検口のように平面の一部に開口が形成されたものや容器等の一面に開口を有する部材の開口部分に設置されることにより蓋としての役割を果たすとともに断熱性も付与する断熱蓋部材を提供すること。
【解決手段】 内側に保持用突出部が設けられた枠体と、該枠体の内部に収納され、前記保持用突出部により保持された断熱部材とからなる断熱蓋部材であって、前記断熱部材は、断熱材と、該断熱材の周囲を包装する包装部材とからなり、前記包装部材は、その一部に取手が設けられていることを特徴とする断熱蓋部材。
【選択図】 図1

Description

この発明は、保温のために用いられる断熱部材、保温のため、天井点検口のように平面の一部に開口が形成されたものや容器等の一面に開口を有する部材の開口部分に装着される断熱蓋部材、及び、該断熱蓋部材が装着された天井点検口に関する。
建築物、船舶、地下通路等の構築物の天井裏に配設された各種の配線・配管等を保守・点検するために、天井板に開口を形成し、この開口部に天井点検口を設置し、必要が生じた場合には、この天井点検口から天井裏に入って点検や修理等を行うことがよく行われている。
従来より、板状体の周囲に枠が設けられた蓋状のものを、単に天井の開口部に載置し、点検の際に蓋を持ち上げて横にずらし、天井裏に入って点検等を行うことが、一般に行われているが、部屋の美観上余り好ましくない。
そこで、開口部に外枠体が取り付けられるとともに、その外枠体の開口部に開閉可能に組み付けられた内枠体を備えた天井点検口が提案されている。
しかしながら、上述の天井点検口では、点検口部分に断熱材が設けられていないため、部屋の中で冷房や暖房を行っても、開口部からの熱の放散や開口部を介した熱の流入があり、充分に冷房や暖房の効果が得られない場合があるという問題があった。
また、平面の一部に開口が形成されたものや容器等の一面に開口を有する部材においても、単に蓋をするのみでなく、蓋部分に断熱性が必要とされる場合があるが、このような場合に、簡単かつ便利に使用できるものは、なかなか存在しないという現状があった。
ここで、家屋の壁構造や天井等に使用される断熱材として、例えば、特許文献1には、ガラス繊維板をプラスチック袋内に収納、圧縮、密封したことを特徴とする断熱材が開示されている。
特開平10−196000号公報
上記断熱材は、ガラス繊維板がプラスチック袋内に封入されているため、断熱材の散乱を防止できる点で便利であるが、単に袋内に封入されたものであるため、設置作業性等、取扱い面で不便であり、また、壁材等の周囲部材と釘等によって固定する必要があるため、特に天井点検口などの平面の一部に開口が形成されたものや容器等の一面に開口を有する部材などの開口部分に蓋をし、必要なときに移動させて開口できるような場所に設置した場合には、着脱、移動が不便であり、開閉の妨げになるという問題があった。
本発明は、上記問題を解決するためになされたものであり、断熱部材の取り扱い面の利便性を向上させること、さらには、天井点検口のように平面の一部に開口が形成されたものや容器等の一面に開口を有する部材の開口部分に装着されることにより開閉可能な蓋としての役割を果たすとともに断熱性も付与する断熱蓋部材、及び、該断熱蓋部材が設けられた開閉が容易な天井点検口を提供することを目的とする。
すなわち、本発明は、以下のようなものを提供する。
(1)断熱材と、該断熱材を包装する包装部材とからなる断熱部材であって、
前記包装部材は、その一部に取手が設けられていることを特徴とする断熱部材。
(1)の発明によれば、断熱が可能であるとともに、取手を付与したので持ち運びや作業をより容易に行うことができる。
また、本発明は、以下のようなものを提供する。
(2)内側に保持用突出部が設けられた枠体と、該枠体の内部に収納され、上記保持用突出部により保持された断熱部材とからなる断熱蓋部材であって、
上記断熱部材は、断熱材と、該断熱材の周囲を包装する包装部材とからなり、
上記包装部材は、その一部に取手が設けられていることを特徴とする断熱蓋部材。
(2)の発明によれば、平面の一部に開口が形成されたものや容器等の一面に開口を有する部材の開口部分に蓋をすることができ、しかも、断熱蓋部材は、断熱性を有するので、蓋部分からの熱の放散や蓋部分を介した熱の流入を防止することができる。
また、断熱部材には、取手が付いているため、比較的簡単に断熱部材を取り外すことが可能であり、開閉が必要な場合には、容易に蓋部分の開閉を行うことができる。
また、本発明は、以下のようなものを提供する。
(3)天井板に開口された開口部に取り付けられる外枠体と、その外枠体の開口部に開閉可能に組み付けられた内枠体とを備えた天井点検口であって、
上記外枠体上に、上記(2)記載の断熱蓋部材が設置されていることを特徴とする天井点検口。
(3)の発明によれば、外枠体に断熱性の高い断熱蓋部材が装着されているために、蓋としての役割を果たすとともに断熱性が高く、冷暖房の効果を妨げることがなく、開閉が容易な天井点検口を提供することができる。
本発明によれば、持ち運びに便利な断熱部材を提供することができ、さらに、保温のため、天井点検口のように平面の一部に開口が形成されたものや容器等の一面に開口を有する部材の開口部分に装着されることにより開閉可能な蓋としての役割を果たすとともに断熱性も付与する断熱蓋部材、及び、該断熱蓋部材が設けられた開閉が容易な天井点検口を提供することができる。
以下、本発明の実施形態について図面を用いて説明する。
勿論、本発明は、以下の実施形態に限定されるものではなく、本発明の構成を充足する範囲内で、適宜設計変更を行うことが可能である。
本発明の断熱蓋部材は、内側に保持用突出部が設けられた枠体と、該枠体の内部に収納され、上記保持用突出部により保持された断熱部材とからなる断熱蓋部材であって、
上記断熱部材は、断熱材と、該断熱材の周囲を包装する包装部材とからなり、
上記包装部材は、その一部に取手が設けられていることを特徴とする。
図1(a)は、上記断熱蓋部材の一例を模式的に示す斜視図であり、図1(b)は、上記断熱蓋部材の他の一例を模式的に示す斜視図である。図1(a)はビスによる固定用の鍔部材と孔がないものを示し、(b)はビスによる固定用の鍔部材と孔があるものを示す。
また、図2は、断熱材を包装部材にて包装した断熱部材を模式的に示す斜視図である。
なお、図1(a)、(b)とも、上側が開口を有する部材と接触する部分であり、通常の場合、上側が底面となる。
図1(a)に示す断熱蓋部材10は、上下が開口した枠体11と、枠体11の内側に載置された断熱部材20とから構成されている。図2に示すように、断熱部材20は断熱材24を包装部材21、22により包装したものである。
枠体11の大きさ、平面視した外形は特に限定されるものでなく、設置の対象となる開口部の大きさ、形状に合わせて矩形のほか正方形、菱形、円形、楕円形、三角形、六角形など任意に設定することが可能である。断熱部材20の大きさ、形状も特に限定されるものでなく、枠体11の大きさ、形状に合わせて任意に設定することが可能である。
枠体11の肉厚は特に限定されるものでないが、断熱性能とコスト削減の観点からは、枠体11の強度に支障のない範囲内でできるだけ薄い方が望ましく、その厚さとしては、例えば、1〜5mmが挙げられる。図1(a)に示すように、枠体11を薄くした際には、枠体11の外側に桟13を設けることにより強度を確保することができるとともに、材料の使用量を少なくすることができ、コストを削減することができる。桟13は、図1(a)に示すように、桟13a及び桟13bが上下方向及び左右方向に設けられていることが、より大きな強度補強を図ることができるのでより望ましい。2つの方向に桟が設けられていれば、桟が互いに斜め方向に形成されていてもよい。
枠体11の底面の一部には断熱蓋部材10を、図1とは天地逆にして載置した際に断熱部材20が落下しないように枠体11の内径よりも内側に張り出した保持用突出部12が設けられている。保持用突出部12は図1(a)においては枠体の短辺に設けられているが、長辺に設けられてもよく、その幅と長さについては断熱部材20の取り外しに障害とならない範囲であればよい。
断熱部材20の高さ(厚さ)は特に限定されるものでないが、断熱材24の材質と必要な断熱性能を考慮して、適当な高さを設定すべきである。断熱部材20の高さを増すことで断熱性能を向上させることができる。断熱部材20の高さは枠体の高さより高くしても低くしても構わない。断熱部材20の高さとしては、例えば、50〜200mmが挙げられる。
また、断熱部材20を積み重ね、積み重ねる枚数を変えることで適当な高さに調整してもよいが、簡単に枠体11より取り外したり、載置したりできる点から、一の断熱部材20を用いることが望ましい。
枠体11の材質としては、特に限定されるものではなく、例えば、金属材料、樹脂材料等を挙げることができる。金属材料としては、特に限定されるものではないが、例えば、ステンレス、鋳鉄等を挙げることができる。セラミックを用いることとしてもよい。樹脂材料としては、特に限定されるものではないが、例えば、ポリプロピレン、ポリエチレン、アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン樹脂(ABS)、ポリ塩化ビニル、ナイロン等を挙げることができる。また、樹脂材料として、例えば、天然ゴム(NR)、スチレン・ブタジエンゴム(SBR)、クロロプレンゴム(CR)等のゴム材料を挙げることができる。樹脂材料を用いる場合には、無機材料を添加して用いることもできる。無機材料としては、特に限定されるものではないが、例えば、炭酸カルシウム、含水珪酸マグネシウム、石粉、コンクリート粉体、高炉スラグ、フライアッシュ等を挙げることができる。また、例えば、フタル酸エステル、ジブチルフタレート等の可塑剤を添加してもよい。これらの材料は、単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
断熱材24の材質としては、特に限定されるものでなく、例えば、鉱物系断熱材、プラスチック系断熱材、自然系断熱材を挙げることができる。鉱物系断熱材としては、特に限定されるものでないが、例えば、グラスウール、ロックウールを挙げることができる。プラスチック系断熱材としては、特に限定されるものでないが、例えば、硬質ウレタンフォーム、押し出し法ポリスチレンフォーム、ビーズ法ポリスチレン、高発泡ポリエチレン、発泡炭化カルシウム、フェノールフォーム、発泡ガラスを挙げることができる。自然系断熱材としては、特に限定されるものでないが、例えば、セルロースファイバー、軽量軟質木質繊維ボード、炭化発泡コルク、セルロースウール、ココヤシ繊維、綿状木質繊維、フラックス繊維、ハンフ繊維、コットン、ウールを挙げることができる。これらの材料は、単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。上記材料の中では、グラスウールがコストの観点から好適である。
図2に示すように、本発明の断熱材24は、包装部材21により包装されている。包装されることで、断熱材の飛散が防止され、取り扱いが容易な断熱部材20とすることができる。また、断熱部材20には、取手22が設けられており、取手22には取手孔23が設けられている。取手22と取手孔23とを有することで、断熱部材20を枠体11より容易に引き出すことができる。具体的な引き出しの方法例は後述する。取手22の位置は側面中央部に限られず、縁辺部など、引き出しの際に至便な位置であればよい。また、その幅と長さについても、引き出しの際に至便な範囲であればよいが、その幅としては、例えば、50〜100mmが挙げられる。取手孔23の大きさ、形状は特に限定されるものでなく、取手部の大きさ、形状に合わせて円形のほか矩形、正方形、菱形、楕円形、三角形、六角形など任意に設定することが可能である。また、取手孔23が形成された部分の強度を確保するために、取手孔23を含む部分に、引張強度に優れた樹脂フィルタ等からなる帯状帯を設けてもよい。さらに、取手の代わり又は取手に加えて引き出し用のひもを設けてもよい。
包装部材21の材質としては、特に限定されるものでなく、例えば、プラスチックフィルム、紙、布を挙げることができる。プラスチックフィルムとしては、特に限定されるものでないが、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリ塩化ビニル、ポリビニルアルコール、ポリアミド、ポリエステル、ポリカーボネート、フッ素樹脂、ポリフェニレンスルフィドを挙げることができる。紙としては、特に限定されるものでないが、例えば、和紙、洋紙を挙げることができる。布としては、特に限定されるものでないが、例えば、綿布、麻布、絹布を挙げることができる。上記材料のうち、プラスチックフィルムを用いると、プレス装置にてホットプレスを行うことで簡便に密閉包装ができる。コストとプレス温度の観点から、ポリエチレンが特に好適である。
上述したように、図1(b)は、図1(a)に示した断熱蓋部材10とは異なる別の一例を模式的に示している。
図1(b)に示す断熱蓋部材40では、枠体11を開口部の近傍にビスによって固定することができるよう、孔44を有する固定用の鍔部材43が設けられている。鍔部材43及び孔44の形状と大きさも特に限定されるものでなく、対応する開口部の形状と大きさに応じて任意に設定することが可能である。また、枠体11の側面部にビスによる固定用の孔を設けることも可能である。
図1(b)に示す断熱蓋部材40では、上記以外の枠体41の構造や特性等及び断熱部材20の構造や特性等は、図1(a)に示した断熱蓋部材10と同様であるので、ここでは、その説明を省略する。
このように、断熱蓋部材40に孔44を有する固定用の鍔部材43が設けられていると、断熱蓋部材40を開口部の近傍に固定することができるので、断熱蓋部材40のずれ等が発生するおそれがなくなる。なお、ずれの発生を防止するために、底面より上下方向に開口部に嵌合可能な突出部を設けてもよい。
上述した断熱蓋部材によれば、平面の一部に開口が形成されたものや容器等の一面に開口を有する部材の開口部分に蓋をすることができ、しかも、断熱蓋部材は、断熱性を有するので、蓋部分からの熱の放散や蓋部分を介した熱の流入を防止することができる。
また、断熱部材には、取手が付いているため、比較的簡単に断熱部材を取り除くことが可能であり、開閉が必要な場合には、容易に蓋部分の開閉を行うことができる。
本発明の断熱蓋部材の用途、方法については特に限定されるものではないが、蓋としての役割を果たすとともに断熱性も付与する断熱材としての適用が可能である。従って、本発明の断熱蓋部材は、後述する天井点検口に用いられるほか、開口部を有する壁面、床下収納、床下点検口の蓋としての適用や天窓への簡易的・一時的断熱施工に用いることなどが一例として考えられ、その他様々の用途にて使用可能である。
なお、断熱部材20そのものも、本発明に含まれる。
本発明の天井点検口は、天井板に開口された開口部に取り付けられる外枠体と、その外枠体の開口部に開閉可能に組み付けられた内枠体とを備えた天井点検口であって、
上記外枠体に、上述の断熱蓋部材が装着されていることを特徴とする。
図3は、本発明に係る天井点検口の一例を模式的に示す斜視図である。
この天井点検口30では、天井板に開口された開口部に取り付けられた外枠体31、及び、その外枠体の開口部に開閉可能に組み付けられた内枠体32を備えており、外枠体30には、断熱蓋部材10が設置されている。そして、断熱蓋部材10には、枠体11の内部に図示しない断熱部材20が配置されている。
なお、外枠体31の周囲に存在する天井板は、省略している。また、図3に示した天井点検口30では、開口部は、ほぼ正方形となっているが、天井点検口の大きさ、形状は特に限定されるものでなく、正方形のほか矩形、菱形、円形、楕円形、三角形、六角形など任意に設定することが可能である。外枠体、内枠体、断熱蓋部材、断熱部材の大きさ、形状も特に限定されるものでなく、天井点検口の大きさ、形状に合わせて任意に設定することが可能である。
図4(a)、(b)は、それぞれ天井点検口への断熱蓋部材の取り付け例を示す断面図である。なお、本図では外枠体と内枠体は省略している。
図4(a)に示す取り付け例では、図1(b)に示した断熱蓋部材40と類似の構造を有するものを用い、天井裏の開口部の周囲に存在する野縁51上に、枠体41を固定するものであり、枠体11の鍔部材43を野縁51の上に乗せた後、鍔部材43の孔44にビス52を挿通し、ビス52にて枠体11を固定している。
図4(b)に示す取り付け例では、枠組壁工法にて建築された建物などで、枠体11を野縁54に乗せることができない場合に、図4(b)に示すように、枠体11の内側から横向きにビス53にて固定している。図1(a)には示していないが、枠体11の側面には、ビス53を挿通するための貫通孔が桟に形成されており、この貫通孔を介してビスを挿通し、野縁54に固定する。なお、枠体の固定方法はビスによる固定に特に限定されるものではなく、接着剤、テープ等の他の固定方法を用いても構わない。
さらに、例えば、図4(a)に示す枠体41の鍔部材43に下方に延びる嵌合用突起が設けられ、該嵌合用突起を開口に嵌合させることより装着してもよい。
図4(a)、(b)に示す断熱蓋部材10、40では、枠体11、41の固定後に、断熱部材20を設置することができる。断熱部材20の設置は、一旦断熱部材20を枠体11、41の上に持ち上げた後に、断熱部材20の下面を水平状態とし、下降させることにより、枠体11、41の内部に載置することで行う。枠体11、41には保持用突出部12、42が設けられているため、断熱部材20が落下することはない。なお、断熱蓋部材を設置する方法は枠体11の上に載置する方法に特に限定されるものではなく、接着剤、テープ等の他の方法によっても設置、固定しても構わない。
図5は、天井点検口を利用して天井裏で工事等を行う際、載置された断熱部材20を取り外す方法の一例を模式的に示す斜視図である。本図を用いて、断熱部材20を取り外す方法の例を説明する。なお、矢印は、断熱部材20の移動方向を示している。
初めに、図5(a)に示すように、内枠体32を開き天井点検口を開放して、載置された断熱部材20を枠体11より上に持ち上げる。
次に、図5(b)に示すように、断熱部材20を枠体11の保持用突出部12と逆側に90°回転させる。このとき、取手22が下向きになるように回転させる。
そして、図5(c)に示すように、最も下に位置する取手22を持って断熱部材20を下に引き下げることで、断熱部材20を取り外すことができる。引き下げる際の断熱部材20の位置は、保持用突出部12が形成されていない位置となるようにする。保持用突出部12が形成されている位置で引き下げようとすると、断熱部材20が保持用突出部12に引っ掛かり、引き下げにくくなる。
また、図5(b)に示す状態で断熱部材20を外枠31の対角線の方向に水平に回転させることより、引き出すことが可能であれば、そのようにしてもよい。
上記のように、本発明の天井点検口によれば、断熱部材の設置、取り外しが簡便に行えることから、点検時の開閉が容易でかつ断熱性が高く、冷暖房の効果を妨げることのない天井点検口を提供することができる。
(a)は、上記断熱蓋部材の一例を模式的に示す斜視図であり、(b)は、上記断熱蓋部材の他の一例を模式的に示す斜視図である。 断熱材を包装部材により包装した断熱部材を模式的に示す斜視図である。 本発明に係る天井点検口を模式的に示す斜視図である。 (a)、(b)は、それぞれ天井点検口への断熱蓋部材の取り付け例を模式的に示す断面図である。 天井点検口を利用して天井裏で工事等を行う際、載置された断熱部材を取り外す方法の一例を模式的に示す斜視図である。
符号の説明
10、40 断熱蓋部材
11、41 枠体
12、42 保持用突出部
20 断熱部材
21 包装部材
22 取手
23 取手孔
30 天井点検口
31 外枠体
32 内枠体
43 鍔部材
44 孔
51、54 野縁
52 ビス
53 ビス

Claims (3)

  1. 断熱材と、該断熱材を包装する包装部材とからなる断熱部材であって、
    前記包装部材は、その一部に取手が設けられていることを特徴とする断熱部材。
  2. 内側に保持用突出部が設けられた枠体と、該枠体の内部に収納され、前記保持用突出部により保持された断熱部材とからなる断熱蓋部材であって、
    前記断熱部材は、断熱材と、該断熱材の周囲を包装する包装部材とからなり、
    前記包装部材は、その一部に取手が設けられていることを特徴とする断熱蓋部材。
  3. 天井板に開口された開口部に取り付けられる外枠体と、その外枠体の開口部に開閉可能に組み付けられた内枠体とを備えた天井点検口であって、
    前記外枠体上に、請求項2記載の断熱蓋部材が設置されていることを特徴とする天井点検口。
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