JP2578469Y2 - 密閉状天井支持構造 - Google Patents

密閉状天井支持構造

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JP2578469Y2
JP2578469Y2 JP1992079288U JP7928892U JP2578469Y2 JP 2578469 Y2 JP2578469 Y2 JP 2578469Y2 JP 1992079288 U JP1992079288 U JP 1992079288U JP 7928892 U JP7928892 U JP 7928892U JP 2578469 Y2 JP2578469 Y2 JP 2578469Y2
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gypsum board
ceiling support
ceiling
airtight
moisture
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一幸 舘野
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Misawa Homes Co Ltd
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Misawa Homes Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は天井支持部分において、
室内の気密防湿及び断熱効果を高めるための密閉状天井
支持構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】天井支持部の構造を図4に基づいて説明
する。先ず、天井を支持する壁の構造は、壁パネル41
の室外側にグラスウール等からなるの気密防湿材42を
敷設し、壁パネル41の室内側には、石膏ボード43を
取り付けてなるものである。そして、このように構成さ
れた壁の、室内側の所定高さに、天井支持材45を取り
付け、天井支持材45の下面から天井石膏ボード46を
架設している。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】上記の天井支持構造
を、図2のA部に示したような屋根裏10の下及び、B
部で示したような小屋裏20の下等に施工した場合、以
下のような問題が生じていた。すなわち、住宅内部の熱
損失を防止するためには、室外の空間である天井裏10
及び小屋裏20と、室内30の気密防湿を効果的に行う
必要がある。しかし上記の天井支持構造の場合、天井裏
10および小屋裏20の外気が、天井支持材45と石膏
ボード43の接合面及び、天井支持材45と天井石膏ボ
ード46の接合面から、石膏ボード43と天井石膏ボー
ド46の接合部を通って、室内30に侵入してしまう。
従って、天井支持部からの熱損失を防止することができ
ず、冷暖房に多量の燃料を消費していた。
【0004】本考案は、上記の問題点を解決し、室内と
室外の気密防湿を効果的に行い、住宅内部の熱損失を防
止することのできる、密閉天井支持構造を提供すること
を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の問題点を解決する
ために本考案は、気密防湿シートを裏打ちした上方石膏
ボードと下方石膏ボードとを、それぞれの端面を当接さ
せた状態で、壁パネルの室内側に貼設すると共に、前記
上方石膏ボードと下方石膏ボードの当接部付近には、天
井支持材を貼着し、該天井支持材の下面には、天井石膏
ボードを取り付けてなる、密閉状天井支持構造であっ
て、前記下方石膏ボードに裏打ちされた気密防湿シート
の下端は、前記上方石膏ボードと下方石膏ボードが当接
する部分から室内側に引き出され、且つ、前記天井支持
材と天井石膏ボードの間に挟み込まれていることを特徴
とする。
【0006】
【作用】気密防湿シートによって、壁パネルに貼設され
た石膏ボードと、天井石膏ボードの間に、連続した気密
防湿の為のバリア層が形成される。このため、天井支持
部での、室内の密閉状態が確実となる。
【0007】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明
する。図1(1)は、本考案の一実施例を説明する密閉
状天井支持構造である。図中1は壁パネルであり、壁パ
ネル1の室外側には、グラスウール等からなる気密防湿
材2が敷設されている。これに対して、壁パネル1の室
内側には、上方石膏ボード3とこれに付け合わせて、下
方石膏ボード4が貼設されている。これらの上下石膏ボ
ード3,4には、それぞれ気密防湿シート3a,4aが
裏打ちされており、上方石膏ボード3の下端辺からは、
気密防湿シート3aの一端辺が延出し、下方石膏ボード
4の上端辺からは、気密防湿シート4aの一端辺が延出
している。そして、気密防湿シート3aの延出した端辺
は、下方石膏ボード4と壁パネル1に挟まれ、気密防湿
シート4aの延出した端辺は、上方石膏ボード3と下方
石膏ボード4との当接部bを通って、下方石膏ボード4
の裏面から室内側に引き出されている。
【0008】このように構成された壁面の室内側の所定
高さには、平割りの角材からなる天井支持材5が貼着さ
れている。天井支持材5は、その長手方向の面で、当接
部bを室内側から塞ぎ、且つ気密防湿シート4aを上方
から押さえ込むように配置されている。この天井支持材
5には、上下石膏ボード3,4と接する面から、下面に
かけて、発泡ゴムシート5aが張りつけられている。
【0009】この天井支持材5の下面には、天井石膏ボ
ード6が取り付けられ、その端部は、下方石膏ボード4
の室内面に当接している。そして、天井支持材5と天井
石膏ボード6の間には、室内側に引き出された気密防湿
シート4aが、弛みなく挟み込まれている。
【0010】上記の密閉状天井支持構造の、住宅におけ
る施工位置としては、図2のA部に示したような屋根裏
10の下、及びB部で示したような小屋裏20の下等に
あたる。
【0011】次に、上記の密閉状天井支持構造の施工手
順について説明する。先ず、図3(1)に示すように、
壁パネル1の室内側に、上方石膏ボード3を貼設する。
この時、上方石膏ボード3は、気密防湿シート3aが裏
打ちされた面を室外側に向け、気密防湿シート3aが延
出している一端辺を下方向に配置する。また、下方石膏
ボード4は、気密防湿シート4aが延出している一端辺
を上方向に配置し、 図3(2)に示すようにその上辺
を上方石膏ボード3の下辺に当接させる状態で、壁パネ
ル1に貼設する。この時、上方石膏ボード3の下辺から
延出している気密防湿シート3aは、下方石膏ボード4
と壁パネル1とで挟み、下方石膏ボード4の上辺から延
出している気密防湿シート4aは、上方石膏ボード3と
下方石膏ボード4の当接部bから、室内側に弛みなく引
き出し、上方石膏ボード3と下方石膏ボード4で気密防
湿シート4aを挟む状態とする。
【0012】上記のように壁面を施工した後に、図3
(3)に示すように、天井支持材5を上下方石膏ボード
3,4の当接部bに貼着する。この時、天井支持材5で
当接部bを塞ぐ状態とするが、天井支持材5は、発泡ゴ
ムシート5aで覆われた長手方向の角部を、壁面側の下
方に向け、気密防湿シート4aを上方から押さえ込むよ
うにして配置する。次いで、図1に示すように、天井石
膏ボード6を、その一端を下方石膏ボード4に当接さ
せ、天井支持材5の下面から室内側に架設するように取
り付ける。この時、室内側に引き出された気密防湿シー
ト4aを、天井支持材5の下面と、天井石膏ボード6の
上面の間に、弛みのないように挟み込む。
【0013】上記のように構成された密閉状天井支持構
造においては、屋根裏10及び小屋裏20から室内30
に通じる隙間を、気密防湿シート4aが遮断し、天井支
持部での室内の密閉状態を保つことができる。
【0014】
【考案の効果】以上実施例で説明したように、本考案に
よれば天井支持部における室内の密閉状態を確保し、室
内から屋根裏及び小屋裏への熱損失を防止することがで
きる。また、これによって冷暖房にかかる燃料の消費
を、軽減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す図である。
【図2】本考案の施工位置を示す図である。
【図3】本考案の実施例の施工手順を説明する図であ
る。
【図4】従来の天井支持構造を示す図である。
【符号の説明】
1 壁パネル 3 上方石膏ボード 3a 気密防湿シート 4 下方石膏ボード 4a 気密防湿シート 5 天井支持材 6 天井石膏ボード b 当接部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 気密防湿シートを裏打ちした上方石膏ボ
    ードと下方石膏ボードとを、それぞれの端面を当接させ
    た状態で、壁パネルの室内側に貼設すると共に、前記上
    方石膏ボードと下方石膏ボードの当接部付近には、天井
    支持材を貼着し、該天井支持材の下面には、天井石膏ボ
    ードを取り付けてなる、密閉状天井支持構造であって、 前記下方石膏ボードに裏打ちされた気密防湿シートの下
    端は、前記上方石膏ボードと下方石膏ボードが当接する
    部分から室内側に引き出され、且つ、前記天井支持材と
    天井石膏ボードの間に挟み込まれていることを特徴とす
    る密閉状天井支持構造。
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