JP2007197796A - マグネシウム合金および鋳物 - Google Patents

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Abstract

【課題】耐熱性、鋳造性に優れるマグネシウム合金を提供する。
【解決手段】本発明に係るマグネシウム合金は、アルミニウム、カルシウム、マンガンを含有するマグネシウム合金であって、%で、アルミニウムを6〜12%、マンガンを0.1〜1.5%含有しており、カルシウム/アルミニウムの質量比が0.55〜1.0であり、残部がマグネシウムおよび不可避不純物からなる。
【選択図】図1

Description

本発明は耐熱性、鋳造性に優れるマグネシウム合金および鋳物に関する。
自動車産業などの産業界では、軽量化を目的にマグネシウム合金が適用されてきている。今後もさらに適用範囲が拡大されることが期待される。特に軽量化に効果があるエンジン周辺部品等への適用が考えられている。しかしながら、エンジン周辺部品等には高い耐熱性が要求され、耐熱性に優れたマグネシウム合金の開発が求められている。従来のマグネシウム−アルミニウム系合金に対し、高耐熱化を意図してマグネシウム−アルミニウム−シリコン系合金、マグネシウム−アルミニウム−RE系合金などが開発されてきたが、耐食性、鋳造性、コストの面で必ずしも充分ではなかった。これらに対し、耐熱性に優れ、耐食性、鋳造性にも優れたマグネシウム−アルミニウム−カルシウム系合金が開発されている。例えば、特許文献1では、マグネシウム−アルミニウム−カルシウム系合金の高強度を有し鋳造性に優れた面を提示している。特許文献2では、ストロンチウム添加によるマグネシウム−アルミニウム−カルシウム系合金の高強度化を示している。特許文献3および特許文献4では、従来の発明に対しアルミニウム、カルシウムの増加による高強度化を示している。
換言すると、特許文献1には、アルミニウムを1.0〜5.0%、カルシウムを0.3〜3.0%含有するマグネシウム−アルミニウム−カルシウム合金が開示されている。特許文献2には、アルミニウムを2〜6%、カルシウムを0.3〜2%、ストロンチウムを0.01〜1%含有するダイカスト用マグネシウム合金が開示されている。特許文献3には、アルミニウムを4.7〜7.3%、カルシウムを1.8〜3.2%、亜鉛を0.0〜0.8%、スズを0.3〜2.2%含有するマグネシウム合金が開示されている。特許文献4には、アルミニウムを6%越え〜10%、カルシウムを1.8〜5%、ストロンチウムを0.05〜1.0%、マンガンを0.1〜0.6%含有し、カルシウム/アルミニウムの質量比を0.3〜0.5に設定したマグネシウムが開示されている。
特開平8−269609号公報 2001−316752号公報 2004−238676号公報 2005−113260号公報
産業界では、より高温での厳しい使用やより負荷応力の高い状態においてマグネシウム合金が使用されることが要請されている。これまでに提案されてきたマグネシウム−アルミニウム−カルシウム系合金の耐熱性は、このような厳しい環境下において必ずしも充分とは言い難い。そこで、さらなる耐熱性の向上が要請されている。
本発明は上記した実情に鑑みてなされたものであり、耐熱性を更に向上できる耐熱性、鋳造性に優れるマグネシウム合金を提供することを課題とする。
本発明者はマグネシウム−アルミニウム−カルシウム系合金について鋭意開発を進めている。マグネシウム−アルミニウム−カルシウム系合金の組織を観察すると、この合金は、一般的には、合金組成に応じて、Mg相(Mg−Al固溶体、Mg−Ca固溶体を含む)、β相(Mg17Al12)、Al2Ca(Mg)相、Mg2Ca(Al)相のうち2〜3相を主要組織として含むことが多い。
比較的低温の領域では、つまり、120℃以下の温度領域では、Mg相の粒界にβ相、Al2Ca(Mg)相、Mg2Ca(Al)相が存在すると、粒界すべりを抑制して耐クリープ性が向上し易い。
しかしながら本発明者の研究結果によれば、高温の温度領域(120℃を越える温度領域)においては、β相が耐クリープ特性の向上を阻害し易いことを知見した。また、上記した相のうちAl2Ca(Mg)相が耐クリープ特性を向上させるに有効であることを知見した。
このような考えに基づいて本発明者は検討を進めた結果、アルミニウム、カルシウム、マンガンを含有するマグネシウム合金であって、質量%で、アルミニウムを6〜12%、マンガンを0.1〜1.5%含有するマグネシウム系合金において、カルシウム/アルミニウムの質量比を0.55〜1.0の範囲内に設定すれば、Mg相とAl2Ca(Mg)相の2相を基本組織としつつ(一部僅かなMg2Ca(Al)相を有することもある)、β相の生成が抑えられた組織とすることができ、更なる耐熱性(例えば耐クリープ性)および鋳造性に優れたマグネシウム合金が得られることを知見し、試験で確認し、本発明に係るマグネシウム合金を完成させた。
即ち、本発明に係るマグネシウム合金は、アルミニウム、カルシウム、マンガンを含有するマグネシウム合金であって、質量%で、アルミニウムを6〜12%、マンガンを0.1〜1.5%含有しており、カルシウム/アルミニウムの質量比が0.55〜1.0であり、残部がマグネシウムおよび不可避不純物からなることを特徴とする。
本発明によれば、耐熱性および鋳造性に優れたマグネシウム合金および鋳物を提供できる。
本発明に係るマグネシウム合金は、アルミニウム、カルシウム、マンガンを含有するマグネシウム合金であって、質量%で、アルミニウムを6〜12%、マンガンを0.1〜1.5%含有しており、カルシウム/アルミニウムの質量比が0.55〜1.0であり、残部がマグネシウムおよび不可避不純物からなる。従って本発明に係るマグネシウム合金は、マグネシウムーアルミニウムーカルシウムーマンガン系の合金である。以下、組成の限定理由について説明する。本明細書では、特に断らない限り、含有量に関する%は質量%とする。
(アルミニウム6〜12%)
アルミニウムは鋳造性、特に湯流れ性の向上に寄与すると共に、合金の強化に寄与し、機械的性質を向上させるが、過剰であると、延性及び強度が低下する傾向がある。過少であると、Al2Ca(Mg)相の絶対量が不足し、充分な耐熱性が得られにくい。また合金の液相温度が高くなり、固液共存範囲が広くなって鋳造割れが生じ易い。アルミニウムが12%を越えると、初晶として粗大なAl2Ca(Mg)相が晶出し易くなり、著しく鋳造性が低下する。これらの事情を考慮し、アルミニウムは6〜12%とした。
この場合6%以上、6%超えとすることができる。故にアルミニウムは6〜10%、6.1〜9%、6.2〜8.5%とすることができる。なお、アルミニウムの下限値としては6.05%、6.1%、6.2%、6.4%、6.6%を例示でき、この下限値と組み合わせ得る上限値としては11.5%、10.5%、9.5%を例示できるが、これらに限定されるものではない。なお、本明細書において、『以下』の語句はその数値の含有量を含む意味である。『超え』『未満』の語句はその数値の含有量を含まない意味である。
(カルシウム/アルミニウムの質量比が0.55〜1.0)
カルシウム/アルミニウムの質量比はβ相(Mg17Al12)の生成に影響を与える。ここで、β相(Mg17Al12)は融点が低めであり、且つ、結晶の粒界に生成され易い。β相の生成量が多いと、高温領域において粒界滑りが発生し易くなり、満足できる耐熱性が得られにくい。上記した質量比が0.55未満であれば、β相が出現し易くなり、耐熱性が低下する。またカルシウム/アルミニウムの質量比が1.0を越えると、Mg2Ca(Al)相が相対的に増加し、鋳造性が大きく低下する。カルシウム/アルミニウムの質量比が0.55〜1.0であれば、組織においてβ相の生成を抑制できるため、β相が生成されにくいか、あるいは、生成されない。そこで顕微鏡の視野において、β相としては面積比でできるだけ抑制することが好ましく、0.5%以下、更には0.2%以下、0.1%以下であることが好ましい。あるいはβ相としては実質的に存在しないことが好ましく、殊に0%とすることが好ましい。
上記した事情を考慮し、カルシウム/アルミニウムの質量比としては、0.58〜0.90、あるいは、0.60〜0.88が好ましい。カルシウム/アルミニウムの質量比の下限値としては、0.58、0.60、0.62、0.65等が例示され、その下限値として組み合わせ得る上限値としては0.98、0.95、0.90、0.88等が例示される。但しこれらに限定されるものではない。
ここで、カルシウム/アルミニウムの質量比が0.55〜1.0であるとき、カルシウムの最小値は3.3%であり(6%×0.55=3.3%)、カルシウムの最大値は12%である(12%×1.0=12%)。従って、カルシウムは3.3〜12%であるが、4〜11%、5〜10%、6〜9%が例示されるが、これらに限定されるものではない。
図1は、上記したマグネシウム合金においてアルミニウム量とカルシウム量との関係を示す。図1に示すように、特性線K1はCa/Alの質量比=1.00(原子数比:1/1.49)を示す。特性線K2はCa/Alの質量比=0.550(原子数比:1/2.7)を示す。特性線K3はCa/Alの質量比=0.500(原子数比:1/2.98)を示す。特性線K4はCa/Alの質量比=0.300(原子数比:1/4.95)を示す。
図1において、◆印は、175℃での軸力保持率がADC12を100としたときに90以上である合金を示す。○印は、175℃での軸力保持率がADC12を100としたときに80以上である合金を示す。図1において、領域KAは本発明品に係る範囲を示す。領域KBは特許文献4に係る範囲を示す。領域KAではβ相の生成が抑えられている。Ca/Alの比を考慮すると、領域KBではβ相が生成し易い。
(マンガン0.1〜1.5%)
マンガンは耐食性の向上に寄与するが、過少であると耐食性が低下し、過剰であると溶湯中に溶解しきれなくなり、耐食性、耐熱性に対して充分な効果が得られない。これらの事情を考慮し、マンガンは0.1〜1.5%とした。上記した事情を考慮し、例えば、0.12〜1.3%、0.2〜1.0%、0.3〜0.8%とすることができる。なお、マンガンの下限値としては0.15%、0.20%、0.30%を例示でき、この下限値と組み合わせ得るマンガンの上限値としては1.3%、1.2%、1.0%、0.8%を例示できる。但しこれらに限定されるものではない。
本発明に係るマグネシウム合金によれば、好ましくは、ストロンチウムを1.5%以下、希土類元素を2.5%以下、シリコンを1%以下、スズを2%以下のうちの少なくとも一つを含有することができる。ストロンチウム、希土類元素、シリコン、スズが添加されている場合には、Al2Ca(Mg)相とは異なる相であるが、耐熱性に関してAl2Ca(Mg)相と同様の効果を示す相が形成され、耐熱性の更なる向上に寄与することができる。加えて、ストロンチウム、希土類元素の添加は鋳物の耐食性を向上する。なお、シリコン、スズは鋳造性の向上にも有効である。但し本発明に係るマグネシウム合金によれば、ストロンチウム、希土類元素、シリコン、スズは特に必要がなければ、含有せずとも良い。
(ストロンチウム1.5%以下)
ストロンチウムは耐熱性の向上に有利である、しかしストロンチウムが上記量よりも過剰であると、Mg−Al−Sr系化合物,あるいはAl4Srの生成量が増加し、延性を低下させるおそれがある。この事情を考慮し、ストロンチウムが含有される場合には、1.5%以下とする。この場合、1.3%以下、1.1%以下にできる。なお、ストロンチウムの下限値としては0.1%、0.2%、0.3%を例示でき、この下限値と組み合わせ得る希土類元素の上限値としては1.4%、1.3%を例示できる。但しこれらに限定されるものではない。
(希土類元素2.5%以下)
希土類元素は初晶α−マグネシウム母相に固溶し、固溶強化により耐熱性の向上に寄与する。また希土類元素は初晶α−マグネシウム母相の結晶粒界に化合物相を形成し、粒界すべりを抑え、耐熱性の向上に寄与する。しかし希土類元素が過剰であると、延性及び強度、湯流れ性、耐食性が低下する傾向がある。これらの事情を考慮し、希土類元素が含有される場合には、希土類元素は2.5%以下とする。この場合、2.3%以下、2.0%以下とすることができる。なお、希土類元素の下限値としては0.1%0.2%、0.4%、0.6%を例示でき、この下限値と組み合わせ得る希土類元素の上限値としては2.4%、2.3%を例示できる。但しこれらに限定されるものではない。
希土類元素は単体として分離することはコスト高となるため、希土類元素としてミッシュメタルを用いることができる。ミッシュメタルは一般的にはセリウム、ランタン、プラセオジム、ネオジムのうちの少なくとも1種を主要成分とする希土類合金である。セリウム系ミッシュメタルを用いても、ネオジム系ミッシュメタルを用いても、ランタン系ミッシュメタルを用いても良い。場合によっては、希土類元素としてはセリウム、ランタン、プラセオジム、ネオジム等の単体を用いても良く、あるいは、他の希土類元素を用いても良い。なお、カルシウムの量が相対的に多めであるときには、鋳造性がやや低下するおそれがあるため、希土類元素の量を抑え、0〜2%とすることができる。但しこれに限定されるものではない。
(シリコン1%以下)
シリコンは耐熱性および鋳造性の向上に有効であるが、過剰であると、Mg2Si化合物の晶出量が増加し、延性低下、強度低下となり易い。そこでシリコンが含有される場合には、シリコンを1%以下とする。殊に0.8%以下、0.6%以下とすることが好ましい。。但しこれらに限定されるものではない。
(スズ2%以下)
スズは初晶α−マグネシウム母相に固溶するなどして耐熱性の向上に寄与する。また、スズは粒界およびデンドライトセル隙間に凝固末期において晶出することにより鋳造性の向上にも寄与する。しかしスズは比重が約7.3と大きいため、スズが過剰であると、軽量化を図るマグネシウム合金として不利となる。上記した事情を考慮し、スズが含有される場合には、スズは2%以下とされている。この場合上記した事情を考慮し、0.1〜1.8%、0.1〜1.0%、0.2〜0.8%とすることができる。更に、上記した事情を考慮し、スズの下限値としては0.15%、0.2%、0.3%を例示でき、この下限値と組み合わせ得るスズの上限値としては1.8%、1.5%を例示できる。但しこれらに限定されるものではない。
(鋳物)
本発明に係るマグネシウム合金は、鋳造性が良好であり、ダイカスト鋳造、金型重力鋳造、砂型鋳造等に適する。ダイカスト鋳造はコールドチャンバー方式でも良いし、ホットチャンバー方式でも良い。本発明に係るマグネシウム合金は、軽量化及び耐熱性の双方が要請される部品に適用することができる。例えば、車両のシリンダヘッドカバー、シリンダブロック、ピストン、トランスミッションケース等が例示されるが、これらに限定されるものではない。
以下、本発明の実施例を具体的に説明する。
実施例1のシリーズとして、表1に示す組成をもつように、マンガンを0.3%に固定し、アルミニウム量およびカルシウム量、且つ、Ca/Alの比を変化させるように原料を配合した。同様に、実施例2のシリーズとして、表2に示す組成をもつように、アルミニウム量、カルシウム量、マンガン量を変化させ、且つCa/Alの比を変化させるように原料を配合した。実施例2のシリーズでは、ストロンチウム量、メッシュメタル量、シリコン量、スズ量を含むことがある。
そして原料をガス溶解炉においてフラックスレスにて溶解した。そして、溶湯を溶湯温度690℃に保持した後、7.8MNのダイカストマシンのダイカスト金型の成形キャビティに装填して試験片として鋳造品(ダイカスト鋳造品)を鋳造した。なお、表1および表2に示す組成は目標値である。
Figure 2007197796
Figure 2007197796
本実施例によれば、希土類元素としてはミッシュメタルを用いた。ミッシュメタルの基本組成は、ミッシュメタルを100%としたとき、セリウムが50%、ランタンが27%、ネオジムが11%、プラセオジムが5%含まれており、更に残部として他の希土類元素が含まれている。本実施例において用いたミッシュメタルを100%としたとき、主要成分であるセリウム、ランタン、ネオジム、プラセオジムの合計は100%のうちの93%を占める。
本実施例によれば、マグネシウム合金からセリウム、ランタン、ネオジム、プラセオジムの分析値を求め、それらの合計量(%)を求め、その合計量(%)×(100/93)をミッシュメタル(Mm)の量(%)として算出した。そして、このミッシュメタルの量をMmとし、これを表1の欄に示した。従って表1に示すミッシュメタル(Mm)の含有量は、セリウム、ランタン、ネオジム、プラセオジムを含有する他に、他の希土類元素を含有するミッシュメタルの含有量に相当する。
そして実施例1のシリーズの特性評価として、β相率(面積比)、軸力保持率(ADC12に対する比)、鋳造性(鋳造割れ)を測定した。実施例2のシリーズの特性評価として、軸力保持率(ADC12に対する比)を測定した。表1および表2は測定結果を組成と共に示す。
β相率としては、鋳物から切り出した試料を研磨し、10質量%の酢酸水溶液を用いてエッチングしたものを観察用試料とした。この観察用試料を走査型電子顕微鏡(SEM)を用いて観察し、化合物を分類した。EDAXによる分析も併せて行い、β相の有無を確認した。この場合、SEM写真を撮影し、画像解析ソフト(ImagePro等)を用いてβ相の面積率を求め、これをβ相率とした。面積率は5視野の平均値とした。
軸力試験においては、図2に示すようにマグネシウム合金で形成された腕部151,152をもつU形状のダイカスト鋳物150を形成した。鋳造条件としては、射出速度(プランジャ移動速度)を0.3〜0.35メートル/秒とし、射出圧力を28MPaとし、射出溶湯温度を液相線温度+30℃とし、加圧時間を5秒とし、金型温度を室温〜40℃とした。ダイカスト鋳物150の一方の腕部151からリング状の試験片100を切り出した。試験片100では、締結部(外径20mm、内径(ボルト貫通穴)9mm、厚さ約10mm)とした。そして図3に模式的に示すように、雄ネジをもつボルト200を、ワッシャ105(外径18mm、厚さ3mm、A6061−T6)を介して試験片100の挿通孔に挿通すると共に、相手材300のネジ孔301に締結した。使用したボルト200はMS×25、強度区分10.9の鋼製とした。相手材300はJIS規格ADC12のアルミダイカスト合金部材とした。そして、ボルト200を初期軸力8kNで締結した。軸力は、ボルト200に付着させた歪みゲージ400を用いて測定した。その後、ボルト200で締結した試験片100及び相手材300からなる試験片を大気炉に装入し、175℃、300時間の条件で高温保持し、その後、室温まで冷却した。その後、ボルト200の軸力を再び測定した。そして前記した初期軸力に対する軸力保持率を求めた。この場合、軸力保持率は複数個の平均値として求めた。ここで、軸力保持率が76%であることは、上記した条件における高温保持により、初期軸力8kN×0.76の軸力に低下したことを意味する。なお、超音波軸力測定法によってもボルト200の軸力を測定したが、歪みゲージ400を用いた場合と同様な結果が得られた。軸力保持率としては、汎用アルミニウム合金であるADC12合金の軸力保持率を100としたときにおける各合金の軸力保持率の割合(ADC12比)を求めた。軸力保持率が80を越えるものを○とし、越えないものを×として評価した。
また、図4に示す形状のダイカスト鋳物300を試作し、鋳物300に生じる割れの有無を肉眼で調べた。鋳造条件としては、射出速度(プランジャ移動速度)を1メートル/秒とし、射出圧力を64MPaとし、型の温度を200℃とし、溶湯温度を液相線温度+30℃とした。
表1に示す比較例としては、アルミニウム量およびCa/Alの比いずれかが本発明品から外れている。表1に示す多くの比較例は、アルミニウム量およびCa/Alのいずれかが適切ではないため、表1に示すように、β相率が高いものが多く、軸力保持率が低いものが多く、総合評価は×であった。比較例1−7,比較例1−8は、軸力保持率が高いものの、鋳造割れが発生しており、総合評価は×であった。
これに対して実施例1シリーズによれば、アルミニウム量、カルシウム量、Ca/Alの比が適切であり、表1に示すように、β相率、軸力保持率、鋳造割れの防止性において総合的に優れている。その理由としては、β相の発生が抑えられるため、高温領域において粒界すべりを効果的に防止できるものと推察される。
実施例2シリーズについても、実施例1シリーズと同様に、軸力保持率を求めた。軸力保持率が80を越えるものを○とし、越えないものを×として評価した。実施例2シリーズによれば、アルミニウム量、Ca/Alの比が適切であり、表2に示すように、β相率、軸力保持率において総合的に優れている。鋳造割れの防止性についても良好であった。表2に示すように、比較例2−1、比較例2−2、比較例2−3では、Ca/Alの比が適切でないため、軸力保持率が低くく、総合評価は×であった。
更に高温領域における耐クリープ試験を行った。試験条件としては、測定温度が180℃、初期応力が104MPa、試験片形状としては丸棒状(平行部:直径6ミリメートル)とし、測定時間を300時間とした。最小ひずみ速度の結果を図5に示す。図5に示すように、比較例3(Ca/Al=0.43、Mg−7%Al−3%Ca−0.3%Mn)では、歪み速度がかなり大きかった。これに対して、実施例ついては、歪み速度は、実施例3−1(Ca/Al=0.71、Mg−7%Al−5%Ca−0.3%Mn)、実施例3−2(Ca/Al=0.71、Mg−7%Al−5%Ca−0.3%Mnー0.5%Sr)、実施例3−3(Ca/Al=0.75、Mg−12%Al−9%Ca−0.3Mnー0.5%Sr)の順に優れていた。実施例3−1と実施例3−2とのSrとを比較すれば、Srの添加が耐クリープ試験における歪み速度の低減に有効であることがわかる。
(金属組織)
図6〜図13は金属組織の写真(SEM)を示す。図10および図13は本発明品を示す。写真において、黒三角印で示される部分はβ相を示す。金属組織は、10質量%の酢酸水溶液にてエッチングした後に観察したものである。写真から理解できるように、本発明品以外の合金では、β相が結晶粒界に生成している。場合によっては結晶粒内に生成している。これに対して本発明品の組成であれば、β相の生成は抑制されており、実質的に0%であった。このようにβ相の生成が抑制されているため、粒界すべりを効果的に防止でき、マグネシウム合金の耐熱性(耐クリープ性等)を高め得ることができるものと推察される。なお、β相は走査型電子顕微鏡部とエネルギ分散形X線分析部とをもつ装置(SEM−EDX)により同定した。
その他、本発明は上記し且つ図面に示した実施例のみに限定されるものではなく、例えば、希土類元素としてはセリウム、ランタン、ネオジム、プラセオジムの他に、スカンジウム、ガドリニウム、テルビウム、サマリウム、ホルミウム、ツリウム、エルビウム、ユウロビウム、イッテリビウム等のうちの1種または1種以上を用いることにしても良い等、必要に応じて適宜変更して実施できるものである。表1に記載の各合金元素の含有量は、各請求項の組成を規定する上限または下限として記載することができるものである。
本発明は軽量化が期待されている車両、産業機械の部品に利用することができる。車両においては、オイルパン、ミッションケース、シリンダブロック、シリンダヘッド、ピストン等のエンジン関連部品、あるいは、軽量性及び耐熱性の双方を要請される部品等に利用することができる。
マグネシウム合金においてアルミニウム量とカルシウム量とCa/Alの質量比との関係を示すグラフである。 ボルトの軸力を測定するリング状の試験片の切り出し形態を模式的に示す概念図である。 締結したボルトの軸力を測定する状態を模式的に示す概念構造図である。 鋳造割れを評価する試験片の斜視図である。 最小歪み速度の結果を示すグラフである。 金属組織の写真図である。 金属組織の写真図である。 金属組織の写真図である。 金属組織の写真図である。 金属組織の写真図である。 金属組織の写真図である。 金属組織の写真図である。 金属組織の写真図である。
符号の説明
図中、100は試験片、200はボルト、300は相手材を示す。

Claims (8)

  1. アルミニウム、カルシウム、マンガンを含有するマグネシウム合金であって、質量%で、アルミニウムを6〜12%、マンガンを0.1〜1.5%含有しており、カルシウム/アルミニウムの質量比が0.55〜1.0であり、残部がマグネシウムおよび不可避不純物からなることを特徴とするマグネシウム合金。
  2. 請求項1において、更に、質量%で、ストロンチウムを1.5%以下、希土類元素を2.5%以下、シリコンを1%以下、スズを2%以下のうちの少なくとも一つを含有することを特徴とするマグネシウム合金。
  3. 請求項1または2において、カルシウム/アルミニウムの質量比が0.60〜0.88であることを特徴とするマグネシウム合金。
  4. 請求項1〜3のうちのいずれか一項において、質量%で、マンガンが0.2〜1.0%以下であることを特徴とするマグネシウム合金。
  5. 請求項1〜4のうちのいずれか一項において、質量%で、カルシウムが4%以上であることを特徴とするマグネシウム合金。
  6. 請求項1〜4のうちのいずれか一項において、質量%で、カルシウムが5%以上であることを特徴とするマグネシウム合金。
  7. 請求項1〜6のうちのいずれか一項において、β相(Mg17Al12)が面積比で0.5%以下であることを特徴とするマグネシウム合金。
  8. 請求項1〜7のうちのいずれか一項に係るマグネシウム合金で形成されることを特徴とする鋳物。
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