JP2007197501A - 空洞充填材 - Google Patents

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Abstract

【課題】空洞内に急勾配の障壁を形成することができ、工費や材料費を節約することができるとともに、工期を短縮することができる空洞充填材を提供する。
【解決手段】空洞充填材は、空洞11の上端12から下端13に向かって注入され、空洞11内で直ちに硬化することによって空洞11の上下端12,13間につながる20%以上の勾配の障壁を形成する。この充填材は、土質材料15とセメント系固化材16と水17とを混合した第1成分に、粉末急結剤18と水19とを混合した第2成分を混合した混合物である。
【選択図】図1

Description

本発明は、空洞内に障壁を形成するために用いる空洞充填材に関する。
地下空洞の充填領域に所定の間隔で流動性の低いゲル状の外周充填材を注入して障壁を形成した後、それら障壁の間に初期流動性の高い中詰充填材を注入する充填工法がある(特許文献1参照)。この充填工法は、地表から地下空洞の充填領域に向かって地層のボーリングを行い、ボーリングによって作られた注入孔に充填管を挿入し、充填管の先端流出口から外周充填材を空洞に連続的に注入する。外周充填材が空洞内に注入されると、硬化した充填材が空洞の下端(床)から上端(天井)に向かって隆起する障壁を形成する。障壁の空洞の下端からの隆起高さは次第に高くなり、障壁が空洞の上端に達すると、外周充填材が横方向へ広がって正面形状が略矩形の障壁が形成される。外周充填材は、水ガラスと土質材料とセメント系固化材と水との混合物であり、水ガラスを含む第1充填液とセメント系固化材を含む第2充填液とを空洞への注入過程で混合してゲル化させたものである。この充填工法では、先行注入される外周充填材によって地下空洞の充填領域に障壁を形成し、障壁の間に中詰充填材を注入するから、材料のロスがなく、空洞への限定的な充填を確実に行うことができる。
特開2002−81054号公報
前記公報に開示の充填工法では、ゲル化した外周充填材が順次空洞内に注入されて積み重なるから、充填材の重量が次第に増加し、その重みで空洞の下方に位置する充填材が四方へ広がり、末広がりの障壁が形成される。空洞内に形成される障壁はその勾配が大きいことが好ましく、理想的な障壁の勾配は100%以上である。しかし、この充填工法では、それよって作られた障壁の空洞における上下端間の勾配(下り勾配)が17〜24%であり、急勾配とはいえず、障壁の勾配が必ずしも十分とはいえない。障壁の勾配が不十分であると、余分な充填材を消費する結果となり、工費や材料費を節約することができないのみならず、工期を短縮することができない。
本発明の目的は、空洞内に急勾配の障壁を形成することができ、工費や材料費を節約することができるとともに、工期を短縮することができる空洞充填材を提供することにある。
前記課題を解決するための本発明の前提は、空洞内に注入され、空洞内で硬化することによって該空洞の上下端間につながる障壁を形成する空洞充填材である。
前記前提における本発明の特徴は、充填材が、土質材料とセメント系固化材と水とを混合した第1成分に、粉末急結剤と水とを混合した第2成分を混合した混合物であり、充填材から形成された障壁の上下端間の勾配が、20%以上であることにある。
本発明の一例としては、充填材の全容積に対する土質材料の混合比率が10〜40%、充填材の全容積に対するセメント系固化材の混合比率が1〜10%、充填材の全容積に対する第1成分の水の混合比率が39〜88%の範囲にあり、充填材の全容積に対する粉末急結剤の混合比率が0.3〜1.5%、充填材の全容積に対する第2成分の水の混合比率が0.7〜9.5%の範囲にある。
本発明の他の一例としては、コンシステンシー試験のうちのP漏斗法によって求めた前記第1成分と前記第2成分とのコンシステンシーが7〜20秒(流下時間)、前記コンシステンシー試験のうちのシリンダー法によって求めた前記第1成分と前記第2成分とのコンシステンシーが160〜300mmの範囲にあり、前記第1成分と前記第2成分とを混合した後の2分以内における前記充填材のフロー試験によって求めたコンシステンシーが100〜180mmの範囲にある。
本発明の他の一例としては、充填材のポリエチレン袋法によって求めたブリーディング率が3%以下である。
本発明の他の一例としては、充填材によって形成された障壁の一軸圧縮試験によって求めた圧縮強さが50〜5000KN/mである。
本発明にかかる空洞充填材によれば、粉末急結剤の作用によって充填材が空洞への注入後に直ちに硬化して固形化するから、充填材によって空洞の上下端間につながる急勾配の障壁を作ることができる。この充填材では、それが空洞に順次注入されて積み重なったとしても、その重みで空洞の下方に位置する充填材が四方への広がることはなく、充填材によって20%以上の勾配を有する障壁を確実に作ることができる。この充填材は、それを使用することで急勾配の障壁を作ることができるから、緩やかな勾配の障壁と比較し、障壁における充填材の使用量を少なくすることができ、余分な充填材を消費することはなく、それによって、工費や材料費を節約することができるとともに、工期を短縮することができる。
空洞充填材は、セメント系固化材によって粘性が増加した第1成分に第2成分を混合することで、充填材の空洞への注入時にその流動性を一時的に上昇させることができるから、第1成分に第2成分を均一に混合させた充填材を作ることができるのみならず、空洞に達する以前における充填材の硬化を防ぐことができ、充填材を空洞に円滑に注入することができる。この充填材は、コンシステンシー試験のうちのP漏斗法によって求めた第1成分と第2成分とのコンシステンシーが7〜20秒(流下時間)、コンシステンシー試験のうちのシリンダー法によって求めた第1成分と第2成分とのコンシステンシーが160〜300mmの範囲にあるから、空洞への注入時に充填材が目詰まりを起こすことはなく、充填材の空洞への注入作業が容易である。また、この充填材は、第1成分と第2成分とを混合した後の2分以内における充填材のフロー試験によって求めたコンシステンシーが100〜180mmの範囲にあるから、空洞に短時間で障壁を作ることができる。
空洞充填材は、それによって形成された障壁の一軸圧縮試験によって求めた圧縮強さが50〜5000KN/mであるから、地層の重量が障壁にかかったとしても、障壁が崩壊することはなく、障壁の形態を十分に保持することができ、空洞を確実に埋めることができる。
添付の図面を参照し、本発明に係る空洞充填材の詳細を説明すると、以下のとおりである。図1は、一例として示す充填材製造設備20の概略図である。図2,3は、充填材10によって空洞11内に障壁14を形成する様子を時系列で示す図であり、図4,5は、空洞11内に形成された障壁14の正面図と、障壁14A,14Bの間にさらに別の充填材33を注入する様子を示す図とである。図2〜図5では、地層28を切断して示している。図2〜図5では、横方向を矢印X(図3,4のみ)、上下方向を矢印Yで示し、前後方向を矢印Z(図2,5のみ)で示す。なお、図2,5は障壁14をその側面から示し、図3は障壁14をその正面から示す。空洞充填材10は、地下に形成された所定容積の空洞11の上端12(天井)から下端13(床)に向かって注入され、空洞11の上端12と下端13との間につながる障壁14を形成する。充填材10は、後記する第1成分と第2成分とを空洞11への注入時に混合した混合物である。
第1成分は、土質材料15とセメント系固化材16と水17とを混合した混合物である。土質材料15には、礫分が砂分よりも多く粗粒分の含有率が50%を超過する礫質粗粒土、砂分が礫分よりも多く粒分の含有率が50%を超過する砂質粗粒土、細粒分の含有率が50%以上の細粒土のうちから選択された1種類、または、それら土質材料15のうちから選択された数種類を混合したものを使用する。粗粒分のうちの礫は、粒径が2〜4.75mmの細礫、粒径が4.75〜10mmの中礫、粒径が19〜75mmの粗礫に分類される。粗粒分のうちの砂は、粒径が0.075〜0.25mmの細砂、粒径が0.25〜0.85mmの中砂、粒径が0.85〜2mmの粗砂に分類される。細粒分は、粒径が0.005mm以下の粘土、粒径が0.005〜0.075mmのシルトに分類される。なお、この充填材10における土質材料15としては、細粒分の含有率が80%以上であって粗粒分が20%未満のそれを使用することが好ましい。
セメント系固化材16は、セメントを母材として固化対象物に有効に作用する成分を添加した材料である。セメント系固化材16は、カルシウムイオン交換による土粒子の凝集団粒化、また、水を取り込んで水和反応を生じ、針状結晶エトリンガイト(CA・3CaSO・32HO)を含む多くの水和鉱物の生成等の複数の固化反応を連続的に促進する。固化材16に使用するセメントには、ポルトランドセメント、高炉セメント、フライアッシュセメント、シリカセメントのうちから選択された1種類、または、それらセメントのうちから選択された数種類を混合したものを使用する。第1成分を構成する水17には、水道水や地下水、河川水等を使用する。
第2成分は、粉末急結剤18と水19とを混合した混合物である。急結剤18には、カルシウムアルミネートとカルシウムサルフォアルミネートとのうちの少なくとも一方を主成分としたセメント鉱物系急結剤を使用する。この急結剤18の急結作用は、結晶質または非晶質のカルシウムアルミネートまたはカルシウムサルフォアルミネートがセメント中のCaOやCa(OH)と反応してCAH、CAH、CAHを生成し、また、CaSOとの反応からエトリンガイトが生成されて急結性を発揮する。第2成分を構成する水19には、水道水や地下水、河川水等を使用する。
第1成分と第2成分とは、空洞11に充填材10を注入する直前に図1に示す充填材製造設備20によって製造される。第1成分は、最初に土質材料15と水17とを第1ミキサー21に投入し、それらをミキサー21によって撹拌混合して泥水を作り、泥水の比重を調整した後、セメント系固化材16をミキサー21に投入し、ミキサー21によって泥水と固化材16とを十分に撹拌混合して作る。第1成分では、セメント系固化材16が泥水中に略均一に分散している。第1成分は、セメント系固化材16の作用によりその粘性が増加し、スラリー状を呈する。第2成分は、粉末急結剤18と水19とを第2ミキサー22に投入し、それらを十分に撹拌混合して作る。第2成分は、粉末急結剤18が水19に略均一に分散し、スラリー状を呈する。
第1成分と第2成分とは、配管23に設置されたポンプ24によって、図1に矢印で示すように、それらミキサー21,22から混合機25に送られ、混合機25で合流して第3ミキサー26に流入する。第3ミキサー26内では、第1成分と第2成分とが十分に撹拌混合されて充填材10が作られる。ミキサー26内では、粘性が増加した第1成分に水を多く含む第2成分を混合することにより、第1成分の粘性が一時的に低下し、第1成分に第2成分が均一に混合する。なお、第1成分の粘性が一時的に低下する結果、充填材10の粘性も一時的に低下する。
この充填材10を空洞11に注入する一例は、以下のとおりである。地表27と空洞11との間の地層28をボーリングして空洞11につながる注入孔29を作り、孔29に充填管30を挿入する。充填管30は、ミキサー26に連結され、その先端部に形成された流出口31を空洞11の上端12近傍に位置させた状態で注入孔29に固定される。充填管30を固定した後、充填材10を空洞11の上端12から下端13に向かって注入する。充填材10の注入速度は、15〜25m/hである。充填材10は、充填管30の流出口31から空洞11の下端13に自由落下し、空洞11内を落下中または空洞11の下端13に落下直後に硬化を開始し、下端13に達した後に素早く固形化する。
充填材10の注入開始時には、図2の(a)に示すように、充填材10が空洞11の下端13からわずかに隆起する障壁14を形成する。図2の(a)の状態から充填材10が順次注入されると、固形化したそれの上にさらに充填材10が順次積み重なって連続的に硬化を繰り返して固形化し、図2の(b)に示すように、障壁14の隆起高さが次第に大きくなり、障壁14が空洞11の上端12に近づいて行く。障壁14の隆起高さが次第に大きくなり、図2の(d)に示すように、障壁14が空洞11の上端12に達すると、充填材10が上端12を伝って横方向へ広がりながら固形化し、その正面形状が略四角形の障壁14が形成される(図3参照)。
充填材10を注入して第1の障壁14Aを作った後は、図3に示すように、その障壁14Aから横方向へ所定距離離間した空洞11の位置に更に充填材10を注入して横方向へ並ぶ第2の障壁14Bを作る。第1の障壁14Aから横方向へ所定距離離間した空洞11の位置に充填材10を注入すると、図3の(a)〜(d)に示すように、充填材10によって空洞11の下端13から上端12に向かって次第に隆起する障壁14Bが形成され、障壁14Bが空洞11の上端12に達すると、充填材10が上端12を伝って横方向へ広がり、第2の障壁14Bが第1の障壁14Aに連結される。このような作業を続けて複数個の障壁14を作り、図4に示すように、それら障壁14どうしをつなげて障壁14を横方向へ延長し、障壁14を空洞11の一側部から他側部にかけて形成する。
複数個の障壁14を横方向へつなげて一連に延びる一条の障壁32を形成した後は、前後方向へ所定距離離間した空洞11の位置にさらに充填材10を注入し、空洞11の前後方向へ並ぶ複数条の障壁32を作る。前後方向へ並ぶ複数条の障壁32を作った後は、図5に示すように、それら障壁32の間に充填材10よりも流動性の高い安価な別の充填材33を注入して空洞11を埋める。この充填材10は、第1成分に水分を多く含む第2成分を混合することで、一時的にその粘性が低下して充填管30を容易に流動する反面、第2成分に含まれる急結剤18の作用によって充填管30から空洞11に注入された直後に硬化を始め、空洞11内で直ちに固形化する。ゆえに、この充填材10は、充填管30を容易に流動させることができるとともに、空洞11に急勾配の障壁14を形成することができる。
充填材10によって空洞11に形成された障壁14の勾配(下り勾配)は20%以上であるが、この充填材10によって形成される障壁14の勾配は通常40〜100%である。勾配が20%未満では、障壁14を形成するために多量の充填材10を消費することになり、工費や材料費を節約することができないのみならず、工期を短縮することができない。ここで、図5に示すように、勾配が20%とは、障壁14の高さL1と障壁14斜面の横方向の長さL2(障壁14斜面が作る三角形の底辺の長さ)との比が1:5、勾配が40%とは、障壁14の高さL1と障壁14斜面の横方向の長さL2との比が1:2.5であり、勾配が100%とは、障壁14の高さL1と障壁14斜面の横方向の長さL2との比が1:1である。この充填材10は、それを使用することで空洞11に20%以上(好ましくは40〜100%)の勾配を有する障壁14を作ることができるから、充填材10の無駄な消費を防ぐことができ、工費や材料費の削減と工期の短縮とを図ることができる。
充填材10の全容積に対する土質材料15やセメント系固化材16、第1成分を構成する水17の混合比率は、土質材料15が10〜40%の範囲、固化材16が1〜10%の範囲にあり、水17が39〜88%の範囲にある。土質材料15の混合比率は、充填材10からそれを固形分換算した値である。土質材料15の混合比率が10%未満、かつ、セメント系固化材16の混合比率が1%未満であって水17の混合比率が88%を超過すると、充填材10における水の割合が必要以上に増加し、充填材10が硬化し難く、急勾配の障壁14を形成することができない場合がある。土質材料15の混合比率が40%を超過、かつ、セメント系固化材16の混合比率が10%を超過し、水17の混合比率が39%未満では、第1成分の粘性が必要以上に増加し、第1成分が充填管30の内部を流動し難く、作業性が低下することに加え、第1成分に第2成分を均一に分散させることができない。
充填材10の全容積に対する粉末急結剤18や第2成分を構成する水19の混合比率は、急結剤18が0.3〜1.5%の範囲にあり、水19が0.7〜9.5%の範囲にある。急結剤18の混合比率が0.3%未満であって、水19の混合比率が9.5%を超過すると、急結剤18の作用が低下し、空洞11への注入後に充填材10が直ちに硬化せず、積み重なる充填材10の重みで下方に位置する充填材10が四方へ広がり、急勾配の障壁14を作ることができない。急結剤18の混合比率が1.5%を超過し、水19の混合比率が0.7%未満では、第1成分に対する第2成分の分散性が低下し、第1成分に第2成分を均一に分散させることができず、充填材10における第2成分の偏りが生じ、充填材10に急速に硬化する部分と緩慢に硬化する部分とが形成され、急勾配の障壁14を作ることができないのみならず、均一な強度を有する障壁14を作ることができない。この充填材10は、その全容積に対する土質材料15やセメント系固化材16、第1成分を構成する水17、粉末急結剤18、第2成分を構成する水19の混合比率が前記範囲にあるから、第1成分と第2成分とを混合した直後の充填材10の粘性を一時的に低下させて充填材10の流動性を向上させることができ、充填材10を円滑に空洞11に注入することができる。また、充填材10を空洞11に注入した直後にその硬化が始まるから、空洞11に勾配の大きな障壁14を作ることができる。
第1成分と第2成分とは、コンシステンシー試験のうちのP漏斗法によって求めたそれらのコンシステンシーが7〜20秒(流下時間)の範囲、コンシステンシー試験のうちのシリンダー法によって求めたそれらのコンシステンシーが160〜300mmの範囲にある。第1成分と第2成分とのP漏斗法によるコンシステンシーが7秒未満、かつ、第1成分と第2成分とのシリンダー法によるコンシステンシーが160mm未満では、第1成分に第2成分を均一に混合させることが難しく、充填材10に第2成分の偏りが生じ、充填材10が円滑かつ迅速に硬化せず、空洞11内に急勾配の障壁14を作ることができない。充填材10は、第1成分と第2成分とのP漏斗法およびシリンダー法によるコンシステンシーが前記範囲にあるから、第1成分に第2成分を均一に混合させることができ、充填材10が空洞11内で円滑かつ迅速に硬化し、空洞11内に急勾配の障壁14を作ることができる。なお、第1成分および第2成分のコンシステンシー試験(P漏斗法およびシリンダー法)は、エアモルタルおよびエアミルクの試験方法(日本道路公団規格、JHS 313−1999)に準拠して実施した。コンシステンシー試験(P漏斗法およびシリンダー法)における第1成分および第2成分のコンシステンシーの測定方法は、以下のとおりである。
1.P漏斗法のコンシステンシー試験用器具には、上部開口から下部流出口に向かって先細りのP漏斗と、P漏斗を支持する台座と、流下時間測定用ストップウォッチとを使用した。その他、コンシステンシー試験用試料となる第1成分および第2成分を用意した。P漏斗は、上端内径178mm、下端内径13mm、ロート部の高さ192mmであり、長さ38mmの流出管を有する鋳アルミニウム製である。P漏斗は、そのロート側壁にポイントゲージが設置され、ポイントゲージによって1725mlの試料を測定することができる。
2.P漏斗法におけるコンシステンシーの測定手順を以下に説明する。P漏斗を台座で垂直に支持した後、コンシステンシー試験用試料を上部開口から漏斗内に注入した。流出管から適量の試料を流出させた後、指で流出口を押さえ、さらに、試料をロート側面に設置したポイントゲージまで注入した。流出口から指を離して試料を流出させ、連続して流出する試料がはじめて途切れるまでの流下時間をストップウォッチで測定した。測定した試料の流下時間は8〜20秒であり、試料の流下時間をP漏斗法による第1成分および第2成分のコンシステンシーとした。
1.シリンダー法のコンシステンシー試験用器具には、黄銅製または硬化プラスチック製のシリンダー(内径80mm、高さ80mm)と、鋼製または硬化プラスチック製の板(一辺の長さ400mm以上、鋼製の板は厚さ10mm以上)とを使用した。その他、コンシステンシー試験用試料となる第1成分および第2成分を用意した。
2.シリンダー法におけるコンシステンシーの測定手順を以下に説明する。シリンダーを板の上に置き、試料がシリンダーからあふれないように試料をシリンダーの上端まで入れた後、試料の表面が水平かつシリンダーの上端に一致するように、シリンダーの側面を指で軽くたたいた。次に、シリンダーを静かに鉛直方向に引き上げ、試料が広がって1分後に、最大と認められる方向の径と、これに直角方向の径とを測定した。測定した径の平均値をシリンダー法における試料のコンシステンシーとした。測定した試料のコンシステンシーは160〜300mmであり、試料のコンシステンシーを第1成分および第2成分のシリンダー法によるコンシステンシーとした。
第1成分と第2成分とを混合した後の2分以内における充填材10のフロー試験によって求めたコンシステンシーは、100〜180mmの範囲にある。充填材10のコンシステンシーが100mm未満では、充填材10が充填管30を流動し難くなり、充填管30の内部で充填材10が硬化を開始して管30が目詰まりを起こし、充填材30を円滑に空洞11に注入することができない場合がある。充填材10のコンシステンシーが180mmを超過すると、充填材10の供給速度や充填管30の長さにもよるが、充填材10が空洞11に注入される過程で、管30から空洞11に注入される充填材10の注入速度に、空洞11の下端13に落下した充填材10の硬化が追い付かず、積み重なる充填材10の重みで下方に位置する充填材10が四方へ広がり、急勾配の障壁14を作ることができない。
この充填材10は、そのコンシステンシーが前記範囲にあるから、それが充填管30内で硬化することはなく、充填管30を円滑に流動し、充填作業を容易に行うことができる。また、充填管30から空洞11に注入される充填材の注入速度に、空洞11の下端13に落下した充填材10の硬化が十分に追い付き、それを使用して空洞11に急勾配の障壁14を短時間に作ることができる。なお、充填材10のフロー試験は、JIS R 5201に準拠して実施した。フロー試験における充填材10のコンシステンシーの測定方法は、以下のとおりである。
1.フロー試験のコンシステンシー試験用器具には、フローテーブルとフローコーンと突き棒とを使用した。その他、コンシステンシー試験用試料となる充填材10を用意した。試験用器具の各条件は、以下のとおりである。(1)フローテーブルや支柱、フローコーンの材質は鋳鉄、縦軸の材質は軟鋼である。縦軸ロールとカムの材質は焼き入れ硬鋼とし、その堅さはHS()70以上である。(2)フローテーブルやフローコーンの寸法は、以下のとおりであり、テーブルの質量(縦軸を含む)は8600±30gである。テーブルの直径(300±1mm)、縦軸の直径(24±1mm)、縦軸の長さ(103±2mm)、縦軸のロールの外径(22.0±0.5mm)、縦軸のロールの軸径(10.0±0.5mm)、カムの偏心(12.0±0.5mm)、テーブルの落差(10.0±0.5mm)、支柱の高さ(280±3mm)、コーンの上部内径(70.0±0.5mm)、コーンの下部内径(100.0±0.5mm)、コーンの高さ(60.0±0.5mm)、(3)フローテーブル上面とフローコーン下面とはすり合わせ密着させ、縦軸は磨き仕上げとする。(4)フローテーブルの上面には、フローコーンの据え付け位置を指示するため、コーンの外縁に相当する位置に長さ10mmの4本の接線を刻む。(5)フローテーブルの下面と支柱の上面とは密接させる。(6)縦軸のはめ込みは容易に離れないようにし、かつ、フローテーブルの上面と縦軸との角度は直角とする。(7)カムの形状は、有効接触角度を270°とし、36°を起点として27°毎に1mmずつの割合で半径を増す。(8)ハンドルは外径250mmのもの、握りは外径25mmのものを用いる。(9)フローテーブルの据え付けは、その上面を水平にし、基礎を確実に固定する。(10)フロー試験用突き棒の材質は軟鋼とする。(11)突き棒の直径は20±1mm、突き棒の質量は500±3gとする。(12)突き棒の底面は、その側面と直角をなすものとする。(13)突き部分は磨き仕上げ、握り部分は滑り止め仕上げとする。
2.フロー試験におけるコンシステンシーの測定手順を以下に説明する。練り混ぜた試料を、乾燥した布でよくぬぐったフローテーブルの上の中央の位置に置いたフローコーンに2層に詰めた。各層は、突き棒の先端がその層の約1/2の深さまで入るように全面にわたって15回突き、最後に不足分を補い表面をならした。直ちにフローコーンを正しく上の方に取り去り、15秒間に15回の落下運動を与え、試料が広がった後の径を最大と認める方法と、これに直角な方向とで測定し、その平均値をmmを単位とする無名数の整数で表した。試験は2回行い、その平均値をフロー試験における試料のコンシステンシーとした。測定した試料のコンシステンシーは100〜180mmであり、試料のコンシステンシーをフロー試験による充填材10のコンシステンシーとした。
充填材10は、ポリエチレン袋法によって求めたブリーディング率が3%以下である。なお、充填材10のブリーディング率は、プレパックドコンクリートの注入モルタルのブリーディング率試験方法(コンクリート標準示方書、JSCE−F 522−1999)に準拠して実施した。充填材10のブリーディング率の測定方法は、以下のとおりである。
1.ブリーディング率測定用器具には、ポリエチレン袋およびメスシリンダーを使用した。その他、ブリーディング率測定用試料となる充填材10を用意した。ポリエチレン袋は、充填材を入れた状態における径を約50mmとし、長さ500mm以上のそれを用いた(ポリエチレンの厚さ:約0.05mm、底:角形)。メスシリンダーは、ガラス製であって容量20mlを使用した。さらに、ガラス製ピペットを使用した。
2.ブリーディング率の測定手順を以下に説明する。(1)ポリエチレン袋の中にブリーディング率測定用試料を約20mmの高さまで入れた。(2)水を400ml入れたメスシリンダーの中に、試料を入れたポリエチレン袋を静かにかつ空気が混入しないように挿入した。(3)メスシリンダー中の水面と試料面とが一致するまで袋を下げ、このときのメスシリンダーの読みから400mlを差し引くことにより、試料の体積V(ml)を求めた。(4)ポリエチレン袋の上端を結び、袋を吊して静かに放置した。(5)測定開始から3時間を経過した後、ピペットを用いて試料上面のブリーディングによる水を吸い取り、吸い取った水を20mlのメスシリンダーに入れて水量B1(ml)を測定した。吸い取った水は、試料上面に戻す。(6)測定開始から20時間以上を経過した後、ピペットを用いて試料上面のブリーディングによる水を吸い取り、吸い取った水を20mlのメスシリンダーに入れて水量B2(ml)を測定した。(7)測定は3個以上の試料について行った。
3.ブリーディング率は、次式によって算出した。3時間経過した後のブリーディング率(%)=B1/V×100、20時間経過した後のブリーディング率(%)=B2/V×100、測定した試料のブリーディング率は3%以下であり、試料のブリーディング率を充填材10のブリーディング率とした。
充填材10によって形成された障壁14の一軸圧縮試験によって求めた圧縮強さは、50〜5000KN/mの範囲にある。障壁14の圧縮強さが50KN/m未満では、地層28の重量が障壁14にかかったときに、障壁14が崩壊してしまう場合があり、障壁14がその形態を保持し得ない場合がある。この充填材10は、それによって形成された障壁14の圧縮強さが前記範囲にあるから、地層28の重量が障壁14にかかったとしても、障壁14が崩壊することはなく、障壁14の形態を十分に保持することができ、空洞11を確実に埋めることができる。障壁14の圧縮強さは、JIS A 1216に準拠して測定した。なお、障壁14の圧縮強さの測定方法は、以下のとおりである。
1.圧縮強さ測定用器具には、一軸圧縮試験機を使用した。圧縮強さ測定用試料には、充填材10を型に入れて硬化させた円柱状のそれ(直径:50mm、高さ:直径の1.8〜2.5倍)を使用した。
2.圧縮強さの測定手順を以下に説明する。(1)試料を一軸圧縮機の下部加圧板の中央に置き、試料に圧力が加わらないように上部加圧板を試料に密着させた。その後、変位計、荷重計の原点を調節した。(2)毎分1%の圧縮ひずみが生じる割合を標準として連続的に試料を圧縮した。(3)圧縮中に圧縮量ΔH(cm)と圧縮力P(N)を測定した。圧縮量と圧縮力との測定間隔は、応力−ひずみ曲線を滑らかに描くことができる程度とした。(4)圧縮力が最大となってから、引き続きひずみが2%以上生じたか、または、圧縮力が最大値の2/3程度に減少したか、あるいは、圧縮ひずみが15%に達したときに圧縮を終了した。
3.圧縮強さの計算を以下に説明する。(1)試料の圧縮ひずみε(%)は、次式によって算出した。ε(%)=圧縮量ΔH/H×100、ここで、Hは、圧縮する以前の試料の高さ(cm)である。(2)圧縮ひずみがε(%)のときの試料の圧縮応力σ(KN/m)は、次式によって算出した。σ(KN/m)=P/A×(1−ε/100)×10、A=πD /4、ここで、Pは圧縮ひずみがεのときに試料に加えられた圧縮力(N)、Aは圧縮する以前の試料の断面積(cm)であり、Dは圧縮する以前の試料の直径(cm)である。測定した試料の圧縮強さは50〜5000KN/mであり、試料の圧縮強さを障壁14の圧縮強さとした。
この充填材10は、粉末急結剤18の作用によって、空洞11への注入後にそれが直ちに硬化するから、充填材10によって空洞11の上下端12,13間につながる急勾配の障壁14を作ることができる。充填材10は、それが空洞11に順次注入されて積み重なったとしても、空洞11の下方に位置する充填材10が四方へ広がり難く、充填材10によって空洞11内に20%以上の勾配を有する障壁14を確実に作ることができる。充填材10は、それを使用することで急勾配の障壁14を作ることができるから、緩やかな勾配の障壁と比較し、障壁14における充填材10の使用量を少なくすることができ、余分な充填材10を消費することはなく、それによって、工費や材料費を節約することができるとともに、工期を短縮することができる。充填材10は、セメント系固化材16によって粘性が増加した第1成分に第2成分を混合することで充填材10の流動性を一時的に上昇させることができるから、充填材10の空洞11への注入作業を容易に行うことができる。
図1〜図5では、充填材10を空洞11の上端12から下端13に向かって注入しているが、充填材10の注入時に充填管30を空洞11の下端13まで挿入し、空洞11に充填材10を注入しつつ、充填管30を空洞11の下端13から上端12に向かって徐々に上昇させて障壁14を作ることもできる。また、図1〜図5では、空洞11への充填材10の注入に充填管30を使用しているが、充填管30は必ずしも必要ではなく、地表27と空洞11との間の地層28をボーリングして空洞11につながる注入孔29を作り、注入孔29の地表27側に形成された開口から空洞11に向かって充填材10を直接注入することもできる。
一例として示す充填材製造設備の概略図。 充填材によって空洞内に障壁を形成する様子を時系列で示す図。 充填材によって空洞内に障壁を形成する様子を時系列で示す図。 空洞内に形成された障壁の正面図。 障壁の間にさらに別の充填材を注入する様子を示す図。
符号の説明
10 空洞充填材
11 空洞
12 上端(天井)
13 下端(床)
14 障壁
14A,14B 障壁
15 土質材料
16 セメント系固化材
17 水
18 粉末急結剤
19 水

Claims (5)

  1. 空洞内に注入され、前記空洞内で硬化することによって該空洞の上下端間につながる障壁を形成する空洞充填材において、
    前記充填材が、土質材料とセメント系固化材と水とを混合した第1成分に、粉末急結剤と水とを混合した第2成分を混合した混合物であり、前記充填材から形成された前記障壁の前記上下端間の勾配が、20%以上であることを特徴とする前記空洞充填材。
  2. 前記充填材の全容積に対する前記土質材料の混合比率が10〜40%、前記充填材の全容積に対する前記セメント系固化材の混合比率が1〜10%、前記第1成分を構成する水の前記充填材の全容積に対する混合比率が39〜88%の範囲にあり、前記充填材の全容積に対する前記粉末急結剤の混合比率が0.3〜1.5%、前記第2成分を構成する水の前記充填材の全容積に対する混合比率が0.7〜9.5%の範囲にある請求項1に記載の空洞充填材。
  3. コンシステンシー試験のうちのP漏斗法によって求めた前記第1成分と前記第2成分とのコンシステンシーが、7〜20秒(流下時間)、前記コンシステンシー試験のうちのシリンダー法によって求めた前記第1成分と前記第2成分とのコンシステンシーが、160〜300mmの範囲にあり、前記第1成分と前記第2成分とを混合した後の2分以内における前記充填材のフロー試験によって求めたコンシステンシーが、100〜180mmの範囲にある請求項1または請求項2に記載の空洞充填材。
  4. 前記充填材のポリエチレン袋法によって求めたブリーディング率が、3%以下である請求項1ないし請求項3いずれかに記載の空洞充填材。
  5. 前記充填材によって形成された前記障壁の一軸圧縮試験によって求めた圧縮強さが、50〜5000KN/mである請求項1ないし請求項4いずれかに記載の空洞充填材。
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