JP2007196630A - Tダイ - Google Patents

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利彦 金山
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【課題】リップ部の耐摩耗性や耐食性を確保するのに際して、成形物に異物の混入やスジの発生を招いたり、徒にコスト高となったりすることがなく、そしてたとえ長尺のTダイであってもリップ部に撓みや歪みが生じるのを抑えることができて、これによりムラのない高い膜厚精度の成形物を製造することが可能な長寿命のTダイを提供する。
【解決手段】 ダイ本体1に形成されたスリット4の開口端縁にリップ部7,8が設けられて、スリット4を通して供給される加熱された溶融材料をリップ部7,8から吐出するTダイであって、ダイ本体1を鋼材により形成するとともにリップ部7,8は超硬合金により形成し、これらダイ本体1を形成する鋼材とリップ部7,8を形成する超硬合金とを略等しい熱膨張係数とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、樹脂フィルム類を溶融押し出し成形により製造する場合などに用いられるTダイに関するものである。
このようなTダイを用いた溶融押し出し成形による樹脂フィルム類の製造工程では、ペレット状プラスチックなどの高分子有機材料を押出機においてスクリュー等により粉砕、混和するとともに加熱、溶融してTダイに供給し、この加熱された溶融材料を、Tダイのスリットを通してその開口端縁のリップ部間から吐出することにより膜状に押し出すようにしている。ここで、製造される成形物の膜厚精度等は、溶融材料が吐出するスリット開口端縁のリップ部の精度により影響を受けるので、このリップ部には溝幅偏差が良好であることや溝幅調整が容易であること、またリップ部の温度が均一であること、さらには溶融材料と接触する流下面の耐摩耗性や耐食性が良好であることなどが求められる。
このような要求のうち特に耐摩耗性や耐食性を満足する材質としてWC(炭化タングステン)を主成分とする超硬合金が知られており、特許文献1〜3にはダイ(口金)をこの超硬合金により製造することが、また特許文献4にはリップの材質を超硬合金としたダイが記載されている。その一方で、特許文献5には、このような超硬合金によって製作したリップ部は弾性を利用しての真直度の修正が困難であることを鑑みて、リップ部にセラミックスコーティング層を形成することが提案されており、さらに特許文献6には、JIS G 4051に規定されるS45C材よりなる金型母材の少なくとも溶融材料と接触する部分を、低温CVD法により炭化タングステンのセラミックスでコーティングすることが提案されている。
特開平10−264227号公報 特開2001−170987号公報 特開2002−120268号公報 特開2000−334354号公報 特開平6−121953号公報 特開平10−166419号公報
しかしながら、このうちまず特許文献5、6に提案されたようなセラミックスコーティング層として炭化タングステンがリップ部に被覆されたTダイでは、たとえ特許文献6のように低温CVD法によってコーティングされたものであってもこのコーティング層が剥がれてしまうおそれがあり、剥がれたコーティング層は異物として製造された成形物に紛れてしまう一方、リップ部には微小ながらも凹みが生じてこれが成形物の表面に転写されるためスジが発生してしまう。また、このようにコーティングされたリップ部の剛性や強度は、コーティングが施されるこのリップ部自体の母材の剛性や強度に左右されてしまうため、リップ部を含めたTダイ全体の母材が特許文献6に記載されたS45C材のようなものであると、特に幅広の成形物を製造するためにリップ部の長さが長くされた長尺のTダイでは、ダイごとリップ部に撓みが生じてしまって所定の真直度等を確保することが困難となり、製造された成形物の膜厚が不均一になる等のおそれがある。
しかるに、この点、理想的にはリップ部を含めたTダイ全体を、上述のように耐摩耗性や耐食性を満足するとともに高い剛性や強度をも兼ね備えた超硬合金によって形成することが望ましいのであるが、かかる超硬合金は高価である上、高剛性、高強度であるために難加工材であって、リップ部を初めとする各部を所定の寸法精度に成型するには費用と時間がかかり、特に長尺のTダイの場合には著しくコスト高となってしまうため、現実的ではない。
一方、例えば精度が要求されるリップ部のみを超硬合金により形成して、他のダイの本体部分は安価で加工性のよい鋼材により形成したとしても、上述のようにTダイにおいては加熱されて溶融した樹脂材料がスリット内を流下してリップ部から吐出するため、ダイ本体やリップ部の温度上昇により熱膨張することから、単にリップ部を一般的な超硬合金材料で、またダイ本体を一般的な例えば炭素鋼等の鋼材で形成しただけでは、その熱膨張率がリップ部とダイ本体とで異なるためにリップ部に歪みが発生してしまい、やはり精度低下等が生じて所定の膜厚精度の成形物を製造することができなくなってしまう。そして、このような歪みは、やはりTダイが長尺となるほど大きくなって、場合によっては応力集中によりリップ部が破損するなどダイ寿命の低下を招くことになるため、幅の小さい成形物を製造したりする短尺のTダイにしか適用することができない。
本発明は、このような背景の下になされたもので、リップ部の耐摩耗性や耐食性を確保するのに際して、成形物に異物やスジの発生を招いたり、徒にコスト高となったりすることがなく、そしてたとえ長尺のTダイであってもリップ部に撓みや歪みが生じるのを抑えることができて、これによりムラのない高い膜厚精度の成形物を製造することが可能な長寿命のTダイを提供することを目的としている。
上記課題を解決して、このような目的を達成するために、本発明は、ダイ本体に形成されたスリットの開口端縁にリップ部が設けられて、上記スリットを通して供給される加熱された溶融材料を上記リップ部から吐出するTダイであって、上記ダイ本体が鋼材により形成されるとともに、上記リップ部は超硬合金により形成され、これらダイ本体を形成する鋼材とリップ部を形成する超硬合金とが略等しい熱膨張係数とされていることを特徴とする。
このような構成のTダイでは、リップ部が超硬合金により形成されているため、耐摩耗性および耐食性が高く、その寿命の長期化を図ることができるのは勿論、高剛性、高強度であるのでTダイが長尺となっても撓みを抑制することができ、しかもリップ部先端をシャープなエッジ状とすることができるので、高い真直度等の精度を得ることが可能となる。また、難加工材である超硬合金製のリップ部はスリットの開口端縁に設けられているだけであって、ダイ本体は鋼材により形成されているので、Tダイ全体としては長尺であってもその加工が容易であるとともに安価であり、さらにたとえリップ部が摩耗してもダイ本体はそのままにリップ部を取り外して再研磨したり交換したりすることも可能となるので、いっそうの寿命延長と低コスト化とを促すことができる。
そして、例えばこのダイ本体を形成する鋼材を、平均熱膨張係数が0〜500℃の範囲で10×10−6/℃以下であり、かつヤング率が0〜500℃の範囲で120kN/mm以上である合金とするとともに、上記リップ部を形成する超硬合金は、そのWCの平均粒径を10μm以下としたりすることによって、これらダイ本体を形成する鋼材とリップ部を形成する超硬合金とを略等しい熱膨張係数とすることにより、ダイ本体のスリットを通ってリップ部から吐出する加熱溶融材料によって温められてこれらリップ部とダイ本体とが熱膨張しても、リップ部とダイ本体との間に歪みが生じるのを抑制することができる。従って、上記構成のTダイによれば、このような歪みによる真直度の低下やリップ部の破損を防いで、吐出される成形物の膜厚が均一で、より高精度の押し出し成形を長期に亙って安定して促すことが可能となる。
ここで、上記ダイ本体を形成する鋼材とリップ部を形成する超硬合金との熱膨張係数は厳密に一致していなくてもよく、温度にもよるがその差が例えば±0.5×10−6/℃の範囲内であればよい。特にダイ本体を形成する鋼材とリップ部を形成する超硬合金とがそれぞれ上述のような組成である場合には、互いの熱膨張係数自体が0〜350℃で8.0×10−6/℃以下と小さく、すなわち熱膨張による変形自体を小さく抑えることができるので、さらにいっそう高精度の押し出し成形加工を図ることが可能となる。
図1は本発明のTダイの一実施形態を示す断面図である。本実施形態のTダイは、そのダイ本体1が複数(本実施形態では2つ)の本体部材2,3により構成され、ダイ本体1の先端側(図1において下側)においてこれらの本体部材2,3の側面2A,3A同士が間隔をあけて互いに対向することにより、これらの側面2A,3Aの間に、このダイ本体1の先端に開口する溝状のスリット4が、当該ダイ本体1の長手方向(図1の図面に直交する方向)に延びるように画成される。
ここで、このスリット4の後端側(図1において上側)には、上記長手方向に延びる断面円形状のマニホールド5が形成されてスリット4に連通させられるとともに、このマニホールド5には、上記長手方向の適宜箇所においてダイ本体1の後端面1Aから延びる供給口6が連通させられている。この供給口6は図示されない押出機に接続されていて、この押出機において粉砕、混和させられるとともに加熱されることにより溶融した例えば高分子有機材料の溶融材料が、該供給口6からダイ本体1に供給され、上記マニホールド5を介してダイ本体1の長手方向に給送されるとともに、スリット4を通ってそのダイ本体1先端側の開口端縁から吐出させられる。
このダイ本体1の先端側においては、両本体部材2,3の上記側面2A,3Aとは反対側の側面が先端側に向かうに従いスリット4側に向かうように傾斜させられて先細り形状とされており、ただしその突端面はスリット4に直交する平面状とされている。そして、スリット4の開口端縁となるこの突端面と上記側面2A,3Aとの交差稜線部には、それぞれの本体部材2,3にリップ部7,8が各々設けられている。
これらのリップ部7,8は、本体部材2,3とは別体に形成された平板状のリップ部材9,10を、本体部材2,3の上記交差稜線部2B,3Bに、本実施形態では例えばセラミックス系接着剤による接着等によって接合することにより、各本体部材2,3と一体化されて上記開口端縁に設けられている。こうして設けられたリップ部7,8は、本体部材2,3の上記側面2A,3Aの先端側に連なって互いに対向する側面7A,8Aがあり、上記長手方向にはスリット4の全長に亙って延びるように配設されている。なお、このリップ部7,8の側面7A,8Aは、ダイ本体1の本体部材2,3の上記側面2A,3Aと面一に研磨されていてもよい。
そして、ダイ本体1は、上記本体部材2,3が鋼材により形成されるとともに、リップ部7,8は、上記リップ部材9,10が超硬合金により形成されており、ただしこれらダイ本体1を形成する鋼材とリップ部7,8を形成する超硬合金とが略等しい熱膨張係数とされている。ここで本実施形態では、ダイ本体1を形成する鋼材が、例えばC:0.06wt%以下、Si:0.35wt%以下、Mn:1.00wt%以下、S:0.015wt%以下、Ni:36.0〜40.0wt%、Cr:1.00wt%以下、Fe:残、Cu:0.50wt%以下、その他Al0.30〜1.15wt%、B:0.012wt%以下、Cb:2.40〜3.50wt%、Co:13.0〜17.0wt%、Ti:1.00〜1.25wt%のような組成を有して、その平均熱膨張係数が0〜500℃の範囲で10×10−6/℃以下であり、かつヤング率が0〜500℃の範囲で120kN/mm以上とされる析出硬化Ni−Fe−Co合金(低膨張合金)であるとともに、リップ部7,8を形成する超硬合金は、WC(炭化タングステン)の平均粒径を10μm以下としている。また、特にこのような組み合わせとすることにより、これらダイ本体1を形成する鋼材とリップ部7,8を形成する超硬合金の熱膨張係数は、例えば300℃でともに8.0×10−6/℃以下とされていて、本実施形態では両者とも約7.7×10−6/℃とされている。
このように、上記構成のTダイでは、スリット4が画成されたダイ本体1が鋼材により形成されるとともに、このスリット4先端の開口端縁に設けられるリップ部7,8は超硬合金により形成されているので、Tダイ自体がその長手方向に長尺のものであっても、その大部分を占めるダイ本体1においては、良好な加工性を確保して加工時間や労力を軽減するとともに素材自体が安価であることから、低コスト化を図ることができる一方、成形される成形物の膜厚等の精度に大きな影響を及ぼすリップ部7,8にあっては、剛性および強度の向上を図って撓みを抑制し、高精度の成形を促すことが可能となる。
また、こうしてリップ部7,8が高剛性、高強度の超硬合金によって形成されることにより、該リップ部7,8先端のエッジを鋭利なシャープエッジとすることができ、高い真直度を確保して均一な厚さの成形物の成形を行うことが可能となる。勿論、このリップ部7,8に高い耐摩耗性および耐食性を確保してTダイの寿命の延長を図ることもでき、さらにリップ部7,8自体が超硬合金製であるため、セラミックスコーティングのように剥離による成形品への異物の混入や成形品にスジが発生するのも防ぐことができて、より高品位の成形品を製造することが可能となる。
そして、これらダイ本体1を形成する鋼材とリップ部7,8を形成する超硬合金とが、本実施形態ではそれぞれ上述のような組成とされることにより、その熱膨張係数が略等しくなるようにされているので、加熱されて溶融した高温の溶融材料がダイ本体1の上記スリット4を通してリップ部7,8から吐出されるTダイにあって、この溶融材料により温められることでダイ本体1とリップ部7,8が熱膨張を生じても、このような熱膨張によって特にリップ部7,8に歪みが生じたりするのを抑えることが可能となる。このため、上記構成のTダイによれば、このような熱膨張による歪みによってリップ部7,8の上述した高い真直度が損なわれるのを防ぐことができ、すなわち成形時にもリップ部7,8間のスリット4の溝幅偏差を良好に維持することができるので、成形された成形物に膜厚ムラが生じたりするのを防いで確実に高精度、高品位の成形を行うことが可能となる。これは、特にスリット4の上記長手方向の寸法が例えば1m以上になるような長尺のTダイにおいて、特に効果的である。
また、このように熱膨張による歪みが抑制されるため、例えば本実施形態のようにリップ部7,8を形成する超硬合金製のリップ部材9,10が鋼製のダイ本体1に接着剤等により接合されている場合でも、歪みによってリップ部7,8に無理な力が作用して応力集中により破損が生じたりすることも防ぐことができ、Tダイとしてのいっそうの長寿命化を図ることが可能となる。その一方で、長期の使用によりこれらリップ部7,8に摩耗が生じても、本実施形態では接着剤を溶剤等により除去してリップ部材9,10をダイ本体1の本体部材2,3から取り外し、これを再研磨したり新たなリップ部材9,10と交換したりすることにより、ダイ本体1はそのままに再利用することができるので、いっそうの低コスト化と寿命の延長とを図ることも可能となる。
しかも、本実施形態ではダイ本体1を形成する鋼材とリップ部7,8を形成する超硬合金とがそれぞれ上述のような組成とされて、互いの熱膨張係数自体が例えば300℃で8.0×10−6/℃以下と熱膨張率が低くなるようにされているので、溶融材料により温められたときの変形そのものも小さく抑えることができる。このため、成形時におけるスリット4の溝幅偏差をさらに良好にして、より高精度の押し出し成形加工を図ることが可能となる。
なお、本実施形態では上述のように、リップ部7,8を形成する超硬合金製のリップ部材9,10が、接着剤によって各本体部材2,3の上記交差稜線部2B,3Bに接合されてダイ本体1と一体化されているが、例えば脱落防止などのために、リップ部材9,10の上記側面7A,8Aとは反対の側面にネジ孔のついたクランプ駒を取り付けるとともに、本体部材2,3の上記側面2A,3Aとは反対側の側面からクランプネジを挿通して上記ネジ孔に螺着することにより、クランプ方式によってリップ部材9,10を本体部材2,3に取り付けるようにしてもよく、またこのクランプ方式と接着剤等による接合とを併用するようにしてもよい。
また、スリット4の上記長手方向両端における開口端縁には、吐出される成形物の幅を、このスリット4の長手方向の寸法を調整することによって拡縮する、ディッケルと称される調整機構が備えられていてもよい。さらに、本実施形態では上述のようにダイ本体1を形成する鋼材とリップ部7,8を形成する超硬合金とが略等しい熱膨張係数とされることで、このリップ部7,8の真直度の低下が防がれているが、さらにこれにスリット4の溝幅を調整する溝幅調整機構を備えれば、よりいっそう高精度の成形を促すことも可能となる。さらにまた、本実施形態ではこれらリップ部7,8が超硬合金により形成されることで、その先端をシャープエッジとなるようにすることができるが、例えば吐出される溶融材料の液離れを考慮した場合には、これらリップ部7,8のフロントエッジやバックエッジに面取り加工やR形状加工を施したりしてもよい。
本発明のTダイの一実施形態を示す、該Tダイの長手方向に直交する断面図である。
符号の説明
1 ダイ本体
2,3 本体部材
2A,3A 本体部材2,3の互いに対向する側面
2B,3B 本体部材2,3の突端面と側面2A,3Aとの交差稜線部
4 スリット
5 マニホールド
6 供給口
7,8 リップ部
7A,8A リップ部7,8の互いに対向する側面
9,10 リップ部材

Claims (3)

  1. ダイ本体に形成されたスリットの開口端縁にリップ部が設けられて、上記スリットを通して供給される加熱された溶融材料を上記リップ部から吐出するTダイであって、上記ダイ本体が鋼材により形成されるとともに、上記リップ部は超硬合金により形成され、これらダイ本体を形成する鋼材とリップ部を形成する超硬合金とが略等しい熱膨張係数とされていることを特徴とするTダイ。
  2. 上記ダイ本体を形成する鋼材は、平均熱膨張係数が0〜500℃の範囲で10×10−6/℃以下であり、かつヤング率が0〜500℃の範囲で120kN/mm以上である合金からなり、上記リップ部を形成する超硬合金は、WCの平均粒径を10μm以下としたことを特徴とする請求項1に記載のTダイ。
  3. 上記ダイ本体を形成する鋼材と上記リップ部を形成する超硬合金の熱膨張係数が、0〜350℃で8.0×10−6/℃以下であり、差が±0.5×10−6/℃以内とされていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のTダイ。
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