JP2007196119A - 攪拌装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】攪拌対象物であるワークのセッティング時において、その重心を回転軸の軸芯に対し一致させるという面倒な作業を伴わなくても、高効率に内容物の攪拌ができる攪拌装置を提供する。
【解決手段】攪拌装置は、回転駆動力を発生する駆動源と、攪拌対象物を保持した状態で駆動源からの回転駆動力を受けて回転するホルダーと、駆動源が取付けられるベースとを有する。
駆動源は、ベースに対し、第1の緩衝部材と第2の緩衝部材とを介した状態で取り付けられている。そして、第1の緩衝部材と第2の緩衝部材とは、駆動源とベースとの間において、ともにホルダーの回転軸芯に対し交差する軸方向であって、且つ、互いに交差する軸方向となるように介挿されている。
【選択図】図3

Description

本発明は、攪拌装置に関し、特に、装置の防振技術に関する。
薬品や食品などの製造に際しては、複数の材料を混合したり、粒状物を粉砕したりするのに攪拌装置が使用されることがある。例えば、攪拌装置には、攪拌対象であるワークを投入する容器内にスクリューを装備し、このスクリューを回転させることでワークを攪拌する構成の装置や(例えば、特許文献1を参照。)、容器内にはスクリューを装備せず、ワークを入れた容器自体を回転させ、一定時間毎に回転方向を反転させる構成の装置(例えば、特許文献2を参照。)などがある。
ところで、薬品や食品などの製造に際しては、容器への移し替えなどにおける異物(不純物)の混入や、容器の清掃などを含む作業の煩雑さなどの観点から、薬品や食品の製造に係る材料を入れた容器そのものを用い、これを回転させて攪拌する装置が用いられることがある。例えば、生卵の卵黄と卵白とを攪拌するのに、卵の殻そのものを攪拌容器として用いる装置が提案されている(例えば、特許文献3、4を参照)。
上記特許文献3、4での提案を参考として、攪拌用の容器を別途用意しない構成の従来技術に係る攪拌装置について、図8を用い説明する。なお、図8で示す装置は、生卵をワーク550とする点では、上記特許文献3、4と同様であるが、以下の説明に係る装置では、攪拌効率を考慮して回転軸に対し卵の長軸が直交するように載置するものとしている。
図8に示すように、上記特許文献3、4で提案されている装置は、ケース510に接合されたモータ530と、このモータ530の回転駆動軸に接続されたホルダー520とから構成されている。ホルダー520は、ワーク550を載置することができるように上方部分が刳りぬかれた部分を有し、また、モータ530の駆動軸に対しては間にベースブロック522などが介挿された状態で接続されている。
図8に示す従来技術に係る攪拌装置では、ホルダー520にワーク550を載置した状態で、モータ530を回転させ、一定時間毎にモータ530の回転方向を切り換えることで、高効率に殻付きのままの状態の生卵の卵黄と卵白とを攪拌できる。
特許第3072467号公報 特開2002−1084号公報 実用新案登録第1632607号公報 特許第2774462号公報
しかしながら、上記特許文献3、4をはじめとする従来技術に係る攪拌装置では、図8に示すように、攪拌動作前の状態におけるワーク550の重心位置(Y軸方向)と、モータ530の駆動軸、即ち、ホルダー520の回転軸の軸芯とにズレを有するため、装置に大きな振動が発生し、攪拌作業が円滑に実施できない事態が生じることがある。また、上記特許文献3、4などのようにワーク550として生卵を適用する場合には、装置の振動が生卵にも伝達されることで、攪拌の初期で殻が割れてしまうという問題も生じ得る。
なお、上記のような、攪拌動作前の状態におけるワーク550とホルダー520の回転軸芯(モータ530の駆動軸の軸芯)との間の偏芯は、ワーク550が生卵である場合に限らず発生する。例えば、顔料と溶剤とが互いに分離した状態で収納されたボトルを、攪拌対象物(ワーク550)とする場合にも、攪拌動作前にワークと回転軸芯とが偏芯することになる。また、歪な形状をした容器(例えば、化粧品の瓶など)などに入れられた材料をワークとする場合にも、同様の問題を生じることになる。
ここで、ワーク550の重心を予め検出しておき、回転軸芯に対しワーク550の重心が一致するように、ワーク550のセッティングを行えば、上記装置の振動という問題を生じ得ないと考えられるが、このようなセッティングを行うためには、ワーク550の重心を検出するためのイメージセンサなどの高価な機器を必要とし、また、そのための工数も必要となる。よって、量産時における攪拌作業を行う必要がある場合に等においては、上記作業を伴う攪拌方法を実際に採用することはできない。
本発明は、上記問題を解決するためになされたものであって、攪拌対象物であるワークのセッティング時において、その重心を回転軸芯に対し一致させるという面倒な作業を伴わなくても、高効率に内容物の攪拌ができる攪拌装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る攪拌装置は、回転駆動力を発生する駆動源と、攪拌対象物を保持した状態で駆動源からの回転駆動力を受けて回転するホルダーと、駆動源が取付けられるベースとを有するものであって、次の構成を特徴とする。
本発明に係る攪拌装置は、駆動源を第1および第2の緩衝部材を介した状態でベースに取り付け、駆動源とベースとの間において、第1の緩衝部材と第2の緩衝部材とを、ともにホルダーの回転軸芯に対し交差する軸方向であって、且つ、互いに交差する軸方向に介挿することを構成上の特徴とする。
なお、上記における「ベース」とは、装置のケースであってもよいし、構成上の基準となるフレームやベースプレートなどでもよい。
上記のように、本発明に係る攪拌装置では、駆動源がベースに対し、上記の各軸方向に設定された第1の緩衝部材と第2の緩衝部材とを介して取り付けられている。このため、本発明に係る攪拌装置では、ホルダーに対し攪拌対象物(ワーク)をセッティングした状態(攪拌動作前の状態)において、ワークの重心がホルダーの回転軸芯に対しズレを有する(偏芯した)状態にあるときでも、攪拌動作初期の振動が、上記第1の緩衝部材と第2の緩衝部材によって確実に吸収される。そして、本発明に係る攪拌装置では、上記攪拌動作初期における振動が第1の緩衝部材と第2の緩衝部材とで吸収されるので、装置のベースが振動することがなく、また、例えばワークとして殻付き生卵などの壊れやすい物を適用するような場合にあっても、振動に起因して卵の殻が割れてしまうような事態を生じ得ない。
なお、本発明者は、本発明に係る攪拌装置の開発段階において、例えばゴムブッシュのような緩衝部材を回転軸軸と一致する軸方向に介挿して駆動源をベースに取付ける、という構成についても試してみたが、攪拌動作初期における振動を十分に吸収しきれないことを確認している。本発明に係る攪拌装置と上記試作装置との間で上記振動に対する効果に差異が生じる原因については、詳細な解析を実施していないが、駆動源とベースとの間における緩衝部材の介挿形態に起因するものと考えられる。
本発明に係る攪拌装置では、次のようなバリエーションを採用することができる。
(1)上記本発明に係る攪拌装置では、駆動源とベースとの間に中間フレームを介挿しておき、上記第1の緩衝部材を駆動源と中間フレームとの間に介挿し、且つ、第2の緩衝部材を中間フレームとベースとの間に介挿するという構成を採用することができる。
(2)上記本発明に係る攪拌装置では、上記構成に加えて、次のような構成を含むものとすることができる。
a)差動部;延出された2つの出力軸を有し、駆動源からの回転駆動力を受けて前記2つの出力軸に対し、回転駆動力を差動的に伝達する。
b)ブレーキ部;上記差動部における2つの出力軸の各々に対し作用し、当該2つの出力軸の回転を交互に停止させる。
c)回転方向切り換え部;差動部における2つの出力軸とホルダーとの間に介挿され、当該介挿された側の出力軸の回転方向を正逆切り換えてホルダーに伝達する。
(3)上記本発明に係る攪拌装置では、差動部における2つの出力軸の内、一方の出力軸に回転方向切り換え部が介挿された状態でホルダーを取付けておき、他方の出力軸にフライホイールを取付けた構成とすることができる。
(4)上記(2)または(3)に係る攪拌装置では、上記構成にさらに加え次のような構成を含むものとすることができる。
d)制御部;予め格納された駆動シーケンスに基づき、駆動源、差動部、ブレーキ部および回転方向切り換え部の各々に対し、制御信号を送出する。
ここで、本発明に係る攪拌装置では、制御部に対し、ブレーキ部を作動して2つの出力軸の内の一方の出力軸の回転を停止させ、当該停止状態の出力軸に連結された回転方向切り換え部に、回転方向の正/逆切り換えを実行させるための制御信号を送出する、という機能を担わせる。
(5)上記本発明に係る攪拌装置では、上記第1の緩衝部材および第2の緩衝部材の具体例として、ゴムブッシュなどを採用することができる。
以下では、発明を実施するための最良の形態について、図面を参酌しながら説明する。なお、以下の説明で用いる形態は、あくまでも本発明の一例とするものであって、本発明がこれらの形態に限定を受けるものではない。
(実施の形態1)
1.概略構成
実施の形態1に係る攪拌装置1の概略構成について、図1を用い説明する。
図1に示すように、本実施の形態1に係る攪拌装置1は、略方形状のケース10を有し、当該ケース10の上面10UFに、ホルダー20が配されている。ホルダー20には、Z軸方向上側から下向きに凹部20aが形成されており、その中にクッション材21が填め込まれている。
図1に示すように、ホルダー20の凹部20aに填め込まれるクッション材についても、その中央部分が凹入した形状となっている。ここで、ホルダー20とケース10の上面10UFとの間は、直に接合されていない。この部分に係る形状等については、後述する。
また、ケース10の上面10UFには、一部が切り欠かれた円筒形のカバーガイド12と角柱形状のカバーガイド13とが取り付けられている。これらカバーガイド12、13は、図1の二点鎖線で示すカバーをガイドするものである。カバーは、上述のホルダー20の周りを取り囲むように配される覆いである。
攪拌装置1におけるケース10は、その一部が斜面となった操作面10FFが形成されている。操作面10FFには、操作用のスイッチ111やインジケータランプ112などからなる操作部11が設けられている。操作部11におけるスイッチ111やインジケータランプ112は、ケース10の内方に設けられた制御部(図示を省略)に接続されている。
2.要部構成
次に、本実施の形態に係る攪拌装置1の要部構成について、図2および図3を用い説明する。図2は、攪拌装置1の要部を示す模式断面図であり、図3は、図2に示す装置要部のA矢視図である。
図2に示すように、攪拌装置1においては、ケース10の内方に駆動源であるモータ30が収納されており、モータ30の駆動軸30aは、ケース10の上面10UFに設けられた開口10aよりケース10の外方に延出されている。モータ30の駆動軸30aには、角柱状のベースブロック22が取り付けられている。なお、図2においては、ベースブロック22とモータ30の駆動軸30aとは分離した状態として表しているが、実際の装置においては、ベースブロック22のZ軸方向下側にあけられた孔22aに駆動軸30aが挿入され、ネジ孔22bにネジ23が締め込まれることで、互いの間が固定されている。
ホルダー20のZ方向下側には、ベースブロック22の上方の一部が挿嵌可能な受け入れ部20bが形成されている。ホルダー20の受け入れ部20bの形状およびサイズは、ベースブロック22に挿嵌した際において、互いの間がモータ30の回転駆動力などでは容易に抜けなく、且つ、ユーザが着脱することは容易な程度に設定されている。
また、ホルダー20は、その外周部分において、Z軸方向下向きに突出状態に形成されたスカート部20cを有する。そして、ケース10の上面10UFにおける開口10aを臨む縁は、Z軸方向上向きに突出する状態に、フランジ部10cが形成されている。ホルダー20のスカート部20cとケース10のフランジ部10cとは、組立状態で互いに干渉しないように形成されており、開口10aの径方向において、ケース10のフランジ部10cがホルダー20のスカート部20cよりも内側となるように形成されている。
次に、モータ30は、駆動側フレーム31に取り付けられており、この駆動側フレーム31は、ケース10の上面10UFの内側に接合されたベースフレーム34に対し、ゴムブッシュ33、35および中間フレーム32が間に介挿された状態で取り付けられている。モータ30は、Z軸方向上向きに延出された駆動軸30aを有し、この駆動軸30aは、駆動側フレーム31およびケース10の上面10UFの各々にも受けられた開口31a、10aから突き出る形態となっている。そして、駆動軸30aには、上記ベースブロック22の取付け孔22aに挿入され、2つのネジ孔22bにネジ23を締め込むことで、結合されるようになっている。
図3に示すように、モータ30が接合された駆動側フレーム31は、中間フレーム32に対し、Y軸方向に架設された4つのゴムブッシュ33が介挿された状態で取り付けられている。中間フレーム32は、”口”の字形状を有しており、その内方にモータ30および駆動側フレーム31を収納する状態となっている。
中間フレーム32は、ベースフレーム34に対し、X軸方向に架設された4つのゴムブッシュ35が介挿された状態で取り付けられている。
ゴムブッシュ33とゴムブッシュ35とは、互いに交差する状態を以って設けられており、ともに、Z軸方向に対し交差する方向に架設されている。ゴムブッシュ33、35が交差する方向であるZ軸方向は、装置1の静止時におけるモータ30の駆動軸30aの延出方向に合致するものである。ない、本実施の形態においては、モータ30の駆動軸30aはベースブロック22に直結され、このベースブロック22の上方にホルダー20が装着されることになるので、ゴムブッシュ33、35の架設(介挿)方向は、ホルダー20の回転軸芯に対し交差する方向であるといえる。
上述のように、本実施の形態に係る攪拌装置1では、ケース10に対するモータ30の取り付けが、モータ30の駆動軸30aの延出方向に対し交差する方向に設定されたゴムブッシュ33、35を介した状態となっており、さらに、互いに交差する方向に配されたゴムブッシュ33とゴムブッシュ35とが、間に中間フレーム32を挟む状態で介挿されている。
図2に戻って、本実施の形態に係る攪拌装置1では、ケース10の上面10UFにおいて、開口10aを臨む縁部分10cが衝立状に起立した状態に形成されており、これに相応して、ホルダー20にスカート20cが形成されている。装置1の組立時においては、ホルダー20のスカート部20cが、ケース10における縁部分10cの外側を取り囲むように位置する。
3.攪拌装置1の駆動およびその優位性
本実施の形態に係る攪拌装置1の駆動および優位性について、図4を用い説明する。図4は、攪拌装置1のホルダー20に攪拌対象物である殻付きの生卵(ワーク)50を載置した状態を示す要部断面図である。
図4に示すように、攪拌装置1におけるホルダー20の凹部20a(図1などを参照。)には、間にクッション材21が充填された状態でワーク50が載置することができるようになっている。そして、攪拌装置1では、ホルダー20にワーク50を載置した状態で、モータ30を回転させ、ワーク50における殻内の卵黄と卵白とを攪拌する。モータ30の回転方向については、予め設定されたタイミングで正逆反転するようになっており、高効率に生卵(ワーク50)における卵黄と卵白とを混合することができる。
ここで、本実施の形態に係る攪拌装置1が攪拌対象とするワーク50は、殻付きの生卵である。図4に示すように、殻付きの生卵は、Y軸方向において線対称形状ではなく、これにより、その重心位置もモータ30の駆動軸30aの軸芯に合致しない。仮に、攪拌前の状態において、殻付きの生卵の重心とモータ30の駆動軸30aにおける軸芯(ホルダー20の回転軸芯)とを合致させようとすれば、一つ一つの卵についても重心位置を計測し、モータ30の駆動軸30aにおける軸芯に対して合致するようにホルダー20の位置調整を行う必要を生じる。このような作業を一々行うことは、攪拌作業の効率化という観点からは不可能である。
上記のように、モータ30の駆動軸30aの軸芯に対しワーク50の重心位置が合致しない状態では、例えば、図8に示す従来の攪拌装置等を用い攪拌を実行しようとするとき、装置の駆動初期において、その軸ズレに伴う振動が発生することになる。また、攪拌導際において、ワークの回転方向を反転させる際にも、振動を生じる。装置に振動が発生すると、その振動がワークである生卵にも伝達されることになり、殻が割れてしまうことも生じ得る。また、装置自体も振動により静止できなく、作業を続けることが困難となる。
これに対して、本実施の形態に係る攪拌装置1では、モータ30の駆動軸30aの軸芯(ホルダー20の回転軸芯)に対し交差する2方向に架設された状態のゴムブッシュ33、35を介して、モータ30がケース10に取り付けられている。このため、図4に示すように、攪拌装置1では、駆動初期において、ワーク50の重心位置とモータ30の駆動軸30aの軸芯とがズレているような場合においても、ゴムブッシュ33、35が駆動に伴う振動を吸収する。
なお、図4に示すように、本実施の形態に係る攪拌装置1では、Z軸に交差する方向にゴムブッシュ33、35が架設された形態を採用していることから、高効率に駆動に伴う上記振動を吸収することが可能となる。本発明者は、ゴムブッシュをZ軸方向に架設した状態でモータをケースに取り付けるという方法も試してみたが、本実施の形態に係る攪拌装置1に対し、振動吸収が不充分であることを確認した。その相違については、詳しい解析を実施していないが、ホルダー20の回転軸芯(Z軸)と合致する方向にゴムブッシュを架設する形態を採用した場合には、攪拌動作により主にゴムブッシュのせん断方向に振動を吸収することになるため、振動吸収に関する能力が低くなってしまうものと考えられる。即ち、図4に示すように、ホルダー20の回転軸芯とワーク50の重心位置とのズレは、Z軸に交差する方向に生じ、このズレの方向に対し交差する方向にゴムブッシュの架設方向を設定することは、振動の吸収に対する効果が小さいと考えられる。
一方、本実施の形態に係る攪拌装置1のようにゴムブッシュ33、35を設ける場合には、図4に示すように、ゴムブッシュ33、35の架設方向が駆動軸30aの軸芯の方向に対し交差する方向となり、ゴムブッシュ33、35の圧縮・伸張を主として上記ズレに起因する振動を確実に吸収できるものであり、これにより振動の吸収という観点から優れているものと考えられる。
また、図3に示すように、本実施の形態に係る攪拌装置1では、第1の緩衝部材としてのゴムブッシュ33と、第2の緩衝部材としてのゴムブッシュ35とを、間に中間フレーム32を挟んだ状態で設けているので、互いに干渉せずに振動を吸収することができ、駆動初期や回転方向の反転時に発生する振動を高効率に吸収することが可能である。
また、本実施の形態に係る攪拌装置1では、ホルダー20にスカート部20cを形成し、これに相応してケース10の上面10UFの開口10aを臨む縁部分10cをフランジ状にしているので、オペレータの不注意などによってホルダー20に載置されたワーク50の殻が割れた場合にも、中の卵黄、卵白がモータ30にまで垂れ落ちることがない。このため、装置のメインテナンスという観点からも優位性を有する。
さらに、本実施の形態に係る攪拌装置1のように攪拌対象であるワーク50を攪拌容器などに別途移し替えず、ワーク50である卵の殻をそのまま用いているので、容器への移し替えに係る手間を省くことができ、また、攪拌対象が食品や医薬品などの場合には衛生面からも優れている。
なお、本実施の形態に係る攪拌装置1では、卵の長軸をモータ30の駆動軸30aの軸芯に略直交する方向に、ホルダー20にワーク50を載置することとしたが、必ずしもこのようにワーク50の載置方向を限定する必要はない。ただし、遠心力の伝達という観点からは、図4に示す方向でワーク50を載置することが望ましい。
4.サイズ
次に、本実施の形態に係る攪拌装置1の一例としての各部サイズを示す。
モータ30の重量;345[g]
中間フレーム32の重量;50[g]
ホルダー20の重量;115[g]
ワーク50の重量;50〜70[g]
モータ30の本体中心からワーク50の重心位置までの距離;約50[mm]
モータ30の回転数;4300[rpm]
ゴムブッシュ33、35;株式会社ミスミ製 BGOMA12160
(変形例1)
上記実施の形態1では、ワーク50として殻付き生卵を想定する攪拌装置1を一例としたが、以下では、ワークのバリエーションについて、図5を用い説明する。
図5に示すように、本バリエーションに係るワーク51は、インクボトル511の中に顔料513と溶剤514とが挿入され、開口部がキャップ512により封口されてなるものである。そして、本バリエーションに係るホルダー25は、上記インクボトル511の底部分の外面形状に適合する凹部25aが設けられており、当該凹部25aにインクボトル511の底部分が隙間なく填め込まれるようになっている。
ホルダー25の下側には、上記実施の形態1に係る攪拌装置1のベースブロック22と同様の形状を挿嵌可能な形状を有する受け入れ部25bが形成されている。
なお、本バリエーションに係るワーク51についても、インクボトル511内で顔料513が不均一な状態で固化している場合、インクボトル511の中心軸には重心位置が合致していない状態となっている。上記実施の形態1に係る攪拌装置1を用いる場合には、図5に示すワーク51を攪拌対象とする場合にあっても、上記モータ30の駆動軸30aの軸芯に対し交差する方向に架設されたゴムブッシュ33、35の働きを以って、攪拌動作初期における上記重心位置のズレに起因した振動を高効率に吸収することができる。
このように、上位実施の形態1に係る攪拌装置1は、殻付き生卵に限らず、図5に示すインクボトルなども攪拌対象とすることができ、攪拌前の状態において、モータ30の駆動軸30aとワーク50、51の重心位置とにズレを有するような場合にも、モータ30の駆動に伴う振動を高効率に吸収することが可能である。
(実施の形態2)
実施の形態2に係る攪拌装置2の構成について、図6を用い説明する。図6は、上記実施の形態1における図2に相当する要部断面図であり、上記実施の形態1に係る攪拌装置1と同一の構成を採用する部材には同一の符号を付している。
図6に示すように、本実施の形態に係る攪拌装置2は、基本的な構成において、上記実施の形態1に係る攪拌装置1と同じ構成を有する。本実施の形態に係る攪拌装置2と上記攪拌装置1との構成上の相違点は、モータ30におけるZ軸方向の下側部分に、コの字の連結フレーム36、37と、ゴムブッシュ38が直列に接続されている。ゴムブッシュ38は、連結フレーム36と連結フレーム37との間に架設されており、下側の連結フレーム37の一端は、ケース10の下側内壁面に接続されている。
なお、本実施の形態に係る攪拌装置2では、上記以外の構成については攪拌装置1と同様であるので、その説明を省略する。
以上のような構成を有する攪拌装置2では、上記実施の形態1に係る攪拌装置1が有する優位性、即ち、攪拌動作初期においてワークの重心位置がモータ30の駆動軸30aの軸芯からズレているような場合にあっても、ゴムブッシュ33、35(ゴムブッシュ35については、図6では図示を省略。図3などを参照。)の働きを以って上記ズレに起因する振動を確実に吸収することができる。
また、本実施の形態に係る攪拌装置2では、モータ30の下側部分をゴムブッシュ38を介した状態で、ケース10の下側内壁面に取り付けているので、ワークの重量や重心位置の軸芯とのズレ量などによって、大きな振動が発生する可能性がある場合にも、ゴムブッシュ38の働きを以って、モータ30およびこれに連結されたホルダー(図6では、図示を省略。図2および図5などを参照。)の”振れ量(振幅)”が予め設定された範囲内に規制されることになる。
したがって、本実施の形態に係る攪拌装置2では、モータ30などの重量とワークの重量とのアンバランスなどによって振幅が大きくなる可能性がある場合にも、効果的にゴムブッシュ38で振幅の規制がなされ、装置2全体に振動が発生するのを抑制することができる。
ここで、ゴムブッシュ38は、装置2の攪拌対象であるワークの重量および重心位置のバラツキ幅などを考慮し、これに適合できる特性のものが選択されるべきものである。そして、仔のような選択にあたっては、あまり大きなバネ定数のものを選択すると、ゴムブッシュ33、35による振動吸収を阻害してしまうことにもなるので、注意が必要である。
また、上記実施の形態1に係る攪拌装置1および本実施の形態に係る攪拌装置2では、ゴムブッシュ33およびゴムブッシュ33を、それぞれ4個ずつ用いることとしているが、これらの個数については、ワークおよびモータ30等の重量、さらには、モータ30の駆動軸30aの長さなどによって適宜変更が可能である。
(実施の形態3)
次に、実施の形態3に係る攪拌装置3について、図7を用い説明する。
1.構成
図7に示すように、本実施の形態に係る攪拌装置3は、例えば一斗(約18L)缶などの重いワーク100をその攪拌対象とする構成を有する。
本実施の形態に係る攪拌装置3は、モータ71等の駆動機構が駆動部ケース700内に収納された駆動部70を有し、当該駆動部70の駆動部ケース700が、上記実施の形態1に係る攪拌装置1と同様に、中間フレーム82およびゴムブッシュ83などを介しケース60に取り付けられている。ここで、ゴムブッシュ83は、駆動部ケース700に接合された駆動側フレーム81と中間フレーム82との間に架設されており、また、図7では図示を省略しているが、中間フレーム82とケース60の上側内壁面に接合されたベースフレーム84との間には、図3に示すのと同様の配置を以ってゴムブッシュが架設されている。
図7に示すように、本実施の形態に係る攪拌装置3の駆動部70は、モータ71と、デファレンシャルブロック72と、2つのブレーキブロック73と、回転方向切り換えブロック74と、フライホイール78が駆動部ケース700内に収容された構成を有する。モータ71は、連結ギア75a、75bを介し、デファレンシャルブロック72のリングギア721に接続されている。
デファレンシャルブロック72は、乗用車などの駆動系に用いられているのと同様の公知の構造を有するものであり、上記連結ギア75a、75bを介しモータ71からの回転駆動力を受けるリングギア721と、ピニオンシャフト723と、2つのデファレンシャルピニオン724aと、2つのサイドギア724bとがケース722に収納された構成を有する。また、デファレンシャルブロック72には、Z軸の上下両方向に延出された出力軸76a、76bを有し、一方の出力軸76aは回転方向切り換えブロック74のギア741、742がその先端に接合されており、他方の出力軸76bはフライホイール78のベース板781に接続されている。デファレンシャルブロック72は、モータ71からの回転駆動力を差動的に2本の出力軸76a、76bに伝達する。
2つのブレーキブロック73の内の一方は、デファレンシャルブロック72と回転方向切り換えブロック74との間に挿設されており、後述する制御部79から指示信号に基づき、出力軸76aの回転を停止させることができる。また、もう一方のブレーキブロック73は、デファレンシャルブロック72とフライホイール78との間に挿設されており、上記同様に、制御部79からの指示信号に基づき、出力軸76bの回転を停止させることができる。具体的に、各々の出力軸76a、76bには、ディスク731が接合されており、このディスク731に対しキャリパー732が設けられ、ブレーキブロック73は、ディスク731とキャリパー732との組み合わせで構成されている。なお、各ブレーキブロック73には、キャリパー732のディスクポッドを作動させるサーボ機構が設けられている(図示を省略)。
回転方向切替ブロック74は、デファレンシャルブロック72の出力軸76aに接続されており、大径のギア742と、それより径の小さなギア741およびギア744、745とを備える。また、ギア744を支持する回転軸743には、これらには直接接触しない状態で糸巻型のリング747が取り付けられており、リング747には、電磁ソレノイド746に対し稼動シャフト749を介して接続された松葉状のレバー748が取り付けられた構成となっている。
ここで、レバー748は、制御部79からの制御信号に基づく電磁ソレノイド746の駆動により、図7のZ軸の上下方向に移動可能となっており、当該移動に伴ってリング747を介してギア744をZ軸の上下方向に移動させることができる。そして、回転方向切替ブロック74においては、このレバー748の移動によってギア744が、ギア741またはギア742の一方に択一的に噛合することになる。
ギア744に接合されてなる回転軸743の回転駆動力は、ギア77a、77b、77cなどを介して、回転軸91に伝達される。そして、回転軸91の先端部分には、攪拌対象物であるワーク100を取り付けるホルダー90が接合されている。なお、図7では、便宜上、ホルダー90を平板状に描いているが、実際には、攪拌動作中にワーク100が外れたりしないようにクランプジグなどが設けられている。
デファレンシャルブロック72のもう一方の出力軸76bの先端に接合されているフライホイール78は、上述のベース板781とこのZ軸方向の上側に取り付けられるウェイト782とからなる。ウェイト782は、ワーク100の重量および形状等より、出力軸76aと出力軸76bとに係るトルクが略均等となるように、ベース板781上をその径方向に移動調整できるようになっている。
本実施の形態に係る攪拌装置3には、この他にモータ71の駆動、ブレーキブロック73の駆動および回転方向切り換えブロック74の電磁ソレノイド746の駆動を制御する制御部79が設けられている。制御部79には、予め攪拌装置3の駆動シーケンスがそのメモリなどに格納されており、後述のような攪拌動作を実行する。
2.駆動方法
攪拌装置3の攪拌動作に係る駆動方法については、特開2005−28292号公報に開示された装置と基本的に同様の駆動方法を採用する。このため、本実施の形態に係る攪拌装置3では、その攪拌動作において、上記実施の形態1、2に係る攪拌装置1、2のように、駆動モータ10(回転動力源)に供給する電流の方向を切り換えて、その回転方向を正/逆切替えなくても、攪拌対象物であるワーク100の回転方向を正/逆切換えることが可能である。即ち、本実施の形態に係る攪拌装置3の駆動に際しては、駆動モータ3の駆動を開始し、当該駆動状態において、2つのブレーキブロック73の上方側のブレーキブロック73を作動させてデファレンシャルブロック72から延出される出力軸76aの回転を停止させ、回転が停止されている出力軸76aに接続された回転方向切り換えブロック74を作動させて、ホルダー90に接続された回転軸91の回転方向を正/逆切り換えることができる。
上記のように出力軸76aにブレーキをかけてその回転を停止させていても、差動部であるデファレンシャルブロック72の機能によって他方の出力軸76bには回転駆動力が伝達され続けることになる。
従って、攪拌装置3では、上記一連の動作を駆動シーケンスに基づいて一定の時間毎に出力軸76aに対して実施することで、駆動モータ71からの回転駆動力を一方向に定常的に保ったまま、ワーク100の回転方向を正/逆反転させることができ、高い効率を以って攪拌作業を実行させることができ、また、駆動モータ71および軸76a、76b、91などに対する負荷の軽減という観点からも優位である。
3.優位性
本実施の形態に係る攪拌装置3においても、駆動モータ71を有する駆動部70が、上記実施の形態1に係る攪拌装置1と同様に、Z軸に交差する2方向に架設されたゴムブッシュ83などを介し、ケース60に取り付けられている。また、本実施の形態の攪拌装置3においても、ゴムブッシュが図3と同様の形態を以って間に中間フレーム82を介した状態で2方向に架設のゴムブッシュが別々に配されている。
以上より、本実施の形態に係る攪拌装置3も、上記実施の形態1、2に係る攪拌装置1、2と同様に、攪拌動作初期の状態において、回転軸91の軸芯とワーク100の重心位置とがズレ低た場合にあっても、そのズレにより発生する振動がゴムブッシュにより確実に吸収され、高い効率を以って攪拌動作が実行可能である。
また、本実施の形態に係る攪拌装置3では、モータ71とホルダー90との間に、デファレンシャルブロック72、ブレーキブロック73および回転方向切り替えブロック74などが介挿された構成を採用するので、モータ71の回転を一定方向に保ったまま、ワーク100の回転方向を一定時間毎に正/逆切り換えることが可能である。このため、ワーク100に重量物を適用した場合においても、モータ71やこれに接続される電気系統、あるいは出力軸76a、76b、91などに過大な負荷がかかることがない。
なお、本実施の形態に係る攪拌装置3では、デファレンシャルブロック72の出力軸76a、76bの内の一方、即ち、出力軸76aの側にだけ回転方向切り換えブロック74およびホルダー90などを接続することとし、他方の出力軸76bにはフライホイール78を接合することとしているが、フライホイール78の代りに、回転方向切り換えブロック74およびホルダー90などを接続し、同じに2つのワークを攪拌可能な構成とすることも可能である。ただし、その場合には、各ブロック72、73、74などの配置を変更し、両方のホルダー90がZ軸方向上向きにその上面が向くようにする必要がある。
(その他の事項)
以上での説明に用いた実施の形態1、2、3および変形例などについては、上述の通り、本発明の構成および作用・効果をわかりやすく説明するために用いた一例であって、本発明は、その本質的な特徴部分以外に何らこれらに限定を受けるものではない。例えば、上記実施の形態においては、振動吸収のための緩衝部材の一例としてゴムブッシュ33、35、83を用いることとしたが、これ以外に、スプリングを用いたり、スプリングとアブソーバとの組み合わせを用いたりすることも可能である。
また、上記実施の形態1、2、3では、ホルダー20、25、90に接合された回転軸の軸芯に対し交差する2方向のそれぞれに緩衝部材を設けることとしたが、上記軸芯に交差する3軸以上の方向のそれぞれに緩衝部材を設けることとしてもよい。
また、上記実施の形態1、2、3では、緩衝部材の架設に際して、その方向ごとに間に中間フレーム32、82を挟んだ状態としたが、このように間に中間フレーム32、82などを挟まずに2方向以上に緩衝部材を設けることとしてもよい。ただし、その場合には、振動吸収という観点から若干不利になる。
上記実施の形態1、2、3および変形例では、攪拌対象を殻付き生卵やインクボトル、一斗缶としたが、より重量の重いドラム缶などを想定することも可能である。
また、上記実施の形態1、2、3では、モータ30や駆動部70をケース10、60の上側内面に取り付けることとしたが、取り付け場所はこれに限定されるものではなく、例えば、ケース10、60の底面でもよい。さらに、装置の本体として必ずしもケース10、60を備えている必要はなく、例えば、アングルやチャネルといった材料からなるフレームを装置ベースとしてもよい。
また、上記実施の形態1、2、3では、回転駆動源としてモータ30、71を採用したが、これ以外にガソリンエンジンやガスタービンなどを適用することもできる。
本発明は、攪拌対象物が収納された容器等をそのまま用いることができ、確実に、且つ、高効率に攪拌が実行できる攪拌装置を実現するのに有効である。
実施の形態1に係る攪拌装置1の外観斜視図である。 攪拌駆動に係る構成要素を模式的に展開した状態で示す模式断面図である。 モータ30と各フレーム31、32、34との連結状態を示す(A矢視図)平面図である。 ワーク50に対し攪拌作用を与えた状態を模式的に示す側面図(部分断面図)である。 攪拌対象のバリエーションであるワーク51と攪拌装置のホルダーを示す側面図(一部断面図)である。 実施の形態2に係る攪拌装置2の要部構成を示す模式断面図である。 実施の形態3に係る攪拌装置3の要部構成を示す模式断面図である。 従来の技術を用い、ワーク550に対し攪拌作用を与えた状態を模式的に示す側面図(部分断面図)である。
符号の説明
1、2、3.攪拌装置
10、60.ケース
11.操作部
12、13.カバーガイド
20、25.ホルダー
21.充填材
22.ベースブロック
30、71.モータ
31、81.駆動側フレーム
32、82.中間フレーム
33、35、38、83.ゴムブッシュ
34、84.ベースフレーム
50、51、100.ワーク
70.駆動部
72.デファレンシャルブロック
73.ブレーキブロック
74.回転方向切替ブロック
78.フライホイール
79.制御ボックス
111.スイッチ
112.インジケータランプ
700.駆動部ケース

Claims (6)

  1. 回転駆動力を発生する駆動源と、攪拌対象物を保持した状態で前記駆動源からの回転駆動力を受けて回転するホルダーと、前記駆動源が取付けられるベースとを有する攪拌装置であって、
    前記駆動源は、前記ベースに対し第1および第2の緩衝部材を介して取り付けられており、
    前記駆動源と前記ベースとの間において、前記第1の緩衝部材と第2の緩衝部材とは、ともに前記ホルダーの回転軸芯に対し交差する軸方向であって、且つ、互いに交差する軸方向に介挿されている
    ことを特徴とする攪拌装置。
  2. 前記駆動源と前記ベースとの間において、中間フレームが介挿されており、
    前記第1の緩衝部材は、前記駆動源と前記中間フレームとの間に介挿されており、
    前記第2の緩衝部材は、前記中間フレームと前記ベースとの間に介挿されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の攪拌装置。
  3. 延出された2つの出力軸を有し、前記駆動源からの回転駆動力を受けて前記2つの出力軸に対し、回転駆動力を差動的に伝達する差動部と、
    前記2つの出力軸の各々に対し作用し、当該2つの出力軸の回転を交互に停止させるブレーキ部と、
    前記差動部から延出された前記2つの出力軸と前記ホルダーとの間に介挿され、当該介挿された側の出力軸の回転方向を正逆切り換えて前記ホルダーに伝達する回転方向切り換え部とを有する
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の攪拌装置。
  4. 前記差動部から延出された前記2つの出力軸の内、一方の出力軸には、前記回転方向切り換え部が介挿された状態で前記ホルダーが取付けられており、他方の出力軸には、フライホイールが取付けられている
    ことを特徴とする請求項3に記載の攪拌装置。
  5. 予め格納された駆動シーケンスに基づき、前記駆動源、前記差動部、前記ブレーキ部および前記回転方向切り換え部の各々に対し、制御信号を送出する制御部を有し、
    前記制御部は、前記ブレーキ部を作動して前記2つの出力軸の内の一方の回転を停止させ、当該停止状態の出力軸に連結された前記回転方向切り換え部に、回転方向の正/逆切り換えを実行させるための制御信号を送出する
    ことを特徴とする請求項3または4に記載の攪拌装置。
  6. 前記第1および第2の緩衝部材は、各々がゴムブッシュを含み構成されている
    ことを特徴とする請求項1から5の何れかに記載の攪拌装置。
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