JP2007054959A - コンクリートミキサ - Google Patents

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Abstract

【課題】 コンクリート材料に対して効率良く振動を与えることができ、高品質のコンクリートを製造するのに好適なコンクリートミキサを提供する。
【解決手段】
コンクリートミキサ1の混練軸3の軸端部に軸体12を回転自在に軸着し、この軸体12には軸体駆動用モータ20からの駆動力を伝達するプーリ18と、主動ギヤ19とを装着する。また、主動ギヤ19の外周縁に沿わせて少なくとも一対以上の従動ギヤ23を備え、これら対を成す従動ギヤ23同士を軸体12に対して対向位置に配置してそれぞれ主動ギヤ19と噛合させる。また、各従動ギヤ23には起振用のアンバランスウエイト25を固着し、かつ対向位置のアンバランスウエイト25の位置関係を対称となるように調整して、混練軸3に対して半径方向への振動は相殺させて円周方向のみへ振動を付与するように構成する。
【選択図】 図3

Description

本発明は、砂利、砂、セメント、水、及び混和剤などの各種コンクリート材料を練り混ぜて生コンクリートを製造するコンクリートミキサに関する。
従来より、混練槽内のコンクリート材料に振動を与えながら混練を行うようにした振動式のミキサは知られている。例えば、特許文献1(特公昭53−43257号)には、回転するパン型の混練槽内に上方より固定式の混練軸を臨ませたミキサにおいて、この混練軸の基端部に振動機を取り付け、混練軸及び混練軸先端の混練羽根を上下方向に振動させるようにしたミキサが記載されている。また、特許文献2(実開昭59−190333号)には、混練槽の底面部に振動機を取り付け、混練槽全体を振動させるようにしたミキサが記載されている。そして、このような振動式のミキサでは、混練槽内に投入したコンクリート材料に対して適当な振動を与えながら混練することにより、練り上がり後のコンクリートの強度を高めることが期待される。
特公昭53−43257号公報 実開昭59−190333号公報
ところで、振動式のミキサとしては上記のようなものだけでなく、その他様々なものも考えられるが、何れにしてもコンクリート材料に対してより効率良く振動を与えられるものが求められる。また、メンテナンス面を考慮すると、その振動はコンクリート材料に対してだけ効率良く伝わり、駆動用モータなどのミキサ装置には極力伝わらないように配慮することが好ましい。
本発明は上記の点に鑑み、コンクリート材料に対して効率良く振動を与えることができ、高品質のコンクリートを製造するのに好適なコンクリートミキサを提供することを課題とする。
上記課題を解決するために、本発明に係る請求項1記載のコンクリートミキサは、混練槽内に配設した混練軸を混練軸駆動用モータにより回転させて各種コンクリート材料を混練するコンクリートミキサにおいて、前記混練軸の軸端部に混練軸と軸心を同一にする軸体を回転自在に軸着し、該軸体には軸体駆動用モータからの駆動力を伝達するプーリと、主動ギヤとを装着すると共に、該主動ギヤの外周縁に沿わせて少なくとも一対以上の従動ギヤを備え、これら対を成す従動ギヤ同士を軸体に対して対向位置に配置してそれぞれ主動ギヤと噛合させる一方、各従動ギヤには起振用のアンバランスウエイトを固着し、かつ対向位置の従動ギヤ同士のアンバランスウエイトの位置関係を対称となるように調整して、前記混練軸に対して半径方向への振動は相殺させて円周方向のみへ振動を付与するように構成したことを特徴としている。
また、請求項2記載のコンクリートミキサは、前記アンバランスウエイトによる混練軸への振動が混練軸駆動用モータ側に及ぶのを抑制する振動抑制手段を備えたことを特徴としている。
本発明に係る請求項1記載のコンクリートミキサによれば、混練槽内に配設した混練軸を混練軸駆動用モータにより回転させて各種コンクリート材料を混練するコンクリートミキサにおいて、前記混練軸の軸端部に混練軸と軸心を同一にする軸体を回転自在に軸着し、該軸体には軸体駆動用モータからの駆動力を伝達するプーリと、主動ギヤとを装着すると共に、該主動ギヤの外周縁に沿わせて少なくとも一対以上の従動ギヤを備え、これら対を成す従動ギヤ同士を軸体に対して対向位置に配置してそれぞれ主動ギヤと噛合させる一方、各従動ギヤには起振用のアンバランスウエイトを固着し、かつ対向位置の従動ギヤ同士のアンバランスウエイトの位置関係を対称となるように調整して、前記混練軸に対して半径方向への振動は相殺させて円周方向のみへ振動を付与するように構成したので、混練軸などに無理な負荷をかけることなく混練軸やそれに備える多数の混練羽根などを介してコンクリート材料へ効率良く振動を行き渡らせることができ、好適に混練性能を向上させて高品質のコンクリートを得ることができる。
また、本発明に係る請求項2記載のコンクリートミキサによれば、前記アンバランスウエイトによる混練軸への振動が混練軸駆動用モータ側に及ぶのを抑制する振動抑制手段を備えたので、ミキサの駆動部分の振動による故障や破損を極力防止することができ、メンテナンス面において有利である。
本発明に係る請求項1記載のコンクリートミキサにあっては、例えば混練軸を混練槽内に水平に配設し、この混練軸を混練軸駆動用モータにて回転させて各種コンクリート材料を撹拌・混合して混練を行う強制練りミキサなどにおいて、その混練軸の軸端部に混練軸と軸心を同一にする軸体を回転自在に軸着する。前記軸体には、混練軸駆動用モータとは別に備えた軸体駆動用モータからの駆動力を軸体に伝達するプーリと、軸体と一体に回転する主動ギヤとをそれぞれ装着すると共に、該主動ギヤの外周縁に沿わせて少なくとも一対以上の従動ギヤを備える。そして、これら対を成す従動ギヤ同士を軸体に対して対向位置に配置してそれぞれ主動ギヤと噛合させる一方、各従動ギヤには起振用のアンバランスウエイトを固着し、かつ対向位置の従動ギヤ同士のアンバランスウエイトの位置関係が常に対称となるように各ウエイトの取り付け向きを調整する。このように構成することにより、軸体の回転に伴って各従動ギヤのアンバランスウエイトが回転して振動を発生させた際、混練軸の半径方向への振動は相殺させる一方、混練軸の円周方向、即ち混練軸がもともと回動可能な方向には振動を付与することができ、混練軸の軸受部のベアリングなどが振動による負荷によって損傷することがないように図っている。
そして、上記ミキサにてコンクリートを製造するときには、先ず、軸体駆動用モータを駆動して軸体を回転させ、それに伴って主動ギヤ、及び従動ギヤを回転させ、その従動ギヤに取り付けたアンバランスウエイトの回転によって混練軸に円周方向への振動を付与させる。そして、この状態で混練軸駆動用モータを駆動して混練軸を回転させながら、混練槽内に各種コンクリート材料を順次投入していく。混練槽内に投入したコンクリート材料は、混練軸や多数の混練羽根などから振動を受け続けながら繰り返し撹拌・混合され、それによって好適な混練がなされて高品質なコンクリートとして排出されていく。
このように、コンクリートミキサの混練軸に対して極力無理な負荷をかけることなく、円周方向のみへ上手く振動を付与しながらコンクリート材料を混練するようにしたので、混練軸や多数の混練羽根などを介してコンクリート材料へ効率良く十分な振動を行き渡らせることができ、好適に混練性能が向上して練り上がり後のコンクリートの強度増加などを期待することができる。
また、本発明に係る請求項2記載のコンクリートミキサにあっては、アンバランスウエイトの回転による混練軸への振動が混練軸駆動用モータ側に及ぶのを抑制する振動抑制手段を備えている。前記振動抑制手段は、例えば、混練軸の一端側に混練軸駆動用モータにより回転駆動するスプロケットを遊嵌すると共に、混練軸の軸端部には前記軸体を回転自在に軸着させて支持する支持部材を装着しており、該支持部材と前記スプロケットとをバネを介して連結することで構成している。
そして、コンクリートを製造する場合、前記同様に、軸体駆動用モータを駆動して軸体の回転に伴ってアンバランスウエイトを回転させることで振動を発生させつつ、混練軸駆動用モータを駆動してスプロケットを回転させ、このスプロケットの回転にてバネ越しに支持部材を回転させることにより、最終的に支持部材を装着した混練軸を回転させていく。このとき、アンバランスウエイトからの振動は支持部材を介して混練軸側には直接伝わり、混練軸をその回動方向へと確実に振動させる一方、スプロケット側にはその途中に介したバネによって大部分が吸収されて弱められ、混練軸駆動用モータまで強く振動が伝わるおそれはない。
このように、ミキサの混練軸に対しては十分かつ確実に振動を付与しながら、その混練軸を駆動させるモータ側には極力振動が伝わらないようにしたので、振動による駆動部の故障や破損を未然に防止することができ、メンテナンス面において有利である。
以下本発明の一実施例を図1〜図8に基づいて説明する。
図中の1は砂利、砂、セメント、水、混和剤などのコンクリート材料を混練して生コンクリートを製造する二軸式のコンクリートミキサであって、混練槽2に二本の平行な混練軸3を貫通し、混練槽2に固定した軸受4により回転自在に支持している。また、混練軸3には半径方向に多数のアーム5を放射状に配設し、該アーム5の先端部には適宜角度を有した混練羽根6を取り付けている。
片方の混練軸3の一端側には、回転伝達機構としてスプロケット7を混練軸3に固定することなく遊嵌していると共に、該スプロケット7の側方には混練軸駆動用モータ8を配設しており、該混練軸駆動用モータ8に備えたスプロケット9と前記混練軸3に遊嵌したスプロケット7とをチェーン10にて連結して、混練軸駆動用モータ8の駆動によりスプロケット7を回転するようにしている。なお、本実施例においては、スプロケット7や混練軸駆動用モータ8を片方の混練軸3に対してだけ備えたものを示したが、両方の混練軸3に対してそれぞれスプロケットとモータを備えたものでもよい。
また、前記スプロケット7に続いてギヤ11を左右の混練軸3にそれぞれ遊嵌して噛合させており、左右の混練軸3を同期速度で回転させるようにしている。また、同じ混練軸3に遊嵌したギヤ11とスプロケット7は、一緒に回転するように一体に固着している。
前記混練軸3のギヤ11に続く軸端部には、混練軸3と軸心を同一にする軸体12を回転自在に軸支させる、軸受部13aとフランジ部13bとから成る支持部材13を装着していると共に、該支持部材13のフランジ部13bと前記ギヤ11の対向するそれぞれの側面には、図5に示すように、締結片14、15を略同心円状に複数個突設させ、これらの締結片14、15の間にバネ16を介した上で、ボルト17にて締結して結合している。
したがって、混練軸駆動用モータ8によってスプロケット7を回転させる駆動力は、一旦ギヤ11からバネ16を介して支持部材13に伝えられ、支持部材13から最終的に混練軸3へと伝えられるようになっている。一方、前記軸体12の回転に伴って生じる、後述のアンバランスウエイトからの振動は、支持部材13を介して混練軸3側には直接伝わっていくものの、ギヤ11及びスプロケット7側には間に介したバネ16によって振動の大部分が吸収されて弱められ、混練軸駆動用モータ8にまで強い振動が伝わらないような振動抑制機構を構成している。これによって、混練軸駆動用モータ8などの駆動部の無用な振動を極力抑え、故障や破損などを未然に防いでメンテナンス面で有利としている。なお、前記バネ16に代えて、例えば皿バネやゴムなどの弾性体などを採用することもできる。
また、前記支持部材13の軸受部13aに回転自在に軸支させた軸体12にはプーリ18と主動ギヤ19とをそれぞれ装着していると共に、軸体12の上位には軸体駆動用モータ20を配設しており、該軸体駆動用モータ20に備えたプーリ21と前記軸体12のプーリ18とをベルト22にて連結して、軸体駆動用モータ20の駆動により軸体12を回転するようにしている。また、前記主動ギヤ19の外周縁に沿わせて一対の従動ギヤ23を軸体12に対して対向位置に配置してそれぞれ主動ギヤ19と噛合させている一方、各従動ギヤ23はまた別の軸体24に装着し、該軸体24の両端部には起振用のアンバランスウエイト25を固着し、かつ対向位置の従動ギヤ23同士のアンバランスウエイト25の位置関係が、図8に示すように、常に対称となるようにそれぞれの取り付け向きを調整している。
このように構成することにより、軸体12の回転に伴って各従動ギヤ23のアンバランスウエイト25が回転して振動を発生させた際、混練軸3の半径方向への振動は相殺させる一方、混練軸3の円周方向、即ち混練軸3がもともと回動可能な方向には振動を付与することができ、混練軸3の軸受4部分のベアリングなどが振動による無理な負荷によって損傷することがないように図っている。
図8は、アンバランスウエイト25の一連の動きを示すものであり、先ず(a)のタイミングでは、図中左側のアンバランスウエイト25からは下向きへの加振力が働くと共に、右側のアンバランスウエイト25からは上向きへの加振力が働き、結果として支持部材13には軸体12、即ち混練軸3を中心とした左回転方向への加振力が生じる。次に、軸体12の回転に伴って各アンバランスウエイト25が約1/4回転した状態を示す(b)のタイミングでは、左側のアンバランスウエイト25からは内向きへの加振力が働くと共に、右側のアンバランスウエイト25からも内向きへの加振力が働き、結果として各アンバランスウエイト25の加振力は相殺し合って打ち消され、支持部材13には何れの方向へも加振力は生じない。
続く(c)のタイミングでは、左側のアンバランスウエイト25からは上向きへの加振力が働くと共に、右側のアンバランスウエイト25からは下向きへの加振力が働き、結果として支持部材13には軸体12、即ち混練軸3を中心とした右回転方向への加振力が生じる。そして、最後の(d)のタイミングでは、左側のアンバランスウエイト25からは外向きへの加振力が働くと共に、右側のアンバランスウエイト25からも外向きへの加振力が働き、結果として各アンバランスウエイト25の加振力は相殺し合って打ち消され、支持部材13には何れの方向へも加振力は生じない。
このように、一対の各従動ギヤ23に取り付けたアンバランスウエイト25を回転させて支持部材13を介して混練軸3を振動させると、混練軸3はその半径方向へは振動することなく円周方向のみへ揺動するように振動するため、混練軸3の軸受4のベアリングなどに無理な負荷をかけずに好適に振動させることができる構成としている。なお、図8に示されていない上記各ステップ(a)、(b)、(c)、(d)の中間の状態においても、左右のアンバランスウエイト25の位置関係は必ず対称となるため、常に混練軸3の半径方向への振動は相殺し合って円周方向のみへ振動が加わるという点は変わらない。
また、混練槽2の底面左右位置には所定サイズの開口部26を穿設していると共に、該開口部26を塞ぐように、電動式の振動機27を固定する振動プレート28を備えている。振動機27を固定した前記振動プレート28は、図6及び図7に示すように、その内面側を混練槽2の内壁面と面一となるように混練槽2内方に臨ませている一方、振動プレート28の周縁部を防振材である防振ゴム29を介して固定板30にボルト31にて締結固定している。更に、この固定板30は、その周縁部を前記開口部26周囲の混練槽2外壁面に水密用のパッキン32を介して当接させていると共に、固定板30の長手方向両端部を、図1に示すように、それぞれ略L字形状に折曲し、その折曲部を混練槽2底面に突設した略L字形状の固定片33に沿わせて、前記パッキン32を押圧させるようにボルト34にて締結固定して水密を図っている。
したがって、前記振動機27を駆動させると振動プレート28だけが強く振動して、その振動力は振動プレート28の面した混練槽2内のコンクリート材料にそのまま直接伝わっていく一方、混練槽2自体へは防振ゴム29によって振動力の大部分は吸収されて弱められ、強い振動がそのまま伝わっていくようなことはなく、振動によるミキサ1の故障や破損を未然に防止できる構成となっている。
なお、本実施例においては、振動機27を混練槽2の底面の左右位置に一対取り付けたものを採用しているが、これに限定するものではなく、例えば混練槽2の側面に取り付けるようにしてもよいし、底面と側面の両方、或いはその他様々な場所に取り付けるようにしてもよい。また、振動機27の数も混練槽2のサイズに応じて適宜増減させればよく、更に振動プレート28のサイズなども適宜変更すればよい。また、振動機27には、回転式の振動機や、ピストン式の振動機などを有効に採用することができる。
しかして、本発明のコンクリートミキサ1を用いて生コンクリートを混練する場合には、先ず、軸体駆動用モータ20を駆動して軸体12を回転させ、それに伴って従動ギヤ23に取り付けたアンバランスウエイト25を回転させることで混練軸3に振動を付与しつつ、混練軸駆動用モータ8を駆動して二本の混練軸3をそれぞれ相反する方向へ回転させると共に、混練槽2に備えた振動機27も駆動させて振動プレート28を振動させる。このとき、アンバランスウエイト25による振動は、混練軸3側には直接伝わり、混練軸3に備えた多数のアーム5や混練羽根6などにも強く伝わっていく一方、駆動用モータ8側へはその途中に介したバネ16によって大部分が吸収されて弱められ、駆動用モータ8まで強く振動が伝わるおそれはない。また、振動機27による振動は、振動プレート28より混練槽2内方側には直接伝わっていく一方、混練槽2自体へはその間に介した防振ゴム29によって大部分が吸収されて弱められ、ミキサ1自体が強く振動するおそれはない。
そして、このような状態で混練槽2内に各種コンクリート材料を順次投入していく。混練槽2内に投入したコンクリート材料は、混練軸3、多数のアーム5や混練羽根6、更には混練槽2底面の振動プレート28などから常に一定の振動を受けながら、回転する混練羽根6によって繰り返し撹拌・混合されて好適に混練がなされ、強度増加などが期待できる高品質な生コンクリートとして排出される。
このように、ミキサ1の混練軸3や、混練槽2に備えた振動プレート28などに対して好適に振動を発生させるように構成したので、混練槽2内のコンクリート材料の隅々まで効率良く十分に振動を行き渡らせることができ、これによって混練性能が向上して練り上がり後のコンクリートの品質をより優れたものとすることが可能となる。
図9〜図15は本発明の別の実施例を示すものであって、実施例1と同一構造の部分は同一番号を付して詳細な説明は省略する。
本実施例のミキサ1´は、実施例1と同様に二軸式のコンクリートミキサであるが、混練軸駆動用モータ8を一対備え、この一対の混練軸駆動用モータ8の下位に備えた各減速機35の入力軸36同士をカップリング機構37にて連結して同期をとるようにしたものであって、実施例1における同期用のギヤ11を不要とするものである。
また、混練軸3の軸端部にフランジ38を装着していると共に、減速機35に備えられる出力軸39にもフランジ40を装着している。そして、これら各フランジ38、40の対向するそれぞれの側面には、図14に示すように、多数の締結片14、15を突設させており、これらの締結片14、15の間にバネ16を介した上で、ボルト17にて締結して結合している。
したがって、混練軸駆動用モータ8による駆動力は、一旦減速機35の出力軸39に備えたフランジ40からバネ16を介して混練軸3に備えたフランジ38に伝えられ、最終的に混練軸3へと伝えられるようになっている。一方、混練軸3の他端部に備えられるアンバランスウエイト25からの振動は、混練軸3には直接伝わっていくものの、減速機35や混練軸駆動用モータ8側には間に介したバネ16によって振動の大部分が吸収されて弱められ、混練軸駆動用モータ8まで強い振動が伝わらずに故障や破損などを未然に防止可能とする、実施例1と同様の振動抑制機構を構成している。
前記混練軸3の他方の軸端部には、実施例1と同様に、混練軸3と軸心を同一にする軸体12を回転自在に軸支させる支持部材13を装着している。また、前記支持部材13に回転自在に軸支させた軸体12にはプーリ18と主動ギヤ19とをそれぞれ装着していると共に、軸体12の側方には軸体駆動用モータ20を配設しており、該軸体駆動用モータ20に備えたプーリ21と前記軸体12のプーリ18とをベルト22にて連結して、軸体駆動用モータ20の駆動により軸体12を回転するようにしている。
また、前記主動ギヤ19の外周縁に沿わせて四対の従動ギヤ23を等間隔にて備え、各対を成す従動ギヤ23同士が軸体12に対してそれぞれ対向位置となるように配置して主動ギヤ19と噛合させている一方、各従動ギヤ23はまた別の軸体24に装着し、該軸体24の両端部には起振用のアンバランスウエイト25を固着し、かつ対向位置の従動ギヤ23同士のアンバランスウエイト25の位置関係が、図15に示すように、常に対称となるように取り付け向きを調整している。
このように構成することにより、軸体12の回転に伴って各従動ギヤ23のアンバランスウエイト25が回転して振動を発生させた際、混練軸3の半径方向への振動は相殺させる一方、混練軸3の円周方向、即ち混練軸3がもともと回動可能な方向には振動を付与することができ、混練軸3の軸受4のベアリングなどが振動による無理な負荷によって損傷することがないように図っている。
図15は、各アンバランスウエイト25の一連の動きを示すものであり、先ず(a)のタイミングでは、各アンバランスウエイト25からはそれぞれ矢印方向への加振力が働き、支持部材13には軸体12、即ち混練軸3を中心とした左回転方向への加振力が生じる。次に、軸体12の回転に伴って各アンバランスウエイト25が約1/4回転した状態を示す(b)のタイミングでは、各アンバランスウエイト25からはそれぞれ内向きへの加振力が働き、結果として各アンバランスウエイト25の加振力は相殺し合って打ち消され、支持部材13には何れの方向へも加振力は生じない。
続く(c)のタイミングでは、各アンバランスウエイト25からはそれぞれ矢印方向への加振力が働き、支持部材13には軸体12、即ち混練軸3を中心とした右回転方向への加振力が生じる。そして、最後の(d)のタイミングでは、各アンバランスウエイト25からはそれぞれ外向きへの加振力が働き、結果として各アンバランスウエイト25の加振力は相殺し合って打ち消され、支持部材13には何れの方向へも加振力は生じない。
このように、四対の各従動ギヤ23に取り付けたアンバランスウエイト25を回転させて支持部材13を介して混練軸3を振動させると、混練軸3はその半径方向へは振動することなく円周方向のみへ揺動するように振動するため、混練軸3の軸受4のベアリングなどに無理な負荷をかけずに好適に振動させることができる構成としている。なお、図15に示されていない上記各ステップ(a)、(b)、(c)、(d)の中間の状態においても、対向位置のアンバランスウエイト25の位置関係は必ず対称となるため、常に混練軸3の半径方向への振動は相殺し合って円周方向のみへ振動が加わるという点は変わらない。このように、本実施例によっても前記同様に好適に振動させることができ、練り上がり後のコンクリートの品質を優れたものとすることが可能となる。
なお、前記実施例1及び2においては、アンバランスウエイトを一対、及び四対の場合をそれぞれ記載しているが、二対や三対、或いは五対以上としたものでもよい。また、実施例2においては、混練槽2の底面に振動機を取り付けない場合を示しているが、必要であれば実施例1のように取り付けるようにしてもよいことは言うまでもない。また、ミキサ自体も二軸式ではなく一軸式のものを採用してもよい。また、本実施例においては、バッチ式のミキサを採用しているが、連続式のミキサなどにも好適に採用することができる。
本発明に係るコンクリートミキサの第一の実施例を示す一部切り欠き正面図である。 図1の平面図である。 図1の左側面図である。 図2の一部を切り欠いた要部拡大図である。 図1の一部を省略したA−A断面拡大図である。 図1の一部を省略したB−B断面拡大図である。 図6の要部拡大図である。 アンバランスウエイトによる加振方向を説明する説明図である。 第二の実施例の図1に相当する図である。 図9の平面図である。 図9の左側面図である。 図9の右側面図である。 図10の一部を切り欠いた要部拡大図である。 図9の一部を省略したC−C断面拡大図である。 第二の実施例の図8に相当する図である。
符号の説明
1、1´…コンクリートミキサ 2…混練槽
3…混練軸 5…アーム
6…混練羽根 7…スプロケット
8…混練軸駆動用モータ 11…ギヤ
12…軸体 13…支持部材
18…プーリ 19…主動ギヤ
20…軸体駆動用モータ 23…従動ギヤ
25…アンバランスウエイト 27…振動機
28…振動プレート

Claims (2)

  1. 混練槽内に配設した混練軸を混練軸駆動用モータにより回転させて各種コンクリート材料を混練するコンクリートミキサにおいて、前記混練軸の軸端部に混練軸と軸心を同一にする軸体を回転自在に軸着し、該軸体には軸体駆動用モータからの駆動力を伝達するプーリと、主動ギヤとを装着すると共に、該主動ギヤの外周縁に沿わせて少なくとも一対以上の従動ギヤを備え、これら対を成す従動ギヤ同士を軸体に対して対向位置に配置してそれぞれ主動ギヤと噛合させる一方、各従動ギヤには起振用のアンバランスウエイトを固着し、かつ対向位置の従動ギヤ同士のアンバランスウエイトの位置関係を対称となるように調整して、前記混練軸に対して半径方向への振動は相殺させて円周方向のみへ振動を付与するように構成したことを特徴とするコンクリートミキサ。
  2. 前記アンバランスウエイトによる混練軸への振動が混練軸駆動用モータ側に及ぶのを抑制する振動抑制手段を備えたことを特徴とする請求項1記載のコンクリートミキサ。
JP2005239325A 2005-08-22 2005-08-22 コンクリートミキサ Active JP4875867B2 (ja)

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