JP2007195828A - 弾球遊技機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 本発明のパチンコ遊技機10によれば、移動部材43が受入許容位置にあるか受入規制位置にあるかに応じて、移動部材43の移動排出補助孔43Aを経由して遊技球が高確率排出部52から排出される或いは遊技球がそれ以外の経路を経由して低確率排出部53から排出されるかに分かれる。このように、本発明によれば、移動部材43の位置に応じて遊技球の動作が変わり遊技球の動作の多様化が図られる。しかも、移動部材43を高確率排出部52自体に備えたことで、遊技球転動部40に進入した遊技球が高確率排出部52に向かって転動する転動動作を従来より長く楽しむことができる。
【選択図】図2
Description
請求項1の構成では、遊技球転動部における低確率排出部から遊技球が排出される場合に比べて、遊技球転動部における高確率排出部から遊技球が排出された場合の方が入賞装置への入球確率が高くなり、高確率排出部に遊技球が入球するか否かに遊技の関心を集めることができる。そして、移動部材が受入許容位置にあるか受入規制位置にあるかに応じて、移動部材の移動排出補助孔を経由して遊技球が高確率排出部から排出される或いは遊技球がそれ以外の経路を経由して低確率排出部から排出されるかに分かれる。このように、本発明によれば、移動部材の位置に応じて遊技球の動作が変わり遊技球の動作の多様化が図られる。しかも、移動部材を高確率排出部自体に備えたことで、遊技球転動部に進入した遊技球が高確率排出部に向かって転動する転動動作を従来より長く楽しむことができる。
請求項2の構成によれば、移動部材の少なくとも一部を、高確率排出部に備えた高確率遊技球通路の内部に収容したので省スペース化が図られると共に、移動部材の移動排出補助孔に受け入れられた遊技球は、移動排出補助孔における遊技球の排出口が、高確率遊技球通路内に配置されたので、移動排出補助孔から高確率遊技球通路へと確実に遊技球を受け渡すことができる。
移動部材は、受入規制位置で遊技球をランダムに振り分ける構成にしてもよいし、請求項3の構成のように、遊技球を高確率遊技球通路以外の位置に案内する構成にしてもよい。これにより、移動部材が受入許容位置にある場合には、遊技球が高確率遊技球通路を通過して入賞装置に入賞することを期待させることができる。また、移動部材を、遊技球の自重によって受入許容位置と受入規制位置との間で移動する構成にしてもよいし、請求項4の構成のように、電気的駆動源で移動部材を受入許容位置と受入規制位置との間で移動する構成にしてもよい。
移動部材が上下動しかつ受入許容位置より受入規制位置が上方に配置された具体的な構成として請求項6の構成によれば、上下動可能な筒状の移動部材が受入許容位置に至ると、移動部材の上端面が高確率排出部始端口の周縁部に対して面一又は下方に位置し、遊技球が移動排出補助孔に受け入れ可能となり高確率排出部に案内される。一方、移動部材が受入規制位置に至ると、移動部材の上端面が高確率排出部始端口の周縁部より上方に位置して移動排出補助孔への遊技球の入球及び高確率排出部からの排出が規制される。これにより、遊技者は、上下動している移動部材に対する転動中の遊技球の位置から、転動中の遊技球が移動部材に入球するか否かを推測することができる。
移動部材が上下動しかつ受入許容位置より受入規制位置が上方に配置された別の具体的な構成として請求項7の構成によれば、上下動可能な移動部材が受入許容位置に至ると、移動部材の上端部に備えたフランジ部の上面が、高確率排出部始端口の周縁部に対して面一又は下方に位置し、遊技球が移動排出補助孔に受け入れ可能となり、高確率排出部に案内される。一方、移動部材が受入規制位置に至ると、フランジ部が高確率排出部始端口の周縁部より上方に離間し、遊技球が筒部と高確率排出部始端口の周縁部との間の通過して低確率排出部としての低確率遊技球通路に案内される。これにより、遊技球の転動動作を多彩にすることができる。
移動部材が上下動しかつ受入許容位置より受入規制位置が下方に配置された別の具体的な構成として請求項8の構成によれば、上下動可能な筒状の移動部材が受入許容位置に至ると、移動部材の上端面が高確率排出部始端口の周縁部に対して面一又は下方に位置し、遊技球が移動排出補助孔に受け入れ可能となり高確率排出部に案内される。一方、移動部材が受入規制位置に至ると、移動部材の上端面が高確率排出部始端口の周縁部より下方に離間し、遊技球が移動部材の上端面と板状壁部の下面との間の通過して低確率排出部としての低確率遊技球通路に案内される。これにより、遊技球の転動動作を多彩にすることができる。
移動部材を上下動させる電気的駆動源としてモータを用いた場合の具体的な構成として請求項9の構成のように、モータの回転出力を移動部材の直動運動に変換する運動変換機構に、モータによって駆動されるモータ回転出力部材と移動部材とに両端部を回転可能にピンにて連結されかつ、少なくとも一端部にピンをスライド可能に収容する長孔を備えたリンク部材を備えた構成にすればよい。これにより、モータで移動部材を直動させることが可能となる。
請求項10の構成では、ガイド部によって移動部材の上下動の動作が安定する。
移動部材が略水平方向を向いた回動軸を中心に回動する具体的な構成として請求項11の構成では、回転可能な移動部材に移動排出補助孔が貫通形成され、移動部材が受入許容位置に至ると、移動部材の周面における移動排出補助孔の何れか一方の開口が、高確率排出部始端口と対向し、遊技球が移動排出補助孔に受け入れ可能となり高確率排出部に案内される。一方、移動部材が受入規制位置に至ると、移動部材の周面における移動排出補助孔の開口以外の壁部が高確率排出部始端口を閉じ、これにより移動排出補助孔への遊技球の入球及び高確率排出部からの排出が規制される。また、移動部材が回動軸を中心に回動するので、移動部材が直動する場合より移動スペースを小さくすることができる。
移動部材が略水平方向を向いた回動軸を中心に回動する別の具体的な構成として請求項12の構成では、移動部材には奥側が閉じられた移動排出補助孔が形成され、移動部材が受入許容位置に至ると、移動排出補助孔における出入共通口が、高確率排出部始端口と対向し、遊技球が移動排出補助孔に受け入れられ、移動部材が回転して遊技球が出入共通口から高確率排出部へと案内される。一方、移動部材が受入規制位置に至ると、移動部材の周面における移動排出補助孔の出入共通開口以外の壁部が高確率排出部始端口を閉じ、これにより移動排出補助孔への遊技球の入球及び高確率排出部からの排出が規制される。また、移動部材を一定速度で回動させると、受入許容位置と受入規制位置との間を一定間隔で移動することができる。
移動部材が略水平方向で往復動する具体的な構成として請求項13の構成では、移動排出補助孔が移動部材に貫通形成され、移動部材が受入許容位置に至ると、移動部材の周面における移動排出補助孔の何れか一方の開口が、高確率排出部始端口と対向し、遊技球が移動排出補助孔に受け入れ可能となり高確率排出部に案内される。一方、移動部材が受入規制位置に至ると、移動部材の周面における移動排出補助孔の開口以外の壁部が高確率排出部始端口を閉じ、これにより移動排出補助孔への遊技球の入球及び高確率排出部からの排出が規制される。また、遊技球を受け入れ可能な状態と遊技球を排出可能な状態とを交互に繰り返すことができる。
請求項14の構成によれば、移動部材が受入規制位置に至り、高確率排出部始端口が閉じられた状態で、遊技球が高確率排出部始端口内に保持される。そして、その遊技球に他の遊技球が衝突して高確率排出部始端口から押し出され得るが、他の遊技球が衝突しなければ、移動部材が受入許容位置に至って高確率排出部始端口が開かれたときに、その遊技球は高確率排出部から排出され、入賞装置への入球確率が高くなる。これにより、遊技球転動部における遊技球の動作に対する興味をさらに喚起することができる。
請求項15の構成のように、遊技球転動部を第1転動領域と第2転動領域とに区画することで遊技球の動作を多様化させることができる。
請求項16及び17の構成では、低確率排出部の一部に誘導排出溝を設けたことにより、低確率排出部のうち誘導排出溝とそれ以外の部位との間で遊技球の排出経路が分かれ、遊技球の動作のさらなる多様化が可能になる。
請求項18の構成によれば、高確率遊技球通路の高確率排出部終端口を、入賞装置の真上に配置したことにより、高確率遊技球通路を通過した遊技球が入賞装置に入球する確率を高くすることができる。
請求項19の構成によれば、移動部材に受入可能な状態と受入不可能な状態とを分けたので、入賞装置への入賞率を調整することができる。
請求項20の構成のように、遊技球転動部の上方側を流下する遊技球を受け入れて、遊技球転動部へと案内する流入路を設けることで、遊技球の動作をさらに多様化することができる。
請求項21の構成によれば、凹部室の内側下部にて遊技球転動部を立体的に配置することができる。
請求項22の構成によれば、移動部材が受入許容位置にあるか受入規制位置にあるかに応じて、遊技球転動部を転動した遊技球が第1排出路或いは第2排出路から排出されるかに分かれる。このように、本発明によれば、移動部材の位置に応じて遊技球の動作が変わり遊技球の動作の多様化が図られる。しかも、移動部材自体が第1排出路の少なくとも一部を構成しているので、遊技球転動部に進入した遊技球が第1排出路に向かって転動する動作を従来より長く楽しむことができる。
請求項23の構成によれば、第1排出路及び第2排出路から排出された遊技球が、遊技の特典を付与可能な装置に入賞する期待を高めることができる。
以下、本発明を適用したパチンコ遊技機に係る一実施形態を、図1〜図7に基づいて説明する。図1に示すように、本実施形態のパチンコ遊技機10の遊技板11には、ガイドレール12で囲まれた略円形の遊技領域R1が備えられている。また、パチンコ遊技機10のうち遊技板11より下方には、上皿19A及び下皿19Bが上下2段にして設けられ、下皿19Bの右端部に備えた操作ノブ28を操作することで、上皿19Aに収容された遊技球がガイドレール12に案内されて遊技領域R1の上端部に打ち込まれる。
図8〜図10は、本発明の第2実施形態を示す。本実施形態は、前記第1実施形態に対して高確率排出部152、低確率排出部153及び上段転動ステージ141の構成が異なっている。以下、低確率排出部153及び上段転動ステージ141のうち第1実施形態の高確率排出部52、低確率排出部53及び上段転動ステージ41と同一の構成に関しては同一符号を付して重複説明を省略し、異なる構成に関してのみ説明する。
図11及び図12は、本発明の第3実施形態を示す。本実施形態は、前記第1実施形態に対して高確率排出部52及びモータ51の構成が異なっている。以下、高確率排出部52及びモータ51のうち第1実施形態の高確率排出部52及びモータ51と同一の構成に関しては同一符号を付して重複説明を省略し、異なる構成に関してのみ説明する。
図13及び図14は、本発明の第4実施形態を示す。本実施形態は、前記第3実施形態に対して移動部材343の構成が異なっている。以下、移動部材343のうち第3実施形態の移動部材243と同一の構成に関しては同一符号を付して重複説明を省略し、異なる構成に関してのみ説明する。
図15及び図16は、本発明の第5実施形態を示す。本実施形態は、前記第3実施形態に対して高確率排出部452及びソレノイド58の構成が異なっている。以下、高確率排出部452及びソレノイド58のうち第1実施形態の高確率排出部52と同一の構成に関しては同一符号を付して重複説明を省略し、異なる構成に関してのみ説明する。
図17〜図19は、本発明の第6実施形態を示す。本実施形態は、前記第1実施形態に対して高確率排出部552及びモータ51の構成が異なっている。以下、高確率排出部552及びモータ51のうち第1実施形態の高確率排出部52及びモータ51と同一の構成に関しては同一符号を付して重複説明を省略し、異なる構成に関してのみ説明する。
図20及び図21は、本発明の第7実施形態を示す。本実施形態は、前記第1実施形態に対して低確率排出部653の構成が異なっている。以下、低確率排出部653のうち第1実施形態の低確率排出部53と同一の構成に関しては同一符号を付して重複説明を省略し、異なる構成に関してのみ説明する。
本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、例えば、以下に説明するような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
11 遊技板
11R 凹部室
14A 第1の始動入賞口(入賞装置)
40 遊技球転動部
41 上段転動ステージ(第1転動領域)
41A 板状壁部
41D,141D 移動部材挿通孔(高確率排出部始端口)
42 下段転動ステージ(第2転動領域)
42A 流下防止突条
42B 誘導排出溝
42C 排出口
42D 一般低確率排出部
43,143,243,343,443,543 移動部材
43A,243A,343A,443A,543A 移動排出補助孔
43B,443B,543B 受入口
43C,443C,543C 排出口
44B 終端口(高確率排出部終端口)
45 遊技球通路(高確率遊技球通路)
46 案内ダクト(流入路)
47A ガイド部
49 リンク部材
49A 長孔
50 クランク軸部(モータ回転出力部材)
51 モータ(電気的駆動源)
51B 回動軸
52,152,252,452,552 高確率排出部(第1排出路)
53,153,653 低確率排出部(第2排出路)
55 側方通路(低確率遊技球通路)
58 ソレノイド(電気的駆動源)
143E 筒部
143F フランジ部
343B 出入共通口
Claims (23)
- 遊技球が転動可能な遊技球転動部と、
前記遊技球転動部から排出されて流下した遊技球が入球可能であり、遊技球の入球に応じて遊技の特典を付与する入賞装置とを備えた弾球遊技機において、
前記遊技球転動部のうち遊技球の排出部には、前記入賞装置への入球確率が比較的高い高確率排出部と、比較的低い低確率排出部とが備えられ、
前記高確率排出部には、受け入れた遊技球を前記高確率排出部から排出させる移動排出補助孔を有し、前記遊技球転動部を転動した遊技球の前記移動排出補助孔への受け入れを許容する受入許容位置と、前記移動排出補助孔への受け入れを規制する受入規制位置との間で移動する移動部材を備えたことを特徴とする弾球遊技機。 - 前記高確率排出部には、前記遊技球転動部に上方を向いて開口した高確率排出部始端口と、前記遊技球転動部を避けた位置で開口した高確率排出部終端口と、それら高確率排出部始端口と高確率排出部終端口との間を連通した高確率遊技球通路とが備えられ、
前記移動部材は、少なくとも一部が前記高確率遊技球通路の内部に収容されると共に、前記移動排出補助孔における遊技球の排出口が、前記高確率遊技球通路内に配置されたことを特徴とする請求項1に記載の弾球遊技機。 - 前記移動部材は、前記受入規制位置では、遊技球を前記高確率遊技球通路以外の位置に案内するように構成されたことを特徴とする請求項2に記載の弾球遊技機。
- 前記移動部材を前記受入許容位置と前記受入規制位置との間で移動する電気的駆動源を備えたことを特徴とする請求項2又は3に記載の弾球遊技機。
- 前記電気的駆動源は、前記移動部材を上下動し、
前記移動部材が上下ストロークの最下限位置に至ったときにのみ、前記移動排出補助孔から遊技球を排出可能としたことを特徴とする請求項4に記載の弾球遊技機。 - 前記電気的駆動源は、前記移動部材を上下動し、
前記移動部材は、内側が前記移動排出補助孔になった筒状をなすと共に、上端面に前記移動排出補助孔が開口し、
前記移動部材が前記受入許容位置に至ると、前記移動部材の上端面が前記高確率排出部始端口の周縁部に対して面一又は下方に位置する一方、前記移動部材が前記受入規制位置に至ると、前記移動部材の上端面が前記高確率排出部始端口の周縁部より上方に位置するように構成したことを特徴とする請求項4又は5に記載の弾球遊技機。 - 前記電気的駆動源は、前記移動部材を上下動し、
前記移動部材は、上下方向に延びた筒部と、その筒部の上端部から側方に張り出したフランジ部とを備えてなると共に、前記移動排出補助孔としての前記筒部の内側空間が前記フランジ部の上面に開放し、
前記遊技球転動部は、板状壁部を備え、その板状壁部には、前記高確率排出部始端口が前記フランジ部を挿通可能に貫通形成され、
前記低確率排出部は、前記板状壁部の下方のうち前記筒部の側方を通過する低確率遊技球通路を有し、
前記移動部材が前記受入許容位置に至ると、前記フランジ部の上面が前記高確率排出部始端口の周縁部に対して面一又は下方に位置する一方、前記移動部材が前記受入規制位置に至ると、前記フランジ部が前記高確率排出部始端口の周縁部より上方に離間し、遊技球が前記筒部と前記高確率排出部始端口の周縁部との間を通過して前記低確率遊技球通路に進入可能になることを特徴とする請求項4又は5に記載の弾球遊技機。 - 前記電気的駆動源は、前記移動部材を上下動し、
前記移動部材は、内側が前記移動排出補助孔になった筒状をなすと共に、上端面に前記移動排出補助孔が開口し、
前記低確率排出部は、前記板状壁部の下方のうち前記移動部材の側方を通過する低確率遊技球通路を有し、
前記移動部材が前記受入許容位置に至ると、前記移動部材の上端面が前記高確率排出部始端口の周縁部に対して面一又は下方に位置する一方、前記移動部材が前記受入規制位置に至ると、前記移動部材の上端面が前記高確率排出部始端口の周縁部より下方に離間して、遊技球が前記移動部材の上端面と前記板状壁部の下面との間を通過して前記低確率遊技球通路に進入可能になることを特徴とする請求項4又は5に記載の弾球遊技機。 - 前記電気的駆動源は、モータであり、前記モータの回転出力を前記移動部材の直動運動に変換する運動変換機構には、前記モータによって駆動されるモータ回転出力部材と前記移動部材とに両端部を回転可能にピンにて連結されかつ、少なくとも一端部に前記ピンをスライド可能に収容する長孔を備えたリンク部材が備えられたことを特徴とする請求項4乃至8の何れかに記載の弾球遊技機。
- 前記移動部材を上下動可能に案内するガイド部を備えたことを特徴とする請求項1乃至9の何れかに記載の弾球遊技機。
- 前記電気的駆動源は、略水平方向を向いた回動軸を中心にして前記移動部材を回動し、
前記遊技球転動部は、板状壁部を備えて、その板状壁部に前記高確率排出部始端口が貫通形成され、
前記移動部材は、前記回転軸の方向に延びた円柱状をなして前記板状壁部の下方に配置され、
前記移動排出補助孔は、前記移動部材に貫通形成され、
前記移動部材が前記受入許容位置に至ると、前記移動部材の周面における前記移動排出補助孔の何れか一方の開口が、前記高確率排出部始端口と対向する一方、前記移動部材が前記受入規制位置に至ると、前記移動部材の周面における前記移動排出補助孔の開口以外の壁部が、前記高確率排出部始端口を閉じるように構成したことを特徴とする請求項4に記載の弾球遊技機。 - 前記電気的駆動源は、略水平方向を向いた回動軸を中心にして前記移動部材を回動し、
前記遊技球転動部は、板状壁部を備えて、その板状壁部に前記高確率排出部始端口が貫通形成され、
前記移動部材は、前記回動軸の方向に延びた円柱状をなして前記板状壁部の下方に配置され、
前記移動排出補助孔は、前記移動部材の外周面に出入共通口を有して奥側が閉じられた構造をなし、
前記移動部材が前記受入許容位置に至ると、前記移動部材の周面における前記移動排出補助孔の出入共通口が、前記高確率排出部始端口と対向すると共に、前記移動部材が前記受入許容位置以外の所定の位置で、前記移動排出補助孔の出入共通口から遊技球が排出され、
前記移動部材が前記受入規制位置に至ると、前記移動部材の周面における前記移動排出補助孔の出入共通口以外の壁部が前記高確率排出部始端口を閉じるように構成したことを特徴とする請求項4に記載の弾球遊技機。 - 前記遊技球転動部は、板状壁部を備えて、その板状壁部に前記高確率排出部始端口が貫通形成され、
前記移動部材は、前記板状壁部の下方に配置され、
前記電気的駆動源は、前記移動部材を略水平方向に往復動し、
前記移動排出補助孔は、前記移動部材に貫通形成され、
前記移動部材が前記受入許容位置に至ると、前記移動部材の周面における前記移動排出補助孔の何れか一方の開口が、前記高確率排出部始端口と対向する一方、前記移動部材が前記受入規制位置に至ると、前記移動部材の周面における前記移動排出補助孔の開口以外の壁部が、前記高確率排出部始端口を閉じるように構成したことを特徴とする請求項4に記載の弾球遊技機。 - 前記移動部材が前記受入規制位置に至り、前記移動部材の周面における前記移動排出補助孔の開口以外の壁部が、前記高確率排出部始端口を閉じた状態で、前記遊技球が前記高確率排出部始端口内に保持されかつ、その遊技球を前記遊技球転動部を転動した他の遊技球との衝突によって押し出し可能としたことを特徴とする請求項11乃至13の何れかに記載の弾球遊技機。
- 前記遊技球転動部を第1転動領域と第2転動領域とに区画し、前記第1転動領域から第2転動領域へと遊技球が転動可能であると共に、前記第2転動領域から第1転動領域への遊技球の転動が規制され、
前記高確率遊技球通路の高確率排出部始端口が前記第1転動領域に開口する一方、前記高確率遊技球通路の高確率排出部終端口が、前記第2転動領域への転動を避けた位置に開口し、
前記低確率排出部は、前記第2転動領域を転動した遊技球を受け入れて前記低確率排出部から前記遊技球転動部の外部に遊技球を排出するように構成されたこを特徴とする請求項2乃至14の何れかに記載の弾球遊技機。 - 前記第2転動領域に形成されて上方側が開放すると共に、前記第2転動領域の縁部に排出口を備えた誘導排出溝を前記低確率排出部の一部として設けたことを特徴とする請求項15に記載の弾球遊技機。
- 前記第2転動領域の縁部には、遊技球の排出を規制する流下防止突条が形成され、
前記低確率排出部には、前記誘導排出溝とは別に設けられ、前記流下防止突条を排除して遊技球の排出を可能としかつ前記誘導排出溝より前記入賞装置への入球確率が低い一般低確率排出部が形成されたことを特徴とする請求項16に記載の弾球遊技機。 - 前記高確率遊技球通路の高確率排出部終端口を、前記入賞装置の真上に配置したことを特徴とする請求項2乃至17の何れかに記載の弾球遊技機。
- 前記移動部材は、上下動して前記受入許容位置と前記受入規制位置との間を移動し、
前記移動部材が前記受入規制位置に位置したときに、前記移動排出補助孔への遊技球の受入口が前記遊技球転動部より上方に配置される一方、前記移動部材が前記受入許容位置に位置したときに、前記移動排出補助孔への遊技球の受入口が前記遊技球転動部と同一又は前記遊技球転動部より低い位置に配置されるように構成したことを特徴とする請求項4又は5に記載の弾球遊技機。 - 前記遊技球転動部の上方側を流下する遊技球を受け入れて、前記遊技球転動部へと案内する流入路を備えたことを特徴とする請求項1乃至19の何れかに記載の弾球遊技機。
- 前面側を遊技球が流下する遊技板を備え、
前記遊技板の一部に切除して前面側が開放した凹部室を形成し、その凹部室の内側下部に前記遊技球転動部を配置したことを特徴とする請求項1乃至20の何れかに記載の弾球遊技機。 - 遊技球が転動可能な遊技球転動部と、
前記遊技球転動部から排出されて流下した遊技球が入球可能であり、遊技球の入球に応じて遊技の特典を付与する入賞装置と、
遊技球が一端から他端へと通過可能な移動排出補助孔を有し、前記遊技球転動部に対して受入許容位置と受入規制位置との間を移動する移動部材とを備えた弾球遊技機において、
前記遊技球転動部には、前記遊技球転動部を転動した遊技球が前記移動排出補助孔を通過して前記遊技球転動部から排出される第1排出路と、前記遊技球転動部を転動した遊技球が前記移動排出補助孔を通過せずに前記遊技球転動部から排出される第2排出路とが備えられ、
前記移動部材は、前記遊技球転動部を転動した遊技球の前記移動排出補助孔への受け入れを許容する受入許容位置と、前記移動排出補助孔への受け入れを規制する受入規制位置との間で移動することを特徴とする弾球遊技機。 - 前記第1排出路及び前記第2排出路は、遊技球を遊技の特典を付与可能な装置に誘導することを特徴とする請求項22に記載の弾球遊技機。
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