JP2007195664A - 睡眠導入楽音再生装置、睡眠導入楽音再生システム及び睡眠導入楽音再生方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】ユーザを睡眠に導くために最適な楽音を選択して再生することができる睡眠導入楽音再生装置を提供する。
【解決手段】生体情報を検出する検出手段と、生体の状態別に再生するべき楽音名が関係付けられた個人情報記憶手段と、楽音名と楽音データとが関係付けられて記憶された楽音記憶手段と、検出手段によって検出された生体情報に基づいて、生体の状態を判定する判定手段と、個人情報記憶手段から、判定手段により判定された生体の状態に関係付けられた楽音名を選択して読み出す楽音選択手段と、楽音選択手段によって読み出した楽音名が関係付けられた楽音データを楽音記憶手段から読み出して、該楽音データに基づいて楽音を再生する再生手段とを備える。
【選択図】図1
【解決手段】生体情報を検出する検出手段と、生体の状態別に再生するべき楽音名が関係付けられた個人情報記憶手段と、楽音名と楽音データとが関係付けられて記憶された楽音記憶手段と、検出手段によって検出された生体情報に基づいて、生体の状態を判定する判定手段と、個人情報記憶手段から、判定手段により判定された生体の状態に関係付けられた楽音名を選択して読み出す楽音選択手段と、楽音選択手段によって読み出した楽音名が関係付けられた楽音データを楽音記憶手段から読み出して、該楽音データに基づいて楽音を再生する再生手段とを備える。
【選択図】図1
Description
本発明は、睡眠に導くために最適な楽音を選択して再生する睡眠導入楽音再生装置、睡眠導入楽音再生システム及び睡眠導入楽音再生方法に関する。
従来からユーザの好みに応じた睡眠導入用の素材を視聴させ得るために、配信契約した登録ユーザ毎の属性を加入者データベースに記憶しておき、登録済みのユーザから配信要求を受けると、この登録ユーザの属性として加入者データベースに記憶される配信履歴データを参照して当該登録ユーザが好んで視聴する素材を、睡眠導入用の各種素材の内から選び出して配信要求したユーザに対して配信する睡眠導入装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−288211号公報
しかしながら、特許文献1に示す睡眠導入装置にあっては、配信履歴データに基づいて、ユーザが好んで視聴する楽曲を無作為に選択して配信するものであるため、その時のユーザの状態によっては睡眠導入に対して逆効果の楽曲が選択されてしまうという可能性があるという問題がある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、ユーザを睡眠に導くために最適な楽音を選択して再生することができる睡眠導入楽音再生装置、睡眠導入楽音再生システム及び睡眠導入楽音再生方法を提供することを目的とする。
本発明は、生体情報を検出する検出手段と、生体の状態別に再生するべき楽音名が関係付けられた個人情報記憶手段と、前記楽音名と楽音データとが関係付けられて記憶された楽音記憶手段と、前記検出手段によって検出された生体情報に基づいて、生体の状態を判定する判定手段と、前記個人情報記憶手段から、前記判定手段により判定された前記生体の状態に関係付けられた楽音名を選択して読み出す楽音選択手段と、前記楽音選択手段によって読み出した楽音名が関係付けられた楽音データを前記楽音記憶手段から読み出して、該楽音データに基づいて楽音を再生する再生手段とを備えたことを特徴とする。
本発明は、前記楽音選択手段は、前記生体の状態に基づいて、再生中の楽音の睡眠導入効果を判定し、睡眠導入効果がない場合は、他の楽音名を選択することを特徴とする。
本発明は、前記楽音選択手段は、前記睡眠導入効果の有無を楽音名毎に前記個人情報記憶手段に記憶しておき、楽音名を選択する場合に、前記睡眠導入効果の有る楽音名を優先的に選択することを特徴とする。
本発明は、前記楽音選択手段は、前記睡眠導入効果の有無を楽音名毎に前記個人情報記憶手段に記憶しておき、睡眠導入効果がないと判定された楽音の楽音名を前記個人情報記憶手段から削除することを特徴とする。
本発明は、前記再生手段は、前記生体の状態が睡眠状態になった時点で、再生中の楽音再生を停止することを特徴とする。
本発明は、前記生体情報は、脈拍情報であることを特徴とする。
本発明は、生体情報を検出する生体情報検出装置と、楽音を再生する再生装置と、前記楽音の楽音データを配信する配信サーバとからなる睡眠導入楽音再生システムであって、前記再生装置は、前記生体情報検出装置が出力する生体情報を入力し、前記配信サーバに対して送信する生体情報送信手段と、前記配信サーバが配信した楽音データを受信する楽音受信手段と、前記楽音受信手段によって受信した楽音データに基づいて楽音を再生する再生手段とを備え、前記配信サーバは、生体の状態別に再生するべき楽音名が関係付けられた個人情報記憶手段と、前記楽音名と楽音データとが関係付けられて記憶された楽音記憶手段と、前記生体情報送信手段により送信された生体情報を受信する生体情報受信手段と、前記生体情報受信手段によって受信した生体情報に基づいて、生体の状態を判定する判定手段と、前記個人情報記憶手段から、前記判定手段により判定された前記生体の状態に関係付けられた楽音名を選択して読み出す楽音選択手段と、前記楽音選択手段によって読み出した楽音名が関係付けられた楽音データを前記楽音記憶手段から読み出して、前記再生装置に送信する楽音送信手段とを備えたことを特徴とする。
本発明は、睡眠に導く最適な楽音を選択して再生するために、生体の状態別に再生するべき楽音名が関係付けられた個人情報記憶手段と、前記楽音名と楽音データとが関係付けられて記憶された楽音記憶手段とを備えた睡眠導入楽音再生装置における睡眠導入楽音再生方法であって、前記ユーザの生体情報を検出する検出ステップと、前記検出ステップによって検出された生体情報に基づいて、生体の状態を判定する判定ステップと、前記個人情報記憶手段から、前記判定ステップにより判定された前記生体の状態に関係付けられた楽音名を選択して読み出す楽音選択ステップと、前記楽音選択ステップによって読み出した楽音名が関係付けられた楽音データを前記楽音記憶手段から読み出して、該楽音データに基づいて楽音を再生する再生ステップとを有することを特徴とする。
本発明によれば、生体情報を検出し、得られた生体の状態に応じた楽音を選択して再生するようにしたため、ユーザは自身の生体状態に合った睡眠導入用の楽音を聴取することが可能になるという効果が得られる。また睡眠導入効果がない場合には、再生する楽音を変更するようにしたため、睡眠導入に対して逆効果である楽音が再生されることを防止することができる。また、睡眠導入効果がないと見なされた楽音を再生する楽音の候補から削除して、睡眠導入効果がない楽音が再生されることを防止するようにしたため、ユーザは短時間で入眠することができる。また、睡眠状態に至った場合は、再生中の楽音を自動的に停止するようにしたため、不要な楽音が再生し続けることを防止することができる。
<第1の実施形態>
以下、本発明の第1の実施形態による睡眠導入楽音再生装置を図面を参照して説明する。図1は同実施形態の構成を示すブロック図である。この図において、符号1は、睡眠導入楽音再生装置10の処理動作を統括して制御する制御部である。符号2は、キースイッチ等から構成する操作部である。符号3は、液晶のディスプレイ等から構成する表示部である。符号4は、ユーザの身体に取り付けて生体情報を検出する生体情報センサである。ここでは生体情報センサ4の一例として、耳朶や手首に取り付けて脈波を検出する脈拍センサを例にして説明する。符号5は、脈拍センサ4が出力する脈波検出信号をA/D変換し、所定時間(例えば30秒)内の脈拍数の情報を出力する身体状況演算部である。身体状況演算部5は、所定時間内の脈波を検出し、所定時間内の脈拍数の値を出力するとともに、脈波の変動(R−R間隔)量を周波数解析することにより得られる0.1Hz近辺のスペクトル量(以下、LFと称する)と、0.3Hz近辺のスペクトル量(以下、HFと称する)とから求められるLF/HFの値を出力する。
以下、本発明の第1の実施形態による睡眠導入楽音再生装置を図面を参照して説明する。図1は同実施形態の構成を示すブロック図である。この図において、符号1は、睡眠導入楽音再生装置10の処理動作を統括して制御する制御部である。符号2は、キースイッチ等から構成する操作部である。符号3は、液晶のディスプレイ等から構成する表示部である。符号4は、ユーザの身体に取り付けて生体情報を検出する生体情報センサである。ここでは生体情報センサ4の一例として、耳朶や手首に取り付けて脈波を検出する脈拍センサを例にして説明する。符号5は、脈拍センサ4が出力する脈波検出信号をA/D変換し、所定時間(例えば30秒)内の脈拍数の情報を出力する身体状況演算部である。身体状況演算部5は、所定時間内の脈波を検出し、所定時間内の脈拍数の値を出力するとともに、脈波の変動(R−R間隔)量を周波数解析することにより得られる0.1Hz近辺のスペクトル量(以下、LFと称する)と、0.3Hz近辺のスペクトル量(以下、HFと称する)とから求められるLF/HFの値を出力する。
符号6は、脈拍センサ4によって検出した脈拍数の情報と、睡眠導入用の楽曲を選択するための楽曲リスト情報とからなる個人情報を記憶する個人データベースである。符号7は、身体状況演算部5から出力する脈拍数情報と、個人データベース6に記憶されている個人情報とに基づいて、睡眠導入用の楽曲を選択する曲選択部である。符号8は、ユーザが予めダウンロード等を行うことにより入手した睡眠導入用の楽曲データが記憶された楽曲データベースである。符号9は、曲選択部7において選択された楽曲のデータを読み出して再生する楽曲再生部である。符号11は、楽曲再生部9において再生された楽曲信号に基づいて、楽曲の音を発音させるスピーカである。符号12は、楽曲再生部9において再生された楽曲信号に基づいて、図示しないヘッドホンから楽曲の音を発音させるためのヘッドホンを接続するヘッドホン端子である。
次に、図2を参照して、図1に示す個人データベース6内のテーブル構造を説明する。個人データベース6には、アップテンポグループの楽曲名を記憶するテーブル6aと、スローテンポグループの楽曲名を記憶するテーブル6bと、標準テンポグループの楽曲名を記憶するテーブル6cと、時間帯毎の生体情報を記憶する時間帯平均値テーブル6dと、直前の所定時間の生体情報を記憶する計測値テーブル6eの5つのテーブルが記憶される。各テンポグループのテーブルは、楽曲データベース8内に記憶されている楽曲データのそれぞれについて公知の方法を用いて、アップテンポグループ、スローテンポグループ、標準テンポグループに分類して、この分類結果に基づいて、分類された楽曲名を記憶したものである。そして、初期状態の優先度は、ユーザが任意に設定したものである。また、各々の楽曲名には、再生中に他の楽曲へ変更した回数を示す変更回数情報が付与される。時間帯平均値テーブル6dは、1時間毎の時間帯におけるユーザの脈拍数の平均値とLF/HF値の平均値とが記憶されるテーブルである。計測値テーブル6eは、直前の1時間分の計測値(脈拍数とLF/HF値)が時刻と関係付けられて記憶されるテーブルであり、新たな計測が行われる度に最も古い計測値が消去されて、新たに計測された計測値が記憶される。ここでは、計測間隔が2分である場合の例を示している。また、計測値テーブル6eに記憶される計測値は、時間帯平均値テーブル6d内の値を更新するのにも用いられる。
ここで、脈拍数に基づいて、睡眠状態に至ったか否かを判定する原理について簡単に説明する。睡眠には、記憶を整理すると言われるレム睡眠と、大脳の休息状態と言われるノンレム睡眠とがあり、これらの状態をおよそ90分のリズムで繰り返しながら変化している。また、睡眠状態と自律神経の活性状況に関連があることが知られている。睡眠状態の変化は脳幹と呼ばれる部位が制御しており、脳幹はまた自律神経も制御している。ノンレム睡眠で特に深い眠りのときには副交感神経が優位になり、レム睡眠の時には交感神経が優位になるため、自律神経変化の状態を測ることで間接的に睡眠の状態を捉えることができる。自律神経の活性状況は、脈拍間隔の揺らぎ成分から計測することができ、脈拍の間隔を計測し、その揺らぎ成分を周波数解析して得られたパワースペクトルの0.1Hz近辺のスペクトル量(LF)及び0.3Hz近辺のスペクトル量(HF)それぞれが交感神経、副交感神経の活性度に対応する。したがって、LF/HFの値が小さいほど深い睡眠状態であることを意味し、LF/HFの値が大きいほど浅い睡眠状態、または覚醒状態であることを意味する。
次に、図3を参照して、図1に示す睡眠導入楽音再生装置10において、再生する楽曲を選択して再生する動作を説明する。まず、ユーザは睡眠しようとするときに、脈拍センサ4を耳朶に取り付け、操作部2において睡眠導入楽曲の再生を開始する操作を行う。この操作が行われると、制御部1は、初めに再生を開始する楽曲を選択する動作を開始する。身体状況演算部5は、脈拍センサ4が出力する脈波検出信号を入力し、所定時間内の脈拍数の値と、脈波の変動量を解析することにより得られるLF/HFの値を求めて、この脈拍数の値とLF/HFの値と生体情報として制御部1に対して出力する。制御部1は、この生体情報を読み取り(ステップS1)、この生体情報と現在時刻とを個人データベース6へ記憶して(ステップS2)、曲選択部7に対して楽曲の選択を指示する。
これを受けて、曲選択部7は、現在時刻から時間帯を特定し、個人データベース6に記憶されている時間帯のLF/HF平均値と新たに記憶されたLF/HF値との比較結果に基づいてユーザの生体の状態を判定する(ステップS3)ために、新たに得られたLF/HF値がLF/HF平均値の10%以上大きい(+10%以上)値であるか否かを判定する(ステップS4)。この判定の結果、新たに得られたLF/HF値が平均値の10%以上大きい値である場合、曲選択部7は、個人データベース6内のアップテンポグループ6aの優先度1内に定義されているアップテンポの楽曲を1曲選択して、楽曲名を読み出す(ステップS5)。そして、曲選択部7は、読み出したアップテンポの楽曲名を制御部1に通知するとともに、選択した楽曲名とこの楽曲のテンポグループ名を内部に保持する。
一方、新たに得られたLF/HF値が平均値の10%以上大きい値でない場合、曲選択部7は、新たに得られたLF/HF値が平均値の10%以上小さい(−10%以下)値であるか否かを判定する(ステップS6)。この判定の結果、新たに得られたLF/HF値がLF/HF平均値の10%以上小さい値である場合、曲選択部7は、個人データベース6内のスローテンポグループ6bの優先度1内に定義されているスローテンポの楽曲を1曲選択して、楽曲名を読み出す(ステップS7)。そして、曲選択部7は、読み出したスローテンポの楽曲名を制御部1に通知するとともに、選択した楽曲名とこの楽曲のテンポグループ名を内部に保持する。
また、新たに得られたLF/HF値が平均値の10%以上小さい値でない場合、すなわち新たに得られたLF/HF値が平均値の±10%以内である場合、曲選択部7は、個人データベース6内の標準テンポグループ6cの優先度1内に定義されている標準テンポの楽曲を1曲選択して、楽曲名を読み出す(ステップS7)。そして、曲選択部7は、読み出した標準テンポの楽曲名を制御部1に通知するとともに、選択した楽曲名とこの楽曲のテンポグループ名を内部に保持する。
次に、制御部1は、曲選択部7おいて選択されたアップテンポ、スローテンポ及び標準テンポのいずれかの楽曲名を楽曲再生部9へ通知する。これを受けて、楽曲再生部9は、制御部1から通知された楽曲名の楽曲データを楽曲データベース8から読み出して、読み出した楽曲データに基づいて、楽曲を再生する(ステップS9)。これにより、選択された楽曲がスピーカ11から発音することになる。また、ヘッドホン端子12にヘッドホンが接続されていれば、ヘッドホンから楽曲が発音することになる。
このように、ユーザの生体の状態に応じて、アップテンポ、スローテンポ及び標準テンポのいずれかの楽曲を選択するようにしたため、ユーザは自身の生体状態に合った睡眠導入用の楽音を聴取することが可能になる。
次に、図4を参照して、図1に示す睡眠導入楽音再生装置10において、ユーザの生体の状態に応じて再生中の楽曲を変更する動作を説明する。まず、身体状況演算部5は、脈拍センサ4が出力する脈波検出信号を入力し、所定時間内の脈拍数の値と、脈波の変動量を解析することにより得られるLF/HFの値を求めて、この脈拍数の値とLF/HFの値とを生体情報として制御部1に対して出力する。制御部1は、この生体情報を読み取り(ステップS11)、この生体情報と現在時刻とを個人データベース6へ記憶して(ステップS12)、曲選択部7に対して楽曲の変更処理実行を指示する。これを受けて、曲選択部7は、楽曲の再生が開始されてから、所定時間待機して、新たに得られたLF/HF値が直前に得られたLF/HF値より小さい値になっているか否かを判定する(ステップS13)。この判定の結果、直前の値より小さくなっていれば(睡眠状態に近づいていれば)、曲選択部7は、新たに得られたLF/HF値が睡眠状態を示す値になっているか否かに基づいて、睡眠状態になった否かを判定する(ステップS14)。この判定の結果、新たに得られたLF/HF値が睡眠状態を示す値になっていれば、曲選択部7は、制御部1に対して、睡眠状態に至ったことを通知する。これを受けて、制御部1は、楽曲再生部9に対して、楽曲の再生を停止する指示を出す。これにより、楽曲再生部9は、楽曲の再生動作を停止する(ステップS15)。一方、睡眠状態に至っていなければステップS11へ戻り、処理を繰り返す。
一方、ステップS13において、新たに得られたLF/HF値が直前に得られたLF/HF値より小さい値になっていない場合、曲選択部7は、新たに得られたLF/HF値が直前に得られたLF/HF値より小さい値になっていない状態が2回連続したか否かを判定する(ステップS16)。この判定の結果、2回連続していなければ、曲選択部7は、内部に保持しているテンポグループ名と同じテンポグループ中に記憶されている楽曲名のうち、現在再生されている楽曲名とは異なる楽曲名を選択し、この楽曲名を個人データベース6から読み出す(ステップS17)。そして、曲選択部7は、読み出した楽曲名を制御部1へ通知する。これを受けて、制御部1は、曲選択部7から通知された楽曲名を楽曲再生部9へ通知する。楽曲再生部9は、制御部1から通知された楽曲名の楽曲データを楽曲データベース8から読み出して、読み出した楽曲データに基づいて、楽曲を再生する。これにより、再生中の楽曲が変更されて再生されることになる。
次に、曲選択部7は、再生する楽曲の変更が生じた場合、変更が生じた楽曲の楽曲名に対して変更が生じたことを示す変更回数情報に「1」を加えて個人データベース6に記憶するとともに、この楽曲名を優先度を優先度2に降格させて、優先度2の楽曲名の1つを優先度1に昇格させる(ステップS18)。このとき、曲選択部7は、楽曲名に付与されている変更回数情報が「3」である場合は、この楽曲名を個人データベース6から削除する。すなわち、曲変更が3回発生した楽曲名は個人データベース6から削除される。そして、ステップS11へ戻り、処理を繰り返す。
一方、新たに得られたLF/HF値が直前に得られたLF/HF値より小さい値になっていない状態が2回連続した場合、曲選択部7は、内部に保持しているテンポグループ名とは異なるテンポグループ名に変更し、変更したテンポグループ中に記憶されている楽曲名一つ選択し、この楽曲名を個人データベース6から読み出す(ステップS17)。そして、曲選択部7は、読み出した楽曲名を制御部1へ通知する。これを受けて、制御部1は、曲選択部7から通知された楽曲名を楽曲再生部9へ通知する。楽曲再生部9は、制御部1から通知された楽曲名の楽曲データを楽曲データベース8から読み出して、読み出した楽曲データに基づいて、楽曲を再生する。これにより、再生中の楽曲が異なるテンポグループの楽曲に変更されて再生されることになる。
次に、曲選択部7は、再生する楽曲の変更が生じた場合、変更が生じた楽曲の楽曲名に対して変更が生じたことを示す変更回数情報を「1」を加えて個人データベース6に記憶するとともに、この楽曲名を優先度を優先度2に降格させて、優先度2の楽曲名の1つを優先度1に昇格させる(ステップS18)。このとき、曲選択部7は、楽曲名に付与されている変更回数情報が「3」である場合は、この楽曲名を個人データベース6から削除する。そして、ステップS11へ戻り、処理を繰り返す。
このように、睡眠導入効果がない場合には、再生する楽音を変更するようにしたため、睡眠導入に対して逆効果である楽音が再生されることを防止することができる。また、睡眠導入効果がないと見なされた楽音を再生する楽音の候補から削除して、睡眠導入効果がない楽音が再生されることを防止するようにしたため、ユーザは短時間で入眠することができる。また、睡眠状態に至った場合は、再生中の楽音を自動的に停止するようにしたため、不要な楽音が再生し続けることを防止することができる。
<第2の実施形態>
次に、本発明の第2の実施形態による睡眠導入楽音再生システムを図面を参照して説明する。図5は第2の実施形態の構成を示すブロック図である。睡眠導入楽音再生システムは、楽曲データに基づいて楽曲を再生する携帯端末20と、携帯端末20に接続され、生体情報を計測する計測装置30と、携帯端末20との間で無線通信回線を確立する基地局40と、複数の基地局40が接続されるネットワーク50と、ネットワーク50に接続され、携帯端末20に対して、楽曲データを配信する配信サーバ60とから構成する。
次に、本発明の第2の実施形態による睡眠導入楽音再生システムを図面を参照して説明する。図5は第2の実施形態の構成を示すブロック図である。睡眠導入楽音再生システムは、楽曲データに基づいて楽曲を再生する携帯端末20と、携帯端末20に接続され、生体情報を計測する計測装置30と、携帯端末20との間で無線通信回線を確立する基地局40と、複数の基地局40が接続されるネットワーク50と、ネットワーク50に接続され、携帯端末20に対して、楽曲データを配信する配信サーバ60とから構成する。
図5において、符号21は、携帯端末20の処理動作を統括して制御する制御部である。符号22は、キースイッチ等から構成する操作部である。符号23は、液晶のディスプレイ等から構成する表示部である。符号24は、基地局40との間で確立した無線通信回線を使用して情報通信を行う送受信部である。符号25は、計測装置30が出力する生体情報を入力する入力部である。符号26は、配信サーバ60から配信された楽曲のデータを再生する楽曲再生部である。符号27は、楽曲再生部26において再生された楽曲信号に基づいて、楽曲の音を発音させるスピーカである。符号28は、楽曲再生部26において再生された楽曲信号に基づいて、図示しないヘッドホンから楽曲の音を発音させるためのヘッドホンを接続するヘッドホン端子である。
符号31は、ユーザの身体に取り付けて生体情報を検出する生体情報センサである。ここでは生体情報センサ4の一例として、耳朶や手首に取り付けて脈波を検出する脈拍センサを例にして説明する。符号32は、脈拍センサ31が出力する脈波検出信号をA/D変換し、所定時間(例えば30秒)内の脈拍数の情報を出力する身体状況演算部である。身体状況演算部32は、所定時間内の脈波を検出し、所定時間内の脈拍数の値を出力するとともに、脈波の変動(R−R間隔)量を周波数解析することにより得られる0.1Hz近辺のスペクトル量(以下、LFと称する)と、0.3Hz近辺のスペクトル量(以下、HFと称する)とから求められるLF/HFの値とを携帯端末20に対して出力する。
符号61は、配信サーバ60の処理動作を統括して制御する制御部である。符号62は、ネットワーク50を介して、携帯端末20との間で情報通信を行う送受信部である。符号63は、脈拍センサ31によって検出した脈拍数の情報と、睡眠導入用の楽曲を選択するための楽曲リスト情報とからなる個人情報をユーザを特定する個人ID毎に記憶する個人データベースである。図5に示す個人データベース63のテーブル構造は、図2に示すテーブル構造と同様であるため、詳細な説明を省略する。符号64は、身体状況演算部32から出力する脈拍数情報と、個人データベース6に記憶されている個人情報とに基づいて、睡眠導入用の楽曲を選択する曲選択部である。符号65は、睡眠導入用の楽曲データが予め記憶された楽曲データベースである。符号66は、楽曲データベース65から読み出した楽曲データを携帯端末20に対して配信する楽曲データ配信部である。
次に、図3を参照して、図5に示す睡眠導入楽音再生システムにおいて、再生する楽曲を選択して再生する動作を説明する。まず、ユーザは睡眠しようとするときに、脈拍センサ31を耳朶に取り付け、操作部22において睡眠導入楽曲の再生を開始する操作を行う。この操作が行われると、制御部21は、送受信部24に対して、配信サーバ60に接続するように指示を出す。これを受けて、送受信部24は、基地局40、ネットワーク50を介して配信サーバ60へ接続して、初めに再生を開始する楽曲を選択する動作を開始する。身体状況演算部32は、脈拍センサ31が出力する脈波検出信号を入力し、所定時間内の脈拍数の値と、脈波の変動量を解析することにより得られるLF/HFの値を求めて、この脈拍数の値とLF/HFの値とを生体情報として、携帯端末20に対して出力する。制御部21は、入力部25を介して、この生体情報を読み取り(ステップS1)、この生体情報とユーザを特定する個人IDとを送受信部24を介して、配信サーバ60へ送信する。この生体情報は、送受信部62を介して、制御部61が受信する。制御部61は、受信した生体情報と現在時刻とを個人データベース63へ記憶して(ステップS2)、曲選択部64に対して楽曲の選択を指示する。
これを受けて、曲選択部64は、現在時刻から時間帯を特定し、個人データベース63に記憶されている時間帯のLF/HF平均値と新たに記憶されたLF/HF値との比較結果に基づいてユーザの生体の状態を判定する(ステップS3)ために、新たに得られたLF/HF値がLF/HF平均値の10%以上大きい(+10%以上)値であるか否かを判定する(ステップS4)。この判定の結果、新たに得られたLF/HF値が平均値の10%以上大きい値である場合、曲選択部64は、個人データベース63内のアップテンポグループ6aの優先度1内に定義されているアップテンポの楽曲を1曲選択して、楽曲名を読み出す(ステップS5)。そして、曲選択部64は、読み出したアップテンポの楽曲名を制御部61に通知するとともに、選択した楽曲名とこの楽曲のテンポグループ名を内部に保持する。
一方、新たに得られたLF/HF値が平均値の10%以上大きい値でない場合、曲選択部64は、新たに得られたLF/HF値が平均値の10%以上小さい(−10%以下)値であるか否かを判定する(ステップS6)。この判定の結果、新たに得られたLF/HF値がLF/HF平均値の10%以上小さい値である場合、曲選択部64は、個人データベース63内のスローテンポグループ6bの優先度1内に定義されているスローテンポの楽曲を1曲選択して、楽曲名を読み出す(ステップS7)。そして、曲選択部64は、読み出したスローテンポの楽曲名を制御部61に通知するとともに、選択した楽曲名とこの楽曲のテンポグループ名を内部に保持する。
また、新たに得られたLF/HF値が平均値の10%以上小さい値でない場合、すなわち新たに得られたLF/HF値が平均値の±10%以内である場合、曲選択部64は、個人データベース63内の標準テンポグループ6cの優先度1内に定義されている標準テンポの楽曲を1曲選択して、楽曲名を読み出す(ステップS7)。そして、曲選択部64は、読み出した標準テンポの楽曲名を制御部61に通知するとともに、選択した楽曲名とこの楽曲のテンポグループ名を内部に保持する。
次に、制御部1は、曲選択部64おいて選択されたアップテンポ、スローテンポ及び標準テンポのいずれかの楽曲名を楽曲データ配信部66へ通知する。これを受けて、楽曲データ配信部66は、制御部1から通知された楽曲名の楽曲データを楽曲データベース65から読み出して、読み出した楽曲データを送受信部62を介して、携帯端末20に対して配信する。送受信部24は、この配信された楽曲データを受信し、受信した楽曲データを楽曲再生部26に対して出力する。楽曲再生部26は、この楽曲データに基づいて、楽曲を再生する(ステップS9)。これにより、選択された楽曲がスピーカ27から発音することになる。また、ヘッドホン端子28にヘッドホンが接続されていれば、ヘッドホンから楽曲が発音することになる。
このように、ユーザの生体の状態に応じて、アップテンポ、スローテンポ及び標準テンポのいずれかの楽曲を選択するようにしたため、ユーザは自身の生体状態に合った睡眠導入用の楽音を聴取することが可能になる。
次に、図4を参照して、図5に示す睡眠導入楽音再生システムにおいて、ユーザの生体の状態に応じて再生中の楽曲を変更する動作を説明する。まず、身体状況演算部32は、脈拍センサ31が出力する脈波検出信号を入力し、所定時間内の脈拍数の値と、脈波の変動量を解析することにより得られるLF/HFの値を求めて、この脈拍数の値とLF/HFの値と生体情報として、携帯端末20へ出力する。制御部1は、入力部25を介して、生体情報を読み取り(ステップS11)、送受信部24を介して、この生体情報と個人IDとを配信サーバ60に対して送信する。この生体情報と個人IDは、送受信部62を介して、制御部61が受信する。制御部61は、受信した生体情報と現在時刻とを受信した個人IDに基づいて個人データベース63へ記憶して(ステップS12)、曲選択部64に対して楽曲の変更処理実行を指示する。これを受けて、曲選択部64は、楽曲の再生が開始されてから、所定時間待機して、新たに得られたLF/HF値が直前に得られたLF/HF値より小さい値になっているか否かを判定する(ステップS13)。この判定の結果、直前の値より小さくなっていれば(睡眠状態に近づいていれば)、曲選択部64は、新たに得られたLF/HF値が睡眠状態を示す値になっているか否かに基づいて、睡眠状態になった否かを判定する(ステップS14)。この判定の結果、新たに得られたLF/HF値が睡眠状態を示す値になっていれば、曲選択部64は、制御部61に対して、睡眠状態に至ったことを通知する。これを受けて、制御部61は、楽曲データ配信部66に対して、楽曲の配信を停止する指示を出す。これにより、楽曲再生部26における楽曲の再生動作が停止する(ステップS15)。一方、睡眠状態に至っていなければステップS11へ戻り、処理を繰り返す。
一方、ステップS13において、新たに得られたLF/HF値が直前に得られたLF/HF値より小さい値になっていない場合、曲選択部64は、新たに得られたLF/HF値が直前に得られたLF/HF値より小さい値になっていない状態が2回連続したか否かを判定する(ステップS16)。この判定の結果、2回連続していなければ、曲選択部64は、内部に保持しているテンポグループ名と同じテンポグループ中に記憶されている楽曲名のうち、現在再生されている楽曲名とは異なる楽曲名を選択し、この楽曲名を個人データベース63から読み出す(ステップS17)。そして、曲選択部64は、読み出した楽曲名を制御部61へ通知する。これを受けて、制御部61は、曲選択部64から通知された楽曲名を楽曲データ配信部66へ通知する。楽曲データ配信部66は、制御部61から通知された楽曲名の楽曲データを楽曲データベース65から読み出して、読み出した楽曲データを送受信部62を介して、携帯端末20に対して配信する。送受信部24は、この配信された楽曲データを受信し、受信した楽曲データを楽曲再生部26に対して出力する。楽曲再生部26は、この楽曲データに基づいて、楽曲を再生する。これにより、再生中の楽曲が変更されて再生されることになる。
次に、曲選択部64は、再生する楽曲の変更が生じた場合、変更が生じた楽曲の楽曲名に対して変更が生じたことを示す変更回数情報に「1」を加えて個人データベース63に記憶するとともに、この楽曲名を優先度を優先度2に降格させて、優先度2の楽曲名の1つを優先度1に昇格させる(ステップS18)。このとき、曲選択部64は、楽曲名に付与されている変更回数情報が「3」である場合は、この楽曲名を個人データベース63から削除する。すなわち、曲変更が3回発生した楽曲名は個人データベース63から削除される。そして、ステップS11へ戻り、処理を繰り返す。
一方、新たに得られたLF/HF値が直前に得られたLF/HF値より小さい値になっていない状態が2回連続した場合、曲選択部64は、内部に保持しているテンポグループ名とは異なるテンポグループ名に変更し、変更したテンポグループ中に記憶されている楽曲名一つ選択し、この楽曲名を個人データベース63から読み出す(ステップS17)。そして、曲選択部64は、読み出した楽曲名を制御部61へ通知する。これを受けて、制御部61は、曲選択部64から通知された楽曲名を楽曲データ配信部66へ通知する。楽曲データ配信部66は、制御部61から通知された楽曲名の楽曲データを楽曲データベース65から読み出して、読み出した楽曲データを送受信部62を介して、携帯端末20に対して配信する。送受信部24は、この配信された楽曲データを受信し、受信した楽曲データを楽曲再生部26に対して出力する。楽曲再生部26は、この楽曲データに基づいて、楽曲を再生する。これにより、再生中の楽曲が異なるテンポグループの楽曲に変更されて再生されることになる。
次に、曲選択部64は、再生する楽曲の変更が生じた場合、変更が生じた楽曲の楽曲名に対して変更が生じたことを示す変更回数情報を「1」を加えて個人データベース6に記憶するとともに、この楽曲名を優先度を優先度2に降格させて、優先度2の楽曲名の1つを優先度1に昇格させる(ステップS18)。このとき、曲選択部64は、楽曲名に付与されている変更回数情報が「3」である場合は、この楽曲名を個人データベース63から削除する。そして、ステップS11へ戻り、処理を繰り返す。
このように、睡眠導入効果がない場合には、再生する楽音を変更するようにしたため、睡眠導入に対して逆効果である楽音が再生されることを防止することができる。また、睡眠導入効果がないと見なされた楽音を再生する楽音の候補から削除して、睡眠導入効果がない楽音が再生されることを防止するようにしたため、ユーザは短時間で入眠することができる。また、睡眠状態に至った場合は、再生中の楽音を自動的に停止するようにしたため、不要な楽音が再生し続けることを防止することができる。
なお、図5に示す睡眠導入楽音再生システムにおいては、サービスを提供するサイトに登録する際に、ユーザに対してアンケートを実施し、このアンケート結果に基づいて、初期の個人データベースを構築するようにしてもよい。この場合、実施するアンケートにおいて、ユーザの性別、年齢、好きな音楽ジャンル、就寝時間、起床時間等を回答してもらい、これらの情報に基づいて、アップテンポグループ、スローテンポグループ及び標準テンポグループ内の楽曲名を選択して個人データベースに記憶しておけばよい。
また、前述した説明では生体の状態を判定するためにLF/HF値を用いて判定するようにしたが、脈拍数で判定するようにしてもよい。また、再生する楽音は、楽曲である必要はなく、睡眠導入用の効果音等の楽音であってもよい。
なお、図1における処理部の機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより睡眠導入楽音再生処理を行ってもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータシステム」は、ホームページ提供環境(あるいは表示環境)を備えたWWWシステムも含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムが送信された場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリ(RAM)のように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。
また、上記プログラムは、このプログラムを記憶装置等に格納したコンピュータシステムから、伝送媒体を介して、あるいは、伝送媒体中の伝送波により他のコンピュータシステムに伝送されてもよい。ここで、プログラムを伝送する「伝送媒体」は、インターネット等のネットワーク(通信網)や電話回線等の通信回線(通信線)のように情報を伝送する機能を有する媒体のことをいう。また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良い。さらに、前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であっても良い。
10・・・睡眠導入楽音再生装置、1・・・制御部、2・・・操作部、3・・・表示部、4・・・生体情報センサ(脈拍センサ)、5・・・身体状況演算部、6・・・個人データベース、7・・・曲選択部、8・・・楽曲データベース、9・・・楽曲再生部、11・・・スピーカ、12・・・ヘッドホン端子、20・・・携帯端末、21・・・制御部、22・・・操作部、23・・・表示部、24・・・送受信部、25・・・入力部、26・・楽曲再生部、27・・・スピーカ、28・・・ヘッドホン端子、30・・・計測装置、31・・・生体情報センサ(脈拍センサ)、32・・・身体状況演算部、40・・・基地局、50・・・ネットワーク、60・・・配信サーバ、61・・・制御部、62・・・送受信部、63・・・個人データベース、64・・・曲選択部、65・・・楽曲データベース、66・・・楽曲データ配信部
Claims (8)
- 生体情報を検出する検出手段と、
生体の状態別に再生するべき楽音名が関係付けられた個人情報記憶手段と、
前記楽音名と楽音データとが関係付けられて記憶された楽音記憶手段と、
前記検出手段によって検出された生体情報に基づいて、生体の状態を判定する判定手段と、
前記個人情報記憶手段から、前記判定手段により判定された前記生体の状態に関係付けられた楽音名を選択して読み出す楽音選択手段と、
前記楽音選択手段によって読み出した楽音名が関係付けられた楽音データを前記楽音記憶手段から読み出して、該楽音データに基づいて楽音を再生する再生手段と
を備えたことを特徴とする睡眠導入楽音再生装置。 - 前記楽音選択手段は、
前記生体の状態に基づいて、再生中の楽音の睡眠導入効果を判定し、
睡眠導入効果がない場合は、他の楽音名を選択することを特徴とする請求項1に記載の睡眠導入楽音再生装置。 - 前記楽音選択手段は、
前記睡眠導入効果の有無を楽音名毎に前記個人情報記憶手段に記憶しておき、
楽音名を選択する場合に、前記睡眠導入効果の有る楽音名を優先的に選択することを特徴とする請求項2に記載の睡眠導入楽音再生装置。 - 前記楽音選択手段は、
前記睡眠導入効果の有無を楽音名毎に前記個人情報記憶手段に記憶しておき、
睡眠導入効果がないと判定された楽音の楽音名を前記個人情報記憶手段から削除することを特徴とする請求項2に記載の睡眠導入楽音再生装置。 - 前記再生手段は、前記生体の状態が睡眠状態になった時点で、再生中の楽音再生を停止することを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の睡眠導入楽音再生装置。
- 前記生体情報は、脈拍情報であることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の睡眠導入楽音再生装置。
- 生体情報を検出する生体情報検出装置と、楽音を再生する再生装置と、前記楽音の楽音データを配信する配信サーバとからなる睡眠導入楽音再生システムであって、
前記再生装置は、
前記生体情報検出装置が出力する生体情報を入力し、前記配信サーバに対して送信する生体情報送信手段と、
前記配信サーバが配信した楽音データを受信する楽音受信手段と、
前記楽音受信手段によって受信した楽音データに基づいて楽音を再生する再生手段とを備え、
前記配信サーバは、
生体の状態別に再生するべき楽音名が関係付けられた個人情報記憶手段と、
前記楽音名と楽音データとが関係付けられて記憶された楽音記憶手段と、
前記生体情報送信手段により送信された生体情報を受信する生体情報受信手段と、
前記生体情報受信手段によって受信した生体情報に基づいて、生体の状態を判定する判定手段と、
前記個人情報記憶手段から、前記判定手段により判定された前記生体の状態に関係付けられた楽音名を選択して読み出す楽音選択手段と、
前記楽音選択手段によって読み出した楽音名が関係付けられた楽音データを前記楽音記憶手段から読み出して、前記再生装置に送信する楽音送信手段とを備えた
ことを特徴とする睡眠導入楽音再生システム。 - 睡眠に導く最適な楽音を選択して再生するために、生体の状態別に再生するべき楽音名が関係付けられた個人情報記憶手段と、前記楽音名と楽音データとが関係付けられて記憶された楽音記憶手段とを備えた睡眠導入楽音再生装置における睡眠導入楽音再生方法であって、
前記ユーザの生体情報を検出する検出ステップと、
前記検出ステップによって検出された生体情報に基づいて、生体の状態を判定する判定ステップと、
前記個人情報記憶手段から、前記判定ステップにより判定された前記生体の状態に関係付けられた楽音名を選択して読み出す楽音選択ステップと、
前記楽音選択ステップによって読み出した楽音名が関係付けられた楽音データを前記楽音記憶手段から読み出して、該楽音データに基づいて楽音を再生する再生ステップと
を有することを特徴とする睡眠導入楽音再生方法。
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JP2006016184A JP2007195664A (ja) | 2006-01-25 | 2006-01-25 | 睡眠導入楽音再生装置、睡眠導入楽音再生システム及び睡眠導入楽音再生方法 |
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