JP2007195488A - 釣竿 - Google Patents
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Abstract
【課題】リール装着部を手で把持して操作する場合に、軽快な操作感を出すことができると共に、リールを強固に装着できる釣竿を提供する。
【解決手段】繊維強化合成樹脂製竿杆10の長手方向適宜位置の外側にリール装着本体部12Hが設けられ、該リール装着本体部の外周にリール脚載置部を有し、該リール脚載置部の前後に固定フードF1と移動フードF2とを対向配設したリール装着部12を具備した釣竿であって、前記リール装着本体部の長さ方向の一部分は、使用標準サイズのリールRを装着した場合の両フード間のリール脚載置部長さLSの半分以上の長さLAに亘った柔軟性部材による管状の柔軟性本体部12HAによって構成しており、各フード内部におけるリール脚載置部F1S,F2Sは前記柔軟性本体部よりも硬い硬質部であり、リールを装着する前では、前記柔軟性本体部の表面は前記硬質部の表面よりも高い位置にあるよう構成する。
【選択図】図1
【解決手段】繊維強化合成樹脂製竿杆10の長手方向適宜位置の外側にリール装着本体部12Hが設けられ、該リール装着本体部の外周にリール脚載置部を有し、該リール脚載置部の前後に固定フードF1と移動フードF2とを対向配設したリール装着部12を具備した釣竿であって、前記リール装着本体部の長さ方向の一部分は、使用標準サイズのリールRを装着した場合の両フード間のリール脚載置部長さLSの半分以上の長さLAに亘った柔軟性部材による管状の柔軟性本体部12HAによって構成しており、各フード内部におけるリール脚載置部F1S,F2Sは前記柔軟性本体部よりも硬い硬質部であり、リールを装着する前では、前記柔軟性本体部の表面は前記硬質部の表面よりも高い位置にあるよう構成する。
【選択図】図1
Description
本発明は、リール装着部に特徴のある釣竿に関する。
従来、リール装着部を有する真鯛竿等の船竿は、例えば3.6mほどの長さを有しており、船縁に釣竿保持装置を装着しておき、これに保持させて当たりを待ち、その装置に保持させたまま巻き上げるか、或いは、時に外してポンピング操作を行っていた。これに対して、竿を短く、軽くし、手で持って当たりを待ったり各種釣竿操作を行いたいという釣人要望に対しては、従来の釣竿では操作性に劣る。下記特許文献1には、リール装着部を有する釣竿の例が開示されている。
特開2001−86905号公報
手でリール装着部を把持して、主として片手で操作するタイプの船竿では、リール装着部領域が撓み難くて硬い感じでは操作の軽快さを出すことができない。なお、リール装着部を柔らかくすれば、装着されたリールが緩み易くなるという問題がある。上記文献1では、スピニングリールではあるが、そのリールのガタ止めに弾力性のある緩衝材を用いている。
依って解決しようとする課題は、リール装着部を手で把持して操作する場合に、軽快な操作感を出すことができると共に、リールを強固に装着できる釣竿の提供である。
依って解決しようとする課題は、リール装着部を手で把持して操作する場合に、軽快な操作感を出すことができると共に、リールを強固に装着できる釣竿の提供である。
第1の発明では、繊維強化合成樹脂製竿杆の長手方向適宜位置の外側にリール装着本体部が設けられ、該リール装着本体部の外周にリール脚載置部を有し、該リール脚載置部の前後に固定フードと移動フードとを対向配設したリール装着部を具備した釣竿であって、前記リール装着本体部の長さ方向の一部分は、使用標準サイズのリールを装着した場合の両フード間のリール脚載置部長さの半分以上の長さに亘った柔軟性部材による管状の柔軟性本体部によって構成しており、各フード内部におけるリール脚載置部は前記柔軟性本体部よりも硬い硬質部であり、リールを装着する前では、前記柔軟性本体部の表面は前記硬質部の表面よりも高い位置にあることを特徴とする釣竿を提供する。
第2の発明では、前記柔軟性本体部領域以外の前記リール装着本体部の領域は、内部に硬質の発泡材で形成した管状スペーサを有しており、更には、後側のフード領域の内部にも硬質発泡材で形成した管状スペーサを有している第1の発明記載の釣竿を提供する。
第1の発明では、竿杆の外側に設けられたリール装着本体部の長さ方向一部分が、両フード間の半分以上の長さに亘って管状柔軟性本体部で構成されているため、リール装着部の撓み剛性を小さくでき、撓み易くなる。これによって、リール装着部を把持した各種釣り操作が軽快に行える。従って、釣竿を釣竿保持装置に保持させて操作するのではなく、手で持って(主として片手で)操作するような短い釣竿の場合に適する。例えば2.5m程度以下の長さである。
しかし、このようにリール装着部が撓み易くてこのリール装着部を把持して各種釣竿操作を行うと、装着したリールの脚が緩み易い。そこで、リール脚の先端部が載置される各フードのリール脚載置部は硬質部としており、これで載置状態が一定となるが、その間には柔軟性部材の柔軟性本体部を有しており、この柔軟性本体部の表面を各フードのリール脚載置部(硬質部)の表面よりも高く構成しているため、リール脚を載置して緊締すると、該リール脚が裏面側から柔軟性本体部によって押圧され、結果的にリールを強固に固定できる。
しかし、このようにリール装着部が撓み易くてこのリール装着部を把持して各種釣竿操作を行うと、装着したリールの脚が緩み易い。そこで、リール脚の先端部が載置される各フードのリール脚載置部は硬質部としており、これで載置状態が一定となるが、その間には柔軟性部材の柔軟性本体部を有しており、この柔軟性本体部の表面を各フードのリール脚載置部(硬質部)の表面よりも高く構成しているため、リール脚を載置して緊締すると、該リール脚が裏面側から柔軟性本体部によって押圧され、結果的にリールを強固に固定できる。
硬質の発泡材は、保形性を有し、軽量であり、更には撓み剛性が小さいため、第2の発明では、リール装着部の全体領域の撓み剛性を小さく構成できる。従って、獲物等の撓み荷重が、釣竿先部から後方部に至るまで順次滑らかに移動できる構造となるため、釣竿の操作性が向上する
以下、本発明につき図面を用いて詳細に説明する。図1は本発明に係る釣竿の例として、主として真鯛を対象魚として狙った真鯛竿(船竿の一種)の要部の部分断面図である。エポキシ樹脂等の合成樹脂をマトリックスとし、炭素繊維等の強化繊維で強化した繊維強化合成樹脂製竿管10が後部グリップG1の中にまで至っており、該後部グリップの直前領域がリール(ここでは両軸受型リール)Rの脚RLを装着固定するリール装着部12であり、その直前領域には前部グリップG2が配設されている。前後のグリップはコルクやエチレン酢酸ビニル共重合体(EVA)等で形成されている。
リール装着部領域の後部(後部グリップG1の直前部)には固定フードF1が固定されている。該固定フードの直前領域にはリール装着本体部12Hの後側本体部としての管状の柔軟性本体部12HAが配設され、その直前領域にはリール装着本体部12Hの前側本体部として、内側の硬質発泡材によるスペーサ12HB’と外側の硬質な管状部12HBとが配設されている。この管状部の外側には、前記固定フードF1と対向するように移動フードF2が前後動可能に設けられ、その直前に配設されて移動フードの前端部に係止されたナット部材NTの回動操作によって該移動フードが前後動する。この両フードの開口にリール脚RLの先端部を挿入してリールRを固定する。
固定フードF1は、その芯部に相当する固定フード本体部F1Aとこの外側表面を円周方向全体に亘って覆う柔軟性部材による被覆部材F1Bとを有している。また、この管状の固定フードと竿管10との間には適宜な硬質発泡材等の保形性部材からなるスペーサF1Cが配設されている。固定フード本体部F1Aの形成材料としては、ステンレス、アルミ合金、チタン、真鍮等の金属や、硬質樹脂、繊維強化合成樹脂等がある。硬質樹脂としては、ABS樹脂、ポリアミド、ポリスチロール、ポリプロピレン、ポリカーボネート等がある。また、硬質発泡材としては、ポリウレタンフォーム樹脂、スチロール樹脂、ポリエチレン樹脂、フェノール樹脂を発泡硬化させたもの等がある。
被覆部材F1B用の柔軟性部材としては、塩化ビニールエラストマー、ウレタンエラストマー、オレフィン系エラストマー、スチレン系エラストマー、ゴム、エチレン酢酸ビニル共重合体(EVA)等がある。固定フード本体部よりも柔軟性のある材料である。これらの材料を、固定フード本体部表面に対して射出して一体化成形する。従って、接合が強く、剥離し難い。被覆部材を別体に形成し、これを固定フード本体部に被せて接着固定することにより一体化させることもできる。
柔軟性本体部12HAの柔軟性部材としては、前述の被覆部材F1B用の各種柔軟性部材の他、コルクがある。スペーサ12HB’とスペーサF1C用に硬質発泡材を使用しているのは、保形性と軽量化と更には撓み剛性を低くさせるためである。外側の硬質な管状部12HBの材料としては、固定フード本体部F1Aの各種構成材料が使用できる。硬質な管状部とは、柔軟性本体部12HAに対比した表現であり、リール脚RLによって押圧された場合に、径方向に実質的に圧縮されない硬さを有する意味である。
柔軟性本体部12HAの外側表面は、管状部12HBの外側表面に対して径方向に高く形成されている。また、移動フードF2の開口内部におけるリール脚載置部F2Sは、前記管状部12HBの外側表面であり、硬質部である。更には、固定フードF1の開口内部におけるリール脚載置部F1Sは、前記固定フード本体の開口底面であり、硬質部である。柔軟性本体部12HAの外側表面は、これらフードのリール脚載置部F1S,F2Sを直線的に結んだライン(面)よりも径方向に高い位置にある。従って、柔軟性本体部12HAは、リールRを装着固定した場合に、リール脚RLの裏面によって押圧されて圧縮される。
リールの脚はこの反作用によって押圧されて、リールの強固な固定が可能となる。また、柔軟性本体部12HAは、リールRがこの釣竿に対する標準的なサイズであれば、両フード間に現れているリール装着本体部12Hの長さLS、即ち、フード開口部内を除いたリール脚載置部の長さLSの半分以上の長さLAを有している。従って、リール脚長さの略半分以上に亘って押圧するので、強固に固定される。使用予定のリール脚サイズが1種類であったり、複数種類であっても、その最小サイズのリールを装着した場合に、図1の長さLAが長さLSと殆ど一致するように設計すると好ましい。また、移動フードF2の開口内面を、フードの本体部と異なる部材で覆っている場合があるが、こうした場合は、リールの脚RLの先部は、直接に管状部12HBの外側表面に載置されるのではなく、こうした部材を介して載置される。固定フードF1についても、固定フード本体部F1Aと異なる部材で開口部を覆っている場合は、前記リール脚載置部F1Sは、こうした部材の底面である。
また、前記固定フードF1の被覆部材F1Bと柔軟性本体部12HAとを併せた領域は、両軸リールRを把持するパーミング時に、掌と、親指を除く殆どの指の当たる領域であるため、把持手の感触が良いが、本願では被覆部材F1Bが無くてもよい。
以上では、後側のフードが固定フードであったが、移動フードが後側であってもよい。この場合、移動フードの移動可能長さに対応して上記柔軟性本体部12HAの直後領域に移動フードが移動できる領域を設ける必要がある。この移動領域として、前記スペーサ12HB’と外側の硬質な管状部12HBとがリール装着本体部12Hの後側本体部であってもよい(柔軟性本体部12HAがリール装着本体部の前側であってもよい)。即ち、図1のリール装着部12の前後方向を逆にしてもよい。移動フードが後側の場合、該移動フードF2の表面とナット部材NTの表面に、以上と同様な柔軟性部材で被覆することが好ましい。
また、何れの形態例においても、柔軟性本体部12HAの存在によってリール装着部の撓み剛性を低下させることができ、リールとリール装着部を把持した場合に軽快な操作が可能となる。更には、リール装着本体部12Hの柔軟性本体部12HAの領域を除いた残り領域も、既述の硬質発泡材の厚肉管状スペーサ12HB’の存在により、撓み剛性が小さい。また、後側フードF1の領域も硬質発泡材の厚肉管状スペーサF1Cの存在によって撓み剛性を低く抑えている。従って、前部グリップG2から後部グリップG1に至る、所謂、ハンドル部の撓み剛性については、局部的に大きな撓み剛性を有する部位が無い状態で低く設定しており、獲物等に起因する撓み荷重が、釣竿先部から後方部に至るまで順次滑らかに移動できる構造であるため、釣竿操作性が向上する。
本発明は真鯛竿等の船竿に好適であり、その他の種類の釣竿も含めたリール装着部を有する釣竿に利用できる。
10 竿杆(竿管)
12 リール装着部
12H リール装着本体部
12HA 柔軟性本体部
F1 固定フード
F1A 固定フード本体部
F1S 固定フード開口内部のリール脚載置部(硬質部)
F2 移動フード
F2S 移動フード開口内部のリール脚載置部(硬質部)
R 両軸受型リール
12 リール装着部
12H リール装着本体部
12HA 柔軟性本体部
F1 固定フード
F1A 固定フード本体部
F1S 固定フード開口内部のリール脚載置部(硬質部)
F2 移動フード
F2S 移動フード開口内部のリール脚載置部(硬質部)
R 両軸受型リール
Claims (2)
- 繊維強化合成樹脂製竿杆の長手方向適宜位置の外側にリール装着本体部が設けられ、該リール装着本体部の外周にリール脚載置部を有し、該リール脚載置部の前後に固定フードと移動フードとを対向配設したリール装着部を具備した釣竿であって、
前記リール装着本体部の長さ方向の一部分は、使用標準サイズのリールを装着した場合の両フード間のリール脚載置部長さの半分以上の長さに亘った柔軟性部材による管状の柔軟性本体部によって構成しており、
各フード内部におけるリール脚載置部は前記柔軟性本体部よりも硬い硬質部であり、
リールを装着する前では、前記柔軟性本体部の表面は前記硬質部の表面よりも高い位置にある
ことを特徴とする釣竿。 - 前記柔軟性本体部領域以外の前記リール装着本体部の領域は、内部に硬質の発泡材で形成した管状スペーサを有しており、更には、後側のフード領域の内部にも硬質発泡材で形成した管状スペーサを有している請求項1記載の釣竿。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006019684A JP2007195488A (ja) | 2006-01-27 | 2006-01-27 | 釣竿 |
Applications Claiming Priority (1)
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Publications (1)
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JP2007195488A true JP2007195488A (ja) | 2007-08-09 |
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ID=38450704
Family Applications (1)
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JP2006019684A Pending JP2007195488A (ja) | 2006-01-27 | 2006-01-27 | 釣竿 |
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JP (1) | JP2007195488A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009240282A (ja) * | 2008-03-31 | 2009-10-22 | Daiwa Seiko Inc | 釣り竿 |
CN104737995A (zh) * | 2013-12-27 | 2015-07-01 | 古洛布莱株式会社 | 固定罩内周面被纤维强化树脂片覆盖的卷线器座及钓竿 |
-
2006
- 2006-01-27 JP JP2006019684A patent/JP2007195488A/ja active Pending
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