JP2007194453A - 非接触枚葉搬送における除電システム - Google Patents
非接触枚葉搬送における除電システム Download PDFInfo
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Abstract
【解決手段】エア浮上ステージ1に供給するエアの管路の途中に、イオナイザー2を設置する。イオナイザー2は、筒状のチャンバ21内にイオン化源22を収納し、チャンバ21の一端に設けたクリーンエア供給口23から空気又は非反応性ガスをチャンバ21内に供給し、他端に設けた吹出口24からイオン化エアを吹き出すことができるように構成する。前記吹出口24の内側には、遮蔽板25を設ける。一方、エア浮上ステージ1の表面には、高圧エアを吹出すための吹出口13と、ガラス基板11を吸着するための吸引口14を設ける。そして、イオナイザー2によりエア又はガスをイオン化して、エア浮上ステージ1に供給し、このエア浮上ステージ1を介して、大型ガラス基板11の裏側にそのイオン化エアを均一に吹き付ける。
【選択図】図1
Description
上記のような構成を有する請求項7に記載の発明は、イオン化源として用いられる具体例を列挙したものである。
(1−1)構成
本実施形態は、非接触枚葉搬送装置のエア浮上ステージ内にイオン化チャンバを有しない液晶基板の除電システムを示したものである。すなわち、本実施形態の除電システムにおいては、図1に示すように、エア浮上ステージ1に供給するエア又はガスの管路の途中に、イオナイザー2が設置されている。
前記イオナイザー2は、筒状のチャンバ21の内部にイオン化源22を収納し、チャンバ21の一端に設けられたクリーンエア供給口23から空気又は高純度N2ガス等の非反応性ガス(以下、イオン搬送ガスという)をチャンバ21内に供給し、チャンバ21の他端に設けられた吹出口24からイオン化エアを吹き出すことができるように構成されている。また、前記吹出口24の内側には、イオン化源22から発生する軟X線、低エネルギーの電子線や密封放射線同位元素からの放射線を遮蔽する遮蔽板25が設けられている。
また、エア浮上ステージ1は、ガラス基板11を非接触支持するためのものであり、その表面には、高圧エアを吹出すための吹出口13と、ガラス基板11をバキュームチャックするための吸引口14が設けられている。そして、前記イオナイザー2により、エア又はガスをイオン化して、エア浮上ステージ1に供給し、このエア浮上ステージ1を介して、大型ガラス基板11の裏側にそのイオン化エアを均一に吹き付けることにより、大型ガラス基板を均一に除電することができるように構成されている。
次に、イオン化源22について説明する。
軟X線は、3〜9.5keV程度のエネルギーを有する微弱X線であり、2mm厚さ程度の塩化ビニル板で容易に遮蔽することができるものである。また、紫外線発生装置から発生する紫外線は400nm以下の短波長であり、30W程度の出力である。
上記のような構成を有する本実施形態の非接触枚葉搬送における除電システムは、以下のようにして、エア浮上ステージ1上に位置する帯電したガラス基板11を除電することができる。
上述したように、本実施形態の非接触枚葉搬送における除電システムによれば、イオン化エアの供給部がエア浮上ステージに設けられているため、搬送装置の下部あるいは側部等にイオナイザー部を設置することができ、従来の除電方式のように、搬送装置の上方空間を使用する必要がない。その結果、ガラス基板に供給されるクリーンルーム内の下降整流を乱すことがないため、クリーンルームの清浄度を保つことができる。
(2−1)構成
本実施形態は、非接触枚葉搬送装置のエア浮上ステージ内にイオン化チャンバを設けた場合の液晶基板の除電システムを示したものである。
上記のような構成を有する本実施形態の非接触枚葉搬送における除電システムは、以下のようにして、エア浮上ステージ部上に位置する帯電したガラス基板11を除電することができる。
上述したように、本実施形態においては、上記第1実施形態と同様の効果が得られるだけでなく、エア浮上ステージ部内にイオン化源を設置し、エア浮上ステージ部を構成するエアチャンバを、イオン化チャンバとしても機能させるように構成することにより、搬送装置としてよりコンパクトな構成とすることができる。
なお、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、具体的な各部材の形状、あるいは取付位置及び方法は適宜変更可能である。例えば、上記第1実施形態においては、イオン化源22をチャンバ21内に設置したが、図3に示すように、イオン化源22をチャンバ51の側壁部に設置しても良い。
2…イオナイザー
11…ガラス基板
12…表面電位検出センサ
13…吹出口
14…吸引口
21…チャンバ
22…イオン化源
23…クリーンエア供給口
24…吹出口
25…遮蔽板
26…ケーブル
27…コントローラ
28…フィルタ
29…流量計
30…流量調整バルブ
31…エアポンプ
40…エアチャンバ
41…凹部
42…イオン化エア供給部
43…遮蔽板
44…クリーンエア供給口
51…チャンバ
52…窓部
53…放射線遮蔽用カバー
Claims (7)
- 搬送対象物をエアで浮上させて搬送するエア浮上ステージに、前記搬送対象物の裏面に浮上用エアを供給する吹出口が形成され、
前記吹出口に、イオン化エア供給用のイオナイザーが接続され、
前記イオナイザーには、所定のイオン化源が設置され、
前記イオナイザーにおいて発生したイオン化エアが、前記吹出口を介して前記搬送対象物の裏面に供給されるように構成されていることを特徴とする非接触枚葉搬送における除電システム。 - 前記イオン化源が、前記イオナイザーのイオン化チャンバ内に設置されていることを特徴とする請求項1に記載の非接触枚葉搬送における除電システム。
- 前記イオン化源が、前記イオナイザーのイオン化チャンバの側壁部の外側に設置されていることを特徴とする請求項1に記載の非接触枚葉搬送における除電システム。
- 前記搬送対象物を前記エア浮上ステージ側に吸引する吸引口が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の非接触枚葉搬送における除電システム。
- 搬送対象物をエアで浮上させて搬送するエア浮上ステージが、中空状のチャンバから構成され、
前記チャンバ内には所定のイオン化源が設置され、
前記チャンバの前記搬送対象物との対向面には複数個の凹部が形成され、この凹部の上面には、多孔体又は多孔板からなるイオン化エア供給部が設置されると共に、前記凹部の底面には、前記イオン化源から発生する放射線を遮蔽する遮蔽板が設置され、
前記イオン化源によって発生したイオン化エアが、前記イオン化エア供給部を介して前記搬送対象物の裏面に供給されるように構成されていることを特徴とする非接触枚葉搬送における除電システム。 - 前記搬送対象物の表面電位を検出するセンサが設置され、
このセンサの検出値に基づいて、前記イオン化源によるイオン発生量を制御するように構成したことを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか一に記載の非接触枚葉搬送における除電システム。 - 前記イオン化源が、軟X線発生装置の発生部、低エネルギー電子線発生装置の発生部、紫外線発生装置の発生部、又は沿面放電発生装置の発生部のいずれかであることを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか一に記載の非接触枚葉搬送における除電システム。
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JP2006012029A JP2007194453A (ja) | 2006-01-20 | 2006-01-20 | 非接触枚葉搬送における除電システム |
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-
2006
- 2006-01-20 JP JP2006012029A patent/JP2007194453A/ja active Pending
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