JP2007194337A - 半導体装置およびその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】装置の信頼性を向上させる。
【解決手段】エピタキシャル成膜層112において半導体基板11の主面である(100)面よりも、キャリア移動度として正孔移動度が大きいファセット面である(111)面を含む領域が、チャネル領域21cになるように、p型MOSトランジスタ21を形成する。
【選択図】図1

Description

本発明は、半導体装置およびその製造方法に関する。特に、本発明は、トランジスタが設けられている半導体装置およびその製造方法に関する。
半導体装置においては、引っ張り歪み、または、圧縮歪みによってチャネル領域に歪みを与えることにより、トランジスタにおけるキャリア移動度を向上し、トランジスタの特性を向上することが実現されている。
たとえば、半導体層において特定な結晶方位面をチャネル領域とするようにトランジスタを形成することによって、引っ張り歪み、または、圧縮歪みをチャネル領域に与えて、トランジスタの特性を向上させている。具体的には、n型MOS(metal oxide semiconductor)トランジスタにおいては、単結晶シリコンの(100)面をチャネル領域とするように形成することによって引っ張り歪みを与えて、電子移動度を向上させている。一方、p型MOSトランジスタにおいては、単結晶シリコンの(110)面をチャネル領域とするように形成することによって、正孔(ホール)移動度を向上させている。また、同様に、(111)面,(311)面をチャネル領域とするように形成することによって、正孔移動度が向上することも知られている。
このように半導体層において特定な結晶方位の面をチャネル領域とするトランジスタを形成する場合においては、半導体層内の複数の結晶方位の面においてエッチング速度が異なることを用いて、その半導体層をエッチングし、その半導体層において、引っ張り歪み、または、圧縮歪みを与える特定な結晶方位の面を露出させる。そして、その露出された特定な結晶方位の面がチャネル領域になるように、ゲート絶縁膜,ゲート電極,一対のソース・ドレイン領域を形成して、トランジスタを設ける(たとえば、特許文献1参照)。
特開昭59−8375号公報
上記のように半導体層において特定な結晶方位の面をチャネル領域とする場合には、その特定な結晶方位の面を露出するために半導体層をエッチング処理するため、その特定な結晶方位の面がエッチング処理によってダメージを受けて、トランジスタの特性がバラツキを生じる場合がある。このため、半導体装置においては、信頼性が低下して、製造歩留まりの低下やコストの上昇が発生する場合があった。
その他に、p型MOSトランジスタとn型MOSトランジスタとの両者を備えるCMOS(complementary MOS)においては、SOI(silicon on insulator)基板を用いて、(110)面の半導体にp型MOSトランジスタのチャネル領域を形成すると共に、(100)面の半導体にn型MOSトランジスタのチャネル領域を形成するHOT(Hybrid Orientation Technology)と呼ばれる技術が用いられている。しかし、このHOTによって、CMOSにおいてp型MOSトランジスタとn型MOSトランジスタとの両者のキャリア移動度を向上させることができるが、この場合には両者をインテグレーションすることが困難であり、容易に製造することができない。また、この場合には、SOI基板を用いる必要があるために、用途が限定される場合がある。たとえば、複数のしきい値を備えるMOSトランジスタやアナログデバイスの場合においてはボディ電位の変動により特性が悪化して信頼性が低下する場合があるために、SOI基板を用いることが困難であり、汎用性が低下する場合があった。
以上のように、半導体装置においては、装置の信頼性が低下するために、製造歩留まりの低下やコストの上昇が発生する場合があった。また、汎用性が低下する場合があった。
したがって、本発明の目的は、装置の信頼性を向上させることが可能な半導体装置およびその製造方法を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明にかかる半導体装置は、トランジスタが設けられている半導体装置であって、半導体基板と、前記トランジスタにおいて前記半導体基板の主面よりもキャリア移動度が大きいファセット面が含まれるように、前記半導体基板の主面に成膜されているエピタキシャル成膜層とを有し、前記トランジスタは、前記エピタキシャル成膜層において前記半導体基板の主面よりもキャリア移動度が大きいファセット面を含む領域がチャネル領域として形成されている。
上記課題を解決するために、本発明にかかる半導体装置の製造方法は、トランジスタを半導体基板の主面に設けるトランジスタ形成工程を含む半導体装置の製造方法であって、前記トランジスタ形成工程にて形成される前記トランジスタにおいて前記半導体基板の主面よりもキャリア移動度が大きいファセット面が含まれるように、前記半導体基板の主面にエピタキシャル成膜層を成膜するエピタキシャル成膜層形成工程を有し、前記トランジスタ形成工程においては、前記エピタキシャル成膜層形成工程によって形成された前記エピタキシャル成膜層において前記半導体基板の主面よりもキャリア移動度が大きいファセット面を含む領域がチャネル領域になるように前記トランジスタを形成する。
本発明によれば、エピタキシャル成膜層において半導体基板の主面よりもキャリア移動度が大きいファセット面を含む領域が、チャネル領域になるように、トランジスタを形成する。このように、本発明は、エピタキシャル成長によって成膜されたエピタキシャル成膜層のファセット面を用いて、トランジスタのチャネル領域に歪みを与えることにより、トランジスタのキャリア移動度を向上させており、エッチングによって露出された面を用いていないため、トランジスタの特性を安定化することができる。
本発明によれば、装置の信頼性を向上させることが可能な半導体装置およびその製造方法を提供することができる。
<実施形態1>
本発明にかかる実施形態1について説明する。
図1は、本発明に係る実施形態1において、半導体装置1の要部を示す断面図である。
図1に示すように、本実施形態の半導体装置1は、CMOSであって、半導体基板11と、p型MOSトランジスタ21と、n型MOSトランジスタ31とを有する。
半導体基板11は、たとえば、単結晶シリコンからなり、主面が(100)面である。半導体基板11においては、図1に示すように、主面に複数設けられる半導体素子の間を分離するために、素子分離層111がSTI(Shallow Trench Isolation)技術によって形成されている。具体的には、p型MOSトランジスタ21が形成される第1領域A1と、n型MOSトランジスタ31が形成される第2領域A2とを半導体基板11の主面において区画し分離するように、半導体基板11の主面にトレンチを形成し、そのトレンチに絶縁体であるシリコン酸化物が埋め込まれることによって、素子分離層111が形成されている。
そして、この半導体基板11の主面においては、素子分離層111が区画する第1領域A1に、エピタキシャル成膜層112が形成されている。ここでは、エピタキシャル成膜層112は、単結晶シリコンを選択エピタキシャル成長させることにより形成し、キャリア移動度としての正孔移動度が半導体基板11の主面よりも大きいファセット面を含む。具体的には、エピタキシャル成膜層112は、図1に示すように、半導体基板11の主面である(100)面よりも正孔移動度が大きい(111)面が、ファセット面として形成されている。
p型MOSトランジスタ21は、図1に示すように、LDD構造であり、半導体基板11の主面において素子分離層111が区画する第1領域A1に対応するように形成されている。
ここで、p型MOSトランジスタ21においてチャネル領域21cは、図1に示すように、エピタキシャル成膜層112において半導体基板11の主面である(100)面よりも正孔移動度が大きいファセット面である(111)面を含む領域に対応するように形成されている。
そして、p型MOSトランジスタ21においては、ゲート絶縁膜21xがチャネル領域21cに対応するように形成されている。ゲート絶縁膜21xは、たとえば、シリコン酸化物によって、厚さが0.1〜5nmになるように形成されている。
また、p型MOSトランジスタ21においては、ゲート電極21gがゲート絶縁膜21xを介してチャネル領域21cに対応するように積層されて形成されている。たとえば、ゲート電極21gは、ポリシリコンによって、厚さが100〜200nm程度になるように形成されている。そして、ゲート電極21gの側壁部分には、側壁スペーサー21sが絶縁体によって形成されている。
そして、p型MOSトランジスタ21においては、一対のソース・ドレイン領域21sdがチャネル領域21cを挟むように形成されている。一対のソース・ドレイン領域21sdは、側壁スペーサー21sに対応する領域であってチャネル領域21cを挟む領域にエクステンション領域が形成されており、そのエクステンション領域を介してチャネル領域21cを挟むように、エクステンション領域よりも不純物の濃度が高く、その不純物が拡散した深度が深い不純物拡散領域が形成されている。そして、一対のソース・ドレイン領域21sdにおいて、一方は、半導体基板11の主面にp型の不純物が注入されて拡散されることによって形成されており、他方は、エピタキシャル成膜層112において(111)面に隣接する(100)面にp型の不純物が注入されて拡散されることによって形成されている。
n型MOSトランジスタ31は、図1に示すように、LDD構造であり、半導体基板11の主面において素子分離層111が区画する第2領域A2に対応するように形成されている。
ここで、n型MOSトランジスタ31においてチャネル領域31cは、図1に示すように、半導体基板11の主面に形成されている。
そして、n型MOSトランジスタ31においては、ゲート絶縁膜31xがチャネル領域31cに対応するように形成されている。ゲート絶縁膜31xは、たとえば、シリコン酸化物によって、厚さが0.1〜5nmになるように形成されている。
また、n型MOSトランジスタ31においては、ゲート電極31gがゲート絶縁膜31xを介してチャネル領域31cに対応するように積層されて形成されている。たとえば、ゲート電極31gは、ポリシリコンによって、厚さが100〜200nm程度になるように形成されている。そして、ゲート電極31gの側壁部分には、側壁スペーサー31sが絶縁体によって形成されている。
そして、n型MOSトランジスタ31においては、一対のソース・ドレイン領域31sdがチャネル領域31cを挟むように形成されている。一対のソース・ドレイン領域31sdは、側壁スペーサー31sに対応する領域であってチャネル領域31cを挟む領域にエクステンション領域が形成されており、そのエクステンション領域を介してチャネル領域31cを挟むように、エクステンション領域よりも不純物の濃度が高く、その不純物が拡散した深度が深い不純物拡散領域が形成されている。ここでは、一対のソース・ドレイン領域31sdは、半導体基板11の主面にn型の不純物が注入されて拡散されることによって形成されている。
以下より、本実施形態における半導体装置1の製造方法について説明する。
図2は、本発明にかかる実施形態1において、半導体装置1の製造方法における各工程での断面図を示す。図2においては、図2(a),図2(b),図2(c)の順に、半導体装置1の製造方法における各工程での断面図を示している。
本実施形態において半導体装置1を製造する場合においては、図2(a)に示すように、まず、半導体基板11の主面に素子分離層111を形成する。
ここでは、図2(a)に示すように、単結晶シリコンからなる半導体基板11の主面である(100)面において、p型MOSトランジスタ21を形成する第1領域A1と、n型MOSトランジスタ31を形成する第2領域A2とを区画して分離するように、素子分離層111を形成する。
たとえば、STI技術によって素子分離層111を形成する。具体的には、まず、p型MOSトランジスタ21が形成される第1領域A1と、n型MOSトランジスタ31が形成される第2領域A2とを被覆するようにマスク(図示なし)を形成した後に、たとえば、RIE(Reactive Ion Etching)法によって半導体基板11をエッチングして、p型MOSトランジスタ21が形成される第1領域A1と、n型MOSトランジスタ31が形成される第2領域A2との周囲にトレンチを形成する。そして、その形成したトレンチの内部の壁面を酸化してシリコン酸化膜(図示なし)を形成する。その後、CVD(Chemical Vapar Depositon)法によって、シリコン酸化物をトレンチの内部に埋め込むように堆積する。そして、その堆積されたシリコン酸化物をCMP(Chemical Mechanical Polish)法によって研磨して除去し、半導体基板1の主面に沿うように平坦化する。このようにして、半導体基板11に素子分離層111を形成する。
つぎに、図2(b)に示すように、マスク層Mを半導体基板11の主面に形成する。
ここでは、図2(b)に示すように、半導体基板11の主面においてエピタキシャル成膜層112を形成する領域A11を除く領域を被覆するように、マスク層Mを形成する。
図3は、本発明にかかる実施形態1において、半導体基板11の主面にマスク層Mを形成した様子を示す平面図である。なお、図3においては、紙面が、半導体基板11の主面である(100)面に相当する。
図3に示すように、半導体基板11の主面である(100)面において、第1の<110>方向D11に垂直な方向であって、第1の<110>方向D11と異なる第2の<110>方向D12に沿って延在するように、マスク層Mをライン状に形成する。
具体的には、まず、CVD法によって半導体基板11の主面を被覆するようにシリコン窒化物を堆積させることによって、シリコン窒化膜を半導体基板11の主面に形成する。たとえば、温度が600〜800℃であって圧力が10〜100Paの雰囲気の下、SiClを10SCCM,NHを10〜1000SCCMの条件で成膜ガスとして半導体基板11の主面に供給し熱分解させることによって、半導体基板11の主面である(100)面にシリコン窒化物を堆積させてシリコン窒化膜を形成する。その後、エピタキシャル成膜層112を形成する領域A11に形成されたシリコン窒化膜を、リソグラフィによりパターン加工することによって、このマスク層Mを形成する。
つぎに、図2(c)に示すように、エピタキシャル成膜層112を半導体基板11の主面に形成する。
ここでは、図2(c)に示すように、半導体基板11の主面である(100)面であって、p型MOSトランジスタ21を形成する第1領域A1においてマスク層Mが形成されていない領域A11に、エピタキシャル成膜層112を形成する。たとえば、単結晶シリコンを半導体基板11の主面に選択エピタキシャル成長させて成膜させることにより、このエピタキシャル成膜層112を形成する。
図4は、本発明にかかる実施形態1において、半導体基板11の主面にエピタキシャル成膜層112を形成した様子を示す平面図である。
図4に示すように、半導体基板11の主面である(100)面において単結晶シリコンを選択エピタキシャル成長させて成膜させてエピタキシャル成膜層112を形成することにより、マスク層Mにおいて第1の<110>方向D11に垂直な第2の<110>方向D12に延在した端部の辺に沿っており、(100)面に対して傾斜した(111)面がエピタキシャル成膜層112のファセット面として形成される。
具体的には、まず、前処理として、半導体基板11の主面に対してDHF洗浄処理を施す。そして、そのDHF洗浄処理後に搬送されることによって半導体基板11の主面に形成された自然酸化膜(図示なし)を、ベーク処理を施すことにより除去する。たとえば、H雰囲気下において、このベーク処理を施すことにより、その自然酸化膜を除去する。その後、エピタキシャル成長装置のチャンバー内において、成膜温度が700〜800℃であって圧力が1.0〜5.0kPaの雰囲気の下、たとえば、SiClとHとHClとを成膜ガスとして半導体基板11の主面である(100)面に供給し熱分解させることによって、半導体基板11の主面である(100)面に、単結晶シリコンをエピタキシャル成長させて堆積させる。たとえば、SiClを10〜100SCCM,Hを10〜100SLM,HClを10〜100SCCMの条件で成膜ガスとして供給する。この後、マスク層Mを除去する。このようにして、図2(c)や図4に示すように、半導体基板11の主面である(100)面よりも正孔移動度が大きい(111)面をファセット面とするエピタキシャル成膜層112を半導体基板11の主面に形成する。なお、本工程においては、成膜ガスとして、SiH,Si,Si,H,Nなどについても用いることができる。
つぎに、図1に示すように、p型MOSトランジスタ21と、n型MOSトランジスタ31とを形成する。
ここでは、図1に示すように、半導体基板11の主面の第1領域A1にp型MOSトランジスタ21を形成し、半導体基板11の主面の第2領域A2にn型MOSトランジスタ31を形成する。
p型MOSトランジスタ21を形成する場合においては、図1に示すように、エピタキシャル成膜層112において半導体基板11の主面である(100)面よりも正孔移動度が大きいファセット面である(111)面を含む領域に対応するようにチャネル領域21cを形成する。
具体的には、まず、p型MOSトランジスタ21のゲート絶縁膜21xを形成する。
ここでは、エピタキシャル成膜層112を熱酸化して厚さが0.1〜5nm程度のシリコン酸化物を表面に形成することによって、図1に示すように、ゲート絶縁膜21xを設ける。
つぎに、p型MOSトランジスタ21のゲート電極21gを形成する。
ここでは、たとえば、ゲート絶縁膜21xを被覆するように、CVD法によって100〜200nm程度の厚さのポリシリコンを堆積することによって、ポリシリコン膜(図示なし)を形成する。そして、エピタキシャル成膜層112の(111)面に対応するように、そのポリシリコン膜上にマスク層(図示なし)を形成した後に、そのマスク層をマスクとして、(111)面に対応する領域以外の領域に形成されたポリシリコン膜をRIE法によりエッチングすることによって、図1に示すように、ゲート電極21gをパターン加工する。つまり、図示していないが、図4においては、エピタキシャル成膜層112の(111)面に対応する領域において、第2の<110>方向D12に沿って延在するように、このゲート電極21gを形成する。
なお、エピタキシャル成膜層112の(111)面のみに積層させるだけでなく、この(111)面から連続的に(111)面に近接する領域の面へ積層させてオーバーラップするように、ゲート電極21gをパターン加工してもよい。
つぎに、一対のソース・ドレイン領域21sdのそれぞれを形成する。
ここでは、ゲート電極21gの両端部に位置する半導体基板11とエピタキシャル成膜層112とのそれぞれに、p型の不純物を注入して、一対のエクステンション領域を形成した後に、側壁スペーサー21sをゲート電極21gの側壁に形成する。そして、その側壁スペーサー21sの両端部に位置する半導体基板11とエピタキシャル成膜層112とのそれぞれに、p型の不純物を注入する。そして、アニール処理をすることによって不純物を活性化させ、エクステンション領域と、そのエクステンション領域よりも不純物の濃度が高く、その不純物が拡散した深度が深い一対の高濃度不純物拡散領域を形成することによって、エクステンション領域と高濃度不純物拡散領域とからなるソース・ドレイン領域21sdを一対で形成する。つまり、図1に示すように、一対のソース・ドレイン領域21sdの一方については、半導体基板11の主面にp型の不純物を注入し拡散させて形成する。そして、一対のソース・ドレイン領域21sdの他方については、エピタキシャル成膜層112において(111)面に隣接する(100)面にp型の不純物を注入し拡散させることによって形成する。
一方で、n型MOSトランジスタ31を形成する場合においては、図1に示すように、チャネル領域31cを半導体基板11の主面に対応するように形成する。
まず、p型MOSトランジスタ21の場合と同様に、n型MOSトランジスタ31のゲート絶縁膜31xを形成する。
ここでは、半導体基板11を熱酸化して厚さが0.1〜5nm程度のシリコン酸化物を形成することによって、ゲート絶縁膜31xを設ける。たとえば、p型MOSトランジスタ21のゲート絶縁膜21xを形成する工程と同じ工程により、n型MOSトランジスタ31のゲート絶縁膜31xを形成する。
つぎに、p型MOSトランジスタ21の場合と同様に、n型MOSトランジスタ31のゲート電極31gを形成する。
ここでは、たとえば、ゲート絶縁膜31xを被覆するように、CVD法によって100〜200nm程度の厚さのポリシリコンを堆積することによって、ポリシリコン膜(図示なし)を形成する。そして、半導体基板11の主面においてゲート電極31gを形成する領域に対応するように、そのポリシリコン膜上にマスク層(図示なし)を形成した後に、そのマスク層をマスクとして、ゲート電極31gを形成する領域以外の領域に形成されたポリシリコン膜をRIE法によりエッチングする。このようにすることによって、ゲート電極31gをパターン加工する。たとえば、p型MOSトランジスタ21のゲート電極31xを形成する工程と同じ工程により、n型MOSトランジスタ31のゲート電極31gを形成する。
つぎに、p型MOSトランジスタ21の場合と同様に、一対のソース・ドレイン領域31sdのそれぞれを形成する。
ここでは、ゲート電極31gの両端部に位置する半導体基板11にn型の不純物を注入して一対のエクステンション領域を形成した後に、側壁スペーサー31sをゲート電極31gの側壁に形成する。そして、その側壁スペーサー31sの両端部に位置する半導体基板11にn型の不純物を注入する。そして、アニール処理をすることによって不純物を活性化させ、エクステンション領域と、そのエクステンション領域よりも不純物の濃度が高く、その不純物が拡散した深度が深い一対の高濃度不純物拡散領域を形成することによって、エクステンション領域と高濃度不純物拡散領域とからなるソース・ドレイン領域31sdを一対で形成する。
以上のように、本実施形態においては、エピタキシャル成膜層112において半導体基板11の主面である(100)面よりも、キャリア移動度として正孔移動度が大きいファセット面である(111)面を含む領域が、チャネル領域21cになるように、p型MOSトランジスタ21を形成する。ここでは、エピタキシャル成長によって成膜されたエピタキシャル成膜層112のファセット面を用いて、p型MOSトランジスタ21のキャリア移動度を向上させており、エッチングによって露出された面を用いていない。このため、本実施形態は、トランジスタの特性を安定化することができる。
また、本実施形態においては、p型MOSトランジスタ21とn型MOSトランジスタ31との両者を同一の半導体基板11の主面側に形成する場合において、エピタキシャル成膜層112の(111)面を含む領域がチャネル領域21cになるようにp型MOSトランジスタ21を形成し、半導体基板11の(100)面を含む領域がチャネル領域31cになるようにn型MOSトランジスタ31を形成するために、p型MOSトランジスタ21とn型MOSトランジスタ31との両者を容易にインテグレーションすることができるとともに、両者のキャリア移動度を向上できる。このため、p型MOSトランジスタ21とn型MOSトランジスタ31との両者を設けたCMOSを容易に製造することができ、また、CMOSの特性を向上することができる。また、SOI基板を用いる必要がないために、汎用性を向上させることができる。
<実施形態2>
本発明にかかる実施形態2について説明する。
図5と図6と図7は、本発明にかかる実施形態2において、半導体装置201の要部を示す図である。
ここで、図5は、本発明にかかる実施形態2において、半導体装置201の断面図を示す。そして、図6は、本発明にかかる実施形態2の半導体装置201において、p型MOSトランジスタ221の要部を示す斜視図である。また、図7は、本発明にかかる実施形態2の半導体装置201において、n型MOSトランジスタ231の要部を示す斜視図である。なお、図5に示す断面図は、図6においてX1−X2として示す部分と、図7においてX3−X4として示す部分との断面を示している。そして、図6においては、p型MOSトランジスタ221にてチャネル領域221cが形成される部分を点線で示しており、図7においては、n型MOSトランジスタ231にてチャネル領域231cが形成される部分を点線で示している。
本実施形態の半導体装置201は、図5に示すように、実施形態1と同様に、CMOSである。本実施形態の半導体装置201は、実施形態1と同様に、半導体基板11の主面である(100)面の第1領域A1にp型MOSトランジスタ221が形成されており、その第2領域A2にn型MOSトランジスタ231が形成されている。しかし、本実施形態の半導体装置201は、図5と図6と図7とに示すように、p型MOSトランジスタ221とn型MOSトランジスタ231とが、実施形態1と異なる。この点を除き、実施形態1と同様である。このため、本実施形態において、実施形態1と重複する個所については、記載を省略する。
p型MOSトランジスタ221は、図6に示すように、エピタキシャル成膜層212において半導体基板11の主面である(100)面よりも正孔移動度が大きいファセット面である(110)面を含む領域に対応するように、チャネル領域221cが形成されている。ここでは、図6に示すように、p型MOSトランジスタ221のチャネル領域221cは、p型MOSトランジスタ221の形成領域A1において複数に区画された領域A111,A112,A113に形成された複数のメサ構造のエピタキシャル成膜層212において、半導体基板11の主面に沿うように形成された(100)面と、その(100)面の両端から半導体基板11の主面側へ傾斜する2つの(110)面のそれぞれとを含むように、形成されている。
そして、p型MOSトランジスタ221においては、図5に示すように、ゲート絶縁膜221xがチャネル領域221cに対応するように形成されている。
また、p型MOSトランジスタ221においては、図5に示すように、ゲート電極221gがゲート絶縁膜221xを介してチャネル領域221cに対応するように積層されて形成されている。そして、図5に示すように、ゲート電極221gの側壁部分には、第1側壁スペーサー221saと第2側壁スペーサー221sbとからなる側壁スペーサー221sが絶縁体によって形成されている。
そして、p型MOSトランジスタ221においては、図5と図6とに示すように、一対のソース・ドレイン領域221sdがチャネル領域221cを挟むように形成されている。
n型MOSトランジスタ231は、図5と図7とに示すように、チャネル領域231cが半導体基板11の主面に形成されている。
そして、n型MOSトランジスタ231においては、図5に示すように、ゲート絶縁膜231xがチャネル領域231cに対応するように形成されている。
また、n型MOSトランジスタ231においては、図5に示すように、ゲート電極231gがゲート絶縁膜231xを介してチャネル領域231cに対応するように積層されて形成されている。そして、ゲート電極231gの側壁部分には、第1側壁スペーサー231saと第2側壁スペーサー231sbとからなる側壁スペーサー231sが絶縁体によって形成されている。
そして、n型MOSトランジスタ231においては、図5と図7とに示すように、一対のソース・ドレイン領域231sdがチャネル領域231cを挟むように形成されている。
以下より、本実施形態における半導体装置201の製造方法について説明する。
図8と図9は、本発明にかかる実施形態2の半導体装置201の製造方法において、p型MOSトランジスタ221を形成する際の各工程における半導体基板11の主面を示す斜視図である。
ここで、図8は、本発明にかかる実施形態2の半導体装置201の製造方法において、p型MOSトランジスタ221を形成する際の第1の工程における半導体基板11の主面を示す斜視図である。また、図9は、本発明にかかる実施形態2の半導体装置201の製造方法において、p型MOSトランジスタ221を形成する際の第2の工程における半導体基板11の主面を示す斜視図である。すなわち、図8,図9の順に、p型MOSトランジスタ221を形成する際の各工程における半導体基板11の主面を示している。
本実施形態において半導体装置201を製造する場合においては、実施形態1と同様に、まず、半導体基板11の主面に素子分離層111を形成する。つまり、単結晶シリコンからなる半導体基板11の主面である(100)面において、p型MOSトランジスタ221を形成する第1領域A1と、n型MOSトランジスタ231を形成する第2領域A2とを区画して分離するように、素子分離層111を形成する。
つぎに、図8に示すように、マスク層Mを半導体基板11の主面に形成する。
図10は、本発明にかかる実施形態2において、マスク層Mを形成した後における半導体基板11の断面図である。
図10に示すように、半導体基板11の主面においてエピタキシャル成膜層212を形成する複数の領域A111,A112,A113を除く領域を被覆するように、マスク層Mを形成する。
ここでは、図8に示すように、半導体基板11の主面である(100)面において、第1の<100>方向D21に垂直な方向であって、第1の<100>方向D21と異なった第2の<100>方向D22に沿って延在するように、マスク層Mをライン状に形成する。本実施形態においては、エピタキシャル成膜層212を形成する複数の領域A111,A112,A113の間に対応するように、このマスク層Mを形成する。
具体的には、実施形態1と同様に、CVD法によって半導体基板11の主面を被覆するようにシリコン窒化物を堆積させてシリコン窒化膜を形成した後に、エピタキシャル成膜層212を形成する複数の領域A111,A112,A113に形成されたシリコン窒化膜をリソグラフィによりパターン加工することによって、マスク層Mを形成する。
つぎに、図9に示すように、エピタキシャル成膜層212を半導体基板11の主面に形成する。
ここでは、図9に示すように、半導体基板11の主面である(100)面であってp型MOSトランジスタ221を形成する第1領域A1において、マスク層Mによって複数に区画された領域A111,A112,A113に、エピタキシャル成膜層212をそれぞれ形成する。たとえば、実施形態1と同様にして、半導体基板11の主面である(100)面において単結晶シリコンを選択エピタキシャル成長させて成膜させることにより、マスク層Mにおいて第2の<100>方向D22に延在した端部の辺に沿うように、(110)面をファセット面として備えるエピタキシャル成膜層212を形成する。この後、マスク層Mをエッチングして除去する。
つぎに、図5と図6と図7に示すように、p型MOSトランジスタ221と、n型MOSトランジスタ231とを形成する。
ここでは、図5に示すように、半導体基板11の主面の第1領域A1にp型MOSトランジスタ221を形成し、半導体基板11の主面の第2領域A2にn型MOSトランジスタ231を形成する。
p型MOSトランジスタ221を形成する場合においては、図5と図6とに示すように、エピタキシャル成膜層212において半導体基板11の主面である(100)面よりも正孔移動度が大きいファセット面である(110)面を含む領域に対応するように、チャネル領域221cを形成する。本実施形態においては、第1の<100>方向D21に沿って延在するように、チャネル領域221cを形成する。
具体的には、まず、p型MOSトランジスタ221のゲート絶縁膜221xを形成する。
ここでは、実施形態1と同様に、エピタキシャル成膜層212を熱酸化して表面にシリコン酸化物を形成することによって、ゲート絶縁膜221xを設ける。
つぎに、p型MOSトランジスタ221のゲート電極221gを形成する。
ここでは、実施形態1と同様にして、たとえば、ゲート絶縁膜221xを被覆するように、ポリシリコン膜(図示なし)を形成した後、図6に示すようにチャネル領域221cを形成する領域に対応して、エピタキシャル成膜層212における(110)面を含むように、そのポリシリコン膜をパターン加工することによって、ゲート電極221gを形成する。つまり、本実施形態においては、第1の<100>方向D21に沿って延在するように、ゲート電極221gを形成する。
つぎに、一対のソース・ドレイン領域221sdのそれぞれを形成する。
ここでは、ゲート電極221gの両端部に位置するエピタキシャル成膜層212のそれぞれに、p型の不純物を注入して、一対のエクステンション領域を形成した後に、側壁スペーサー221sをゲート電極221gの側壁に形成する。そして、その側壁スペーサー221sの両端部に位置するエピタキシャル成膜層212とのそれぞれに、p型の不純物を注入する。そして、アニール処理をすることによって不純物を活性化させ、エクステンション領域と、そのエクステンション領域よりも不純物の濃度が高く、その不純物が拡散した深度が深い一対の高濃度不純物拡散領域を形成することによって、エクステンション領域と高濃度不純物拡散領域とからなるソース・ドレイン領域221sdを一対で形成する。
一方で、n型MOSトランジスタ231を形成する場合においては、図5と図7に示すように、チャネル領域231cを半導体基板11の主面に対応するように形成する。
ここでは、実施形態1と同様にして、図5と図7に示すように、ゲート絶縁膜231x,ゲート電極231g,一対のソース・ドレイン領域231sdを形成する。
以上のように、本実施形態においては、エピタキシャル成膜層212において半導体基板11の主面である(100)面よりも、キャリア移動度としての正孔移動度が大きいファセット面である(110)面を含む領域が、チャネル領域221cになるように、p型MOSトランジスタ221を形成する。このため、実施形態1と同様に、トランジスタの特性を安定化することができる。また、実施形態1と同様に、p型MOSトランジスタ221とn型MOSトランジスタ231との両者を設けたCMOSを容易に製造することができ、CMOSの特性を向上することができる。
<実施形態3>
本発明にかかる実施形態3について説明する。
図11と図12と図13は、本発明にかかる実施形態3において、半導体装置301の要部を示す図である。
ここで、図11は、本発明にかかる実施形態3において、半導体装置301の断面図を示す。そして、図12は、本発明にかかる実施形態3の半導体装置301において、p型MOSトランジスタ321の要部を示す斜視図である。また、図13は、本発明にかかる実施形態3の半導体装置301において、n型MOSトランジスタ331の要部を示す斜視図である。なお、図11に示す断面図は、図12においてX1−X2として示す部分と、図13においてX3−X4として示す部分との断面を示している。そして、図12においては、p型MOSトランジスタ321にてチャネル領域321cが形成される部分を点線で示しており、図13においては、n型MOSトランジスタ331にてチャネル領域331cが形成される部分を点線で示している。
本実施形態の半導体装置301は、図11に示すように、実施形態1と同様に、CMOSである。本実施形態の半導体装置301は、実施形態1と同様に、半導体基板11aの主面の第1領域A1にp型MOSトランジスタ321が形成されており、その第2領域A2にn型MOSトランジスタ331が形成されている。しかし、本実施形態の半導体装置301は、図11と図12と図13とに示すように、主面が(110)面の半導体基板11aを用いており、また、p型MOSトランジスタ321とn型MOSトランジスタ331とが、実施形態1の場合と異なる。この点を除き、実施形態1と同様である。このため、本実施形態において、実施形態1と重複する個所については、記載を省略する。
p型MOSトランジスタ321は、図11に示すように、チャネル領域321cが半導体基板11aの主面に形成されている。
そして、p型MOSトランジスタ321においては、図11に示すように、ゲート絶縁膜321xがチャネル領域321cに対応するように形成されている。
また、p型MOSトランジスタ321においては、図11と図12とに示すように、ゲート電極321gがゲート絶縁膜321xを介してチャネル領域321cに対応するように積層されて形成されている。そして、ゲート電極321gの側壁部分には、第1側壁スペーサー321saと第2側壁スペーサー321sbとからなる側壁スペーサー321sが絶縁体によって形成されている。
そして、p型MOSトランジスタ321においては、図11と図12とに示すように、一対のソース・ドレイン領域321sdがチャネル領域321cを挟むように形成されている。
n型MOSトランジスタ331は、図13に示すように、エピタキシャル成膜層312において半導体基板11aの主面である(110)面よりも電子移動度が大きいファセット面である(100)面を含む領域に対応するように、チャネル領域331cが形成されている。ここでは、図13に示すように、n型MOSトランジスタ331のチャネル領域331cは、n型MOSトランジスタ331の形成領域A2において複数に区画された領域A211,A212,A213に形成された複数のメサ構造のエピタキシャル成膜層312において、半導体基板11aの主面に沿うように形成された(110)面と、その(110)面の両端から半導体基板11aの主面側へ傾斜する2つの(100)面のそれぞれとを含むように形成されている。
そして、n型MOSトランジスタ331においては、図11に示すように、ゲート絶縁膜331xがチャネル領域331cに対応するように形成されている。
また、n型MOSトランジスタ331においては、図11に示すように、ゲート電極331gがゲート絶縁膜331xを介してチャネル領域331cに対応するように積層されて形成されている。そして、図11に示すように、ゲート電極331gの側壁部分には、第1側壁スペーサー331saと第2側壁スペーサー331sbとからなる側壁スペーサー331sが絶縁体によって形成されている。
そして、n型MOSトランジスタ331においては、図11と図13に示すように、一対のソース・ドレイン領域331sdがチャネル領域331cを挟むように形成されている。
以下より、本実施形態における半導体装置301の製造方法について説明する。
図14と図15は、本発明にかかる実施形態3の半導体装置301の製造方法において、n型MOSトランジスタ331を形成する際の各工程における半導体基板11aの主面を示す斜視図である。
ここで、図14は、本発明にかかる実施形態3の半導体装置301の製造方法において、n型MOSトランジスタ331を形成する際の第1の工程における半導体基板11aの主面を示す斜視図である。また、図15は、本発明にかかる実施形態3の半導体装置301の製造方法において、n型MOSトランジスタ331を形成する際の第2の工程における半導体基板11aの主面を示す斜視図である。すなわち、図14,図15の順に、n型MOSトランジスタ331を形成する際の各工程における半導体基板11aの主面を示している。
本実施形態において半導体装置301を製造する場合においては、実施形態1と同様に、まず、半導体基板11aの主面に素子分離層111を形成する。つまり、単結晶シリコンからなる半導体基板11aの主面である(110)面において、n型MOSトランジスタ321を形成する第1領域A1と、n型MOSトランジスタ331を形成する第2領域A2とを区画して分離するように、素子分離層111を形成する。
つぎに、図14に示すように、マスク層Mを半導体基板11aの主面に形成する。
図16は、本発明にかかる実施形態3において、マスク層Mを形成した後における半導体基板11aの断面図である。
図16に示すように、半導体基板11aの主面においてエピタキシャル成膜層312を形成する複数の領域A211,A212,A213を除く領域を被覆するように、マスク層Mを形成する。
ここでは、図14に示すように、半導体基板11aの主面である(110)面において、<110>方向D31に垂直な方向であって、<100>方向D32に沿って延在するように、マスク層Mをライン状に形成する。本実施形態においては、エピタキシャル成膜層312を形成する複数の領域A211,A212,A213の間に対応するように、このマスク層Mを形成する。
具体的には、実施形態1と同様に、CVD法によって半導体基板11aの主面を被覆するようにシリコン窒化物を堆積させてシリコン窒化膜を形成した後に、エピタキシャル成膜層312を形成する複数の領域A211,A212,A213に形成されたシリコン窒化膜をリソグラフィによりパターン加工することによって、マスク層Mを形成する。
つぎに、図15に示すように、エピタキシャル成膜層312を半導体基板11aの主面に形成する。
ここでは、図15に示すように、半導体基板11aの主面である(110)面であってn型MOSトランジスタ331を形成する第2領域A2において、マスク層Mによって複数に区画された領域A211,A212,A213に、エピタキシャル成膜層312をそれぞれ形成する。たとえば、実施形態1と同様にして、半導体基板11aの主面である(110)面において単結晶シリコンを選択エピタキシャル成長させて成膜させることにより、マスク層Mにて<100>方向D32に延在した端部の辺に沿うように、(100)面をファセット面として備えるエピタキシャル成膜層312を形成する。
つぎに、図11と図12と図13に示すように、p型MOSトランジスタ321と、n型MOSトランジスタ331とを形成する。
ここでは、図11に示すように、半導体基板11aの主面の第1領域A1に対応するようにp型MOSトランジスタ321を形成し、半導体基板11aの主面の第2領域A2に対応するようにn型MOSトランジスタ331を形成する。
p型MOSトランジスタ321を形成する場合においては、図11と図12に示すように、チャネル領域231cを半導体基板11aの主面に対応するように形成する。
ここでは、実施形態1と同様にして、図11と図12に示すように、ゲート絶縁膜321x,ゲート電極321g,一対のソース・ドレイン領域321sdを形成する。
一方、n型MOSトランジスタ331を形成する場合においては、図11と図13とに示すように、エピタキシャル成膜層312において半導体基板11aの主面である(110)面よりも電子移動度が大きいファセット面である(100)面を含む領域に対応するようにチャネル領域331cを形成する。
まず、n型MOSトランジスタ331のゲート絶縁膜331xを形成する。
ここでは、実施形態1と同様に、エピタキシャル成膜層312を熱酸化してシリコン酸化物を形成することによって、ゲート絶縁膜331xを設ける。
つぎに、n型MOSトランジスタ331のゲート電極331gを形成する。
ここでは、実施形態1と同様にして、たとえば、ゲート絶縁膜321xを被覆するように、ポリシリコン膜(図示なし)を形成した後、図13に示すように、エピタキシャル成膜層312における(100)面を含むようにポリシリコン膜をパターン加工することによって、ゲート電極321gを形成する。
つぎに、一対のソース・ドレイン領域331sdのそれぞれを形成する。
ここでは、ゲート電極331gの両端部に位置するエピタキシャル成膜層312のそれぞれに、n型の不純物を注入して、一対のエクステンション領域を形成した後に、側壁スペーサー331sをゲート電極331gの側壁に形成する。そして、その側壁スペーサー331sの両端部に位置するエピタキシャル成膜層312とのそれぞれに、n型の不純物を注入する。そして、アニール処理をすることによって不純物を活性化させ、エクステンション領域と、そのエクステンション領域よりも不純物の濃度が高く、その不純物が拡散した深度が深い一対の高濃度不純物拡散領域を形成することによって、エクステンション領域と高濃度不純物拡散領域とからなるソース・ドレイン領域331sdを一対で形成する。
以上のように、本実施形態においては、エピタキシャル成膜層312において半導体基板11aの主面である(110)面よりも、キャリア移動度として電子移動度が大きいファセット面である(100)面を含む領域が、チャネル領域331cになるように、n型MOSトランジスタ331を形成する。ここでは、エピタキシャル成長によって成膜されたエピタキシャル成膜層312のファセット面を用いて、n型MOSトランジスタ331のチャネル領域331cに引っ張り歪みを与えてキャリア移動度を向上させており、実施形態1と同様に、エッチングによって露出された面を用いていない。このため、実施形態1と同様に、トランジスタの特性を安定化することができる。また、実施形態1と同様に、p型MOSトランジスタ321とn型MOSトランジスタ331との両者を設けたCMOSを容易に製造することができ、CMOSの特性を向上することができる。
なお、上記の実施形態において、半導体装置1,201,301は、本発明の半導体装置に相当する。そして、上記の実施形態において、半導体基板11,11aは、本発明の半導体基板に相当する。そして、上記の実施形態において、p型MOSトランジスタ21,221,321は、本発明のトランジスタとp型トランジスタとに相当する。そして、上記の実施形態において、n型MOSトランジスタ31,231,331は、本発明のトランジスタとn型トランジスタとに相当する。そして、上記の実施形態において、エピタキシャル成膜層112,212,312は、本発明のエピタキシャル成膜層に相当する。そして、上記の実施形態において、チャネル領域21c,31c,221c,231c,321c,331cは、本発明のチャネル領域に相当する。
また、本発明の実施に際しては、上記の実施形態に限定されるものではなく、種々の変形形態を採用することができる。
たとえば、上記の実施形態のほか、半導体基板の主面が(100)面であって、その半導体基板の(100)面よりも正孔移動度が大きい(311)面がファセット面として形成されるように、エピタキシャル成膜層を成膜した後に、チャネル領域がこのエピタキシャル成膜層の(311)面を含むようにp型MOSトランジスタを形成してもよい。ここで、エピタキシャル成膜層を形成する際には、半導体基板の主面において第1の<110>方向に垂直であって、その第1の<110>方向と異なった第2の<110>方向に沿って延在するように、半導体基板の主面上にマスク層を形成する。ここでは、形成温度が800℃を超えるようにすると、(311)面がファセット面として形成されやすくなる。その後、その半導体基板の主面上においてマスク層が形成された周辺領域にてエピタキシャル成長を実施することによって、(311)面をファセット面として含むようにエピタキシャル成膜層を形成する。このようにチャネル領域がエピタキシャル成膜層の(311)面を含むようにp型MOSトランジスタを形成する場合においても、上記の実施形態と同様な効果を得ることができる。
また、上記の実施形態においては、CVD法によって成膜したシリコン窒化膜を用いてマスク層Mを形成しているが、これに限定されない。たとえば、マスク層Mを形成する場合においては、テトラエトキシシラン(TEOS)とOとを成膜ガスとして成膜したシリコン酸化膜を用いてもよい。具体的には、温度が600〜850℃であって圧力が10〜300Paの雰囲気の下、TEOSを10〜300SCCMとしてシリコン酸化膜を形成し、そのシリコン酸化膜をパターン加工することによってマスク層Mを形成してもよい。この場合には、選択エピタキシャル成長の選択性が向上するため、選択エピタキシャル成長条件の範囲を広げることができる。
図1は、本発明に係る実施形態1において、半導体装置1の要部を示す断面図である。 図2は、本発明にかかる実施形態1において、半導体装置1の製造方法における各工程での断面図を示す。 図3は、本発明にかかる実施形態1において、半導体基板11の主面にマスク層Mを形成した様子を示す平面図である。 図4は、本発明にかかる実施形態1において、半導体基板11の主面にエピタキシャル成膜層112を形成した様子を示す平面図である。 図5は、本発明にかかる実施形態2において、半導体装置201の断面図を示す。 図6は、本発明にかかる実施形態2の半導体装置201において、p型MOSトランジスタ221の要部を示す斜視図である。 図7は、本発明にかかる実施形態2の半導体装置201において、n型MOSトランジスタ231の要部を示す斜視図である。 図8は、本発明にかかる実施形態2の半導体装置201の製造方法において、p型MOSトランジスタ221を形成する際の第1の工程における半導体基板11の主面を示す斜視図である。 図9は、本発明にかかる実施形態2の半導体装置201の製造方法において、p型MOSトランジスタ221を形成する際の第2の工程における半導体基板11の主面を示す斜視図である。 図10は、本発明にかかる実施形態2において、マスク層Mを形成した後における半導体基板11の断面図である。 図11は、本発明にかかる実施形態3において、半導体装置301の断面図を示す。 図12は、本発明にかかる実施形態3の半導体装置301において、p型MOSトランジスタ321の要部を示す斜視図である。 図13は、本発明にかかる実施形態3の半導体装置301において、n型MOSトランジスタ331の要部を示す斜視図である。 図14は、本発明にかかる実施形態3の半導体装置301の製造方法において、n型MOSトランジスタ331を形成する際の第1の工程における半導体基板11aの主面を示す斜視図である。 図15は、本発明にかかる実施形態3の半導体装置301の製造方法において、n型MOSトランジスタ331を形成する際の第2の工程における半導体基板11aの主面を示す斜視図である。 図16は、本発明にかかる実施形態3において、マスク層Mを形成した後における半導体基板11aの断面図である。
符号の説明
1,201,301…半導体装置(半導体装置)、
11,11a…半導体基板(半導体基板)、
21,221,321…p型MOSトランジスタ(トランジスタ,p型トランジスタ)、
31,231,331…n型MOSトランジスタ(トランジスタ,n型トランジスタ)、
111…素子分離層、
112,212,312…エピタキシャル成膜層(エピタキシャル成膜層)、
21c,31c,221c,231c,321c,331c…チャネル領域(チャネル領域)、
21x,31x,221x,231x,321x,331x…ゲート絶縁膜、
21g,31g,221g,231g,321g,331g…ゲート電極、
21sd,31sd,221sd,231sd,321sd,331sd…ソース・ドレイン領域、
21s,31s,221s,231s,321s,331s…側壁スペーサー、
M…マスク層

Claims (22)

  1. トランジスタが設けられている半導体装置であって、
    半導体基板と、
    前記トランジスタにおいて前記半導体基板の主面よりもキャリア移動度が大きいファセット面が含まれるように、前記半導体基板の主面に成膜されているエピタキシャル成膜層と
    を有し、
    前記トランジスタは、前記エピタキシャル成膜層において前記半導体基板の主面よりもキャリア移動度が大きいファセット面を含む領域がチャネル領域として形成されている
    半導体装置。
  2. 前記トランジスタとしてp型トランジスタが形成されており、
    前記エピタキシャル成膜層は、前記キャリア移動度として正孔移動度が前記半導体基板の主面よりも大きなファセット面が形成されており、
    前記p型トランジスタは、前記エピタキシャル成膜層において前記半導体基板の主面よりも正孔移動度が大きいファセット面を含む領域が、チャネル領域として形成されている
    請求項1に記載の半導体装置。
  3. 前記トランジスタとしてn型トランジスタが形成されており、
    前記n型トランジスタは、前記半導体基板の主面に対応する領域がチャネル領域として形成されている
    請求項2に記載の半導体装置。
  4. 前記半導体基板は、前記主面が(100)面であり、
    前記エピタキシャル成膜層は、前記半導体基板の(100)面よりも正孔移動度が大きい(111)面が、前記ファセット面として形成されており、
    前記p型トランジスタは、前記エピタキシャル成膜層の前記(111)面を含むように、チャネル領域が形成されている
    請求項3に記載の半導体装置。
  5. 前記半導体基板は、前記主面が(100)面であり、
    前記エピタキシャル成膜層は、前記半導体基板の(100)面よりも正孔移動度が大きい(311)面が、前記ファセット面として形成されており、
    前記p型トランジスタは、前記エピタキシャル成膜層の前記(311)面を含むように、チャネル領域が形成されている
    請求項3に記載の半導体装置。
  6. 前記半導体基板は、前記主面が(100)面であり、
    前記エピタキシャル成膜層は、前記半導体基板の(100)面よりも正孔移動度が大きい(110)面が、前記ファセット面として形成されており、
    前記p型トランジスタは、前記エピタキシャル成膜層の前記(110)面を含むように、チャネル領域が形成されている
    請求項3に記載の半導体装置。
  7. 前記トランジスタとしてn型トランジスタが形成されており、
    前記エピタキシャル成膜層は、前記キャリア移動度として電子移動度が前記半導体基板の主面よりも大きな面が前記ファセット面として形成されており、
    前記n型トランジスタは、前記エピタキシャル成膜層において前記半導体基板の主面よりも電子移動度が大きな前記ファセット面を含む領域が、チャネル領域として形成されている
    請求項1に記載の半導体装置。
  8. 前記トランジスタとしてp型トランジスタが形成されており、
    前記p型トランジスタは、前記半導体基板の主面に対応する領域がチャネル領域として形成されている
    請求項7に記載の半導体装置。
  9. 前記半導体基板は、前記主面が(110)面であり、
    前記エピタキシャル成膜層は、前記半導体基板の(110)面よりも電子移動度が大きい(100)面が、前記ファセット面として形成されており、
    前記n型トランジスタは、前記エピタキシャル成膜層の前記(100)面を含むように、チャネル領域が形成されている
    請求項8に記載の半導体装置。
  10. トランジスタを半導体基板の主面に設けるトランジスタ形成工程を含む半導体装置の製造方法であって、
    前記トランジスタ形成工程にて形成される前記トランジスタにおいて前記半導体基板の主面よりもキャリア移動度が大きいファセット面が含まれるように、前記半導体基板の主面にエピタキシャル成膜層を成膜するエピタキシャル成膜層形成工程
    を有し、
    前記トランジスタ形成工程においては、前記エピタキシャル成膜層形成工程によって形成された前記エピタキシャル成膜層において前記半導体基板の主面よりもキャリア移動度が大きいファセット面を含む領域がチャネル領域になるように前記トランジスタを形成する
    半導体装置の製造方法。
  11. 前記エピタキシャル成膜層形成工程においては、前記キャリア移動度として正孔移動度が前記半導体基板の主面よりも大きなファセット面が含まれるように前記エピタキシャル成膜層を成膜し、
    前記トランジスタ形成工程においては、前記エピタキシャル成膜層において前記半導体基板の主面よりも正孔移動度が大きいファセット面を含む領域をチャネル領域とするp型トランジスタを前記トランジスタとして形成する
    請求項10に記載の半導体装置の製造方法。
  12. 前記トランジスタ形成工程においては、前記半導体基板の主面に対応する領域をチャネル領域とするn型トランジスタを前記トランジスタとして形成する
    請求項11に記載の半導体装置の製造方法。
  13. 前記エピタキシャル成膜層形成工程においては、前記主面が(100)面である前記半導体基板に、前記半導体基板の(100)面よりも正孔移動度が大きい(111)面が前記ファセット面として形成されるように前記エピタキシャル成膜層を成膜し、
    前記トランジスタ形成工程においては、前記エピタキシャル成膜層の前記(111)面をチャネル領域が含むように前記p型トランジスタを形成する
    請求項12に記載の半導体装置の製造方法。
  14. 前記エピタキシャル成膜層形成工程においては、前記半導体基板の主面において第1の<110>方向に垂直であって、前記第1の<110>方向と異なった第2の<110>方向に沿って延在するように前記半導体基板の主面上にマスク層を形成した後に、前記半導体基板の主面上において前記マスク層が形成された周辺領域にてエピタキシャル成長を実施することによって、(111)面をファセット面として含むように前記エピタキシャル成膜層を形成する
    請求項13に記載の半導体装置の製造方法。
  15. 前記エピタキシャル成膜層形成工程においては、前記主面が(100)面である前記半導体基板に、前記半導体基板の(100)面よりも正孔移動度が大きい(311)面が前記ファセット面として形成されるように前記エピタキシャル成膜層を形成し、
    前記トランジスタ形成工程においては、前記エピタキシャル成膜層の前記(311)面をチャネル領域が含むように前記p型トランジスタを形成する
    請求項12に記載の半導体装置の製造方法。
  16. 前記エピタキシャル成膜層形成工程においては、前記半導体基板の主面にて第1の<110>方向に垂直であって、前記第1の<110>方向と異なった第2の<110>方向に沿って延在するように前記半導体基板の主面上にマスク層を形成した後に、前記半導体基板の主面上において前記マスク層が形成された周辺領域にてエピタキシャル成長を実施することによって、(311)面をファセット面として含むように前記エピタキシャル成膜層を形成する
    請求項15に記載の半導体装置の製造方法。
  17. 前記エピタキシャル成膜層形成工程においては、前記主面が(100)面である前記半導体基板に、前記半導体基板の(100)面よりも正孔移動度が大きい(110)面が前記ファセット面として形成されるように前記エピタキシャル成膜層を形成し、
    前記トランジスタ形成工程においては、前記エピタキシャル成膜層の前記(110)面をチャネル領域が含むように前記p型トランジスタを形成する
    請求項12に記載の半導体装置の製造方法。
  18. 前記エピタキシャル成膜層形成工程においては、前記半導体基板の主面において<100>方向に垂直であって<100>方向に沿って延在するように前記半導体基板の主面上にマスク層を形成した後に、前記半導体基板の主面上において前記マスク層が形成された周辺領域にてエピタキシャル成長を実施することによって、(110)面をファセット面として含むエピタキシャル成膜層を形成する
    請求項15に記載の半導体装置の製造方法。
  19. 前記エピタキシャル成膜層形成工程においては、前記キャリア移動度として電子移動度が前記半導体基板の主面よりも大きなファセット面が含まれるように前記エピタキシャル成膜層を形成し、
    前記トランジスタ形成工程においては、前記エピタキシャル成膜層において前記半導体基板の主面よりも電子移動度が大きいファセット面を含む領域をチャネル領域とするn型トランジスタを前記トランジスタとして形成する
    請求項10に記載の半導体装置の製造方法。
  20. 前記トランジスタ形成工程においては、前記半導体基板の主面に対応する領域をチャネル領域とするp型トランジスタを前記トランジスタとして形成する
    請求項19に記載の半導体装置の製造方法。
  21. 前記エピタキシャル成膜層形成工程においては、前記主面が(110)面である前記半導体基板に、前記半導体基板の(110)面よりも電子移動度が大きい(100)面が前記ファセット面として形成されるように前記エピタキシャル成膜層を形成し、
    前記トランジスタ形成工程においては、前記エピタキシャル成膜層の前記(100)面をチャネル領域が含むように前記n型トランジスタを形成する
    請求項20に記載の半導体装置の製造方法。
  22. 前記エピタキシャル成膜層形成工程においては、前記半導体基板の主面において<110>方向に垂直であって<100>方向に沿って延在するように前記半導体基板の主面上にマスク層を形成した後に、前記半導体基板の主面上において前記マスク層が形成された周辺領域にてエピタキシャル成長を実施することによって、(100)面をファセット面として含むように前記エピタキシャル成膜層を形成する
    請求項21に記載の半導体装置の製造方法。
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