JP2007194015A - 開閉器の放圧構造 - Google Patents

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博光 伊藤
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Abstract

【課題】開閉器の内圧上昇時に締付部材による取付ブラケットの破壊が防止され、締付部材の飛散や、開閉器の内蔵物の飛散の防止を行うことができる開閉器の放圧構造を提供する。
【解決手段】開閉器の取付プレート15と取付ブラケット40を共に貫通するボルト41に対して、緩衝座金50を貫通取着する。緩衝座金50には、開閉器の内圧上昇により蓋体14を変形し、その開口部より離脱させる際に、取付ブラケット40(40T)に係合して、ボルト41の移動を規制する係止部50bを設ける。
【選択図】図4

Description

本発明は、開閉器の放圧構造に関するものである。
従来、開閉器の本体ケースには、内部短絡事故等に起因して内圧が上昇した際、当該本体ケースの内圧を外部に放出する放圧構造が設けられている。この種の放圧構造としては例えば、特許文献1に示す構成が知られている。
図9は、特許文献1に記載の放圧構造の要部断面図である。
開閉器200は、有底箱体状の本体ケース201と、本体ケース201の上部開口部201aを閉塞する有蓋箱体状の蓋体202とを備えている。上部開口部201aの周縁には、四角環状のフランジ203が形成されている。又、フランジ203の下方において、本体ケース201の異なる4方向にそれぞれ向く各外壁面上部には、複数の取付ブラケット206がそれぞれ形成されている。取付ブラケット206は、本体ケース201の外壁面上部に連結される一対の脚部206aと、両脚部206aの上部間を連結し、水平に配置される板状の取付部206bから構成されている。取付部206bの長さ方向の中央部には、挿通孔206cが形成されている。
一方、蓋体202の下部開口部の周縁には四角環状のフランジ204が形成されており、当該フランジ204の上面には複数のプレート205が当該フランジ204の周方向に所定間隔をおいて且つ側方へ突出するように固定されている。 各プレート205にはそれぞれ長孔205aが形成されている。又、各プレート205は、各取付ブラケット206の上方に近接配置されている。
フランジ203とフランジ204との間には四角環状のパッキン207が介在配置されている。そして、ボルト208が取付部206b下方から挿通孔206c及びプレート205の長孔205aにそれぞれ挿通され、プレート205の上方からナット209が締付けされて、本体ケース201と蓋体202とは連結されている。
この構造によれば、開閉器200の内圧の異常な上昇が生じて作動圧力を超えると、図10に示すように、プレート205の長孔205aにより、蓋体202の上方への移動が許容される。このため、蓋体202が瞬間的に上方に移動され、蓋体202と本体ケース201間が開放されて、圧力が上昇した内部のガスが開放された部位から外部へ放出される。
特開2000−57910号公報
ところで、前記従来の開閉器の放圧構造を用い、開閉器200を小型化した場合、また、内容物の構成により蓋体202を深く(内容積を大きく)した場合、若しくは、開閉器200を長手方向に長くした場合には、開閉器200のプレート205と、取付ブラケット206に掛かる力は従来の開閉器に比べて大きくなる。特に、開閉器200を長手方向に長くした場合、長手方向の中間部に設けられたプレート205と、取付ブラケット206に極度の力が働く。これにより、図10に示すように、取付部206bに対して斜め上方(図10において、矢印方向)に引っ張られ、挿通孔206c周縁において、ボルト208が、本体ケース201側の部位(以下、係合部Aという)に係合して、同係合部Aが破壊される。このため、ボルト208及びナット209からなる締付部材が飛散する虞があった。これは、蓋体202が長くなると、短い場合に比して、内圧が上昇した際に、変形がしやすくなるためである。
又、必要以上の蓋体202の開放を招き、開閉器200内に設けられた機器内蔵物を飛散させる虞もあった。
本発明は上記問題点を解決するためになされたものであって、その目的は、開閉器の内圧上昇時に締付部材による取付ブラケットの破壊が防止され、締付部材の飛散や、開閉器の内蔵物の飛散の防止を行うことができる開閉器の放圧構造を提供することにある。
請求項1に記載の発明は、前記本体ケースには、取付プレートを突出し、前記蓋体には、取付ブラケットを設けて、前記取付プレートと前記取付ブラケットを共に貫通した締付部材にて締め付け固定し、開閉器の内圧上昇により前記蓋体を変形し、その開口部より離脱せしめて、前記上昇した内圧を本体ケース外へ放圧するようにした開閉器の放圧構造において、前記取付プレートと前記取付ブラケットを共に貫通する前記締付部材に対して、係合部材を貫通取着し、該係合部材には、前記開閉器の内圧上昇により前記蓋体が変形する際に、前記取付ブラケットに係合して、前記締付部材の移動を規制する規制部を設けたことを特徴とする開閉器の放圧構造を要旨とするものである。
請求項2の発明は、請求項1において、前記取付ブラケットは、前記本体ケースに取付けされる脚部と、該脚部の先端に対して形成された取付部とを有し、前記係合部材の規制部は、前記脚部に対して係合可能に形成されていることを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1又は請求項2において、前記係合部材は、前記締付部材が貫通する貫通孔を備える平板部を有し、前記規制部は、前記平板部の一端両側から突設されていることを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項1乃至請求項3のうちいずれか1項において、前記係合部材は、開閉器の長手方向に沿って設けられた複数の取付ブラケットと取付プレートのうち、少なくとも開閉器の長手方向における外壁面の中間部に設けられた取付ブラケットと取付プレートを共に貫通する締付部材に対して貫通取着されていることを特徴とする。
請求項1の発明によれば、開閉器の内圧上昇により前記蓋体を変形し、その開口部より離脱せしめる際に、係合部材の規制部が、取付ブラケットに係合して、前記締付部材の移動を規制する。この結果、締付部材による取付ブラケットの破壊が防止され、締付部材の飛散や、開閉器の内蔵物の飛散の防止を行うことができる。
請求項2の発明によれば、取付ブラケットに対して、係合部材を係止することにより、容易に締付部材による取付ブラケットの破壊を防止でき、締付部材の飛散や、開閉器の内蔵物の飛散の防止を行うことができる。
請求項3の発明によれば、係合部材は平板状であるため、外形形状も貫通孔も簡単にプレス成形で形成することができる。
請求項4の発明によれば、少なくとも開閉器の長手方向における外壁面の中間部に設けられた取付ブラケットと取付プレートを共に貫通する締付部材に対して係合部材を貫通取着するため、最も変形が大きくなると予想される部位において、締付部材による取付ブラケットの破壊が防止できる。この結果、締付部材の飛散や、開閉器の内蔵物の飛散の防止を行うことができる。
(第1実施形態)
以下、本発明を電柱に配置される開閉器に具体化した第1実施形態を図1〜図5を参照して説明する。なお、説明の便宜上、図2において、左側を正面とし、右側を背面とする。
図1に示すように、開閉器11のケース12は上部が開口した有底四角箱体状の本体ケース13と当該本体ケース13の上部に設けられた開口部Hを閉塞する下部が開口した有蓋箱体状の蓋体14とを備えている。本体ケース13及び蓋体14は、図3に示すように、長手方向の方が短手方向の長さよりも長くされている。なお、本体ケース13,及び蓋体14は、図2において、左右方向を長手方向とし、同図において、図面に直交する方向を短手方向とする。本体ケース13及び蓋体14はそれぞれ導電性を有する金属材料により形成されており、当該本体ケース13は接地されている。
図3に示すように、本体ケース13の開口部Hの周縁には四角環状のフランジ13aが形成されている。又、フランジ13aにおいて、本体ケース13の正面側及び背面側に位置する側縁の中央には、それぞれ挿通孔13bが形成されている。なお、図3においては、背面側の挿通孔13bのみが図示されている。
図3に示すように本体ケース13の互いに対向する両側壁上部には、ケース内側に傾く傾斜面13cがそれぞれ形成されている。そして、各傾斜面13cには、所定間隔をおいて、複数の取付ブラケット40が固定されている。本実施形態では、各傾斜面13cに対して、3個の取付ブラケット40が所定間隔を隔てて配置されている。図2、及び図3に示すように、各傾斜面13cに設けられた3個の取付ブラケット40のうち、本体ケース13の長手方向において、中間部に位置する取付ブラケット40には、説明の便宜上、括弧付きの符号40Tも付す。
取付ブラケット40は、金属製からなる。取付ブラケット40は、本体ケース13の傾斜面13cに連結される一対の脚部40aと、両脚部40aの上端部間を連結し、水平に配置される板状の取付部40bから構成されている。図4に示すように該取付部40bの長さ方向の中央部には、挿通孔40cが形成されている。
一方、蓋体14の下部開口部の周縁には四角環状のフランジ14aが張り出し形成されている。当該フランジ14aの上面には複数の取付プレート15が、前記取付ブラケット40、及び挿通孔13bに対応するように、かつ、側方へ突出するように固定されている。
なお、取付プレート15のうち、挿通孔13bに対応する取付プレートには、括弧付きで15Tも付す(図3参照)。各取付プレート15には、それぞれ長孔15aが該取付プレート15の突出方向に延出形成されている。又、取付ブラケット40に相対して配置された取付プレート15は、各取付ブラケット40の上方において近接配置されている。フランジ13aとフランジ14aとの間には四角環状のパッキン16が介在配置されている。
そして、図2に示すように、取付ブラケット40では、ボルト41のねじ部41aが取付部40b下方から挿通孔40c及び取付プレート15の長孔15aにそれぞれ挿通され、取付プレート15の上方から該ねじ部41aにナット42が締付けされている。又、ナット42と取付プレート15上面との間には、ボルト41のねじ部41aが貫通されたワッシャ43及び緩衝板44が積層配置されている。
又、図4に示すように取付ブラケット40Tでは、さらに、取付部40b下面とボルト41の頭部41bとの間に係合部材としての緩衝座金50が介在配置されて、ボルト41により取付部40bに対して締付固定されている。緩衝座金50は、一対の脚部40a間に配置されるとともにボルト41のねじ部41aが挿通された挿通孔50cを有するねじ部挿通板部50aと、ねじ部挿通板部50aの一端側の両側からそれぞれ突設された一対の係止部50bとを有する。前記挿通孔50cは、断面円形とされており、その径は、ボルト41のねじ部41aの径と同径、或いは、若干大きくされており、ボルト41が径方向に移動する際は、当接可能である。なお、本実施形態では、挿通孔40cと、挿通孔50cとは、同径とされており、同軸に配置されるものとしている。
係止部50bは、図5(a)に示すように、ねじ部挿通板部50aが、両脚部40a間に挿入配置された状態で、一対の脚部40aの側端面40dにそれぞれ係止可能に突出されている。すなわち、ねじ部挿通板部50aが両脚部40a間に挿入配置された状態で、係止部50bは脚部40aの厚み方向(すなわち、脚部40aと交差する方向)に延出されている。
このように、緩衝座金50は、ねじ部挿通板部50aと一対の係止部50bにより、略T字状に形成されている(図5(a)参照)。係止部50bは、規制部に相当する。
又、図3に示すように取付プレート15のうち、挿通孔13bに相対する取付プレート15(15T)は蓋体14を本体ケース13の上部に取り付けたときに当該本体ケース13の各挿通孔13bにそれぞれ対応するように配置されている。図3に示すように蓋体14のフランジ14aにおいて取付プレート15(15T)の長孔15aに対応する部位は舌状に切りかかれており、当該舌状の切欠部位は本体ケース13のフランジ13aの各挿通孔13bにそれぞれ対応するように形成されている。
そして、該部位では、図3に示すようにボルト17のねじ部17aが当該フランジ13aの下方から挿通孔13b及び取付プレート15(15T)の長孔15aにそれぞれ挿通され、フランジ14aの上方からナット18を締め付けられることにより、本体ケース13と蓋体14とは連結されている。なお、ナット18と取付プレート15(15T)上面との間には、ボルト17のねじ部17aが貫通されたワッシャ43及び緩衝板44が積層配置されている。
上記のようにして、各取付プレート15が、取付ブラケット40、及びフランジ13aに対して相対した状態で、ボルト17,41及びナット18,42からなる締付部材にて締付けされることにより、本体ケース13と蓋体202とが連結されている。なお、この本体ケース13と蓋体14とが連結された状態では、取付プレート15(15T)に挿通されたボルト17は長孔15aの蓋体14のフランジ14aに対応する部位に位置している。
そして、取付プレート15の長孔15aを介して蓋体14が本体ケース13に固定されていることにより、蓋体14と本体ケース13との連結状態を保ちながら、当該蓋体14が変形した際に、蓋体14の一部の本体ケース13からの離脱が許容される。そして、何らかの原因により開閉器11の内圧が上昇し、その圧力により蓋体14が変形した際に、蓋体14の一部の本体ケース13からの離脱が許容されていることにより、本体ケース13と蓋体14との間に隙間が形成され当該隙間から開閉器11の内圧を逃がすことが可能となっている。
図1〜図3に示すように、本体ケース13の互いに対向する両側壁には電源側ブッシング21及び負荷側ブッシング22が3相の相毎(図1においては1相分のみ示す。)に互いに対向するように貫通支持されている。図1に示すように電源側ブッシング21の内端部には棒状の固定電極23が突設されており、当該固定電極23には図1に二点鎖線で示す消弧装置24が設けられている。負荷側ブッシング22の内端部には導電棒25が突設されており、当該導電棒25には軸26を介して可動電極27が回動可能に支持されている。
一方、本体ケース13内の下部には、複数のリンク等からなる図示しないリンク機構を介して本体ケース13外部に設けられた操作ハンドルSHに作動連結された回動軸29が設けられている。
当該回動軸29にはレバー30が一体回動可能に固定されている。レバー30の先端には駆動リンク31の一端が回動可能に連結されており、当該駆動リンク31の他端は可動電極27にピン32を介して回動可能に連結されている。従って、前記操作ハンドルが操作されると、可動電極27は前記リンク機構(図示しない)、回動軸29、レバー30及び駆動リンク31を介して軸26を中心に図1に実線で示す投入位置と同じく二点鎖線で示す開放位置との間を移動する。なお、固定電極23及び可動電極27は開閉器11の開閉部を構成する。
(第1実施形態の作用)
さて、上記のように構成された開閉器11の作用を説明する。
内部短絡等により、開閉器11の内圧の異常な上昇が生じて作動圧力を超えると、取付プレート15の長孔15aにより、蓋体14の上方への移動が許容される。この場合、開閉器11の本体ケース13が、その長手方向に長くなっているため、本体ケース13の長手方向の中間部に設けられた取付プレート15と、取付ブラケット40(40T)とにおいては、特に、極度の力が働き易い。これは、蓋体14が長くなると、短い場合に比して、内圧が上昇した際に、変形がしやすいためである。
このようにして、特に、蓋体14の長手方向の中間部における取付プレート15の長孔15aにより許容された蓋体14の移動(本体ケース13からの離脱を含む)と変形に伴って、図6に示すように、取付プレート15自体も移動する。
この取付プレート15の移動により取付プレート15の長孔15a周縁において、図6に示すようにボルト41が、本体ケース13側へ押圧されて、取付部40b(すなわち、挿通孔40cの周縁)に当接係止しようとする。しかし、ボルト41が本体ケース13側へ押圧された際、ボルト41に挿通された緩衝座金50がボルト41により押圧されて、係止部50bが脚部40aの側端面40dに係止して、ボルト41の移動を阻止する。このため、ボルト41が、挿通孔40cの周縁に係合することによる取付部40bの破壊を防止することができる。
このようにして、ボルト41の本体ケース13側への移動が阻止された状態で、蓋体14が瞬間的に上方に移動され、蓋体14と本体ケース13間が開放されて、圧力が上昇した内部のガスが開放された部位から外部へ放出される。
従って、本実施形態によれば、以下の効果を得ることができる。
(1) 本実施形態では、取付プレート15と取付ブラケット40を共に貫通するボルト41に対して、係合部材としての緩衝座金50を貫通取着するようにした。そして、緩衝座金50には、開閉器11の内圧上昇により蓋体14を変形し、その開口部Hより離脱させる際に、取付ブラケット40(40T)に係合して、ボルト41の移動を規制する規制部としての係止部50bを設けた。
この結果、ボルト41による取付ブラケット40の破壊を防止でき、ボルト41やナット42の飛散や、開閉器11の内蔵物の飛散の防止を行うことができる。
(2) 本実施形態では、取付ブラケット40は、本体ケース13に取付けされる脚部40aと、該脚部40aの先端に対して形成された取付部40bとを有するようした。又、係合部材としての緩衝座金50の係止部50bは、脚部40aに対して係合可能に形成するようにした。
この結果、取付ブラケット40に対して、緩衝座金50を係止することにより、容易にボルト41による取付ブラケット40の破壊を防止でき、ボルト41やナット42の飛散や、開閉器11の内蔵物の飛散の防止を行うことができる。
(3) 本実施形態では、緩衝座金50は、ボルト41が貫通する貫通孔としての挿通孔50cを備える平板部としてのねじ部挿通板部50aを有するようにした。又、規制部としての係止部50bは、ねじ部挿通板部50aの一端両側から突設するようにした。この結果、本実施形態では、緩衝座金50は、平板状であるため、外形形状も貫通孔も簡単にプレス成形で容易に形成することができる。
(4) 本実施形態では、開閉器11の長手方向、すなわち、本体ケース13の長手方向に沿って設けられた複数の取付ブラケット40のうち、中間部に位置する取付ブラケット40T及び取付プレート15を共に貫通するボルト41に対して緩衝座金50を取着するようにした。この結果、前記長手方向の変形のしやすい蓋体14の中間部において、開閉器11の内圧上昇時に、ボルト41による取付ブラケット40の破壊を防止でき、ボルト41やナット42の飛散や、開閉器11の内蔵物の飛散の防止を行うことができる。
(第2実施形態)
次に、第2実施形態を図7、及び図8を参照して説明する。なお、第1実施形態と同一構成については同一符号を付して、その説明を省略し、異なる構成にいて説明する。
第2実施形態では、図7、図8に示す緩衝座金60を使用する。すなわち、緩衝座金60は、図7に示すように、平板状をなし、同じ大きさをなす一対の座金部60a,60bが、連結部60cにて互いに連結されている。緩衝座金60は、連結部60cにて断面U字状に折り曲げ形成されることにより、一対の座金部60a,60bが互いに平行に配置されている。座金部60a,60bの離間距離は、図8に示すように取付ブラケット40の取付部40bに嵌合可能なように、取付部40bの板厚と同じ、又は、若干長くされている。又、座金部60a,60bの幅Wは、取付部40bの両脚部40aの離間距離よりも短くされている。又、一対の座金部60a,60bには、同径及び同軸のボルト挿通孔60d,60eが貫通されている。
そして、緩衝座金60は、図8に示すように、座金部60a,60bの間に取付ブラケット40Tの取付部40bが嵌合され、連結部60cが、取付部40bに当接係止されている。この状態で、ボルト41のねじ部41aが座金部60aの下方からボルト挿通孔60d,挿通孔40c,ボルト挿通孔60e及び取付プレート15の長孔15aにそれぞれ挿通され、取付プレート15の上方から該ねじ部41aにナット42が締付けされている。又、ナット42と取付プレート15上面との間には、ボルト41のねじ部41aが貫通されたワッシャ43及び緩衝板44が積層配置されている。
(第2実施形態の作用)
このように構成した場合、開閉器11の内圧上昇により蓋体14を変形或いは開口部Hより離脱させる際に、移動する取付プレート15により、ボルト41が押圧されてボルト41が本体ケース13側へ押圧され。このとき、ボルト41に挿通された緩衝座金60がボルト41により押圧されて、連結部60cが取付部40bの端面に係止して、ボルト41の移動を阻止する。
このため、ボルト41が、挿通孔40cの周縁に係合することによる取付部40bの破壊を防止することができる。従って、緩衝座金60によっても、ボルト41の本体ケース13側への移動が阻止された状態で、蓋体14が瞬間的に上方に移動され、蓋体14と本体ケース13間が開放されて、圧力が上昇した内部のガスが開放された部位から外部へ放出される。
従って、第2実施形態によれば、以下の効果を得ることができる。
(1) 第2実施形態では、取付ブラケット40は、本体ケース13に取付けされる脚部40aと、脚部40aの先端に対して形成された取付部40bとを有するようにした。そして、係合部材としての緩衝座金60は、規制部としての60cが、取付部40bに対して係合可能に形成されているようにした。
この結果、第2実施形態においても、第1実施形態と同様に、ボルト41による取付ブラケット40の破壊を防止でき、ボルト41やナット42の飛散や、開閉器11の内蔵物の飛散の防止を行うことができる。
(2) 第2実施形態では、緩衝座金60は、ボルト41が貫通する貫通孔としてのボルト挿通孔60d,60eを備える平板部としての座金部60a,60bを有し、規制部としての連結部60cは、座金部60a,60bの一端側が折り曲げされて形成され、取付部40bに係合可能にした。
この結果、単に、折り曲げ加工だけで緩衝座金60を形成できるため、容易に緩衝座金60を得ることができる。
なお、前記実施形態は、次のように変更して実施してもよい。
○ 前記実施形態では、開閉器の長手方向に沿って設けられた複数の取付ブラケット40のうち、中間部に位置する取付ブラケット40T及び取付プレート15を共に貫通するボルト41に対して緩衝座金50を取着するようにした。これに代えて、全ての取付ブラケット40、及び取付プレート15を共に貫通するボルト41に対して緩衝座金50を取着するようにしてもよい。
○ なお、前記実施形態では、挿通孔40cと、挿通孔50cとは、同径とされるとともに、同軸に配置されるものとし、このため、係止部50bを脚部40aに対して当接した状態としている。しかし、本発明ではこのように限定するものではない。
例えば、図5(c)に示すように挿通孔40cの直径を、挿通孔50cの直径よりも大きくした場合を考える。この場合の挿通孔40cと挿通孔50cの直径差をαとする。
このようにした場合、図5(b)に示すように、係止部50bと脚部40aとの離間距離β分離間してもよい。このとき、挿通孔40cと挿通孔50cとは同軸の位置ではなく、同軸よりオフセットされた位置に位置する。
なお、この場合、β<αである。このようにすると、挿通孔50cに挿通されたボルト41が、図5(c)の矢印方向に移動した場合(なお、図5(c)では、説明の便宜上、ボルトの移動に伴って挿通孔50c自体が移動すると考えられたい)、先に、係止部50bが脚部40aの側端面40dに当接係止する。この結果、ボルト41が挿通孔40cに当接することなく、係止部50bが、脚部40aに当接係止することにより、ボルト41の移動の規制ができる。
なお、挿通孔40cの直径を、挿通孔50cの直径よりも小さくした場合は、ボルト41が、前記実施形態と同様に、係止部50bを脚部40aに対して当接状態に配置するものとして、ボルト41の移動ができないようにしておく。
第1実施形態の開閉器の正断面図。 同じく開閉器の側面図。 同じく開閉器の分解斜視図。 同じく開閉器の放圧構造を示す要部断面図。 (a)は、同じく放圧構造を示す要部断面図、(b)は脚部40aと係止部50bとの離間距離βの簡略説明図、(c)は挿通孔40c,50cの直径差αの簡略説明図。 同じく放圧構造の作用を示す要部断面図。 第2実施形態の係合部材の斜視図。 同じく第2実施形態の開閉器の放圧構造を示す要部断面図。 従来の開閉器の放圧構造を示す要部断面図。 同じく従来の開閉器の放圧構造の作用を示す要部断面図。
符号の説明
11…開閉器、13…本体ケース、14…蓋体、15…取付プレート、
17…ボルト(締付部材)、18…ナット(締付部材)、
40T…取付ブラケット、40a…脚部、40b…取付部、
50…緩衝座金(係合部材)、50a…ねじ部挿通板部(平板部)、
50b…係止部(規制部)、50c…挿通孔(貫通孔)、
60…緩衝座金(係合部材)、60a,60b…座金部(平板部)、
60d,60e…ボルト挿通孔(貫通孔)、60c…連結部(規制部)、
H…開口部。

Claims (4)

  1. 本体ケースの開口部を蓋体により閉塞し、
    前記本体ケースには、取付プレートを突出し、
    前記蓋体には、取付ブラケットを設けて、
    前記取付プレートと前記取付ブラケットを共に貫通した締付部材にて締め付け固定し、開閉器の内圧上昇により前記蓋体を変形し、その開口部より離脱せしめて、前記上昇した内圧を本体ケース外へ放圧するようにした開閉器の放圧構造において、
    前記取付プレートと前記取付ブラケットを共に貫通する前記締付部材に対して、係合部材を貫通取着し、該係合部材には、前記開閉器の内圧上昇により前記蓋体が変形する際に、前記取付ブラケットに係合して、前記締付部材の移動を規制する規制部を設けたことを特徴とする開閉器の放圧構造。
  2. 前記取付ブラケットは、前記本体ケースに取付けされる脚部と、該脚部の先端に対して形成された取付部とを有し、
    前記係合部材の規制部は、前記脚部に対して係合可能に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の開閉器の放圧構造。
  3. 前記係合部材は、前記締付部材が貫通する貫通孔を備える平板部を有し、
    前記規制部は、前記平板部の一端両側から突設されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の開閉器の放圧構造。
  4. 前記係合部材は、開閉器の長手方向に沿って設けられた複数の取付ブラケットと取付プレートのうち、少なくとも開閉器の長手方向における外壁面の中間部に設けられた取付ブラケットと取付プレートを共に貫通する締付部材に対して貫通取着されていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のうちいずれか1項に記載の開閉器の放圧構造。
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