JP2007193594A - 工事写真管理システム - Google Patents

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Abstract

【課題】工事の工程管理のために入力される工程管理情報に基づいて、施主が工事写真を閲覧するための工事写真格納用の画像記憶手段を、工事毎の規模に応じて自動的に管理し、画像記憶手段を効率的に利用可能とする。
【解決手段】本発明に係る工事写真管理システム100によれば、工事業者PC1において、受注された工事に含まれる各工程に関する情報が入力装置12により入力されると、入力された工程管理情報に含まれる予定工数と、工程マスタファイル173から読み出されたその工程の標準工数及びその工程の標準写真撮影枚数とに基づいて工程毎の予定写真撮影枚数が算出され、その合計枚数と写真一枚当たりの画像サイズにより、当該工事の全工程で撮影される工事写真の画像を格納するのに必要な格納領域サイズが算出され、算出されたサイズの領域が写真サーバ2の画像記憶装置25に確保される。
【選択図】図1

Description

本発明は、工事の工程管理のために入力される工程管理情報に基づいて、工事写真格納用の画像記憶手段に対し、工事毎の画像格納領域の確保、撮影された工事写真の画像の画像記憶手段への登録及び削除を自動的に行う工事写真管理システムに関する。
従来、施主が工事の施工状況を確認できるようにするため、工事業者が撮影した工事写真をインターネットを介してサーバにアップロードし、施主の端末からサーバにアクセスした際に施主が工事写真を閲覧可能とする工事写真管理システムが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2001−331552号公報
しかしながら、従来の工事写真管理システムにおいては、サーバにおいて、画像ファイルを保管する画像格納領域の確保、撮影された工事写真のサーバへのアップロード、閲覧不要になった画像ファイルの削除等は手動で行う必要があり、各工事の規模や期間から必要な画像格納領域のサイズを計算して確保したり、閲覧者である施主の了解を得てから画像ファイルと施主のアクセスアカウントの削除を行ったりするための管理オペレータが必要であるという問題があった。
本発明の課題は、工事の工程管理のために入力される工程管理情報に基づいて、施主が工事写真を閲覧するための工事写真格納用の画像記憶手段を、工事毎の規模に応じて自動的に管理し、画像記憶手段を効率的に利用可能とすることである。
上記課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、
工事写真格納用の画像記憶手段を備えたサーバと、工事業者端末とが通信回線を介してデータ送受信可能に接続された工事写真管理システムにおいて、
前記工事業者端末は、
受注された工事に含まれる各工程に関する工程管理情報を入力する工程管理情報入力手段と、
前記工程管理情報入力手段により入力された工程管理情報に含まれる予定工数と、その工程の標準工数及びその工程の標準写真撮影枚数とに基づいて予定写真撮影枚数を算出することを前記工事に含まれる工程毎に行う予定枚数算出手段と、
前記算出された前記工事の工程毎の予定写真撮影枚数を合計し、その合計枚数と写真一枚当たりの画像サイズにより、当該工事の全工程で撮影される工事写真の画像を格納するのに必要な格納領域サイズを算出する格納領域サイズ算出手段と、
前記算出された格納領域サイズ分の領域であって、前記工事の施主がアクセス可能な領域を前記画像記憶手段に確保する指示を前記サーバに送信する領域確保指示手段と、を備え、
前記サーバは、
前記工事業者端末から送信された領域確保指示に応じて、前記工事の施主がアクセス可能な領域を前記画像記憶手段に確保する領域確保手段を備えたことを特徴としている。
なお、請求項1に記載の発明は、次のようなものであってもよい。
前記工事業者端末は、工事毎の工期開始日付を含む情報を記憶する工事情報記憶手段を備え、前記領域確保指示手段は、前記工事情報記憶手段を参照し、前記工事の工期開始日付以降に、前記工事について算出された格納領域サイズ分の領域であって、前記工事の施主がアクセス可能な領域を前記画像記憶手段に確保する指示を前記サーバに送信する(請求項2に記載の発明)。
請求項1又は2に記載の発明は、次のようなものであってもよい。
前記工事業者端末は、撮影装置により撮影された前記工事の工事写真の画像を記憶する工事業者側画像記憶手段と、前記工事業者側画像記憶手段に記憶された画像のうち、前記画像記憶手段に未登録の画像のみを前記サーバに送信し、前記サーバに対し前記画像記憶手段の前記領域確保手段により確保された領域に前記未登録の画像を登録させる登録手段と、を備える(請求項3に記載の発明)。
請求項1〜3の何れか一項に記載の発明は、次のようなものであってもよい。
前記サーバは、施主毎に前記画像記憶手段に記憶された画像の閲覧期間を記憶する閲覧期間記憶手段と、前記閲覧期間記憶手段に記憶された前記工事の施主の閲覧期間が終了したら、前記画像記憶手段から前記工事の施主に対応する領域に格納されている画像を削除するとともに、前記画像記憶手段における当該領域を開放する削除手段と、を備える(請求項4に記載の発明)。
請求項1〜3の何れか一項に記載の発明は、次のようなものであってもよい。
前記サーバは、前記画像記憶手段に格納する画像毎に前記画像記憶手段への保存期限を記憶する保存期限記憶手段と、前記保存期限記憶手段を参照し、保存期限を過ぎた画像があったら当該画像を前記画像記憶手段から削除する削除手段と、を備える(請求項5に記載の発明)。
本発明によれば、受注された工事の工程管理のために工事業者端末において入力される工程管理情報に基づいて、施主が工事写真を閲覧するための工事写真格納用の画像記憶手段を工事の規模に応じて自動的に管理することが可能となり、画像記憶手段を効率的に利用することが可能となる。
以下、図を参照して、本発明の実施形態を詳細に説明する。
まず、構成を説明する。
図1は、本実施の形態における工事写真管理システム100の全体構成を示す図である。図1に示すように、工事写真管理システム100は、デジタルカメラ4が接続可能な工事業者PC(Personal Computer)1、工事写真格納用の画像記憶装置25を備える写真サーバ2、及び施主PC3が通信ネットワークNを介してデータ送受信可能に接続されて構成されている。通信ネットワークNは、専用線や既存の公衆回線、インターネット等を利用して構築された情報通信網である。なお、工事業者PC1及び施主PC3の各装置の台数は、特に限定されない。また、各装置間の接続は、有線接続であってもよいし無線接続であってもよい。
以下、工事写真管理システム100を構成する各装置について説明する。
まず、工事業者PC1について説明する。工事業者PC1は、工事業者10が使用する工事業者端末である。
図2は、工事業者PC1の機能的構成を示すブロック図である。図2に示すように、工事業者PC1は、CPU11、入力装置12、表示装置13、通信制御装置14、外部I/F15、RAM16、記憶装置17等を備えて構成され、各装置はバス18により接続されている。
CPU(Central Processing Unit )11は、記憶装置17に記憶されているシステムプログラムを読み出し、RAM16内に形成されたワークエリアに展開し、該システムプログラムに従って工事業者PC1の各装置を制御する。また、CPU11は、記憶装置17に記憶されている工程管理情報入力処理プログラムを始めとする各種処理プログラムを読み出してワークエリアに展開し、後述する工程管理情報入力処理(図8参照)を始めとする各種処理を実行する。
入力装置12は、文字/英数字入力キー、カーソルキー、及び各種機能キー等を備えたキーボードと、ポインティングデバイスであるマウスと、を備えて構成され、キーボードで押下操作されたキーの押下信号とマウスによる操作信号とを、入力信号としてCPU11に出力する。また、入力装置12は、表示装置13の表示画面を覆う透明なシートパネルに、指又は専用のスタイラスペンで触れることにより入力される位置情報を入力信号としてCPU11に出力する、タッチパネルにより構成される態様としてもよい。
表示装置13は、LCD(Liquid Crystal Display)又はCRT(Cathode Ray Tube)等により構成され、CPU11から入力される各種指示に従って、各種画面を表示する。
通信制御装置14は、モデム、ターミナルアップアダプタ、ルータ等の通信機器により構成され、通信ネットワークNを介して写真サーバ2、施主PC3等の外部装置とデータ送受信を行う。
外部I/F15は、通信用ケーブル等により外部の電子機器、例えば、デジタルカメラ4等の外部I/Fに接続され、CPU11の制御により外部の電子機器との間でデータ送受信を行い、受信データをCPU11に出力する。
RAM(Random Access Memory)16は、CPU11により実行されるシステムプログラム、各種処理プログラム、各処理において処理中のデータ、処理結果などを一時的に格納するワークエリアを形成する。
記憶装置17は、HDD(Hard Disc Drive)や不揮発性の半導体メモリ等により構成され、CPU11で実行されるシステムプログラム、工程管理情報入力処理プログラムを始めとする各種処理プログラム、各種データ等を記憶する。これらの各種プログラムは、読取可能なプログラムコードの形態で格納され、CPU11は、当該プログラムコードに従った動作を逐次実行する。
また、記憶装置17は、図2に示すように、工事情報ファイル171、工程管理情報ファイル172、工程マスタファイル173、施主マスタファイル174、写真管理情報ファイル175、写真管理システム情報ファイル176を記憶している。
工事情報ファイル171は、工事業者10が受注した各工事の工事情報を格納するためのデータベースファイルである。図3(a)に、工事情報ファイル171のファイル構成例を示す。図3(a)に示すように、工事情報ファイル171は、工事を特定するための工事番号(主キー)を格納する「工事番号」項目、工事名称を格納する「工事名」項目、工事の施主30を特定するための施主コードを格納する「施主コード」項目、工事の実際の開始日付を格納する「工期開始日付」項目、工事の実際の終了日付を格納する「工期終了日付」項目、工事の進捗を示す区分(未着工・施工中・工事完了)を格納する「工事進捗区分」項目、工事で撮影された工事写真の画像ファイルを格納するために必要な格納領域のサイズ(容量)を格納する「画像格納領域サイズ」項目、写真サーバ2の画像記憶装置25に工事写真を格納するために必要な格納領域のサイズを有し、工事の施主30がアクセス可能な領域(以下、画像格納領域という。)を確保済みであるか否かを示すフラグ(領域確保済みであれば“1”、領域未確保であれば“0”)を格納する「領域確保フラグ」項目を有する。
なお、施主コードは、施主マスタファイル174の施主コードに対応しており、図4に示すように、「施主コード」項目に格納された施主コードにより、工事情報と施主マスタファイル174の同一の施主コードにより特定される施主情報とを関連付けることができる。
工程管理情報ファイル172は、工事業者10が受注した工事を構成する個々の工程の工程管理情報を格納するためのデータベースファイルである。図3(b)に、工程管理情報ファイル172のファイル構成例を示す。図3(b)に示すように、工程管理情報ファイル172は、工事の工程全体を特定するための工程管理番号を格納する「工程管理番号」項目、工程管理番号で管理される工程全体に含まれる個々の工程にシーケンシャルに割り当てた行番号を格納する「行番号」項目、工事を特定するための工事番号を格納する「工事番号」項目、工程の内容を特定するための工程コードを格納する「工程コード」項目、工程の作業の予定開始日付を格納する「工期開始予定日付」項目、工程の作業の予定終了日付を格納する「工期終了予定日付」項目、工程の作業の実際の開始日付を格納する「工期開始日付」項目、工程の作業の実際の終了日付を格納する「工期終了日付」項目、工程の予定工数(予定日数)を格納する「予定工数」項目、工程の実際の工数を格納する「工数」項目、工程における予定写真撮影枚数を格納する「予定写真枚数」項目を有する。工程管理情報ファイル172においては、工程管理番号+行番号が主キーとなっており、工程管理番号+行番号により個々の工程の工程管理情報(レコード)を特定することができる。
なお、工事番号は、工事情報ファイル171の工事番号に対応しており、図4に示すように、「工事番号」項目に格納された工事番号により工程管理情報と工事情報ファイル171の同一の工事番号により特定される工事情報とを関連付けることができる。また、工程コードは、工程マスタファイル173の工程コードに対応しており、図4に示すように、「工程コード」項目に格納された工程コードにより工程管理情報と工程マスタファイル173の同一の工程コードにより特定される工程内容情報とを関連付けることができる。
工程マスタファイル173は、工事を構成する個々の工程の内容(工程内容情報)を格納するためのデータベースファイルである。図3(c)に、工程マスタファイル173のファイル構成例を示す。図3(c)に示すように、工程マスタファイル173は、工程の内容を特定するための工程コード(主キー)を格納する「工程コード」項目、工程名称を格納する「工程名」項目、工程に対する標準的な作業工数(標準工数:日数)を格納する「標準工数」項目、標準工数で撮影される標準的な工事写真の撮影枚数(標準写真撮影枚数)を格納する「標準写真枚数」項目を有する。
施主マスタファイル174は、工事の施主30に関する情報(施主情報)を格納するためのデータベースファイルである。図3(d)に、施主マスタファイル174のファイル構成例を示す。図3(d)に示すように、施主マスタファイル174は、施主30を特定するための施主コード(主キー)を格納する「施主コード」項目、施主30の名称を格納する「施主名」項目、施主30の電子メールアドレスを格納する「メールアドレス」項目、施主30が写真サーバ2の画像記憶装置25に格納された写真を閲覧するときのログインIDを格納する「ID」項目、施主30が写真サーバ2の画像記憶装置25に格納された写真を閲覧するときのパスワードを格納する「パスワード」項目、施主30が工事完成後写真を閲覧できる期間を格納する「閲覧期間」項目を有する。
写真管理情報ファイル175は、工事業者10が受注した工事を構成する個々の工程において撮影された各写真に関する写真管理情報を格納するためのデータベースファイルである。図3(e)に、写真管理情報ファイル175のファイル構成例を示す。図3(e)に示すように、写真管理情報ファイル175は、1工事の工程全体を特定するための工程管理番号を格納する「工程管理番号」項目、工程管理番号で特定される工程全体に含まれる個々の工程にシーケンシャルに割り当てられた行番号を格納する「行番号」項目、工程管理番号+行番号で特定される工程において撮影された個々の写真にシーケンシャルに割り当てられた写真番号を格納する「写真番号」項目、写真の画像ファイル名を格納する「ファイル名」項目、写真の画像ファイルが写真サーバ2にアップロード済みか否かを示すフラグ(例えば、アップロード済みを示す“1”、アップロード済みでない、即ち未アップロードであることを示す“0”)を格納する「アップロード管理フラグ」項目、写真を写真サーバ2に保存しておく期限(保存期限)の日付を格納する「保存期限日」項目を有する。ここで、アップロード済みとは、画像ファイルを写真サーバ2に送信し、写真サーバ2の画像記憶装置25に画像ファイルが登録されたことを指す。写真管理情報ファイル175においては、工程管理番号+行番号+写真番号が主キーとなっており、工程管理番号+行番号+写真番号により写真管理情報(レコード)を特定することができる。
なお、写真管理情報ファイル175の工程管理番号は、工程管理情報ファイル172の工程管理番号に対応しており、行番号は、工程管理情報ファイル172の行番号に対応しており、図4に示すように、「工程管理番号」項目に格納された工程管理番号及び「行番号」項目に格納された行番号の組み合わせ(工程管理番号+行番号)により、写真管理情報と工程管理情報ファイル172の同一の工程管理番号+行番号により特定される工程管理情報とを関連付けることができる。
写真管理システム情報ファイル176は、工事業者10が工事写真管理システム100を利用する際に、工事業者10を特定するためのユーザコードを格納する。
図4は、記憶装置17に記憶されているデータベースファイル間の関係を示す図である。図4に示すように、記憶装置17に記憶されたデータベースファイルのそれぞれにおいて、次のレコードが存在するレコードは次のレコードのアドレスを示すNextポインタを有しており、各データベースファイル内のレコード(データ)はチェーン構造により関係付けられている。また、上述したように、工事情報ファイル171の各工事情報は、施主コードにより施主マスタファイル174の施主情報と関連付けられている。工程管理情報ファイル172の各工程管理情報は、工事番号により工事情報ファイル171の工事情報と関連付けられているとともに、工程コードにより工程マスタファイル173と関連付けられている。写真管理情報ファイル175の各写真情報は、工程管理番号+行番号により工程管理情報ファイル172の工程管理情報と関連付けられている。
画像記憶領域177は、工事業者側画像記憶手段として、デジタルカメラ4から入力された工事写真の画像ファイルを記憶する。
次に、写真サーバ2について説明する。
写真サーバ2は、工事業者10が撮影した工事写真を施主30に配信するサービスを提供するサービス業者のサーバであり、工事業者10からの工事写真の画像ファイルのアップロードを受け付けて画像記憶装置25に登録するとともに、施主30からの要求に応じて工事写真の画像ファイルを提供する。
図5は、写真サーバ2の機能的構成を示すブロック図である。図5に示すように、写真サーバ2は、CPU21、RAM22、通信制御装置23、記憶装置24、画像記憶装置25等を備えて構成され、各装置はバス26により接続されている。
CPU21は、記憶装置24に記憶されているシステムプログラムを読み出し、RAM22内に形成されたワークエリアに展開し、該システムプログラムに従って写真サーバ2の各装置を制御する。また、CPU21は、記憶装置24に記憶されている画像格納領域確保処理(写真サーバ側)プログラムを始めとする各種処理プログラムを読み出してワークエリアに展開し、後述する画像格納領域確保処理の写真サーバ側処理を始めとする各種処理を実行する。
RAM22は、CPU21により実行されるシステムプログラム、各種処理プログラム、各処理において処理中のデータ、処理結果などを一時的に格納するワークエリアを形成する。
通信制御装置23は、モデム、ターミナルアップアダプタ、ルータ等の通信機器により構成され、通信ネットワークNを介して工事業者PC1、施主PC3等の外部装置とデータ送受信を行う。
記憶装置24は、HDD(Hard Disc Drive)や不揮発性の半導体メモリ等により構成され、CPU21で実行されるシステムプログラム、画像格納領域確保処理(写真サーバ側)プログラムを始めとする各種処理プログラム、各種データ等を記憶する。これらの各種プログラムは、読取可能なプログラムコードの形態で格納され、CPU21は、当該プログラムコードに従った動作を逐次実行する。
また、記憶装置24は、図5に示すように、ユーザ情報ファイル241、画像格納領域情報ファイル242、画像情報ファイル243、施主マスタファイル244を有している。
ユーザ情報ファイル241は、工事写真管理システム100を利用する各工事業者10(ユーザ)の情報(ユーザ情報)を格納するデータベースファイルである。図6(a)に、ユーザ情報ファイル241のファイル構成例を示す。図6(a)に示すように、ユーザ情報ファイル241は、工事業者(ユーザ)10を特定するためのユーザコード(主キー)を格納する「ユーザコード」項目、工事業者10の名称を格納する「ユーザ名」項目、工事業者10が画像記憶装置25において使用可能な容量(工事業者10とサービス業者との契約により定められた使用可能容量)を格納する「使用可能容量」項目、工事業者10が画像記憶装置25において現在使用している容量(即ち、現在確保されている画像格納領域サイズの合計)を格納する「現在使用容量」項目を有する。
画像格納領域情報ファイル242は、写真サーバ2の画像記憶装置25において、各工事業者10の工事毎に工事写真の格納用に確保された画像格納領域に関する情報(画像格納領域情報)を格納するータベースファイルである。図6(b)に、画像格納領域情報ファイル242のファイル構成例を示す。図6(b)に示すように、画像格納領域情報ファイル242は、工事業者10(ユーザ)を特定するためのユーザコードを格納する「ユーザコード」項目、施主30を特定するための施主コードを格納する「施主コード」項目、施主30が写真サーバ2に格納された写真(画像ファイル)を閲覧するときのログインIDを格納する「ID」項目、施主30が写真サーバ2に格納された写真を閲覧するときのパスワードを格納する「パスワード」項目、確保された画像格納領域のサイズを格納する「確保領域サイズ」項目、画像格納領域を削除する予定日付を格納する「削除予定日」項目、画像格納領域内において現在使用している領域サイズを格納する「使用領域サイズ」項目、画像格納領域に付されたフォルダ名を格納する「フォルダ名」項目を有する。画像格納領域情報ファイル242においては、ユーザコード+施主コードが主キーとなっており、ユーザコード+施主コードにより画像格納領域情報(レコード)を特定することができる。
なお、画像格納領域情報ファイル242のユーザコードは、ユーザ情報ファイル241のユーザコードに対応しており、施主コードは、施主マスタファイル244の施主コードに対応しており、図7に示すように、「ユーザコード」項目に格納されたユーザコードにより、画像格納領域情報とユーザ情報ファイル241のユーザ情報とを関連付けることができる。また、「施主コード」項目に格納された施主コードにより、画像格納領域情報と施主マスタファイル244の施主情報とを関連付けることができる。
画像情報ファイル243は、写真サーバ2の画像記憶装置25に格納されている各工事写真の画像ファイルについての情報(画像情報)を格納するデータベースファイルである。図6(c)に、画像情報ファイル243のファイル構成例を示す。図6(c)に示すように、画像情報ファイル243は、工事業者(ユーザ)10を特定するためのユーザコードを格納する「ユーザコード」項目、施主30を特定するための施主コードを格納する「施主コード」項目、ユーザコード+施主コードで特定される画像格納領域に格納された個々の写真を特定するための写真番号を格納する「写真番号」項目、写真の画像ファイル名を格納する「画像ファイル名」項目、画像ファイルの保存期限の日付を格納する「保存期限日」項目を有する。画像情報ファイル243においては、ユーザコード+施主コード+写真番号が主キーとなっており、ユーザコード+施主コード+写真番号によりレコードを特定することができる。なお、写真番号は、工事業者PC1の対応する写真管理情報の写真番号が格納される。
なお、画像情報ファイル243のユーザコードは、ユーザ情報ファイル241及び画像格納領域情報ファイル242のユーザコードに対応しており、施主コードは、画像格納領域情報ファイル242及び施主マスタファイル244の施主コードに対応しており、図7に示すように、「ユーザコード」項目に格納されたユーザコードおよび「施主コード」項目に格納された施主コードの組み合わせ(ユーザコード+施主コード)により、画像情報と画像格納領域情報ファイル242の同一のユーザコード+施主コードにより特定される画像格納領域情報とを関連付けることができる。
施主マスタファイル244は、写真サーバ2の画像記憶装置25に格納された写真を閲覧可能な各施主30に関する情報(施主情報)を格納するデータベースファイルである。図6(d)に、施主マスタファイル244のファイル構成例を示す。図6(d)に示すように、施主マスタファイル244は、施主30を特定するための施主コード(主キー)を格納する「施主コード」項目、施主30の名称を格納する「施主名称」項目、施主30の電子メールアドレスを格納する「メールアドレス」項目、施主30が写真サーバ2に格納された写真を閲覧するときのログインIDを格納する「ID」項目、施主30が写真サーバ2に格納された写真を閲覧するときのパスワードを格納する「パスワード」項目、工事完成後、施主30が画像記憶装置25に格納された画像ファイルを閲覧可能な期間を格納する「閲覧期間」項目を有する。
図7は、記憶装置24に記憶されているデータベースファイル間の関係を示す図である。図7に示すように、記憶装置24に記憶されたデータベースファイルのそれぞれにおいて、次のレコードが存在するレコードは次のレコードのアドレスを示すNextポインタを有しており、各データベースファイル内のレコード(データ)はチェーン構造により関係付けられている。また、上述したように、画像格納領域情報ファイル242の各画像格納領域情報は、ユーザコードによりユーザ情報ファイル241のユーザ情報と、施主コードにより施主マスタファイル244の施主情報と関連付けられている。画像情報ファイル243の各画像情報は、ユーザコード+施主コードにより画像格納領域ファイル242の画像格納領域情報と関連付けられている。
画像記憶装置25は、HDD等により構成された大容量の記憶装置であり、工事業者PC1からアップロードされた工事写真の画像ファイルを格納する画像記憶手段である。
施主PC3は、施主30が通信ネットワークNを介して写真サーバ2に接続し、写真サーバ2に格納されている工事写真を閲覧するためのPC等の端末(施主端末)である。
デジタルカメラ4は、工事業者10が工事現場において工事の各工程の工事写真を撮影するための撮影装置である。
次に、工事写真管理システム100の動作について説明する。
なお、当該システムの動作の前提として、工事業者10は、写真サーバ2に対しユーザ登録済みであり、工事業者10のユーザ情報は、ユーザ情報ファイル241に登録されていることとする。
まず、下記(1)〜(7)に、工事業者10による工事受注から、工事完了までの工事業者PC1におけるオペレータの処理の流れを簡単に説明する。
(1)受注した工事の工事情報及び施主情報の入力処理
工事業者PC1においては、施主30からの工事を受注すると、オペレータが入力装置12により工事情報入力処理の実行を指示して工事情報入力画面を表示装置13に表示させ、工事情報入力画面の表示に従って、工事情報ファイル171の各項目の情報を入力する。入力された工事情報は、工事情報ファイル171の新しいレコードとして追加登録される。「領域確保フラグ」項目には“0”が登録される。施主30が新規の施主である場合は、オペレータが入力装置12により施主情報登録処理の実行を指示して表示装置13に施主情報登録画面を表示させ、施主情報登録画面の表示に従って、施主マスタファイル174の各項目の情報を入力する。入力された施主情報は、施主マスタファイル174の新しいレコードとして追加登録される。
(2)工程管理情報入力処理
工事情報及び施主情報の登録が終了すると、オペレータは入力装置12により工程管理情報入力処理の実行を指示し、受注した工事に関する工程管理情報入力処理を実行する(図8参照)。
(3)工事開始(終了)日付登録処理
工事全体の工期開始(終了)日付が確定すると、オペレータは入力装置12により工事開始(終了)日付登録処理の実行を指示して表示装置13に工事開始(終了)日付登録画面を表示させ、当該画面の表示に従って、開始(終了)日付の確定した工事の工事番号及び開始(終了)日付を入力する。工事番号が入力されると、工事情報ファイル171の入力された工事番号で特定されるレコードの工期開始(終了)日付に入力された日付が登録される。
(4)工事開始登録処理
実際に工事が開始すると、工事業者10のオペレータ(以下、オペレータとする。)は入力装置12により工事開始登録処理の実行を指示して表示装置13に工事開始登録画面を表示させ、当該画面の表示に従って、着工した工事の工事番号を入力する。工事番号が入力されると、工事情報ファイル171の入力された工事番号で特定されるレコードの進捗区分が“施工中”に変更される。
(5)工程開始/終了登録処理
工事の各工程が開始されると、オペレータは、入力装置12により工程開始/終了登録処理の実行を指示し、表示装置13に工程開始/終了登録画面を表示させ、当該画面の表示に従って、登録対象の工事の工程全体を特定する工程管理番号の入力を行う。工程管理番号が入力されると、工程管理情報ファイル172が入力された工程管理番号で検索され、当該工程管理番号で管理されている各工程の工程名が表示されるとともに、各工程の工期開始日付及び工期終了日付を入力するための領域が工程開始/終了登録画面上に表示される。オペレータは画面に従って、開始された工程の工期開始日付、終了した工程の工期終了日付の入力を行う。入力された工期開始日付及び工期終了日付は、工程管理情報ファイル172の対応するレコードに登録される。
(6)工事写真取り込み処理
工事現場でデジタルカメラ4により各工程の工事写真が撮影されると、オペレータは、入力装置12により工事写真取り込み処理の実行を指示し、工事写真取り込み処理を実行する(図10参照)。
(7)工事完了処理
工事の全工程が終了し、工事が完了すると、オペレータは、入力装置12により工事終了処理の実行を指示し、工事完了処理(図12参照)を実行する。
工事業者PC1においては、各工事において上記(1)〜(7)で工事の進捗管理のためにオペレータにより入力された工程管理情報や工事の進捗区分に基づいて、オペレータに指定された工事の工程全体や各工程の進捗状況等を表示装置13に表示する。さらに、工事業者PC1は、各工事において上記(1)〜(7)で工事の進捗管理のためにオペレータにより入力された工程管理情報や工事の進捗区分に基づいて、自動的に、各工事の工事写真を格納するために写真サーバ2の画像記憶装置25において確保すべき画像格納領域の領域サイズの算出、画像サーバ2の画像記憶装置25における算出された領域サイズの画像格納領域の確保、工事単位での工事写真の画像ファイルの写真サーバ2へのアップロード、施主30の工事写真の閲覧期間開始の通知、閲覧期間終了後の画像ファイル自動削除等の、写真サーバ2上への工事写真の登録、保存及び削除の管理を行う。
具体的には、工事業者PC1は、図8に示す工程管理情報入力処理において当該工事における画像格納領域の領域サイズの算出を行う。また、図9に示す画像格納領域確保処理において、画像サーバ2の画像記憶装置25における算出されたサイズの画像格納領域の確保を行う。また、図11に示す画像アップロード処理において、工事単位での工事写真の画像ファイルの写真サーバ2の画像記憶装置25へのアップロードを行う。また、図12に示す工事完了処理において、写真サーバ2の画像記憶装置25に格納した工事写真の施主30の閲覧期間開始の通知を行う。
まず、図8を参照して、工程管理情報入力処理について説明する。当該処理は、工事業者PC1において、入力装置12により工程管理情報入力処理の実行が指示された際に実行される処理であり、CPU11と記憶装置17の工程管理情報入力処理プログラムとの協働によるソフトウエア処理により実現される。
まず、表示装置13に工程管理情報入力画面が表示され(ステップS1)、入力装置12により、当該画面から工程管理情報の入力対象となる工事の工事番号が入力されると(ステップS2)、工程管理情報の入力対象となる工事の工程全体を管理するための工程管理番号が付与される(ステップS3)。次いで、工程管理情報ファイル172に新しいレコードが追加され、当該レコードに、ステップS2で入力された工事番号、ステップS3で付与された工程管理番号、及び行番号(シーケンシャル番号)が登録される(ステップS4)。入力装置12により、工程管理情報入力画面から工程コードが入力されると、入力された工程コードが工程管理情報ファイル172の追加されたレコードに登録され(ステップS5)、入力された工程コードをキーとして工程マスタファイル173が検索され、入力された工程コードで特定される工程内容情報の標準写真撮影枚数及び標準工数が読み出される(ステップS6)。
次いで、工程管理情報入力画面から工期開始予定日付及び工期終了予定日付が入力されると、工程管理情報ファイル172の追加されたレコードに入力された工期開始予定日付及び工期終了予定日付が登録される(ステップS7)。また、入力された工期開始予定日付及び工期終了予定日付から工程の予定工数(日数)が算出され、工程管理情報ファイル172の追加されたレコードに登録される(ステップS8)。予定工数は、下記の式(1)により算出される。
予定工数=工期終了予定日付−工期開始予定日付・・・式(1)
予定工数が算出されると、算出された予定工数、読み出された標準写真撮影枚数及び標準工数に基づいて予定写真撮影枚数が算出され、工程管理情報ファイル172の追加されたレコードに登録される(ステップS9)。工程内で撮影される写真枚数は、工程の工数(期間)に比例するという考えに基づき、予定写真撮影枚数は、下記の式(2)により算出される。
予定写真撮影枚数=標準写真撮影枚数×予定工数/標準工数(小数点以下切り上げ)
・・・式(2)
次いで、入力装置12により対象工事の全工程の入力が終了したことを示す指示が入力されたか又は入力を続行することを示す指示が入力されたかが判断され、入力を続行することを示す指示が入力されると(ステップS10;NO)、処理はステップS4に戻り、次の工程に対してステップS4〜S9の処理が実行される(ステップS11)。入力装置12により対象工事の全工程の入力が終了したことを示す指示が入力されると(ステップS10:YES)、入力された各工程の予定写真撮影枚数が合計され、式(3)により対象工事の工事写真を格納するのに必要な画像格納領域サイズが算出され、工事情報ファイル171の工事番号により関連付けられたレコードの「画像格納領域サイズ」項目に算出された値が登録され(ステップS11)、本処理は終了する。
画像格納領域サイズ=写真1枚当たりの画像ファイルのサイズ(固定値)×予定写真撮影枚数・・・式(3)
なお、写真1枚当たりの画像ファイルのサイズは予め記憶装置17に記憶されている。
上記工程管理情報入力処理においては、入力された工事の各工程の工程管理情報に基づいて、工事規模に応じた、工事の全工程の工事写真を格納するのに必要な画像格納領域サイズを自動的に算出することが可能となるので、工事毎に、その規模に応じた画像格納領域サイズをオペレータが手動で算出する必要がなくなる。
次に、図9を参照して、画像格納領域確保処理ついて説明する。当該処理は、工事業者PC1において、所定時刻(例えば、1日の業務終了時刻)が到来した際に実行される処理であり、工事業者PC側の処理はCPU11と記憶装置17の画像格納領域確保処理(工事業者PC側)プログラムとの協働によるソフトウエア処理により実現され、写真サーバ2側の処理はCPU21と記憶装置24の画像格納領域確保処理(写真サーバ側)プログラムとの協働によるソフトウエア処理により実現される。
まず、工事情報ファイル171から工期開始日付がシステム日付(現在日付)以前であり、かつ、領域確保フラグが未確保を示すフラグであるレコードが読み出され(ステップS21)、読み出されたレコードから画像格納領域サイズ、施主コードが取得されるとともに、施主コードにより関連付けられた施主マスタファイル174の施主情報からメールアドレス及び閲覧期間が取得され(ステップS22)、取得された情報及び写真管理システム情報ファイル176に格納されているユーザコードが通信制御装置14により写真サーバ2に送信され、写真サーバ2に対し、施主30が写真サーバ2にログインする際のログインID及びパスワードの発行及び画像格納領域の確保指示が送信される(ステップS23)。
写真サーバ2においては、通信制御装置23により、工事業者PC1から画像格納領域サイズ、ユーザコード、施主コード、施主30のメールアドレス及び閲覧期間が受信され、工事業者PC1から施主30が写真サーバ2にログインする際のログインID及びパスワードの発行及び画像格納領域の確保が指示されると、ユーザコードに基づいて、ユーザ情報ファイル241から送信元の工事業者10に対応するユーザ情報に含まれる使用可能容量が読み出され、この使用可能容量と、既に他の工事の画像格納領域として確保されている領域のサイズ(画像格納領域情報ファイル242の当該ユーザコードに対応する「確保領域サイズ」項目の情報の合計値)に今回確保指示された画像格納領域サイズを加算した値(加算値)とが比較される(ステップS24)。加算値が工事業者10の使用可能容量を超えなかった場合(ステップS25;NO)、処理はステップS37に移行する。
一方、加算値が工事業者10の使用可能容量を超えた場合(ステップS25;YES)、画像記憶装置25の容量が確保しなければならない領域に対して不足しているか否かが判断される。ここで、写真サーバ2の画像記憶装置25において、工事業者10に対し使用可能容量を超えて確保指示された画像格納領域サイズの画像格納領域を割り当てることが可能な容量が残されている場合、画像記憶装置25の容量は不足していないと判断される。また、写真サーバ2の画像記憶装置25において、工事業者10に対し使用可能容量を超えて確保指示された画像格納領域サイズの画像格納領域を割り当てることが可能な容量が残されていない場合であっても、工事業者10の使用している他工事の画像格納領域のうち、確保指示された画像格納領域サイズより大きな、閲覧期間に入った画像格納領域が存在する場合は、画像記憶装置25の容量は不足していないと判断される。画像記憶装置25の容量が不足していると判断された場合(ステップS26;YES)、通信制御装置23により、工事業者PC1に対し容量不足のエラーメッセージが送信され(ステップS27)、写真サーバ2における当該処理は終了する。画像記憶装置25の容量が不足していないと判断された場合(ステップS26;NO)、通信制御装置23により、工事業者PC1に対し、画像格納領域の確保の方法を問い合わせる問い合わせメッセージが送信される(ステップS28)。
例えば、写真サーバ2の画像記憶装置25において、工事業者10に対し使用可能容量を超えて確保指示された領域サイズの画像格納領域を割り当てる容量が残されている場合は、「使用可能容量を超えてしまいます。1、2の何れかを選んでください。1.使用可能容量の拡張を行う。2.xxx工事の画像格納領域を削除する。」等の問い合わせメッセージが送信される。写真サーバ2の画像記憶装置25において、工事業者10に対し使用可能容量を超えて確保指示された領域サイズの画像格納領域を割り当てる容量が残されていない場合は、「使用可能容量を超えてしまいます。1、2の何れかを選んでください。1.xxx工事の画像格納領域を削除する。2.画像格納領域の確保を中止する。」という問い合わせメッセージが送信される。
工事業者PC1において、通信制御装置14を介して写真サーバ2からの問い合わせメッセージが受信されると(ステップS29;YES)、受信された問い合わせメッセージが表示装置13に表示され(ステップS30)、入力装置12により問い合わせメッセージに対する回答が入力されると、通信制御装置14を介して写真サーバ2に問い合わせメッセージに対する回答が送信される(ステップS31)。入力装置12により入力された回答が、画像格納領域の確保を中止する指示である場合(ステップS32;YES)、工事業者PC1における当該処理は終了する。
一方、工事業者PC1において、通信制御装置14を介して写真サーバ2からの問い合わせメッセージが受信されず(ステップS29;NO)、エラーメッセージが受信された場合(ステップS34;YES)、受信されたエラーメッセージが表示装置13に表示され(ステップS35)、工事業者PC1における当該処理は終了する。
写真サーバ2において、工事業者PC1から問い合わせメッセージに対する回答が受信されると、受信された回答が画像格納領域の確保の中止を指示する回答であるか否かが判断され、画像格納領域の確保の中止を指示する回答である場合(ステップS36;YES)、写真サーバ2における当該処理は終了する。工事業者PC1からの回答が画像格納領域の確保の中止を指示する回答ではない場合(ステップS36;NO)、処理はステップS37に移行する。
ステップS37においては、工事業者PC1から指示された画像格納領域サイズの画像格納領域の確保が行われる。
具体的には、ステップS25において、加算値が工事業者10の使用可能容量を超えていないと判断された場合は、画像記憶装置25に受信された画像格納領域サイズのフォルダが作成されるとともに、画像格納領域情報ファイル242にレコードが追加され、工事業者PC1から受信されたユーザコード、施主コード及び画像格納領域サイズ、作成されたフォルダ名が登録される。また、ユーザ情報ファイル241の現在使用容量に画像格納領域サイズ分の容量が加算される。
ステップS25において加算値が工事業者10の使用可能容量を超えていると判断され、工事業者PC1から使用可能容量を増やすことにより画像格納領域を確保する指示が受信された場合は、確保すべき画像格納領域サイズに基づいて追加する使用可能容量が決定され、ユーザ情報ファイル241の受信されたユーザコードを持つユーザ情報の使用可能容量に、追加する使用可能容量が加算されて更新される。そして、画像記憶装置25に受信された画像格納領域サイズのフォルダが作成されるとともに、画像格納領域情報ファイル242にレコードが追加され、受信されたユーザコード、施主コード、画像格納領域サイズ、作成されたフォルダ名が登録される。また、ユーザ情報ファイル241の現在使用容量に画像格納領域サイズ分の容量が加算される。
ステップS25において加算値が工事業者10の使用可能容量を超えていると判断され、工事業者PC1から指定された閲覧期間に入っている(即ち、画像格納領域情報の削除予定日が格納されている)工事の画像格納領域(フォルダ)を削除することにより新たな画像格納領域を確保する指示が受信された場合は、指定された工事の画像格納領域(フォルダ)及びこの領域に格納されている画像ファイルが削除され、この削除された画像格納領域に対応する画像格納領域情報及びこれに削除された領域に格納されていた画像ファイルの写真管理情報が削除されるとともに、ユーザ情報ファイル241の現在使用容量から、削除された領域サイズ分減算される。そして、画像記憶装置25に受信された画像格納領域サイズのフォルダが新たに作成されるとともに、画像格納領域情報242に新しい画像格納領域に関するレコードが追加され、受信されたユーザコード、施主コード、画像格納領域サイズ、作成されたフォルダ名が登録される。また、ユーザ情報ファイル241の現在使用容量に画像格納領域サイズ分の容量が加算される。
画像格納領域が確保されると、施主30のログインID及びパスワードが発行され、画像格納領域情報ファイル242の追加したレコードに発行されたログインID及びパスワードが登録されるとともに、施主マスタファイル244の施主コードで特定されるレコードに受信された施主30のメールアドレス、発行されたログインID及びパスワード、閲覧期間が登録される(ステップS38)。そして、発行されたログインID及びパスワードの通知メールが作成され、通信制御装置23により、受信された施主30のメールアドレスに対し通知メールが送信されるとともに(ステップS39)、工事業者PC1に対し、通信制御装置23により画像格納領域確保通知、施主30のログインID及びパスワードが送信され(ステップS40)、写真サーバ2における当該処理は終了する。
工事業者PC1においては、通信制御装置14により、写真サーバ2から画像格納領域確保通知及び施主30のログインID及びパスワードが受信されると、ログインID及びパスワードが施主マスタファイル174の施主情報に登録され(ステップS41)、本処理は終了する。
上記画像格納領域確保処理においては、画像記憶装置25の容量が十分である場合に、工事の工期開始日付以降に自動的に工事の規模に応じた画像格納領域を画像記憶装置25に確保することが可能となる。
次に、図10を参照して、工事写真取り込み処理ついて説明する。当該処理は、工事業者PC1において、入力装置12により工事写真取り込み処理の実行が入力された際に実行される処理であり、CPU11と記憶装置17の工事写真取り込み処理プログラムとの協働によるソフトウエア処理により実現される。
まず、表示装置13に新規取り込みか再取り込みかを選択する選択画面が表示され、新規取り込みが選択されると(ステップS51;YES)、表示装置13に新規取り込み画面が表示される。この新規取り込み画面から、写真取り込みの対象となる工事及び工程が指定され(ステップS52)、外部I/F15を介してデジタルカメラ40からの画像ファイルのデータが入力されると、入力された画像ファイルが取り込まれ記憶装置17の画像記憶領域177に記憶される(ステップS53)。画像ファイルのデータが入力されると、写真管理情報ファイル175に新たなレコードが追加され、指定された工事の指定された工程に対応する工程管理情報の工程管理番号及び行番号、写真番号(工程管理番号+行番号+画像ファイルが入力された順序を示すシーケンシャル番号)、画像ファイル名、アップロード管理フラグ(未アップロードを示す“0”)が追加されたレコードに登録される(ステップS54)。なお、新規取り込み画面上には、取り込み画像の写真サーバ2における保存期限日を入力する欄が設けられており、保存期限日が入力された場合には、追加されたレコードに合わせて保存期限日が登録される。
次いで、入力装置12から画像の取り込みの終了が指示されたか、画像の取り込みの続行が指示されたかが判断され、終了が指示されると(ステップS55;YES)、本処理は終了する。続行が指示された場合(ステップS55;NO)、ステップS52で指定された工事の指定された工程に対応する工程管理情報の予定写真撮影枚数が参照され、入力されたファイル数が予定写真撮影枚数以上となったか否かが判断され、入力されたファイル数が予定写真撮影枚数以上となっていない場合(ステップS56;NO)、処理はステップS53に戻る。入力されたファイル数が予定枚数以上となった場合(ステップS56;YES)、表示装置13にエラーメッセージが表示され(ステップS57)、本処理は終了する。
一方、再取り込みが選択されると(ステップS51;NO)、表示装置13に再取り込み画面が表示され、この画面から再度の写真取り込みの対象となる工事、工程、ファイル名等が指定されることにより再取り込みの対象となる写真管理情報が指定され(ステップS58)、外部I/F15を介してデジタルカメラ40からの画像ファイルのデータが入力されると、入力された画像ファイルが取り込まれ記憶装置17の画像記憶領域177に記憶される(ステップS59)。画像ファイルのデータが入力されると、写真管理情報ファイル175の指定された写真管理情報の画像ファイル名が新規に入力された画像ファイル名に変更されるとともに、アップロード管理フラグとして未アップロードを示す“0”が登録される(ステップS60)。
次いで、入力装置12から画像の取り込みの終了が指示されたか、画像の取り込みの続行が指示されたかが判断され、続行が指示された場合(ステップS61;NO)、処理はステップS58に戻る。終了が指示された場合(ステップS61;YES)、本処理は終了する。
次に、図11を参照して、画像アップロード処理ついて説明する。当該処理は、工事業者PC1において、所定時刻(例えば、1日の業務終了時刻)が到来した際に実行される処理であり、工事業者PC側の処理はCPU11と記憶装置17の画像アップロード処理(工事業者PC側)プログラムとの協働によるソフトウエア処理により実現され、写真サーバ2側の処理はCPU21と記憶装置24の画像アップロード処理(写真サーバ側)プログラムとの協働によるソフトウエア処理により実現される。
まず、工程管理情報ファイル172から工程管理情報を1レコードずつ読み出す処理が行われる(ステップS71)。工程管理情報が読み出しできなかった場合、即ち、レコードが存在しないか又は最終レコードまでの読み出しが終了した場合(ステップS72;YES)、本処理は終了する。工程管理情報が読み出されると(ステップS72;NO)、読み出された工程管理情報に関連付けられている写真管理情報を1レコードずつ写真管理情報ファイル175から読み出す処理が行われ(ステップS73)、写真管理情報が読み出しできなかった場合、即ち、当該工程管理情報に関連付けられている写真管理情報が存在しないか又は当該工程管理情報に関連付けられている写真管理情報の最終レコードまでの読み出しが終了した場合(ステップS74;YES)、処理はステップS71に戻る。写真管理情報が読み出されると(ステップS74;NO)、写真管理情報のアップロード管理フラグが参照され、アップロード管理フラグがアップロード済みを示す“1”である場合(ステップS75;YES)、処理はステップS73に戻る。写真管理情報のアップロード管理フラグが未アップロードを示す“0”である場合(ステップS75;NO)、写真管理情報に含まれるファイル名の画像ファイルが画像記憶領域177から読み出され、読み出された画像ファイルが写真管理システム情報ファイル176に格納されているユーザコード、読み出された写真管理情報の工程管理番号、行番号、写真番号、保存期限日(登録されている場合)及び当該写真管理情報に工程管理情報を介して関連付けられた工事情報に含まれる施主コードとともに通信制御装置14により写真サーバ2へ送信される(ステップS76)。
写真サーバ2においては、通信制御装置23により工事業者PC1からの画像ファイル、工程管理番号、行番号、写真番号、保存期限日、ユーザコード及び施主コードが受信されると、画像情報ファイル243が検索され、受信された写真番号と写真番号が一致する画像情報が存在するか否かが判断され、存在する場合は(ステップS77;YES)、処理はステップS87に移行する。受信された写真番号と写真番号が一致する画像情報が存在しないと判断された場合(ステップS77;NO)、受信された画像ファイルのファイルサイズが取得され(ステップS78)、画像格納領域情報ファイル242の受信されたユーザコード+施主コードにより特定される画像格納領域情報の使用領域サイズと取得されたファイルサイズとが加算され、加算値と確保領域サイズとが比較される(ステップS79)。加算値が確保領域サイズを超えていない場合(ステップS80;NO)、処理はステップS86に移行する。加算値が確保領域サイズを超えている場合(ステップS80;YES)、画像格納領域の再確保(拡張)が可能であるか否かが判断される(ステップS81)。
ここで、ユーザである工事業者10の使用可能容量が所定量以上残っており、画像格納領域の拡張が可能である場合は、画像格納領域の再確保が可能であると判断される。また、工事業者10の使用可能容量の残量が所定量を下回る場合であっても、写真サーバ2の画像記憶装置25において所定量以上の空き容量が存在する場合は、送信元の工事業者PC1に「使用可能容量を超えてしまいますが容量の拡張を行いますか。」等の問い合わせメッセージが送信され、この問い合わせに対し、工事業者PC1から使用可能容量の拡張を行うことが指示された場合は、画像格納領域の再確保が可能であると判断される。工事業者PC1から容量の拡張を行わない指示が受信されたか又は写真サーバ2の画像記憶装置25において、所定量の空き容量が存在していない場合、画像格納領域の再確保は不可能であると判断される。
画像格納領域の拡張が可能ではないと判断された場合(ステップS81;NO)、通信制御装置23を介して画像格納領域不足のエラーメッセージが工事業者PC1へ送信され(ステップS82)、写真サーバ2側の処理は終了する。工事業者PC1においては、エラーメッセージが受信されると(ステップS83;YES)、表示装置13にエラーメッセージが表示され(ステップS84)、本処理は終了する。
一方、画像格納領域の再確保(拡張)が可能であると判断された場合(ステップS81;YES)、工事業者PC1から指示された領域サイズの画像格納領域の再確保が行われ(ステップS85)、処理はステップS86に移行する。
具体的には、ユーザである工事業者10の使用可能容量が所定量以上残っており、画像格納領域の拡張が可能である場合は、画像記憶装置25の対応するフォルダの領域が所定量拡張されるとともに、画像格納領域情報の確保領域サイズ及びユーザ情報の現在使用容量が拡張された量だけ加算される。
ユーザである工事業者10の使用可能容量が所定量を下回る場合は、受信されたユーザコードを持つユーザ情報の使用可能容量に、追加する使用可能容量(所定量)が加算されて更新されるとともに、画像記憶装置25の対応するフォルダの領域が所定量拡張され、画像格納領域情報の確保領域サイズ及びユーザ情報の現在使用容量が拡張された量だけ加算される。
ステップS86においては、画像格納領域情報の使用領域サイズにファイルサイズが加算される。そして、受信された画像ファイルに関する情報(受信されたユーザコード、施主コード、写真番号、画像ファイル名、保存期限日)が画像情報として登録され(ステップS87)、受信された画像ファイルが画像記憶装置25の対応する画像格納領域(フォルダ)に格納され(ステップS88)、画像ファイル登録通知が送信元の工事業者PC1に送信される(ステップS89)。
工事業者PC1においては、画像ファイル登録通知が受信されると、画像管理情報のアップロード管理フラグが“1”に変更され(ステップS90)、処理はステップS73に戻る。
上記画像アップロード処理により、画像記憶領域177に登録された画像ファイルのうち、未アップロードの画像ファイルのみを自動的に写真サーバ2にアップロードして画像記憶装置25の所定の画像格納領域に登録することが可能となる。
次に、図12を参照して、工事完了処理について説明する。当該処理は、工事業者PC1において、入力装置12により工事完了処理の実行が指示された際に実行される処理であり、工事業者PC側の処理はCPU11と記憶装置17の工事完了処理(工事業者PC側)プログラムとの協働によるソフトウエア処理により実現され、写真サーバ2側の処理はCPU21と記憶装置24の工事完了処理(写真サーバ側)プログラムとの協働によるソフトウエア処理により実現される。
まず、表示装置13に工事完了登録画面が表示され、当該画面の表示に従って、完了した工事の工事番号が入力されると(ステップS101)、工事情報ファイル171の入力された工事番号で特定されるレコードの進捗区分が“工事完了”に変更される(ステップS102)。次いで、ユーザコードが写真管理システム情報ファイル176から読み出されるとともに、当該工事の施主30の施主コードが施主マスタファイル174から読み出され、ユーザコード、施主コードが通信制御装置14により写真サーバ2に送信され、写真サーバ2に対して工事完了処理の実行指示が行われる(ステップS103)。
写真サーバ2においては、通信制御装置23により工事業者PC1からのユーザコード、施主コード及び工事完了処理の実行指示が受信されると、システム日付(現在日付)に施主マスタファイル244の受信された施主コードにより特定される施主情報の閲覧期間が加算された日付が算出され、算出された日付がユーザコード及び施主コードで特定される画像格納領域情報の削除予定日に登録される(ステップS104)。また、施主30への、閲覧期間に移行した旨と閲覧できなくなる日付(削除予定日)の通知メールが作成され(ステップS105)、通信制御装置23により、施主30のメールアドレスに対して送信され(ステップS106)、本処理は終了する。
次に、図13を参照して、画像削除処理について説明する。当該処理は、写真サーバ2において、所定時刻(例えば、1日の業務終了時刻)が到来した際に実行される処理であり、CPU21と記憶装置24の画像削除処理プログラムとの協働によるソフトウエア処理により実現される。
まず、画像格納領域情報ファイル242から画像格納領域情報を1レコードずつ読み出す処理が行われる(ステップS111)。画像格納領域情報を読み出すことができなかった場合、即ち、レコードが存在しないか又は最終レコードまでの読み出しが終了した場合(ステップS112;YES)、処理はステップS117に移行する。画像格納領域情報が読み出されると(ステップS112;NO)、システム日付(現在日付)と読み出された画像格納領域情報の削除予定日の比較が行われる(ステップS113)。読み出された画像格納領域情報に削除予定日が登録されており、且つ、現在日付≧削除予定日である場合(ステップS114;YES)、当該画像格納領域情報の画像格納領域情報ファイル242からの削除及び画像記憶装置25からの対応する画像格納領域(フォルダ)及び格納されている画像ファイルの削除が行われるとともに、削除された画像ファイルの画像情報が画像情報ファイル243から削除される(ステップS115)。さらに、ユーザ情報ファイル241の現在使用容量から削除した領域のサイズが減算され(ステップS116)、処理はステップS111に戻る。なお、画像格納領域ファイル242のNextポインタ、及び画像情報ファイル243のNextポインタも削除に伴い修正される。ステップS115及びS116の処理により、削除予定日が到来した、即ち施主30の閲覧期間が終了した画像格納領域に格納されている画像ファイルの削除及び画像記憶装置25における画像格納領域の開放が行われる。一方、読み出された画像格納領域情報に削除予定日が登録されていないか、又は、現在日付≧削除予定日ではない場合(ステップS114;NO)、処理はステップS111に戻る。
ステップS117においては、画像情報ファイル243から画像情報を1レコードずつ読み出す処理が行われ、画像情報を読み出すことができなかった場合、即ち、レコードが存在しないか又は最終レコードまでの読み出しが終了した場合(ステップS118;YES)、本処理は終了する。画像情報が読み出されると(ステップS118;NO)、システム日付(現在日付)と読み出された画像情報の保存期限日の比較が行われる(ステップS119)。読み出された画像情報に削除予定日が登録されており、且つ、現在日付>保存期限日である場合(ステップS120;YES)、当該画像情報の画像情報ファイル243からの削除及び画像記憶装置25からの対応する画像ファイルの削除が行われる(ステップS121)。なお、画像情報領域ファイル243のNextポインタも削除に伴い修正される。また、画像格納領域情報ファイル242の削除された画像ファイルが格納されていた画像格納領域に対応する画像格納領域情報の使用領域サイズから、削除した画像ファイルのファイルサイズ分の値が減算され(ステップS122)、処理はステップS117に戻る。一方、読み出された画像情報に保存期限日が登録されていないか、又は、現在日付>保存期限日ではない場合(ステップS120;NO)、処理はステップS117に戻り、画像情報が最終レコードまで読み出され、画像情報が読み出せなくなると(ステップS118;NO)、本処理は終了する。
上記画像削除処理により、工事完了後、施主30の閲覧期間が終了した画像格納領域に格納されている画像ファイルの画像記憶装置25からの削除及び画像記憶装置25における当該画像格納領域の開放を自動的に行うことが可能となる。また、保存期限日が個別に設定されている画像ファイルについては、設定された保存期限日が過ぎると自動的に画像記憶装置25から削除することが可能となる。
施主PC3から通信ネットワークNを介して写真サーバ2にアクセスがあると、写真サーバ2は、施主PC3にログインID及びパスワードの送信を要求する。施主PC3は、ログインID及びパスワードの入力画面を表示画面に表示し、ログインID及びパスワードが入力されると、入力されたログインID及びパスワードを通信ネットワークを介して写真サーバ2に送信する。写真サーバ2は、送信されたログインID及びパスワードを含む画像格納領域情報を画像格納領域情報ファイル242から検索し、送信されたログインID及びパスワードを含む画像格納領域情報が存在した場合に、当該画像格納領域情報に対応する画像格納領域に格納されている画像ファイルを送信元の施主PC3に配信する。
以上説明したように、工事写真管理システム100によれば、工事業者PC1において実行される工程管理情報入力処理において、受注された工事に含まれる各工程に関する情報が入力装置12により入力されると、入力された工程管理情報に含まれる予定工数と、工程マスタファイル173から読み出されたその工程の標準工数及びその工程の標準写真撮影枚数とに基づいて工程毎の予定写真撮影枚数が算出され、算出された工程毎の予定写真撮影枚数が合計されて、その合計枚数と写真一枚当たりの画像サイズにより、当該工事の全工程で撮影される工事写真の画像を格納するのに必要な格納領域サイズが算出され、入力された情報とともに工程管理情報として工程管理情報ファイル172に記憶される。
また、工事業者PC1において実行される画像格納領域確保処理において、工事情報ファイル171から工期開始日付がシステム日付以前であり、かつ、領域確保フラグが未確保を示すフラグのレコードが検索されて読み出された場合に、その工事について算出された格納領域サイズ分の領域であって、その工事の施主30がアクセス可能な領域を画像記憶装置25に確保する指示が写真サーバ2に送信される。写真サーバ2においては、工事業者PC1から指示された領域サイズであって、工事の施主30がアクセス可能な画像格納領域が画像記憶装置25に確保される。
また、工事業者PC1において実行される画像アップロード処理において、1レコードずつ写真管理情報ファイル175の写真管理情報の読み出しが行われ、読み出された写真管理情報のアップロード管理フラグが未アップロードであることを示すフラグである場合、画像記憶領域177に記憶された当該写真管理情報に対応する画像ファイルが画像記憶領域177から読み出され、ユーザコード、施主コード、写真管理情報の必要な情報とともに写真サーバ2に送信され、当該画像ファイルの送信指示がなされる。写真サーバ2においては、工事業者PC1から画像ファイル等が受信されると、画像記憶装置25のユーザコード及び施主コードにより特定される画像格納領域に送信された画像ファイルを登録する。
また、写真サーバ2において実行される画像削除処理において、1レコードずつ画像格納領域情報ファイル242の画像格納領域情報の読み出しが行われ、現在日付≧読み出された画像格納領域情報の削除予定日である場合に、読み出された画像格納領域情報に対応する画像格納領域に格納された画像ファイルが画像記憶装置25から削除されるとともに、画像格納領域が削除され、読み出された画像格納領域情報が削除されることにより確保されていた画像記憶装置25の領域が開放される。さらに、1レコードずつ画像情報ファイル243の画像情報の読み出しが行われ、現在日付≧読み出された画像情報の保存期限日である場合、読み出された画像情報に対応する画像ファイル及び画像情報が画像記憶装置25から削除される。
従って、受注された工事の工程管理のために工事業者PC1において入力される工程管理情報に基づいて、施主30が工事写真を閲覧するための工事写真格納用の画像記憶装置25に、工事の工期開始日付以降に工事規模に応じた画像格納領域を自動的に確保したり、デジタルカメラ4から入力された画像ファイルのうち未アップロードの画像ファイルのみを写真サーバ2に自動的に登録したり、工事完了後施主の閲覧期間が終了した画像格納領域及び画像ファイルを自動的に削除したり、設定された保存期間を過ぎた画像ファイルを自動的に削除したりするので、工事写真格納用の画像記憶装置25を工事の規模に応じて自動的に管理することが可能となり、画像記憶装置25を効率的に利用することが可能となる。
なお、上記実施形態における記述内容は、本発明に係る工事写真管理システム100の好適な一例であり、これに限定されるものではない。
例えば、上記実施の形態においては、画像格納領域をフォルダとする構成を例にとり説明したが、画像記憶装置25において画像ファイルを画像データベースにより管理する構成としてもよい。
また、上記実施の形態における各データベースファイルの構成は一例であり、これに限定されるものではない。
その他、工事写真管理システム100の構成、及び工事写真管理システム100を構成する各装置の細部構成及び細部動作に関しても、本発明の趣旨を逸脱することのない範囲で適宜変更可能である。
本発明に係る工事写真管理システム100の機能的構成を示すブロック図である。 図1の工事業者PC1の機能的構成を示すブロック図である。 (a)は、工事情報ファイル171のファイル構成例を示す図、(b)は、工程管理情報ファイル172のファイル構成例を示す図、(c)は、工程マスタファイル173のファイル構成例を示す図、(d)は、施主マスタファイル174のファイル構成例を示す図、(e)は、写真管理情報ファイル175のファイル構成例を示す図、(f)は、写真管理システム情報ファイル176のファイル構成例を示す図である。 図2の記憶装置17に記憶されているデータベースファイル間の関係を示す図である。 図1の写真サーバ2の機能的構成を示すブロック図である。 (a)は、ユーザ情報ファイル241のファイル構成例を示す図、(b)は、画像格納領域情報ファイル242のファイル構成例を示す図、(c)は、画像情報ファイル243のファイル構成例を示す図、(d)は、施主マスタファイル244のファイル構成例を示す図である。 図2の記憶装置24に記憶されているデータベースファイル間の関係を示す図である。 図1の工事業者PC1により実行される工程管理情報入力処理を示すフローチャートである。 図1の工事業者PC1及び写真サーバ2により実行される画像格納領域確保処理を示すフローチャートである。 図1の工事業者PC1により実行される工事写真取り込み処理を示すフローチャートである。 図1の工事業者PC1及び写真サーバ2により実行される画像アップロード処理を示すフローチャートである。 図1の工事業者PC1及び写真サーバ2により実行される工事完了処理を示すフローチャートである。 図1の写真サーバ2により実行される画像削除処理を示すフローチャートである。
符号の説明
100 工事写真管理システム
1 工事業者PC
2 写真サーバ
3 施主PC
11 CPU
12 入力装置
13 表示装置
14 通信制御装置
15 外部I/F
16 RAM
17 記憶装置
171 工事情報ファイル
172 工程管理情報ファイル
173 工程マスタファイル
174 施主マスタファイル
175 写真管理情報ファイル
176 写真管理システム情報ファイル
18 バス
21 CPU
22 RAM
23 通信制御装置
24 記憶装置
241 ユーザ情報ファイル
242 画像格納領域情報ファイル
243 画像情報ファイル
244 施主マスタファイル
25 画像記憶装置
26 バス
N 通信ネットワーク

Claims (5)

  1. 工事写真格納用の画像記憶手段を備えたサーバと、工事業者端末とが通信回線を介してデータ送受信可能に接続された工事写真管理システムにおいて、
    前記工事業者端末は、
    受注された工事に含まれる各工程に関する工程管理情報を入力する工程管理情報入力手段と、
    前記工程管理情報入力手段により入力された工程管理情報に含まれる予定工数と、その工程の標準工数及びその工程の標準写真撮影枚数とに基づいて予定写真撮影枚数を算出することを前記工事に含まれる工程毎に行う予定枚数算出手段と、
    前記算出された前記工事の工程毎の予定写真撮影枚数を合計し、その合計枚数と写真一枚当たりの画像サイズにより、当該工事の全工程で撮影される工事写真の画像を格納するのに必要な格納領域サイズを算出する格納領域サイズ算出手段と、
    前記算出された格納領域サイズ分の領域であって、前記工事の施主がアクセス可能な領域を前記画像記憶手段に確保する指示を前記サーバに送信する領域確保指示手段と、を備え、
    前記サーバは、
    前記工事業者端末から送信された領域確保指示に応じて、前記工事の施主がアクセス可能な領域を前記画像記憶手段に確保する領域確保手段を備えたことを特徴とする工事写真管理システム。
  2. 前記工事業者端末は、
    工事毎の工期開始日付を含む情報を記憶する工事情報記憶手段を備え、
    前記領域確保指示手段は、前記工事情報記憶手段を参照し、前記工事の工期開始日付以降に、前記工事について算出された格納領域サイズ分の領域であって、前記工事の施主がアクセス可能な領域を前記画像記憶手段に確保する指示を前記サーバに送信することを特徴とする請求項1に記載の工事写真管理システム。
  3. 前記工事業者端末は、
    撮影装置により撮影された前記工事の工事写真の画像を記憶する工事業者側画像記憶手段と、
    前記工事業者側画像記憶手段に記憶された画像のうち、前記画像記憶手段に未登録の画像のみを前記サーバに送信し、前記サーバに対し前記画像記憶手段の前記領域確保手段により確保された領域に前記未登録の画像を登録させる登録手段と、
    を備えたことを特徴とする請求項1又は2に記載の工事写真管理システム。
  4. 前記サーバは、
    施主毎に前記画像記憶手段に記憶された画像の閲覧期間を記憶する閲覧期間記憶手段と、
    前記閲覧期間記憶手段に記憶された前記工事の施主の閲覧期間が終了したら、前記画像記憶手段から前記工事の施主に対応する領域に格納されている画像を削除するとともに、前記画像記憶手段における当該領域を開放する削除手段と、
    を備えたことを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の工事写真管理システム。
  5. 前記サーバは、
    前記画像記憶手段に格納する画像毎に前記画像記憶手段への保存期限を記憶する保存期限記憶手段と、
    前記保存期限記憶手段を参照し、保存期限を過ぎた画像があったら当該画像を前記画像記憶手段から削除する削除手段と、
    を備えたことを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の工事写真管理システム。
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