JP2007193073A - 画像形成装置および画像形成方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】互いに同一色のトナーを貯留する複数の現像器を切り換えながら複数ページの画像を連続的に形成する画像形成装置において、画像の間隔を適正に設定する。
【解決手段】カラー印字モード(a)では、各色2つずつのトナー像を形成し中間転写ベルト71上で重ね合わせる。同一色のトナー像の間隔d11を狭くする一方、色の異なるトナー像の間隔d12を広くすることで、現像器の切り換えに対応する。1つの現像器を用いてモノクロ画像を形成する印字モード(b)では、各トナー像の間隔d21、d22を同一とする。4つの現像器を切り換えながらモノクロ画像を形成する印字モード(c)では、切り換え直前のトナー像I34を前方(図において左方)に移動させることによって、続いて形成されるトナー像I35との間隔d34を広げる。
【選択図】図8

Description

この発明は、互いに同一色のトナーを貯留する複数の現像器を切り換えながら、複数ページの画像を連続的に形成する画像形成装置および画像形成方法に関するものである。
複数の現像器を備える画像形成装置としては、互いに異なる色のトナーを貯留する複数の現像器を切り換えながら使用してフルカラー画像を形成したり、それらのうちの1つの現像器を使用してモノクロ画像を形成する装置が従来より知られている。例えば、特許文献1に記載の画像形成装置は、それぞれイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)のトナーを貯留する4個の現像器を現像ロータリーに装着し、これらを切り換えながら形成した各色のトナー像を中間転写ベルト上で重ね合わせてフルカラー画像を形成するカラー印字モードと、使用する現像器をブラック色に固定してモノクロ画像を形成する単色印字モードを実行するように構成されている。
また、この画像形成装置では、カラー印字モードと単色印字モードとの間で、中間転写ベルト上への画像形成位置を異ならせている。すなわち、カラー印字モードでは、現像器を切り換えながら色重ねを行う必要があるため、中間転写ベルトの1周ごとに、画像の間隔を特に広くした領域を設けている。これに対し、単色印字モードでは、現像器を切り換える必要がないので画像の間隔を一定としている。
特開2005−003759号公報(図1、図6)
一方、この種の画像形成装置の一般的な使用状況を考えてみるに、フルカラー画像を形成可能な装置といえども多くの場合はモノクロ画像の形成に使用されることが多い。そこで、この種の装置においては、同一色のトナーを貯留する現像器を複数個装着して、これらを切り換え使用しながらモノクロ画像を形成する装置として使用(以下、このような使用の態様を「モノクロ複数使い」という)できるようにすることが考えられるようになってきた。
しかしながら、モノクロ複数使いが可能な画像形成装置において複数の画像を連続的に形成する場合に各画像の間隔をどのように設定するかについては、これまでほとんど考慮されていなかった。例えば、上記した特許文献1に記載の装置のカラー印字モードでは、中間転写ベルト1周ごとに現像器を切り換えることを前提とする一方、単色印字モードでは現像器を切り換えないことを前提として画像の間隔が定められているが、これらの前提はモノクロ複数使いの装置においては成立しないので、この従来技術をモノクロ複数使いの画像形成装置に適用することは、必ずしも最適な結果とならない。
この発明は上記課題に鑑みなされたものであり、互いに同一色のトナーを貯留する複数の現像器を切り換えながら複数ページの画像を連続的に形成する画像形成装置および画像形成方法において、画像の間隔を適正に設定する技術を提供することを目的とする。
この発明にかかる画像形成装置は、上記目的を達成するため、互いに同一色のトナーを貯留する複数の現像器を装着可能に構成され、装着された現像器のうち1つを選択的に所定の現像位置に移動位置決めする位置決め手段と、表面にトナー像を担持可能に構成され、所定の方向に周回移動する無端状の像担持体と、前記現像位置に位置決めされた現像器を使用してトナー像を形成し、該トナー像を前記像担持体に担持させる画像形成動作を実行する制御手段とを備え、前記位置決め手段により前記現像位置に位置する現像器を一の現像器から他の現像器に切り換えるのに要する切り換え時間が経過する間に、前記像担持体の表面が移動する距離を切り換え距離としたとき、前記制御手段は、トナー像間に所定の像間部を設けながら3ページ以上のトナー像を前記像担持体上に順次形成するための画像形成動作として、1つの現像器を使用して所定ページ数のトナー像を形成した後、前記位置決め手段により現像器を切り換えて次の現像器を使用して次ページ以降のトナー像を形成する切り換え画像形成動作を実行可能となっており、しかも、該切り換え画像形成動作において形成されるトナー像の前記像担持体の移動方向における間隔は、前記現像器の切り換えが行われる直前および直後にそれぞれ形成されるトナー像の間の第1像間部において前記切り換え距離以上とされる一方、それ以外の像間部において前記切り換え距離未満とされることを特徴としている。
また、この発明にかかる画像形成方法は、トナー像間に所定の像間部を設けながら、3ページ以上のトナー像を所定の方向に周回移動する無端状の像担持体上に順次形成する画像形成方法であって、上記目的を達成するため、互いに同一色のトナーを貯留する複数の現像器を選択的に所定の現像位置に移動位置決めする位置決め工程と、前記位置決め工程により前記現像位置に位置決めされた現像器を使用して所定ページ数のトナー像を形成し、該トナー像を所定の方向に周回移動する無端状の像担持体に担持させる第1の画像形成工程と、前記第1の画像形成工程後に、前記現像位置に位置する現像器を一の現像器から他の現像器に切り換える切り換え工程と、前記切り換え工程により前記現像位置に位置決めされた現像器を使用して残りページのトナー像を形成し、該トナー像を前記像担持体に担持させる第2の画像形成工程とを備え、前記現像位置に位置する現像器を一の現像器から他の現像器に切り換えるのに要する切り換え時間が経過する間に、前記像担持体の表面が移動する距離を切り換え距離としたとき、前記第1および第2の画像形成工程において形成される一連のトナー像の前記像担持体の移動方向における間隔を、前記第1の画像形成工程において最後に形成されるトナー像および前記第2の画像形成工程において最初に形成されるトナー像の間の第1像間部において前記切り換え距離以上とされる一方、それ以外の像間部において前記切り換え距離未満とすることを特徴としている。
これらの発明では、複数ページのトナー像相互の間隔は、現像器の切り換えに対応する第1像間部でのみ切り換え距離以上とされ、他の像間部では切り換え距離未満とされるので、トナー像の間隔を必要最小限に抑えることができる。したがって、これらの発明によれば、複数ページのトナー像を高いスループットで形成することができ、また像担持体の周長を短くすることができるので、装置の小型化を図ることが可能となる。
ここで、前記像担持体としては、静電潜像を担持し、その表面にトナーが付与されることでトナー像を形成する潜像担持体、あるいは、潜像担持体からトナー像を転写される中間転写体のいずれであってもよい。
また、上記のように構成された画像形成装置においては、前記像担持体の周面上に、前記像担持体の移動方向に沿って前記切り換え距離よりも短い間隔を隔てて配置された複数の像形成領域が予め設定されるとともに、前記切り換え画像形成動作において、前記複数のトナー像のうち前記第1像間部を挟む2つのトナー像以外のトナー像を前記像形成領域内に形成する一方、前記第1像間部を挟む2つのトナー像の少なくとも一方を、当該トナー像に対応する像形成領域に対して前記第1像間部を広げる方向にずれた位置に形成することにより、前記第1像間部を挟む2つのトナー像の間隔を前記切り換え距離以上とするように構成されてもよい。
このことは、現像器の切り換えがないときには所定の像形成領域内にトナー像を配置する一方、現像器の切り換えがあるときに限り、該切り換えの直前および直後に形成されるトナー像の少なくとも一方の形成位置を移動させることを意味している。つまり、切り換え直前のトナー像を本来の位置(像形成領域内)よりも像担持体の移動方向上流側に移動させる、切り換え直後のトナー像を本来の位置よりも像担持体の移動方向下流側に移動させる、のいずれかあるいは両方を実施することによって、第1像間部を挟む2つのトナー像の間隔を広げ、その間隔を利用して現像器の切り換えを行うことができる。
なお、現像器の切り換え前後1ページのトナー像の移動に限らず、該切り換え前に形成される所定ページのトナー像、該切り換え後に形成される所定ページのトナー像のいずれかあるいは両方の形成位置を移動させるようにしてももちろん構わない。
また、前記第1像間部以外の前記各像間部におけるトナー像の間隔を同一としてもよい。こうすることで、現像器の切り換え前後を除いてトナー像の形成ピッチが一定となるので、画像形成動作の動作シーケンスを簡単にすることができる。
また、例えば、前記像担持体がその表面にトナー像を担持可能な有端状のシート体の両端部を連結してなる継ぎ目を有する無端状構造物である場合には、該継ぎ目が前記第1像間部内に来るように、前記トナー像が形成されるのが望ましい。画像品質の観点から、このような継ぎ目の上にトナー像を形成することは好ましくない。したがって、継ぎ目を避けるための待ち時間を利用して現像器の切り換えを行うようにすれば、画質の劣化およびスループットの低下を防止して効率よくトナー像を形成することができる。
ところで、この発明にかかる画像形成装置では各現像器に貯留されているトナーが同一色であるので、形成すべき複数ページのトナー像の何ページ目まで形成した時点で現像器を切り換えるかについては任意に定めることができる。そこで、以下に例示するように、搬送経路上における記録材の搬送状況に応じて現像器の切り換え時期を決めるようにしてもよい。本明細書にいう「現像器の切り換え時期」とは、各現像器を使用して何ページ分のトナー像を形成したときに現像器の切り換えを行うか、のことである。
例えば、複数枚のシート状の記録材を順番に所定の搬送経路に沿って前記像担持体からトナー像を転写される転写位置へ搬送する搬送手段と、前記搬送経路上で発生するジャムを検出するジャム検出手段とをさらに設けている場合には、前記ジャム検出手段による検出結果に基づいて、前記切り換え画像形成動作における現像器の切り換え時期を変更するようにしてもよい。装置の経時劣化や周囲環境の変動、記録材の品質のばらつき等に起因して、ジャムの発生頻度は変化する。特にジャムの発生頻度が高いときには、複数の記録材の搬送のピッチを頻繁に変化させたり、記録材同士の間隔を短くすることは余計にジャムを発生させるおそれが高くなる。そこで、例えばジャムの発生頻度が高いときほど現像器の切り換え時期を遅らせるようにする、つまり1つの現像器で形成するトナー像の枚数を多くするようにすれば、ジャムの発生を抑えることができる。
また、例えば、複数枚のシート状の記録材を順番に、所定の搬送経路に沿って前記像担持体からトナー像を転写される転写位置へ搬送する搬送手段と、前記搬送経路上に設けられた所定の検出位置で前記記録材の有無を検出する記録材検出手段とをさらに設けている場合には、前記記録材検出手段による検出結果に基づいて、前記切り換え画像形成動作における現像器の切り換え時期を変更するようにしてもよい。記録材検出手段によって、搬送経路上における記録材の搬送状況を把握することができる。例えば、記録材検出手段により記録材の存在が検出される期間が、当該記録材のサイズおよび搬送速度から求められる適正な期間の長さを超えていれば、記録材が搬送経路上でスリップしていることが考えられる。そこで、搬送状況に応じて現像器の切り換え時期を調整することで、ジャムの発生を効果的に予防しながら、スループットの低下を最小限に抑えることができる。
なお、ここでいう「搬送経路」は、記録材が予めセットされている位置から転写位置を経て最終的に装置外部あるいは装置内部に設けられた排出位置へ排出されるまでの経路の全体を指しており、転写位置までの経路のみに限定されない。したがって、上記したジャム検出手段は、この搬送経路上のどの位置でのジャムを検出するものであってもよい。また、上記した記録材検出手段による検出位置については、この搬送経路上のどの位置に設けられてもよい。
また、予め設定された複数の搬送経路のうち1つを選択し、選択した搬送経路に沿って、複数枚のシート状の記録材を順番に前記像担持体からトナー像を転写される転写位置へ搬送する搬送手段をさらに設けている場合には、それぞれの搬送経路の長さの違いに起因して、搬送における異常やジャムの発生確率も異なる。そこで、搬送経路の長さに応じて、前記切り換え画像形成動作における現像器の切り換え時期を変更するようにしてもよい。例えば、前記記録材を貯留し該記録材を搬送経路に送り出す貯留手段を複数備える場合には、前記搬送経路は前記貯留手段のそれぞれに対応して設定されるのが望ましい。
図1はこの発明にかかる画像形成装置の一実施形態を示す図である。また、図2は図1の画像形成装置の外観斜視図である。さらに、図3は図1の画像形成装置の電気的構成を示すブロック図である。この装置1は、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の4色のトナー(現像剤)を重ね合わせてフルカラー画像(カラー印字モード)を形成したり、ブラック(K)のトナーのみを用いてモノクロ画像(単色印字モード)を形成する画像形成装置である。この画像形成装置1では、ホストコンピュータなどの外部装置から画像信号を含む印字指令信号がインターフェース112を介してメインコントローラ11に与えられると、このメインコントローラ11のCPU111はエンジン部EGの動作指示に適した形式のジョブデータに変換し、エンジンコントローラ10に送出する。一方、エンジンコントローラ10はCPU111からのジョブデータに基づきエンジン部EG各部を制御してカラー印字モードおよびモノクロ印字モードを選択的に実行し、シートSに画像信号に対応する画像を形成する。
このエンジン部EGでは、感光体22が図1の矢印方向D1に回転自在に設けられている。また、この感光体22の周りにその回転方向D1に沿って、帯電ユニット23、ロータリー現像ユニット4およびクリーニング部25がそれぞれ配置されている。帯電ユニット23は帯電制御部103からの帯電バイアスの印加を受けて感光体22の外周面を所定の表面電位に均一に帯電させる。なお、これらの感光体22、帯電ユニット23およびクリーニング部25は一体的に感光体カートリッジ2を構成しており、図2に示すように、この感光体カートリッジ2が一体として装置1本体に対し着脱自在となっている。
この画像形成装置1では、図2に示すように、装置本体120の側面部には開閉自在の外部カバー121が設けられており、ユーザやサービスエンジニアなどがこの外部カバー121を開くと装置本体120に設けられた感光体用開口部122を通して感光体カートリッジ2の側面部が露出する。そして、感光体カートリッジ2を固定するためのロックレバー123を矢印方向D4に回転させることでロックが解除され、図2の(+X)方向に沿って感光体カートリッジ2を引き出すことが可能となる。また、感光体用開口部122を通して、感光体カートリッジ2を図2の(−X)方向に挿入することで、新たな感光体カートリッジ2を装置本体120に装着することができる。そして、ロックレバー123により感光体カートリッジ2を固定する。こうして感光体カートリッジ2が装着されると、感光体用開口部122は感光体カートリッジ2の側面部によりほぼ塞がれる。
上記のようにして装置本体120に装着された感光体カートリッジ2では、帯電ユニット23によって帯電された感光体22の外周面に向けて露光ユニット6から光ビームLが照射される。この露光ユニット6は、露光制御部102から与えられる制御指令に応じて光ビームLを感光体22上に露光して画像信号に対応する静電潜像を形成する。例えば、ホストコンピュータなどの外部装置よりインターフェース(I/F)112を介してメインコントローラ11のCPU111に画像信号が与えられると、エンジンコントローラ10のCPU101が露光制御部102に対し所定のタイミングで画像信号に対応した制御信号を出力し、これに応じて露光ユニット6から光ビームLが感光体22上に照射されて、画像信号に対応する静電潜像が感光体22上に形成される。
こうして形成された静電潜像は現像ユニット4によってトナー現像される。すなわち、この実施形態では、現像ユニット4は、軸中心に回転自在に設けられた支持フレーム40、図示を省略する回転駆動部、支持フレーム40に対して着脱自在に構成されてそれぞれの色のトナーを内蔵するイエロー用の現像器4Y、マゼンタ用の現像器4M、シアン用の現像器4C、およびブラック用の現像器4Kを備えている。そして、現像器4Y,4M,4C,4Kの着脱を行うために、装置本体120は次のように構成されている。すなわち、装置本体120には、図2に示すように現像器4Y,4M,4C,4Kの着脱操作を行うための現像器用開口部124が設けられている。そして、この現像器用開口部124を覆うように、開閉自在の内部カバー125が設けられている。この内部カバー125は、外部カバー121の内側に設けられている。つまり、外部カバー121が現像器用開口部124をも覆うように形成されているため、外部カバー121が閉じられた状態では内部カバー125を開くことはできない。逆に、内部カバー125を閉じなければ外部カバー121を閉じることができない。そして、ユーザがこの内部カバー125を開いたとき、現像ユニット4が所定の着脱位置に停止していれば、装着されている現像器の1つを現像器用開口部124を通して取り出すことが可能となる。また、1つの現像器を現像器用開口部124を通して装着することが可能となる。さらに、回転駆動部を作動させることで各現像器4Y,4M,4C,4Kを次のような位置に位置決め可能となっている。
図4は現像ユニット4の停止位置を示す模式図である。現像ユニット4は、CPU101からの制御指令に基づき矢印方向D5に回転駆動され、CPU101および図示を省略するロータリーロック機構によって、図4に示す3種類の位置に位置決めされ固定される。その3種類の位置とは:(a)ホームポジション;(b)現像位置;(c)着脱位置である。このうち、(a)ホームポジションは、この画像形成装置が画像形成動作を行わない待機状態にあるときに位置決めされる位置であり、図4(a)に示すように、各現像器4Y等に設けられた現像ローラ41Y等がいずれも感光体22から離間した状態にあり、かつ、装置本体120に設けられた現像器用開口部124を通していずれの現像器4Y,…をも取り出すことのできない位置である。
また、(b)現像位置は、感光体22上の静電潜像を選択トナー色で顕像化する際に位置決めされる位置である。図4(b)に示すように、一の現像器に設けられた現像ローラ(同図の例ではイエロー用現像器4Yに設けられた現像ローラ41Y)が感光体22と対向配置され、所定の現像バイアスを印加されることによって、静電潜像がトナーにより顕像化される。この現像位置においても、現像器用開口部124を通していずれかの現像器を取り出すことはできない。なお、画像形成動作中に外部カバー121が開かれた場合には、画像形成動作は直ちに中止され、現像ユニット4はホームポジションに移動した後停止する。
さらに、(c)着脱位置は、現像器の着脱操作を行うときのみ取りうる位置である。現像ユニット4がこの着脱位置に位置決めされると、図4(c)に示すように、一の現像器が現像器用開口部124に現れ、該開口部124を通して取り出すことができるようになる。図4(c)は、ブラック用の現像器4Kが現像器用開口部124に現れた状態を示している。また、現像器を装着されていない支持フレーム40に対しては、新たに現像器を装着することができるようになる。この着脱位置においては、いずれの現像器に設けられた現像ローラも感光体22から離間した位置におかれる。このように、現像ユニット4が着脱位置に位置決めされたときに現像器用開口部124に現れた一の現像器のみを取り出し可能としている。そのため、ユーザが不用意に現像器の着脱を行って装置を損傷することがない。
なお、この画像形成装置では、4つの現像器4Y,4M,4C,4Kのそれぞれに対して上記した現像位置および着脱位置が設定されているので、現像ユニット4の停止位置は1つのホームポジションを含めて都合9箇所である。
このように構成された現像ユニット4は、図3に示すように、現像器制御部104により制御されている。そして、この現像器制御部104からの制御指令に基づいて、現像ユニット4が回転駆動されるとともにこれらの現像器4Y,4M,4C,4Kが選択的に感光体22と当接または所定のギャップを隔てて対向する所定の現像位置に位置決めされる。さらに、現像位置に位置決めされた現像器の現像ローラ41に対して現像器制御部104から現像バイアスを印加することで現像ローラ41から感光体22に該現像ローラ41の表面に担持されたトナーを供給する。これによって、感光体22上の静電潜像が選択トナー色で顕像化される。
上記のようにして現像ユニット4で現像されたトナー像は、一次転写領域TR1で転写ユニット7の中間転写ベルト71上に一次転写される。転写ユニット7は、複数のローラ72〜75に掛け渡された中間転写ベルト71と、ローラ73を回転駆動することで中間転写ベルト71を所定の移動方向D2に回転させる駆動部(図示省略)とを備えている。
図5は中間転写ベルトの構成を示す展開図である。この中間転写ベルト71は、図5に示すように、ほぼ矩形のシート体が継ぎ目711で継ぎ合わされて形成された無端ベルトからなる。同図において、矢印713は回転軸方向を示している。この中間転写ベルト71は、回転軸方向713の一端側(図5中、上側)に設けられた突起部714を有するとともに、転写禁止領域715および転写許可領域716を有している。転写禁止領域715は、継ぎ目711の両側のそれぞれ所定寸法の範囲に、回転軸方向713に一端から他端に亘って設定されている。一方、転写許可領域716は、中間転写ベルト71の表面中央部に位置しており、回転軸方向713の一端部および他端部を除く矩形の領域に設定されており、この転写許可領域716にトナー像が1次転写される。
また、同図(a)に示すように、転写許可領域716には、回転駆動方向D2に長辺方向となるA3判サイズのトナー像TIが転写可能になっている。また、同図(b)に示すように、中間転写ベルト71の一周で、回転駆動方向D2に短辺方向となるA4版サイズ以下、例えばA4版、A5版、B5版サイズなどのトナー像が転写許可領域716に2個転写可能になっている。なお、図5(b)ではA4版サイズのトナー像TIを示している。また、この実施形態では、回転駆動方向D2において2個のA4版サイズ以下のトナー像TIを転写許可領域716に並べて配置しているが、後述するように、印字モードごとに配置関係が異なるように中間転写ベルト71上でのトナー像の位置が制御される。
垂直同期センサ77は、例えば互いに対向配置された発光部(例えばLED)および受光部(例えばフォトダイオード)を有するフォトインタラプタからなり、回転する中間転写ベルト71の回転軸方向713の一端側に配置され、突起部714の通過を検出して検出信号を出力するものである。そして、この突起部714を検出するごとに垂直同期センサ77から出力される検出信号がエンジンコントローラ10のCPU101による画像形成動作の基準となる垂直同期信号として使用される。すなわち、垂直同期信号に同期してエンジン部EGの各部が動作することにより画像形成動作が実行される。
フルカラー画像を形成する場合には、現像器4Y,4M,4C,4Kを順番に現像位置に位置決めし、感光体22上の静電潜像を現像して当該トナー色のトナー像を形成する。こうして現像器4Y,4M,4C,4Kを切り換えながら4色のトナー像を中間転写ベルト71上で重ね合わせることでカラー画像が形成される(カラー印字モード)。そして、こうして形成されたカラー画像は、カセット8から1枚ずつ取り出され搬送経路Fに沿って二次転写領域TR2まで搬送されてくるシートS上に二次転写される。
一方、モノクロ画像をシートSに転写する場合には、ブラック色のみについて画像形成動作を実行してモノクロ画像を形成し(モノクロ印字モード)、カラー画像の場合と同様にして二次転写領域TR2に搬送されてきたシートSに転写してモノクロ画像を得る。
また、この実施形態では、中間転写ベルト71上の画像をシートS上の所定位置に正しく転写するため、二次転写領域TR2にシートSを送り込むタイミングが管理されている。具体的には、図1に示すように、搬送経路F上において二次転写領域TR2の手前側にゲートローラ81が設けられている。また、搬送経路F上においてゲートローラ81の手前側に、シート検出センサ88が設けられている。シート検出センサ88は例えばリードスイッチあるいはフォトインタラプタ等からなり、搬送経路F上の検出位置にシートSが存在するか否かを検出する。CPU101は、シート検出センサ88の出力に基づき、シートSが規定どおりのタイミングで検出位置に到達したかあるいは通過したかなどを把握することができる。そして、中間転写ベルト71の周回移動のタイミングに合わせてゲートローラ81を回転させることにより、シートSが所定のタイミングで二次転写領域TR2に送り込まれる。
また、こうしてカラー画像またはモノクロ画像が形成されたシートSは定着ユニット9、排出前ローラ82および排出ローラ83を経由して装置本体120の上面部に設けられた排出トレイ部89に搬送される。また、シートSの両面に画像を形成する場合には、上記のようにして片面に画像を形成されたシートSの後端部が排出前ローラ82後方の反転位置PRまで搬送されてきた時点で排出ローラ83の回転方向を反転し、これによりシートSは反転搬送経路FRに沿って矢印D3方向に搬送される。そして、ゲートローラ81の手前で再び搬送経路Fに乗せられるが、このとき、二次転写領域TR2において中間転写ベルト71と当接し画像を転写されるシートSの面は、先に画像が転写された面とは反対の面である。このようにして、シートSの両面に画像を形成することができる。
なお、図3において、符号113はホストコンピュータなどの外部装置よりインターフェース112を介して与えられた画像を記憶するためにメインコントローラ11に設けられた画像メモリである。また、符号106はCPU101が実行する演算プログラムやエンジン部EGを制御するための制御データなどを記憶するためのROM、また符号107はCPU101における演算結果やその他のデータを一時的に記憶するRAMである。
また、この画像形成装置1は、いずれも同一色のトナーを貯留する4個の現像器を装着した状態で画像形成動作を行うことも可能に構成されている。すなわち、現像ユニット4に装着される現像器は略同一の形状を有しており、例えばマゼンタ現像器4Mに代えてもう1つのブラック現像器を装着することが可能である。他のトナー色についても同様であり、例えばブラック現像器のみ4本を現像ユニット4に装着することができる。装着された現像器がどのトナー色に対応するものであるかについては、例えば各現像器に設けられたメモリに記憶させたり、現像器の外形を色ごとに一部異ならせるなどの方法により識別可能にすることができる。
そして、同一トナー色の4個の現像器が装着された状態では、この画像形成装置1は、当該トナー色によるモノクロ画像専用の画像形成装置として動作する。このとき、4個の現像器を適宜切り換えながら画像を形成することにより、この装置では、大量のモノクロ画像を連続して形成することができる。すなわち、1つの現像器がトナー切れとなっても他の現像器を使用して画像の形成を継続することができる。また、現像器を切り換える際には現像ユニット4全体が回転するため現像器内のトナーが攪拌されることとなり、フレッシュなトナーを使って画像を形成することができるので画質の上でも有利である。また、長く放置された現像器を使用して画像を形成したとき、初期に形成される画像の品質が劣ったものとなる場合があることが知られているが、定期的に現像器を切り換えることでこのような問題も解消される。
図6はこの装置における画像形成動作を示すフローチャートである。画像形成動作は、外部装置から印字指令信号が与えられたときに実行される。この動作では、まず装置の使用モードが判断される(ステップS101)。この判断は現像ユニット4に装着されている現像器の種類に基づいてなされる。すなわち、現像ユニット4に装着された4個の現像器が全て異なるトナー色に対応したものであるときには、装置はカラー使用モードと判断する一方、4個の現像器が全て同一色に対応したものであるときにはモノクロ使用モードと判断する。
まずカラー使用モードの場合の動作について説明する。この場合には、印字指令信号の指示内容に基づいて、画像種、つまり形成すべき画像がカラー画像であるか、モノクロ画像であるかの判断を行う(ステップS102)。ここで、形成すべき画像がカラー画像であれば、エンジン部EGをカラー印字モードで動作させることにより、必要なカラー画像を形成する(ステップS103)。カラー印字モードは、4個の現像器を順番に現像位置に位置決めしながら各色のトナー像を順次形成し、それらのトナー像を中間転写ベルト71上で重ね合わせてゆく動作モードである。
一方、形成すべき画像がモノクロ画像であれば、4個の現像器のうちの1個(一般的にはブラック現像器4K)を現像位置に移動させ、その現像器を使用して必要な全ての画像を形成する。このように、4個の現像器のうちの1個だけを使用して画像を形成する動作を、本明細書では「モノクロ1本印字モード」と称する(ステップS111)。
なお、上記したカラー印字モードおよびモノクロ1本印字モードは、一般的な構成の画像形成装置において広く行われている公知の動作であるので、ここでは詳しい説明を省略する。
次に、装置がモノクロ使用モードである、つまり4個の現像器に貯留されたトナーが全て同一色である場合の動作について説明する。この場合には、4個の現像器を適宜切り換えながらモノクロ画像を形成するモノクロ4本印字モードでエンジン部EGを動作させる(ステップS121)。印字指令信号がカラー画像に対応したものであっても、メインコントローラ11においてカラー画像信号をモノクロ画像信号に変換した上で、エンジン部EGが当該画像信号に対応するモノクロ画像を形成する。モノクロ4本印字モードにおける具体的な動作について以下に説明する。
図7はモノクロ4本印字モードを示すフローチャートである。まず最初に、ジャム危険度の判定を行う(ステップS201)。この印字モードでは、ジャム発生の危険度に応じて現像器の切り換えの態様を異ならせる。その理由は以下の通りである。この印字モードでは、後述するように、現像器を切り換えながら複数ページのモノクロ画像を形成するが、現像器の切り換え時には中間転写ベルト71上における画像の間隔が一時的に不規則となる。これに伴ってシートSの搬送タイミングも一時的に不規則となりジャムが起きやすくなるので、その時点におけるジャム発生の危険度に応じて、現像器の切り換えの態様を変化させるのである。
ジャム発生の危険度は、例えば、直近における一定枚数(例えば100枚)のシート搬送において何回のジャムが発生したかによって判断することができる。ジャム発生の有無については搬送経路F上に設けたシート検出センサ88の出力から検知することができる。すなわち、シートSが正しいタイミングで検出位置に到達しないときや、所定時間が経過したのにシートSが通過し終えていないときなどにジャムが発生しているといえる。そして、過去のジャム発生頻度が高ければ、現在のジャム発生の危険度も高いと考えることができる。
また例えば、シート検出センサ88の出力から検出位置におけるシートSの通過時間を求め、その結果からジャム危険度を判断してもよい。すなわち、搬送経路F上のローラの磨耗や汚れ、温湿度などの周囲環境、およびシートSの品質などによって、シートSが本来の搬送速度から外れた状態で搬送されることがある。特に、シートSが搬送経路F上で滑ることによって、検出位置を通過するのに本来より長い時間を要することがある。このような場合には、各シート間での搬送速度のばらつきに起因するジャムが起きやすくなる。したがって、シートの搬送遅れが大きければ、ジャム発生の危険度が高いといえる。
ジャム発生の危険度が高いと判断したときには、エンジン部EGを前記したモノクロ1本印字モードで動作させて画像を形成する(ステップS202)。モノクロ1本印字モードでは現像器の切り換えを行わないので、画像の間隔を広くかつ一定に保つことができ、ジャムの発生確率を低く抑えることができるからである。
一方、ジャム発生の危険度が中ないし低程度であれば、続いてその危険度に応じて連続形成ページ数を設定する(ステップS211)。この連続形成ページ数とは、1つの現像器を使用して連続的に形成する画像の最大ページ数のことである。ここでは一例として、ジャム発生の危険度が中程度であるとき連続形成ページ数を8、ジャム発生の危険度が低いとき連続形成ページ数を16とする。
続いて、現像ユニット4を回転させて、4個の現像器のうち1つを感光体22と対向する現像位置へ移動位置決めし(ステップS212)、当該現像器を使用して1ページ分の画像を形成する(ステップS213)。このとき使用する現像器の選び方としては、例えば、(1)現像位置に最も早く移動させることができるものを選択する、(2)4個のうち使用されなかった期間が最も長いものを選択する、(3)トナー残量が最も少ないものを選択する、(4)トナー残量が最も多いものを選択する、などが考えられる。(1)の方法によれば、ファーストプリントタイムを最短にすることができる。また(2)の方法によれば、特定の現像器が長時間放置されることによる画質の劣化を未然に防止することができる。(3)の方法によれば、トナー残量の少ない現像器が優先的に使用されるので、複数の現像器が相次いでトナー切れになるのを防止することができる。さらに、(4)の方法によれば、各現像器のトナー残量の平準化を図ることができる。
1ページ分の画像を形成すると、形成すべき次ページ以降の画像があるか否かを判断する(ステップS214)。ここで、次ページの画像がなければ動作を終了する。一方、続いて形成すべき画像がある場合には、当該現像器を使用して連続的に形成した画像のページ数が、先に設定した連続形成ページ数に達したか否かを判断する(ステップS215)。連続形成ページ数に達していなければステップS213に戻り、次ページの画像を形成する一方、連続形成ページ数に達していれば現像器の切り換えを行う(ステップS216)。すなわち、現像ユニット4を90度回転させ、それまで使用していた現像器を現像位置から退避させるとともに、その隣にあった現像器を新たに現像位置に位置決めする。そしてステップS213に戻り、新たに現像位置に位置決めされた現像器を使用して次ページの画像を形成する。
つまり、このモノクロ4本印字モードでは、1つの現像器を使用して形成した画像のページ数が連続形成ページ数に達するたびごとに、現像器の切り換えが行われる。こうすることにより各現像器が満遍なく使用されることとなり、現像器が放置されることに起因する画質の劣化を防止することができる。また、現像ユニット4の回転により現像器内のトナーが攪拌されて、長期間にわたり良好な画質で画像を形成することができる。また、結果的に、トナー攪拌のために現像器内に設けるべき攪拌機構を省略することができ、現像器の小型・大容量化を図ることができる。
現像器を切り換える間、画像の形成は一時的に停止されることとなるので、切り換えの頻度が高くなると画像形成のスループット低下が問題となる。そこで、この実施形態では、中間転写ベルト71上への画像の形成位置を工夫することにより、スループットの低下を防止している。
図8は中間転写ベルト上における画像の配置を示す図である。この図では、中間転写ベルト71の1周分の周面上にA4サイズの画像を2つずつ形成する動作を複数周回にわたって行う場合の画像の配置を、各印字モードごとに示している。なお、この図は中間転写ベルト71を平面状に展開した模式図であり、それぞれの印字モードに対して、この図では中間転写ベルト71の3周分の画像配置が示されている。
(a)カラー印字モードの場合(図8(a))
カラー印字モードでは、各色のトナー像を中間転写ベルト71上で重ね合わせるので、中間転写ベルト71が1周するたびごとに現像器の切り換えを行う必要がある。そのため、まず例えばブラックトナーによる2つのトナー像Ik1およびIk2を、所定の間隔d11を空けて中間転写ベルト71に形成し、次いでシアントナーによる2つのトナー像Ic1およびIc2をブラックトナー像Ik1およびIk2と重なり合う位置に形成するのであるが、このとき第2のブラックトナー像Ik2と第1のシアントナー像との間には、上記間隔d11よりも広い間隔d12が設けられる。
この間隔d12は、現像器の切り換えに必要な時間に応じて決まる長さである。すなわち、現像器の切り換えに要する時間、つまり切り換えのため先の現像器による画像形成が不可能になってから次の現像器による画像形成が可能となるまでの時間をtex、中間転写ベルト71表面の移動速度をvとすると、
d12≧dex=v・tex
の関係が成立しなければならない。ここで、dexは、現像器の切り換えの間に中間転写ベルト71の表面が移動する距離であり、異なる色のトナー像相互の間隔として取り得る最小間隔である。
言い換えれば、第2のブラックトナー像Ik2と第1のシアントナー像Ic1との間、および第2のシアントナー像Ic2と第1のマゼンタトナー像Im1との間については、その間隔d12は上記距離dex以上でなければならない。一方、第1のブラックトナー像Ik1と第2のブラックトナー像Ik2との間、第1のシアントナー像Ic1と第2のシアントナー像Ic2との間、および第1のマゼンタトナー像Im1と第2のマゼンタトナー像Im2との間についてはそのような制約はないが、間隔を短くしすぎると、これらのトナー像を転写すべきシートSの搬送経路Fにおける間隔も短くなってジャムが起きやすくなってしまう。また、中間転写ベルト71の回転に同期させてシートSを二次転写領域TR2に送り込むためには、シートSを1枚送り出すごとにゲートローラ81をいったん停止させてシートSを二次転写領域TR2の手前で待機させ、中間転写ベルト71の回転タイミングに合わせて再びゲートローラ81を回転させる必要がある。したがって、間隔d11については、ジャムに対する安全性およびゲートローラ81の動作制御の観点から定められるべきである。そして、設計上は、これらの間隔および画像のサイズから中間転写ベルト71の周長が決まる。
また、画像品質の点からは、中間転写ベルト71の継ぎ目711上およびその近傍にはトナー像を担持させることは避けるべきであり、継ぎ目711をまたいでトナー色が切り換わるようにすることが望ましい。
(b)モノクロ1本印字モードの場合(図8(b))
モノクロ1本印字モードでは、現像器の切り換えを行わずに各トナー像I21〜I26が連続的に形成される。したがって、切り換えのためにトナー像間の間隔を広く取る必要はない。したがって、中間転写ベルト71の第1の周回において形成される第1のトナー像I21と第2のトナー像I22との間隔d21、および該トナー像I22と第2の周回において形成される第1のトナー像I23との間隔d22、…については上記距離dexによる制約を受けることなく任意に決めることができるが、より望ましくはd21=d22とするのがよい。その理由は次の通りである。
カラー印字モードにおいては、4色のトナー像を中間転写ベルト71上で重ね合わせてからシートSに転写するので、搬送経路Fに送り込まれるシートSの数は、中間転写ベルト71の4周ごとに2枚である。したがって、図8(a)に示すようにトナー像の間隔を詰めてもジャムは起こりにくい。一方、モノクロ1本モードでは中間転写ベルト71の1周につき2枚のシートSが次々と搬送されるので、間隔を詰めた場合のジャム発生の危険性はカラー印字モードの場合より遥かに高い。したがって、ジャム防止のため各トナー像の間隔をできるだけ広くすることが望ましい。また、各トナー像の間隔を一定とすることで、シートの搬送周期も一定とすることができるので、装置の動作制御がより簡単になるという効果も得られる。
(c)モノクロ4本印字モード(図8(c))
現像器を切り換えながら画像を形成するモノクロ4本印字モードでは、上記したカラー印字モード、モノクロ1本印字モードのいずれとも異なる配慮が必要となる。というのは、これらの印字モードとは異なるタイミングで現像器の切り換えが行われるからである。ここで、上記したカラー印字モードと同様に画像を配置しておけば、中間転写ベルト71の1周ごとに現像器の切り換えが可能なタイミングが設けられているので切り換え動作については問題ない。
しかしながら、このようにした場合にはジャム発生の危険性が高くなる。モノクロ1本印字モードの場合と同様に、中間転写ベルト71の1周につき2枚のシートSが搬送されるからである。したがって、ジャム抑制の観点からは、各トナー像の間隔をできるだけ広くしたい。一方、トナー像の間隔を均等に広げようとすると、現像器を切り換えるために必要な間隔を確保することができない。だからといって中間転写ベルト71の周長を長くしたのでは、他の印字モードにおいてもスループットが低下してしまう上に、装置が大型・高コストになってしまう。
そこで、この実施形態のモノクロ4本印字モードでは、図8(c)に示すように、現像器の切り換えを行わないときにはモノクロ1本印字モードの場合と同様にトナー像の間隔を広く取る一方、切り換えの直前の周回では、カラー印字モードの場合と同様に、当該周回における第1のトナー像I33および第2のトナー像I34の間隔I33を小さくする。つまり、切り換えがなければ本来形成されるべき領域(図8(c)の点線で示した領域)よりも前方(同図において左方)にトナー像I34を形成することによって、次に形成されるトナー像I35との間隔d34を広げている。こうすることで、トナー像I34とI35との間隔d34を上記距離dexとすることができ、この間隔d34を利用して、より厳密には、中間転写ベルト71上に間隔d34を設けるために感光体22上にトナー像が形成されない期間を利用して現像器の切り換えを行うことが可能となる。その結果、モノクロ4本印字モードにおいては、ジャムの発生を抑制しながら、他の印字モードと同じスループットを得ることができる。
なお、図8(c)では4番目のトナー像I34と5番目のトナー像I35との間で現像器の切り換えを行う場合を示しているが、実際の装置においては、8番目および9番目のトナー像の間(連続形成ページ数を8とした場合)または16番目および17番目のトナー像の間(連続形成ページ数を16とした場合)に現像器の切り換えが行われる。
ここで、トナー像I33とI34との間隔d33については、例えばカラー印字モードにおけるトナー像Ik1とIk2との間隔d11と同じ値とすることができる。また、トナー像I34とI35との間隔d34については、例えばカラー印字モードにおけるトナー像Ik2とIc1との間隔d12と同じ値とすることができる。また、トナー像I31とI32との間およびトナー像I35とI36との間の間隔d31については、例えばモノクロ1本印字モードにおけるトナー像I21とI22との間隔d21と同じ値とすることができる。さらに、トナー像I32とI33との間隔d32については、例えばモノクロ1本印字モードにおけるトナー像I22とI23との間隔d22と同じ値とすることができる。これらを全て適用した場合には、モノクロ4本印字モードにおける中間転写ベルト71上の画像の配置は、現像器の切り換え直前の周回においてカラー印字モードと同じ配置となり、その他の周回においてはモノクロ1本印字モードと同じ配置となる。つまりこのとき、モノクロ4本印字モードでは、カラー印字モードにおける画像配置とモノクロ1本印字モードにおける画像配置とが使い分けられることとなる。このようにすれば、中間転写ベルト71における画像の配置およびシート搬送タイミングは2通りのみとなるので、中間転写ベルト71の設計および搬送系の制御が容易になる。
なお、モノクロ4本印字モードにおいては、トナー像I33とI34との間隔を詰めたことにより、ジャム発生の危険性が高くなる。しかしながら、この場合の間隔はカラー印字モードにおける最小間隔と同程度であり、また現像器の切り換えは中間転写ベルト71の4周(連続形成ページ数が8の場合)または8周(同16の場合)ごとにしか行われないので、ジャム発生の危険性が他の印字モードに比べて極端に高くなるというわけではない。
ただし、切り換えの頻度が高いほどジャム発生の危険性が高くなることは事実である。このことを考慮して、この実施形態では、先に説明したように、装置がジャムを起こしやすい状態にあるときには切り換えの頻度を低くまたは切り換えないようにするという措置を取っている。
以上のように、この実施形態では、同一トナー色に対応する現像器を切り換えながらトナー像を形成するときには、該切り換えの直前に形成するトナー像の位置を本来の位置よりも前方に移動させることにより、現像器の切り換えのために必要なトナー像間の間隔を確保している。こうして現像器を切り換えることで、画質の良好な画像を大量に、かつ長期間にわたって形成することができる。
また、現像器の切り換えを行うタイミング以外でもトナー像の間隔をできるだけ広く取るようにしているので、ジャムの発生を効果的に抑制することができる。また、現像器の切り換えを行う場合のみトナー像の間隔を広げることにより、スループットの低下を防止することができる。
なお、上記説明では中間転写ベルト71上にA4サイズのトナー像2ページ分を形成する場合について説明したが、他のサイズのシートについては次のように考えることができる。まず、シートサイズがA3版であるときについて考える。この場合、図5(a)に示すように、中間転写ベルト71上に形成可能なトナー像は1枚だけである。したがって、各印字モード間でトナー像の配置は同一である。そして、モノクロ4本印字モードにおける現像器の切り換えは、任意のタイミングで行うことができる。シートのサイズがB4版である場合も同じである。また、シートサイズがB5版の場合について考えると、この場合でも、中間転写ベルト71上に同時に担持させるトナー像は2ページ分である。3ページ以上のトナー像を担持させるためには中間転写ベルト71をより長くする必要があり、他のサイズにおけるスループットを低下させてしまうからである。この場合、トナー像の間隔は上記より広くなるので、この場合にも任意のタイミングで現像器を切り換えることができる。
このように、この発明は、あるサイズのトナー像を、所定の間隔を空けて同時に複数ページ分担持することを目的としてその寸法を決められた中間転写ベルトを有する画像形成装置において、特に優れた効果を奏する。また、上記実施形態において、2ページごとに現像器の切り換えを行った場合には、トナー像の配置はカラー印字モード(図8(a))の場合と同じとなるが、本発明の効果は特に、中間転写ベルトに同時に担持可能なページ数(本実施形態では2)以上のトナー像を、1つの現像器を用いて形成した後に現像器の切り換えを行うように構成された装置において顕著となる。上記実施形態では、1つの現像器を用いて形成するトナー像のページ数(連続形成ページ数)を8または16としているので、本発明の効果が顕著に表れる。
以上説明したように、この実施形態においては、現像ユニット4が本発明の「位置決め手段」として機能している。また、中間転写ベルト71が本発明の「像担持体」および「中間転写体」として機能している。また、感光体22およびエンジンコントローラ10がそれぞれ本発明の「潜像担持体」および「制御手段」として機能している。また、搬送経路Fを構成するローラ81〜83等が一体として本発明の「搬送手段」として機能している。また、シート検出センサ88が本発明の「ジャム検出手段」および「記録材検出手段」として機能している。また、本発明の「記録材」たるシートSが搬送される搬送経路Fおよび反転搬送経路FRが、本発明の「搬送経路」に相当している。
また、この実施形態においては、現像器の切り換えに要する時間texと中間転写ベルト71の移動速度vとの積として与えられる距離dexが本発明の「切り換え距離」に相当している。また、モノクロ1本印字モードにおいて各トナー像が形成される中間転写ベルト71上の領域(図8(b))が、本発明の「像形成領域」に相当している。また、中間転写ベルト71上において各トナー像の間の領域が、本発明の「像間部」に相当しており、特に図8(c)におけるトナー像I34およびI35の間の領域が本発明の「第1像間部」に相当している。さらに、この実施形態におけるモノクロ4本印字モードが、本発明の「切り換え画像形成動作」に相当している。
なお、本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて上述したもの以外に種々の変更を行うことが可能である。例えば、モノクロ4本印字モードにおけるトナー像の配置を次のようにしてもよい。
図9はモノクロ4本印字モードにおけるトナー像の配置の変形例を示す図である。ただし、図9(a)は図8(b)と同じものであり、各変形例におけるトナー像の配置の特徴を示すための比較例として示してある。
図9(b)に示す変形例では、現像器の切り換え直後のトナー像を後方(同図において右方)に移動させることによって、切り換え前後でのトナー像の間隔を広げている。すなわち、最初の4つのトナー像(I41、I42、I43およびI44)は、モノクロ1本印字モードの場合(図9(a))と同じ位置に形成される(d41=d21)。そして、5番目のトナー像I45を後方に移動させ6番目のトナー像I46との間隔d43を詰めることにより、4番目のトナー像I44との間隔d42を広げる(d42≧dex)。こうすることによっても、上記実施形態と同様の効果を得られる。また、この例では、切り換えを行った後のトナー像の位置を変更するので、現像器の切り換えを行う直前までトナー像の配置は変わらない。このことは、使用中の現像器がトナー切れになった場合に直ちに現像器の切り換えを行うことができるという点で有利である。
図9(c)の例では、現像器の切り換えの直前および直後に形成される各1つずつのトナー像を移動させる。すなわち、4番目のトナー像I54と5番目のトナー像I55との間で現像器の切り換えを行う場合、最初の3つのトナー像I51、I52およびI53についてはモノクロ1本印字モードと同じ配置である。したがって、それらの間隔d51もモノクロ1本印字モードの場合の間隔d21と同じである。そして、4番目のトナー像I54を前方(同図において左方)に、5番目のトナー像を後方(同右方)に移動させる。これにより、トナー像I53およびI54の間隔d52と、トナー像I55およびI56の間隔d54とについては若干小さくする一方、トナー像I54およびI55の間隔d53を広げる(d53≧dex)。この例によれば、トナー像I53とI54との間の間隔の減少が半分で済むので、ジャム抑制効果をより高めることができる。
さらに、図9(d)の例では、切り換え直後のトナー像I61およびI65を除く全てのトナー像を少しずつ移動させることによって、現像器切り換えのための間隔を確保する。すなわち、トナー像I62、I63、I64およびI66を少しずつ前方に移動させる。より好ましくは、各トナー像の間隔d61、d62、d63およびd65が同一となるようにするのがよい。こうすることで、現像器の切り換えのために必要な間隔d64(≧dex)を確保することができる。この例によれば、各トナー像の間隔が少しずつ減少するだけなのでジャム抑制効果が高く、しかも、現像器の切り換え時を除きトナー像の間隔を一定とすることができる。この態様は、1つの現像器によって形成するトナー像の数が一定のときに特に有効な態様である。
また、上記実施形態では、搬送経路F上において二次転写領域TR2よりも手前のゲートローラ81の近傍に設けたシート検出センサ88によって、当該位置におけるシートの有無あるいはジャム発生の有無を検出している。しかしながら、これに限定されず、搬送経路上の他の位置、例えば、カセット8を出た直後、ゲートローラ81と二次転写領域TR2との間、二次転写領域TR2よりも後方などの各位置に設けた1つのセンサの出力あるいは複数のセンサの出力の組み合わせに基づき、シートの有無やジャム発生の有無を検出するようにしてもよい。本発明によるジャム抑制効果は、搬送経路上のどの位置で生じるジャムに対しても有効である。
また、上記実施形態は単一のカセット8を備える装置であるが、この種の装置では、複数のカセットを装着可能なものや、手差しトレイからもシートSを供給できるように構成されたものがあり、これらの装置に対しても本発明を適用することができる。ただし、このような装置では、それぞれの搬送経路の長さの差異に起因して、どこからシートを供給するかによってジャムの起きやすさが異なる。そこで、搬送経路の違いによって、現像器の切り換えの態様を異ならせるようにしてもよい。一般的には、搬送経路が長いほど搬送遅れによるジャムが発生しやすいと考えられるから、搬送経路が長いほど切り換えの頻度を少なくすることが好ましい。
また、上記実施形態は、像担持体としての中間転写ベルト71を備える画像形成装置に本発明を適用したものであるが、このような中間転写体を備えず、感光体から記録材へ直接トナー像を転写するように構成された装置に対しても、本発明を適用することが可能である。この場合には感光体が本発明の「像担持体」として機能することになる。また、例えば、中間転写ベルト以外の中間転写体、例えば中間転写ドラムや中間転写シートを備える装置に対しても、本発明を適用することが可能である。
また、上記実施形態の画像形成装置は、モノクロ4本印字モードに加えて、カラー印字モードおよびモノクロ1本印字モードを実行可能に構成されているが、本発明の趣旨からは、カラー印字モードおよびモノクロ1本印字モードは必須のものではない。したがって、これらの印字モードを備えないものであっても、同一色の現像器を複数個備え、それらを切り換えながら複数ページのモノクロ画像を形成する装置全般に対して本発明を適用可能である。また、モノクロ画像のトナー色はブラックに限定されず、現像器の個数も4に限定されない。
さらに、この発明は、上記実施形態のような電子写真方式の画像形成装置に限らず、他の方式、例えば転写媒体に対しトナーを飛翔させて画像を形成する方式の装置に対しても適用することが可能である。
この発明にかかる画像形成装置の一実施形態を示す図。 図1の画像形成装置の外観斜視図。 図1の画像形成装置の電気的構成を示すブロック図。 現像ユニット4の停止位置を示す模式図。 中間転写ベルトの構成を示す展開図。 この装置における画像形成動作を示すフローチャート。 モノクロ4本印字モードを示すフローチャート。 中間転写ベルト上における画像の配置を示す図。 モノクロ4本印字モードにおけるトナー像の配置の変形例を示す図。
符号の説明
4…現像ユニット(位置決め手段)、 10…エンジンコントローラ(制御手段)、 22…感光体(潜像担持体)、 71…中間転写ベルト(像担持体、中間転写体)、81〜83…ローラ(搬送手段)、 88…シート検出センサ(ジャム検出手段、記録材検出手段)

Claims (11)

  1. 互いに同一色のトナーを貯留する複数の現像器を装着可能に構成され、装着された現像器のうち1つを選択的に所定の現像位置に移動位置決めする位置決め手段と、
    表面にトナー像を担持可能に構成され、所定の方向に周回移動する無端状の像担持体と、
    前記現像位置に位置決めされた現像器を使用してトナー像を形成し、該トナー像を前記像担持体に担持させる画像形成動作を実行する制御手段と
    を備え、
    前記位置決め手段により前記現像位置に位置する現像器を一の現像器から他の現像器に切り換えるのに要する切り換え時間が経過する間に、前記像担持体の表面が移動する距離を切り換え距離としたとき、
    前記制御手段は、トナー像間に所定の像間部を設けながら3ページ以上のトナー像を前記像担持体上に順次形成するための画像形成動作として、1つの現像器を使用して所定ページ数のトナー像を形成した後、前記位置決め手段により現像器を切り換えて次の現像器を使用して次ページ以降のトナー像を形成する切り換え画像形成動作を実行可能となっており、しかも、
    該切り換え画像形成動作において形成されるトナー像の前記像担持体の移動方向における間隔は、前記現像器の切り換えが行われる直前および直後にそれぞれ形成されるトナー像の間の第1像間部において前記切り換え距離以上とされる一方、それ以外の像間部において前記切り換え距離未満とされる
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記像担持体は静電潜像を担持する潜像担持体であり、前記現像位置に位置する現像器に貯留されたトナーを前記潜像担持体表面に付与することで静電潜像を顕像化して前記トナー像を形成する請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 静電潜像を担持する潜像担持体をさらに備え、前記現像位置に位置する現像器に貯留されたトナーを前記潜像担持体表面に付与することで静電潜像を顕像化して前記トナー像を形成する請求項1に記載の画像形成装置において、
    前記像担持体は前記潜像担持体上で顕像化されたトナー像を転写される中間転写体である画像形成装置。
  4. 前記像担持体の周面上には、前記像担持体の移動方向に沿って前記切り換え距離よりも短い間隔を隔てて配置された複数の像形成領域が予め設定されており、
    前記切り換え画像形成動作において、前記複数のトナー像のうち前記第1像間部を挟む2つのトナー像以外のトナー像を前記像形成領域内に形成する一方、前記第1像間部を挟む2つのトナー像の少なくとも一方を、当該トナー像に対応する像形成領域に対して前記第1像間部を広げる方向にずれた位置に形成することにより、前記第1像間部を挟む2つのトナー像の間隔を前記切り換え距離以上とする請求項1ないし3のいずれかに記載の画像形成装置。
  5. 前記第1像間部以外の前記各像間部におけるトナー像の間隔を同一とする請求項1ないし3のいずれかに記載の画像形成装置。
  6. 前記像担持体は、その表面にトナー像を担持可能な有端状のシート体の両端部を連結してなる継ぎ目を有する無端状構造物であり、該継ぎ目が前記第1像間部内に来るように、前記トナー像が形成される請求項1ないし5のいずれかに記載の画像形成装置。
  7. 複数枚のシート状の記録材を順番に、所定の搬送経路に沿って前記像担持体からトナー像を転写される転写位置へ搬送する搬送手段と、
    前記搬送経路上で発生するジャムを検出するジャム検出手段と
    をさらに備え、
    前記制御手段は、前記ジャム検出手段による検出結果に基づいて、前記切り換え画像形成動作における現像器の切り換え時期を変更する請求項1ないし6のいずれかに記載の画像形成装置。
  8. 複数枚のシート状の記録材を順番に、所定の搬送経路に沿って前記像担持体からトナー像を転写される転写位置へ搬送する搬送手段と、
    前記搬送経路上に設けられた所定の検出位置で前記記録材の有無を検出する記録材検出手段と
    をさらに備え、
    前記制御手段は、前記記録材検出手段による検出結果に基づいて、前記切り換え画像形成動作における現像器の切り換え時期を変更する請求項1ないし6のいずれかに記載の画像形成装置。
  9. 予め設定された複数の搬送経路のうち1つを選択し、選択した搬送経路に沿って、複数枚のシート状の記録材を順番に前記像担持体からトナー像を転写される転写位置へ搬送する搬送手段をさらに備え、
    前記制御手段は、前記搬送経路の長さに応じて、前記切り換え画像形成動作における現像器の切り換え時期を変更する請求項1ないし6のいずれかに記載の画像形成装置。
  10. 前記記録材を貯留し、該記録材を搬送経路に送り出す貯留手段を複数備え、前記搬送経路は前記貯留手段のそれぞれに対応して設定されている請求項9に記載の画像形成装置。
  11. トナー像間に所定の像間部を設けながら、3ページ以上のトナー像を所定の方向に周回移動する無端状の像担持体上に順次形成する画像形成方法において、
    互いに同一色のトナーを貯留する複数の現像器を選択的に所定の現像位置に移動位置決めする位置決め工程と、
    前記位置決め工程により前記現像位置に位置決めされた現像器を使用して所定ページ数のトナー像を形成し、該トナー像を所定の方向に周回移動する無端状の像担持体に担持させる第1の画像形成工程と、
    前記第1の画像形成工程後に、前記現像位置に位置する現像器を一の現像器から他の現像器に切り換える切り換え工程と、
    前記切り換え工程により前記現像位置に位置決めされた現像器を使用して残りページのトナー像を形成し、該トナー像を前記像担持体に担持させる第2の画像形成工程と
    を備え、
    前記現像位置に位置する現像器を一の現像器から他の現像器に切り換えるのに要する切り換え時間が経過する間に、前記像担持体の表面が移動する距離を切り換え距離としたとき、
    前記第1および第2の画像形成工程において形成される一連のトナー像の前記像担持体の移動方向における間隔を、前記第1の画像形成工程において最後に形成されるトナー像および前記第2の画像形成工程において最初に形成されるトナー像の間の第1像間部において前記切り換え距離以上とされる一方、それ以外の像間部において前記切り換え距離未満とする
    ことを特徴とする画像形成方法。
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