JP2007193042A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 装置本体の構成を簡略化でき、また、レーザユニットを取り付けるスティを専用に必要とすることなく、さらに、感光体ドラムとレーザユニットとの位置決めを容易に行なうことができるようにする。
【解決手段】 樹脂モールド製のベース21と、このベース21の上面部に一体的に形成された樹脂モールド製のリアフレーム22と、ベース21の上面部に設けられ、リアフレーム22と離間対向する板金製のフロントフレーム23と、このリヤ及びフロントのフレーム22,23間に取り付けられ、感光体ドラム11を備えるプロセスユニット19と、リヤ及びフロントのフレーム22,23間に取り付けられた位置決め用のスティ25と、ベース21上に設けられて位置決め用のスティ25によって位置決めされ、プロセスユニット19の感光体ドラム11に対しレーザ光を走査して静電潜像を形成するレーザユニット16とを具備する。
【選択図】 図4
【解決手段】 樹脂モールド製のベース21と、このベース21の上面部に一体的に形成された樹脂モールド製のリアフレーム22と、ベース21の上面部に設けられ、リアフレーム22と離間対向する板金製のフロントフレーム23と、このリヤ及びフロントのフレーム22,23間に取り付けられ、感光体ドラム11を備えるプロセスユニット19と、リヤ及びフロントのフレーム22,23間に取り付けられた位置決め用のスティ25と、ベース21上に設けられて位置決め用のスティ25によって位置決めされ、プロセスユニット19の感光体ドラム11に対しレーザ光を走査して静電潜像を形成するレーザユニット16とを具備する。
【選択図】 図4
Description
本発明は、例えば、電子写真複写機として用いられる画像形成装置に関する。
この種の画像形成装置は、例えば、図12に示すように、その装置本体としての筐体101の内部に像担持体としての感光体ドラム102を備えるとともに、この感光体ドラム102の表面に静電潜像を形成する露光装置としてのレーザユニット103を備えている。
筐体101は板金製のベース105と、このベース105の上面に取り付けられるリヤ及びフロントの各板金製のフレーム106,107によって構成されている。
感光体ドラム102は図示しない帯電器、現像器、及び転写器などとともに一体的にユニット化されてプロセスユニットを構成している。プロセスユニットはリヤ及びフロントの各板金製のフレーム106,107間に取り付けられて位置決めされている。
また、リヤ及びフロントの各板金製のフレーム106,107間にはスティ109が取り付けられ、このスティ109の上面部にレーザユニット103が取り付けられている。
スティ109には位置決め用の穴(図示しない)が穿設され、レーザユニット103の底面にはボス(図示しない)が突設されている。レーザユニット103はそのボスをスティ109の位置決め用の穴に挿入して位置決めされ、固定ネジ110によりスティ109に固定されている(例えば、特許文献1参照。)。
上記した感光体ドラム102とレーザユニット103の位置関係は、フロントフレーム107とリアフレーム106との関係で決められ、両フレーム106,107の寸法精度に依存している。
特開2000−206433号公報
しかしながら、従来においては、筐体101を板金製のベース105と、このベース105の上面に取り付けられるリヤ及びフロントの各板金製のフレーム106,107によって構成していたため、部品点数が大となり、コストが高くなるとともに、重量も重くなっていた。
また、レーザユニット103を取り付けるためのスティ109を別途専用に必要とするため、コストが高くなっていた。
さらに、レーザユニット103と感光体ドラム102との位置関係に影響を及ぼす部材の点数が多く、レーザユニット103と感光体ドラム102との位置決めが手間取るものとなっていた。
本発明は上記事情に着目してなされたもので、その目的とするところは、装置本体の構成を簡略化でき、また、露光装置を取り付けるスティを専用に必要とすることなく、さらに、像担持体と露光装置との位置決めを容易に行なうことができ、しかも、モールドベースの寸法精度や、床面の凹凸の影響を低減させて露光装置のレーザビームをその焦点深度範囲内に収めることができるようにした画像形成装置を提供することにある。
上記課題を解決するため、請求項1記載のものは、樹脂モールド製のベースと、このベースの上面部に一体的に形成された樹脂モールド製の第1のフレームと、前記ベースの上面部に設けられ、前記第1のフレームと離間対向する板金製の第2のフレームと、この第1及び第2のフレーム間に取り付けられ、像担持体を備えるプロセスユニットと、前記第1及び第2のフレーム間に取り付けられた位置決め用のスティと、前記ベース上に設けられて前記位置決め用のスティによって位置決めされ、前記プロセスユニットの前記像担持体に対しレーザ光を走査して静電潜像を形成する露光装置とを具備する。
請求項3記載のものは、樹脂モールド製のベースと、このベースの上面部に一体的に形成された樹脂モールド製の第1のフレームと、前記ベースの上面部に設けられ、前記第1のフレームと離間対向する板金製の第2のフレームと、この第1及び第2のフレーム間に取り付けられ、像担持体を備えるプロセスユニットと、前記第1及び第2のフレーム間に取り付けられた位置決め用のスティと、前記ベース上に設けられて前記位置決め用のスティによって位置決めされ、前記プロセスユニットの前記像担持体に対しレーザ光を走査して静電潜像を形成する露光装置とを具備し、前記スティから前記像担持体までの距離をL1、前記スティから前記レーザユニットの反スティ側までの距離をL2としたとき、L1:L2=1:2.3としたことを特徴とする。
本発明によれば、装置本体の構成を簡略化でき、コストを低減できるととも、軽量化が可能とり、また、像担持体と露光装置との位置決めを容易に行なうことができ、しかも、モールドベースの寸法精度や、床面の凹凸の影響を低減させて露光装置のレーザビームをその焦点深度範囲内に収めることができる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。
図1は本発明の一実施の形態である画像形成装置としての電子写真複写機を示す正面図である。
図1は本発明の一実施の形態である画像形成装置としての電子写真複写機を示す正面図である。
この電子写真複写機は装置本体としての複写機本体1を有し、この複写機本体1の上部側には原稿を光学的に読み取る光学式の読取装置2が設けられている。読取装置2の上面部には原稿を載置する原稿載置台3、及び原稿カバー(図示しない)が設けられている。
読取装置2の前面部には電子写真複写機の画像形成動作を操作コントロールする操作パネル4が設けられている。複写機本体1の下部側には、給紙カセット5が出入自在に設けられている。
また、読取装置2の下方部には複写機本体1のフロント側に開口部を有する排紙空間7が設けられ、この排紙空間7の下方部には後述する画像形成部から排出される用紙を受ける排紙トレイ8が設けられている。オペレータは、排紙空間7のフロント側の開口部を利用して、排紙トレイ8上に排出された用紙を取り出すことができるようになっている。
また、複写機本体1の一側面部には、両面コピー時に使用される両面用の搬送ユニット9が設けられている。
図2は複写機本体1の内部に設けられる画像形成部10を示す構成図である。
画像形成部10は、像担持体としての感光体ドラム11を回転自在に備えている。感光体ドラム11の周囲部には、その回転方向に沿って感光体ドラム11の表面を所定の電位に帯電させる帯電ユニット12、静電潜像を現像する現像装置13、転写、剥離チャージー(図示しない)、及び感光体ドラム11上の残留トナーを除去するクリーナ15が配設されている。また、感光体ドラム11には所定間隔を存して露光装置としてのレーザユニット16が対向され、このレーザユニット16により感光体ドラム11上にレーザ光が走査されることにより静電潜像が形成されるようになっている。感光体ドラム11は上記した帯電ユニット12、現像装置13、転写、剥離チャージー(図示しない)などとともに、図3に示すようなユニット18内に一体的に収納されてプロセスユニット19を構成している。
図4及び図5は、上記したレーザユニット16及びプロセスユニット19の取付構成を異なる方向から示す斜視図である。
図4及び図5中21は、樹脂モールド製のベースで、このベース21の上面一側部側のリヤ側には第1のフレームとしての樹脂モールド製のリアフレーム22が起立する状態で一体的に形成されている。また、ベース21の上面一側部側のフロント側には第2のフレームとしての板金製のフロントフレーム23がリアフレーム22に離間対向して起立する状態で取り付けられている。
リアフレーム22とフロントフレーム23との間にプロセスユニット19が配置され、その感光体ドラム11が図2に示すように取り付けられる。このプロセスユニット19は、フロントフレーム23と、リアフレーム22の寸法精度により位置が決定される。
また、リヤフレーム22とフロントフレーム23との間には位置決め用のスティ25が感光体ドラム11と離間対向する状態で取り付けられている。
さらに、ベース21の上面他側部側には、レーザユニット16が載置されている。このレーザユニット16の一側部側は位置決め用のスティ25により位置決め保持されている。即ち、レーザユニット16の一側面部のリヤ側とフロント側には、図6にも示すように突起部16a、16bが突設され、スティ25のリヤ側とフロント側には図8にも示すように位置決め口25a、25bが穿設されている。レーザユニット16は、その突起部16a、16bをスティ25の取付口25a、25b内に挿入して一端部側が位置決め保持される。
また、レーザユニット16の他側部側の底面には図9に示すように突起部16cが突設され、ベース21には位置決め穴21aが穿設されている。レーザユニット16の他側部側はその突起部16cをベース21の位置決め穴21aに挿入することにより位置決め保持されている。
なお、スティ25には位置決め口25a、25b間に位置して長方形状の開口部25cが穿設され、レーザユニット16から照射されるレーザ光は長方形状の開口部25cを通過して感光体ドラム11の表面に走査されるようになっている。
ところで、図9に示すように、位置決め用のスティ25から感光体ドラム11までの距離はL1(例えば、120.41mm)、また、位置決め用のスティ25からレーザユニット16の反スティ側の突起部16cまでの距離はL2(例えば、276.39mm)とされ、L1:L2=1:2.3の関係とされている。
この構成により、レーザユニット16のレーザビームが焦点深度範囲内になるように設計され、モールドべース21の寸法精度と、床面の凹凸の影響が約半分の変化で済む構造とされている。
レーザユニット16の焦点深度とは、レーザビームの所定ビーム径が感光体ドラム11とレーザユニット16方向に変化しても、ビーム径のみは設計範囲内を維持することを意味する。このレーザユニット16の焦点深度は士2mmで、このレンジ4mmの変化に対しては、モールドベース21の上下変動の影響を受けない設計としている。
また、レーザユニット16の突起部16a、16bは図7に拡大して示すように、その垂直面に沿う断面形状が挿入方向に向かって突出する円弧状をなすように形成されている。
この構成により、レーザユニット16の反スティ側が図10及び図11に示すように上下方向に変動したとしても、突起部16a、16bが必要以上の応力を受けることがなく、突起部16a、16bの破損を防止することができるようになっている。
上記したように、この実施の形態によれば、ベース21とリアフレーム22を樹脂モールドによって一体に成形するため、部品点数を削減してコストを低減できるとともに、軽量化を図ることができる。
また、ベース21にレーザユニット16を取り付けるため、レーザユニット16を取り付けるためのスティを別途専用に必要とすることがなく、コストを低減することができる。
また、レーザユニット16をモールドべース21と位置決め用のスティ25に跨って固定し、位置決め用のスティ25をフロントフレーム23とリアフレーム22に跨って固定している。従って、レーザユニット16は、位置決め用のスティ25を介してプロセスユニット19を固定しているフレーム22,23と、同じフレーム22,23に跨ることになり、2部品のみで支持される。よって、レーザユニット16と感光体ドラム11との位置関係に影響を与える部材の点数を削減でき、感光体ドラム11との位置関係の精度を容易に維持できる。
さらに、位置決め用のスティ25から感光体ドラム11までの距離をL1、位置決め用スティ25からレーザユニット16の反位置決め用スティ側までの距離をL2としたとき、L1:L2=1:2.3とするため、モールドベース21の寸法精度、及び床面の凹凸の影響を受け難くでき、レーザユニット16の焦点深度範囲内の位置変動を維持することができる。
また、レーザユニット16の突起部16a、16bの垂直面に沿う断面形状を挿入方向に向かって突出する円弧状をなすように形成するため、モールドベース21の上下動に対する突起部16a、16bの応力集中を抑制し、突起部16a、16bの破損を防止することができる。
なお、この発明は、上述した実施の形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上述した実施の形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより種々の発明を形成できる。例えば、上述した実施の形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除しても良い。更に、異なる実施の形態に亘る構成要素を適宜組み合わせても良い。
11…感光体ドラム(像担持体)、16…レーザユニット(露光装置)、16a、16b…突起部、19…プロセスユニット、21…ベース、22…リアフレーム(第1のフレーム)、23…フロントフレーム(第2のフレーム)、25…位置決め用のスティ、25a、25b…位置決め口。
Claims (3)
- 樹脂モールド製のベースと、
このベースの上面部に一体的に形成された樹脂モールド製の第1のフレームと、
前記ベースの上面部に設けられ、前記第1のフレームと離間対向する板金製の第2のフレームと、
この第1及び第2のフレーム間に取り付けられ、像担持体を備えるプロセスユニットと、
前記第1及び第2のフレーム間に取り付けられた位置決め用のスティと、
前記ベース上に設けられて前記位置決め用のスティによって位置決めされ、前記プロセスユニットの前記像担持体に対しレーザ光を走査して静電潜像を形成する露光装置と、
を具備することを特徴とする画像形成装置。 - 前記位置決め用のスティは、位置決め口を有し、
前記露光装置は前記位置決め用のスティの位置決め口に挿入される突起部を有し、
前記突起部は垂直面に沿う断面形状がその挿入方向に向かって突出する円弧状をなすことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。 - 樹脂モールド製のベースと、
このベースの上面部に一体的に形成された樹脂モールド製の第1のフレームと、
前記ベースの上面部に設けられ、前記第1のフレームと離間対向する板金製の第2のフレームと、
この第1及び第2のフレーム間に取り付けられ、像担持体を備えるプロセスユニットと、
前記第1及び第2のフレーム間に取り付けられた位置決め用のスティと、
前記ベース上に設けられて前記位置決め用のスティによって位置決めされ、前記プロセスユニットの前記像担持体に対しレーザ光を走査して静電潜像を形成する露光装置とを具備し、
前記スティから前記像担持体までの距離をL1、前記スティから前記レーザユニットの反スティ側までの距離をL2としたとき、L1:L2=1:2.3としたことを特徴とする画像形成装置。
Priority Applications (1)
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JP2006010297A JP2007193042A (ja) | 2006-01-18 | 2006-01-18 | 画像形成装置 |
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-
2006
- 2006-01-18 JP JP2006010297A patent/JP2007193042A/ja not_active Abandoned
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