JP2007192965A - 光モジュール及び光接続箱 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】光モジュール6は、FOコード3をモジュールケース11に後面側から引き入れ、先端の光コネクタ3aをモジュールケース11の前面部のアダプタ7に内側から嵌合させた基本構造を有する。モジュールケース11は、上面からみて概ね中央近傍にコード取出口21を有し、コード取出口21の近傍は狭幅で後面に向かって幅広となる態様で湾曲したガイド壁面23aを両側に持つコードガイド23を有する。湾曲したガイド壁面23aを有するので、導出側の光コネクタ8aの挿抜の際に光モジュール6を手前に回転させても、光ファイバコード3に大きな曲げRは生じない。このため、曲げR確保のために余長を長くする必要はなく、光配線における配線ルートの自由度が高くなり、光配線切替作業自体が容易になる。光接続箱の小型化も可能になる。
【選択図】図2
Description
前記導出側光ケーブル9は各導出側光ファイバコード8を集合してケーブル化したものである。11'は光モジュール6'のケース(モジュールケース)を示す。また、光接続箱10'の箱体を12で示す。12aは箱体12の天板、12bは積層した光モジュール6'を受ける受台である。
なお、ここで光接続箱とは、光成端架、光成端箱その他名称を問わず、導入側光ケーブルの各光ファイバと導出側光ケーブルの各光ファイバとを、導出側の光ファイバに取り付けたコネクタにて接続し、このコネクタの着脱で光配線切替が可能な構造の広義の光接続箱を言う。
この種の従来の光接続箱10’では、モジュールケース11’から取り出すFOコード3の取出口21’は、図9にも示すように、モジュールケース11’の後面の幅方向中央部にあり、かつこの取出口21’部分でFOコード3を固定している。FOコード3の固定部を22’で示す。
前記モジュールケースは、上面からみて概ね中央近傍にコード取出口を有し、前記コード取出口の近傍は狭幅で後面に向かって幅広となる態様で湾曲したガイド壁面を両側に持つコードガイドを形成したことを特徴とする。
導入側光ケーブルから取り出した複数の光ファイバテープ心線と一端側に複数の単心の光コネクタを取り付けた多心光ファイバコードの他端とを融着接続する融着接続トレイを備え、前記多心光ファイバコードの一端側の光コネクタを前記光モジュールのモジュールケース内に収納しかつモジュールケースの前面部に設けたアダプタに内側から嵌合させ、導出側光ファイバコードの光コネクタを光モジュールのアダプタに外側から嵌合させて、前記多心光ファイバコードと導出側光ファイバコードとをコネクタ接続したことを特徴とする。
したがって、配線取り出し作業、光コネクタ接続切替作業、光接続箱内での光モジュール組み替え作業などの際に、モジュールケースから延出する光ファイバコードに無理な曲げを与える恐れが少なくなり、このため上記の各作業が容易になる。
また、光ファイバコードの曲げRが小さくなることを特に考慮する必要がなく、かつ光ファイバコードの余長を長くする必要がないので、光接続箱内の配線ルートの自由度が高くなり、また、光接続箱内の配線密度を高くすること、あるいは光接続箱を小型化することも可能となる。
この光接続箱10は、導入側光ケーブル(ないし外線側光ケーブル)1から取り出した複数の光ファイバテープ心線2と、4心光ファイバテープ心線の各光ファイバ3bの一端側に光コネクタ3aを取り付けた4心のFO(ファンアウト)コード3の他端とを融着接続トレイ4において融着接続(融着接続部を5で示す)し、前記各FOコード3の一端側の光コネクタ3aは光モジュール6内に収納してその前面部のアダプタ7に内側から嵌合させ、一方、導出側光ファイバコード8の光コネクタ8aを光モジュール6のアダプタ7に外側から嵌合させて、FOコード3の光コネクタ3aと導出側光ファイバコード8の光コネクタ8aとをコネクタ接続し、これにより、導入側光ケーブル1側の各単心光ファイバと、導出側光ケーブル(ないし装置側光ケーブル)9側の各単心光ファイバとを切替可能に接続した構造である。なお、光モジュール6の図示例のアダプタ7は2心アダプタの片側部分である。
前記導出側光ケーブル9は各導出側光ファイバコード8を集合してケーブル化したものである。11は光モジュール6のケース(モジュールケース)を示す。12bは積層した光モジュール6を受ける受台である。
なお、図示の光接続箱10は、小型のものとして示されているが、規模は問わず、局舎や大規模マンションのMDF(主配線盤)室に設置する光成端箱等のような大型のものにも採用される。すなわち、ここで光接続箱とは、光成端架、光成端箱その他名称を問わず、導入側光ケーブルの各光ファイバと導出側光ケーブルの各光ファイバとを、導出側の光ファイバに取り付けたコネクタにて接続し、このコネクタの着脱で光配線切替が可能な構造の広義の光接続箱を言う。
図3において符号17は、光モジュール6を収納位置に係止するための係止片17であり、モジュールケース11のアダプタ7のある前面部の両側にそれぞれ設けられている。この両側の係止片17は、詳細は省略するが、円形の軸に嵌合可能な半円筒状凹面17aを有し、光モジュール6の収納位置に対応して、いずれか一方が、箱体12側に設けた係止用円形軸に嵌合して光モジュール6を係止することができる。
そのようなコネクタ挿抜の作業を行う場合、図2に2点鎖線で示すように、光モジュール6をモジュールケース11の一方の軸穴11aを通る垂直な枢軸13Aを中心として回転させて、アダプタ7のある前面部が光接続箱10の開放面から外部に出し、この状態で導出側の光コネクタ8の各光コネクタ8aの挿抜を行って、光コネクタ8aの接続切替を行う。
光コネクタ接続切替作業を終えると、光モジュール6を係止解除できる程度の力を加えて逆に回転させて元の状態に戻すと、係止片17が箱体12側の係止用円形軸に嵌合して、収納位置に安定して保持される。以上の手順を繰り返して、必要な光モジュール6の光コネクタ接続切替を行う。
したがって、配線取り出し作業、光コネクタ接続切替作業、光接続箱内での光モジュール組み替え作業などの際に、モジュールケース11から延出するFOコード3に無理な曲げを与える恐れが少なくなり、このため上記の各作業が容易になる。
また、FOコード3の曲げRが小さくなることを特に考慮する必要がなく、かつFOコード3の余長を長くする必要がないので、光接続箱10内の配線ルートの自由度が高くなり、また、光接続箱10内の配線密度を高くすること、あるいは光接続箱10を小型化することも可能となる。
この場合は、光接続箱10内で導入側のFOコード3が左側、導出側の光ファイバコー
ド8が右側にくるレイアウトである。
2 光ファイバテープ心線
3 FO(ファンアウト)コード(光ファイバコード)
3a (FOコード3の先端の)光コネクタ
3b (FOコード3の)光ファイバ
4 融着接続トレイ
5 融着接続部
6 光モジュール
7 アダプタ
8 導出側光ファイバコード
8a (導出側光ファイバコード8に取り付けた)光コネクタ
9 導出側光ケーブル
10 光接続箱
11 モジュールケース
11a、11b (枢軸を通す)軸穴
12 箱体
12b 受台
13A、13B 枢軸
14 (モジュールケースの)蓋
21 コード取出口
22 コード固定部
23 コードガイド
23a 壁面
Claims (3)
- 光コネクタ接続可能な複数のアダプタ部を概ね直方体状のモジュールケースの前面部に備え、先端側に複数の単心の光コネクタを取り付けた多心光ファイバコードを前記モジュールケースの後面側から挿入して先端の光コネクタを前記アダプタ部に内側から嵌合させた光モジュールであって、
前記モジュールケースは、上面からみて概ね中央近傍にコード取出口を有し、前記コード取出口の近傍は狭幅で後面に向かって幅広となる態様で湾曲したガイド壁面を両側に持つコードガイドを形成したことを特徴とする光モジュール。 - 前記コードガイドの両側のガイド壁面が、ケース上面から見て光モジュールケースの幅方向中心線を中心として対称形状をなしていることを特徴とする請求項1記載の光モジュール。
- 請求項1又は2記載の光モジュールを用いた光接続箱であって、
導入側光ケーブルから取り出した複数の光ファイバテープ心線と一端側に複数の単心の光コネクタを取り付けた多心光ファイバコードの他端とを融着接続する融着接続トレイを備え、
前記多心光ファイバコードの一端側の光コネクタを前記光モジュールのモジュールケース内に収納しかつモジュールケースの前面部に設けたアダプタに内側から嵌合させ、導出側光ファイバコードの光コネクタを光モジュールのアダプタに外側から嵌合させて、前記多心光ファイバコードと導出側光ファイバコードとをコネクタ接続したことを特徴とする光接続箱。
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2015064258A (ja) * | 2013-09-24 | 2015-04-09 | オムロン株式会社 | 光ファイバセンサ用光ファイバユニット |
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JPS61223809A (ja) * | 1985-03-29 | 1986-10-04 | Nec Corp | 光コネクタ端子板 |
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JP2001221918A (ja) * | 2000-02-09 | 2001-08-17 | Keyence Corp | 光ファイバセンサ装置のヘッド部、光ファイバユニット、及び光ファイバセンサ装置 |
-
2006
- 2006-01-18 JP JP2006009522A patent/JP4840572B2/ja active Active
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JP2015064258A (ja) * | 2013-09-24 | 2015-04-09 | オムロン株式会社 | 光ファイバセンサ用光ファイバユニット |
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JP4840572B2 (ja) | 2011-12-21 |
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