JP2007192075A - 電動モータの回転角検出装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】電子制御装置86は、位置センサ81,82からの回転角信号を計数し、かつ機関停止に伴いリセットされる位置カウンタの相対カウント値を用いて、電動モータ46の基準位置からの回転角に対応する絶対カウント値を求める。また、その絶対カウント値に基づき電動モータ46の回転角を検出するとともに、機関始動時には前回の機関停止直前に記憶した位置カウンタの相対カウント値を絶対カウント値の算出に用いる。さらに、機関始動時における回転角の検出に際し、機関停止中における電気角カウンタのカウント値の変化量に基づき、機関始動時における相対カウント値を補正するが、作用角可変機構38の組付け後の最初の機関始動時にはこの補正を禁止する。
【選択図】図1
Description
請求項1に記載の発明では、内燃機関の機関バルブのバルブ特性を可変とするバルブ特性可変機構を駆動するアクチュエータであり、互いに位相をずらした状態で電気角信号を出力する複数の電気角センサを備え、前記電気角信号の出力パターンに応じた電気角カウンタのカウント値に基づき通電相が切り替えられることにより回転駆動される電動モータと、前記電動モータの回転に伴い回転角信号を出力する位置センサと、前記位置センサからの回転角信号を計数し、かつ機関停止に伴いリセットされる位置カウンタの相対カウント値を用いて、前記電動モータの基準位置からの回転角に対応する絶対カウント値を求め、その絶対カウント値に基づき前記電動モータの回転角を検出するとともに、機関始動時には前回の機関停止直前に記憶した前記位置カウンタの相対カウント値を絶対カウント値の算出に用いる回転角検出手段とを備える電動モータの回転角検出装置であって、機関始動時における前記回転角検出手段による回転角の検出に際し、機関停止中における電気角カウンタのカウント値の変化量に基づき、前記機関始動時における前記位置カウンタの相対カウント値を補正する補正手段と、前記バルブ特性可変機構の組付け後の最初の機関始動時に前記補正手段による補正を禁止する補正禁止手段とを備えるものであるとする。ここで、バルブ特性の組付けには、内燃機関の製造時に組付けられる場合が含まれるほか、その後に交換等のために組替えられる場合も含まれるものとする。
図1に示すように、車両には、筒内噴射式のガソリンエンジン等からなる内燃機関11が搭載されている。内燃機関11の各気筒(シリンダ)12にはピストン13が往復動可能に収容されている。
そして、上記電動アクチュエータ45におけるねじ軸58の軸方向の変位に伴いコントロールシャフト41が軸方向へ変位すると、図1に示す作用角可変機構38では、スライダギヤ44が同方向へ変位しながら回転し、入・出力アーム42,43の揺動方向について、入力アーム42と出力アーム43との相対位相差が変更される。本実施形態では、電動モータ46を逆回転させると、コントロールシャフト41は作用角可変機構38側(図1中左側)へ変位し、入力アーム42と出力アーム43との揺動方向についての相対位置が互いに接近するように変更され、相対位相差が小さくなる。また、電動モータ46を正回転させると、コントロールシャフト41は電動アクチュエータ45側(図1中右側)へ変位し、入力アーム42と出力アーム43との揺動方向についての相対位置が互いに離間するように変更され、相対位相差が増大する。そして、上記入・出力アーム42,43の相対位相差の変更に伴い各吸気バルブ25の作用角が連続的に変化する。相対位相差が小さいときには作用角が小さく、気筒当たりの吸入空気量が少なくなる。相対位相差が増大すると、作用角が大きくなって同吸入空気量が多くなる。
・SG1:SG2:SG3=「L」:「H」:「L」のとき、E=0
・SG1:SG2:SG3=「L」:「L」:「H」のとき、E=2
・SG1:SG2:SG3=「H」:「H」:「L」のとき、E=5
・SG1:SG2:SG3=「H」:「L」:「H」のとき、E=3
・SG1:SG2:SG3=「L」:「H」:「H」のとき、E=1
上記ステップ105の処理によると、例えば、電動モータ46が正回転した場合には、カウント値Eは、図6に示すように「0」→「1」→「2」→「3」→「4」→「5」→「0」の順に順方向(図6の右方向)へ変化する。また、電動モータ46が逆回転した場合には、カウント値Eは、「5」→「4」→「3」→「2」→「1」→「0」→「5」の順に逆方向(図6の左方向)へ変化する。
(iv)回転角信号SG4が「L」のときに回転角信号SG5が立下がった場合
(vi)回転角信号SG5が「H」のときに回転角信号SG4が立下がった場合
(vii )回転角信号SG5が「L」のときに回転角信号SG4が立上がった場合
また、電子制御装置86は、下記の(ii),(iii ),(v),(viii)の場合に位置カウンタは「1」デクリメントする。
(iii )回転角信号SG4が「L」のときに回転角信号SG5が立上がった場合
(v)回転角信号SG5が「H」のときに回転角信号SG4が立上がった場合
(viii)回転角信号SG5が「L」のときに回転角信号SG4が立下がった場合
上記ステップ110の処理が行われると、例えば、電動モータ46が正回転した場合には、位置カウンタのカウント値(以下、「相対カウント値P」という)は、回転角信号SG4,SG5のいずれか一方が、「L」から「H」に立上がるとき、又は「H」から「L」に立下がるときに「1」ずつインクリメントされ、図9中の右方向に変化していく。また、電動モータ46が逆回転した場合には、相対カウント値Pは、回転角信号SG4,SG5のいずれか一方が「L」から「H」に立上がるとき、又は「H」から「L」に立下がるときに「1」ずつデクリメントされ、図9中の左方向へ変化していく。
S=P+ΔP+(−Pr) ・・・(1)
すなわち、上記位置カウンタの相対カウント値Pに対して、補正値ΔPと、学習値Prの正負を反転させた値(−Pr)とをそれぞれ加算し、その加算結果を絶対カウント値Sとして設定する(図10参照)。
なお、電子制御装置86は、別のルーチンにおいて、上記ストロークカウンタの絶対カウント値Sに基づき、電動モータ46が基準回転角に対して回転した角度を求め、この角度を絶対回転角(絶対位置)とする。
一方、上記ステップ205の判定条件が満たされていないと、ステップ235において、内燃機関11の始動のためにイグニションスイッチ76がオフからオンに切替え操作されたかどうかを判定する。この判定条件が満たされていると、ステップ240において、フラグFが「オン」であるかどうかを判定する。この処理は、イグニションオンが、作用角可変機構38の組付け後の初めてのものであるかどうかを判別するために行われる。
X=(Eg−Ei)・n ・・・(2)
上記式(2)中の「n」は、上述したように各電気角信号SG1〜SG3のエッジ間における回転角信号SG4,SG5のエッジ数であり、本実施形態ではn=4である。式(2)中の(Eg−Ei)は、内燃機関11の停止中における電気角カウンタのカウント値Eの変化量である。従って、上記式(2)で表される変化量相当値Xは、内燃機関11の停止中における電動モータ46の回転角の変化量を位置カウンタの相対カウント値Pの変化に置き換えた値に相当する。
ΔP=Pg−X ・・・(3)
上記式(3)中の、「Pg」は上記ステップ215で不揮発性メモリ87に記憶された値、すなわち、前回のイグニションオフ時(機関停止直前)における位置カウンタのカウント値である。従って、この相対カウント値Pgから上記変化量相当値Xを減算した後の値(補正値ΔP)は、電動モータ46の実際の回転角に対応する位置カウンタの相対カウント値Pとなる。
ところで、上記ステップ235の判定条件が満たされていないと、すなわち、イグニションオフでもイグニションオンでもない場合には、上記ステップ240〜255の処理を行うことなく、停止・始動時位置カウンタ処理ルーチンの一連の処理を終了する。
ここで、図10に示すように、位置カウンタの相対カウント値Pが「0」のとき絶対カウント値Sが「315」であることから、絶対カウント値Sが基準値(=0)のとき相対カウント値Pは「−315」となる。この値が、学習値Prとなる。
(1)位置センサ81,82からの回転角信号SG4,SG5を計数し、かつ機関停止に伴いリセットされる位置カウンタの相対カウント値Pを用いて、電動モータ46の基準位置からの回転角に対応する絶対カウント値Sを求め(ステップ115)、その絶対カウント値Sに基づき電動モータ46の回転角を検出する。機関始動時には前回の機関停止直前に記憶(ステップ210)した相対カウント値Pgを絶対カウント値Sの算出に用いる。そして、機関始動時における電動モータ46の回転角の検出に際し、機関停止中における電気角カウンタのカウント値Eの変化量(=Eg−Ei)に基づき、機関始動時における相対カウント値Pgを補正するようにしている(ステップ245〜255,115)。
・上記実施形態において、イグニションオフ時(機関停止直前)の位置カウンタの相対カウント値Pgが、電気角信号SG1〜SG3が「H」から「L」又はその逆に変化するときの値、例えば「28」であれば、上記式(1)により算出される値をそのまま変化量相当値Xとして用いても支障ない。
・電動モータ46と一体回転する多極マグネットの磁気に応じて回転角信号SG4,SG5を出力する位置センサ81,82に代えて、電動モータ46の回転に伴い回転角信号を出力する他の形式のセンサ、例えば光学式のセンサを用いてもよい。具体的には、電動モータ46と一体回転するスリット付円板の厚さ方向側方にそれぞれ発光素子と受光素子を備える光学式のセンサを周方向に複数設け、電動モータ46の回転時に当該各センサからパルス信号を出力させるようにする。この場合の各センサからのパルス信号の出力パターンについては、スリット付円板におけるスリットのパターン、及び、光学式のセンサの数や位置を考慮して設定することが望ましい。
・本発明は、吸気バルブ25に加えて、排気バルブ26のバルブ特性(作用角及び最大リフト量の少なくとも一方)を変更するようにした内燃機関にも適用可能である。
Claims (3)
- 内燃機関の機関バルブのバルブ特性を可変とするバルブ特性可変機構を駆動するアクチュエータであり、互いに位相をずらした状態で電気角信号を出力する複数の電気角センサを備え、前記電気角信号の出力パターンに応じた電気角カウンタのカウント値に基づき通電相が切り替えられることにより回転駆動される電動モータと、
前記電動モータの回転に伴い回転角信号を出力する位置センサと、
前記位置センサからの回転角信号を計数し、かつ機関停止に伴いリセットされる位置カウンタの相対カウント値を用いて、前記電動モータの基準位置からの回転角に対応する絶対カウント値を求め、その絶対カウント値に基づき前記電動モータの回転角を検出するとともに、機関始動時には前回の機関停止直前に記憶した前記位置カウンタの相対カウント値を絶対カウント値の算出に用いる回転角検出手段と
を備える電動モータの回転角検出装置であって、
機関始動時における前記回転角検出手段による回転角の検出に際し、機関停止中における電気角カウンタのカウント値の変化量に基づき、前記機関始動時における前記位置カウンタの相対カウント値を補正する補正手段と、
前記バルブ特性可変機構の組付け後の最初の機関始動時に前記補正手段による補正を禁止する補正禁止手段と
を備えることを特徴とする電動モータの回転角検出装置。 - 前記補正手段は、前記電気角カウンタのカウント値の変化量を前記位置カウンタの相対カウント値の変化に置き換え、置き換え後の値により機関始動時における位置カウンタの相対カウント値を補正する請求項1に記載の電動モータの回転角検出装置。
- 前記補正手段は、前回の機関停止直前に不揮発性メモリに書き込まれた電気角カウンタのカウント値を、前記電気角カウンタの変化前のカウント値として用い、
前記補正禁止手段は、前記不揮発性メモリに対する前記カウント値の書き込みの有無を判定し、前記書き込みの履歴がないときに前記補正手段による補正を禁止する請求項1又は2に記載の電動モータの回転角検出装置。
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JP2001336951A (ja) * | 2000-05-29 | 2001-12-07 | Shinko Electric Co Ltd | 回転位置検出装置及び方法 |
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