JP2008025550A - 可変動弁機構の制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】この発明は、可変動弁機構の制御装置に関し、温度変化や経時変化などに起因する吸気弁または排気弁の開閉時期のズレを精度良く補正することを目的とする。
【解決手段】内燃機関の吸気弁36をリフトさせるためのカム62をモータ(電動機)により回転駆動する。そのモータに流れる電流iが一定値i0から立ち上がる点を吸気弁36のリフト開始点として検出し、電流iが一定値i0に戻る点を吸気弁36のリフト終了点として検出する。そのリフト開始点、リフト終了点に基づいて、バルブクリアランスの変化量を算出する。そのバルブクリアランスの変化量に基づいて、モータの回転速度および回転量を補正することにより、吸気弁36の作用角を補正する。
【選択図】図6

Description

本発明は、可変動弁機構の制御装置に関する。
従来、例えば特開平6−213044号公報には、可変動弁機構を備えた内燃機関において、各気筒毎の吸入空気量のバラツキを抑制し、気筒間の空燃比の偏差を小さくするための技術が開示されている。
特開平6−213044号公報
しかしながら、各気筒の燃焼状態のバラツキは様々な要因によって発生するため、各気筒の燃焼状態を均一にすることは実際には非常に困難である。特に、吸気弁と、吸気弁を駆動するカムとの間のクリアランス(バルブクリアランス)は、筒内に吸入される空気量に多大な影響を及ぼす。
すなわち、バルブクリアランスが小さい気筒では、吸気弁の作用角、リフト量が大きくなるので、空気量が多くなる。逆に、バルブクリアランスが大きい気筒では、吸気弁の作用角、リフト量が小さくなるので、空気量が少なくなる。
バルブクリアランスは温度によって変動する。例えば、吸気弁が鉄製であり、カムシャフトを保持するシリンダヘッドがアルミ製の場合、温度変化による鉄とアルミの熱膨張差によりバルブクリアランスが変動し、温度が高くなるほどバルブクリアランスは大きくなる。この際、各気筒における冷却液流路、オイル流路の形状の相違、または放熱の度合いの相違などに起因して各気筒での温度変化が異なると、温度変化によるバルブクリアランスの変動量が各気筒で異なることとなり、各気筒のバルブクリアランスにバラツキが生じてしまう。
また、バルブクリアランスは、バルブフェースやバルブシートが磨耗すると小さくなり、一方、タペットやカム、バルブステムなどが磨耗すると大きくなる。よって、各気筒においてそれらの摩耗状態にバラツキが生じると、各気筒におけるバルブクリアランスにバラツキが発生する。
このようなことから、多気筒内燃機関においては、気筒毎にバルブクリアランスのバラツキが生じ易く、その結果、気筒毎の燃焼状態にバラツキが発生し易い。気筒毎の燃焼状態にバラツキが発生すると、機関運転時のトルク変動が大きくなりドライバビリティが悪化する。また、燃費が低下し、性能向上を十分に得ることができなくなる。従来の技術においては、このようなバルブクリアランスのバラツキに起因する燃焼状態のバラツキを修正することは極めて困難である。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、温度変化や経時変化などに起因する吸気弁または排気弁の開閉時期のズレを精度良く補正することのできる可変動弁機構の制御装置を提供することを目的とする。
第1の発明は、上記の目的を達成するため、可変動弁機構の制御装置であって、
内燃機関の吸気弁または排気弁をリフトさせるためのカムを電動機により回転駆動する可変動弁機構を制御する装置であって、
前記電動機に流れる電流を検出する電流検出手段と、
前記検出された電流に基づいて、前記弁のリフト開始点および/またはリフト終了点を検出する弁リフト検出手段と、
前記検出されたリフト開始点および/またはリフト終了点に基づいて、前記弁の作用角および/またはリフト量を補正する補正手段と、
を備えることを特徴とする。
また、第2の発明は、第1の発明において、
前記補正手段は、
前記検出されたリフト開始点および/またはリフト終了点に基づいて、前記弁のバルブクリアランスの変化量を算出する算出手段と、
前記バルブクリアランスの変化に伴う前記弁の作用角および/またはリフト量のズレが修正されるように、前記電動機の回転速度および/または回転量を補正する回転補正手段と、
を含むことを特徴とする。
また、第3の発明は、第1または第2の発明において、
前記弁リフト検出手段は、前記電流が一定値から立ち上がる点または一定値に戻る点を前記弁のリフト開始点またはリフト終了点として検出することを特徴とする。
また、第4の発明は、第1乃至第3の発明の何れかにおいて、
前記弁のリフト量が減少する期間において、前記電動機が回転方向と逆方向にトルクを発生するように前記電動機を制御する電動機制御手段を更に備えることを特徴とする。
また、第5の発明は、第1乃至第4の発明の何れかにおいて、
前記内燃機関は、複数の気筒を有する多気筒内燃機関であり、
前記補正手段は、気筒毎に前記弁の作用角および/またはリフト量を補正することを特徴とする。
第1の発明によれば、内燃機関の吸気弁または排気弁をリフトさせるためのカムを回転駆動する電動機に流れる電流を検出し、その検出された電流に基づいて、弁のリフト開始点やリフト終了点を検出することができる。弁がリフト開始またはリフト終了する際には、電動機のトルクが変化するので、電動機の電流も即座に変化する。このため、上記の手法によれば、温度変化や経時変化などの影響を受けることなく、弁の実際のリフト開始点やリフト終了点を精度良く検出することができる。そして、第1の発明によれば、そのようにして検出されたリフト開始点やリフト終了点に基づいて、弁の作用角やリフト量を補正することができる。このため、温度変化や経時変化などの影響にかかわらず、弁の作用角やリフト量を目標値に精度良く一致させることができる。
第2の発明によれば、検出された実際のリフト開始点やリフト終了点に基づいて、バルブクリアランスの変化量を算出し、その変化量に基づいて電動機の回転速度や回転量を補正することで、バルブクリアランスの変化に伴う弁の作用角やリフト量のズレを修正することができる。バルブクリアランスの大きさは、温度変化や各部の磨耗によって、変動する。バルブクリアランスの大きさが変わると、通常は、作用角やリフト量にズレが生ずる。第2の発明によれば、バルブクリアランスの大きさが温度変化あるいは経時変化した場合であっても、作用角やリフト量のズレを精度良く修正することができ、目標とする作用角やリフト量を確実に実現することができる。
第3の発明によれば、電動機の電流が一定値から立ち上がる点または一定値に戻る点を弁のリフト開始点またはリフト終了点として検出することができる。これにより、リフト開始点あるいはリフト終了点をより高い精度で検出することができる。
第4の発明によれば、弁のリフト量が減少する期間は、電動機が回転方向と逆方向にトルクを発生するように電動機を制御することができる。これにより、弁が閉じ始めるとき、バルブスプリングの付勢力に抗して、弁のリフト終了時期を精度良く制御することができる。また、電動機が逆トルクを発生するときの電流を検出することにより、リフト終了時期を精度良く検出することができる。
第5の発明によれば、多気筒内燃機関において、気筒毎に弁の作用角やリフト量を補正することができる。多気筒内燃機関においては、温度変化や経時変化によるバルブクリアランスの変化が気筒毎に異なって表れるのが普通である。このため、バルブクリアランスの変化量が気筒間でばらつき易い。バルブクリアランスの変化量が気筒間でばらつくと、通常は、吸気弁あるいは排気弁の作用角やリフト量に気筒間のバラツキが発生し、その結果、気筒間で燃焼状態にバラツキが発生し易い。しかしながら、第5の発明によれば、バルブクリアランスの変化量が気筒間でばらついている場合であっても、気筒毎に作用角やリフト量を補正することができるため、作用角やリフト量に気筒間のバラツキが発生することを防止することができる。このため、気筒間の燃焼状態のバラツキを抑制することができる。よって、内燃機関のトルク変動を小さくすることができ、また、燃費やエミッションも良好に維持することができる。
以下、図面を参照してこの発明の実施の形態について説明する。なお、各図において共通する要素には、同一の符号を付して重複する説明を省略する。
実施の形態1.
[システム構成の説明]
図1は、本発明の実施の形態1のシステム構成を示す図である。図1に示すシステムは、内燃機関10を備えている。本実施形態の内燃機関10は、直列4気筒型のものであり、図1には、そのうちの一つの気筒の断面が表されている。
内燃機関10には、吸気通路12および排気通路14が連通している。吸気通路12は、上流側の端部にエアフィルタ16を備えている。エアフィルタ16の下流側には、吸気通路12を流れる空気量を検出するエアフロメータ20が配置されている。
エアフロメータ20の下流側には、スロットルバルブ22が設けられている。スロットルバルブ22の近傍には、スロットル開度TAを検出するスロットルポジションセンサ24が配置されている。スロットルバルブ22の下流には、サージタンク28が設けられている。サージタンク28の下流では、吸気通路12が気筒数に分割されて各気筒と接続されている。
内燃機関10の各気筒には、燃焼室内(筒内)に燃料を噴射する燃料噴射弁30が設けられている。なお、燃料噴射弁30は、吸気ポートに燃料を噴射するように配置されていても良い。また、各気筒には、吸気弁36および排気弁38が備えられている。そして、内燃機関10は、吸気弁36を駆動する吸気可変動弁機構48と、排気弁38を駆動する排気可変動弁機構50とを備えている。
また、燃焼室内の混合気に点火するため、各気筒の筒内には点火プラグ(図示せず)が設けられている。更に、筒内には、その内部を往復運動するピストン44が設けられている。
本実施形態のシステムは、更に、ECU(Electronic Control Unit)40を備えている。ECU40には、上述した各種センサに加え、クランクシャフトの回転角を検出するクランク角センサ70や、上述した燃料噴射弁30、吸気可変動弁機構48、排気可変動弁機構50などの各アクチュエータが接続されている。
図2は、図1に示すシステムが備える吸気可変動弁機構48の構成を示す図である。以下、この図を参照して、吸気可変動弁機構48について更に説明する。なお、排気可変動弁機構50は、吸気可変動弁機構48とほぼ同様の構成であるので、その詳細な図示および説明を省略する。
図2に示すように、内燃機関10は、1気筒当たり2つの吸気弁36を備えている。そして、内燃機関10は、前述したように4つの気筒(#1〜#4)を備えており、#1→#3→#4→#2の順で爆発行程が行われる。吸気可変動弁機構48は、2つの装置、すなわち吸気可変動弁機構48Aと吸気可変動弁機構48Bとで構成されている。吸気可変動弁機構48Aは#2気筒および#3気筒が備える吸気弁36を駆動し、吸気可変動弁機構48Bは#1気筒および#4気筒が備える吸気弁36を駆動する。
吸気可変動弁機構48Aは、駆動源としての電動機(以下、モータと称する)54Aと、モータ54Aの回転運動を伝達する伝達機構としてのギヤ列56Aと、ギヤ列から伝達された回転運動を吸気弁36の直線的な開閉運動に変換するカムシャフト58Aとを備えている。同様に、吸気可変動弁機構48Bは、モータ54B、ギヤ列56B、カムシャフト58Bを備えている。
モータ54A,54Bは、回転速度および回転量の制御が可能なサーボモータである。このモータ54A,54Bとしては、例えばDCブラシレスモータ等が好ましく用いられる。モータ54A,54Bには、その回転位置(回転角度)を検出するためのレゾルバ、ロータリーエンコーダ等の回転角検出センサが内蔵されている。モータ54A,54Bの回転速度および回転量は、ECU40により制御される。また、モータ54A,54Bに対しては、それぞれに流れる電流を検出する電流計57A,57Bが設けられている。電流計57A,57Bは、ECU40に接続されている。
カムシャフト58A、58Bの外周部には、カムシャフト58A、58Bに対して一体回転するカム駆動ギヤ60と、やはりカムシャフト58A、58Bに対して一体回転するカム62とがそれぞれ設けられている。
ギヤ列56Aは、モータ54Aの出力軸55に取り付けられたモータギヤ64Aの回転を中間ギヤ66Aを介してカムシャフト58Aのカム駆動ギヤ60に伝達する。ギヤ列56Aはモータギヤ64Aとカム駆動ギヤ60とが互いに等しい速度で回転するように構成されても良いし、モータギヤ64Aに対してカム駆動ギヤ60を増速又は減速させるように構成されても良い。同様にして、ギヤ列56Bは、モータ54Bの出力軸に取り付けられたモータギヤ64Bの回転を中間ギヤ66B(図2において図示せず)を介してカムシャフト58Bのカム駆動ギヤ60に伝達する。
図2に示すように、カムシャフト58Aは#2,#3気筒の吸気弁36の上部に配置されており、カムシャフト58Aに設けられたカム62により#2,#3気筒の吸気弁36が開閉駆動される。また、カムシャフト58Bは2つに分割された状態で#1,#4気筒の吸気弁36の上部に配置されており、カムシャフト58Bに設けられたカム62により#1,#4気筒の吸気弁36が開閉駆動される。2つに分割されたカムシャフト58Bは、中空のカムシャフト58A内に挿通された連結部材を介して連結され、一体的に回転するように構成されている。
図3は、カム62によって吸気弁36が駆動される様子を示す模式図である。カム62はカムシャフト58A,58Bと同軸の円弧状のベース円62bの一部を半径方向外側に向かって膨らませてノーズ62aを形成した板カムの一種として形成されている。カム62のプロファイルはその全周に亘って負の曲率が生じないように、つまり半径方向外側に向かって凸曲面を描くように設定されている。なお、本実施形態ではカム62が吸気弁36を直接駆動する直打式の動弁系を例示しているが、ロッカーアームを介して吸気弁36を駆動するものであっても良い。ロッカーアームを介して吸気弁36を駆動する動弁系の場合、カム62のプロファイルは、半径方向外側に向かって凹曲面を描くように設定される場合もある。
図2に示すように、吸気弁36はそれぞれ弁軸36aを備えている。各カム62は吸気弁36の弁軸36aの一端に設けられたリテーナ68と対向する。各吸気弁36はバルブスプリング72(図2中には図示せず)の圧縮反力によってカム62側に付勢されている。カム62のベース円62bとリテーナ68が対向しているときには、そのバルブスプリング72の付勢力により、吸気ポートのバルブシート(図示せず)に吸気弁36が密着して吸気ポートが閉じられる。
モータ54A、54Bの回転運動がギヤ列56A,56Bを介してカムシャフト58A,58Bに伝達されると、カムシャフト58A,58Bと一体にカム62が回転し、ノーズ62aがリテーナ68を乗り越える間にリテーナ68が押し下げられ、吸気弁36がバルブスプリング72の付勢力に抗してリフト(開弁)する。
また、図3(A)及び図3(B)は、カム62の2つの駆動モードを示している。カム62の駆動モードには、モータ54A、54Bを一方向に連続回転させて図3(A)に示すようにカム62を最大リフト位置、すなわちカム62のノーズ62aが相手側の部品(この場合はリテーナ68)と接する位置を越えて正転方向(図3(A)中の矢印方向)に連続的に回転させる正転駆動モードと、正転駆動モードにおける最大リフト位置に達する前にモータ54A、54Bの回転方向を切り換えて図3(B)に示すようにカム62を往復運動させる揺動駆動モードとがある。
正転駆動モードでは、カム62の回転速度を制御することで吸気弁36の作用角が制御される。また、揺動駆動モードでは、カム62の回転速度とともに、カム62が揺動する角度範囲を制御することで、吸気弁36の作用角および最大リフト量を制御することができる。
このように、吸気可変動弁機構48によれば、運転状態に応じた最適な作用角、リフト量で吸気弁36を駆動することが可能となる。図4は内燃機関10の機関回転数、出力トルクと、カム62の駆動モードとの関係を示す模式図である。図4に示すように、カム62の駆動モードは、機関回転数と出力トルクとに関連付けて使い分けられる。基本的に低回転域では揺動駆動モードが選択され、高回転域では正転駆動モードが選択される。これにより、低回転域では吸気弁36の作用角、リフト量を少なくし、高回転域では吸気弁36の作用角、リフト量を大きくする制御が行われ、機関回転数と出力トルクに応じた最適な空気量を気筒内に送ることが可能となる。
図5は、カムシャフト58Aに設けられた2つのカム62を詳細に示す模式図である。図5に示すように、カムシャフト58Aには、#2気筒の吸気弁36を駆動するためのカム62と、#3気筒の吸気弁36を駆動するためのカム62とが180°の角度位置だけ離間して設けられている。4気筒の内燃機関ではクランク角720°の間に#1→#3→#4→#2の順で爆発行程が行われるため、#2気筒と#3気筒の吸気行程はクランク角の360°毎に行われる。吸気可変動弁機構48Aは、クランク角360°毎に#2気筒用のカム62と#3気筒用のカム62が、交互に#2気筒の吸気弁36と#3気筒の吸気弁36を駆動するようにカムシャフト58Aを回転または揺動させる。同様に、カムシャフト58Bには#1気筒、#4気筒の吸気弁36を駆動するためのカム62が設けられており、吸気可変動弁機構48Bは、カムシャフト58Bを回転または揺動させることで、#1気筒の吸気弁36と#4気筒の吸気弁36を駆動する。
このように構成された本実施形態のシステムによれば、正転駆動モードでは、カム62が1回転するうちでカム62の回転速度を変化させ、カム62が吸気弁36をリフトさせている期間が変化するようにモータ54A,54Bの回転速度を変化させることにより、吸気弁36の作用角を変化させることができる。正転駆動モードにおいては、ECU40には、内燃機関10の運転状態に応じて、吸気弁36の目標作用角が設定される。そして、ECU40は、その目標作用角と対応するモータ54A,54Bの回転量および回転速度が実現できるように、モータ54A,54Bの作動を制御する。
また、揺動駆動モードでは、カム62の回転速度、および、カム62が揺動する角度範囲が変化するようにモータ54A,54Bの回転速度および回転量を変化させることにより、吸気弁36の作用角および最大リフト量を変化させることができる。揺動駆動モードにおいては、ECU40には、内燃機関10の運転状態に応じて、吸気弁36の目標作用角および目標最大リフト量が設定される。そして、ECU40は、その目標作用角および目標最大リフト量と対応するモータ54A,54Bの回転量および回転速度が実現できるように、モータ54A,54Bの作動を制御する。
[実施の形態1の特徴]
図6は、実施の形態1の特徴を説明するための図である。図6中には、カム62の回転角と、モータ54Aあるいは54B(ここではモータ54Aとする)に流れる電流値との関係を示すグラフ、並びに、吸気弁36およびカム62の模式図が示されている。なお、本実施形態では、カム62の回転角は、モータ54A,54Bに内蔵されたレゾルバ、ロータリーエンコーダ等の回転角検出センサの信号から換算することで、検出することができる。
以下では、正転駆動モードの場合について説明する。つまり、カム62は、図6中時計回りに回転するものとする。図6の(a)に示すように、カム62とリテーナ68との間には、バルブクリアランス(タペットクリアランス)が設けられている。
モータ54Aに流れる電流iは、前述したように、電流計57Aにより検出することができる。モータ54Aのトルクは、電流iに比例する。吸気弁36がリフトしていないとき、すなわち、カム62がリテーナ68を押圧していないときには、モータ54Aのトルクは、ギヤ列56Aやカムシャフト58Aが回転する際のフリクションと釣り合うような一定のトルクとなる。このため、吸気弁36がリフトしていないときには、モータ54Aの電流iは、図6に示すように、ほぼ一定値i0となる。
一方、図6の(b)に示すように、吸気弁36がリフトを開始すると、すなわち、カム62がリテーナ68を押圧し始めると、モータ54Aのトルクは、上記フリクションと釣り合うトルクのほかに、バルブスプリング72の付勢力に抗して吸気弁36をリフトさせるために必要なトルクが加算されたものとなる。このため、図6に示すように、モータ54Aの電流iは、吸気弁36がリフトを開始した時点を境に、一定値i0を超えて立ち上がる。
このように、モータ54Aの電流iが一定値i0から立ち上がる点を検出することで、吸気弁36が実際にリフトを開始した点を検出することができる。
吸気弁36のリフト量が最大となった状態以降は、バルブスプリング72の付勢力は、カム62の回転を加速させる方向に作用する。このため、吸気弁36の閉時期(リフト終了時期)を目標の時期に制御するためには、カム62の回転にブレーキをかけることが要請される。そこで、吸気弁36のリフト量が最大となった状態以降は、モータ54Aは、回転方向と逆方向のトルクを発生するように制御される。よって、図6に示すように、吸気弁36のリフト期間(開弁期間)の後半においては、モータ54Aには、逆向きの電流が流れる。
そして、吸気弁36のリフトが終了した時点、すなわち、吸気弁36がバルブシートに着座した時点以降は、モータ54Aのトルクは、上記フリクションと釣り合うトルクに戻る。このため、モータ54Aの電流iは、吸気弁36がリフトを終了した時点を境に、一定値i0に戻る。
このように、モータ54Aの電流iが一定値i0に戻る点を検出することで、吸気弁36が実際にリフトを終了した点を検出することができる。
そして、#2気筒のカム62が吸気弁36をリフトさせたときの電流iの波形と、#3気筒のカム62が吸気弁36をリフトさせたときの電流iの波形との各々について、上記のような検出を行うことにより、#2気筒および#3気筒の各々について、吸気弁36の実際のリフト開始点およびリフト終了点を検出することができる。
また、モータ54Bの電流iに対しても同様の検出を行うことにより、#1気筒および#4気筒の各々について、吸気弁36の実際のリフト開始点およびリフト終了点を検出することができる。
カム62の回転速度や回転量が同じであっても、バルブクリアランスが異なると、吸気弁36の作用角やリフト量は異なる。すなわち、バルブクリアランスが大きいほど、吸気弁36の作用角やリフト量は小さくなり、バルブクリアランスが小さいほど、吸気弁36の作用角やリフト量は大きくなる。
そこで、本実施形態のシステムでは、工場出荷時にバルブクリアランスを気筒毎に計測し、それらの値をECU40に記憶している。そして、そのバルブクリアランスの値に応じてカム62(モータ54A,54B)の回転速度および回転量を補正する制御を実施することにより、吸気弁36の作用角やリフト量を目標値に精度良く一致させることとしている。
しかしながら、前述したように、バルブクリアランスは、吸気弁36周辺の温度が変化したり、各部が磨耗したりすると、大きくなったり小さくなったりする。そして、そのようなバルブクリアランスの変動は、各気筒で必ずしも同じではなく、気筒間でバラツキが存在するのが普通である。このため、バルブクリアランスが温度により変化したり経時変化したりすると、吸気弁36の作用角やリフト量に気筒間のバラツキが発生する。その結果、各気筒の燃焼状態(空気量)にバラツキが発生するので、トルク変動が大きくなったり、燃費やエミッションに悪影響を与えたりし易くなる。
そこで、本実施形態では、バルブクリアランスの変化に伴う各気筒の作用角のズレを修正するべく、次のような補正を行うこととした。図7は、その補正について説明するための図であり、カム62の回転角と、モータ54Aあるいは54Bの電流iとの関係を示すグラフである。
図7中の破線で示す波形は、基準状態における電流iの波形である。本実施形態では、例えば工場出荷時などに電流iを気筒毎に測定し、その測定されたデータが上記基準状態における電流iの波形として気筒毎にECU40に記憶されているものとする。
一方、図7中の実線で示す波形は、内燃機関10の運転中に電流計57A,57Bにより実測される電流iの波形の例である。この例では、リフト開始点の位相は、基準状態と比べて前にずれており、リフト終了点の位相は、基準状態と比べて後にずれている。これは、バルブクリアランスが基準状態と比べて縮小していることを示すものである。
逆に、リフト開始点の位相が基準状態と比べて後にずれていたり、リフト終了点の位相が基準状態と比べて前にずれていたりした場合には、バルブクリアランスが基準状態と比べて拡大していると判断することができる。
上記のような原理に基づいて、本実施形態では、基準状態と比べた場合のバルブクリアランスの変化量を気筒毎に求めることができる。そして、その気筒毎のバルブクリアランスの変化量に基づいて、モータ54A,54Bの回転速度および回転量を補正することにより、各気筒の作用角を補正することとした。
[実施の形態1における具体的処理]
図8は、上記の機能を実現するために本実施形態においてECU40が実行するルーチンのフローチャートである。本実施形態では、気筒毎に本ルーチンが別々に実行されるものとする。
図8に示すルーチンによれば、まず、吸気弁36がリフトする際のモータ54Aあるいは54Bの電流iが電流計57Aあるいは57Bにより計測される(ステップ100)。すなわち、図6あるいは図7中の実線で示すようなデータが取得される。
次いで、吸気弁36のリフト開始点およびリフト終了点の位相ズレがそれぞれ検出される(ステップ102)。すなわち、図7に示すように、上記ステップ100で計測された電流iが一定値i0から立ち上がった点であるリフト開始点と、予め記憶された基準状態のリフト開始点とのズレが、リフト開始点の位相ズレとして検出される。また、上記ステップ100で計測された電流iが一定値i0に戻る点であるリフト終了点と、予め記憶された基準状態のリフト終了点とのズレが、リフト終了点の位相ズレとして検出される。
続いて、上記ステップ102で検出されたリフト開始点およびリフト終了点の位相ズレに基づいて、基準状態と比べた場合のバルブクリアランスの変化量が算出される(ステップ104)。例えば、検出された実際のリフト開始点の位相が基準状態と比べて早くなっている場合ほど、バルブクリアランスの縮小量が大きいと算出される。また、検出された実際のリフト開始点の位相が基準状態と比べて遅くなっている場合ほど、バルブクリアランスの拡大量が大きいと算出される。あるいは、検出された実際のリフト終了点の位相が基準状態と比べて遅くなっている場合ほど、バルブクリアランスの縮小量が大きいと算出される。また、検出された実際のリフト終了点の位相が基準状態と比べて早くなっている場合ほど、バルブクリアランスの拡大量が大きいと算出される。
上記ステップ104でバルブクリアランスの変化量が算出されたら、次に、そのバルブクリアランスの変化量に応じて、モータ54Aあるいは54Bの回転速度および回転量が補正される(ステップ106)。例えば、バルブクリアランスが縮小していることが検出されている場合には、カム62がリテーナ68を押圧していない期間のモータ54Aあるいは54Bの回転速度を遅くするとともに、カム62がリテーナ68を押圧している期間のモータ54Aあるいは54Bの回転速度を速くするように補正される。これにより、バルブクリアランスの縮小に伴う、作用角の拡大方向へのズレを補正することができる。このため、実際の作用角を目標値に精度良く一致させることができる。逆に、バルブクリアランスが拡大していることが検出されている場合には、カム62がリテーナ68を押圧していない期間のモータ54Aあるいは54Bの回転速度を速くするとともに、カム62がリテーナ68を押圧している期間のモータ54Aあるいは54Bの回転速度を遅くするように補正される。これにより、バルブクリアランスの拡大に伴う、作用角の縮小方向へのズレを補正することができる。このため、実際の作用角を目標値に精度良く一致させることができる。
本実施形態では、上記のような処理が気筒毎に実施されることにより、各気筒の吸気弁36の作用角を目標値に精度良く一致させることができる。これにより、温度変化や各部の磨耗によるバルブクリアランスの変化量に気筒間でバラツキがあったとしても、各気筒の吸気弁36の作用角を正確に揃えることができる。気筒内に吸入される空気量は、主に吸気弁36の作用角によって決定される。このため、本実施形態によれば、気筒間の空気量にバラツキが生ずるのを有効に防止することができ、均一に揃えることができる。このため、各気筒のトルクを均一化することができるので、内燃機関10のトルク変動を少なくすることができる。また、各気筒の空燃比も均一化することができるので、燃費やエミッションを改善することができる。
また、本実施形態によれば、各部の磨耗に起因するバルブクリアランスの経時変化による影響を、モータ54A,54Bの制御によって精度良く補正することができる。このため、バルブクリアランスの定期的な調整を不要としたり、あるいは、その調整間隔を長期化したりすることができる。
また、本実施形態では、前述したとおり、工場出荷時などに測定したモータ54A,54Bの電流値の波形を基準状態とし、その基準状態での値と、電流計57A,57Bで測定された電流値とを比較することにより、バルブクリアランスの変化量を検出するようにしている。すなわち、各個体毎に、電流値に基づく相対的な比較を行うことでバルブクリアランスの変化量を検出している。このため、モータ54A,54Bの特性やカム62の形状などの個体差による影響を排除することができ、バルブクリアランスの変化量を精度良く検出することができる。
なお、上述した実施の形態1では、正転駆動モードの場合を中心に説明したが、揺動駆動モードの場合についても同様の考え方に基づいて補正を行うことができる。揺動駆動モードの場合には、作用角だけでなく、カム62の揺動角度範囲を補正することにより、リフト量(最大リフト量)をも補正することができる。
また、上述した実施の形態1では、リフト開始点とリフト終了点との双方を検出してバルブクリアランスの変化量を検出するようにしているが、バルブクリアランスの変化量は、リフト開始点とリフト終了点との何れか一方からも算出可能である。よって、本発明では、リフト開始点とリフト終了点との何れか一方を検出するようにしてもよい。
また、上述した実施の形態1では、吸気弁36を駆動する吸気可変動弁機構48を制御する装置に本発明を適用した場合について説明したが、本発明は、排気弁38を駆動する排気可変動弁装置50を制御する装置にも同様に適用することが可能である。
また、上述した実施の形態1においては、モータ54A,54Bが前記第1の発明における「電動機」に相当している。また、ECU40が、上記ステップ100の処理を実行することにより前記第1の発明における「電流検出手段」が、上記ステップ102の処理を実行することにより前記第1の発明における「弁リフト検出手段」が、上記ステップ104および106の処理を実行することにより前記第1の発明における「補正手段」が、それぞれ実現されている。また、ECU40が、上記ステップ104の処理を実行することにより前記第2の発明における「算出手段」が、上記ステップ106の処理を実行することにより前記第2の発明における「回転補正手段」が、吸気弁36の開弁期間の後半にモータ54A,54Bが逆トルクを発生するように制御することにより前記第4の発明における「電動機制御手段」が、それぞれ実現されている。
本発明の実施の形態1のシステム構成を示す図である。 図1に示すシステムが備える吸気可変動弁機構の構成を示す図である。 カムによって吸気弁が駆動される様子を示す模式図である。 内燃機関の機関回転数、出力トルクと、カムの駆動モードとの関係を示す模式図である。 カムシャフトに設けられた2種類のカムを詳細に示す模式図である。 カムの回転角と、モータに流れる電流値との関係を示すグラフ、並びに、吸気弁およびカムの模式図である。 カムの回転角と、モータに流れる電流値との関係を示すグラフである。 本発明の実施の形態1において実行されるルーチンのフローチャートである。
符号の説明
10 内燃機関
20 エアフロメータ
36 吸気弁
38 排気弁
40 ECU
48 吸気可変動弁機構
54A,54B モータ
56A,56B ギヤ列
58A,58B カムシャフト
62 カム
62a ノーズ
62b ベース円
68 リテーナ
72 バルブスプリング

Claims (5)

  1. 内燃機関の吸気弁または排気弁をリフトさせるためのカムを電動機により回転駆動する可変動弁機構を制御する装置であって、
    前記電動機に流れる電流を検出する電流検出手段と、
    前記検出された電流に基づいて、前記弁のリフト開始点および/またはリフト終了点を検出する弁リフト検出手段と、
    前記検出されたリフト開始点および/またはリフト終了点に基づいて、前記弁の作用角および/またはリフト量を補正する補正手段と、
    を備えることを特徴とする可変動弁機構の制御装置。
  2. 前記補正手段は、
    前記検出されたリフト開始点および/またはリフト終了点に基づいて、前記弁のバルブクリアランスの変化量を算出する算出手段と、
    前記バルブクリアランスの変化に伴う前記弁の作用角および/またはリフト量のズレが修正されるように、前記電動機の回転速度および/または回転量を補正する回転補正手段と、
    を含むことを特徴とする請求項1記載の可変動弁機構の制御装置。
  3. 前記弁リフト検出手段は、前記電流が一定値から立ち上がる点または一定値に戻る点を前記弁のリフト開始点またはリフト終了点として検出することを特徴とする請求項1または2記載の可変動弁機構の制御装置。
  4. 前記弁のリフト量が減少する期間において、前記電動機が回転方向と逆方向にトルクを発生するように前記電動機を制御する電動機制御手段を更に備えることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項記載の可変動弁機構の制御装置。
  5. 前記内燃機関は、複数の気筒を有する多気筒内燃機関であり、
    前記補正手段は、気筒毎に前記弁の作用角および/またはリフト量を補正することを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項記載の可変動弁機構の制御装置。
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