JP2007191228A - 用紙供給装置 - Google Patents

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裕行 出口
Kario Tomimori
香吏郎 冨森
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保彦 阪口
Mutsuhiro Nishioka
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Abstract

【課題】載置台の上、載置台に載置された用紙の上、いずれの箇所に異物を放置した場合でも、異物がその上方の構造物に接触する前に異物の存在を検知することができ、載置台を昇降させる昇降手段の破損を防止することが可能な用紙供給装置を提供する。
【解決手段】用紙供給装置1は、収容箱11を備える。収容箱11の内側には載置台13を、その周辺には載置台13の昇降手段20を備える。載置台13の上方には、異物検知手段40を備える。載置台13に載置された用紙Pの上に異物Zが放置された場合、載置台13を上昇させる過程において、異物Zが載置台13上方のフレーム100に接触してつかえる前に、異物検知手段40が異物Zの存在を検知する。この異物Z検知の情報を受けた制御手段50は、昇降手段20を制御して載置台13の上昇を停止させる。したがって、昇降手段20や、その駆動手段であるモータ25に過負荷が掛かることはない。
【選択図】図4

Description

本発明は、複写機やプリンタに代表される画像形成装置に適用可能な、カットペーパー等の用紙の供給装置に関する。
用紙供給装置は、複写機やプリンタ等に代表される画像形成装置には不可欠である。用紙がカットペーパーである場合、用紙供給装置は、用紙収容部に積み上げられた用紙の最上層から1枚ずつ分離供給するものが多い。このような用紙供給装置は、画像形成装置のカセット式給紙部や手差し給紙部、原稿送り部等に用いられる。
用紙供給装置からその外部へと用紙を送り出す手法としては、ローラ供給方式と吸引供給方式とが存在するが、ローラ供給方式が一般的に広く用いられている。ローラ供給方式は、用紙供給方向上流側、及び下流側に備えられた2組のローラで構成されている。そして、上流側のローラであるピックアップローラが用紙束の最上層に圧接して用紙を下流側のローラである給紙ローラへと引き渡し、この給紙ローラによって用紙を用紙供給装置の外部へと送り出すものである。
ピックアップローラに用紙束の最上層を圧接させる手法としては、用紙が積み上げられた載置台やリフト板を、その下方から、モータ等の駆動手段によって持ち上げる手法と、ばねのような付勢手段によって持ち上げる手法とが存在する。
ここで、用紙供給装置に関するトラブルとして、サービスマンやユーザが載置台やリフト板の上に工具等の異物を放置するといった事例が確認されている。この状態で画像形成装置の運転を開始すると、異物が、載置台やリフト板の上方に設けられたフレーム等の構造物に接触してつかえることになる。これにより、用紙束の最上層はいつまで経っても適正な用紙供給位置に到達しないので、載置台やリフト板をモータ等の駆動手段によって持ち上げる場合、駆動手段が長時間駆動し続け、過負荷により駆動手段自体が破損したり、駆動手段を含めた昇降手段全体が破損したりする恐れがある。
上記のような問題を解決すべく、載置台上に放置された異物を検知して用紙供給装置の破損を防止する手法が提案され、その一例を特許文献1に見ることができる。特許文献1に記載された画像形成装置(用紙供給装置)では、用紙載置台上に積み上げられた用紙を収容するトレイ(用紙収容部)の内底面にセンサを設け、このセンサが用紙載置台に設けられた貫通穴を通して、用紙載置台上の用紙や異物の有無を検知できるようになっている。
特開2003−246470号公報(第4−5頁、図4)
特許文献1に記載された画像形成装置(用紙供給装置)は、トレイ(用紙収容部)に収容可能な最大サイズの用紙より小さいサイズの用紙を使用する場合に、トレイ内の空きスペースに放置された異物を検知することができ、この異物に起因する用紙載置台駆動機構(昇降手段)の破損を防止することが可能である。しかしながら、この特許文献1に記載された方法では、用紙収容部の内底部にセンサが設けられているので、用紙収容部に載置された用紙の上に異物が放置された場合、これをセンサによって検知することは不可能である。したがって、用紙の上に異物が放置された時には、モータ等の駆動手段や、駆動手段を含めた昇降手段全体が破損してしまう可能性が高い。
本発明は上記の点に鑑みなされたものであり、用紙が載置された載置台を、昇降手段によって上昇させて用紙供給を行う用紙供給装置において、載置台の上、載置台に載置された用紙の上、いずれの箇所にサービスマンやユーザが異物を放置した場合であっても、異物がその上方のフレーム等に接触する前に異物の存在を検知することができ、載置台を昇降させる昇降手段の破損を防止することが可能な用紙供給装置を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するため、本発明は、上面に用紙が載置される載置台と、この載置台を昇降させる昇降手段と、この昇降手段の動作を制御する制御手段とを備え、昇降手段により載置台を上昇させた後に、載置台に載置された用紙束の最上層から用紙を1枚ずつ分離供給する用紙供給装置において、前記載置台の上及び/または載置台に載置された用紙の上に放置された異物を検知する異物検知手段を、載置台の上方に備えるとともに、異物検知手段が異物を検知した時、前記制御手段は、前記昇降手段による載置台の上昇を停止させることとした。
また、上記構成の用紙供給装置において、前記異物検知手段は、その下部に配置され、異物に接触する干渉板と、この干渉板の上方に配置され、干渉板の変位を検知する変位検知手段とを備えることとした。
また、上記構成の用紙供給装置において、前記異物検知手段は、異物の有無を検知する光センサを備えることとした。
本発明の構成によれば、昇降手段により載置台を上昇させた後に、載置台に載置された用紙束の最上層から用紙を1枚ずつ分離供給する用紙供給装置において、載置台の上及び/または載置台に載置された用紙の上に放置された異物を検知する異物検知手段を、載置台の上方に備えるとともに、異物検知手段が異物を検知した時、制御手段は、昇降手段による載置台の上昇を停止させることとしたので、載置台の上、載置台に載置された用紙の上、いずれの箇所に異物が放置された場合であっても、異物の存在を異物検知手段により検知することができ、異物が載置台上方のフレーム等の構造物に接触してつかえるのを、載置台が上昇している途中で防止することができる。これにより、載置台を昇降させる昇降手段や、その駆動手段に過負荷が掛かることはなく、昇降手段や駆動手段の破損を防止することが可能な用紙供給装置を提供することができる。
また、異物検知手段は、その下部に配置され、異物に接触する干渉板と、この干渉板の上方に配置され、干渉板の変位を検知する変位検知手段とを備えることとしたので、載置台を上昇させる時、載置台とともに上昇する異物を干渉板に接触させてこれを変位検知手段で検知し、昇降手段による載置台の上昇を制御手段で停止させることができる。したがって、このような変位検知手段を用いた簡便な構成により、載置台の上及び/または載置台に載置された用紙の上に放置された異物が、載置台上方のフレーム等の構造物に接触してつかえるのを、載置台が上昇している途中で防止することが可能である。
また、異物検知手段は、異物の有無を検知する光センサを備えることとしたので、載置台を上昇させる時、載置台とともに上昇する異物を光センサで検知し、昇降手段による載置台の上昇を制御手段で停止させることができる。したがって、このような光センサを用いた簡便な構成により、載置台の上及び/または載置台に載置された用紙の上に放置された異物が、載置台上方のフレーム等の構造物に接触してつかえるのを、載置台が上昇している途中で防止することが可能である。
以下、本発明の実施形態を図1〜図7に基づき説明する。
最初に、本発明の第1の実施形態に係る用紙供給装置について、図1〜図3を用いてその構造を説明する。図1は用紙供給装置の垂直断面正面図、図2は用紙供給装置の垂直断面左側面図、図3は用紙供給装置の用紙収容部を正面上方から見た概略斜視図である。なお、図2において、右方が用紙供給装置の正面側、左方が背面側である。また、図3においては、用紙の描画を省略している。
用紙供給装置1は、図1、及び図2に示すように、用紙収容部10、昇降手段20、給紙手段30、及び異物検知手段40を備えている。
用紙収容部10の主たるところは、収容箱11で構成されている。収容箱11は、上面が開口し、用紙Pを積載し易いように側面に切り欠き部11a(図2及び図3参照)が設けられている。用紙Pは、収容箱11の上面方向から積載して収容される。また、収容箱11の正面、及び背面には、各々2箇所ずつ、垂直に延びる開口11bが設けられている。収容箱11の外側下部には、図1において左右1箇所ずつにスライドユニット12が設けられている。収容箱11に用紙Pを収容する場合、このスライドユニット12の作用により、収容箱11を前方に水平に引き出して、用紙Pを収容することが可能である。
収容箱11の内側には載置台13が備えられている。用紙Pは、この載置台13の上に載置され、積み上げられている。用紙Pは、図1において収容箱11の上部から、給紙手段30により右上方に向かって送り出される。図3に示すように、載置台13の正面、及び背面には、水平方向に突出する突起14が備えられている。突起14は、載置台13の正面、及び背面に各々2個ずつ、計4個設けられている。この突起14は、収容箱11に設けられた、垂直に延びる開口11bを通って、収容箱11の外側に突出している。
収容箱11の周辺には、図3に示すように、載置台13の昇降手段20が備えられている。昇降手段20は、ワイヤ21、リール22、駆動軸23、プーリ24、駆動手段であるモータ25、継手部26、及び緩衝装置であるダンパ27を備えている。
ワイヤ21は、収容箱11の正面の外側と背面の外側との2箇所に、各々2本ずつ備えられている。各々のワイヤ21は、その一端がリール22に、他端が載置台13の突起14の上面に接続され、架設されている。
リール22は、収容箱11の正面側、及び背面側に1個ずつ、計2個備えられ、図1及び図3において収容箱11の右方下部に設けられた、用紙供給装置1の前後方向に延びる駆動軸23に取り付けられている。収容箱11の載置台13の突起14とリール22との間に架設されたワイヤ21は、それらの間の箇所で、収容箱11の外側上部に設けられたプーリ24に掛けられている。
駆動軸23は、継手部26を介して、駆動手段であるモータ25に連結されている。モータ25を駆動することにより、駆動軸23、及びリール22を回転させることができる。このような昇降手段20により、リール22にワイヤ21が巻き取られると載置台13が上昇し、ワイヤ21が繰り出されると載置台13が下降する。
用紙Pを補充する時等、収容箱11を前方に引き出したり、収納したりする場合、継手部26の作用により、モータ25と駆動軸23との間を連結/連結解除することが可能である。収納箱11を引き出すと、モータ25と駆動軸23との連結が解除されるので、載置台13は重力の作用により自動的に下降する。収容箱11の正面外側には、緩衝装置であるダンパ27が、ギアを介して駆動軸23に連結して設けられており、モータ25と駆動軸23との連結が解除されて載置台13が急速に下降する際に、ショックを和らげる作用をもたらす。
給紙手段30は、用紙収容部10の用紙供給方向下流部、すなわち図1において右方上方に備えられている。給紙手段30は、ピックアップローラ31、給紙ローラ32、及び分離コロ33を備えている。
ピックアップローラ31は、載置台13の下流部上方に備えられている。載置台13に積み上げられた用紙束が昇降手段20で持ち上げられることにより、ピックアップローラ31には、その下方から用紙束の最上層が圧接する。用紙Pは、ピックアップローラ31により給紙ローラ32へと引き渡され、給紙ローラ32により用紙供給装置1の外部へと送り出される。
給紙ローラ32は、ピックアップローラ31の下流側に配置されている。給紙ローラ32は図示しないモータに連結され回転せしめられるが、ピックアップローラ31はモータに連結されていない。給紙ローラ32とピックアップローラ31との間には図示しない駆動機構が設けられ、この駆動機構により、給紙ローラ32がモータによって回転せしめられると、ピックアップローラ31も給紙ローラ32と同じ方向に同じ周速で回転せしめられる。
分離コロ33は、図1に示すように、給紙ローラ32の下方に備えられ、図示しない付勢手段の作用により給紙ローラ32に圧接している。この分離コロ33と給紙ローラ32とが圧接して形成されるニップに用紙Pが挿通される。分離コロ33には、モータが連結されていない。分離コロ33は、給紙ローラ32に圧接していることにより、給紙ローラ32の回転に従って回転せしめられる。
分離コロ33には、その軸部に図示しないトルクリミッタが設けられている。分離コロ33と給紙ローラ32とが圧接して形成されるニップに用紙Pが存在しない時や用紙Pが1枚だけ進入した時には、分離コロ33にはトルクリミッタの設定トルク以上のトルクが掛かり、分離コロ33は給紙ローラ32に従って用紙Pを送り出す方向に回転する。しかしながら、前記ニップに用紙Pが重なって複数枚進入した時には、分離コロ33に掛かるトルクはトルクリミッタの設定トルクを超えることがなく、分離コロ33は回転を停止する。これにより、重なった下側の用紙Pが送り出されることがないので、用紙Pが重なって送られてしまう重送という問題が起こるのを防止できる。
異物検知手段40は、図1、及び図2に示すように、用紙収容部10の載置台13の上方に備えられている。異物検知手段40は、干渉板41、ワイヤ42、及び変位検知手段43を備えている。
干渉板41は、矩形の薄く軽い板であって、異物検知手段40の下部に配置されている。干渉板41は、載置台13の上方、すなわち用紙供給装置1の天井部分に設けられたフレーム100から、ワイヤ42によって吊り下げられている。ワイヤ42は、矩形の干渉板41の四隅に1本ずつ設けられている。
変位検知手段43は、干渉板41のすぐ上方に配置されている。変位検知手段43は、干渉板41の四隅に取り付けられたワイヤ42の内側に1個ずつ、計4個設けられている。変位検知手段43は、マイクロスイッチで構成され、ボタン部が下方、すなわち干渉板41の方を向くように設けられている。これにより、干渉板41が上昇すると、変位検知手段43であるマイクロスイッチのボタンが押され、干渉板41の変位を検知することが可能である。
また、用紙供給装置1は、制御手段50を備えている。制御手段50は、昇降手段20や給紙手段30を制御して、用紙供給装置1からその外部へ用紙Pを送り出して供給する。この時、制御手段50は、載置台13を、用紙Pが減少するとともに少しづつ上昇させる。これに加えて、制御手段50は、異物検知手段40からの情報を受けて、昇降手段20の動作を制御する。
続いて、用紙供給装置1における用紙供給動作について、図1に加えて、図4を用いて説明する。図4は、図1と同様の用紙供給装置の垂直断面正面図にして、載置台に載置された用紙の上に異物が放置された状態を示すものである。
図1は、用紙供給装置1において、用紙供給動作を行うための通常の準備状態を示すものである。適正な用紙供給位置は、載置台13に載置された用紙束の最上層が、給紙手段30のピックアップローラ31に下方から圧接する箇所であるので、制御手段50は、準備段階において、昇降手段20を制御して載置台13を上昇させる。載置台13を上昇させる過程で、用紙Pがピックアップローラ31に接触したかどうかは、図示しない上限センサが検知する。この上限センサからの情報を受けて、制御手段50は、昇降手段20を制御して載置台13の上昇を停止させ、適正な用紙供給位置として載置台13を保持する。この後、前述したように、制御手段50は、載置台13を、用紙Pが減少するとともに少しずつ上昇させる。
ここで、図4に示すように、載置台13に載置された用紙Pの上に、異物Zが放置された場合について説明する。載置台13に載置された用紙Pの上に、異物Zが放置された場合、載置台13を上昇させる過程において、載置台13が適正な用紙供給位置に到達する前に、異物Zが異物検知手段40の干渉板41に下方から接触する。これにより、変位検知手段43であるマイクロスイッチのボタンが押され、異物検知手段40は、干渉板41の変位を検知する。この異物Z検知の情報は、異物検知手段40から制御手段50に送られ、情報を受けた制御手段50は、昇降手段20を制御して載置台13の上昇を停止させる。この後、制御手段50は異物Zの存在をユーザに報知し、ユーザは収容箱11を引き出して異物Zを取り去る。
なお、図4では、載置台13に載置された用紙Pの上に、異物Zが放置された場合について描画し、ここで説明したが、異物Zが直接載置台13の上に放置された場合であっても、同様に異物検知手段40によって異物Zを検知することが可能である。
このようにして、昇降手段20により載置台13を上昇させた後に、載置台13に載置された用紙束の最上層から用紙Pを1枚ずつ分離供給する用紙供給装置1において、載置台13の上及び/または載置台13に載置された用紙Pの上に放置された異物Zを検知する異物検知手段40を、載置台13の上方に備えるとともに、異物検知手段40が異物Zを検知した時、制御手段50は、昇降手段20による載置台13の上昇を停止させるので、載置台13の上、載置台13に載置された用紙Pの上、いずれの箇所に異物Zが放置された場合であっても、異物Zの存在を異物検知手段40により検知することができ、異物Zが載置台13上方のフレーム100等の構造物に接触してつかえるのを、載置台13が上昇している途中で防止することができる。これにより、載置台13を昇降させる昇降手段20や、その駆動手段であるモータ25に過負荷が掛かることはなく、昇降手段20やモータ25の破損を防止することが可能な用紙供給装置1を提供することができる。
また、異物検知手段40は、その下部に配置され、異物Zに接触する干渉板41と、この干渉板41の上方に配置され、干渉板41の変位を検知する変位検知手段43とを備えるので、載置台13を上昇させる時、載置台13とともに上昇する異物Zを干渉板41に接触させてこれを変位検知手段43で検知し、昇降手段20による載置台13の上昇を制御手段50で停止させることができる。したがって、このような変位検知手段40を用いた簡便な構成により、載置台13の上及び/または載置台13に載置された用紙Pの上に放置された異物Zが、載置台13上方のフレーム100等の構造物に接触してつかえるのを、載置台13が上昇している途中で防止することが可能である。
次に、本発明の第2の実施形態に係る実施形態に係る用紙供給装置について、図5、及び図6を用いてその構造と用紙供給動作とを説明する。図5は用紙供給装置の垂直断面正面図、図6は用紙供給装置の垂直断面左側面図である。なお、この実施形態の基本的な構成は、図1〜図4を用いて説明した前記第1の実施形態と同じであるので、第1の実施形態と共通する構成要素については、前と同じ符号を付し、説明は省略するものとする。
第2の実施形態において、異物検知手段40は、光センサ44を備えている。光センサ44は、載置台13の上方、すなわち用紙供給装置1の天井部分に設けられたフレーム100にぶら下がるような形で設けられている。光センサ44は、透過型のものであって、図5に示すように発光部44aと受光部44bとで対をなし、発光部44aと受光部44bとの間の光路上の異物Zの有無を検知する。発光部44aは載置台13の用紙供給方向下流端上方に、受光部44bは上流端上方に配置されている。このような発光部44aと受光部44bとで対をなす光センサ44は、図6に示すように、用紙供給方向と直角をなす用紙幅方向に6組備えられている。
ここで、図5、及び図6に示すように、載置台13に載置された用紙Pの上に、異物Zが放置された場合、用紙供給動作の準備段階で載置台13を上昇させる過程において、載置台13が適正な用紙供給位置に到達する前に、異物Zが異物検知手段40の光センサ44の光路を遮蔽する。これにより、異物検知手段40は異物Zの存在を検知し、この異物Z検知の情報は異物検知手段40から制御手段50に送られる。そして、情報を受けた制御手段50は、昇降手段20を制御して載置台13の上昇を停止させる。この後、制御手段50は異物Zの存在をユーザに報知し、ユーザは収容箱11を引き出して異物Zを取り去る。
このようにして、異物検知手段40は、異物Zの有無を検知する光センサ44を備えるので、載置台13を上昇させる時、載置台13とともに上昇する異物Zを光センサ44で検知し、昇降手段20による載置台13の上昇を制御手段50で停止させることができる。したがって、このような光センサ44を用いた簡便な構成により、載置台13の上及び/または載置台13に載置された用紙Pの上に放置された異物Zが、載置台13上方のフレーム100等の構造物に接触してつかえるのを、載置台13が上昇している途中で防止することが可能である。
次に、本発明の第3の実施形態に係る実施形態に係る用紙供給装置について、図7を用いてその構造と用紙供給動作とを説明する。図7は、用紙供給装置の垂直断面正面図である。なお、前記第1、及び第2の実施形態と共通する構成要素については、前と同じ符号を付し、説明は省略するものとする。
第3の実施形態において、用紙供給装置1は、用紙収容部10に、上面が開口した平たい箱で構成された収容トレイ15と、この収容トレイ15の内底面に設けられた載置台であるリフト板16とを備えている。用紙Pは、このリフト板16上に載置されている。収容トレイ15は、図示しないスライドユニットの作用により、前方に水平に引き出すことが可能である。リフト板16は、その用紙供給方向上流端、すなわち図7において左方の端部が収容トレイ15の内底面に支持され、この箇所を中心とし、下流端を自由端として回転可能である。
リフト板16の下方及びその周辺には、リフト板16の昇降手段20が備えられている。昇降手段20は、リフト軸28、リフト作動板29、駆動手段であるモータ、及び継手部を備えている(モータ、継手部は図示せず)。
リフト軸28は、リフト板16の下流部下方に配置されている。リフト軸28には、軸から放射方向に突出するリフト作動板29が取り付けられている。このリフト作動板29は、リフト板16の用紙幅方向中央部分に位置し、リフト軸28に固定されている。リフト軸28の一端は、収容トレイ15の背面側に突出している。このリフト軸28の突出した箇所には図示しない継手部が設けられ、リフト軸28は、継手部を介して、駆動手段であるモータ(図示せず)に連結されている。
モータを駆動すると、リフト軸28が回転せしめられ、リフト作動板29がリフト板16の底面と係合しながら図7において反時計方向に回転し、リフト板16は、下流端が持ち上げられるようにして回転変位する。これにより、リフト板16上に載置された用紙Pの最上層が、収容トレイ15の下流部上方に備えられた給紙手段30に当接する。この状態がリフト板16の適正な用紙供給位置であり、この状態で用紙Pは1枚ずつ分離され用紙供給装置1の外部へと送り出される。
用紙Pを補充する時等、収容トレイ15を前方に引き出したり、収納したりする場合、継手部の作用により、モータとリフト軸28との間を連結/連結解除することが可能である。収容トレイ15を引き出すと、モータとリフト軸28との連結が解除されるので、リフト板16は重力の作用により自動的に収容トレイ15内底面に倒伏する。
用紙収容部10のリフト板16の上方には、異物検知手段40が備えられている。異物検知手段40は、干渉板41、ワイヤ42、及び変位検知手段43を備えている。
このようなリフト板16、及びその昇降手段20により、リフト板16の用紙供給方向下流部のみを上昇させて用紙供給を行うタイプの用紙供給装置1であっても、図7に示すように、リフト板16に載置された用紙Pの上に放置された異物Zを、異物検知手段40によって検知することが可能である。これにより、制御手段50は昇降手段20によるリフト板16の上昇を停止させ、異物Zがリフト板16上方のフレーム100等の構造物に接触してつかえるのを、リフト板16が上昇している途中で防止することができる。その結果、リフト板16を昇降させる昇降手段20や、その駆動手段であるモータに過負荷が掛かることはなく、昇降手段20やモータの破損を防止することが可能な用紙供給装置1を提供することができる。
以上、本発明の実施形態につき説明したが、本発明の範囲はこれに限定されるものではなく、発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加えて実施することができる。
例えば、第1の実施形態における変位検知手段43、及び第2の実施形態における光センサ44の個数やその配置は、これらの実施形態にて示したとおりに限定されるわけではなく、他の個数、配置であっても構わない。そして、変位検知手段43は、マイクロスイッチに限定されるわけではなく、これに代わる他の変位センサ、位置センサであっても構わない。
また、第3の実施形態においては、異物検知手段40として、第1の実施形態で示した形のものを例として利用しているが、第2の実施形態で示した形のものを利用しても構わない。
本発明は、用紙が載置された載置台を、昇降手段によって上昇させて用紙供給を行う用紙供給装置において利用可能である。
本発明の第1の実施形態に係る用紙供給装置の垂直断面正面図である。 図1の用紙供給装置の垂直断面左側面図である。 図1の用紙供給装置の用紙収容部を正面上方から見た概略斜視図である。 図1と同様の用紙供給装置の垂直断面正面図にして、載置台に載置された用紙の上に異物が放置された状態を示すものである。 本発明の第2の実施形態に係る用紙供給装置の垂直断面正面図である。 図5の用紙供給装置の垂直断面左側面図である。 本発明の第3の実施形態に係る用紙供給装置の垂直断面正面図である。
符号の説明
1 用紙供給装置
10 用紙収容部
11 収容箱
13 載置台
15 収容トレイ
16 リフト板(載置台)
20 昇降手段
25 モータ(駆動手段)
30 給紙手段
40 異物検知手段
41 干渉板
43 変位検知手段
44 光センサ
50 制御手段

Claims (3)

  1. 上面に用紙が載置される載置台と、この載置台を昇降させる昇降手段と、この昇降手段の動作を制御する制御手段とを備え、昇降手段により載置台を上昇させた後に、載置台に載置された用紙束の最上層から用紙を1枚ずつ分離供給する用紙供給装置において、
    前記載置台の上及び/または載置台に載置された用紙の上に放置された異物を検知する異物検知手段を、載置台の上方に備えるとともに、異物検知手段が異物を検知した時、前記制御手段は、前記昇降手段による載置台の上昇を停止させることを特徴とする用紙供給装置。
  2. 前記異物検知手段は、その下部に配置され、異物に接触する干渉板と、この干渉板の上方に配置され、干渉板の変位を検知する変位検知手段とを備えることを特徴とする請求項1に記載の用紙供給装置。
  3. 前記異物検知手段は、異物の有無を検知する光センサを備えることを特徴とする請求項1に記載の用紙供給装置。
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