JP2007190996A - 車両用テーブル装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 引出式の車両用テーブル装置において、テーブル板を略水平状をなす使用位置に安定よく支持することができると共にテーブル板の上面全域をテーブル面として使用することができる車両用テーブル装置を提供する。
【解決手段】 収納ケース体10の収納空間11に対しテーブル板41がテーブル支持機構42によって支持されかつ案内機構70によって出し入れ可能に収納される。テーブル支持機構42は、案内機構70によって移動案内される可動支持脚50と、この可動支持脚50の上端部に回動可能に装着されかつテーブル板41の下面を支持するテーブルベース43と、可動支持脚50とテーブルベース43との間に装着された保持部材60と、を備える。テーブル板41が可動支持脚50と共に引出端位置まで引き出された後、一方向へ所定角度回動されることで保持部材60によって支持された状態で略水平状をなす使用位置に配置切換可能に構成されている。
【選択図】 図12
【解決手段】 収納ケース体10の収納空間11に対しテーブル板41がテーブル支持機構42によって支持されかつ案内機構70によって出し入れ可能に収納される。テーブル支持機構42は、案内機構70によって移動案内される可動支持脚50と、この可動支持脚50の上端部に回動可能に装着されかつテーブル板41の下面を支持するテーブルベース43と、可動支持脚50とテーブルベース43との間に装着された保持部材60と、を備える。テーブル板41が可動支持脚50と共に引出端位置まで引き出された後、一方向へ所定角度回動されることで保持部材60によって支持された状態で略水平状をなす使用位置に配置切換可能に構成されている。
【選択図】 図12
Description
この発明は引出式の車両用テーブル装置に関する。
この種の引出式の車両用テーブル装置において、収納部側に形成された収納空間の出入口からテーブル板が所定の引出端位置まで引き出されることで略水平状をなす使用位置に配置され、テーブル板を使用しないときには収納空間内に収納されるように構成されたものが知られている。
また、引出式の車両用テーブル装置において、テーブル板が略水平状をなす使用位置に配置されたときに、テーブル板の根元部側が収納部側の収納空間の出入口近傍に片持ち状態で支持されたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開平10−264704号公報
また、引出式の車両用テーブル装置において、テーブル板が略水平状をなす使用位置に配置されたときに、テーブル板の根元部側が収納部側の収納空間の出入口近傍に片持ち状態で支持されたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
ところで、前記した従来の車両用テーブル装置においては、テーブル板が略水平状をなす使用位置に配置されたときにテーブル板は、その根元部側が収納部側の収納空間の出入口近傍に片持ち状態で支持され、先端部が自由状態となって突出する。このため、テーブル板の支持が不安定となり、重量の重い物品を安定よく載置して使用することができない場合がある。
また、テーブル板の支持力を高めるために、テーブル板の根元部側を収納部側に比較的深く挿入した状態でテーブル板を支持することが考えられるが、この場合にはテーブル板のテーブル面積が小さくなる不具合が生じる。
また、テーブル板の支持力を高めるために、テーブル板の根元部側を収納部側に比較的深く挿入した状態でテーブル板を支持することが考えられるが、この場合にはテーブル板のテーブル面積が小さくなる不具合が生じる。
この発明の目的は、前記問題点に鑑み、引出式の車両用テーブル装置において、テーブル板を略水平状をなす使用位置に安定よく支持することができると共にテーブル板の上面全域をテーブル面として使用することができる車両用テーブル装置を提供することである。
前記目的を達成するために、この発明の請求項1に係る車両用テーブル装置は、収納ケース体の収納空間に対しテーブル板がテーブル支持機構によって支持されかつ案内機構によって出し入れ可能に収納された車両用テーブル装置であって、
前記テーブル支持機構は、前記案内機構によって移動案内される可動支持脚と、この可動支持脚の上端部に回動可能に装着されかつ前記テーブル板の下面を支持するテーブルベースと、前記可動支持脚と前記テーブルベースとの間に装着された保持部材と、を備え、
前記テーブル板が前記可動支持脚と共に引出端位置まで引き出された後、一方向へ所定角度回動されることで前記保持部材によって支持された状態で略水平状をなす使用位置に配置切換可能に構成されていることを特徴とする。
前記テーブル支持機構は、前記案内機構によって移動案内される可動支持脚と、この可動支持脚の上端部に回動可能に装着されかつ前記テーブル板の下面を支持するテーブルベースと、前記可動支持脚と前記テーブルベースとの間に装着された保持部材と、を備え、
前記テーブル板が前記可動支持脚と共に引出端位置まで引き出された後、一方向へ所定角度回動されることで前記保持部材によって支持された状態で略水平状をなす使用位置に配置切換可能に構成されていることを特徴とする。
前記構成において、収納ケース体の収納空間に収納されたテーブル板を使用する場合、まず、テーブル板と共に可動支持脚が引出端位置まで上方に引き出される。引き続いて、可動支持脚の上端部に対しテーブルベースと共にテーブル板が一方向へ所定角度回動されることで略水平状をなす使用位置に配置切換される。
使用位置に配置されたテーブル板は保持部材によって安定よく支持されるため、テーブル面上に物品を安定よく載置して使用することができる。
また、可動支持脚の上端部に対しテーブルベースと共にテーブル板が一方向へ所定角度回動されることで略水平状をなす使用位置に配置切換される構造上、テーブル板の上面全域をテーブル面として使用することができる。
使用位置に配置されたテーブル板は保持部材によって安定よく支持されるため、テーブル面上に物品を安定よく載置して使用することができる。
また、可動支持脚の上端部に対しテーブルベースと共にテーブル板が一方向へ所定角度回動されることで略水平状をなす使用位置に配置切換される構造上、テーブル板の上面全域をテーブル面として使用することができる。
請求項2に係る車両用テーブル装置は、請求項1に記載の車両用引出装置であって、
保持部材は、テーブルベースと可動支持脚とのうち、一方の部材に一端部が回動可能に連結され、他端部が他方の部材に移動可能に連結され、かつテーブル板が可動支持脚と共に引出端位置まで引き出された後、一方向へ所定角度回動されて使用位置に配置切換されたときに斜めの支持状態をなしかつこれ以上の一方向への回動を阻止するように構成されていることを特徴とする。
保持部材は、テーブルベースと可動支持脚とのうち、一方の部材に一端部が回動可能に連結され、他端部が他方の部材に移動可能に連結され、かつテーブル板が可動支持脚と共に引出端位置まで引き出された後、一方向へ所定角度回動されて使用位置に配置切換されたときに斜めの支持状態をなしかつこれ以上の一方向への回動を阻止するように構成されていることを特徴とする。
前記構成において、テーブル板が使用位置へ配置切換されると、保持部材は、その一端部がテーブルベースと可動支持脚とのうちの一方の部材に対し回動しながら同保持部材の他端部が他方の部材に沿って移動し、これによって、保持部材が斜めの支持状態をなす。そして、斜めの支持状態をなす保持部材によってテーブル板と共にテーブルベースをこれ以上の一方向へ回動することを阻止することができ、テーブル板を使用位置に安定よく保持することができる。
請求項3に係る車両用テーブル装置は、請求項1又は2に記載の車両用引出装置であって、
テーブル板はテーブルベースに旋回可能に装着されていることを特徴とする。
テーブル板はテーブルベースに旋回可能に装着されていることを特徴とする。
前記構成において、テーブルベースに対しテーブル板を所望とする状態に旋回して使用することができ使い勝手の向上を図ることができる。
例えば、テーブル板が長方形に形成された場合、テーブル板を使用しやすい向きに旋回することが可能となる。
例えば、テーブル板が長方形に形成された場合、テーブル板を使用しやすい向きに旋回することが可能となる。
次に、この発明を実施するための最良の形態を実施例にしたがって説明する。
図1はこの発明の実施例1の車両用テーブル装置のテーブル板が収納された状態を示す斜視図である。図2は車両用テーブル装置の平断面図である。図3は図2のIII−III線に基づく車両用テーブル装置の側断面図である。図4は図2のIV−IV線に基づく車両用テーブル装置の側断面図である。図5は図2のV−V線に基づく車両用テーブル装置の側断面図である。図6は可動カバー体の連動機構を分解して示す斜視図である。図7は収納ケース体のケース本体と可動支持脚及びテーブルベースによって支持されたテーブル板の関係を分離して示す斜視図である。図8は可動支持脚と共にテーブル板が引出端位置まで引き出された状態を示す破断して示す側面図である。図9は可動支持脚のロック部材と収納ケース体側のロック孔がロック解除された状態を示す図8のIX−IX線に基づく平断面である。図10はテーブルステーのカム溝と後退位置にあるロック部材の摺動ピンとの関係を示す斜視図である。図11はテーブルステーのカム溝と前進位置にあるロック部材の摺動ピンとの関係を示す斜視図である。図12はテーブル板が使用位置まで回動された状態を示す破断して示す側面図である。図13は可動支持脚のロック部材が前進して収納ケース体側のロック孔に係合したロック状態を示す図12のXIII−XIII線に基づく平断面である。図14は可動支持脚と共にテーブル板が引出端位置まで引き出された状態を示す側断面図である。図15はテーブルベース、ロックアーム、ロック解除操作部材の関係を示す斜視図である。図16は引出端位置のテーブル板が使用位置まで回動される途中を示す側断面図である。図17は使用位置に配置切換されたときの可動支持脚、テーブル板、テーブルベース、ロックアーム、ロック解除操作部材の関係を示す側断面図である。図18はテーブル板のロック解除許容部とロック解除操作部材のロック解除阻止片の関係を示すテーブル板の平面図である。
図1〜図3に示すように、車両用テーブル装置の本体部を構成する収納ケース体10は、例えば、車室内のフロア上面に設置され、テーブル板41を出入可能に収納するための収納空間11が上方に開口して形成されている。この実施例において、収納ケース体10は、ケース本体12と支持壁20とを主体として構成され、収納空間11の一側壁をなすケース本体12の壁部13と対向する反対側に支持壁20が固定状態で設けられている。
また、図3に示すように、収納空間11の一側壁をなす壁部13の上端部の高さH1に対し、支持壁20の上端の高さH2は、約半分〜3分の1程度低く設定されている。そして、支持壁20の外側部には、収納空間11の一側壁をなす壁部13と反対側の壁を支持壁20と協働して構成する可動カバー体30がテーブル板41の出し入れ方向と逆方向へ移動可能に装着されている。すなわち、可動カバー体30は、支持壁20の高さH2を補いかつ支持壁20の外側を覆うようにして設けられている。
また、図3に示すように、収納空間11の一側壁をなす壁部13の上端部の高さH1に対し、支持壁20の上端の高さH2は、約半分〜3分の1程度低く設定されている。そして、支持壁20の外側部には、収納空間11の一側壁をなす壁部13と反対側の壁を支持壁20と協働して構成する可動カバー体30がテーブル板41の出し入れ方向と逆方向へ移動可能に装着されている。すなわち、可動カバー体30は、支持壁20の高さH2を補いかつ支持壁20の外側を覆うようにして設けられている。
この実施例において、図2に示すように、支持壁20の両端部には、可動カバー体30に対応するカバー案内溝21が形成され、可動カバー体30の幅方向両端部には、カバー案内溝21に沿ってスライド可能に挿入されるたスライド体31が配設されている。
そして、カバー案内溝21とスライド体31によって、支持壁20に対し可動カバー体30が移動可能に装着されるようになっている。なお、支持壁20の外側方下部には、可動カバー体30の移動を許容する空間部を隔てて下カバー体35が必要に応じて固定されている。
そして、カバー案内溝21とスライド体31によって、支持壁20に対し可動カバー体30が移動可能に装着されるようになっている。なお、支持壁20の外側方下部には、可動カバー体30の移動を許容する空間部を隔てて下カバー体35が必要に応じて固定されている。
図2、図3及び図12に示すように、テーブル板41は、可動支持脚50、テーブルベース43及びテーブルステー(この発明の保持部材に相当する)60を備えたテーブル支持機構42によって支持されかつ案内レール71と摺動体72とを備えた案内機構70によって収納空間11に出入可能に収納されている。
すなわち、この実施例において、案内機構70の案内レール71は、収納空間11の一側壁をなすケース本体12の壁部13の幅方向中央部に設けられた突部13aに沿って上下方向に延びて設けられる一方、案内レール71に沿って移動可能に組み付けられる摺動体72は可動支持脚50の下部に固定されている。
そして、可動支持脚50は、ケース本体12の壁部13に案内レール71と摺動体72によってに移動可能に支持されている。この可動支持脚50の上端部には、連結軸51によってテーブルベース43がその一端部において回動可能に連結されている。
すなわち、この実施例において、案内機構70の案内レール71は、収納空間11の一側壁をなすケース本体12の壁部13の幅方向中央部に設けられた突部13aに沿って上下方向に延びて設けられる一方、案内レール71に沿って移動可能に組み付けられる摺動体72は可動支持脚50の下部に固定されている。
そして、可動支持脚50は、ケース本体12の壁部13に案内レール71と摺動体72によってに移動可能に支持されている。この可動支持脚50の上端部には、連結軸51によってテーブルベース43がその一端部において回動可能に連結されている。
テーブルベース43の一側面(図12に示す使用状態では上面)にはテーブル板41が取り付けられている。そして、テーブル板41は、そのテーブルベース43と共に、可動支持脚50の一側面に沿って延びる出入姿勢から略水平状をなす使用位置まで連結軸51を支点として回動されるようになっている。
また、可動支持脚50とテーブルベース43との間には、一端部がテーブルベース43にピン61によって連結され、他端部がピン62と長孔63によって可動支持脚50に連結されたテーブルステー60が装着されている。そして、テーブル板41が略水平状をなす使用位置に配置されたときには、可動支持脚50とテーブルベース43との間でテーブルステー60が斜めの状態をなしてテーブル板41を略水平状をなす使用位置に支持するようになっている。
また、可動支持脚50とテーブルベース43との間には、一端部がテーブルベース43にピン61によって連結され、他端部がピン62と長孔63によって可動支持脚50に連結されたテーブルステー60が装着されている。そして、テーブル板41が略水平状をなす使用位置に配置されたときには、可動支持脚50とテーブルベース43との間でテーブルステー60が斜めの状態をなしてテーブル板41を略水平状をなす使用位置に支持するようになっている。
また、この実施例において、図3に示すように、収納ケース体10のケース本体12の上端部に装着された物品組付体15には、テーブル板41を収納位置に係脱可能に保持するための係止部材25が進退可能に配置されている。
この実施例において、係止部材25は、テーブル板41のテーブルベース43の所定位置(この実施例ではテーブルベース43の下面を覆って装着されたベースカバー43aの下面)に設けられた係合部48に係脱可能に係合する係止部26と、この係止部26がテーブルベース43の係合部48から外れる後退方向に手動操作するための操作部27とを備えている。そして、係止部材25は、常にはばね28によって係止部26がテーブルベース43の係合部48に係合する前進方向に付勢されている。
なお、係止部材25の係止部26の先端部上面とテーブルベース43の係止部48の下面には、相互に接触して係止部材25をばね28の付勢力に抗して後退させる傾斜状の案内面26a、48aがそれぞれ形成されている。
この実施例において、係止部材25は、テーブル板41のテーブルベース43の所定位置(この実施例ではテーブルベース43の下面を覆って装着されたベースカバー43aの下面)に設けられた係合部48に係脱可能に係合する係止部26と、この係止部26がテーブルベース43の係合部48から外れる後退方向に手動操作するための操作部27とを備えている。そして、係止部材25は、常にはばね28によって係止部26がテーブルベース43の係合部48に係合する前進方向に付勢されている。
なお、係止部材25の係止部26の先端部上面とテーブルベース43の係止部48の下面には、相互に接触して係止部材25をばね28の付勢力に抗して後退させる傾斜状の案内面26a、48aがそれぞれ形成されている。
図3に示すように、収納ケース体10の支持壁20には、テーブル板41を可動支持脚50と共に所定の引出位置まで押し出す押出機構80が設けられている。
押出機構80は、可動支持脚50の下端部52を接離可能に受ける受け部82を下端部に有する四角板状の押出体81と、この押出体81を押出方向に付勢する付勢手段とを備えている。
押出機構80は、可動支持脚50の下端部52を接離可能に受ける受け部82を下端部に有する四角板状の押出体81と、この押出体81を押出方向に付勢する付勢手段とを備えている。
図2に示すように、支持壁20の両端部には、押出体81に対応する押出体案内溝22が形成され、押出体81の幅方向両端部には、押出体案内溝22に沿ってスライド可能に挿入されるスライド体83が配設されている。
そして、押出体案内溝22とスライド体83によって、支持壁20に対し押出体81が移動可能に装着されるようになっている。
また、付勢手段としては、回転トルクが一定のコンストンスプリング86が用いられている。すなわち、図3に示すように、支持壁20の上部に固定されたスプリングケース87内は帯板状のコンストンスプリング86が引出可能に巻回され、そのコンストンスプリング86の先端部に押出体81が連結されている。
そして、係止部材25がその操作部27によってばね28の付勢力に抗して後退され、係止部材25の係止部26がテーブルベース43の係合部48から外されることで、押出体81がコンストンスプリング86の付勢力によって上昇され、これによって、図7と図8に示すように、可動支持脚50と共にテーブル板41が収納位置と引出端位置との中間に位置する中間引出位置まで押し出されるようになっている。
そして、押出体案内溝22とスライド体83によって、支持壁20に対し押出体81が移動可能に装着されるようになっている。
また、付勢手段としては、回転トルクが一定のコンストンスプリング86が用いられている。すなわち、図3に示すように、支持壁20の上部に固定されたスプリングケース87内は帯板状のコンストンスプリング86が引出可能に巻回され、そのコンストンスプリング86の先端部に押出体81が連結されている。
そして、係止部材25がその操作部27によってばね28の付勢力に抗して後退され、係止部材25の係止部26がテーブルベース43の係合部48から外されることで、押出体81がコンストンスプリング86の付勢力によって上昇され、これによって、図7と図8に示すように、可動支持脚50と共にテーブル板41が収納位置と引出端位置との中間に位置する中間引出位置まで押し出されるようになっている。
また、この実施例において、図3に示すように、テーブル板41、テーブルベース43及び可動支持脚50は、これらの荷重に対応する付勢力を持ち、かつ回転トルクが一定のコンストンスプリングによって構成されたテーブルバランス支持機構90によって支持されている。すなわち、この実施例において、テーブルバランス支持機構90はコンストンスプリングによって構成されている。このコンストンスプリングのスプリングケース91はケース本体12の下部内面に固定され、そのスプリングケース91から引出可能に巻回された連結ワイヤ93がケース本体12の壁部13の上部に配設されたローラ94に掛け渡され、その連結ワイヤ93の先端部93aが可動支持脚50の下部50aに連結されている(図7参照)。
そして、スプリングケース91内に巻回されて収納されたコンストンスプリング(図示しない)によって連結ワイヤ93が巻き取り方向に付勢されることで、テーブル板41、テーブルベース43及び可動支持脚50の荷重がバランスされて支えられるようになっている。
そして、スプリングケース91内に巻回されて収納されたコンストンスプリング(図示しない)によって連結ワイヤ93が巻き取り方向に付勢されることで、テーブル板41、テーブルベース43及び可動支持脚50の荷重がバランスされて支えられるようになっている。
図2〜図6に示すように、テーブル板41と可動カバー体30との間には、テーブル板41が引き出されたときに可動カバー体30をテーブル板41の引出方向とは逆方向へ移動させて可動カバー体30の先端高さを低くし、テーブル板41が元の収納位置に押し込まれたときに可動カバー体30をテーブル板41の押込方向とは逆方向へ移動させて可動カバー体30を元の高さに戻す連動機構100が設けられている。
この実施例において、連動機構100は、押出体81と、可動カバー体30との間に配設された作動ラック101、ピニオン軸103、第1のピニオン104、第2のピニオン105及び従動ラック106を備えて構成されている。
この実施例において、連動機構100は、押出体81と、可動カバー体30との間に配設された作動ラック101、ピニオン軸103、第1のピニオン104、第2のピニオン105及び従動ラック106を備えて構成されている。
すなわち、図2と図6に示すように、支持壁20の中間高さ位置には、水平方向のピニオン軸103が軸受け102によって回転可能に取り付けられており、このピニオン軸103の中央部には、第1のピニオン104がトルク伝達可能に設けられ、同ピニオン軸103の両端部には第2のピニオン105がトルク伝達可能に設けられている。そして、図4と図6に示すように、押出体81の一側面の上下方向には、第1のピニオン104に噛み合う作動ラック101が設けられる一方、可動カバー体30の内面の幅方向両側部には、第2のピニオン105に噛み合う従動ラック106が設けられている。
また、この実施例において、テーブル板41の引出量、すなわち、押出体81の押出量に対する可動カバー体30の逆方向の移動量が例えば2倍となるように、第1のピニオン104と第2のピニオン105との歯車比が1:2に設定されている。また、第1のピニオン104と第2のピニオン105との歯車比は適宜好適な数値により設定可能である。
また、この実施例において、テーブル板41の引出量、すなわち、押出体81の押出量に対する可動カバー体30の逆方向の移動量が例えば2倍となるように、第1のピニオン104と第2のピニオン105との歯車比が1:2に設定されている。また、第1のピニオン104と第2のピニオン105との歯車比は適宜好適な数値により設定可能である。
図7〜図9に示すように、可動支持脚50には、同可動支持脚50を引出端位置にロックするために収納ケース体10側、この実施例ではケース本体12の部品組付体15に設けられたロック部としてのロック孔151にロック並びにロック解除方向に進退可能なロック部材150が設けられている。
この実施例において、図9に示すように、可動支持脚50には、その摺動体72の左右両側部においてロック部材150に対応する組付孔55が形成され、これら両組付孔55に左右の両ロック部材150がそれぞれ進退可能に組み付けられている。
この実施例において、図9に示すように、可動支持脚50には、その摺動体72の左右両側部においてロック部材150に対応する組付孔55が形成され、これら両組付孔55に左右の両ロック部材150がそれぞれ進退可能に組み付けられている。
図7〜図9に示すように、ロック部材150とテーブルステー60との間には、引出端位置に引き出されたテーブル板41が連結軸51を支点として所定角度回動されて略水平状をなす使用位置に配置切換される回動動作に連動してロック部材150を収納ケース体10側のロック孔151に係合するロック位置まで前進させ、テーブル板41が使用位置から元の出入姿勢に回動される動作に連動してロック部材150を収納ケース体10側のロック孔151から外れるロック解除位置まで後退させるロック作動機構160が設けられている。
このロック作動機構160は、作動部材161と、この作動部材161とロック部材150との間に設けられた連動カム機構170を備えて構成されている。
このロック作動機構160は、作動部材161と、この作動部材161とロック部材150との間に設けられた連動カム機構170を備えて構成されている。
図8と図9に示すように、作動部材161は、テーブルステー60の他端部にピン62と同一中心線上に配置された連結軸(図示しない)によって連結されかつ可動支持脚50に形成されら案内部によって可動支持脚50に沿って移動可能に組み付けられている。
そして、作動部材161とロック部材150との間に、同ロック部材150をロック位置とロック解除位置との間で進退させる連動カム機構170が配設されている。この連動カム機構170は、図10と図11に示すように、作動部材161に形成されたカム溝171と、ロック部材150に一体状に設けられかつカム溝171に沿って移動案内されてロック部材150を進退させる摺動ピン174とを備えて構成されている。
そして、作動部材161とロック部材150との間に、同ロック部材150をロック位置とロック解除位置との間で進退させる連動カム機構170が配設されている。この連動カム機構170は、図10と図11に示すように、作動部材161に形成されたカム溝171と、ロック部材150に一体状に設けられかつカム溝171に沿って移動案内されてロック部材150を進退させる摺動ピン174とを備えて構成されている。
図14〜図17に示すように、可動支持脚50と テーブルステー60との間には、テーブル板41が使用位置に配置されたときに テーブル板41の戻り方向(逆方向)の回動を阻止して同テーブル板41を使用位置にロックする使用位置ロック機構180が設けられている。
この実施例において、使用位置ロック機構180は、ロックアーム181と付勢手段185とを備えて構成されている。
ロックアーム181は、根元部においてテーブルステー60の下部近傍に軸182を中心として回動可能に装着されている。また、図15と図17に示すように、ロックアーム181は、その根元部近傍から先端にわたって二股状に形成され、その二股の先端部には可動支持脚50の上端部に形成された鉤形状のロック部184に係脱可能に係合してテーブル板41の戻り方向の回動を阻止する阻止部183が、テーブルベース43の下面に接して滑走可能に円弧状に形成されている。また、ロックアーム181の二股の阻止部183の対向面には、次に述べるロック解除操作部材190の係合部192に係合可能なピン状の係合部184が対向状に突設されている。
この実施例において、使用位置ロック機構180は、ロックアーム181と付勢手段185とを備えて構成されている。
ロックアーム181は、根元部においてテーブルステー60の下部近傍に軸182を中心として回動可能に装着されている。また、図15と図17に示すように、ロックアーム181は、その根元部近傍から先端にわたって二股状に形成され、その二股の先端部には可動支持脚50の上端部に形成された鉤形状のロック部184に係脱可能に係合してテーブル板41の戻り方向の回動を阻止する阻止部183が、テーブルベース43の下面に接して滑走可能に円弧状に形成されている。また、ロックアーム181の二股の阻止部183の対向面には、次に述べるロック解除操作部材190の係合部192に係合可能なピン状の係合部184が対向状に突設されている。
ロックアーム181を、その阻止部183がロック部184に係合するロック方向に付勢するための付勢手段185としては、例えば、ロックアーム181の回動中心をなす軸182の回りにばね(コイルスプリング)186を巻回し、そのばね186の一端部をロックアーム181に掛け止めし、他端部をテーブルステー60に掛け止めして構成するこができる。
図15〜図17に示すように、テーブルベース43の下面を覆って取り付けられたベースカバー43aの内面には、ロックアーム181を付勢手段185の付勢に抗してロック解除方向へ移動操作するためのロック解除操作部材190が移動操作可能に組み付けられている。
このロック解除操作部材190は長尺に形成され、長手方向の一端部寄り部分において、ベースカバー43aの内面に突設された一対の支持部43bの間にピン195と長孔196によって移動案内されて組み付けられている。また、ロック解除操作部材190の長手方向の一端部には操作部191が形成され、この操作部191はベースカバー43aに切り欠き状に形成された開口部43cから突出して操作可能とされている。
ロック解除操作部材190の長手方向の他端部は、ロックアーム181の二股の阻止部183の間に向けて延びており、その先端部にはロックアーム181の阻止部183の係合部184に接離可能に係合する係合部192が形成されている。
そして、ロック解除操作部材190を、その操作部191において、図17に向かって右方向へ移動操作することで、ロックアーム181が付勢手段185の付勢力に抗してロック解除方向へ移動されるようになっている。
このロック解除操作部材190は長尺に形成され、長手方向の一端部寄り部分において、ベースカバー43aの内面に突設された一対の支持部43bの間にピン195と長孔196によって移動案内されて組み付けられている。また、ロック解除操作部材190の長手方向の一端部には操作部191が形成され、この操作部191はベースカバー43aに切り欠き状に形成された開口部43cから突出して操作可能とされている。
ロック解除操作部材190の長手方向の他端部は、ロックアーム181の二股の阻止部183の間に向けて延びており、その先端部にはロックアーム181の阻止部183の係合部184に接離可能に係合する係合部192が形成されている。
そして、ロック解除操作部材190を、その操作部191において、図17に向かって右方向へ移動操作することで、ロックアーム181が付勢手段185の付勢力に抗してロック解除方向へ移動されるようになっている。
また、この実施例において、図17と図18に示すように、テーブル板41は、長方形に形成され、その長手方向に一端部に取手部41aが形成されている。そして、テーブル板41は、テーブルベース43に対しベアリング198によって約180度の範囲内において旋回可能に装着される。さらに、テーブル板41は、取手部41aを上向きにして収納ケース体10の収納空間11に出し入れされるようになっている。
また、図17と図18に示すように、テーブル板41が使用位置に配置された状態において、テーブル板41が所望とする方向に旋回されたときには、ロック解除操作部材190によるロックアーム181のロック解除を阻止し、元の姿勢に戻されたときに、ロック解除操作部材190によるロックアーム181のロック解除を許容するようになっている。
すなわち、この実施例において、テーブル板41の下面には同テーブル板41の旋回中心と同一中心をなす半円弧状凹部47が形成され、その円弧状凹部47の中央部にはロック解除操作部材190の操作を許容する許容部48が形成される一方、ロック解除操作部材190には、半円弧状凹部47に沿って相対的に移動可能な阻止片197が突設されている。そして、ロック解除操作部材190の阻止片197が半円弧状凹部47の許容部48に対応する位置に配置された状態において、ロック解除操作部材190のロック解除操作が許容され、テーブル板41が所定方向に旋回されたときには、ロック解除操作部材190の阻止片197が許容部48から外れた半円弧状凹部47内に位置する。この状態でロック解除操作部材190をロック解除方向へ移動操作しようとすると、阻止片197が半円弧状凹部47の壁面に当接し、これによってロック解除操作部材190のロック解除方向への操作が阻止されるようになっている。
また、図17と図18に示すように、テーブル板41が使用位置に配置された状態において、テーブル板41が所望とする方向に旋回されたときには、ロック解除操作部材190によるロックアーム181のロック解除を阻止し、元の姿勢に戻されたときに、ロック解除操作部材190によるロックアーム181のロック解除を許容するようになっている。
すなわち、この実施例において、テーブル板41の下面には同テーブル板41の旋回中心と同一中心をなす半円弧状凹部47が形成され、その円弧状凹部47の中央部にはロック解除操作部材190の操作を許容する許容部48が形成される一方、ロック解除操作部材190には、半円弧状凹部47に沿って相対的に移動可能な阻止片197が突設されている。そして、ロック解除操作部材190の阻止片197が半円弧状凹部47の許容部48に対応する位置に配置された状態において、ロック解除操作部材190のロック解除操作が許容され、テーブル板41が所定方向に旋回されたときには、ロック解除操作部材190の阻止片197が許容部48から外れた半円弧状凹部47内に位置する。この状態でロック解除操作部材190をロック解除方向へ移動操作しようとすると、阻止片197が半円弧状凹部47の壁面に当接し、これによってロック解除操作部材190のロック解除方向への操作が阻止されるようになっている。
この実施例に係る車両用テーブル装置は、上述したように構成される。
したがって、テーブル板41を引き出して使用する場合、係止部材25がその操作部27によってばね28の付勢力に抗して後退され、係止部材25の係止部26がテーブルベース43の係合部48から外される。
すると、押出体81がコンストンスプリング86の付勢力によって上昇され、この押出体81の受け部82によって可動支持脚50の下端部が押し上げられる。これによって、可動支持脚50と共にテーブル板41が中間引出位置まで押し出される。
ここで、テーブル板41がその一端縁に形成された取手部41aにおいて引出端位置まで引き出される。
したがって、テーブル板41を引き出して使用する場合、係止部材25がその操作部27によってばね28の付勢力に抗して後退され、係止部材25の係止部26がテーブルベース43の係合部48から外される。
すると、押出体81がコンストンスプリング86の付勢力によって上昇され、この押出体81の受け部82によって可動支持脚50の下端部が押し上げられる。これによって、可動支持脚50と共にテーブル板41が中間引出位置まで押し出される。
ここで、テーブル板41がその一端縁に形成された取手部41aにおいて引出端位置まで引き出される。
図12に示すように、可動支持脚50に対しテーブルベース43と共にテーブル板41が連結軸51を支点として所定角度回動されて略水平状をなす使用位置に配置切換されると、テーブルステー60は、その一端部のピン61を中心としてテーブル板41に対し回動しながらテーブルステー60の他端部がピン62と長孔63の案内作用によって可動支持脚50に沿って移動する。そして、ピン62が長孔63の一端部に当接してテーブルステー60が斜めの支持状態をなすことで、テーブル板41のこれ以上の一方向への回動が阻止されて使用位置に保持される。
また、テーブルステー60の移動と共に、作動部材161が可動支持脚50の案内部に案内されながら下方に向けて押し下げられる。
すると、図12と図13に示すように、作動部材161の移動によってカム溝171に沿って摺動ピン174が移動される。これによってロック部材150が収納ケース体10側の部品組付体15のロック孔151に嵌合(係合)するロック位置まで前進される。そして、ロック部材150とロック孔151との係合力によって可動支持脚50が引出端位置にロックされる。
このため、テーブル板41を使用位置に配置して使用するときに、可動支持脚50が収納ケース体10の収納空間11に不測に押し込まれることを防止することができる。
また、テーブルステー60の移動と共に、作動部材161が可動支持脚50の案内部に案内されながら下方に向けて押し下げられる。
すると、図12と図13に示すように、作動部材161の移動によってカム溝171に沿って摺動ピン174が移動される。これによってロック部材150が収納ケース体10側の部品組付体15のロック孔151に嵌合(係合)するロック位置まで前進される。そして、ロック部材150とロック孔151との係合力によって可動支持脚50が引出端位置にロックされる。
このため、テーブル板41を使用位置に配置して使用するときに、可動支持脚50が収納ケース体10の収納空間11に不測に押し込まれることを防止することができる。
また、可動支持脚50に対しテーブルベース43と共にテーブル板41が連結軸51を支点として略水平状をなす使用位置に向けて回動される際、図16に示すように、ロックアーム181は、その先端部の阻止部183が、テーブルベース43の下面43eに接して滑走しながら付勢手段185の付勢力によって軸182を中心としてロック方向に回動される。そして、図17に示すように、テーブル板41が使用位置へ配置切換されると、ロックアーム181先端部の阻止部183が可動支持脚50上端部のロック部184に係合する。これによって、テーブル板41の戻り方向(逆方向)の回動が阻止される。
前記したようにして、テーブル板41が略水平状をなす使用位置に配置されたときには、テーブル板41が保持部材としてのテーブルステー60によって安定よく支持されるため、テーブル板41の上面(テーブル面)に物品を安定よく載置して使用することができる。
また、可動支持脚50の上端部に対し連結軸51を中心としてテーブルベース43と共にテーブル板41が一方向へ所定角度回動されることで略水平状をなす使用位置に配置切換される構造上、テーブル板41の上面全域をテーブル面として使用することができる。
また、この実施例において、テーブル板41の一方向への回動をテーブルステー60(ピン62と長孔63)によって阻止し、戻り方向への回動をロックアーム181によって阻止することができる。このため、車両走行時の振動等によってテーブル板41が戻り方向へ回動されてガタツク不具合を防止することができ、テーブル板41を水平状態で安定よく保持することができると共に、テーブル板41上に物品を安定よく載置して使用することができる。
また、可動支持脚50の上端部に対し連結軸51を中心としてテーブルベース43と共にテーブル板41が一方向へ所定角度回動されることで略水平状をなす使用位置に配置切換される構造上、テーブル板41の上面全域をテーブル面として使用することができる。
また、この実施例において、テーブル板41の一方向への回動をテーブルステー60(ピン62と長孔63)によって阻止し、戻り方向への回動をロックアーム181によって阻止することができる。このため、車両走行時の振動等によってテーブル板41が戻り方向へ回動されてガタツク不具合を防止することができ、テーブル板41を水平状態で安定よく保持することができると共に、テーブル板41上に物品を安定よく載置して使用することができる。
また、この実施例において、テーブル板41は、テーブルベース43に対しベアリング198によって約180度の範囲内において旋回して使用することができ、使い勝手に優れる。すなわち、この実施例において、テーブル板41は長方形に形成されており、そのテーブル板41を使用しやすい向きに旋回して使用することができる。なお、テーブルベース43に対しテーブル板41をベアリング198を用いることなく旋回可能に組み付けることも可能である。
テーブル板41を収納ケース体10の収納空間11に収納する場合、ロック解除操作部材190を、その操作部191において、図17に向かって右方向へ移動操作することで、ロックアーム181が付勢手段185の付勢力に抗してロック解除方向へ移動され、これによってテーブル板41がロック解除される。
ここで、テーブル板41が図12と図17に示す使用位置から図8と図14に示す元の出入姿勢に向けて連結軸51を支点として回動されて引出端位置に戻される。すると、テーブルステー60は、一端部においてテーブル板41に対しピン61を中心として逆方向に回動されながら他端部がピン62と長孔63の案内作用によって可動支持脚50に沿って元の位置まで上昇(移動)され、これによって、テーブルステー60が元の状態に戻される。すると、連動カム機構170によってロック部材150がロック孔151から外れるロック解除位置まで後退され、これによって、収納ケース体10に対し可動支持脚50がロック解除される。
ここで、テーブル板41が図12と図17に示す使用位置から図8と図14に示す元の出入姿勢に向けて連結軸51を支点として回動されて引出端位置に戻される。すると、テーブルステー60は、一端部においてテーブル板41に対しピン61を中心として逆方向に回動されながら他端部がピン62と長孔63の案内作用によって可動支持脚50に沿って元の位置まで上昇(移動)され、これによって、テーブルステー60が元の状態に戻される。すると、連動カム機構170によってロック部材150がロック孔151から外れるロック解除位置まで後退され、これによって、収納ケース体10に対し可動支持脚50がロック解除される。
その後、テーブル板41が可動支持脚50と共に収納ケース体10の収納空間11に押し込まれて収納位置に配置されることで、係止部材25の係止部26がテーブルベース43の係合部48に係合し、これによってテーブル板41、テーブルベース43及び可動支持脚50が元の収納位置に配置保持される。
なお、この発明は前記実施例に限定するものではない。
例えば、前記実施例において、案内機構70が収納空間11の一側壁をなすケース本体12の壁部13に設けられた案内レール71と、可動支持脚50に固定された摺動体72によって構成される場合を例示したが、可動支持脚50を収納空間11に沿って出し入れ可能に案内できる構造であればどのように構成してもこの発明を実施することが可能である。
また、前記実施例においては、保持部材としてのテーブルステー60の一端部がテーブルベース43にピン61によって連結され、他端部がピン62と長孔63によって可動支持脚50に沿って移動可能に連結された場合を例示したが、テーブルステー60の一端部がテーブルベース43にピンと長孔によって移動可能に連結され、他端部がピンによって可動支持脚に回動可能に連結された場合においてもこの発明を実施することができる。
また、ロックアーム181と付勢手段185を主体として構成された使用位置ロック機構180は、必要に応じて設ければよく、使用位置ロック機構180がない構造であてもこの発明を実施することができる。
また、前記実施例においては、可動カバー体30がテーブル板41の出し入れ方向と反対方向へ移動可能に装着され、この可動カバー体30の先端高さが変化されるように構成されたが、可動カバー体30がない構造であってもこの発明を実施することができる。
例えば、前記実施例において、案内機構70が収納空間11の一側壁をなすケース本体12の壁部13に設けられた案内レール71と、可動支持脚50に固定された摺動体72によって構成される場合を例示したが、可動支持脚50を収納空間11に沿って出し入れ可能に案内できる構造であればどのように構成してもこの発明を実施することが可能である。
また、前記実施例においては、保持部材としてのテーブルステー60の一端部がテーブルベース43にピン61によって連結され、他端部がピン62と長孔63によって可動支持脚50に沿って移動可能に連結された場合を例示したが、テーブルステー60の一端部がテーブルベース43にピンと長孔によって移動可能に連結され、他端部がピンによって可動支持脚に回動可能に連結された場合においてもこの発明を実施することができる。
また、ロックアーム181と付勢手段185を主体として構成された使用位置ロック機構180は、必要に応じて設ければよく、使用位置ロック機構180がない構造であてもこの発明を実施することができる。
また、前記実施例においては、可動カバー体30がテーブル板41の出し入れ方向と反対方向へ移動可能に装着され、この可動カバー体30の先端高さが変化されるように構成されたが、可動カバー体30がない構造であってもこの発明を実施することができる。
10 収納ケース体
11 収納空間
30 可動カバー体
41 テーブル板
42 テーブル支持機構
43 テーブルベース
50 可動支持脚
51 連結軸
60 テーブルステー(保持部材)
11 収納空間
30 可動カバー体
41 テーブル板
42 テーブル支持機構
43 テーブルベース
50 可動支持脚
51 連結軸
60 テーブルステー(保持部材)
Claims (3)
- 収納ケース体の収納空間に対しテーブル板がテーブル支持機構によって支持されかつ案内機構によって出し入れ可能に収納された車両用テーブル装置であって、
前記テーブル支持機構は、前記案内機構によって移動案内される可動支持脚と、この可動支持脚の上端部に回動可能に装着されかつ前記テーブル板の下面を支持するテーブルベースと、前記可動支持脚と前記テーブルベースとの間に装着された保持部材と、を備え、
前記テーブル板が前記可動支持脚と共に引出端位置まで引き出された後、一方向へ所定角度回動されることで前記保持部材によって支持された状態で略水平状をなす使用位置に配置切換可能に構成されていることを特徴とする車両用引出装置。 - 請求項1に記載の車両用引出装置であって、
保持部材は、テーブルベースと可動支持脚とのうち、一方の部材に一端部が回動可能に連結され、他端部が他方の部材に移動可能に連結され、かつテーブル板が可動支持脚と共に引出端位置まで引き出された後、一方向へ所定角度回動されて使用位置に配置切換されたときに斜めの支持状態をなしかつこれ以上の一方向への回動を阻止するように構成されていることを特徴とする車両用引出装置。 - 請求項1又は2に記載の車両用引出装置であって、
テーブル板はテーブルベースに旋回可能に装着されていることを特徴とする車両用引出装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006009714A JP2007190996A (ja) | 2006-01-18 | 2006-01-18 | 車両用テーブル装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2006009714A JP2007190996A (ja) | 2006-01-18 | 2006-01-18 | 車両用テーブル装置 |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2007190996A true JP2007190996A (ja) | 2007-08-02 |
Family
ID=38447027
Family Applications (1)
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Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009040288A (ja) * | 2007-08-10 | 2009-02-26 | Nippon Plast Co Ltd | テーブル装置及びコンソールボックス |
CN102573563A (zh) * | 2009-10-07 | 2012-07-11 | 东京座椅技术股份有限公司 | 折叠桌 |
JP2015217782A (ja) * | 2014-05-16 | 2015-12-07 | トヨタ紡織株式会社 | 乗物用テーブル |
KR102064567B1 (ko) * | 2018-04-12 | 2020-01-10 | 현대자동차(주) | 테이블 가변형 콘솔장치 |
US10737636B2 (en) * | 2018-01-31 | 2020-08-11 | Shanghai Yanfeng Jinqiao Automotive Trim Systems Co. Ltd. | Vehicle interior component |
-
2006
- 2006-01-18 JP JP2006009714A patent/JP2007190996A/ja active Pending
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