JP4242389B2 - 車両用引出装置 - Google Patents

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Description

この発明は車両用引出装置に関する。
車両用引出装置としては、例えば、引出式の車両用テーブル装置、引出式の車両用カップホルダ装置、カーナビゲーション用の引出式の車両用表示装置(液晶パネル)等が知られている。
このような車両用引出装置において、収納ケース体の収納空間の出入口から引出部材(テーブル板、カップ保持体、液晶パネル等)が所定の引出端位置まで引き出されることで使用可能となり、また、引出部材を使用しないときには収納空間内に収納されるようになっているのが一般的である。
また、引出式の車両用テーブル装置としては、例えば、特許文献1に開示されたものが知られている。
また、収納ケース体の収納空間に出し入れ可能に収納さた引出部材が、可動支持脚と共に引出端位置まで引き出された後、可動支持脚の上端部を回動中心として所定角度回動されて使用位置に配置切換されるように車両用引出装置を構成した場合、引出部材を使用位置に配置して使用するときに、可動支持脚が収納ケース体の収納空間に不測に押し込まれることがある。このため、可動支持脚に、収納ケース体側に設けられたロック部に対し進退してロック及びロック解除するロック部材を配設する必要がある。
特開平10−264704号公報
ところで、収納ケース体側に設けられたロック部に対し進退してロック及びロック解除するロック部材を可動支持脚に配設した場合、引出部材と共に可動支持脚を引出端位置まで引き出した後、可動支持脚の上端部を回動中心として所定角度回動して使用位置に配置切換した状態において、収納ケース体側のロック部に対し手動操作によってロック部材を前進させてロックしなければならない。また、ロック部材をロック解除する場合においても、手動操作によってロック部材を後退させてロック解除しなければならず、これら操作が厄介で使い勝手が悪くなる。
この発明の目的は、前記問題点に鑑み、引出端位置に引き出された引出部材が使用位置に向けて回動されたり、あるいは使用位置から元の位置に逆方向に回動される際、その引出部材の回動動作に連動してロック部材を進退させて、収納ケース体に対し引出部材をロック並びにロック解除することができる車両用引出装置を提供することである。
前記目的を達成するために、この発明の請求項1に係る車両用引出装置は、収納空間を有する収納ケース体と、
前記収納空間の内壁部に沿って移動可能に装着された可動支持脚と、
前記可動支持脚の上端部に回動可能に支持され、かつ同可動支持脚と共に前記収納空間に出し入れ可能に収納される引出部材と、
一端部が前記引出部材側に回動可能に連結され、他端部が前記可動支持脚に沿って移動可能に連結され、かつ前記引出部材が前記可動支持脚と共に引出端位置まで引き出された後、所定角度回動されて使用位置に配置切換されたときに斜めの支持状態をなして前記引出部材を使用位置に保持する保持部材と、を備え、
前記可動支持脚には、同可動支持脚を引出端位置にロックするために前記収納ケース体側に設けられたロック部に対しロック並びにロック解除方向に進退可能にロック部材が設けられ、
前記ロック部材と前記保持部材との間には、前記引出端位置に引き出された前記引出部材が所定角度回動されて使用位置に配置切換される動作に連動して前記ロック部材を前記収納ケース体側のロック部に係合するロック位置まで前進させ、前記引出部材が使用位置から元の姿勢に回動される動作に連動して前記ロック部材を前記収納ケース体側のロック部から外れるロック解除位置まで後退させるロック作動機構が設けられていることを特徴とする。
前記構成において、収納ケース体の収納空間に収納された引出部材を使用する場合、まず、引出部材と共に可動支持脚が引出端位置まで引き出される。引き続いて、可動支持脚の上端部に対し引出部材が所定角度回動されて使用位置に配置切換される。この引出部材の使用位置への配置切換の動作に連動してロック作動機構が作動する。すると、ロック部材が収納ケース側のロック部に係合するロック位置まで前進され、これによって、可動支持脚を引出端位置にロックすることができる。このため、引出部材を使用位置に配置して使用するときに、可動支持脚が収納ケース体の収納空間に不測に押し込まれることを防止することができ、引出部材を使用位置に安定よく配置して使用することができる。例えば、引出部材がテーブル板である場合には、そのテーブル板上に物品を安定よく載置して使用することができる。
また、前記とは逆の手順に操作されることで収納ケース体の収納空間に可動支持脚と共に引出部材が収納される。
引出部材が使用位置から引出端位置の元の姿勢に回動されると、その動作に連動してロック作動機構が作動し、ロック部材が収納ケース側のロック部から外れるロック解除位置まで後退され、これによって、収納ケース体に対し可動支持脚をロック解除することができる。このため、使用位置に配置された引出部材を可動支持脚と共に収納ケース体の収納空間に容易に収納することができる。
前記したようにして、引出端位置にある引出部材の回動動作に連動して作動するロック作動機構によってロック部材を進退させて収納ケース体に対し可動支持脚をロック及びロック解除することができる。このため、手動操作によってロック部材を進退させる手間を省くことができ、使い勝手の向上を図ることができる。
請求項2に係る車両用引出装置は、請求項1に記載の車両用引出装置であって、
ロック作動機構は、保持部材の他端部に連結されかつ可動支持脚に沿って移動可能に設けられた作動部材と、
前記作動部材とロック部材との間に設けられて同ロック部材をロック位置とロック解除位置との間で進退させる連動カム機構と、を備えていることを特徴とする。
前記構成において、引出端位置まで引き出された引出部材が、可動支持脚の上端部に対し所定角度回動されて使用位置に配置切換されると、保持部材は、その一端部において引出部材に対し回動しながら保持部材の他端部が可動支持脚に沿って移動し、これによって、保持部材が斜めの支持状態をなして引出部材を使用位置に支持する。
保持部材の移動と共に作動部材が可動支持脚に沿って移動する。すると、作動部材とロック部材との間の連動カム機構によってロック部材が収納ケース側のロック部に係合するロック位置まで前進される。これによって、可動支持脚を引出端位置にロックすることができる。
また、引出部材が使用位置から引出端位置の元の姿勢に回動されると、保持部材は、その一端部において引出部材に対し前記とは逆の元の状態に回動されながら保持部材の他端部が可動支持脚に沿って元の位置まで移動し、これによって、保持部材が元の状態に戻される。すると、保持部材と共に作動部材が可動支持脚に沿って元の位置に向けて移動し、連動カム機構によってロック部材が収納ケース側のロック部から外れるロック解除位置まで後退され、これによって、収納ケース体に対し可動支持脚をロック解除することができる。
前記したように、ロック作動機構を作動部材と連動カム機構によって構成することで、ロック部材を正確に進退させてロック及びロック解除することができると共に、ロック状態において、ロック部材が不測にロック解除されることを防止することができる。
仮に、ロック部材をばねによってロック方向(前進方向)に付勢して収納ケース側のロック部に係合させるように構成すると、ロック部材がばねの付勢力に抗してロック解除方向に不測に後退してロック解除される不具合が生じる場合があるが、このような不具合が生じない。
請求項3に係る車両用引出装置は、請求項2に記載の車両用引出装置であって、
連動カム機構は、作動部材に形成されたカム溝と、ロック部材に一体状に設けられかつ前記カム溝に沿って移動案内されて前記ロック部材を進退させる摺動ピンと、を備えていることを特徴とする。
前記構成において、作動部材のカム溝とロック部材の摺動ピンによって連動カム機構を容易に形成することができる。
次に、この発明を実施するための最良の形態を実施例にしたがって説明する。
図1はこの発明の実施例1の車両用引出装置としての車両用テーブル装置のテーブル板が収納された状態を示す斜視図である。図2は車両用テーブル装置の平断面図である。図3は図2のIII−III線に基づく車両用テーブル装置の側断面図である。図4は図2のIV−IV線に基づく車両用テーブル装置の側断面図である。図5は図2のV−V線に基づく車両用テーブル装置の側断面図である。図6は可動カバー体の連動機構を分解して示す斜視図である。図7は収納ケース体のケース本体と可動支持脚及びテーブルベースによって支持されたテーブル板の関係を分離して示す斜視図である。図8は可動支持脚と共にテーブル板が引出端位置まで引き出された状態を示す破断して示す側面図である。図9は可動支持脚のロック部材と収納ケース体側のロック孔がロック解除された状態を示す図8のIX−IX線に基づく平断面である。図10はテーブルステーのカム溝と後退位置にあるロック部材の摺動ピンとの関係を示す斜視図である。図11はテーブルステーのカム溝と前進位置にあるロック部材の摺動ピンとの関係を示す斜視図である。図12はテーブル板が使用位置まで回動された状態を示す破断して示す側面図である。図13は可動支持脚のロック部材が前進して収納ケース体側のロック孔に係合したロック状態を示す図12のXIII−XIII線に基づく平断面である。
図1〜図3に示すように、車両用引出装置としての車両用テーブル装置の本体部を構成する収納ケース体10は、例えば、車室内のフロア上面に設置され、引出部材としてのテーブル板41を出入可能に収納するための収納空間11が上方に開口して形成されている。この実施例において、収納ケース体10は、ケース本体12と支持壁20とを主体として構成され、収納空間11の一側壁をなすケース本体12の壁部13と対向する反対側に支持壁20が固定状態で設けられている。
また、図3に示すように、収納空間11の一側壁をなす壁部13の上端部の高さH1に対し、支持壁20の上端の高さH2は、約半分〜3分の1程度低く設定されている。そして、支持壁20の外側部には、収納空間11の一側壁をなす壁部13と反対側の壁を支持壁20と協働して構成する可動カバー体30がテーブル板41の出し入れ方向と逆方向に移動可能に装着されている。すなわち、可動カバー体30は、支持壁20の高さH2を補いかつ支持壁20の外側を覆うようにして設けられている。
この実施例において、図2に示すように、支持壁20の両端部には、可動カバー体30に対応するカバー案内溝21が形成され、可動カバー体30の幅方向両端部には、カバー案内溝21に沿ってスライド可能に挿入されるたスライド体31が配設されている。
そして、カバー案内溝21とスライド体31によって、支持壁20に対し可動カバー体30が移動可能に装着されるようになっている。なお、支持壁20の外側方下部には、可動カバー体30の移動を許容する空間部を隔てて下カバー体35が必要に応じて固定されている。
図2、図3及び図12に示すように、テーブル板41(この発明の引出部材に相当する)は、可動支持脚50、テーブルベース43及びテーブルステー(この発明の保持部材に相当する)60を備えたテーブル支持機構42によって支持されかつ案内レール71と摺動体72とを備えた案内機構70によって収納空間11に出入可能に収納されている。
すなわち、この実施例において、案内機構70の案内レール71は、収納空間11の一側壁をなすケース本体12の内壁部13の幅方向中央部に設けられた突部13aに沿って上下方向に延びて設けられる一方、案内レール71に沿って移動可能に組み付けられる摺動体72は可動支持脚50の下部に固定されている。
そして、可動支持脚50は、ケース本体12の内壁部13に案内レール71と摺動体72によってに移動可能に支持されている。この可動支持脚50の上端部には、連結軸51によってテーブルベース43がその一端部において回動可能に連結されている。
テーブルベース43の一側面(図12に示す使用状態では上面)にはテーブル板41が取り付けられている。そして、テーブル板41は、そのテーブルベース43と共に、可動支持脚50の一側面に沿って延びる出入姿勢から略水平状をなす使用位置まで連結軸51を支点として回動されるようになっている。
また、可動支持脚50とテーブルベース43との間には、一端部がテーブルベース43にピン61によって連結され、他端部がピン62と長孔63によって可動支持脚50に連結されたテーブルステー60が装着されている。そして、テーブル板41が略水平状をなす使用位置に配置されたときには、可動支持脚50とテーブルベース43との間でテーブルステー60が斜めの状態をなしてテーブル板41を略水平状をなす使用位置に支持するようになっている。
また、この実施例において、図3に示すように、収納ケース体10のケース本体12の上端部に装着された物品組付体15には、テーブル板41を収納位置に係脱可能に保持するための係止部材25が進退可能に配置されている。
この実施例において、係止部材25は、テーブル板41のテーブルベース43の所定位置に設けられた係合部48に係脱可能に係合する係止部26と、この係止部26がテーブルベース43の係合部48から外れる後退方向に手動操作するための操作部27とを備えている。そして、係止部材25は、常にはばね28によって係止部26がテーブルベース43の係合部48に係合する前進方向に付勢されている。
なお、係止部材25の係止部26の先端部上面とテーブルベース43の係止部48の下面には、相互に接触して係止部材25をばね28の付勢力に抗して後退させる傾斜状の案内面26a、48aがそれぞれ形成されている。
図3に示すように、収納ケース体10の支持壁20には、テーブル板41を可動支持脚50と共に所定の引出位置まで押し出す押出機構80が設けられている。
押出機構80は、可動支持脚50の下端部52を接離可能に受ける受け部82を下端部に有する四角板状の押出体81と、この押出体81を押出方向に付勢する付勢手段とを備えている。
図2に示すように、支持壁20の両端部には、押出体81に対応する押出体案内溝22が形成され、押出体81の幅方向両端部には、押出体案内溝22に沿ってスライド可能に挿入されるスライド体83が配設されている。
そして、押出体案内溝22とスライド体83によって、支持壁20に対し押出体81が移動可能に装着されるようになっている。
また、付勢手段としては、回転トルクが一定のコンストンスプリング86が用いられている。すなわち、図3に示すように、支持壁20の上部に固定されたスプリングケース87内は帯板状のコンストンスプリング86が引出可能に巻回され、そのコンストンスプリング86の先端部に押出体81が連結されている。
そして、係止部材25がその操作部27によってばね28の付勢力に抗して後退され、係止部材25の係止部26がテーブルベース43の係合部48から外されることで、押出体81がコンストンスプリング86の付勢力によって上昇され、これによって、図7と図8に示すように、可動支持脚50と共にテーブル板41が収納位置と引出端位置との中間に位置する中間引出位置まで押し出されるようになっている。
また、この実施例において、図3に示すように、テーブル板41、テーブルベース43及び可動支持脚50は、これらの荷重に対応する付勢力を持ち、かつ回転トルクが一定のコンストンスプリングによって構成されたテーブルバランス支持機構90によって支持されている。すなわち、この実施例において、テーブルバランス支持機構90はコンストンスプリングによって構成されている。このコンストンスプリングのスプリングケース91はケース本体12の下部内面に固定され、そのスプリングケース91から引出可能に巻回された連結ワイヤ93がケース本体12の内壁部13の上部に配設されたローラ94に掛け渡され、その連結ワイヤ93の先端部93aが可動支持脚50の下部50aに連結されている(図7参照)。
そして、スプリングケース91内に巻回されて収納されたコンストンスプリング(図示しない)によって連結ワイヤ93が巻き取り方向に付勢されることで、テーブル板41、テーブルベース43及び可動支持脚50の荷重がバランスされて支えられるようになっている。
図2〜図6に示すように、テーブル板41と可動カバー体30との間には、テーブル板41が引き出されたときに可動カバー体30をテーブル板41の引出方向とは逆方向に移動させて可動カバー体30の先端高さを低くし、テーブル板41が元の収納位置に押し込まれたときに可動カバー体30をテーブル板41の押込方向とは逆方向に移動させて可動カバー体30を元の高さに戻す連動機構100が設けられている。
この実施例において、連動機構100は、押出体81と、可動カバー体30との間に配設された作動ラック101、ピニオン軸103、第1のピニオン104、第2のピニオン105及び従動ラック106を備えて構成されている。
すなわち、図2と図6に示すように、支持壁20の中間高さ位置には、水平方向のピニオン軸103が軸受け102によって回転可能に取り付けられており、このピニオン軸103の中央部には、第1のピニオン104がトルク伝達可能に設けられ、同ピニオン軸103の両端部には第2のピニオン105がトルク伝達可能に設けられている。そして、図4と図6に示すように、押出体81の一側面の上下方向には、第1のピニオン104に噛み合う作動ラック101が設けられる一方、可動カバー体30の内面の幅方向両側部には、第2のピニオン105に噛み合う従動ラック106が設けられている。
また、この実施例において、テーブル板41の引出量、すなわち、押出体81の押出量に対する可動カバー体30の逆方向の移動量が例えば2倍となるように、第1のピニオン104と第2のピニオン105との歯車比が1:2に設定されている。また、第1のピニオン104と第2のピニオン105との歯車比は適宜好適な数値により設定可能である。
図7〜図9に示すように、可動支持脚50には、同可動支持脚50を引出端位置にロックするために収納ケース体10側、この実施例ではケース本体12の部品組付体15に設けられたロック部としてのロック孔151にロック並びにロック解除方向に進退可能なロック部材150が設けられている。
この実施例において、図9に示すように、可動支持脚50には、その摺動体72の左右両側部においてロック部材150に対応する組付孔55が形成され、これら両組付孔55に左右の両ロック部材150がそれぞれ進退可能に組み付けられている。
図7〜図9に示すように、ロック部材150とテーブルステー60との間には、引出端位置に引き出されたテーブル板41が連結軸51を支点として所定角度回動されて略水平状をなす使用位置に配置切換される回動動作に連動してロック部材150を収納ケース体10側のロック孔151に係合するロック位置まで前進させ、テーブル板41が使用位置から元の出入姿勢に回動される動作に連動してロック部材150を収納ケース体10側のロック孔151から外れるロック解除位置まで後退させるロック作動機構160が設けられている。
このロック作動機構160は、作動部材161と、この作動部材161とロック部材150との間に設けられた連動カム機構170を備えて構成されている。
図8と図9に示すように、作動部材161は、テーブルステー60の他端部にピン62と同一中心線上に配置された連結軸(図示しない)によって連結されかつ可動支持脚50に形成されら案内部によって可動支持脚50に沿って移動可能に組み付けられている。
そして、作動部材161とロック部材150との間に、同ロック部材150をロック位置とロック解除位置との間で進退させる連動カム機構170が配設されている。この連動カム機構170は、図10と図11に示すように、作動部材161に形成されたカム溝171と、ロック部材150に一体状に設けられかつカム溝171に沿って移動案内されてロック部材150を進退させる摺動ピン174とを備えて構成されている。
この実施例に係る車両用引出装置としての車両用テーブル装置は、上述したように構成される。
したがって、テーブル板41を引き出して使用する場合、係止部材25がその操作部27によってばね28の付勢力に抗して後退され、係止部材25の係止部26がテーブルベース43の係合部48から外される。
すると、押出体81がコンストンスプリング86の付勢力によって上昇され、この押出体81の受け部82によって可動支持脚50の下端部が押し上げられる。これによって、可動支持脚50と共にテーブル板41が中間引出位置まで押し出される。
ここで、テーブル板41がその一端縁に形成された取手部41aにおいて引出端位置まで引き出される。
図12に示すように、可動支持脚50に対しテーブルベース43と共にテーブル板41が連結軸51を支点として所定角度回動されて略水平状をなす使用位置に配置切換されると、テーブルステー60は、その一端部のピン61を中心としてテーブル板41に対し回動しながらテーブルステー60の他端部がピン62と長孔63の案内作用によって可動支持脚50に沿って移動する。これによって、テーブルステー60が斜めの支持状態をなしてテーブル板41を使用位置に保持する。
テーブルステー60の移動と共に、作動部材161が可動支持脚50の案内部に案内されながら下方に向けて押し下げられる。
すると、図12と図13に示すように、作動部材161の移動によってカム溝171に沿って摺動ピン174が移動される。これによってロック部材150が収納ケース体10側の部品組付体15のロック孔151に嵌合(係合)するロック位置まで前進される。そして、ロック部材150とロック孔151との係合力によって可動支持脚50が引出端位置にロックされる。
このため、テーブル板41を使用位置に配置して使用するときに、可動支持脚50が収納ケース体10の収納空間11に不測に押し込まれることを防止することができ、テーブル板41を使用位置に安定よく配置して使用することができる。ひいてはテーブル板41上に物品を安定よく載置して使用することができる。
テーブル板41が図12に示す使用位置から図8に示す元の出入姿勢に向けて連結軸51を支点として回動されて引出端位置に戻されると、テーブルステー60は、テーブル板41に対し一端部においてピン61を中心として逆方向に回動されながらテーブルステー60の他端部がピン62と長孔63の案内作用によって可動支持脚50に沿って元の位置まで上昇(移動)され、これによって、テーブルステー60が元の状態に戻される。すると、連動カム機構170によってロック部材150がロック孔151から外れるロック解除位置まで後退され、これによって、収納ケース体10に対し可動支持脚50がロック解除される。
その後、テーブル板41が可動支持脚50と共に収納ケース体10の収納空間11に押し込まれて収納位置に配置されることで、係止部材25の係止部26がテーブルベース43の係合部48に係合し、これによってテーブル板41、テーブルベース43及び可動支持脚50が元の収納位置に配置保持される。
前記したようにして、この実施例においては、引出端位置にあるテーブル板41の回動動作に連動して作動するロック作動機構160によってロック部材150を進退させて収納ケース体10に対し可動支持脚50を引出端位置でロック及びロック解除することができる。このため、手動操作によってロック部材150を進退させる手間を省くことができ、使い勝手の向上を図ることができる。
また、ロック作動機構160を作動部材161と連動カム機構170によって構成することで、ロック部材150を正確に進退させてロック及びロック解除することができると共に、ロック状態において、ロック部材150が不測にロック解除されることを防止することができる。
仮に、ロック部材150をばねによってロック方向(前進方向)に付勢して収納ケース側のロック孔151に係合させるように構成すると、ロック部材150がばねの付勢力に抗してロック解除方向に不測に後退してロック解除される不具合が生じる場合があるが、このような不具合が生じない。
また、この実施例において、連動カム機構170は、作動部材161に形成されたカム溝171と、ロック部材150に設けられた摺動ピン174によって容易に構成することができる。
なお、この発明は前記実施例に限定するものではない。
例えば、前記実施例においては、作動部材161に形成されたカム溝171と、ロック部材150に設けられた摺動ピン174によって連動カム機構170が構成される場合を例示したが、例えば、作動部材161の下降によってロック部材150を前進させる傾斜状のカム面を形成する一方、ロック部材150を元の後退位置に戻すために、同ロック部材150をばねによって後退方向に付勢して連動カム機構を構成してもこの発明を実施することができる。
また、前記実施例においては、可動カバー体30がテーブル板41の出し入れ方向と反対方向に移動可能に装着され、この可動カバー体30の先端高さが変化されるように構成されたが、可動カバー体30がない構造であってもこの発明を実施することができる。
また、前記実施例においては、引出部材がテーブル板41である場合を例示したが、引出部材がカップホルダ装置のホルダ部材であっても実施可能であり、また、引出部材がカーナビゲーション装置の表示器(例えば液晶パネル)であっても実施可能である。
この発明の実施例1の車両用引出装置としての車両用テーブル装置のテーブル板が収納された状態を示す斜視図である。 同じく車両用テーブル装置の平断面図である。 同じく図2のIII−III線に基づく車両用テーブル装置の側断面図である。 同じく図2のIV−IV線に基づく車両用テーブル装置の側断面図である。 同じく図2のV−V線に基づく車両用テーブル装置の側断面図である。 同じく可動カバー体の連動機構を分解して示す斜視図である。 同じく収納ケース体のケース本体と可動支持脚及びテーブルベースによって支持されたテーブル板の関係を分離して示す斜視図である。 同じく可動支持脚と共にテーブル板が引出端位置まで引き出された状態を示す破断して示す側面図である。 同じく可動支持脚のロック部材と収納ケース体側のロック孔がロック解除された状態を示す図8のIX−IX線に基づく平断面である。 同じくテーブルステーのカム溝と後退位置にあるロック部材の摺動ピンとの関係を示す斜視図である。 同じくテーブルステーのカム溝と前進位置にあるロック部材の摺動ピンとの関係を示す斜視図である。 同じくテーブル板が使用位置まで回動された状態を示す破断して示す側面図である。 同じく可動支持脚のロック部材が前進して収納ケース体側のロック孔に係合したロック状態を示す図12のXIII−XIII線に基づく平断面である。
符号の説明
10 収納ケース体
11 収納空間
30 可動カバー体
41 テーブル板(引出部材)
150 ロック部材
151 ロック孔(ロック部)
160 ロック作動機構
161 作動部材
170 連動カム機構
171 カム溝
174 摺動ピン

Claims (3)

  1. 収納空間を有する収納ケース体と、
    前記収納空間の内壁部に沿って移動可能に装着された可動支持脚と、
    前記可動支持脚の上端部に回動可能に支持され、かつ同可動支持脚と共に前記収納空間に出し入れ可能に収納される引出部材と、
    一端部が前記引出部材側に回動可能に連結され、他端部が前記可動支持脚に沿って移動可能に連結され、かつ前記引出部材が前記可動支持脚と共に引出端位置まで引き出された後、所定角度回動されて使用位置に配置切換されたときに斜めの支持状態をなして前記引出部材を使用位置に保持する保持部材と、を備え、
    前記可動支持脚には、同可動支持脚を引出端位置にロックするためのロック部材が前記収納ケース体側に設けられたロック部に対しロック並びにロック解除方向に進退可能に設けられ、
    前記ロック部材と前記保持部材との間には、前記引出端位置に引き出された前記引出部材が所定角度回動されて使用位置に配置切換される動作に連動して前記ロック部材を前記収納ケース体側のロック部に係合するロック位置まで前進させ、前記引出部材が使用位置から元の姿勢に回動される動作に連動して前記ロック部材を前記収納ケース体側のロック部から外れるロック解除位置まで後退させるロック作動機構が設けられていることを特徴とする車両用引出装置。
  2. 請求項1に記載の車両用引出装置であって、
    ロック作動機構は、保持部材の他端部に連結されかつ可動支持脚に沿って移動可能に設けられた作動部材と、
    前記作動部材とロック部材との間に設けられて同ロック部材をロック位置とロック解除位置との間で進退させる連動カム機構と、を備えていることを特徴とする車両用引出装置。
  3. 請求項2に記載の車両用引出装置であって、
    連動カム機構は、作動部材に形成されたカム溝と、ロック部材に一体状に設けられかつ前記カム溝に沿って移動案内されて前記ロック部材を進退させる摺動ピンと、を備えていることを特徴とする車両用引出装置。
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