JP2007190980A - 車両用情報表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】集中ディスプレイ上の操作項目を選択操作する際の視覚的な煩わしさを軽減することにより、車両用情報表示装置の操作性を向上させる。
【解決手段】複数の表示領域A〜Cに各車載機器(5〜7)に関する操作項目a1・・,b1・・,cを表示する集中ディスプレイ12と、該集中ディスプレイ12上の操作項目a1・・,b1・・,cから任意の操作項目を選択する操作およびその選択された操作項目の表示内容を変更する操作が可能で、これらの操作に応じて上記各車載機器(5〜7)に所望の動作を実行させる操作手段(16)とを設け、上記操作手段(16)によって上記集中ディスプレイ12上の任意の表示領域内の操作項目が選択されたときに、上記集中ディスプレイ12を、上記選択された表示領域を少なくとも含んだ特定の表示領域内の操作項目の表示が維持されその他の表示領域内の操作項目の表示が制限される特定モードに移行させる。
【選択図】図8

Description

本発明は、複数の車載機器に関する操作および情報表示を統合して行う車両用情報表示装置に関する。
近年、自動車等の車両には、空調装置やオーディオ等の多数の車載機器が搭載されるようになってきている。このように多数の車載機器が搭載される車両において、各車載機器ごとに専用の操作スイッチや表示用ディスプレイを設けると、車室内の限られた空間に多数の操作スイッチやディスプレイが配設されることとなり、スイッチ操作が煩雑となる上に、操作時における視線移動量が大きくなるため、車載機器の操作性が悪化してしまう。
このような問題を改善するには、上記各車載機器の操作系を統合させればよく、そのように構成された装置として、例えば下記特許文献1に開示された車両用情報表示装置が公知である。この特許文献1に開示された車両用情報表示装置は、複数の車載機器に関する操作項目を集中的に表示する集中ディスプレイ(投影表示装置)と、この集中ディスプレイ上に表示された操作項目を選択操作等するための操作部(集中操作スイッチ)とを備えており、上記集中ディスプレイ上の操作項目が上記操作部によって操作されるのに応じて、上記各車載機器に所定の動作を実行させるように構成されている。
特開平7−257231号公報
しかしながら、上記特許文献1に開示されたような車両用情報表示装置を用いた場合でも、例えば、上記集中ディスプレイ上に表示される操作項目の数が多いときには、上記操作項目を選択操作する際の視覚的な煩わしさが増大し、当該操作に余計な時間を要するおそれがあった。さらにこのことは、例えば車両運転中の運転者が上記操作項目の選択操作を行った場合のような、上記集中ディスプレイへ視線を移す時間が短くならざるを得ない状況下において、正確な操作を阻害する要因となっていた。
本発明は、上記のような問題点に鑑みてなされたものであり、集中ディスプレイ上の操作項目を選択操作する際の視覚的な煩わしさを軽減することにより、より操作性に優れた車両用情報表示装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するためのものとして、本発明は、複数の車載機器に関する操作および情報表示を統合して行う車両用情報表示装置であって、上記各車載機器ごとに分けて設定された複数の表示領域を単一の画面上に有してその複数の表示領域に上記各車載機器に関する所定の操作項目をそれぞれ表示する集中ディスプレイと、該集中ディスプレイ上の複数の表示領域内の操作項目から任意の操作項目を選択する操作およびその選択された操作項目の表示内容を変更する操作が可能で、これらの操作に応じて上記各車載機器に所望の動作を実行させる操作手段とを備え、上記集中ディスプレイは、上記操作手段によって任意の表示領域内の操作項目が選択されたときに、この選択された表示領域を少なくとも含んだ特定の表示領域内の操作項目の表示を維持してその他の表示領域内の操作項目の表示を制限する特定モードに移行するように構成されていることを特徴とするものである(請求項1)。
なお、ここでいう「操作項目の表示を制限」とは、操作項目の表示を暗くしたり、後述するように表示を消去したりする等により、表示を相対的に目立たなくすることを意味するものである。
本発明によれば、集中ディスプレイ上に、各車載機器ごとに分けられた複数の表示領域を設け、この複数の表示領域に上記各車載機器に関する所定の操作項目をそれぞれ表示させるとともに、操作手段の操作に応じてこのうちの任意の表示領域内の操作項目が選択されたときに、当該選択された表示領域を少なくとも含んだ特定の表示領域内の操作項目の表示を維持させる一方で、その他の表示領域内の操作項目の表示を制限させるようにしたため、乗員が上記集中ディスプレイ上の操作項目を選択操作する際の視覚的な煩わしさを効果的に軽減することができる。この結果、集中ディスプレイ上に表示される操作項目の数が多い場合や、車両運転中の運転者が上記操作項目の選択操作を行ったような場合(すなわち、集中ディスプレイへ視線を移す時間が短くならざるを得ない場合)等であっても、容易かつ正確に車両用情報表示装置の操作を行うことが可能となる。
上記特定モードでは、上記選択された表示領域を少なくとも含んだ特定の表示領域内の操作項目の表示が残され、その他の表示領域内の操作項目の表示が消去されることが好ましい(請求項2)。
このように、特定の表示領域内の操作項目の表示を残し、その他の表示領域内の操作項目の表示を完全に消去させるようにした場合には、乗員が上記集中ディスプレイ上の操作項目を選択操作する際の視覚的な煩わしさをより効果的に軽減できるという利点がある。
上記集中ディスプレイが、上記各車載機器ごとに分けて設定された表示領域を並列に少なくとも3つ有し、このうちの任意の表示領域内の操作項目が選択されたときに上記特定モードに移行するように構成されている場合、上記特定モードでは、上記選択された表示領域よりもその選択時の選択方向と逆方向に位置する表示領域内の操作項目の表示が制限されることが好ましい(請求項3)。
このように、集中ディスプレイ上に並列に設けられた少なくとも3つの表示領域のうちの任意の表示領域内の操作項目が選択されたときに、当該選択された表示領域よりもその選択時の選択方向と逆方向に位置する表示領域内の操作項目の表示を制限させるようにした場合には、上記選択方向と同方向に位置する表示領域内の操作項目、すなわち、操作対象となり得る表示領域内の操作項目のみを目立たせることができるため、車両用情報表示装置の操作性をより効果的に向上させるができる。
上記特定モードでは、上記選択された表示領域を除いた全ての表示領域内の操作項目の表示が制限されることもまた好ましい(請求項4)。
このようにすれば、現在選択されている表示領域内の操作項目のみを目立たせることによって車両用情報表示装置の操作性を向上させることができる。
本発明の車両用情報表示装置においては、上記集中ディスプレイ上に、上記操作手段の操作に応じて移動するカーソルを表示させ、この移動するカーソルによって上記操作項目を指定して選択できるようにしてもよい(請求項5)。
このようにすれば、上記集中ディスプレイ上の操作項目を選択する操作を、上記操作手段の操作に応じて移動するカーソルによって容易に行うことができる。
この場合、上記集中ディスプレイ上における複数の表示領域の境界部を、上記カーソルのデフォルト位置として設定することが好ましい(請求項6)。
このように、上記集中ディスプレイ上における複数の表示領域の境界部、すなわち、何れの表示領域内の操作項目も選択されることがない位置を上記カーソルのデフォルト位置として設定した場合には、通常時には上記操作項目の表示が制限されない通常モードに上記集中ディスプレイを維持しつつ、特定の操作項目が選択されたときにのみ上記操作項目の表示が制限される特定モードに上記集中ディスプレイを移行させることができるため、上記集中ディスプレイにおける通常モードと特定モードとを適正に使い分けることができる。
上記操作手段には、上記デフォルト位置から移動して任意の操作項目を指定している上記カーソルを1回の操作でデフォルト位置に復帰させる機能が備わっていることが好ましい(請求項7)。
このようにすれば、上記カーソルがデフォルト位置から複数項目分離れた操作項目を指定していたとしても、上記操作手段を1回操作するだけで上記カーソルをデフォルト位置に復帰させることができるため、車両用情報表示装置の操作性を向上させることができる。
また、上記カーソルにより任意の操作項目が指定された状態のまま上記操作手段が所定時間操作されなかった場合には、上記カーソルが上記デフォルト位置へ復帰するように構成されていることが好ましい(請求項8)。
このように、時間制御にてカーソルを自動的にデフォルト位置へ復帰させるようにした場合には、乗員が上記カーソルをデフォルト位置へ復帰させる操作を忘れたとしても、上記カーソルを自動的にデフォルト位置へ復帰させることができるため、車両用情報表示装置の使い勝手を向上させることができる。
上記カーソルにより任意の操作項目が指定されている状態において上記カーソルを点滅表示させるとともに、その点滅周期を車速の上昇に応じて速めることが好ましい(請求項9)。
このように、上記カーソルにより任意の操作項目が指定されている状態において上記カーソルを点滅表示させるようにした場合には、カーソルの表示を目立たせることができるため、現在何れの操作項目が選択されているかについて乗員に容易に理解させることができる。この場合、視覚的な負担を増大させない点からは、上記カーソルの点滅周期をあまり速くしない方が望ましい。ただし、このようなカーソルの点滅周期を車速にかかわらず一定にしてしまうと、特に高速運行時に、運転者が上記カーソルの表示を見逃すおそれが高まってしまう。すなわち、高速運行時に運転者が上記操作項目の選択操作を行うと、上記集中ディスプレイへ視線を移す時間がごく短くならざるを得ないため、当該集中ディスプレイへの視線の移動タイミングがちょうどカーソルの消灯時期と重なってしまうおそれがあり、かかる事態が生じると、運転者がカーソルの表示を認識できなくなってしまう。これに対し、カーソルの点滅周期を車速の上昇に応じて速めるようにした上記構成によれば、運転者がカーソルの表示を見逃す可能性の小さい低速運行時には、カーソルの点滅周期を遅くして運転者の視覚的な負担を軽減しつつ、運転者がカーソルの表示を見逃す可能性の大きい高速運行時には、カーソルの点滅周期を速くして運転者にカーソルの表示を確実に認識させることができる。
上記操作手段は、ステアリングに設けられていることが好ましい(請求項10)。
このようにすれば、運転者がステアリングから手を離すことなく上記操作手段を操作することが可能となるため、運転しながら車両用情報表示装置を操作する際の操作性を向上させることができる。
以上説明したように、本発明によれば、集中ディスプレイ上の操作項目を選択操作する際の視覚的な煩わしさを効果的に軽減することができるため、車両用情報表示装置の操作性をより向上させることができる。
以下、本発明の好ましい実施の形態を図面を参照しながら説明する。
(実施形態1)
図1は、本発明の第1の実施形態にかかる車両用情報表示装置が搭載された車両の車室内の状況を示す図である。図2は、上記車両用情報表示装置の概略ブロック図である。これら図1および図2に示される車両用情報表示装置1は、インストルメントパネル10の上部中央付近に設置される画面であって空調装置5やオーディオ6等の複数の車載機器に関する操作項目が集中的に表示される集中ディスプレイ12と、この集中ディスプレイ12上の操作項目の選択操作等を行う操作手段としてステアリング14に設置される操作部16と、この操作部16の操作に応じて上記集中ディスプレイ12の表示制御および上記各種車載機器の動作制御を行うコントロールユニット14(例えば、CPU、メモリ、各種インターフェース等からなる制御装置)とから構成されている。なお、図1において、上記集中ディスプレイ12の下方に設置された符号22付きの画面は、カーナビゲーション装置用のディスプレイである。また、このカーナビゲーション用ディスプレイ22の下方には、スイッチやダイヤル等からなるインパネ側操作部24が設けられており、このインパネ側操作部24を操作することによっても上記空調装置5等の車載機器を操作できるようになっている。
図3は、上記集中ディスプレイ12の拡大図である。本図に示すように、集中ディスプレイ12には、上記各車載機器ごとに分けられた3つの表示領域A〜Cが設けられており、これらの表示領域A〜Cに、各車載機器に関する所定の操作項目a1・・,b1・・,cがそれぞれ表示されるようになっている。具体的には、空調装置5に関する操作項目a1〜a4が左端の表示領域Aに、オーディオ6に関する操作項目b1〜b3が中央の表示領域Bに、平均燃費や平均速度等の運行情報を提供するDIS7(ドライバーインフォメーションシステム)に関する操作項目cが右端の表示領域Cに、それぞれ表示されている。
上記操作部16は、図4に示すような各種スイッチ類からなり、上記集中ディスプレイ12上の操作項目a1・・,b1・・,cから任意の操作項目を選択する操作、およびその選択された操作項目の表示内容を変更する操作が可能なように構成されている。そして、これらの操作に応じて、上記空調装置5等の各車載機器に所定の動作を実行させるように構成されている。なお、操作部16の詳細については後述する。
再び図3に戻って、上記集中ディスプレイ12について説明する。上記集中ディスプレイ12上の表示領域Aに表示された空調装置5に関する操作項目a1〜a4には、この順に、助手席側空調温度、風量、吹出口のパターン、運転席側空調温度がそれぞれ表示されており、上記操作部16の操作に応じてこれらの表示内容がそれぞれ変更されるようになっている。また、上記表示領域Bに表示されたオーディオ6に関する操作項目b1〜b3のうち、一番左側の操作項目b1には、オーディオソースが表示されており、上記操作部16の操作に応じてその表示内容が、例えば現状の「FM」(ラジオ)から、「AM」(ラジオ)や「CD」等に切り替わるようになっている。一方、オーディオ6に関する他の操作項目b2,b3については、オーディオソースの種類によってその表示内容が異なるが、例えば上記のようにオーディオソースが「FM」である場合には、操作項目b2にラジオのチャンネル数、操作項目b3に周波数がそれぞれ表示されるようになっている。また、上記表示領域Cに表示されたDIS7に関する操作項目cには、平均燃費や平均速度等の運行情報のうちの1つが表示されるようになっており、上記操作部16の操作に応じてその表示内容が、例えば現状の平均速度から、平均燃費や外気温等の他の情報に切り替わるようになっている。
上記集中ディスプレイ12上には、上記複数の操作項目a1・・,b1・・,cから任意の操作項目を指定して選択するためのカーソル30が表示されている。このカーソル30は、図3に示すように、通常時は表示領域AとBとの境界部に設定されたデフォルト位置αに位置しているが、図5〜図7に示すように、上記操作部16の操作に応じて左右に移動し、操作項目a1・・,b1・・,cの何れかの下方に到達してその操作項目を指定するように構成されている。
上記カーソル30は、上記デフォルト位置αに位置している状態では常に点灯表示されるが、上記デフォルト位置αから移動して上記操作項目a1・・,b1・・,cの何れかを指定した状態では点滅表示される(点灯と消灯を繰り返す)ようになっている。これは、カーソル30の表示を目立たせることによって、現在何れの操作項目が選択されているかを運転者に容易に理解させるためである。また、このカーソル30の点滅周期は、車速の上昇に応じて速まるようになっている。これは、カーソル30の点滅周期を車速にかかわらず一定にしてしまうと、特に高速運行時において運転者が上記カーソル30の表示を見逃してしまうおそれが高まるからである。すなわち、上記カーソル30の点滅周期を車速にかかわらず一定にしてしまうと、運転者が上記集中ディスプレイ12へ視線を移す時間がごく短くならざるを得ない高速運行時に、上記集中ディスプレイ12への視線の移動タイミングがちょうどカーソル30の消灯時期と重なってしまうおそれがあり、かかる事態が生じると、運転者がカーソル30の表示を認識できなくなってしまうのに対し、上記のようにカーソル30の点滅周期を車速の上昇に応じて速めるようにすれば、このような事態を効果的に回避して運転者にカーソル30の表示を確実に認識させることができるのである。なお、上記カーソル30は、デフォルト位置αに位置しているときと、デフォルト位置αから移動して上記操作項目a1・・,b1・・,cの何れかを指定しているときとでは形状が異なり、デフォルト位置αから移動した状態では、指定する操作項目の大きさに合わせて幅寸法が変化するようになっている。
上記のようにデフォルト位置αから操作項目a1・・,b1・・,cの何れかの下方に移動したカーソル30は、その後上記操作部16の操作が行われなかったとしても、所定時間が経過すれば自動的にデフォルト位置αに復帰するようになっている。すなわち、上記カーソル30により任意の操作項目が指定された状態のまま上記操作部16の操作が所定時間行われなかった場合に、カーソル30が自動的にデフォルト位置αに復帰するようになっている。
図3に示すように、上記カーソル30がデフォルト位置αに位置しているとき、すなわち、上記表示領域A〜C内の何れの操作項目も選択されていないときは、上記集中ディスプレイ12上において、全ての表示領域A〜C内の操作項目a1・・,b1・・,cが表示されるようになっている。本明細書では、この状態のことを集中ディスプレイ12の「通常モード」と称する。
これに対し、図5〜図7に示すように、上記カーソル30が上記操作部16の操作に応じて上記デフォルト位置αから移動し、それによって上記表示領域A〜Cのうちの任意の表示領域内の操作項目が選択されると、上記集中ディスプレイ12上において、この選択された表示領域を少なくとも含んだ特定の表示領域内の操作項目の表示が残されその他の表示領域内の操作項目の表示が消去されるようになっている。本明細書では、この状態のことを集中ディスプレイ12の「特定モード」と称する。具体的に、この特定モードでは、図5(b)や図6(b)等に示すように、選択された表示領域よりもその選択時の選択方向と逆方向に位置する表示領域内の操作項目の表示が消去される。例えば、図5(b)に示すように、カーソル30がデフォルト位置αから左方向に移動して表示領域A内の操作項目が選択されたとすると、この選択された表示領域Aよりもその選択時の選択方向(すなわちカーソル30の移動方向である左方向)と逆の右方向に位置する表示領域B,C内の操作項目b1・・,cの表示が消去される。これにより、上記選択方向と同方向に位置する表示領域内の操作項目、すなわち、操作対象となり得る表示領域内の操作項目のみが表示されることとなり、運転者が上記集中ディスプレイ12上の操作項目a1・・,b1・・,cを選択操作する際の視覚的な煩わしさが軽減される。
次に、上記操作部16の詳細について説明する。上記操作部16は、図4に示すように、上段の中央部に設置される上下スイッチ162と、この上下スイッチ162の左右に設置される左スイッチ161および右スイッチ163と、下段の左側に設置される”NAVI”スイッチ164と、その右側に設置される”戻る”スイッチ165とから構成されている。なお、このうちの”NAVI”スイッチ164および”戻る”スイッチ165は、カーナビゲーション装置の使用時に用いるスイッチであり、本発明の趣旨とは特に関係ないため、詳細な説明は省略する。以下、左・右スイッチ161,163および上下スイッチ162について説明する。
上記左スイッチ161および右スイッチ163は、上記集中ディスプレイ12上のカーソル30を左右方向へ移動させる指示を行う押しボタン式のスイッチであり、この左・右スイッチ161,163の操作に応じて移動するカーソル30によって、上記集中ディスプレイ12上の複数の操作項目a1・・,b1・・,cのうちから任意の操作項目を指定して選択できるようになっている。具体的に、この左(右)スイッチ161(163)が押圧操作されると、その操作信号が上記コントロールユニット14に入力され、当該操作信号を受けたコントロールユニット14から上記集中ディスプレイ12に対して、カーソル30の表示を左方向(右方向)に移動させる制御信号が出力されるようになっている。
上記上下スイッチ162は、上下方向に操作可能なレバー部162aを備えたトグルスイッチであり、このレバー部162aが上下方向に操作されるのに応じて、あらかじめ選択された操作項目の表示内容を変更させるとともに、その変更後の表示内容に応じた動作を、対応する車載機器に実行させるように構成されている。具体的には、例えば運転席側空調温度にかかる操作項目a4が上記カーソル30によってあらかじめ指定されている状態で上記上下スイッチ162が上下操作されると、その操作信号が上記コントロールユニット14に入力され、当該操作信号を受けたコントロールユニット14が、上記操作項目a4の表示内容(運転席側空調温度の設定値)を変更させる制御信号を集中ディスプレイ12に出力するとともに、実際に運転席側に吹き付けられる空調空気の温度を変更させる制御信号を上記空調装置5に出力する。
また、上記上下スイッチ162のレバー部162aは、上下操作だけでなく、押圧操作も可能なように構成されており、このレバー部162aの押圧操作に応じて、上記集中ディスプイ12上のカーソル30をデフォルト位置αへ復帰させるように構成されている。すなわち、カーソル30がデフォルト位置αから複数項目分離れた操作項目を指定していたとしても、上記上下スイッチ162を1回押圧操作するだけで、上記カーソル30をデフォルト位置αに瞬時に復帰させることができる。もちろん、このカーソル30のデフォルト位置αへの復帰操作は、上記左スイッチ161又は右スイッチ163を必要回数押すことによっても行うことができる。
次に、図5〜図7に基づき、本実施形態の車両用情報表示装置1を用いて各車載機器を操作する手順について説明する。
まず、図5(a)〜(d)を基づき、空調装置5を操作する手順について説明する。具体的に、この図5(a)〜(d)では、運転席側空調温度の設定値、すなわち、表示領域Aに表示される操作項目a4の表示内容を現状の「21.0」℃から「23.0」℃に変更する操作を行う場合について例示説明する。
図5(a)は操作前の状態を示したものであり、この時点では集中ディスプレイ12が通常モードにあるものとする。運転者は、この状態から、上記操作部16の左スイッチ161を1回押すことにより、図5(b)に示すように、カーソル30をデフォルト位置αから左方向に移動させて表示領域A内の操作項目a4に合わせる。
すると、このようにカーソル30がデフォルト位置αから左方向に移動して表示領域A内の操作項目が選択されるのに伴い、集中ディスプレイ12が特定モードに移行し、上記選択された表示領域Aよりもその選択時の選択方向(すなわちカーソル30の移動方向である左方向)と逆の右方向に位置する表示領域B,C内の操作項目b1・・,cの表示が消去される。これにより、操作対象となり得る表示領域内の操作項目として、表示領域A内の操作項目a1〜a4の表示のみが残される。
次いで、運転者は、上記操作部16の上下スイッチ162(のレバー部162a)を上方向に必要回数操作することにより、図5(c)に示すように、上記運転席側空調温度の設定値(操作項目a4の表示内容)を現状の「21.0」℃から「23.0」℃に変更する。例えば、上記上下スイッチ162のレバー部162aを上方向に1回操作するごとに設定値が0.5℃変化する場合には、上記レバー部162aを上方向に4回操作すれば、上記のように設定値を「21.0」℃から「23.0」℃に変更することができる。すると、当該操作に伴ってコントロールユニット14から空調装置5に対し制御信号が出力され、実際に運転席側に吹き付けられる空調空気の温度が上記変更後の設定温度(23.0℃)に応じた値に変更されることなる。
そして、運転者は、上記上下スイッチ162のレバー部162aを1回押圧操作することにより、図5(d)に示すように、カーソル30をデフォルト位置αに復帰させ、それによって集中ディスプレイ12を、全ての表示領域A〜C内の操作項目が表示される通常モードに復帰させる。なお、上記カーソル30のデフォルト位置αへの復帰は、上記操作部16の右スイッチ163を押すことによっても行うことができる。または、上記操作部16の操作を所定時間行わないことによっても、上記カーソル30を自動的にデフォルト位置αに復帰させることができる。
次に、図6(a)〜(d)に基づき、DIS7を操作する手順について説明する。具体的に、この図6(a)〜(d)では、DIS7から提供される情報、すなわち、表示領域Cに表示される操作項目cの表示内容を現状の平均速度から平均燃費に切り替える操作を行う場合について例示説明する。
図6(a)は操作前の状態を示したものであり、この時点では集中ディスプレイ12が通常モードにあるものとする。運転者は、この状態から、上記操作部16の右スイッチ163を必要回数押すことにより、図6(b)および(c)に示すように、カーソル30をデフォルト位置αから隣接する表示領域Bに移動させた後、さらにその隣の表示領域Cに移動させてこの表示領域C内の操作項目cにカーソル30を合わせる。
図6(b)には、カーソル30が表示領域Cに到達するまでの途中の段階として、カーソル30が表示領域Bに移動したときの状態が示されている。この図6(b)に示すように、上記カーソル30がデフォルト位置αから右方向に移動して表示領域B内の操作項目が選択されるのに伴い、集中ディスプレイ12が特定モードに移行し、上記選択された表示領域Bよりもその選択時の選択方向(すなわちカーソル30の移動方向である右方向)と逆の左方向に位置する表示領域A内の操作項目a1〜a4の表示が消去される。これにより、操作対象となり得る表示領域内の操作項目として、表示領域B,C内の操作項目b1・・,cの表示のみが残される。
そして、図6(c)に示すように、カーソル30が上記表示領域Bからさらに右方向に移動してその隣の表示領域C内の操作項目が上記カーソル30によって選択されると、上記集中ディスプレイ12において、今度は選択された表示領域Cよりもその選択時の選択方向(すなわちカーソル30の移動方向である右方向)と逆の左方向に位置する表示領域A,B内の操作項目a1・・,b1・・の表示が消去される。これにより、操作対象となり得る表示領域内の操作項目として、表示領域C内の操作項目cの表示のみが残される。
次いで、運転者は、上記操作部16の上下スイッチ162を必要回数上下操作することにより、図6(d)に示すように、DIS7から提供される情報(操作項目cの表示内容)を現状の平均速度から平均燃費に変更させる。すなわち、上記上下スイッチ162の操作に応じてコントロールユニット14からDIS7に制御信号を出力させ、そのDIS7に対し、平均速度の計測データに代えて平均燃費の計測データを出力させるとともに、そのデータに応じた表示を集中ディスプレイ12に行わせる。
この後、他の車載機器の操作を行う必要がなければ、上記上下スイッチ162のレバー部162aを1回押圧操作する等により、カーソル30をデフォルト位置αに復帰させ、それによって集中ディスプレイ12を通常モードに復帰させればよい。しかしここでは、図7(a)〜(d)に基づいて、上記のようなDIS7の操作に引き続いてオーディオ6の操作を行う手順について説明する。具体的に、この図7(a)〜(d)では、FMラジオのチャンネル数、すなわち、表示領域Bに表示される操作項目b2の表示内容を現状の「ch1」から「ch4」に変更する操作を行う場合について例示説明する。
図7(a)は、先の図6(d)と同一の状態、すなわち、DIS7から提供される情報(操作項目cの表示内容)を変更させた直後の状態を示したものである。運転者は、この状態から、上記操作部16の左スイッチ161を2回押すことにより、図7(b)に示すように、カーソル30を表示領域Cから左方向に移動させて表示領域B内の操作項目b2に合わせる。
すると、このようにカーソル30が表示領域Cから左方向に移動してその隣の表示領域B内の操作項目が上記カーソル30によって選択されるのに伴い、上記集中ディスプレイ12において、選択された表示領域Bよりもその選択時の選択方向(すなわちカーソル30の移動方向である左方向)と逆の右方向に位置する表示領域C内の操作項目cの表示が消去される。これにより、操作対象となり得る表示領域内の操作項目として、表示領域A,B内の操作項目a1・・,b1・・の表示のみが残される。
次いで、運転者は、上記操作部16の上下スイッチ162を上方向に必要回数操作することにより、図7(c)に示すように、上記FMラジオのチャンネル数(操作項目b2の表示内容)を現状の「ch1」から「ch4」に変更する。すると、当該操作に伴ってコントロールユニット14からオーディオ6に対し制御信号が出力され、オーディオ6におけるFMラジオの受信周波数が上記変更後のチャンネル(ch4)に対応した周波数に再設定される。またこれに応じて、集中ディスプレイ12に表示されるFMラジオの周波数(操作項目b3の表示内容)も、上記ch4に対応した周波数に変更される(図例では「80.00」から「88.88」に変更されている)。
そして、運転者は、上記上下スイッチ162のレバー部162aを1回押圧操作する等により、図7(d)に示すように、カーソル30をデフォルト位置αに復帰させ、それによって集中ディスプレイ12を通常モードに復帰させる。
最後に、以上のような操作全体を通して集中ディスプレイ12の表示状態が変化する様子を、図8(a)〜(e)にまとめて示す。具体的には、図8(a)が図5(a)の状態を、図8(b)が図5(c)の状態を、図8(c)が図6(b)の状態を、図8(d)が図6(d)の状態を、図8(e)が図7(c)の状態を、それぞれ表している。この図8(a)〜(e)を参照すれば、集中ディスプレイ12がカーソル30の位置および移動方向に対応した特定モードに適切に移行していく様子がよく分かる。
以上説明したように、上記構成によれば、集中ディスプレイ12上に、各車載機器(空調装置5,オーディオ6,DIS7)ごとに分けられた複数の表示領域A〜Cを設け、この複数の表示領域A〜Cに上記各車載機器に関する操作項目a1・・,b1・・,cをそれぞれ表示させるとともに、ステアリング20に設けられた操作部16の操作に応じて上記表示領域A〜Cのうちの任意の表示領域内の操作項目が選択されたときに、当該選択された表示領域を少なくとも含んだ特定の表示領域内の操作項目の表示を残す一方で、その他の表示領域内の操作項目の表示を消去させる(上記集中ディスプレイ12を特定モードに移行させる)ようにしたため、運転者が上記集中ディスプレイ12上の操作項目a1・・,b1・・,cを選択操作する際の視覚的な煩わしさを効果的に軽減することができる。この結果、集中ディスプレイ12上に表示される操作項目a1・・,b1・・,cの数が多い場合や、車両運転中の運転者が上記操作項目a1・・,b1・・,cの選択操作を行ったような場合(すなわち、集中ディスプレイ12へ視線を移す時間が短くならざるを得ない場合)等であっても、容易かつ正確に車両用情報表示装置1の操作を行うことが可能となる。
特に、上記第1実施形態のように、上記表示領域A〜Cのうちの任意の表示領域内の操作項目が選択されたときに(集中ディスプレイ12が特定モードに移行したときに)、当該選択された表示領域よりもその選択時の選択方向(すなわちカーソル30の移動方向)と逆方向に位置する表示領域内の操作項目の表示を消去させるようにした場合には、上記選択方向と同方向に位置する表示領域内の操作項目、すなわち、操作対象となり得る表示領域内の操作項目のみを表示させることができるため、車両用情報表示装置1の操作性をより効果的に向上させることができる。
また、上記第1実施形態のように、操作部16の操作に応じて移動するカーソル30によって上記操作項目a1・・,b1・・,cから任意の操作項目を指定して選択できるように構成するとともに、上記集中ディスプレイ12上の表示領域AとBとの境界部、すなわち、何れの表示領域内の操作項目も選択されることがない位置を上記カーソル30のデフォルト位置αとして設定した場合には、通常時には上記操作項目の表示が制限されない通常モードに上記集中ディスプレイ12を維持しつつ、特定の操作項目が選択されたときにのみ上記操作項目の表示が制限される特定モードに上記集中ディスプレイ12を移行させることができるため、上記集中ディスプレイ12における通常モードと特定モードとを適正に使い分けることができる。
また、上記第1実施形態のように、上記デフォルト位置αから移動して任意の操作項目を指定しているカーソル30を、操作部16の上下スイッチ162が押圧操作されるのに応じて再度デフォルト位置αに復帰させるようにした場合には、上記カーソル30がデフォルト位置αから複数項目分離れた操作項目を指定していたとしても、1回の操作で上記カーソル30をデフォルト位置αに復帰させることができるため、車両用情報表示装置1の操作性を向上させることができる。
また、上記カーソル30により任意の操作項目が指定された状態のまま上記操作部16が所定時間操作されなかった場合に、上記カーソル30を上記デフォルト位置αへ自動的に復帰させるようにした上記第1実施形態によれば、運転者が上記カーソル30をデフォルト位置αに復帰させる操作を忘れたとしても、上記カーソル30を自動的にデフォルト位置αに復帰させることができるため、車両用情報表示装置1の使い勝手を向上させることができる。
また、上記カーソル30により任意の操作項目が指定されている状態において上記カーソル30を点滅表示させるとともに、その点滅周期を車速の上昇に応じて速めるようにした上記第1実施形態によれば、運転者がカーソル30の表示を見逃す可能性の小さい低速運行時には、カーソル30の点滅周期を遅くして運転者の視覚的な負担を軽減しつつ、運転者がカーソル30の表示を見逃す可能性の大きい高速運行時には、カーソル30の点滅周期を速くして運転者にカーソル30の表示を確実に認識させることができる。
また、上記第1実施形態のように、操作部16をステアリング20に設けた場合には、運転者がステアリング20から手を離すことなく操作部16を操作することが可能となるため、運転しながら車両用情報表示装置1を操作する際の操作性を向上させることができる。
なお、上記第1実施形態では、集中ディスプレイ12上に設定された表示領域A〜Cに、空調装置5、オーディオ6、DIS7に関する操作項目をそれぞれ表示させたが、これら以外の車載機器(例えばオートクルーズ装置等)に関する操作項目を上記集中ディスプレイ12上に表示させてもよい。なお、集中ディスプレイ12上の表示領域の数については、操作対象となる車載機器の数に応じて適宜設定すべきものである。
また、上記第1実施形態では、集中ディスプレイ12上に、操作部16の操作に応じて移動するカーソル30を表示させ、この移動するカーソル30によって上記集中ディスプレイ12上の操作項目a1・・,b1・・,cから任意の操作項目を指定して選択できるようにしたが、操作項目の選択ができればこのような構成に限るものではなく、例えば、選択されている操作項目の表示色を他のものと変えることにより、操作項目の選択操作を行い得るようにしてもよい。
また、上記第1実施形態では、上記集中ディスプレイ12が特定モードに移行したときに、特定の表示領域内の操作項目の表示を残し、その他の表示領域内の操作項目の表示を完全に消去させるようにしたが、当該表示領域内の操作項目の表示を他のものより目立たなくさせることができればこのような構成に限るものではなく、例えば、操作項目の表示の明るさを暗くすることによって他の操作項目より目立たなくさせるようにしてもよい。
また、上記第1実施形態では、上記操作部16をステアリング20に設けたが、これをインストルメントパネル10等の他の場所に設けてもよい。
また、上記第1実施形態では、上記表示領域A〜Cのうちの任意の表示領域内の操作項目が選択されたときに上記集中ディスプレイ12を特定モードに移行させ、この特定モードにおいて、上記選択された表示領域よりもその選択時の選択方向(すなわちカーソル30の移動方向)と逆方向に位置する表示領域内の操作項目の表示を消去させるようにしたが、これはあくまで一例であって、本発明の要旨を逸脱しない範囲で上記表示領域の消去のパターンを適宜変更することも可能である。以下はその変形例について下記第2〜第4の実施形態に基づき説明する。
(実施形態2)
図9(a)〜(e)は、本発明の第2の実施形態にかかる車両用情報表示装置1を説明するための図であり、上記第1実施形態と同様の操作を行った場合に集中ディスプレイ12の表示状態が変化する様子を示した図である。この第2実施形態では、上記集中ディスプレイ12の特定モードにおいて、選択された表示領域よりもその選択時の選択方向(すなわちカーソル30の移動方向)と逆方向に位置する表示領域内の操作項目の表示が消去されるだけでなく、上記選択方向と同方向に位置する表示領域であっても、デフォルト位置αより外側にある表示領域であれば、その内部の操作項目の表示が消去されるようになっている。このようにすると、図9(e)の時点、すなわち、カーソル30を表示領域Cから表示領域Bに移動させた時点における集中ディスプレイ12の表示状態が、上記第1実施形態(図8(e))と異なることになる。すなわち、図9(e)では、選択された表示領域Bよりもカーソル30の移動方向(左方向)と同方向に表示領域Aが存在するが、この表示領域Aはデフォルト位置αよりも外側に位置するためにその内部の操作項目の表示が消去され、この点が上記第1実施形態とは異なっている。なお、その他の操作段階における集中ディスプレイ12の表示状態は、上記第1実施形態と同様である。
(実施形態3)
図10(a)〜(e)は、本発明の第3の実施形態にかかる車両用情報表示装置1を説明するための図であり、上記第1実施形態と同様の操作を行った場合に集中ディスプレイ12の表示状態が変化する様子を示した図である。この第3実施形態では、上記集中ディスプレイ12の特定モードにおいて、選択された表示領域よりもデフォルト位置αに向かう方向に位置する表示領域が消去されるようになっている。このようにすると、図10(e)の時点、すなわち、カーソル30を表示領域Cから表示領域Bに移動させた時点における集中ディスプレイ12の表示状態が、上記第1実施形態(図8(e))と異なることになる。すなわち、図10(e)では、選択されている表示領域B以外に、その右側の表示領域C内の操作項目が残される一方、左側の表示領域A内の操作項目が消去されることになり、この点が上記第1実施形態(図8(e))とは異なっている。なお、その他の操作段階における集中ディスプレイ12の表示状態は、上記第1実施形態と同様である。
(実施形態4)
図11(a)〜(e)は、本発明の第4の実施形態にかかる車両用情報表示装置1を説明するための図であり、上記第1実施形態と同様の操作を行った場合に集中ディスプレイ12の表示状態が変化する様子を示した図である。これらの図から明らかなように、この第4実施形態では、上記集中ディスプレイ12の特定モードにおいて、選択された表示領域内の操作項目の表示のみが残され、他の全ての表示領域内の操作項目の表示が消去されるようになっている。このように、選択された表示領域内の操作項目の表示のみを残すようにした場合には、現在操作対象となっている表示領域を運転者に容易に理解させることによって車両用情報表示装置の操作性を向上させることができるという利点がある。
本発明の第1の実施形態にかかる車両用情報表示装置が搭載された車両の車室内の状況を示す図である。 上記車両用情報表示装置の概略ブロック図である。 上記車両用情報表示装置の集中ディスプレイの拡大図である。 上記車両用情報表示装置の操作部の拡大図である。 (a)〜(d)は、上記車両用情報表示装置を用いて空調装置を操作するのに伴い、集中ディスプレイの表示状態が変化する様子を示す図である。 (a)〜(d)は、上記車両用情報表示装置を用いてDIS(ドライバーインフォメーションシステム)を操作するのに伴い、上記集中ディスプレイの表示状態が変化する様子を示す図である。 (a)〜(d)は、上記車両用情報表示装置を用いてオーディオを操作するのに伴い、上記集中ディスプレイの表示状態が変化する様子を示す図である。 (a)〜(e)は、上記図5〜図7で行われた操作全体を通して上記集中ディスプレイの表示状態が変化する様子をまとめて示した図である。 (a)〜(e)は、本発明の第2の実施形態にかかる車両用情報表示装置を説明するための図である。 (a)〜(e)は、本発明の第3の実施形態にかかる車両用情報表示装置を説明するための図である。 (a)〜(e)は、本発明の第4の実施形態にかかる車両用情報表示装置を説明するための図である。
符号の説明
1 車両用情報表示装置
5 空調装置(車載機器)
6 オーディオ(車載機器)
7 DIS(車載機器)
12 集中ディスプレイ
16 操作部(操作手段)
20 ステアリング
30 カーソル
A〜C 表示領域
a1〜a4,b1〜b3,c 操作項目
α デフォルト位置

Claims (10)

  1. 複数の車載機器に関する操作および情報表示を統合して行う車両用情報表示装置であって、
    上記各車載機器ごとに分けて設定された複数の表示領域を単一の画面上に有してその複数の表示領域に上記各車載機器に関する所定の操作項目をそれぞれ表示する集中ディスプレイと、
    該集中ディスプレイ上の複数の表示領域内の操作項目から任意の操作項目を選択する操作およびその選択された操作項目の表示内容を変更する操作が可能で、これらの操作に応じて上記各車載機器に所望の動作を実行させる操作手段とを備え、
    上記集中ディスプレイは、上記操作手段によって任意の表示領域内の操作項目が選択されたときに、この選択された表示領域を少なくとも含んだ特定の表示領域内の操作項目の表示を維持してその他の表示領域内の操作項目の表示を制限する特定モードに移行するように構成されていることを特徴とする車両用情報表示装置。
  2. 請求項1記載の車両用情報表示装置において、
    上記特定モードでは、上記選択された表示領域を少なくとも含んだ特定の表示領域内の操作項目の表示が残され、その他の表示領域内の操作項目の表示が消去されることを特徴とする車両用情報表示装置。
  3. 請求項1又は2記載の車両用情報表示装置において、
    上記集中ディスプレイは、上記各車載機器ごとに分けて設定された表示領域を並列に少なくとも3つ有し、このうちの任意の表示領域内の操作項目が選択されたときに上記特定モードに移行するように構成され、該特定モードでは、上記選択された表示領域よりもその選択時の選択方向と逆方向に位置する表示領域内の操作項目の表示が制限されることを特徴とする車両用情報表示装置。
  4. 請求項1又は2記載の車両用情報表示装置において、
    上記特定モードでは、上記選択された表示領域を除いた全ての表示領域内の操作項目の表示が制限されることを特徴とする車両用情報表示装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の車両用情報表示装置において、
    上記集中ディスプレイ上に、上記操作手段の操作に応じて移動するカーソルを表示させ、この移動するカーソルによって上記操作項目を指定して選択できるように構成したことを特徴とする車両用情報表示装置。
  6. 請求項5記載の車両用情報表示装置において、
    上記集中ディスプレイ上における複数の表示領域の境界部を、上記カーソルのデフォルト位置として設定したことを特徴とする車両用情報表示装置。
  7. 請求項6記載の車両用情報表示装置において、
    上記操作手段に、上記デフォルト位置から移動して任意の操作項目を指定している上記カーソルを1回の操作でデフォルト位置に復帰させる機能が備わっていることを特徴とする車両用情報表示装置。
  8. 請求項6又は7記載の車両用情報表示装置において、
    上記カーソルにより任意の操作項目が指定された状態のまま上記操作手段が所定時間操作されなかった場合に、上記カーソルを上記デフォルト位置へ復帰させるように構成したことを特徴とする車両用情報表示装置。
  9. 請求項5〜8のいずれか1項に記載の車両用情報表示装置において、
    上記カーソルにより任意の操作項目が指定されている状態において上記カーソルを点滅表示させるとともに、その点滅周期を車速の上昇に応じて速めるように構成したことを特徴とする車両用情報表示装置。
  10. 請求項1〜9のいずれか1項に記載の車両用情報表示装置において、
    上記操作手段をステアリングに設けたことを特徴とする車両用情報表示装置。
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