JP2007190973A - 車両およびその制御方法 - Google Patents

車両およびその制御方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2007190973A
JP2007190973A JP2006009172A JP2006009172A JP2007190973A JP 2007190973 A JP2007190973 A JP 2007190973A JP 2006009172 A JP2006009172 A JP 2006009172A JP 2006009172 A JP2006009172 A JP 2006009172A JP 2007190973 A JP2007190973 A JP 2007190973A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
power
electric motor
vehicle
drive circuit
shaft
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2006009172A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4254781B2 (ja
Inventor
Yoshitaka Suzuki
義隆 鈴木
Hiroatsu Endo
弘淳 遠藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP2006009172A priority Critical patent/JP4254781B2/ja
Publication of JP2007190973A publication Critical patent/JP2007190973A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4254781B2 publication Critical patent/JP4254781B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/60Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
    • Y02T10/62Hybrid vehicles
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/60Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
    • Y02T10/72Electric energy management in electromobility

Landscapes

  • Hybrid Electric Vehicles (AREA)
  • Control Of Driving Devices And Active Controlling Of Vehicle (AREA)
  • Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)
  • Control Of Transmission Device (AREA)
  • Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)

Abstract

【課題】走行している最中に電動機の駆動回路を作動停止の車両状態とされたときに変速機の変速比が変速されるときに生じ得るトルクショックを抑制する。
【解決手段】シフトレバーをニュートラルポジションにしている最中に変速機を変速するときには、シャットダウンしていたインバータのシャットダウンを解除して(S140)、モータMG2の回転同期を伴って(S170〜S190)、変速機の変速段の変速を行なう。これにより、変速機の変速段の変速の際に生じ得るトルクショックを抑制することができる。
【選択図】図3

Description

本発明は、車両およびその制御方法に関する。
従来、この種の車両としては、エンジンと、キャリアがエンジンのクランクシャフトに接続されると共にリングギヤが車軸側に接続された動力分配統合機構と、動力分配統合機構のサンギヤに動力を入出力するモータMG1と、リングギヤに接続されたリングギヤ軸に変速機を介して動力を入出力するモータMG2とを備えるものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。この車両では、シフトレバーがニュートラルレンジとされたときには、モータMG1とモータMG2とを駆動するインバータをシャットダウンする。
特開2005−306238号公報
上述の車両では、車両が走行している最中に運転者によってシフトレバーがニュートラルレンジとされたときでも、モータMG1とモータMG2とを駆動するインバータをシャットダウンするから、その後に変速機の変速段が変速されると、モータMG2の回転数の急変に伴うトルクショックが生じ、運転者に違和感を生じさせる場合がある。
本発明の車両およびその制御方法は、走行している最中に電動機の駆動回路を作動停止の車両状態とされたときに変速機の変速比が変速されるときに生じ得るトルクショックを抑制することを目的とする。
本発明の車両およびその制御方法は、上述の目的を達成するために以下の手段を採った。
本発明の車両は、
動力の入出力が可能な電動機と、
前記電動機を駆動するための駆動回路と、
前記駆動回路を介して前記電動機と電力のやりとりが可能な蓄電手段と、
前記電動機の回転軸と車軸側に連結された駆動軸とに接続され、前記回転軸と前記駆動軸との間で変速比の変速を伴って動力を伝達する変速手段と、
前記駆動回路の作動停止を伴う車両状態の最中に前記変速手段の変速比の変速を行なうときには、前記変速手段の変速比の変速が終了するまで前記駆動回路の作動停止を解除して前記電動機の駆動を伴って前記変速手段の変速比の変速が行なわれるよう前記駆動回路と前記変速手段とを制御する制御手段と、
を備えることを要旨とする。
この本発明の車両では、電動機を駆動するための駆動回路の作動停止を伴う車両状態の最中に電動機の回転軸と車軸側に連結された駆動軸との間で変速比の変速を伴って動力を伝達する変速手段の変速比の変速を行なうときには、変速手段の変速比の変速が終了するまで駆動回路の作動停止を解除して電動機の駆動を伴って変速手段の変速比の変速が行なわれるよう駆動回路と変速手段とを制御する。これにより、変速手段の変速比の変速の際に電動機を駆動を伴ってて変速することができるから、変速比の変速時に生じ得るトルクショックを抑制することができる。
こうした本発明の車両において、前記制御手段は、前記変速手段の変速比の変速の際には前記電動機の回転軸の回転数と前記駆動軸の回転数との同期が行なわれるよう前記電動機を駆動制御する手段であるものとすることもできる。こうすれば、変速比の変速時に生じ得るトルクショックをより抑制することができる。
また、本発明の車両において、前記駆動回路の作動停止を伴う車両状態は運転者によるシフト操作がニュートラルポジションのときの状態であるものとすることもできる。また、前記駆動回路はインバータであり、前記駆動回路の作動停止はインバータの遮断であるものとすることもできる。或いは、前記変速手段は有段変速機であるものとすることもできる。
さらに、本発明の車両において、内燃機関と、前記内燃機関の出力軸と前記駆動軸とに接続され、電力と動力との入出力を伴って該内燃機関からの動力の少なくとも一部を前記駆動軸に出力可能な電力動力入出力手段と、を備えるものとすることもできる。
本発明の車両の制御方法は、
動力の入出力が可能な電動機と、前記電動機を駆動するための駆動回路と、前記駆動回路を介して前記電動機と電力のやりとりが可能な蓄電手段と、前記電動機の回転軸と車軸側に連結された駆動軸とに接続され前記回転軸と前記駆動軸との間で変速比の変速を伴って動力を伝達する変速手段と、を備える車両の制御方法であって、
前記駆動回路の作動停止を伴う車両状態の最中に前記変速手段の変速比の変速を行なうときには、前記変速手段の変速比の変速が終了するまで前記駆動回路の作動停止を解除して前記電動機の駆動を伴って前記変速手段の変速比の変速が行なわれるよう前記駆動回と前記変速手段とを制御する、
ことを特徴とする。
この本発明の車両の制御方法では、電動機を駆動するための駆動回路の作動停止を伴う車両状態の最中に電動機の回転軸と車軸側に連結された駆動軸との間で変速比の変速を伴って動力を伝達する変速手段の変速比の変速を行なうときには、変速手段の変速比の変速が終了するまで駆動回路の作動停止を解除して電動機の駆動を伴って変速手段の変速比の変速が行なわれるよう駆動回路と変速手段とを制御する。これにより、変速手段の変速比の変速の際に電動機を駆動を伴ってて変速することができるから、変速比の変速時に生じ得るトルクショックを抑制することができる。
次に、本発明を実施するための最良の形態を実施例を用いて説明する。
図1は、本発明の一実施例としての動力出力装置を搭載するハイブリッド自動車20の構成の概略を示す構成図である。実施例のハイブリッド自動車20は、図示するように、エンジン22と、エンジン22の出力軸としてのクランクシャフト26にダンパ28を介して接続された3軸式の動力分配統合機構30と、動力分配統合機構30に接続された発電可能なモータMG1と、変速機60を介して動力分配統合機構30に接続されたモータMG2と、車両の駆動系全体をコントロールするハイブリッド用電子制御ユニット70とを備える。
エンジン22は、ガソリンまたは軽油などの炭化水素系の燃料により動力を出力する内燃機関であり、エンジン22の運転状態を検出する各種センサから信号を入力するエンジン用電子制御ユニット(以下、エンジンECUという)24により燃料噴射制御や点火制御,吸入空気量調節制御などの運転制御を受けている。エンジンECU24は、ハイブリッド用電子制御ユニット70と通信しており、ハイブリッド用電子制御ユニット70からの制御信号によりエンジン22を運転制御すると共に必要に応じてエンジン22の運転状態に関するデータをハイブリッド用電子制御ユニット70に出力する。
動力分配統合機構30は、外歯歯車のサンギヤ31と、このサンギヤ31と同心円上に配置された内歯歯車のリングギヤ32と、サンギヤ31に噛合すると共にリングギヤ32に噛合する複数のピニオンギヤ33と、複数のピニオンギヤ33を自転かつ公転自在に保持するキャリア34とを備え、サンギヤ31とリングギヤ32とキャリア34とを回転要素として差動作用を行なう遊星歯車機構として構成されている。動力分配統合機構30は、キャリア34にはエンジン22のクランクシャフト26が、サンギヤ31にはモータMG1が、リングギヤ32には変速機60を介してモータMG2がそれぞれ連結されており、モータMG1が発電機として機能するときにはキャリア34から入力されるエンジン22からの動力をサンギヤ31側とリングギヤ32側にそのギヤ比に応じて分配し、モータMG1が電動機として機能するときにはキャリア34から入力されるエンジン22からの動力とサンギヤ31から入力されるモータMG1からの動力を統合してリングギヤ32に出力する。リングギヤ32は、ギヤ機構37およびデファレンシャルギヤ38を介して車両前輪の駆動輪39a,39bに機械的に接続されている。したがって、リングギヤ32に出力された動力は、ギヤ機構37およびデファレンシャルギヤ38を介して駆動輪39a,39bに出力されることになる。なお、駆動系として見たときの動力分配統合機構30に接続される3軸は、キャリア34に接続されたエンジン22の出力軸であるクランクシャフト26,サンギヤ31に接続されモータMG1の回転軸となるサンギヤ軸31aおよびリングギヤ32に接続されると共に駆動輪39a,39bに機械的に接続された駆動軸としてのリングギヤ軸32aとなる。
モータMG1およびモータMG2は、共に発電機として駆動することができると共に電動機として駆動できる周知の同期発電電動機として構成されており、インバータ41,42を介してバッテリ50と電力のやりとりを行なう。インバータ41,42とバッテリ50とを接続する電力ライン54は、各インバータ41,42が共用する正極母線および負極母線として構成されており、モータMG1,MG2の一方で発電される電力を他のモータで消費することができるようになっている。モータMG1,MG2は、共にモータ用電子制御ユニット(以下、モータECUという)40により駆動制御されている。モータECU40には、モータMG1,MG2を駆動制御するために必要な信号、例えばモータMG1,MG2の回転子の回転位置を検出する回転位置検出センサ43,44からの信号や図示しない電流センサにより検出されるモータMG1,MG2に印加される相電流などが入力されており、モータECU40からは、インバータ41,42へのスイッチング制御信号が出力されている。モータECU40は、回転位置検出センサ43,44から入力した信号に基づいて図示しない回転数算出ルーチンによりモータMG1,MG2の回転子の回転数Nm1,Nm2を計算している。モータECU40は、ハイブリッド用電子制御ユニット70と通信しており、ハイブリッド用電子制御ユニット70からの制御信号によってモータMG1,MG2を駆動制御すると共に必要に応じてモータMG1,MG2の運転状態に関するデータをハイブリッド用電子制御ユニット70に出力する。
変速機60は、モータMG2の回転軸48とリングギヤ軸32aとの接続および接続の解除を行なうと共に両軸の接続をモータMG2の回転軸48の回転数を2段に減速してリングギヤ軸32aに伝達するよう構成されている。変速機60の構成の一例を図2に示す。この図2に示す変速機60は、ダブルピニオンの遊星歯車機構60aとシングルピニオンの遊星歯車機構60bと二つのブレーキB1,B2とにより構成されている。ダブルピニオンの遊星歯車機構60aは、外歯歯車のサンギヤ61と、このサンギヤ61と同心円上に配置された内歯歯車のリングギヤ62と、サンギヤ61に噛合する複数の第1ピニオンギヤ63aと、この第1ピニオンギヤ63aに噛合すると共にリングギヤ62に噛合する複数の第2ピニオンギヤ63bと、複数の第1ピニオンギヤ63aおよび複数の第2ピニオンギヤ63bを連結して自転かつ公転自在に保持するキャリア64とを備えており、サンギヤ61はブレーキB1のオンオフによりその回転を自由にまたは停止できるようになっている。シングルピニオンの遊星歯車機構60bは、外歯歯車のサンギヤ65と、このサンギヤ65と同心円上に配置された内歯歯車のリングギヤ66と、サンギヤ65に噛合すると共にリングギヤ66に噛合する複数のピニオンギヤ67と、複数のピニオンギヤ67を自転かつ公転自在に保持するキャリア68とを備えており、サンギヤ65はモータMG2の回転軸48に、キャリア68はリングギヤ軸32aにそれぞれ連結されていると共にリングギヤ66はブレーキB2のオンオフによりその回転が自由にまたは停止できるようになっている。ダブルピニオンの遊星歯車機構60aとシングルピニオンの遊星歯車機構60bとは、リングギヤ62とリングギヤ66、キャリア64とキャリア68とによりそれぞれ連結されている。変速機60は、ブレーキB1,B2を共にオフとすることによりモータMG2の回転軸48をリングギヤ軸32aから切り離すことができ、ブレーキB1をオフとすると共にブレーキB2をオンとしてモータMG2の回転軸48の回転を比較的大きな減速比で減速してリングギヤ軸32aに伝達し(以下、この状態をLoギヤの状態という)、ブレーキB1をオンとすると共にブレーキB2をオフ状態としてモータMG2の回転軸48の回転を比較的小さな減速比で減速してリングギヤ軸32aに伝達する(以下、この状態をHiギヤの状態という)。なお、ブレーキB1,B2を共にオンとする状態は回転軸48やリングギヤ軸32aの回転を禁止するものとなる。
バッテリ50は、バッテリ用電子制御ユニット(以下、バッテリECUという)52によって管理されている。バッテリECU52には、バッテリ50を管理するのに必要な信号、例えば,バッテリ50の端子間に設置された図示しない電圧センサからの端子間電圧,バッテリ50の出力端子に接続された電力ライン54に取り付けられた図示しない電流センサからの充放電電流,バッテリ50に取り付けられた図示しない温度センサからの電池温度などが入力されており、必要に応じてバッテリ50の状態に関するデータを通信によりハイブリッド用電子制御ユニット70に出力する。なお、バッテリECU52では、バッテリ50を管理するために電流センサにより検出された充放電電流の積算値に基づいて残容量(SOC)も演算している。
ハイブリッド用電子制御ユニット70は、CPU72を中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、CPU72の他に処理プログラムを記憶するROM74と、データを一時的に記憶するRAM76と、図示しない入出力ポートおよび通信ポートとを備える。ハイブリッド用電子制御ユニット70には、イグニッションスイッチ80からのイグニッション信号,シフトレバー81の操作位置を検出するシフトポジションセンサ82からのシフトポジションSP,アクセルペダル83の踏み込み量に対応したアクセル開度Adrvを検出するアクセルペダルポジションセンサ84からのアクセル開度Adrv,ブレーキペダル85の踏み込み量を検出するブレーキペダルポジションセンサ86からのブレーキポジションBP,車速センサ88からの車速Vなどが入力ポートを介して入力されている。また、ハイブリッド用電子制御ユニット70からは、変速機60のブレーキB1,B2の図示しないアクチュエータへの駆動信号やなどが出力ポートを介して出力されている。なお、ハイブリッド用電子制御ユニット70は、前述したように、エンジンECU24やモータECU40,バッテリECU52と通信ポートを介して接続されており、エンジンECU24やモータECU40,バッテリECU52と各種制御信号やデータのやりとりを行なっている。なお、実施例では、シフトポジションSPとしては、駐車用の駐車ポジション(Pポジション)、中立のニュートラルポジション(Nポジション)、前進走行用のドライブポジション(Dポジション)、後進走行用のリーバースポジション(Rポジション)、下り坂で有段変速機における2速や1速のエンジンブレーキ相当の制動力を付与するためのブレーキポジション(Bポジション)などがある。
こうして構成された実施例のハイブリッド自動車20は、運転者によるアクセルペダル83の踏み込み量に対応するアクセル開度Adrvと車速Vとに基づいて駆動軸としてのリングギヤ軸32aに出力すべき要求トルクを計算し、この要求トルクに対応する要求動力がリングギヤ軸32aに出力されるように、エンジン22とモータMG1とモータMG2とが運転制御される。エンジン22とモータMG1とモータMG2の運転制御としては、要求動力に見合う動力がエンジン22から出力されるようにエンジン22を運転制御すると共にエンジン22から出力される動力のすべてが動力分配統合機構30とモータMG1とモータMG2とによってトルク変換されてリングギヤ軸32aに出力されるようモータMG1およびモータMG2を駆動制御するトルク変換運転モードや要求動力とバッテリ50の充放電に必要な電力との和に見合う動力がエンジン22から出力されるようにエンジン22を運転制御すると共にバッテリ50の充放電を伴ってエンジン22から出力される動力の全部またはその一部が動力分配統合機構30とモータMG1とモータMG2とによるトルク変換を伴って要求動力がリングギヤ軸32aに出力されるようモータMG1およびモータMG2を駆動制御する充放電運転モード、エンジン22の運転を停止してモータMG2からの要求動力に見合う動力をリングギヤ軸32aに出力するよう運転制御するモータ運転モードなどがある。また、シフトレバー81をニュートラルポジション(Nポジション)に操作すると、中立を得るためにインバータ41,42をシャットダウンして動力が駆動輪39a,39b側に出力されないようにする。
次に、実施例のハイブリッド自動車20の動作、特にシフトレバー81をニュートラルポジションにしている最中に変速機60を変速する際の動作について説明する。この現象は、走行中に運転者がシフトレバー81を操作してニュートラルポジションとし、車両が減速したり増速して変速機60に変速が必要となったときに生じる。図3は、ハイブリッド用電子制御ユニット70により実行されるニュートラル時変速制御ルーチンの一例を示すフローチャートである。
走行中にシフトレバー81をニュートラルポジションとされると、ニュートラル時変速制御ルーチンが実行され、ハイブリッド用電子制御ユニット70のCPU72により、まず、インバータ41,42がシャットダウンされる(ステップS100)。ここで、インバータ41,42のシャットダウンは、インバータ41,42のスイッチング素子のスイッチング制御によりインバータ41,42とモータMG1,MG2との通電を遮断することにより行なわれる。これにより、モータMG1もモータMG2も駆動できないから、駆動輪39a,39b側に動力は出力されない。そして、車速センサ88からの車速VやモータMG2の回転数Nm2を入力し(ステップS110)、入力した車速Vに基づいて変速判定を行なって(ステップS120)、変速の必要が判定されるまでステップS110〜ステップS130の処理を繰り返す。変速判定は、図4に例示する変速マップを用いて行なわれる。図4の変速マップでは変速機60がLoギヤの状態で車速VがLo−Hi変速線を設定する車速Vhiを超えたときに変速機60をLoギヤの状態からHiギヤの状態に変速するLo−Hi変速が判定され、変速機60がHiギヤの状態で車速VがHi−Lo変速線を設定する車速Vloを下回ったときに変速機60をHiギヤの状態からLoギヤの状態に変速するHi−Lo変速が判定される。
Lo−Hi変速やHi−Lo変速が判定されたときには、インバータ41,42のシャットダウンを解除すると共にし(ステップS140)、車速Vと変速後の変速機60のギヤ比とから変速後のモータMG2の回転数を計算して目標回転数Nm2*として設定する(ステップS150)。目標回転数Nm2*は、車速Vから計算されるリングギヤ軸32aの回転数に変速後の変速機60のギヤ比を乗じることにより計算することができる。
次に、ブレーキB1またはブレーキB2のうちオンとしているブレーキをオフとしてモータMG2をリングギヤ軸32aから切り離す(ステップS160)。即ち、Lo−Hi変速のときにはブレーキB2をオフし、Hi−Lo変速のときにはブレーキB1をオフする。変速機60の共線図の一例を図5に示す。続いて、モータMG2の回転数Nm2が目標回転数Nm2*に略一致するまでモータMG2が目標回転数Nm2*で回転するようモータMG2を回転数制御することによる回転同期を行ない(ステップS170〜S190)、モータMG2の回転数Nm2が目標回転数Nm2*に略一致したときに、オフしたブレーキとは異なるブレーキをオンとする(ステップS200)。即ち、Lo−Hi変速のときにはブレーキB1をオンとし、Hi−Lo変速のときにはブレーキB2をオンとする。そして、インバータ41,42をシャットダウンし(ステップS210)、本ルーチンを終了する。
以上説明した実施例のハイブリッド自動車20によれば、シフトレバー81をニュートラルポジションにしている最中に変速機60を変速するときには、シャットダウンしていたインバータ41,42のシャットダウンを解除してモータMG2の駆動を伴って変速機60の変速段の変速を行なうから、変速機60の変速段の変速の際に生じ得るトルクショックを抑制することができる。しかも、変速機60の変速段の変速時にはモータMG2により回転同期を行なうから、変速機60の変速段の変速の際に生じ得るトルクショックをより抑制することができる。
実施例のハイブリッド自動車20では、シフトレバー81をニュートラルポジションにしている最中に変速機60を変速するときには、インバータ41,42のシャットダウンを解除してモータMG2による回転同期を行なうものとしたが、モータMG2による回転同期は行なわないものとしてもよい。
実施例のハイブリッド自動車20では、シフトレバー81をニュートラルポジションにしている最中に変速機60を変速するときには、インバータ41,42のシャットダウンを解除したが、インバータ42だけを解除するものとしても構わない。
実施例のハイブリッド自動車20では、Hi,Loの2段の変速段をもって変速可能な変速機60を用いるものとしたが、変速機60の変速段は2段に限られるものではなく、3段以上の変速段としてもよい。
実施例のハイブリッド自動車20では、モータMG2の動力を変速機60により変速してリングギヤ軸32aに出力するものとしたが、図6の変形例のハイブリッド自動車120に例示するように、モータMG2の動力を変速機60により変速してリングギヤ軸32aが接続された車軸(駆動輪39a,39bが接続された車軸)とは異なる車軸(図6における車輪39c,39dに接続された車軸)に接続するものとしてもよい。
実施例のハイブリッド自動車20では、エンジン22の動力を動力分配統合機構30を介して駆動輪39a,39bに接続された駆動軸としてのリングギヤ軸32aに出力するものとしたが、図7の変形例のハイブリッド自動車220に例示するように、エンジン22のクランクシャフト26に接続されたインナーロータ232と駆動輪39a,39bに動力を出力する駆動軸に接続されたアウターロータ234とを有し、エンジン22の動力の一部を駆動軸に伝達すると共に残余の動力を電力に変換する対ロータ電動機230を備えるものとしてもよい。
実施例では、エンジン22や動力分配統合機構30,モータMG1,モータMG2,変速機60とを搭載するハイブリッド自動車として説明したが、図8の変形例の車両320に示すように、変速機60を介してモータMG2が駆動輪39a,39b側に連結されている車両であれば、如何なる構成の車両であってもよい。
以上、本発明を実施するための最良の形態について実施例を用いて説明したが、本発明はこうした実施例に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々なる形態で実施し得ることは勿論である。
本発明は、車両の製造産業などに利用可能である。
本発明の一実施例としての動力出力装置を搭載するハイブリッド自動車20の構成の概略を示す構成図である。 変速機60の構成の一例を示す説明図である。 ハイブリッド用電子制御ユニット70により実行されるニュートラル時変速制御ルーチンの一例を示すフローチャートである。 変速マップの一例を示す説明図である。 変速機60の共線図の一例を示す説明図である。 変形例のハイブリッド自動車120の構成の概略を示す構成図である。 変形例のハイブリッド自動車220の構成の概略を示す構成図である。 変形例の車両320の構成の概略を示す構成図である。
符号の説明
20,120,220 ハイブリッド自動車、22 エンジン、24 エンジン用電子制御ユニット(エンジンECU)、26 クランクシャフト、28 ダンパ、30 動力分配統合機構、31 サンギヤ、31a サンギヤ軸、32 リングギヤ、32a リングギヤ軸、33 ピニオンギヤ、34 キャリア、37 ギヤ機構、38 デファレンシャルギヤ、39a,39 駆動輪、39c,39d 車輪、40 モータ用電子制御ユニット(モータECU)、41,42 インバータ、43,44 回転位置検出センサ、48 回転軸、50 バッテリ、52 バッテリ用電子制御ユニット(バッテリECU)、54 電力ライン、60 変速機、60a ダブルピニオンの遊星歯車機構、60b シングルピニオンの遊星歯車機構、61,65 サンギヤ、62,66 リングギヤ、63a 第1ピニオンギヤ、63b 第2ピニオンギヤ、64,68 キャリア、67 ピニオンギヤ、70 ハイブリッド用電子制御ユニット、72 CPU、74 ROM、76 RAM、80 イグニッションスイッチ、81 シフトレバー、82 シフトポジションセンサ、83 アクセルペダル、84 アクセルペダルポジションセンサ、85 ブレーキペダル、86 ブレーキペダルポジションセンサ、88 車速センサ、230 対ロータ電動機、232 インナーロータ 234 アウターロータ、320 車両、MG1,MG2 モータ、B1,B2 ブレーキ。

Claims (7)

  1. 動力の入出力が可能な電動機と、
    前記電動機を駆動するための駆動回路と、
    前記駆動回路を介して前記電動機と電力のやりとりが可能な蓄電手段と、
    前記電動機の回転軸と車軸側に連結された駆動軸とに接続され、前記回転軸と前記駆動軸との間で変速比の変速を伴って動力を伝達する変速手段と、
    前記駆動回路の作動停止を伴う車両状態の最中に前記変速手段の変速比の変速を行なうときには、前記変速手段の変速比の変速が終了するまで前記駆動回路の作動停止を解除して前記電動機の駆動を伴って前記変速手段の変速比の変速が行なわれるよう前記駆動回路と前記変速手段とを制御する制御手段と、
    を備える車両。
  2. 前記制御手段は、前記変速手段の変速比の変速の際には前記電動機の回転軸の回転数と前記駆動軸の回転数との同期が行なわれるよう前記電動機を駆動制御する手段である請求項1記載の車両。
  3. 前記駆動回路の作動停止を伴う車両状態は、運転者によるシフト操作がニュートラルポジションのときの状態である請求項1または2記載の車両。
  4. 請求項1ないし3いずれか記載の車両であって、
    前記駆動回路は、インバータであり、
    前記駆動回路の作動停止は、インバータの遮断である
    車両。
  5. 前記変速手段は、有段変速機である請求項1ないし4いずれか記載の車両。
  6. 請求項1ないし5いずれか記載の車両であって、
    内燃機関と、
    前記内燃機関の出力軸と前記駆動軸とに接続され、電力と動力との入出力を伴って該内燃機関からの動力の少なくとも一部を前記駆動軸に出力可能な電力動力入出力手段と、
    を備える車両。
  7. 動力の入出力が可能な電動機と、前記電動機を駆動するための駆動回路と、前記駆動回路を介して前記電動機と電力のやりとりが可能な蓄電手段と、前記電動機の回転軸と車軸側に連結された駆動軸とに接続され前記回転軸と前記駆動軸との間で変速比の変速を伴って動力を伝達する変速手段と、を備える車両の制御方法であって、
    前記駆動回路の作動停止を伴う車両状態の最中に前記変速手段の変速比の変速を行なうときには、前記変速手段の変速比の変速が終了するまで前記駆動回路の作動停止を解除して前記電動機の駆動を伴って前記変速手段の変速比の変速が行なわれるよう前記駆動回と前記変速手段とを制御する、
    ことを特徴とする車両の制御方法。
JP2006009172A 2006-01-17 2006-01-17 車両およびその制御方法 Active JP4254781B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006009172A JP4254781B2 (ja) 2006-01-17 2006-01-17 車両およびその制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006009172A JP4254781B2 (ja) 2006-01-17 2006-01-17 車両およびその制御方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007190973A true JP2007190973A (ja) 2007-08-02
JP4254781B2 JP4254781B2 (ja) 2009-04-15

Family

ID=38447008

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006009172A Active JP4254781B2 (ja) 2006-01-17 2006-01-17 車両およびその制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4254781B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7828692B2 (en) * 2006-01-24 2010-11-09 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Control device of vehicle, vehicle, and method of controlling vehicle
KR101020953B1 (ko) 2009-01-29 2011-03-09 현대자동차주식회사 하이브리드 차량의 변속제어방법
JP2015020620A (ja) * 2013-07-19 2015-02-02 トヨタ自動車株式会社 車両および車両の制御方法
CN105035069A (zh) * 2014-04-22 2015-11-11 丰田自动车株式会社 混合动力车辆的控制装置

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7828692B2 (en) * 2006-01-24 2010-11-09 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Control device of vehicle, vehicle, and method of controlling vehicle
KR101020953B1 (ko) 2009-01-29 2011-03-09 현대자동차주식회사 하이브리드 차량의 변속제어방법
JP2015020620A (ja) * 2013-07-19 2015-02-02 トヨタ自動車株式会社 車両および車両の制御方法
US9199628B2 (en) 2013-07-19 2015-12-01 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Vehicle and control method for vehicle
CN104290749B (zh) * 2013-07-19 2017-04-12 丰田自动车株式会社 车辆和用于车辆的控制方法
CN105035069A (zh) * 2014-04-22 2015-11-11 丰田自动车株式会社 混合动力车辆的控制装置
JP2015205638A (ja) * 2014-04-22 2015-11-19 トヨタ自動車株式会社 ハイブリッド車両の制御装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP4254781B2 (ja) 2009-04-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4227998B2 (ja) 車両および駆動装置並びにこれらの制御方法
JP4228122B2 (ja) 動力出力装置およびその制御方法並びに車両、駆動装置
JP2007237925A (ja) 車両および駆動装置並びにこれらの制御方法
JP4190490B2 (ja) 動力出力装置およびこれを搭載する自動車並びに動力出力装置の制御装置,動力出力装置の制御方法
JP2007203877A (ja) 動力出力装置およびこれを搭載する車両並びに動力出力装置の制御装置、動力出力装置の制御方法
JP2006044630A (ja) ハイブリッド車およびその走行抵抗の測定方法
JP2008099424A (ja) 動力出力装置およびその制御方法並びに車両
JP4299288B2 (ja) 動力出力装置およびこれを搭載する自動車並びに駆動装置,動力出力装置の制御方法
JP4227953B2 (ja) 動力出力装置およびこれを搭載する自動車並びに動力出力装置の制御方法
JP4217234B2 (ja) 動力出力装置およびこれを搭載する自動車並びに駆動装置,動力出力装置の制御方法
JP4254781B2 (ja) 車両およびその制御方法
JP4063285B2 (ja) 動力出力装置およびこれを搭載する自動車並びに状態検出装置,動力出力装置の制御方法
JP2007099086A (ja) 動力出力装置およびこれを搭載する車両並びに動力出力装置の制御方法
JP3901116B2 (ja) ハイブリッド自動車
JP2007099087A (ja) 車両および走行用パワーの表示方法
JP2006063820A (ja) 動力出力装置およびこれを搭載する自動車並びに動力出力装置の制御方法,駆動装置
JP4005587B2 (ja) 動力出力装置およびこれを搭載する自動車並びに動力伝達装置,動力出力装置の制御方法
JP2010241307A (ja) ハイブリッド自動車および車載用変速機の変速時の制御方法
JP2007131047A (ja) ハイブリッド車および駆動装置,ハイブリッドの制御方法
JP2006014387A (ja) 動力出力装置およびこれを搭載する自動車並びに動力出力装置の制御方法
JP2007153269A (ja) 車両および駆動装置並びに車両の制御方法
JP3960300B2 (ja) 動力出力装置およびその制御方法並びにこれを搭載する自動車
JP2006193115A (ja) 動力出力装置およびこれを搭載する自動車並びに駆動装置,動力出力装置の制御方法
JP3852595B2 (ja) ハイブリッド自動車およびその制御方法
JP3962391B2 (ja) ハイブリッド車両の動力出力装置およびハイブリッド車両並びにハイブリッド車両の動力出力装置の制御方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080306

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20081028

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20081205

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090106

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090119

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120206

Year of fee payment: 3

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 4254781

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120206

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120206

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130206

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130206

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140206

Year of fee payment: 5