JP2007099086A - 動力出力装置およびこれを搭載する車両並びに動力出力装置の制御方法 - Google Patents

動力出力装置およびこれを搭載する車両並びに動力出力装置の制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 駆動軸に動力を出力可能な内燃機関と加圧された作動流体を用いて変速する変速機を介して駆動軸に動力を出力する電動機とを備える装置やこれを搭載する車両において、作動流体の圧力を発生させる電動ポンプにより十分な圧力を発生させることができないときでも内燃機関の運転を停止する。
【解決手段】 変速機の油圧回路の作動オイルの油圧を発生させる電動オイルポンプに異常が生じているときや作動オイルの温度Toilが閾値Tref未満で電動オイルポンプを駆動しても作動オイルに十分な油圧を発生させることができず変速機のブレーキを十分に作動させることができないときには、モータからのトルクの出力を伴って行なわれる押し当て制御やエンジン停止位置制御を実行することなく、エンジンの運転を停止する。
【選択図】 図3

Description

本発明は、動力出力装置およびこれを搭載する車両並びに動力出力装置の制御方法に関する。
従来、この種の動力出力装置としては、エンジンと、このエンジンのクランクシャフトをキャリアに接続すると共に車軸に機械的にリングギヤを接続した遊星歯車機構と、この遊星歯車機構のサンギヤに動力を入出力する第1モータと、車軸に連結された2段変速の変速機と、この変速機に動力を入出力する第2モータと、第1モータおよび第2モータと電力のやりとりを行なう蓄電装置と、を備える車載用のものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。この装置では、変速機の変速を伴って第2モータからの動力を車軸側に出力することにより、第2モータからの動力を走行に応じて変速して用いている。
特開2002−225578号公報
上述の動力出力装置では、エンジンを間欠運転することが可能であるが、エンジンを停止する場合には、エンジン停止の際にトルクショックが生じないように第2モータからトルクを出力してトルク抑制制御を行なったり、次にエンジンの始動の際の始動性の向上を目的としてエンジンを所定のクランク角範囲で停止するために第1モータや第2モータからトルクを出力して停止位置制御を行なったりすることもできる。一方、変速機のアクチュエータとして油圧回路を用い、油圧の発生源としてエンジン駆動の機械式オイルポンプとエンジンが停止しているときのために電動オイルポンプとを備えることが考えられる。この構成では、電動オイルポンプに何らかの異常が生じた場合やオイルの粘性により電動オイルポンプの駆動だけでは十分な油圧を得ることができない場合には、エンジンを停止するときに十分な油圧を得ることができないために、変速機のブレーキやクラッチが滑り、モータMG2から十分なトルクを出力することができず、適正にエンジンを停止することができない場合が生じる。この場合、エンジンの運転停止を禁止すれば上述の問題は解決するが、エンジンの運転を継続しなければならず、エンジンの運転停止が必要なときには対処することができない。
本発明の動力出力装置およびこれを搭載する車両並びに動力出力装置の制御方法は、駆動軸に動力を出力可能な内燃機関と加圧された作動流体を用いて変速する変速機を介して駆動軸に動力を出力する電動機とを備える装置やこれを搭載する車両において、作動流体の圧力を発生させる電動ポンプにより十分な圧力を発生させることができないときでも内燃機関の運転を停止することを目的とする。
本発明の動力出力装置およびこれを搭載する車両並びに動力出力装置の制御方法は、上述の目的を達成するために以下の手段を採った。
本発明の動力出力装置は、
駆動軸に動力を出力可能な動力出力装置であって、
内燃機関と、
前記内燃機関の出力軸と前記駆動軸とに接続され、電力と動力の入出力を伴って前記出力軸および前記駆動軸に動力を入出力可能な電力動力入出力手段と、
動力を入出力可能な電動機と、
前記駆動軸と前記電動機の回転軸とに接続され、加圧された作動流体を用いて変速段を変速する変速手段と、
前記内燃機関の動力を用いて前記作動流体を加圧する機関駆動加圧手段と、
前記作動流体を加圧可能な電動加圧手段と、
前記電動加圧手段が所定の性能以上での作動が可能な状態のときに前記内燃機関の運転を停止するときには前記電動加圧手段の駆動と前記電動機からの前記内燃機関の運転を停止する際に出力する停止用トルクの出力とを伴って前記内燃機関の運転を停止するよう前記内燃機関と前記電力動力入出力手段と前記電動機と前記電動加圧手段とを制御し、前記電動加圧手段が前記所定の性能以上での作動が不能な状態のときに前記内燃機関の運転を停止するときには前記電動加圧手段の駆動と前記電動機からの前記停止用トルクの出力とを制限して前記内燃機関の運転を停止するよう前記内燃機関と前記電力動力入出力手段と前記電動機と前記電動加圧手段とを制御する制御手段と、
を備えることを要旨とする。
この本発明の動力出力装置では、変速手段の変速に必要な作動流体を加圧可能な電動加圧手段が所定の性能以上での作動が可能な状態のときに内燃機関の運転を停止するときには電動加圧手段の駆動と電動機からの内燃機関の運転を停止する際に出力する停止用トルクの出力とを伴って内燃機関の運転を停止するよう内燃機関と電力動力入出力手段と電動機と電動加圧手段とを制御する。これにより、内燃機関の運転をより適正に停止することができる。一方、電動加圧手段が所定の性能以上での作動が不能な状態のときに内燃機関の運転を停止するときには電動加圧手段の駆動と電動機からの停止用トルクの出力とを制限して内燃機関の運転を停止するよう内燃機関と電力動力入出力手段と電動機と電動加圧手段とを制御する。内燃機関の運転を停止しても機関駆動加圧手段による作動流体の圧力が若干の時間は用いることができるから、電動加圧手段の駆動と電動機からの停止用トルクの出力とを制限することにより、多少のトルクショックを生じたり所望の位置で内燃機関を停止することができない場合も生じるものの、変速手段の滑りなどを伴うことなく、比較的適正に内燃機関の運転を停止することができる。
こうした本発明の動力出力装置において、前記停止用トルクは、前記内燃機関の運転の停止に伴って該内燃機関の回転が停止する際に生じ得るトルクショックを低減するために出力するトルクであるものとすることもできる。また、前記停止用トルクは、前記内燃機関の運転の停止に伴って該内燃機関の回転が停止する際の該内燃機関の出力軸の回転位置を調整するために出力するトルクであるものとすることもできる。
また、本発明の動力出力装置において、前記制御手段は、前記電動加圧手段が前記所定の性能以上での作動が不能な状態のときに前記内燃機関の運転を停止するときには、前記電動機からの前記停止用トルクの出力を伴わずに前記内燃機関の運転を停止するよう制御する手段であるものとすることもできる。こうすれば、内燃機関の運転停止時に若干のトルクショックが生じるものの、内燃機関の運転を停止することができる。
本発明の動力出力装置において、前記電力動力入出力手段は、前記第1車軸と前記内燃機関の出力軸と回転可能な第3軸の3軸に接続され該3軸のうちのいずれか2軸に入出力される動力に基づいて残余の軸に動力を入出力する3軸式動力入出力手段と、前記第3軸に動力を入出力可能な発電機と、を備える手段であるものとすることもできる。
本発明の車両は、上述のいずれかの態様の本発明の動力出力装置、即ち、基本的には、駆動軸に動力を出力可能な動力出力装置であって、内燃機関と、前記内燃機関の出力軸と前記駆動軸とに接続され電力と動力の入出力を伴って前記出力軸および前記駆動軸に動力を入出力可能な電力動力入出力手段と、動力を入出力可能な電動機と、前記駆動軸と前記電動機の回転軸とに接続され加圧された作動流体を用いて変速段を変速する変速手段と、前記内燃機関の動力を用いて前記作動流体を加圧する機関駆動加圧手段と、前記作動流体を加圧可能な電動加圧手段と、前記電動加圧手段が所定の性能以上での作動が可能な状態のときに前記内燃機関の運転を停止するときには前記電動加圧手段の駆動と前記電動機からの前記内燃機関の運転を停止する際に出力する停止用トルクの出力とを伴って前記内燃機関の運転を停止するよう前記内燃機関と前記電力動力入出力手段と前記電動機と前記電動加圧手段とを制御し、前記電動加圧手段が前記所定の性能以上での作動が不能な状態のときに前記内燃機関の運転を停止するときには前記電動加圧手段の駆動と前記電動機からの前記停止用トルクの出力とを制限して前記内燃機関の運転を停止するよう前記内燃機関と前記電力動力入出力手段と前記電動機と前記電動加圧手段とを制御する制御手段と、を備える動力出力装置を搭載し、車軸が前記駆動軸に連結されてなることを要旨とする。
この本発明の車両では、上述のいずれかの態様の本発明の動力出力装置を搭載するから、本発明の動力出力装置が奏する効果、例えば、電動加圧手段が所定の性能以上での作動が可能な状態のときにでも多少のトルクショックを生じたり所望の位置で内燃機関を停止することができない場合も生じるものの変速手段の滑りなどを伴うことなく比較的適正に内燃機関の運転を停止することができる効果や電動加圧手段が所定の性能以上での作動が可能な状態のときには内燃機関の運転をより適正に停止することができる効果などと同様な効果を奏することができる。
本発明の動力出力装置の制御方法は、
内燃機関と、前記内燃機関の出力軸と駆動軸とに接続され電力と動力の入出力を伴って前記出力軸および前記駆動軸に動力を入出力可能な電力動力入出力手段と、動力を入出力可能な電動機と、前記駆動軸と前記電動機の回転軸とに接続され加圧された作動流体を用いて変速段を変速する変速手段と、前記内燃機関の動力を用いて前記作動流体を加圧する機関駆動加圧手段と、前記作動流体を加圧可能な電動加圧手段と、を備える動力出力装置の制御方法であって、
(a)前記電動加圧手段が所定の性能以上での作動が可能な状態のときに前記内燃機関の運転を停止するときには前記電動加圧手段の駆動と前記電動機からの前記内燃機関の運転を停止する際に出力する停止用トルクの出力とを伴って前記内燃機関の運転を停止するよう前記内燃機関と前記電力動力入出力手段と前記電動機と前記電動加圧手段とを制御し、
(b)前記電動加圧手段が前記所定の性能以上での作動が不能な状態のときに前記内燃機関の運転を停止するときには前記電動加圧手段の駆動と前記電動機からの前記停止用トルクの出力とを制限して前記内燃機関の運転を停止するよう前記内燃機関と前記電力動力入出力手段と前記電動機と前記電動加圧手段とを制御する、
ことを要旨とする。
この本発明の動力出力装置の制御方法では、変速手段の変速に必要な作動流体を加圧可能な電動加圧手段が所定の性能以上での作動が可能な状態のときに内燃機関の運転を停止するときには電動加圧手段の駆動と電動機からの内燃機関の運転を停止する際に出力する停止用トルクの出力とを伴って内燃機関の運転を停止するよう内燃機関と電力動力入出力手段と電動機と電動加圧手段とを制御する。これにより、内燃機関の運転をより適正に停止することができる。一方、電動加圧手段が所定の性能以上での作動が不能な状態のときに内燃機関の運転を停止するときには電動加圧手段の駆動と電動機からの停止用トルクの出力とを制限して内燃機関の運転を停止するよう内燃機関と電力動力入出力手段と電動機と電動加圧手段とを制御する。内燃機関の運転を停止しても機関駆動加圧手段による作動流体の圧力が若干の時間は用いることができるから、電動加圧手段の駆動と電動機からの停止用トルクの出力とを制限することにより、多少のトルクショックを生じたり所望の位置で内燃機関を停止することができない場合も生じるものの、変速手段の滑りなどを伴うことなく、比較的適正に内燃機関の運転を停止することができる。
次に、本発明を実施するための最良の形態を実施例を用いて説明する。
図1は、本発明の一実施例としての動力出力装置を搭載するハイブリッド自動車20の構成の概略を示す構成図である。実施例のハイブリッド自動車20は、図示するように、エンジン22と、エンジン22の出力軸としてのクランクシャフト26にダンパ28を介して接続された3軸式の動力分配統合機構30と、動力分配統合機構30に接続された発電可能なモータMG1と、変速機60を介して動力分配統合機構30に接続されたモータMG2と、車両の駆動系全体をコントロールするハイブリッド用電子制御ユニット70とを備える。
エンジン22は、ガソリンまたは軽油などの炭化水素系の燃料により動力を出力する内燃機関であり、エンジン22の運転状態を検出する各種センサから信号を入力するエンジン用電子制御ユニット(以下、エンジンECUという)24により燃料噴射制御や点火制御,吸入空気量調節制御などの運転制御を受けている。エンジンECU24は、ハイブリッド用電子制御ユニット70と通信しており、ハイブリッド用電子制御ユニット70からの制御信号によりエンジン22を運転制御すると共に必要に応じてエンジン22の運転状態に関するデータをハイブリッド用電子制御ユニット70に出力する。
動力分配統合機構30は、外歯歯車のサンギヤ31と、このサンギヤ31と同心円上に配置された内歯歯車のリングギヤ32と、サンギヤ31に噛合すると共にリングギヤ32に噛合する複数のピニオンギヤ33と、複数のピニオンギヤ33を自転かつ公転自在に保持するキャリア34とを備え、サンギヤ31とリングギヤ32とキャリア34とを回転要素として差動作用を行なう遊星歯車機構として構成されている。動力分配統合機構30は、キャリア34にはエンジン22のクランクシャフト26が、サンギヤ31にはモータMG1が、リングギヤ32には変速機60を介してモータMG2がそれぞれ連結されており、モータMG1が発電機として機能するときにはキャリア34から入力されるエンジン22からの動力をサンギヤ31側とリングギヤ32側にそのギヤ比に応じて分配し、モータMG1が電動機として機能するときにはキャリア34から入力されるエンジン22からの動力とサンギヤ31から入力されるモータMG1からの動力を統合してリングギヤ32に出力する。リングギヤ32は、ギヤ機構37およびデファレンシャルギヤ38を介して車両前輪の駆動輪39a,39bに機械的に接続されている。したがって、リングギヤ32に出力された動力は、ギヤ機構37およびデファレンシャルギヤ38を介して駆動輪39a,39bに出力されることになる。なお、駆動系として見たときの動力分配統合機構30に接続される3軸は、キャリア34に接続されたエンジン22の出力軸であるクランクシャフト26,サンギヤ31に接続されモータMG1の回転軸となるサンギヤ軸31aおよびリングギヤ32に接続されると共に駆動輪39a,39bに機械的に接続された駆動軸としてのリングギヤ軸32aとなる。
モータMG1およびモータMG2は、共に発電機として駆動することができると共に電動機として駆動できる周知の同期発電電動機として構成されており、インバータ41,42を介してバッテリ50と電力のやりとりを行なう。インバータ41,42とバッテリ50とを接続する電力ライン54は、各インバータ41,42が共用する正極母線および負極母線として構成されており、モータMG1,MG2の一方で発電される電力を他のモータで消費することができるようになっている。モータMG1,MG2は、共にモータ用電子制御ユニット(以下、モータECUという)40により駆動制御されている。モータECU40には、モータMG1,MG2を駆動制御するために必要な信号、例えばモータMG1,MG2の回転子の回転位置を検出する回転位置検出センサ43,44からの信号や図示しない電流センサにより検出されるモータMG1,MG2に印加される相電流などが入力されており、モータECU40からは、インバータ41,42へのスイッチング制御信号が出力されている。モータECU40は、回転位置検出センサ43,44から入力した信号に基づいて図示しない回転数算出ルーチンによりモータMG1,MG2の回転子の回転数Nm1,Nm2を計算している。モータECU40は、ハイブリッド用電子制御ユニット70と通信しており、ハイブリッド用電子制御ユニット70からの制御信号によってモータMG1,MG2を駆動制御すると共に必要に応じてモータMG1,MG2の運転状態に関するデータをハイブリッド用電子制御ユニット70に出力する。
変速機60は、モータMG2の回転軸48とリングギヤ軸32aとの接続および接続の解除を行なうと共に両軸の接続をモータMG2の回転軸48の回転数を2段に減速してリングギヤ軸32aに伝達するよう構成されている。変速機60の構成の一例を図2に示す。この図2に示す変速機60は、ダブルピニオンの遊星歯車機構60aとシングルピニオンの遊星歯車機構60bと二つのブレーキB1,B2とにより構成されている。ダブルピニオンの遊星歯車機構60aは、外歯歯車のサンギヤ61と、このサンギヤ61と同心円上に配置された内歯歯車のリングギヤ62と、サンギヤ61に噛合する複数の第1ピニオンギヤ63aと、この第1ピニオンギヤ63aに噛合すると共にリングギヤ62に噛合する複数の第2ピニオンギヤ63bと、複数の第1ピニオンギヤ63aおよび複数の第2ピニオンギヤ63bを連結して自転かつ公転自在に保持するキャリア64とを備えており、サンギヤ61はブレーキB1のオンオフによりその回転を自由にまたは停止できるようになっている。シングルピニオンの遊星歯車機構60bは、外歯歯車のサンギヤ65と、このサンギヤ65と同心円上に配置された内歯歯車のリングギヤ66と、サンギヤ65に噛合すると共にリングギヤ66に噛合する複数のピニオンギヤ67と、複数のピニオンギヤ67を自転かつ公転自在に保持するキャリア68とを備えており、サンギヤ65はモータMG2の回転軸48に、キャリア68はリングギヤ軸32aにそれぞれ連結されていると共にリングギヤ66はブレーキB2のオンオフによりその回転が自由にまたは停止できるようになっている。ダブルピニオンの遊星歯車機構60aとシングルピニオンの遊星歯車機構60bとは、リングギヤ62とリングギヤ66、キャリア64とキャリア68とによりそれぞれ連結されている。変速機60は、ブレーキB1,B2を共にオフとすることによりモータMG2の回転軸48をリングギヤ軸32aから切り離すことができ、ブレーキB1をオフとすると共にブレーキB2をオンとしてモータMG2の回転軸48の回転を比較的大きな減速比で減速してリングギヤ軸32aに伝達し(以下、この状態をLoギヤの状態という)、ブレーキB1をオンとすると共にブレーキB2をオフ状態としてモータMG2の回転軸48の回転を比較的小さな減速比で減速してリングギヤ軸32aに伝達する(以下、この状態をHiギヤの状態という)。なお、ブレーキB1,B2を共にオンとする状態は回転軸48やリングギヤ軸32aの回転を禁止するものとなる。こうしたブレーキB1,B2は、電動オイルポンプ69aからの油圧やエンジン22のクランクシャフト26の回転により駆動する機械式オイルポンプ69bからの油圧を用いた油圧回路60cを作動することによりオンオフされる。
バッテリ50は、バッテリ用電子制御ユニット(以下、バッテリECUという)52によって管理されている。バッテリECU52には、バッテリ50を管理するのに必要な信号、例えば、バッテリ50の端子間に設置された図示しない電圧センサからの端子間電圧,バッテリ50の出力端子に接続された電力ライン54に取り付けられた図示しない電流センサからの充放電電流,バッテリ50に取り付けられた図示しない温度センサからの電池温度などが入力されており、必要に応じてバッテリ50の状態に関するデータを通信によりハイブリッド用電子制御ユニット70に出力する。なお、バッテリECU52では、バッテリ50を管理するために電流センサにより検出された充放電電流の積算値に基づいて残容量(SOC)も演算している。
ハイブリッド用電子制御ユニット70は、CPU72を中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、CPU72の他に処理プログラムを記憶するROM74と、データを一時的に記憶するRAM76と、図示しない入出力ポートおよび通信ポートとを備える。ハイブリッド用電子制御ユニット70には、イグニッションスイッチ80からのイグニッション信号,シフトレバー81の操作位置を検出するシフトポジションセンサ82からのシフトポジションSP,アクセルペダル83の踏み込み量に対応したアクセル開度Accを検出するアクセルペダルポジションセンサ84からのアクセル開度Acc,ブレーキペダル85の踏み込み量を検出するブレーキペダルポジションセンサ86からのブレーキポジションBP,車速センサ88からの車速V,油圧回路60cに取り付けられた温度センサ60dからの作動オイルの温度Toilなどが入力ポートを介して入力されている。また、ハイブリッド用電子制御ユニット70からは、変速機60の油圧回路60cへの駆動信号や電動オイルポンプ69aへの駆動信号などが出力ポートを介して出力されている。なお、ハイブリッド用電子制御ユニット70は、前述したように、エンジンECU24やモータECU40,バッテリECU52と通信ポートを介して接続されており、エンジンECU24やモータECU40,バッテリECU52と各種制御信号やデータのやりとりを行なっている。
こうして構成された実施例のハイブリッド自動車20は、運転者によるアクセルペダル83の踏み込み量に対応するアクセル開度Accと車速Vとに基づいて駆動軸としてのリングギヤ軸32aに出力すべき要求トルクを計算し、この要求トルクに対応する要求動力がリングギヤ軸32aに出力されるように、エンジン22とモータMG1とモータMG2とが運転制御される。エンジン22とモータMG1とモータMG2の運転制御としては、要求動力に見合う動力がエンジン22から出力されるようにエンジン22を運転制御すると共にエンジン22から出力される動力のすべてが動力分配統合機構30とモータMG1とモータMG2とによってトルク変換されてリングギヤ軸32aに出力されるようモータMG1およびモータMG2を駆動制御するトルク変換運転モードや要求動力とバッテリ50の充放電に必要な電力との和に見合う動力がエンジン22から出力されるようにエンジン22を運転制御すると共にバッテリ50の充放電を伴ってエンジン22から出力される動力の全部またはその一部が動力分配統合機構30とモータMG1とモータMG2とによるトルク変換を伴って要求動力がリングギヤ軸32aに出力されるようモータMG1およびモータMG2を駆動制御する充放電運転モード、エンジン22の運転を停止してモータMG2からの要求動力に見合う動力をリングギヤ軸32aに出力するよう運転制御するモータ運転モードなどがある。
次に、実施例のハイブリッド自動車20の動作、特に電動オイルポンプ69aにより十分に油圧を発生できないときにエンジン22の運転を停止する際の動作について説明する。ここで、電動オイルポンプ69aにより十分に油圧を発生できないときとは、電動オイルポンプ69aの異常によるときが含まれる他、作動オイルの温度が低くてその粘性が大きく、電動オイルポンプ69aでは十分に油圧を発生できない場合も含まれる。図3は、実施例のハイブリッド用電子制御ユニット70により実行されるエンジン停止処理ルーチンの一例を示すフローチャートである。このルーチンは、エンジン22の停止指示がなされたときに実行される。
エンジン停止処理ルーチンが実行されると、ハイブリッド用電子制御ユニット70のCPU72は、まず、温度センサ60dからの作動オイルの温度Toilを入力すると共に(ステップS100)、電動オイルポンプ69aの状態をチェックし(ステップS110)、電動オイルポンプ69aが正常に作動可能であるか否かを判定すると共に(ステップS120)、入力した温度Toilが閾値Tref以上であるか否かを判定する(ステップS130)。ここで、電動オイルポンプ69aのチェックは、例えば、前回の駆動時に異常が生じていなかったか否かや信号ラインの断線が生じているか否かなどにより行なうことができる。閾値Trefは、作動オイルの粘性が電動オイルポンプ69aによる加圧により変速機60のブレーキB1,B2を十分に作動させることができる程度以上となる温度として設定されている。作動オイルの粘性は温度が低いほど大きくなるから、温度が低くても変速機60のブレーキB1,B2を十分に作動させるためにはパワーのある電動オイルポンプが必要となる。車両に搭載する動力出力装置では、限りあるスペースを有効に活用することやエネルギ効率の向上を図ることを考えると、必要最小限のパワーの電動オイルポンプを搭載するのが望ましい。したがって、冷間地では、電動オイルポンプのパワーが足りない状態になる場合が生じる。実施例では、この状態を作動オイルの温度Toilが閾値Tref未満であるか否かの判定により行なうのである。したがって、閾値Trefについては電動オイルポンプ69aの性能により定めることができる。
電動オイルポンプ69aが正常に作動すると共に作動オイルの温度Toilが閾値Tref以上のときには、電動オイルポンプ69aの駆動により作動オイルに十分な油圧を圧制させることができ、変速機60のブレーキB1,B2を十分に作動させることができると判断し、電動オイルポンプ69aを作動すると共に(ステップS140)、燃料カットや点火終了などのエンジン22を停止するための制御を開始する制御信号をエンジンECU24に送信し(ステップS150)、エンジン22が停止する直前からエンジン22が停止して所定時間経過するまでエンジン22が停止する際に生じ得るトルクショックを打ち消す方向のトルクをモータMG2から出力する押し当て制御を開始すると共に(ステップS160)、次回にエンジン22を始動するときの始動性が良好となるクランク角の範囲でエンジン22が停止するようモータMG1とモータMG2とを駆動制御するエンジン停止位置制御を実行して(ステップS170)、本ルーチンを終了する。エンジン22を停止するための制御を開始する制御信号を受信したエンジンECU24は、燃料噴射制御や点火制御を停止する。ここで、押し当て制御やエンジン停止位置制御は、電動オイルポンプ69aからの油圧により変速機60のブレーキB1,B2が十分に作動するために、モータMG2からのトルクを変速機60を介して駆動軸としてのリングギヤ軸32aに作用させることにより行なうことができる。なお、押し当て制御やエンジン停止位置制御については本発明の中核をなさないから、これ以上の詳細な説明は省略する。
一方、電動オイルポンプ69aに異常が生じているときや作動オイルの温度Toilが閾値Tref未満のときには、電動オイルポンプ69aを駆動できないか電動オイルポンプ69aを駆動しても作動オイルに十分な油圧を発生させることができず変速機60のブレーキB1,B2を十分に作動させることができないと判断し、電動オイルポンプ69aを駆動することなく、燃料カットや点火終了などのエンジン22を停止するための制御を開始し(ステップS180)、押し当て制御やエンジン停止位置制御を実行することなく、本ルーチンを終了する。エンジン22が停止しても若干の時間(例えば、500msec程度)は油圧回路60cの作動オイルの油圧は保持されるから、押し当て制御やエンジン停止位置制御を実行しなければ、モータMG2の駆動を伴ってエンジン22を停止することができる。実施例では、その範囲でエンジン22を停止するのである。
以上説明した実施例のハイブリッド自動車20によれば、モータMG2の動力を変速して駆動軸としてのリングギヤ軸32aに伝達する変速機60のアクチュエータである油圧回路60cの作動オイルの油圧を発生させる電動オイルポンプ69aに異常が生じているときや作動オイルの温度Toilが閾値Tref未満で電動オイルポンプ69aを駆動しても作動オイルに十分な油圧を発生させることができず変速機60のブレーキB1,B2を十分に作動させることができないときには、モータMG2からのトルクの出力を伴って行なわれる押し当て制御やエンジン停止位置制御を実行することなく、エンジン22の運転を停止するから、電動オイルポンプ69aの異常や変速機60のブレーキB1,B2を十分に作動させることができないときでも、エンジン22の運転を停止することができる。この結果、比較的適正にエンジン22の運転を停止することができる。もとより、電動オイルポンプ69aが正常なときで作動オイルの温度Toilが閾値Tref以上のときには、押し当て制御やエンジン停止位置制御を伴ってエンジン22の運転を停止するから、エンジン22の運転停止時に生じ得るトルクショックを抑制することができると共に次回のエンジン22の始動の始動性を良好なものとすることができる。即ち、より適正にエンジン22の運転を停止することができる。
実施例のハイブリッド自動車20では、電動オイルポンプ69aが正常なときで作動オイルの温度Toilが閾値Tref以上のときには、押し当て制御やエンジン停止位置制御を伴ってエンジン22の運転を停止するものとしたが、押し当て制御は伴うがエンジン停止位置制御は伴わずにエンジン22の運転を停止するものとしたり、エンジン停止位置制御は伴うが押し当て制御は伴わずにエンジン22の運転を停止するものとしてもよい。また、押し当て制御やエンジン停止位置制御以外にモータMG2からのトルクの出力を行なう制御を伴ってエンジン22の運転を停止するものとしてもよい。これらの場合、電動オイルポンプ69aに異常が生じているときや作動オイルの温度Toilが閾値Tref未満のときには、押し当て制御を伴わずにエンジン22の運転を停止したり、エンジン停止位置制御を伴わずにエンジン22の運転を停止したり、モータMG2からのトルクの出力を行なう制御を伴わずにエンジン22の運転を停止するものとすればよい。
実施例のハイブリッド自動車20では、電動オイルポンプ69aに異常が生じているときや作動オイルの温度Toilが閾値Tref未満のときには、電動オイルポンプ69aを駆動することなく、押し当て制御やエンジン停止位置制御を伴わずにエンジン22の運転を停止するものとしたが、電動オイルポンプ69aを駆動し、変速機60のブレーキB1,B2が作動する範囲内でモータMG2からトルクを出力して押し当て制御やエンジン停止位置制御を行なうものとしてもよい。
実施例のハイブリッド自動車20では、Hi,Loの2段の変速段をもって変速可能な変速機60を用いるものとしたが、変速機60の変速段は2段に限られるものではなく、3段以上の変速段としてもよい。
実施例のハイブリッド自動車20では、モータMG2の動力を変速機60により変速してリングギヤ軸32aに出力するものとしたが、図4の変形例のハイブリッド自動車120に例示するように、モータMG2の動力を変速機60により変速してリングギヤ軸32aが接続された車軸(駆動輪39a,39bが接続された車軸)とは異なる車軸(図4における車輪39c,39dに接続された車軸)に接続するものとしてもよい。
実施例のハイブリッド自動車20では、エンジン22の動力を動力分配統合機構30を介して駆動輪39a,39bに接続された駆動軸としてのリングギヤ軸32aに出力するものとしたが、図5の変形例のハイブリッド自動車220に例示するように、エンジン22のクランクシャフト26に接続されたインナーロータ232と駆動輪39a,39bに動力を出力する駆動軸に接続されたアウターロータ234とを有し、エンジン22の動力の一部を駆動軸に伝達すると共に残余の動力を電力に変換する対ロータ電動機230を備えるものとしてもよい。
実施例では、動力出力装置を搭載したハイブリッド自動車20として説明したが、エンジン22や動力分配統合機構30,モータMG1,MG2,バッテリ50,ハイブリッド用電子制御ユニット70などを備える動力出力装置の形態としてもよい。また、こうした動力出力装置の制御方法の形態としても構わない。
以上、本発明を実施するための最良の形態について実施例を用いて説明したが、本発明はこうした実施例に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々なる形態で実施し得ることは勿論である。
本発明は、動力出力装置やこれを搭載する車両などの製造産業に利用可能である。
本発明の一実施例としての駆動装置や動力出力装置を搭載するハイブリッド自動車20の構成の概略を示す構成図である。 変速機60の構成の一例を示す説明図である。 実施例のハイブリッド用電子制御ユニット70により実行されるエンジン停止処理ルーチンの一例を示すフローチャートである。 変形例のハイブリッド自動車120の構成の概略を示す構成図である。 変形例のハイブリッド自動車220の構成の概略を示す構成図である。
符号の説明
20,120,220 ハイブリッド自動車、22 エンジン、24 エンジン用電子制御ユニット(エンジンECU)、26 クランクシャフト、28 ダンパ、30 動力分配統合機構、31 サンギヤ、31a サンギヤ軸、32 リングギヤ、32a リングギヤ軸、33 ピニオンギヤ、34 キャリア、37 ギヤ機構、38 デファレンシャルギヤ、39a,39b,39c,39d 駆動輪、40 モータ用電子制御ユニット(モータECU)、41,42 インバータ、43,44 回転位置検出センサ、48 回転軸、50 バッテリ、52 バッテリ用電子制御ユニット(バッテリECU)、54 電力ライン、60 変速機、60a ダブルピニオンの遊星歯車機構、60b シングルピニオンの遊星歯車機構、60c 油圧回路、60d 温度センサ、61,65 サンギヤ、62,66 リングギヤ、63a 第1ピニオンギヤ、63b 第2ピニオンギヤ、64,68 キャリア、67 ピニオンギヤ、69a 電動オイルポンプ、70 ハイブリッド用電子制御ユニット、72 CPU、74 ROM、76 RAM、80 イグニッションスイッチ、81 シフトレバー、82 シフトポジションセンサ、83 アクセルペダル、84 アクセルペダルポジションセンサ、85 ブレーキペダル、86 ブレーキペダルポジションセンサ、88 車速センサ、230 対ロータ電動機、232 インナーロータ 234 アウターロータ、MG1,MG2 モータ、B1,B2 ブレーキ。

Claims (7)

  1. 駆動軸に動力を出力可能な動力出力装置であって、
    内燃機関と、
    前記内燃機関の出力軸と前記駆動軸とに接続され、電力と動力の入出力を伴って前記出力軸および前記駆動軸に動力を入出力可能な電力動力入出力手段と、
    動力を入出力可能な電動機と、
    前記駆動軸と前記電動機の回転軸とに接続され、加圧された作動流体を用いて変速段を変速する変速手段と、
    前記内燃機関の動力を用いて前記作動流体を加圧する機関駆動加圧手段と、
    前記作動流体を加圧可能な電動加圧手段と、
    前記電動加圧手段が所定の性能以上での作動が可能な状態のときに前記内燃機関の運転を停止するときには前記電動加圧手段の駆動と前記電動機からの前記内燃機関の運転を停止する際に出力する停止用トルクの出力とを伴って前記内燃機関の運転を停止するよう前記内燃機関と前記電力動力入出力手段と前記電動機と前記電動加圧手段とを制御し、前記電動加圧手段が前記所定の性能以上での作動が不能な状態のときに前記内燃機関の運転を停止するときには前記電動加圧手段の駆動と前記電動機からの前記停止用トルクの出力とを制限して前記内燃機関の運転を停止するよう前記内燃機関と前記電力動力入出力手段と前記電動機と前記電動加圧手段とを制御する制御手段と、
    を備える動力出力装置。
  2. 前記停止用トルクは、前記内燃機関の運転の停止に伴って該内燃機関の回転が停止する際に生じ得るトルクショックを低減するために出力するトルクである請求項1記載の動力出力装置。
  3. 前記停止用トルクは、前記内燃機関の運転の停止に伴って該内燃機関の回転が停止する際の該内燃機関の出力軸の回転位置を調整するために出力するトルクである請求項1または2記載の動力出力装置。
  4. 前記制御手段は、前記電動加圧手段が前記所定の性能以上での作動が不能な状態のときに前記内燃機関の運転を停止するときには、前記電動機からの前記停止用トルクの出力を伴わずに前記内燃機関の運転を停止するよう制御する手段である請求項1ないし3いずれか記載の動力出力装置。
  5. 前記電力動力入出力手段は、前記第1車軸と前記内燃機関の出力軸と回転可能な第3軸の3軸に接続され該3軸のうちのいずれか2軸に入出力される動力に基づいて残余の軸に動力を入出力する3軸式動力入出力手段と、前記第3軸に動力を入出力可能な発電機と、を備える手段である請求項1ないし4いずれか記載の動力出力装置。
  6. 請求項1ないし5いずれか記載の動力出力装置を搭載し、車軸が前記駆動軸に連結されてなる車両。
  7. 内燃機関と、前記内燃機関の出力軸と駆動軸とに接続され電力と動力の入出力を伴って前記出力軸および前記駆動軸に動力を入出力可能な電力動力入出力手段と、動力を入出力可能な電動機と、前記駆動軸と前記電動機の回転軸とに接続され加圧された作動流体を用いて変速段を変速する変速手段と、前記内燃機関の動力を用いて前記作動流体を加圧する機関駆動加圧手段と、前記作動流体を加圧可能な電動加圧手段と、を備える動力出力装置の制御方法であって、
    (a)前記電動加圧手段が所定の性能以上での作動が可能な状態のときに前記内燃機関の運転を停止するときには前記電動加圧手段の駆動と前記電動機からの前記内燃機関の運転を停止する際に出力する停止用トルクの出力とを伴って前記内燃機関の運転を停止するよう前記内燃機関と前記電力動力入出力手段と前記電動機と前記電動加圧手段とを制御し、
    (b)前記電動加圧手段が前記所定の性能以上での作動が不能な状態のときに前記内燃機関の運転を停止するときには前記電動加圧手段の駆動と前記電動機からの前記停止用トルクの出力とを制限して前記内燃機関の運転を停止するよう前記内燃機関と前記電力動力入出力手段と前記電動機と前記電動加圧手段とを制御する、
    動力出力装置の制御方法。
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