JP2007189778A - 同期整流回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】低消費電力化を図ることができる同期整流回路を提供する。
【解決手段】整流用MOSFET1と、転流用MOSFET2と、整流用MOSFET1及び転流用MOSFET2をオン/オフ制御する制御回路5と、フライホィールダイオードD1と、転流用MOSFET2を強制的にオフにする転流用MOSFETオフ回路9とを備え、整流用MOSFET1がオフであって、転流用MOSFET2が転流用MOSFETオフ回路9により強制的にオフになっているときに、フライホィールダイオードD1がオンになる同期整流回路。
【選択図】図1

Description

本発明は、同期整流回路に関し、特に転流用MOSFETを備えた同期整流回路に関する。
従来の同期整流型回路の一構成例を図8に示す。出力電圧VOUTが抵抗R1及びR2から成る出力電圧検出回路によって検出され、当該出力電圧検出回路の検出結果と基準電圧発生回路3から出力される基準電圧とが比較器4によって比較される。制御回路5は、比較器4の出力(比較結果)に応じて整流用MOSFET1と転流用MOSFET2のオン、オフ比を制御する。制御回路5の制御により、整流用MOSFET1がオンし、転流用MOSFET2がオフしているときは、入力電圧VINをコイルL1に供給してコイルL1にエネルギーを溜めながら、出力電圧VOUTを負荷(不図示)へ供給する。そして、制御回路5の制御により、整流用MOSFET1がオフし、転流用MOSFET2がオンしているときは、整流用MOSFET1がオンしている間にコイルL1に溜めたエネルギーを負荷へ供給する。このような動作により、図8に示す従来の同期整流型回路は、出力電圧VOUTの安定化を図っている。
特開2005−198375号公報
MOSFETの駆動損失は、オン状態で発生する導通損失と、オン状態からオフ状態あるいはオフ状態からオン状態に切り替わるときに発生するスイッチング損失とに大別することができる。図8に示す従来の同期整流型回路は、通常、整流用MOSFET1のオン時間が短く、転流用MOSFET2のオン時間が長くなり、負荷が軽くない場合、オン時間が短い整流用MOSFET1はスイッチング損失が支配的になり、オン時間が長い転流用MOSFET2は導通損失が支配的になる。
MOSFETの導通損失はMOSFETのオン抵抗に比例し、MOSFETのスイッチング損失はMOSFETの帰還容量に比例する。したがって、導通損失が支配的である転流用MOSFET2にはオン抵抗の小さい素子が用いられる。
しかしながら、一般にMOSFETには、オン抵抗の小さい素子は帰還容量が大きく、帰還容量の小さい素子はオン抵抗が大きいという関係がある。すなわち、MOSFETのオン抵抗と帰還容量にはトレードオフの関係がある。このため、転流用MOSFET2のオン時間が短い場合もしくは負荷が軽い場合、すなわち転流用MOSFET2においてスイッチング損失が支配的になる場合、転流用MOSFET2をスイッチング動作させる事により転流用MOSFET2の駆動損失が大きくなり、消費電流が増加するという問題があった。
本発明は、上記の問題点に鑑み、低消費電力化を図ることができる同期整流回路及びこれを備えた電子機器を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明に係る同期整流回路は、整流用スイッチ素子と、転流用MOSFETと、前記整流用スイッチ素子及び前記転流用MOSFETをオン/オフ制御する制御手段と、フライホィールダイオードと、前記転流用MOSFETを強制的にオフにする転流用MOSFETオフ手段とを備え、前記整流用スイッチ素子がオフであって、前記転流用MOSFETが前記転流用MOSFETオフ手段により強制的にオフになっているときに、前記フライホィールダイオードがオンになるようにしている。
これにより、前記転流用MOSFETにおいてスイッチング損失が支配的になる場合に、前記転流用MOSFETを強制的にオフにして前記フライホイールダイオードをオンすることが可能であるので、低消費電力化を図ることができる。
また、前記同期整流回路の入力電圧を検出する入力電圧検出手段を備え、前記入力電圧検出手段の検出結果に応じて前記転流用MOSFETオフ手段が前記転流用MOSFETを強制的にオフにするようにしてもよい。
また、前記同期整流回路の出力電圧を検出する出力電圧検出手段を備え、前記出力電圧検出手段の検出結果に応じて前記転流用MOSFETオフ手段が前記転流用MOSFETを強制的にオフにするようにしてもよい。
また、前記整流用スイッチ素子のオンデューティを検出するデューティ検出手段を備え、前記デューティ検出手段の検出結果に応じて前記転流用MOSFETオフ手段が前記転流用MOSFETを強制的にオフにするようにしてもよい。
また、前記転流用MOSFETオフ手段が外部信号に応じて前記転流用MOSFETを強制的にオフにするようにしてもよい。さらに、前記外部信号が二つの信号から構成されるようにしてもよい。
また、前記同期整流回路の入力電流を検出する入力電流検出手段を備え、前記入力電流検出手段の検出結果に応じて前記転流用MOSFETオフ手段が前記転流用MOSFETを強制的にオフにするようにしてもよい。
また、上記各構成の同期整流回路において、少なくとも前記整流用スイッチ素子と、前記転流用MOSFETと、前記制御手段と、前記転流用MOSFETオフ手段とを一つの半導体パッケージに搭載するようにしてもよい。
また、本発明に係る同期整流回路を電子機器に搭載することにより、当該電子機器の低消費電力化を図ることができる。
本発明によると、転流用MOSFETにおいてスイッチング損失が支配的になる場合に、転流用MOSFETを強制的にオフにしてフライホイールダイオードをオンすることが可能であるので、低消費電力化を図ることができる同期整流回路及びこれを備えた電子機器を実現することができる。
本発明の実施形態について図面を参照して以下に説明する。まず、本発明の第一実施形態について説明する。本発明の第一実施形態に係る同期整流回路の構成を図1に示す。図1に示す同期整流回路は、転流用のフライホイールダイオードD1と、半導体パッケージ101と、コイルL1と、抵抗R1及びR2と、コンデンサC1とによって構成され、直流電圧源8からの入力電圧VINを入力し、出力電圧VOUTを出力する。
半導体パッケージ101は、整流用MOSFET1と、転流用MOSFET2と、基準電圧発生回路3と、比較器4と、制御回路5と、制御用電源6と、ON/OFF回路7と、転流用MOSFETオフ回路9と、入力電圧端子T1と、スイッチ電圧端子T2と、フィードバック端子T3と、グランド端子T4と、ON/OFF制御信号端子T5とを備えている。
直流電圧源8の負極はグランドに接続され、直流電圧源8の正極は入力電圧端子T1を介して制御用電源6と整流用MOSFET1のソースとに接続される。整流用MOSFET1のドレインと転流用MOSFET2のドレインとはスイッチ電圧端子T2を介してコイルL1の一端とフライホイールダイオードD1のカソードとに接続される。また、転流用MOSFET2のソースとフライホイールダイオードD1のアノードはグランドに接続される。
コイルL1の他端は抵抗R1の一端とコンデンサC1の一端とに接続される。抵抗R1の他端は抵抗R2を介してグランドに接続され、コンデンサC1の他端は直接グランドに接続される。
比較器4の非反転入力端子はフィードバック端子T3を介して抵抗R1と抵抗R2との接続点に接続され、比較器4の反転入力端子は基準電圧発生回路3に接続される。制御回路5は、比較器4、ON/OFF回路7、及び転流用MOSFETオフ回路9それぞれから信号を入力し、それらの入力信号に応じて整流用MOSFET1と転流用MOSFET2とをオン/オフ制御する。また、ON/OFF回路7は、ON/OFF制御信号端子T5に接続されている。
なお、制御用電圧源6は半導体パッケージ101内の各回路に直流電圧を供給し、グランド端子T4は半導体パッケージ101内の各回路のグランドに接続されている。
出力電圧VOUTが抵抗R1及びR2から成る出力電圧検出回路によって検出され、当該出力電圧検出回路の検出結果と基準電圧発生回路3から出力される基準電圧とが比較器4によって比較される。制御回路5は、比較器4の出力(比較結果)に応じて整流用MOSFET1と転流用MOSFET2のオン、オフ比を制御する。制御回路5の制御により、整流用MOSFET1がオンし、転流用MOSFET2がオフしているときは、入力電圧VINをコイルL1に供給してコイルL1にエネルギーを溜めながら、出力電圧VOUTを負荷(不図示)へ供給する。そして、制御回路5の制御により、整流用MOSFET1がオフし、転流用MOSFET2がオンしているときは、整流用MOSFET1がオンしている間にコイルL1に溜めたエネルギーを負荷へ供給する。このような動作により、図1に示す同期整流型回路は、出力電圧VOUTの安定化を図っている。
ここで、転流用MOSFETオフ回路9から転流用MOSFET2を強制的にオフにする旨の信号が出力されている場合、制御回路5は、整流用MOSFET1の状態にかかわらず転流用MOSFET2をオフ状態に保持する。この場合、整流用MOSFET1がオフになると、転流用のフライホイールダイオードD1がオンになり、整流用MOSFET1がオンしている間にコイルL1に溜めたエネルギーは、フライホイールダイオードD1を通じて負荷(不図示)へ供給される。したがって、転流用MOSFET2においてスイッチング損失が支配的になる場合に、転流用MOSFETオフ回路9から転流用MOSFET2を強制的にオフにする旨の信号が出力されるようにすることによって、低消費電力化を図ることができる。
また、ON/OFF回路7から整流用MOSFET1及び転流用MOSFET2をオフにする旨の信号が出力されている場合、制御回路5は、比較器4の出力及び転流用MOSFETオフ回路9の出力にかかわらず、整流用MOSFET1及び転流用MOSFET2をオフ状態に保持する。
次に、本発明の第二実施形態について説明する。本発明の第二実施形態に係る同期整流回路の構成を図2に示す。なお、図2において図1と同一の部分には同一の符号を付し、詳細な説明を省略する。
図2に示す同期整流回路は、図1に示す同期整流回路の半導体パッケージ101を半導体パッケージ102に置換した構成である。半導体パッケージ102は、半導体パッケージ101に入力電圧検出回路10を新たに付加した構成である。
入力電圧検出回路10は、入力電圧VINを検出し、その検出結果を転流用MOSFETオフ回路9に出力する。転流用MOSFETオフ回路9は、入力電圧検出回路10の検出結果に基づいて、入力電圧VINが予め設定した閾値(VTH1)より低い場合、転流用MOSFET2を強制的にオフにする旨の信号を出力する。これにより、入力電圧VINが予め設定した閾値より低い場合、整流用MOSFET1がオフになると、転流用のフライホイールダイオードD1がオンになり、整流用MOSFET1がオンしている間にコイルL1に溜めたエネルギーは、フライホイールダイオードD1を通じて負荷(不図示)へ供給される。
入力電圧VINが低い場合、比較器4の出力(比較結果)に応じた転流用MOSFET2のオン、オフ比制御が行われると転流用MOSFET2のオンする時間が短くなり、転流用MOSFET2においてスイッチング損失が支配的になり、転流用MOSFET2の駆動損失が大きくなるため、転流用MOSFET2をスイッチング駆動させるよりも転流用MOSFET2をオフにしてフライホイールダイオードD1をオンする方が高効率となる。したがって、入力電圧VINが予め設定した閾値より低い場合に転流用MOSFET2をオフにしてフライホイールダイオードD1をオンする図2に示す同期整流回路は、低消費電力化を図ることができる。
次に、本発明の第三実施形態について説明する。本発明の第三実施形態に係る同期整流回路の構成を図3に示す。なお、図3において図1と同一の部分には同一の符号を付し、詳細な説明を省略する。
図3に示す同期整流回路は、図1に示す同期整流回路の半導体パッケージ101を半導体パッケージ103に置換した構成である。半導体パッケージ103は、半導体パッケージ101に出力電圧検出回路11及び出力電圧端子T6を新たに付加した構成である。出力電圧検出回路11は出力電圧端子T6を介してコイルL1の他端に接続されている。
出力電圧検出回路11は、出力電圧VOUTを検出し、その検出結果を転流用MOSFETオフ回路9に出力する。転流用MOSFETオフ回路9は、出力電圧検出回路11の検出結果に基づいて、出力電圧VOUTが予め設定した閾値(VTH2)より高い場合、転流用MOSFET2を強制的にオフにする旨の信号を出力する。これにより、出力電圧VOUTが予め設定した閾値より高い場合、整流用MOSFET1がオフになると、転流用のフライホイールダイオードD1がオンになり、整流用MOSFET1がオンしている間にコイルL1に溜めたエネルギーは、フライホイールダイオードD1を通じて負荷(不図示)へ供給される。
出力電圧VOUTが高い場合、比較器4の出力(比較結果)に応じた転流用MOSFET2のオン、オフ比制御が行われると転流用MOSFET2のオンする時間が短くなり、転流用MOSFET2においてスイッチング損失が支配的になり、転流用MOSFET2の駆動損失が大きくなるため、転流用MOSFET2をスイッチング駆動させるよりも転流用MOSFET2をオフにしてフライホイールダイオードD1をオンする方が高効率となる。したがって、出力電圧VOUTが予め設定した閾値より高い場合に転流用MOSFET2をオフにしてフライホイールダイオードD1をオンする図3に示す同期整流回路は、低消費電力化を図ることができる。
なお、図3の構成では、出力電圧検出回路11が出力電圧端子T6を介してコイルL1の他端に接続されているが、出力電圧端子T6を設けずに出力電圧検出回路11がフィードバック端子T3を介して抵抗R1と抵抗R2との接続点に接続され、出力電圧検出回路11が抵抗R1と抵抗R2との接続点電圧から間接的に出力電圧VOUTを検出する構成にしてもよい。
次に、本発明の第四実施形態について説明する。本発明の第四実施形態に係る同期整流回路の構成を図4に示す。なお、図4において図1と同一の部分には同一の符号を付し、詳細な説明を省略する。
図4に示す同期整流回路は、図1に示す同期整流回路の半導体パッケージ101を半導体パッケージ104に置換した構成である。半導体パッケージ104は、半導体パッケージ101にデューティ検出回路12を新たに付加した構成である。
デューティ検出回路12は、比較器4の出力から間接的に整流用MOSFET1のオンデューティを検出し、その検出結果を転流用MOSFETオフ回路9に出力する。転流用MOSFETオフ回路9は、デューティ検出回路12の検出結果に基づいて、整流用MOSFET1のオンデューティが予め設定した閾値(VTH3)より大きい場合、転流用MOSFET2を強制的にオフにする旨の信号を出力する。これにより、整流用MOSFET1のオンデューティが予め設定した閾値より大きい場合、整流用MOSFET1がオフになると、転流用のフライホイールダイオードD1がオンになり、整流用MOSFET1がオンしている間にコイルL1に溜めたエネルギーは、フライホイールダイオードD1を通じて負荷(不図示)へ供給される。
整流用MOSFET1のオンデューティが大きい場合、比較器4の出力(比較結果)に応じた転流用MOSFET2のオン、オフ比制御が行われると転流用MOSFET2のオンする時間が短くなり、転流用MOSFET2においてスイッチング損失が支配的になり、転流用MOSFET2の駆動損失が大きくなるため、転流用MOSFET2をスイッチング駆動させるよりも転流用MOSFET2をオフにしてフライホイールダイオードD1をオンする方が高効率となる。したがって、整流用MOSFET1のオンデューティが予め設定した閾値より大きい場合に転流用MOSFET2をオフにしてフライホイールダイオードD1をオンする図4に示す同期整流回路は、低消費電力化を図ることができる。
次に、本発明の第五実施形態について説明する。本発明の第五実施形態に係る同期整流回路の構成を図5に示す。なお、図5において図1と同一の部分には同一の符号を付し、詳細な説明を省略する。
図5に示す同期整流回路は、図1に示す同期整流回路の半導体パッケージ101を半導体パッケージ105に置換した構成である。半導体パッケージ105は、半導体パッケージ101に外部信号検出回路13及び外部信号端子T7を新たに付加した構成である。
外部信号検出回路13は、所定の外部信号が外部信号端子T7に入力されているか否かを検出し、その検出結果を転流用MOSFETオフ回路9に出力する。転流用MOSFETオフ回路9は、外部信号検出回路13の検出結果に基づいて、所定の外部信号が外部信号端子T7に入力されている場合、転流用MOSFET2を強制的にオフにする旨の信号を出力する。これにより、所定の外部信号が外部信号端子T7に入力されている場合、整流用MOSFET1がオフになると、転流用のフライホイールダイオードD1がオンになり、整流用MOSFET1がオンしている間にコイルL1に溜めたエネルギーは、フライホイールダイオードD1を通じて負荷(不図示)へ供給される。したがって、転流用MOSFET2においてスイッチング損失が支配的になる場合(例えば負荷が軽い場合)に、所定の外部信号を外部信号端子T7に入力し、転流用MOSFETオフ回路9から転流用MOSFET2を強制的にオフにする旨の信号が出力されるようにすることによって、低消費電力化を図ることができる。
次に、本発明の第六実施形態について説明する。本発明の第六実施形態に係る同期整流回路の構成を図6に示す。なお、図6において図1と同一の部分には同一の符号を付し、詳細な説明を省略する。
図6に示す同期整流回路は、図1に示す同期整流回路の半導体パッケージ101を半導体パッケージ106に置換した構成である。半導体パッケージ106は、半導体パッケージ101からON/OFF回路7を取り除きON/OFF兼転流用MOSFETオフ回路14及び外部制御信号端子T8を新たに付加した構成である。
ON/OFF制御信号端子T5に入力される信号、外部制御信号端子T8に入力される信号がともにHighレベルの信号である場合、制御回路5は通常動作すなわち比較器4の出力(比較結果)に応じて整流用MOSFET1と転流用MOSFET2のオン、オフ比を制御し、整流用MOSFET1と転流用MOSFET2とを相補的にオン、オフさせる。
ON/OFF制御信号端子T5に入力される信号がHighレベルの信号であって外部制御信号端子T8に入力される信号がLowレベルの信号である場合、ON/OFF兼転流用MOSFETオフ回路14は、転流用MOSFET2を強制的にオフにする旨の信号を制御回路5に出力する。これにより、整流用MOSFET1がオフになると、転流用のフライホイールダイオードD1がオンになり、整流用MOSFET1がオンしている間にコイルL1に溜めたエネルギーは、フライホイールダイオードD1を通じて負荷(不図示)へ供給される。したがって、転流用MOSFET2においてスイッチング損失が支配的になる場合(例えば負荷が軽い場合)に、ON/OFF制御信号端子T5にHighレベルの信号を入力し、外部制御信号端子T8にLowレベルの信号を入力し、ON/OFF兼転流用MOSFETオフ回路14から転流用MOSFET2を強制的にオフにする旨の信号が出力されるようにすることによって、低消費電力化を図ることができる。
ON/OFF制御信号端子T5に入力される信号、外部制御信号端子T8に入力される信号がともにLowレベルの信号である場合、ON/OFF兼転流用MOSFETオフ回路14は、整流用MOSFET1及び転流用MOSFET2をオフにする旨の信号を制御回路5に出力する。整流用MOSFET1及び転流用MOSFET2をオフにする旨の信号が出力されている場合、制御回路5は、比較器4の出力にかかわらず、整流用MOSFET1及び転流用MOSFET2をオフ状態に保持する。
次に、本発明の第七実施形態について説明する。本発明の第七実施形態に係る同期整流回路の構成を図7に示す。なお、図7において図1と同一の部分には同一の符号を付し、詳細な説明を省略する。
図7に示す同期整流回路は、図1に示す同期整流回路の半導体パッケージ101を半導体パッケージ107に置換した構成である。半導体パッケージ107は、半導体パッケージ101に入力電流検出回路15を新たに付加した構成である。
入力電流検出回路15は、直流電圧源8から供給される入力電流を検出し、その検出結果を転流用MOSFETオフ回路9に出力する。転流用MOSFETオフ回路9は、入力電流検出回路15の検出結果に基づいて、入力電流が予め設定した閾値(VTH4)より小さい場合、転流用MOSFET2を強制的にオフにする旨の信号を出力する。これにより、入力電流が予め設定した閾値より小さい場合、整流用MOSFET1がオフになると、転流用のフライホイールダイオードD1がオンになり、整流用MOSFET1がオンしている間にコイルL1に溜めたエネルギーは、フライホイールダイオードD1を通じて負荷(不図示)へ供給される。
入力電流が小さい場合、負荷が軽い状態であって、転流用MOSFET2においてスイッチング損失が支配的になり、転流用MOSFET2の駆動損失が大きくなるため、転流用MOSFET2をスイッチング駆動させるよりも転流用MOSFET2をオフにしてフライホイールダイオードD1をオンする方が高効率となる。したがって、入力電流が予め設定した閾値より小さい場合に転流用MOSFET2をオフにしてフライホイールダイオードD1をオンする図7に示す同期整流回路は、低消費電力化を図ることができる。
なお、上述した第一〜第七実施形態において、各半導体パッケージ101〜107は、汎用パッケージ(例えばSOP-8)であることが望ましい。また、本発明に係る同期整流回路を電子機器(例えば液晶TV)に搭載することにより、当該電子機器の低消費電力化を図ることができる。ここで、図1〜図7に示す同期整流回路を電子機器に搭載した場合、当該同期整流回路は当該電子機器に内蔵されるスイッチングレギュレータとして機能する。
は、本発明の第一実施形態に係る同期整流回路の構成を示す図である。 は、本発明の第二実施形態に係る同期整流回路の構成を示す図である。 は、本発明の第三実施形態に係る同期整流回路の構成を示す図である。 は、本発明の第四実施形態に係る同期整流回路の構成を示す図である。 は、本発明の第五実施形態に係る同期整流回路の構成を示す図である。 は、本発明の第六実施形態に係る同期整流回路の構成を示す図である。 は、本発明の第七実施形態に係る同期整流回路の構成を示す図である。 は、従来の同期整流型回路の一構成例を示す図である。
符号の説明
1 整流用MOSFET
2 転流用MOSFET
3 基準電圧発生回路
4 比較器
5 制御回路
6 制御用電源
7 ON/OFF回路
8 直流電圧源
9 転流用MOSFET用オフ回路
10 入力電圧検出回路
11 出力電圧検出回路
12 デューティ検出回路
13 外部信号検出回路
14 ON/OFF兼転流用MOSFETオフ回路
15 入力電流検出回路
101〜107 半導体パッケージ
C1 コンデンサ
L1 コイル
R1、R2 抵抗
T1 入力電圧端子
T2 スイッチ電圧端子
T3 フィードバック端子
T4 グランド端子
T5 ON/OFF制御信号端子
T6 出力電圧端子
T7 外部信号端子
T8 外部制御信号端子

Claims (9)

  1. 整流用スイッチ素子と、転流用MOSFETと、前記整流用スイッチ素子及び前記転流用MOSFETをオン/オフ制御する制御手段と、フライホィールダイオードと、前記転流用MOSFETを強制的にオフにする転流用MOSFETオフ手段とを備え、
    前記整流用スイッチ素子がオフであって、前記転流用MOSFETが前記転流用MOSFETオフ手段により強制的にオフになっているときに、前記フライホィールダイオードがオンになることを特徴とする同期整流回路。
  2. 前記同期整流回路の入力電圧を検出する入力電圧検出手段を備え、前記入力電圧検出手段の検出結果に応じて前記転流用MOSFETオフ手段が前記転流用MOSFETを強制的にオフにする請求項1に記載の同期整流回路。
  3. 前記同期整流回路の出力電圧を検出する出力電圧検出手段を備え、前記出力電圧検出手段の検出結果に応じて前記転流用MOSFETオフ手段が前記転流用MOSFETを強制的にオフにする請求項1に記載の同期整流回路。
  4. 前記整流用スイッチ素子のオンデューティを検出するデューティ検出手段を備え、前記デューティ検出手段の検出結果に応じて前記転流用MOSFETオフ手段が前記転流用MOSFETを強制的にオフにする請求項1に記載の同期整流回路。
  5. 前記転流用MOSFETオフ手段が外部信号に応じて前記転流用MOSFETを強制的にオフにする請求項1に記載の同期整流回路。
  6. 前記外部信号が二つの信号である請求項5に記載の同期整流回路。
  7. 前記同期整流回路の入力電流を検出する入力電流検出手段を備え、前記入力電流検出手段の検出結果に応じて前記転流用MOSFETオフ手段が前記転流用MOSFETを強制的にオフにする請求項1に記載の同期整流回路。
  8. 少なくとも前記整流用スイッチ素子と、前記転流用MOSFETと、前記制御手段と、前記転流用MOSFETオフ手段とを一つの半導体パッケージに搭載した請求項1〜7のいずれかに記載の同期整流回路。
  9. 請求項1〜8のいずれかに記載の同期整流回路を備えることを特徴とする電子機器。
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