JP2011061913A - スイッチング電源装置、及びそれに用いる半導体装置 - Google Patents

スイッチング電源装置、及びそれに用いる半導体装置 Download PDF

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Abstract

【課題】出力電圧変動に対する応答性が早く、小型化、低コスト化することができるスイッチング電源装置を提供する。
【解決手段】スイッチング電源装置は、制御回路3の動作基準電圧がスイッチング素子2とエネルギー変換回路であるコイル5の接続点と同電位であるスイッチング電源において、出力電圧検出回路10は出力電圧を制御回路3の動作基準電圧端子に対して整流された電圧信号にする整流回路8と電流検出回路7の入力端子と整流器8の間に接続され、整流された電圧信号を電流信号に変換する電圧電流変換器9とを備え、電流検出回路7は電流検出回路7の入力端子に印加される電流信号をサンプリングして電流を検出するサンプリング型である。
【選択図】図1

Description

本発明は、スイッチング電源装置、及びそれに用いる半導体装置に関する。
入力電源電圧をそれよりも低い電圧に変換して出力するステップダウン型の非絶縁型スイッチング電源装置として、バック・コンバータが広く知られている。
図13はその一例を示す一般的なバック・コンバータ型のスイッチング電源装置である。バック・コンバータの詳細な動作については当業者にはよく知られているため、以下の説明は本発明の実施形態に関連する態様に焦点を当てている。図13の電源基準端子113に対する直流(DC)出力端子114の電圧調整は、ツェナー・ダイオード112とフォトカプラー110で構成される出力電圧検出回路と、端子103に接続された集積回路101の内部の出力電圧調整回路によって決定している。一構成では、集積回路101はスイッチング素子とその駆動のタイミングを制御する回路が一体化された電源コントローラを使用することができる。図13の出力電圧検出回路は、ツェナー・ダイオード112のブレークダウン電圧とフォトカプラー110内のフォトダイオード115の順方向電圧によって決定される電圧しきい値を有している。
図13に示した構成では、端子103に接続させた集積回路101の内部回路は、フォトカプラー110のフォトトランジスタ116を通って流れる電流を検知し、集積回路101の内部にある半導体スイッチのスイッチングを制御している。この内部の半導体スイッチの制御により、電源入力端子107から直流(DC)出力端子114へのエネルギーの伝達が制御され、電源基準端子113に対する出力端子114の出力電圧が調整される。
図13に示すような集積回路101を使用することの欠点の1つは、端子103と接続された内部回路が端子103から流出する電流を検知しているので、図示のようなフォトカプラー110や端子103から流出する電流を生成させるその他の回路構成を使用しなければならないことである。それにより、全体の回路コストが増大する。
このような一般的なバック・コンバータ型のスイッチング電源装置の低コスト化の改善案としての一例が特許文献1に開示されている。以下、この特許文献1に開示されている従来のスイッチング電源装置について、図14を用いて説明する。図14は、従来のスイッチング電源装置の回路図である。
図14に示すように、従来のスイッチング電源装置300は電源基準端子314に対して電源入力端子313に入力電源電圧Vinが印加され、電源基準端子314に対して出力端子312に出力電圧Voが出力される回路であり、電源コントローラ301と、エネルギー変換回路としてのコイル309、ダイオード311、コンデンサ310と、出力電圧を検出して電源の出力電圧を調整するためのダイオード307、平滑コンデンサ308、抵抗306で構成される。
電源コントローラ301は少なくともスイッチング素子と、外部から印加される信号を検知してスイッチング素子のスイッチングを制御するための制御回路を含んでおり、スイッチング素子のドレインとソースに接続されるドレイン端子305、ソース端子302とバイパス端子303、電流検知端子304の4つの端子を有している。ソース端子302は電源コントローラ301の電圧基準端子であり、この端子とバイパス端子303の間に接続されたバイパスコンデンサ315に電源コントローラ301の電源電圧に要する電荷を蓄積する。ドレイン端子305は電源入力端子313に接続され、入力電源電圧Vinが印加される。ソース端子302はダイオード311、コイル309、平滑コンデンサ308の一方の端子と接続される。電流検知端子304には抵抗306が接続される。
ダイオード307の両端における順方向電圧降下によってダイオード311の順方向電圧降下が補償されるため、ダイオード311が導通している期間における平滑コンデンサ308の両端の電圧Vaは、電源基準端子314の電圧に対する出力電圧Voと実質的に等しい。また、電源コントローラ301内のスイッチング素子がオンしている期間は、ダイオード307の逆方向耐圧によって平滑コンデンサ308の両端の電圧Vaは保持される。これにより、平滑コンデンサ308の正端子の電圧Vaは電源コントローラ301の電圧基準端子(ソース端子302)に対してマイナス電位になることがない。
また、平滑コンデンサ308の正端子には電源の調整済みの出力電圧を表す電圧、すなわち電源の調整済みの出力電圧から導出した電圧を有している。言い換えると、電源基準端子314に対する出力電圧Voは、ダイオード307と平滑コンデンサ308で整流し平滑されることにより、電源コントローラ301の電圧基準端子(ソース端子302)に対する平滑コンデンサ308の正端子に現れる電圧Vaに変換され、VoとVaの絶対値は実質的に等しい値となる。
電流検知端子304は電源コントローラ301の内部にある電流検知回路と接続している。電源コントローラ301内部の電流検知回路は電流しきい値を有している。電圧基準端子(ソース端子302)に対する電流検知端子304の電圧は、電流検知端子304に電流しきい値に等しい電流が通っているときに実質的に一定である。
電源コントローラ301の電圧基準端子(ソース端子302)に対する平滑された電圧Vaは抵抗306で平滑された直流(DC)電流に変換されることにより、出力電圧Voの情報を表した直流検知電流Izとして、電源コントローラ301の電流検知端子304に印加される。電源コントローラ301の内部にある電流検知回路は電流しきい値を有しており、電流検知端子から印加された検知電流Iaと電流しきい値を比較し、直流検知電流Izが電流しきい値を超えたときは、スイッチング素子をオフさせるようなデジタル信号を出力する。
電源コントローラ301の内部にある電流検知回路からの出力は、電源コントローラ301の内部にスイッチング素子のスイッチングを制御するために使用されており、この電源コントローラ301は電源入力端子313から出力端子312へのエネルギー転送を制御し、これにより出力端子312と電源基準端子314の間で電源の出力電圧Voを調整している。平滑コンデンサ308両端の電圧が上述の電流しきい値に到達するような値に決定されるように抵抗306の値を選択することにより電源の出力電圧を調整することができる。
一般的なバック・コンバータ型のスイッチング電源装置は出力電圧検出回路として高価なフォトカプラーやツェナー・ダイオードを必要としたが、特許文献1のスイッチング電源装置の出力電圧検出回路はダイオードと平滑用のコンデンサと抵抗で代替することによって、出力電圧検出回路の低コスト化を図っている。
特開2005−12993号公報
しかしながら、特許文献1に記載の従来のスイッチング電源装置では、出力電圧を電源コントローラの基準電圧端子に対して平滑された電圧に変換するために、ダイオードとコンデンサが必要になる。このときダイオードとコンデンサは出力電圧の絶対値に対して十分に余裕を持った絶縁耐圧の定格を持った製品を選択する必要がある。
例えば、プラズマディスプレイパネル(PDP)の内部駆動回路は150V程度の高電圧で駆動している。このため上記の内部駆動回路に使用されるスイッチング電源装置の出力電圧検出回路には上記の出力電圧以上の耐圧を有したダイオードやコンデンサが必要になる。一般に高耐圧の平滑用コンデンサにはアルミ電解コンデンサが使用されるが、耐圧が高くなるほどコンデンサの体積が大きくなると共に、コストも高くなり、スイッチング電源装置の大型化、高コスト化を招いてしまう課題がある。
また、従来のスイッチング電源装置では、電源コントローラの基準電圧端子に対して平滑された電圧を基にした直流検知電流によって、出力電圧情報を検出してスイッチング素子のスイッチング制御を行っている。このため瞬時的に出力電圧が異常な過電圧になった場合の応答性や、定常的な出力電圧の調整に必要な応答性が悪くなる課題がある。
本発明は、上記従来の問題点に鑑み、出力電圧変動に対する応答性が早く、小型化、低コスト化することができるスイッチング電源装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の一形態におけるスイッチング電源装置は、第1の直流電圧をオンオフするスイッチング素子と、前記スイッチング素子によりスイッチングされた前記第1の直流電圧を第2の直流電圧に変換するエネルギー変換回路と、前記スイッチング素子と前記エネルギー変換回路との接続点と同電位の電圧を動作基準電圧とし、前記スイッチング素子のオン動作およびオフ動作を制御する駆動信号を出力する制御回路と、前記第2の直流電圧に対応する電圧信号を検出し、検出した電圧に応じた電流信号を出力する出力電圧検出回路と、前記出力電圧検出回路からの前記電流信号の電流を検出する電流検出回路とを備え、前記出力電圧検出回路は前記第2の直流電圧を前記制御回路の前記動作基準電圧に対して整流された電圧信号にする整流回路と、前記整流された電圧信号を、当該電圧信号に応じた前記電流信号に変換する電圧電流変換器とを備え、前記電流検出回路は、前記電流信号をサンプリングすることにより前記電流信号の電流を検出する。
このように構成されたスイッチング電源装置において、第2の直流電圧(出力電圧)は整流回路によって制御回路の動作基準電圧端子に対して整流された電圧に変換される。つまり、整流回路によって整流された電圧は、第2の直流電圧から動作基準電圧を引いた差分の電圧である。このため、スイッチング素子がオンしている期間には、電流検出回路の入力端子電圧は制御回路の動作基準電圧に対してマイナス電圧にはならず、電流検出回路の入力端子から電圧検出回路に電流が流れることがない。またスイッチング素子がオフしている期間には、電圧電流変換回路に制御回路の動作基準電圧端子に対して出力電圧と実質的に等しい電圧が印加され、電圧電流変換回路によって電流に変換されて電流検出回路に印加される。電流検出回路はサンプリング型の電流検出を行うことにより、直流(DC)電流でない電流が印加されても電流検出が可能となる。したがって、平滑用コンデンサが不要なので、小型化、低コスト化することができる。特に、出力電圧が高いほど、小型化、低コスト化の効果は大きくなる。さらに、平滑化による検出遅れを生じさせない、つまり、出力電圧変動に対する応答性を速くすることができる。
また、前記電流検出回路は、前記スイッチング素子のオンオフ動作におけるオフ期間のみに前記電流信号をサンプリングしてもよい。
このように構成されたスイッチング電源装置は、電流検出回路の入力端子に印加される電流信号はスイッチング素子がオフの期間にのみ印加されるので、検出精度の高い電流(脈流電流)検出が可能となる。
また、前記整流回路は、第2の直流電圧が印加されるアノードと、前記電圧電流変換器に接続されたカソードとを有するダイオードであり、前記電圧電流変換器は、前記カソードと前記電流検出回路との間に接続された抵抗素子で構成してもよい。
このように構成されたスイッチング電源装置は、出力電圧検出回路を簡単な回路構成にすることができ、小型化、低コスト化に適している。
また、前記電流検出回路は、さらに、前記電圧電流変換器にスパイク電流が生じ得る期間をブランキング期間として、前記スイッチング素子がターンオフしてから前記ブランキング期間が経過するまで、電流検出を行うことを禁止するブランキング期間発生回路を備えてもよい。
このように構成されたスイッチング電源装置は、スイッチング素子がオンからオフに切り替わった際に発生するノイズ電流によって電流検出回路が誤検出することを抑制することが可能となる。
また、前記電流検出回路は、前記出力電圧検出回路からの前記電流信号が印加される入力端子と前記制御回路の動作基準電圧との間の電圧差を一定に保持するクランプ回路を備えてもよい。
このように構成されたスイッチング電源装置は、電流検出回路の入力端子に瞬時的にサージ電圧が印加されても、クランプ回路を備えているので入力端子の定格電圧以上にならず、入力端子が破壊することを防ぐことが可能となる。
また、前記整流回路は、ファーストリカバリーダイオードであってもよい。
このように構成されたスイッチング電源装置は、整流回路にファーストリカバリーダイオードを使用することにより、スイッチング素子がオフ状態からオン状態に移行する過渡状態における逆方向電流を最小限に抑えることが可能となる。
また、前記電流検出回路は、さらに、検出した前記電流信号の電流を第1のデジタル信号に変換し、前記第1のデジタル信号は、検出した前記電流信号の電流が第1のしきい値より大きいか否かに対応する真偽を示す構成としてもよい。
また、前記制御回路は、さらに、真を示す前記第1のデジタル信号に応じて前記スイッチング素子のスイッチング動作を停止し、且つ停止した状態を保持する過電圧保護回路を備えてもよい。
このように構成されたスイッチング電源装置は、出力電圧情報をスイッチング素子のスイッチング周期毎に電流検出回路で検出して制御回路にデジタル出力することにより、出力電圧が瞬時的に過電圧となったことを検出して過電圧保護回路を動作させることが可能となる。
また、前記制御回路は、さらに、真を示す前記第1のデジタル信号が入力された回数をカウントするカウンタ回路と、前記カウンタ回路がn(nは1以上の整数)回のカウントを検出すると前記スイッチング素子のスイッチング動作を停止し且つ停止した状態を保持する過電圧保護回路とを備える構成としてもよい。
このように構成されたスイッチング電源装置は、出力電圧が瞬時的に検出電圧以上になった回数をカウントすることが可能となり、必要なカウント回数において過電圧保護回路を動作させることが可能となる。過電圧保護回路の検出感度(すなわちカウント回数)は使用者によって適切な値に設定することにより、使用者にとって使いやすい過電圧保護回路が実現できる。
また、前記制御回路は、さらに、前記第1のデジタル信号が入力されるデータ保持回路と、前記データ保持回路の出力信号に従って、前記スイッチング素子のスイッチング動作を停止し且つ停止した状態を保持する過電圧保護回路とを備え、前記データ保持回路は、真を示す前記第1のデジタル信号が入力される毎に増加する検出電圧を保持し、検出可能期間内に前記データ保持回路の検出電圧が予め定められた参照電圧よりも高くなったとき、その旨を示す信号を前記過電圧保護回路に出力し、前記検出可能期間終了時に前記データ保持回路の検出電圧が前記参照電圧以下であるとき、保持された検出電圧をリセットし、新たな検出可能期間を設定してもよい。
このように構成されたスイッチング電源装置は、予め設定された一定期間内に出力電圧が瞬時的に検出電圧以上になった回数と期間に応じて過電圧保護回路を動作させることが可能となる。過電圧保護回路の検出感度(すなわち検出可能期間、検出回数、出力電圧が検出電圧を超えている期間)は使用者によって最適な値に設定することにより、より利便性の高い過電圧保護回路が実現できる。
また、前記制御回路は、前記第1のデジタル信号に応じて前記第2の直流電圧が一定となるように、前記スイッチング素子のスイッチング動作期間とスイッチング停止期間とを制御するための前記駆動信号を生成してもよい。
このように構成されたスイッチング電源装置は、スイッチング素子のオン/オフのタイミング毎に出力電圧が瞬時的に設定電圧以上となっているかどうかを検出してスイッチング素子のスイッチング動作期間とスイッチング停止期間を制御することによって、出力電圧を一定の設定電圧になるように制御することが可能となる。
また、前記電流検出回路は、さらに、検出した前記電流信号の電流を第2のデジタル信号に変換し、前記2のデジタル信号は、検出した前記電流が前記第1のしきい値よりも大きい第2のしきい値より大きいか否かに対応する真偽を示し、前記制御回路は、前記第1のデジタル信号が示す真偽に応じて、前記第2の直流電圧が一定となるように前記駆動信号を生成し、前記スイッチング電源装置は、さらに、真を示す前記第2のデジタル信号に応じて、前記スイッチング素子のスイッチング動作を停止し且つ停止した状態に保持する前記過電圧保護回路を備えてもよい。
このように構成されたスイッチング電源装置は、電流検出回路が複数の電流しきい値を有しているので、出力電圧を一定に制御するための設定電圧と過電圧保護回路を動作させるべき出力過電圧の設定電圧を同時に規定することが可能となる。
また、前記制御回路は、前記電流検出回路の出力信号の値に応じて前記第2の直流電圧が一定となるように、前記スイッチング素子のオン期間に前記スイッチング素子から前記エネルギー変換回路に流入する電流のピーク値を制御する前記駆動信号を生成してもよい。
また、前記制御回路は、前記電流検出回路の出力信号の値に応じて前記第2の直流電圧が一定となるように、前記スイッチング素子のオン時間を制御する前記駆動信号を生成してもよい。
また、前記制御回路は、前記電流検出回路の出力信号の値に応じて前記第2の直流電圧が一定となるように、前記スイッチング素子のスイッチング周波数を制御するための前記駆動信号を生成してもよい。
このように構成されたスイッチング電源装置は、制御回路が電流検出回路の出力信号の値に応じて、スイッチング素子のスイッチング制御を行うので、出力電圧を一定の設定電圧になるように制御することが可能となる。
また、本発明は、上記スイッチング電源装置に使用される半導体装置であって、前記スイッチング素子と前記制御回路と前記電流検出回路が同一の半導体基板上に形成されているか、または同一のパッケージに組み込まれている半導体装置として実現してもよい。
このように構成された半導体装置は、スイッチング素子と制御回路を1つのパッケージに組み込むことが可能となる。したがって、この半導体装置を用いてスイッチング電源装置を構成すれば、スイッチング電源装置の部品点数を大幅に削減することができ、スイッチング電源装置の小型化および軽量化さらには低コスト化を容易に実現することができる。
本発明の好ましい形態によれば、出力電圧情報を脈流電流情報に変換して電流検出回路に入力して、サンプリング型の電流検出回路で電流検出を行うことにより、出力電圧情報を制御回路の基準電圧端子に対して平滑された電圧にする必要が無いため、出力電圧の瞬時的な変動に対する応答性が早く、小型化、低コスト化することができるスイッチング電源装置を提供することが可能となる。
本発明の実施の形態1に係るスイッチング電源装置及び半導体装置の一例を示す回路図 同実施の形態1に係るスイッチング電源装置における各部の動作を示す波形図 同実施の形態1に係る電流検出回路の一例を示す回路図 同実施の形態1に係る半導体装置の詳細な一例を示す回路図 本発明の実施の形態2に係る電流検出回路の一例を示す回路図 本発明の実施の形態3に係る半導体装置の一例を示す回路図 本発明の実施の形態4に係るデータ保持回路の一例を示す回路図 本発明の実施の形態5に係る半導体装置の一例を示す回路図 本発明の実施の形態6に係る電流検出回路の一例を示す回路図 同実施の形態6に係る半導体装置の一例を示す回路図 本発明の実施の形態7に係る電流検出回路とフィードバック制御回路の一例を示す回路図 同実施の形態7に係る半導体装置の一例を示す回路図 一般的なバック・コンバータ型のスイッチング電源装置を示す回路図 従来のスイッチング電源装置を示す回路図
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、各図面において同一部材には同じ符号を付し、重複する説明は省略する。また、以下の実施の形態では、チョッパ方式のスイッチング電源装置について、出力負荷が正極性の場合を例に説明しているが、本発明は、出力負荷が負極性の場合にも適用することができる。また、チョッパ方式のスイッチング電源装置について、降圧型の場合を例に説明しているが、本発明は、昇圧型や昇降圧型の場合にも適用することができる。さらに、以下の実施の形態は、本発明を具体化した一例を示すものであって、本発明は、例えば構成部材の配置等が下記のものに特定されるものではない。本発明は、特許請求の範囲において様々な変更を加えることができる。
(実施の形態1)
実施の形態1では、出力電圧を脈流電流に変換して電流検出回路に入力し、サンプリング型の電流検出回路で電流検出を行うスイッチング電源装置の構成について説明する。出力電圧を制御回路の基準電圧端子に対して平滑された電圧にする必要が無いため、出力電圧の瞬時的な変動に対する応答性が早く、小型化、低コスト化することが可能である。
これを実現するスイッチング電源装置は、スイッチング素子によりスイッチングされた前記第1の直流電圧を第2の直流電圧に変換するエネルギー変換回路(例えばコイル)と、前記スイッチング素子と前記エネルギー変換回路との接続点と同電位を動作基準電圧とし、前記スイッチング素子のオン動作およびオフ動作を制御する駆動信号を出力する制御回路と、前記第2の直流電圧に対応する電圧信号を検出し、検出した電圧に応じた電流信号を出力する出力電圧検出回路と、前記出力電圧検出回路からの前記電流信号の電流を検出する電流検出回路とを備える。ここで、前記出力電圧検出回路は、前記第2の直流電圧を前記制御回路の前記動作基準電圧に対して整流された電圧信号にする整流回路(例えばダイオード)と、前記整流された電圧信号を、当該電圧信号に応じた前記電流信号に変換する電圧電流変換器(例えば抵抗素子)とを備える。また、前記電流検出回路は、前記電流信号をサンプリングすることにより前記電流信号の電流を検出するサンプリング型である。
図1は本発明の実施の形態1に係るスイッチング電源装置及び半導体装置の一例を示す回路図である。図1に示すように、このスイッチング電源装置は、スイッチング素子2、エネルギー変換回路であるコイル5、平滑用コンデンサ6、および整流ダイオード4からなる直列回路で構成されており、出力負荷が正極性のチョッパ方式降圧型となっている。詳しくは、コイル5の一端が平滑用コンデンサ6の一端に接続し、平滑用コンデンサ6の他端が整流ダイオード4のアノードに接続し、整流ダイオード4のカソードがコイル5の他端に接続している。また、スイッチング素子2の入力端子が接続する半導体装置12のDRN端子に入力電源端子INが接続し、スイッチング素子2の出力端子が接続するSRCE端子に、コイル5と整流ダイオード4のカソードが接続している。また、平滑用コンデンサ6の他端と整流ダイオード4のアノードには、電源基準電位となる端子GNDが接続している。なお、チョッパ方式のスイッチング電源装置の整流ダイオード4には、スイッチングロスの低減のために、一般的に逆回復時間trrの短いファーストリカバリーダイオード(FRD)が使用される。
入力電源1は入力端子INと電源基準電位端子GND間に接続され、入力電源電圧VIN(図示はしないが、例えば商用の交流電圧をダイオードブリッジなどの整流器により整流した電圧を入力コンデンサにより平滑した電圧等の直流電圧)が半導体装置12のDRN端子を介して内部のスイッチング素子2に印加される。
コイル5は、スイッチング素子2によりスイッチングされた入力電源電圧VIN(第1の直流電圧)を、入力電源電圧VINとは電圧値が異なる出力電圧VOUT(第2の直流電圧)に変換する。詳しくは、スイッチング素子2のスイッチング動作によりコイル5に蓄積されるエネルギーを平滑用コンデンサ6によって平滑化して出力電圧VOUTを生成する。出力電圧VOUTは、出力端子OUTに接続された負荷74に印加される。
出力電圧検出回路10は整流ダイオード8と電圧電流変換回路としての抵抗9で構成される。整流ダイオード8のアノード端子は出力端子OUTに接続され、整流ダイオード8のカソード端子は抵抗9の一端が接続され、抵抗9の他端は半導体装置12のOV端子に接続され、半導体装置12内部の電流検出回路7の入力端子に接続される。整流ダイオード8には、逆回復時間trrの短いファーストリカバリーダイオード(FRD)を使用する。
スイッチング素子2とスイッチング素子2の動作を制御する制御回路3と電流検出回路7は同一基板上に集積化され、半導体装置12に内包されている。半導体装置12は、外部接続用の端子として、スイッチング素子2の入力端子に接続するDRN端子と、スイッチング素子2の出力端子および制御回路3の基準電位端子に接続するSRCE端子と、制御回路3の電源端子に接続するVDD端子と、電流検出回路の入力端子に接続するOV端子を備える。
VDD端子には、半導体装置12の外部において、制御回路3の電源として機能する電源用コンデンサ11の一端が接続される。電源用コンデンサ11の他端は半導体装置12のSRCE端子と整流ダイオード4のアノード端子とコイル5の一端に接続される。電源用コンデンサ11にはDRN端子から印加される入力電源電圧VINを元に制御回路3内部のレギュレータ回路(図示せず)によって制御回路の動作に必要な電源電圧が印加され、蓄積される。半導体装置12の動作基準端子SRCEの電圧はVSと表す。
以上のように構成されたスイッチング電源回路の出力電圧を検出する動作について以下に説明する。図2は本実施の形態1のスイッチング電源回路の各部の動作を示す波形図である。
図2の波形(a)はスイッチング素子2の連続モードのスイッチング動作によってコイル5に流れる電流ILである。図2のTONはスイッチング素子2のオン期間、TOFFはスイッチング素子2のオフ期間を示す。図2の波形(a)は、図1のコイル5の電流ILに対する矢印の方向を順方向とする。波形(b)は図1においてスイッチング電源装置の電源基準電位端子GNDに対するスイッチング素子2の出力端子の電圧、すなわちVS電圧である。波形(c)は図1においてスイッチング電源装置の電源基準電位端子GNDに対する整流ダイオード8のアノード端子の電圧、すなわちVA電圧である。波形(d)は図1において半導体装置の動作基準電位端子SRCEに対する整流ダイオード8のアノード端子の電圧、すなわち(VA−VS)電圧である。波形(e)は図1において半導体装置の動作基準電位端子SRCEに対する整流ダイオード8のカソード端子の電圧、すなわち(VA’−VS)電圧である。波形(f)は図1の抵抗9に流れる電流Iaであり、図1の抵抗9に対する矢印の方向を順方向とする。
実施の一形態の例として、入力電源電圧VIN=200Vが印加され、負荷74には出力電圧VOUT=150Vが出力されているとする。
整流ダイオード8のアノード端子の電圧VAは出力電圧VOUTと同電位であり、平滑用コンデンサ6によって略直流(DC)電圧に平滑されていると仮定すると、波形(c)のようにTON、TOFFの期間に係わらず一定電圧波形である。
スイッチング素子2がオンしている期間TONにおける各部の波形について説明する。コイル5に流れる電流ILは波形(a)のように直線的に増加する電流波形となる。また、GND端子基準のVS電圧は波形(b)のように入力電源電圧VINと同電位になる(スイッチング素子2の抵抗成分による電圧降下は無視する。)。そして、整流ダイオード8のアノード端子電圧VAを半導体装置12の動作基準電圧VSを基準に表すと、波形(d)のようになる。すなわちその電圧値は波形(b)と波形(c)から式1のようにGND基準のマイナス電圧となる。
(VOUT−VIN)=(150V−200V)=−50V ・・・式1
また整流ダイオード8のカソード端子電圧VA’を半導体装置12の動作基準電圧VSを基準に表すと、波形(e)のようになる。すなわち整流ダイオード8の逆方向特性によって整流されるため、式1のようなマイナス電圧は現れず波形(e)のようにVS電圧と略同電位になる。このため抵抗9には波形(f)のように電流Iaは流れない。
次にスイッチング素子2がオフしている期間OFFにおける各部の波形について説明する。コイル5に流れる電流ILは波形(a)のように直線的に減少する電流波形となる。また、GND端子基準のVS電圧はコイル5の逆起電力によって波形(b)のように整流ダイオード4の順方向電圧VF分だけマイナス電圧になる。そして、整流ダイオード8のアノード端子電圧VAを半導体装置12の動作基準電圧VSを基準に表すと、波形(d)のようになる。すなわちその電圧値は波形(b)と波形(c)から式2のようにGND基準のプラス電圧となる。
(VOUT−(−VF))=(VOUT+VF) ・・・式2
また整流ダイオード8のカソード端子電圧VA’を半導体装置12の動作基準電圧VSを基準に表すと、波形(e)のようになる。すなわち整流ダイオード8の順方向電圧降下によってVF分だけ降下する。このとき整流ダイオード4と整流ダイオード8の順方向電圧特性を同等とすると、式2からVFを引いた値となり、波形(e)のようにVOUT電位と略同電圧になる。このとき抵抗9には波形(f)のように式3で表す電流Iaが流れる。
Ia=VA’/R9=VOUT/R9 ・・・式3
ここで、抵抗9の抵抗値をR9とする。
上記のようにスイッチング素子2がオフの期間TOFFには、出力電圧VOUTが抵抗9の抵抗値R9によって電流情報に変換されて電流Iaとなり電流検出回路7の入力端子、すなわち半導体装置12のOV端子に入力される。
また、スイッチング素子2がオンからオフに切り替わる瞬間において、VA’電位はGND基準のVS電圧からVOUT電圧に変動するため、ノイズ電圧が発生してスパイク電流が発生する。さらにスイッチング素子2がオフからオンに切り替わる瞬間においても、VA’電圧はGND基準のVOUT電圧からVS電圧に変動するため、ノイズ電圧が発生してスパイク電流が発生する。特にこの時のVA’電圧はVS電圧よりもマイナス電圧になる。半導体装置12にとって各入力端子の電位が動作基準電圧よりもマイナス電圧になるとラッチアップ現象が発生して半導体装置が破壊する恐れがある。この現象を防止するために整流ダイオード8には逆回復時間trrの短いファーストリカバリーダイオード(FRD)を使用する。逆回復時間trrが短いため逆方向に電圧が印加される時間も短くすることが可能となる。
図3は電流検出回路7の一実施例を表している。
図3において、電流検出回路7の入力端子、すなわち半導体装置12のOV端子はP型MOSFET13のソース端子に接続される。またバックゲート端子もソース端子に接続される。P型MOSFET13のゲート端子には一定電圧VBGが印加される。P型MOSFET13のドレイン端子はN型MOSFET2つで構成されるミラー回路14の入力端子に接続される。
ここで、OV端子を介してP型MOSFET13に電流Iaが印加されると、P型MOSFET13のゲート端子とソース端子の間にはしきい値電圧Vthが発生する。ゲート端子に印加されるVBGはSRCE端子に対して一定電圧になるように制御されている。このため電流Iaが流れている期間はSRCE端子基準に対してOV端子は(VBG+Vth)電圧で一定になる。このためOV端子に瞬時的に過大なサージ電圧が印加されても、OV端子の電圧は一定電圧でクランプされるため、OV端子が破壊されることを防いでいる。なお、本発明の一実施例のクランプ回路の構成は、上述の内容に限定されない。図示しないが、OV端子とSRCE端子間に適切なツェナー電圧を持ったツェナー・ダイオードを追加することでも実現が可能である。
ミラー回路14の出力端子はP型MOSFETで構成されるスイッチ15のドレイン端子に接続される。スイッチ15のゲート端子はスイッチング素子2のゲート端子に印加される制御信号と同期した信号VGが印加される。スイッチ15のソース端子はP型MOSFET2つと抵抗とコンデンサで構成されるフィルター回路17で構成されるミラー回路16の入力端子に接続される。フィルター回路17はスイッチング素子2がオンからオフに切り替わった微小期間に発生するスパイク電流を除去するために使用される。スイッチ15は信号VGによってスイッチング素子2がオフ期間のみ導通状態であり、スイッチング素子2がオン期間は非導通状態となる。スイッチ15の働きにより電流検出回路7はスイッチング素子2がオフの期間だけ電流検出を行うことが可能になる。
定電流源19は定電流IbをN型MOSFET2つで構成されるミラー回路18の入力端子に印加する。ミラー回路16の出力端子とミラー回路18の出力端子は共通接続されてインバータ20の入力端子に印加される。インバータ20はインバータ63に接続され、インバータ63の出力はOVP信号となり、電流検出回路7から制御回路3に出力される。
OV端子から印加された電流Iaはそれぞれ一定のミラー比を有したミラー回路14と16を介してIa’としてインバータ20に印加される。よってIa’はIaに対して一定の相関を持った値となる。また定電流源19の定電流Ibは一定のミラー比を有したミラー回路18を介してIb’として引き抜かれる。よってIb’はIbに対して一定の相関を持った値となる。そして上述のIb’は電流検出回路7の予め設定された電流しきい値(第1のしきい値)と実質的に等しい。スイッチング素子2がオフの期間に印加される電流Ia’と電流しきい値(Ib’)と比較して、Ia’がIb’よりも大きいとき、OVP信号としてデジタル出力“H”が出力される。Ia’がIb’よりも小さいとき、OVP信号としてデジタル出力“L”が出力される。このように、OVP信号は、検出した前記電流信号の電流Ia’が第1のしきい値より大きいか否かに対応する真偽を示す第1のデジタル信号である。
従って図1の抵抗9の抵抗値R9は、保護すべき過電圧レベル(VOV)になった時に流れる電流Iaが、電流検出回路内部のミラー回路14、16によって一定の相関を持つIa’が電流しきい値(Ib’)に等しい電流になるように選択される。これを式で表すと、Ia:Ia’=1:α 、Ib:Ib’=1:βの比例関係が成り立つ時
R9=VOV/Ia=VOV×β/(α×Ib)・・・式4
上記のように抵抗9の抵抗値は電流検出回路7の定電流値と検出すべき出力電圧が決定すれば、適切な値を選択できる。
別の一実施例では定電流源19にヒステリシス用電流源を追加し、OVP信号が“H”になった時はIb電流に電流を追加することによって電流しきい値にヒステリシスを設けた構成としてもよい。またミラー回路14、16、18のミラー比は全て1対1でもよいし、その他の比率でもよい。ミラー比は電流検出回路の消費電力と対ノイズ耐性に影響を与えるため、使用者の使用環境にあった適切な値を選択することが有効である。
さらに本実施例では電流検出回路7に印加された電流値と内部で予め設定された電流しきい値を比較する構成としているが、これに限定されるものではない。例えばOV端子に印加される電流Iaに比例した電流Ia’を電圧に変換し、電流しきい値の代わりに一定電圧を参照電圧としてこれと比較する構成としてもよい(図示せず)。
次に本発明の一実施例の電流検出回路7を使用した半導体装置12の一実施例について図4を使用して説明する。図4においてレギュレータ21はDRN端子から印加された入力電源電圧VINを半導体装置12の動作に必要な電源電圧となるように一定に保持させる。起動/停止回路22は電源電圧が起動電圧以上のときはスイッチング素子2のスイッチング制御を可能とし、電源電圧が起動電圧以下の期間や外部からの信号によってスイッチング素子2のスイッチング動作を停止させる。
ドレイン電流検出回路24はスイッチング素子2に流れる電流レベルを検出する回路であり、オン時ブランキングパルス発生回路25はスイッチング素子2がターンオンした直後に発生するスパイク電流によってドレイン電流検出回路24が誤検出しないように、スイッチング素子2がターンオンしてからブランキング時間が経過するまでの間はスイッチング素子2がターンオンするのを禁止する。
比較器26はドレイン電流検出回路24からの出力信号と内部参照電圧Vrefを比較して、スイッチング素子2をオフさせる信号をフリップフロップ回路27のリセット端子に出力する。フリップフロップ回路27のセット端子には発振器23からスイッチング素子2をオンさせるタイミングを決定する信号が入力される。フリップフロップ回路27はセット端子にセット信号が入力後にリセット端子にリセット信号が入力されるまで、出力信号を出力する。またリセット信号が入力されると出力信号をリセットする。
NAND回路28の入力は起動/停止回路22からの信号と発振器23の最大オン時間を規定する信号とフリップフロップ回路27からの出力信号が入力される。NAND回路28の出力はゲートドライバ29に入力され、ゲートドライバ29はスイッチング素子2のゲート端子に接続されて、スイッチング素子2にスイッチング制御信号を入力する。
電流検出回路7の入力端子は半導体装置12のOV端子に接続され、電源基準電圧は制御回路3と同電位であり、半導体装置12の動作基準電位端子SRCEに接続される。ゲートドライバ29の出力信号VGは電流検出回路7に入力され、図3のスイッチ15の入力端子に入力される。図3のインバータ20の出力信号OVPは図4の過電圧保護回路30に入力される。過電圧保護回路30は電流検出回路7からOVP信号を入力されると起動/停止回路22に信号を出力し、スイッチング素子2の動作を停止且つ停止した状態を保持させる。
以上説明してきたように、実施の形態1におけるスイッチング電源装置では、前記電流検出回路は、前記スイッチング素子のオンオフ動作におけるオフ期間のみにサンプリングする。
ここで、前記整流回路は、第2の直流電圧が印加されるアノードと、前記電圧電流変換器に接続されたカソードとを有するダイオードであり、前記電圧電流変換器は、前記カソードと前記電流検出回路との間に接続された抵抗素子であることが望ましい。
また、前記電流検出回路は、前記出力電圧検出回路からの前記電流信号が印加される入力端子と前記制御回路の動作基準電圧との間の電圧差を一定に保持するクランプ回路を備えることが望ましい。
また、前記整流回路は、ファーストリカバリーダイオードであることが望ましい。
前記電流検出回路は、さらに、検出した前記電流信号の電流を第1のデジタル信号に変換し、前記第1のデジタル信号は、検出した前記電流信号の電流が第1のしきい値より大きいか否かに対応する真偽を示すことが望ましい。
前記制御回路は、さらに、真を示す前記第1のデジタル信号に応じて前記スイッチング素子のスイッチング動作を停止し、且つ停止した状態を保持する過電圧保護回路を備えることが望ましい。
なお、実施の形態1の一実施例では、スイッチング素子2のスイッチング制御方法は制御回路3によってスイッチングのオンデューティを制御するPWM方式であるが、それに限定するものではない。スイッチング素子2に流れる電流ピークを変化させる電流モードPWM制御方式や、発振周波数を変化させるPFM制御方式や、発振期間と発振停止期間とを繰り返す間欠制御方式などでも実現可能であり、その制御方法は問わない。ただし上述の制御方式に必要な回路は当業者には周知であり、従って本発明の教示を不明確にしないように図1や図4には図示しない。
出力電圧が一定に制御されている状態において、出力端子OUTに異常な過電圧が瞬時的に印加された場合、電流検出回路7はスイッチング素子2のスイッチング動作のパルス毎のオフ期間に過電圧を検出することが可能なため、瞬時的な出力電圧の異常を検出し、出力電圧の変化に対する応答性の早い過電圧保護回路を備えた、小型化、低コスト化することができるスイッチング電源装置が実現できる。
また、スイッチング素子2と制御回路3及び電流検出回路7が同一基板上に集積化され、1つのパッケージに組み込まれている場合について説明した。このように、スイッチング素子2と制御回路3と電流検出回路7が組み込まれたパッケージを用いてスイッチング電源装置を構成することにより、スイッチング電源装置の部品点数を大幅に削減することができる。また本構成は本実施の形態1に係るスイッチング電源装置に限定される構成ではなく、以降に説明する他の実施の形態に係るスイッチング電源装置にも適用することができる。
(実施の形態2)
続いて、本発明の実施の形態2について説明する。実施の形態2では、電流検出回路がブランキング期間発生回路を備える構成について説明する。ブランキング期間発生回路は、電圧電流変換回路にスパイク電流が生じ得る期間をブランキング期間として算定する。電流検出回路は、前記スイッチング素子がターンオフしてから前記ブランキング期間が経過するまで、電流検出を行うことを禁止するように構成される。これにより、スイッチング素子がオンからオフに切り替わった際に発生するノイズ電流によって電流検出回路が誤検出することを抑制する。
図5は本実施の形態2に係るスイッチング電源装置及び半導体装置に用いる電流検出回路31の一例を示す回路図である。図5において図3に示す部材に相当する部材には図3と同じ符号を付し、それらについての説明は省略する。この電流検出回路は、前述の実施の形態1と比較してブランキング期間発生回路を備えている点が異なる。
図5に示す実施の形態2の電流検出回路31において、外部の制御回路3からの信号VGはブランキング期間発生回路39に入力される。ブランキング期間発生回路39の出力信号はスイッチ15のゲート端子に入力される。
ブランキング期間発生回路39はインバータ32、37、38とP型MOSFET33とN型MOSFET34と定電流源35とコンデンサ36で構成される。このブランキング期間発生回路39によって生成されるブランキング時間(TBLK)は下記の式5で決定される。
TBLK=(C×Vth)/Ic ・・・式5
ここで、
C:コンデンサ36の容量値
Vth:インバータ37のしきい値
Ic:定電流源に流れる電流値
である。
ブランキング時間生成前、インバータ32に入力されるVG信号レベルは“H”である。すなわちスイッチング素子2がオン状態である。このときP型MOSFET33はオン状態となっており、コンデンサ36は半導体装置12の動作基準電位端子SRCEに対して半導体装置12の電源電圧となっている。そのためインバータ37、38を介してスイッチ15はオフ状態であり、電流検出回路31は検出不可能期間である。スイッチング素子2がオンからオフに切り替わった時、すなわちVG信号レベルが“H”から“L”に切り替わると、P型MOSFET33はオフ状態、N型MOSFET34はオン状態になる。この時、定電流源35によって、コンデンサ36に蓄えられた電荷は一定に引き抜かれる。そして、一定時間TBLKが経ちコンデンサ35の電圧が低下し、インバータ回路37のしきい値まで低下するとインバータ37内のP型MOSFETがオン状態となり、インバータ37の出力信号は“L”レベルから“H”レベルへと変化する。そしてインバータ38を介してスイッチ15はオン状態になるため、電流検出回路31は検出可能期間となる。このように、上記式5によって、ブランキングパルス時間を決定することができる。
本発明の実施の形態1の図2(f)で説明したように、スイッチング素子2がオンからオフに切り替わる瞬間において、VA’電位はGND基準のVS電圧からVOUT電圧に変動するため、ノイズ電圧が発生してスパイク電流が発生する。上述のスパイク電流を取り除くためにフィルター回路17を使用する。しかし本発明の実施の形態2の一実施例ではブランキング期間発生回路39によってスイッチング素子2がオンからオフに切り替わった後のTBLKの期間では電流検出回路31による電流検出が不可能なので、スパイク電流による誤検出が確実に防止できる。このためフィルター回路17を取り除くことも可能である。
スパイク電流が発生する期間は図1において整流ダイオード4の逆回復時間trrに依存する。よって整流ダイオード4の逆回復時間trrが100ns以下であれば、ブランキング期間発生回路39のブランキング時間は150ns程度で十分である。
なお、ブランキング期間発生回路39は電流検出回路31内に構成されるとしているが、これに限定されない。例えばブランキング期間発生回路は制御回路3内に構成され、ブランキング期間発生回路の出力信号が電流検出回路に入力される構成としてもよい。
本実施の形態2による一実施例では電流検出回路31はブランキング期間発生回路39を有しているので、スイッチング素子2がオンからオフに切り替わる瞬間において発生するスパイク電流による誤動作を防止できるため、スイッチング素子2のオフパルス毎に精度の高い出力電圧検出が可能となる。
(実施の形態3)
続いて、本発明の実施の形態3について説明する。実施の形態3では、制御回路が、真を示す前記第1のデジタル信号が入力された回数をカウントするカウンタ回路と、前記カウンタ回路がn(nは1以上の整数)回のカウントを検出すると前記スイッチング素子のスイッチング動作を停止し且つ停止した状態を保持する過電圧保護回路とを備える構成について説明する。これにより、出力電圧が瞬時的に検出電圧以上になった回数をカウントすることが可能となり、必要なカウント回数において過電圧保護回路を動作させることが可能となる。過電圧保護回路の検出感度(すなわちカウント回数)は使用者によって適切な値に設定することにより、使用者にとって使いやすい過電圧保護回路を実現できる。
図6は本実施の形態3に係るスイッチング電源装置に使用する半導体装置の一例を示す回路図である。図6において図4に示す部材に相当する部材には図4と同じ符号を付し、それらについての説明は省略する。
図6に示すように、この半導体装置に使用する制御回路42は、前述した実施の形態1や2と比べて、カウンタ回路40を備えている点が異なる。
実施の形態1や2では、電流検出回路はスイッチング素子2のオフパルス毎に出力電圧の情報を検出して、しきい値電流を超える電流が印加されるとOVP信号を出力する。このため、1度でもOVP信号が出力されると制御回路3はスイッチング素子2のスイッチング動作を停止させていた。
一方で使用条件によっては1度のOVP信号で過電圧保護回路30を動作させるのは不都合な場合がある。例えば出力端子に外部から頻繁にノイズ電圧が印加される場合、ノイズ電圧によって電流検出回路31がOVP信号を出力する場合がある。
しかし図6に示す半導体装置41において、電流検出回路31からのOVP信号は制御回路42内のカウンタ回路40に入力される。カウンタ回路40はOVP信号回数が予め設定されたカウント回数に達すると、過電圧保護回路30にOVP’信号を出力し、過電圧保護回路30は起動/停止回路22に信号を出力し、スイッチング素子2の動作を停止且つ停止した状態を保持させる。
このときカウンタ回路40のカウント回数は予め設定されていてもよいし、外部接続端子を設けて、使用者がカウント回数を自由に設定できる構成としてもよい。
以上説明したように、カウンタ回路40を備えることによって、使用者は過電圧保護回路の検出感度(すなわちカウント回数)を適切な値に設定することが可能となり、使用者にとって利便性の高い過電圧保護回路が実現できる。
(実施の形態4)
続いて、本発明の実施の形態4について説明する。本実施の形態4に係るスイッチング電源装置及び半導体装置は、実施の形態3と比較して図6の制御回路42内にカウンタ回路40の代わりにデータ保持回路を備えた構成となる。データ保持回路は、真を示す前記第1のデジタル信号が入力される毎に増加する検出電圧を保持し、検出可能期間内に前記データ保持回路の検出電圧が予め定められた参照電圧よりも高くなったとき、その旨を示す信号を前記過電圧保護回路に出力し、前記検出可能期間終了時に前記データ保持回路の検出電圧が前記参照電圧以下であるとき、保持された検出電圧をリセットし、新たな検出可能期間を設定する。これにより、検出感度(すなわち検出可能期間、検出回数、出力電圧が検出電圧を超えている期間)は、使用者によって最適な値に設定することができ、より利便性の高い過電圧保護回路を実現できる。
図7は本実施の形態4に係るスイッチング電源装置及び半導体装置に用いるデータ保持回路43の一例を示す回路図である。
図7に示す実施の形態4のデータ保持回路43において、電流検出回路31からの出力信号OVPはインバータ44に印加される。インバータ44の出力はP型MOSFET46のゲート端子に入力される。P型MOSFET46のソース端子には定電流源45が接続されて定電流Idが印加される。P型MOSFET46のドレイン端子はN型MOSFET49のドレイン端子とコンデンサ50と比較器51の一方の入力端子に接続される。比較器51の他方の入力端子には予め設定された参照電圧Vref2が印加されている。比較器51の出力信号OVP’はOR回路48の一方の入力端子と制御回路42内の過電圧保護回路30に出力される。N型MOSFET49のソース端子とコンデンサ50の他方の端子は半導体装置41の動作基準電位端子SRCEに接続される。発振器47は一定の周期Tcで短いパルス幅の“H”レベルのCLOCK信号をOR回路48の一方の入力端子に出力する。OR回路48の出力端子はN型MOSFET49のゲート端子に接続される。
電流検出回路31が“L”レベルのOVP信号を出力している期間は、P型MOSFET46はオフ状態であり、コンデンサ50には定電流源45からの定電流Idは印加されず、コンデンサ50は充電されない。発振器47からCLOCK信号がOR回路48を介してN型MOSFET49のゲート端子に印加されるとN型MOSFET49がオンするので、事前にコンデンサ50に保持されていた電圧は瞬時に動作基準電圧まで低下する。比較器51はコンデンサ50電圧と内部参照電圧Vref2を比較するので“L”レベルのOVP’信号を出力する。
次に電流検出回路31がOV端子から印加された電流Iaを元に内部の電流しきい値と比較して“H”レベルのOVP信号を出力すると、インバータ44を介してP型MOSFET46がオン状態になる。するとコンデンサ50の電圧は定電流源45の定電流Idによって充電されるので一定の割合で電圧が上昇する。コンデンサ50に定電流Idが流れる期間は電流検出回路31が“H”レベルのOVP信号を出力している期間と同等である。コンデンサ50に充電される電圧を検出電圧Veとする。OVP信号が“L”レベルになるとP型MOSFET46がオフ状態になるため、定電流Idは流れなくなり、コンデンサ50の電圧は保持される。
ここで、発振器47から一定周期TcのCLOCK信号が出力される前に、電流検出回路31から“H”レベルのOVP信号が出力されると、上述の動作を繰り返してさらにコンデンサ50の電圧Veは上昇する。そして発振器47から一定周期TcのCLOCK信号が出力される前に、コンデンサ50の検出電圧Veが比較器51の参照電圧Vref2以上になると、比較器51は“H”レベルのOVP’信号を出力する。OVP’信号は過電圧保護回路30に出力されると共にOR回路48にも出力されるため、N型MOSFET49がオンしてコンデンサ50に充電された電圧は瞬時に動作基準電圧まで低下する。このとき回路の安定化のために比較器51とOR回路48の間に遅延回路(図示せず)を設けた構成としてもよい。
一方、コンデンサ50の検出電圧Veが比較器51の参照電圧Vref2以上になる前に、発振器47から一定周期TcのCLOCK信号が出力されると、コンデンサ50に充電された電圧は瞬時に動作基準電圧まで低下するので、検出電圧Veはリセットされる。このように電流検出回路31が“H”レベルのOVP信号を出力しても、一定の周期Tc以内にデータ保持回路の検出電圧Veが参照電圧Vref2以上にならないと、検出電圧Veはリセットされ、データ保持回路の出力であるOVP’信号は“L”レベルを保持する。
発振器47のCLOCK信号が出力される周期Tcは予め設定されていてもよいし、外部接続端子を設けて、使用者が周期Tcを自由に設定できる構成としてもよい。またCLOCK信号を出力する回路は発振器に限定されることは無く、一定周期で検出電圧をリセットする信号を出力する構成であればよい。
実施の形態3の一実施例ではカウンタ回路40によって電流検出回路31が“H”レベルのOVP信号を出力する回数をカウントして、過電圧保護回路30にOVP’信号を伝達して、スイッチング素子2の動作を停止且つ停止した状態を保持させる。すなわち出力電圧が異常な過電圧になる回数に応じて過電圧保護回路を動作させるか否かを決定している。しかし出力電圧の異常値が検出レベルに対して大きく離れていた場合や、異常電圧が出力される期間が長い場合でもカウンタ回路40は1回と計数する。このような場合、使用者にとって不利益になる可能性がある。
一方、実施の形態4の一実施例では、電流検出回路31が“H”レベルのOVP信号を出力する期間に基づいて、過電圧保護回路30にOVP’信号を伝達するか否かを決定する。出力電圧の異常値が検出レベルに対して大きく離れていた場合は出力電圧が検出レベルを超えている期間は長くなり、また出力電圧の異常値が検出レベルを超えている回数が多い場合もトータルの“H”レベルのOVP信号が出力される期間は長くなる。このため使用者は出力電圧が異常電圧となる期間と回数に応じて検出精度を設定することが可能となるので、より利便性の高い過電圧保護回路が実現できる。
(実施の形態5)
続いて、本発明の実施の形態5について説明する。本実施の形態5に係るスイッチング電源装置及び半導体装置は、実施の形態1及び2と比較して制御回路の構成が異なり、電流検出回路の出力信号を基とする制御回路の制御内容が異なる。前記制御回路は、前記第1のデジタル信号に応じて前記第2の直流電圧が一定となるように、前記スイッチング素子のスイッチング動作期間とスイッチング停止期間とを制御するための前記駆動信号を生成する。これにより、スイッチング素子のオン/オフのタイミング毎に出力電圧が瞬時的に設定電圧以上となっているかどうかを検出してスイッチング素子のスイッチング動作期間とスイッチング停止期間を制御することによって、出力電圧を一定の設定電圧になるように制御することが可能となる。
図8は本実施の形態5に係るスイッチング電源装置に用いる半導体装置61の一例を示す回路図である。
図8に示す実施の形態5の半導体装置61において、電流検出回路7の出力としてのOVP信号は制御回路52内の間欠制御回路53に入力される。間欠制御回路53は“H”レベルのOVP信号が入力されている期間は“H”信号を、“L”レベルのOVP信号が入力されている期間は“L”信号をOR回路54の一方の入力端子に出力する。ドレイン電流検出回路24の出力信号と内部参照電圧を比較する比較器26の出力信号がOR回路54の他方の入力端子に出力される。OR回路54の出力信号はフリップフロップ回路27のリセット端子に出力される。間欠制御回路53の出力信号が“H”の期間は、スイッチング素子2はオフの状態を保持する。間欠制御回路53の出力信号が“L”の期間は、発振器23によるスイッチング素子2をオンさせるタイミングと、ドレイン電流検出回路24によるスイッチング素子2をオフさせるタイミングで決定されるスイッチング制御が実施される。
また、本実施の形態5における一実施例では、図1の抵抗9の抵抗値R9は、一定に制御すべき電圧レベル(VOUT)になった時に流れる電流Iaが、電流検出回路内部のミラー回路14、16によって一定の相関を持つIa’が電流しきい値(Ib’)に等しい電流になるように選択される。
以上のような構成とすることにより、出力電圧が電流検出回路7の電流しきい値で決定される検出レベル以下の期間はスイッチング動作を行い、検出レベル以上の期間はスイッチング動作を停止するため、スイッチング電源の出力電圧は一定の電圧に制御することが可能となる。また、出力電圧が検出レベル以上であるか否かはスイッチング素子2のパルス毎に電流検出回路7によって判定されるため、応答性の早いスイッチング制御が可能な小型化、低コスト化することができるスイッチング電源装置が実現できる。
(実施の形態6)
続いて、本発明の実施の形態6について説明する。本実施の形態6に係るスイッチング電源装置及び半導体装置は、実施の形態5と比較して制御回路と電流検出回路の構成が異なる。すなわち、電流検出回路は、さらに、検出した前記電流信号の電流を第2のデジタル信号に変換する。前記第2のデジタル信号は、検出した前記電流が前記第1のしきい値よりも大きい第2のしきい値より大きいか否かに対応する真偽を示す。制御回路は、前記第1のデジタル信号が示す真偽に応じて、前記第2の直流電圧が一定となるように前記駆動信号を生成する。前記スイッチング電源装置は、さらに、真を示す前記第2のデジタル信号に応じて、前記スイッチング素子のスイッチング動作を停止し且つ停止した状態に保持する前記過電圧保護回路を備える。これにより、電流検出回路が複数の電流しきい値を用いて、第1および第2のデジタル信号を出力するので、出力電圧を一定に制御するための設定電圧と過電圧保護回路を動作させるべき出力過電圧の設定電圧を同時に規定することが可能となる。
図9は本実施の形態6に係るスイッチング電源装置及び半導体装置に用いる電流検出回路55の一例を示す回路図である。図10は本実施の形態6に係るスイッチング電源装置に用いる半導体装置62の一例を示す回路図である。
図9において、実施の形態2の一実施例で示した図5の電流検出回路31と比較すると、P型MOSFETで構成されるミラー回路56は2つの出力を備えている。そして2つの出力はそれぞれインバータ20と59に入力される。
第1の定電流源19は定電流Ib1をN型MOSFET2つで構成されるミラー回路18の入力端子に印加する。ミラー回路18の出力端子とミラー回路56の第1の出力は共通接続されてインバータ20の入力端子に印加される。インバータ20を介してインバータ63の出力はOVP1信号となり、電流検出回路55から出力される。
第2の定電流源57は定電流Ib2をN型MOSFET2つで構成されるミラー回路58の入力端子に印加する。ミラー回路58の出力端子とミラー回路56の第2の出力は共通接続されてインバータ59の入力端子に印加される。インバータ59を介してインバータ64の出力はOVP2信号となり、電流検出回路55から出力される。
OV端子から印加された電流Iaはそれぞれ一定のミラー比を有したミラー回路14と59を介してIa’としてインバータ20と59に印加される。このときインバータ20とインバータ59に印加されるIa’は実質的に同等である。Ia’はIaに対して一定の相関を持った値となる。第1の定電流源19の定電流Ib1は一定のミラー比を有したミラー回路18を介してIb1’として引き抜かれる。よってIb1’はIb1に対して一定の相関を持った値となる。第2の定電流源57の定電流Ib2は一定のミラー比を有したミラー回路58を介してIb2’として引き抜かれる。よってIb2’はIb2に対して一定の相関を持った値となる。そして上述のIb1’は電流検出回路55の予め設定された第1の電流しきい値と実質的に等しい。また上述のIb2’は電流検出回路55の予め設定された第1の電流しきい値よりも高い第2の電流しきい値と実質的に等しい。そして電流Ia’と第1の電流しきい値(Ib1’)と比較して、Ia’がIb1’よりも大きいとき、OVP1信号としてデジタル出力“H”が出力される。Ia’がIb1’よりも小さいとき、OVP1信号としてデジタル出力“L”が出力される。また、電流Ia’と第2の電流しきい値(Ib2’)と比較して、Ia’がIb2’よりも大きいとき、OVP2信号としてデジタル出力“H”が出力される。Ia’がIb2’よりも小さいとき、OVP2信号としてデジタル出力“L”が出力される。このようにOVP2信号は、検出した前記電流Ia’が前記第1のしきい値よりも大きい第2のしきい値より大きいか否かに対応する真偽を示す第2のデジタル信号である。
このとき一実施例では、第2の電流しきい値(Ib2’)は第1の電流しきい値(Ib1’)の1.5倍の値に設定する。そして図1の抵抗9の抵抗値R9は、一定に制御すべき電圧レベル(VOUT)になった時に流れる電流Iaは電流検出回路内部のミラー回路14、56によって一定の相関を持つIa’が第1の電流しきい値(Ib1’)に等しい電流になるように選択される。なお、第1の電流しきい値と第2の電流しきい値の関係は1.5倍に限定されることはなく、使用者が適切な値に設定してもよい。また、ブランキング期間発生回路39は無い構成としてもよい。
次に図10に示す実施の形態6の半導体装置62において、電流検出回路55からのOVP1信号は制御回路60内の間欠制御回路53に入力され、OVP2信号は制御回路60内の過電圧保護回路30に入力される。
以上のような構成とすることにより、出力電圧が第1の電流しきい値で決定される検出レベル以下の期間はスイッチング動作を行い、検出レベル以上の期間はスイッチング動作を停止するため、スイッチング電源の出力電圧VOUTは一定の電圧に制御することが可能となる。さらに出力電圧が瞬時的に第1の電流しきい値の1.5倍の値である第2の電流しきい値で決定される検出レベルを超えた場合は、制御回路60内の過電圧保護回路30にOVP2信号を出力することが可能であり、制御回路60はスイッチング素子2のスイッチング動作を停止し且つ停止した状態を保持させることが可能となる。
なお、本発明の一実施例では、電流検出回路55から1回のOVP2信号が過電圧保護回路30に入力されると制御回路60はスイッチング素子2のスイッチング動作を停止させる構成としたが、これに限定されるものではない。実施の形態3のように、制御回路内にカウンタ回路を備えることにより、OVP2信号が入力される回数に応じて過電圧保護回路を動作させる構成としてもよいし、実施の形態4のように制御回路にデータ保持回路を備えることにより、一定の周期内にOVP2信号が入力される期間と回数に応じて過電圧保護回路を動作させる構成としてもよい。
(実施の形態7)
続いて、本発明の実施の形態7について説明する。本実施の形態7に係るスイッチング電源装置及び半導体装置は、実施の形態2と比較して制御回路と電流検出回路の構成が異なる。
図11は本実施の形態7に係るスイッチング電源装置及び半導体装置に用いる電流検出回路65と制御回路71内のフィードバック制御回路70の一例を示す回路図である。図12は本実施の形態7に係るスイッチング電源装置に用いる半導体装置72の一例を示す回路図である。
図11において電流検出回路65は、実施の形態1の一実施例で示した図3の電流検出回路7と比較すると、P型MOSFETで構成されるミラー回路16は2つの出力を備えている。そして2つの出力はそれぞれインバータ20とフィードバック制御回路70に入力される。このときインバータ20とインバータ59に印加されるIa’は実質的に同等である。なお、P型MOSFETで構成されるミラー回路16の出力は1つのままで、N型MOSFETで構成されるミラー回路18に接続しないで、フィードバック制御回路70に入力する構成としてもよい。この場合、定電流源19、ミラー回路18、インバータ20、63は不要であり、OVP信号は出力されない。
図11において、フィードバック制御回路70はN型MOSFETで構成されるミラー回路66、VR0の一定電圧を出力する定電圧源73、NPNトランジスタ69、抵抗67、コンデンサ68で構成される。電流検出回路65から出力される電流Ia’はミラー回路66の入力端子に入力される。ミラー回路66の出力端子は抵抗67の一端とコンデンサ68の一端に接続される。抵抗67の他端はNPNトランジスタ69のエミッタ端子に接続される。NPNトランジスタのコレクタ端子は半導体装置72の電源電圧が印加される。NPNトランジスタ69のベース端子には定電圧源73の定電圧VR0が印加される。コンデンサ68の他端は半導体装置72の動作基準電位のSRCE端子に接続される。
このときコンデンサ68に蓄積される電圧VEAOは下記の式で決定される。
VEAO=VR0−Vbe−R0×Ia’ ・・・式6
ここで
Vbe:NPNバイポーラトランジスタ69のB−E間電圧
R0:抵抗67の抵抗値
Ia’:Iaと一定の相関を持つ値
ミラー回路66のミラー比=1:1
である。
式6から分かるように、抵抗67に流れる電流が大きい程、電圧VEAOが低下することがわかる。つまり、OV端子に印加される電流Iaが大きい程VEAOが低下する。
次に図12に示す実施の形態7の半導体装置72において、制御回路71内のフィードバック制御回路70から出力された電圧VEAOは比較器26のマイナス側入力端子に入力される。比較器26のプラス側入力端子はドレイン電流検出回路24からのスイッチング素子2に流れる電流レベルを表す信号が入力される。
OV端子に印加される電流Iaが増加するとVEAOが低下するため、スイッチング素子2に流れる電流を低下させる制御となる。また、OV端子に印加される電流Iaが減少するとVEAOは上昇し、それに伴いスイッチング素子2に流れる電流を上昇させる制御となる。
以上のような構成とすることにより、スイッチング電源の出力電圧VOUTを一定の電圧に安定させるようスイッチング素子2に流れる電流レベルを決定して制御することが可能となる。さらに電流検出回路65内のミラー回路16が2つの出力を備えてOVP信号を出力できる構成であれば、出力電圧が瞬時的に電流検出回路65が備えた電流しきい値で決定される検出レベルを超えた場合は、制御回路71内の過電圧検出回路30にOVP信号を出力することが可能であり、制御回路71はスイッチング素子2のスイッチング動作を停止し且つ停止した状態を保持させることが可能となる。
なお、実施の形態7の一実施例では、スイッチング素子2のスイッチング制御方法は制御回路71によってスイッチング素子2に流れる電流ピークを変化させる電流モードPWM制御方式であるが、それに限定するものではない。スイッチングのオンデューティを制御するPWM方式や、発振周波数を変化させるPFM制御方式などでも実現可能であり、その制御方法は問わない。また、発明の一実施例では、電流検出回路65から1回のOVP信号が過電圧保護回路30に入力されると制御回路71はスイッチング素子2のスイッチング動作を停止させる構成としたが、これに限定されるものではない。実施の形態3のように、制御回路内にカウンタ回路を備えることにより、OVP信号が入力される回数に応じて過電圧保護回路を動作させる構成としてもよいし、実施の形態4のように制御回路にデータ保持回路を備えることにより、一定の周期内にOVP信号が入力される期間と回数に応じて過電圧保護回路を動作させる構成としてもよい。
本発明にかかるスイッチング電源装置および半導体装置は、出力電圧変動に対する応答性が早く、小型化、低コスト化することができるスイッチング電源装置として有用である。
1 入力電源
2 スイッチング素子
3、42、52、60、71 制御回路
4 整流ダイオード
5 コイル
6 平滑用コンデンサ
7、31、55、65 電流検出回路
8 整流ダイオード
9、67 抵抗
10 出力電圧検出回路
11 電源用コンデンサ
12、41、61、62、72 半導体装置
13、33、46 P型MOSFET
14、16、18、56、58、66 ミラー回路
15 スイッチ
17 フィルター回路
19、35、45、57 定電流源
20、32、37、38、44、59、63、64 インバータ
21 レギュレータ
22 起動/停止回路
23、47 発振器
24 ドレイン電流検出回路
25 オン時ブランキングパルス発生回路
26、51 比較器
27 フリップフロップ回路
28 NAND回路
29 ゲートドライバ
30 過電圧保護回路
34、49 N型MOSFET
36、50、68 コンデンサ
39 ブランキング期間発生回路
40 カウンタ回路
43 データ保持回路
48、54 OR回路
53 間欠制御回路
69 NPNトランジスタ
70 フィードバック制御回路
73 定電圧源
74 負荷
101 集積回路
103 端子
107 電源入力端子
110 フォトカプラー
112 ツェナー・ダイオード
113、314 電源基準端子
114、312 出力端子
115 フォトダイオード
116 フォトトランジスタ
300 従来のスイッチング電源装置
301 電源コントローラ
302 ソース端子
303 バイパス端子
304 電流検知端子
305 ドレイン端子
306 抵抗
307、311 ダイオード
308 平滑コンデンサ
309 コイル
310 コンデンサ
315 バイパスコンデンサ

Claims (16)

  1. 第1の直流電圧をオンオフするスイッチング素子と、
    前記スイッチング素子によりスイッチングされた前記第1の直流電圧を第2の直流電圧に変換するエネルギー変換回路と、
    前記スイッチング素子と前記エネルギー変換回路との接続点と同電位の電圧を動作基準電圧とし、前記スイッチング素子のオン動作およびオフ動作を制御する駆動信号を出力する制御回路と、
    前記第2の直流電圧に対応する電圧信号を検出し、検出した電圧に応じた電流信号を出力する出力電圧検出回路と、
    前記出力電圧検出回路からの前記電流信号の電流を検出する電流検出回路とを備え、
    前記出力電圧検出回路は、
    前記第2の直流電圧を前記制御回路の前記動作基準電圧に対して整流された電圧信号にする整流回路と、
    前記整流された電圧信号を、当該電圧信号に応じた前記電流信号に変換する電圧電流変換器とを備え、
    前記電流検出回路は、
    前記電流信号をサンプリングすることにより前記電流信号の電流を検出する
    スイッチング電源装置。
  2. 前記電流検出回路は、前記スイッチング素子のオンオフ動作におけるオフ期間のみに前記電流信号をサンプリングする
    請求項1記載のスイッチング電源装置。
  3. 前記整流回路は、第2の直流電圧が印加されるアノードと、前記電圧電流変換器に接続されたカソードとを有するダイオードであり、
    前記電圧電流変換器は、前記カソードと前記電流検出回路との間に接続された抵抗素子である
    請求項1または2記載のスイッチング電源装置。
  4. 前記電流検出回路は、さらに、
    前記電圧電流変換器にスパイク電流が生じ得る期間をブランキング期間として、
    前記スイッチング素子がターンオフしてから前記ブランキング期間が経過するまで、電流検出を行うことを禁止するブランキング期間発生回路を備える
    請求項3記載のスイッチング電源装置。
  5. 前記電流検出回路は、前記出力電圧検出回路からの前記電流信号が印加される入力端子と前記制御回路の動作基準電圧との間の電圧差を一定に保持するクランプ回路を備える
    請求項1から請求項4の何れかに記載のスイッチング電源装置。
  6. 前記整流回路は、ファーストリカバリーダイオードである
    請求項1から請求項4の何れかに記載のスイッチング電源装置。
  7. 前記電流検出回路は、さらに、検出した前記電流信号の電流を第1のデジタル信号に変換し、
    前記第1のデジタル信号は、検出した前記電流信号の電流が第1のしきい値より大きいか否かに対応する真偽を示す
    請求項5または6記載のスイッチング電源装置。
  8. 前記制御回路は、さらに、真を示す前記第1のデジタル信号に応じて前記スイッチング素子のスイッチング動作を停止し、且つ停止した状態を保持する過電圧保護回路を備える
    請求項7記載のスイッチング電源装置。
  9. 前記制御回路は、さらに、
    真を示す前記第1のデジタル信号が入力された回数をカウントするカウンタ回路と、
    前記カウンタ回路がn(nは1以上の整数)回のカウントを検出すると前記スイッチング素子のスイッチング動作を停止し且つ停止した状態を保持する過電圧保護回路とを備える
    請求項7記載のスイッチング電源装置。
  10. 前記制御回路は、さらに、
    前記第1のデジタル信号が入力されるデータ保持回路と、
    前記データ保持回路の出力信号に従って、前記スイッチング素子のスイッチング動作を停止し且つ停止した状態を保持する過電圧保護回路とを備え、
    前記データ保持回路は、真を示す前記第1のデジタル信号が入力される毎に増加する検出電圧を保持し、
    検出可能期間内に前記データ保持回路の検出電圧が予め定められた参照電圧よりも高くなったとき、その旨を示す信号を前記過電圧保護回路に出力し、
    前記検出可能期間終了時に前記データ保持回路の検出電圧が前記参照電圧以下であるとき、保持された検出電圧をリセットし、新たな検出可能期間を設定する
    請求項7記載のスイッチング電源装置。
  11. 前記制御回路は、前記第1のデジタル信号に応じて前記第2の直流電圧が一定となるように、前記スイッチング素子のスイッチング動作期間とスイッチング停止期間とを制御するための前記駆動信号を生成する
    請求項7記載のスイッチング電源装置。
  12. 前記電流検出回路は、さらに、検出した前記電流信号の電流を第2のデジタル信号に変換し、
    前記2のデジタル信号は、検出した前記電流が前記第1のしきい値よりも大きい第2のしきい値より大きいか否かに対応する真偽を示し、
    前記制御回路は、前記第1のデジタル信号が示す真偽に応じて、前記第2の直流電圧が一定となるように前記駆動信号を生成し、
    前記スイッチング電源装置は、さらに、真を示す前記第2のデジタル信号に応じて、前記スイッチング素子のスイッチング動作を停止し且つ停止した状態に保持する前記過電圧保護回路を備える
    請求項8から請求項11の何れかに記載のスイッチング電源装置。
  13. 前記制御回路は、前記電流検出回路の出力信号の値に応じて前記第2の直流電圧が一定となるように、
    前記スイッチング素子のオン期間に前記スイッチング素子から前記エネルギー変換回路に流入する電流のピーク値を制御する前記駆動信号を生成する
    請求項6記載のスイッチング電源装置。
  14. 前記制御回路は、前記電流検出回路の出力信号の値に応じて前記第2の直流電圧が一定となるように、
    前記スイッチング素子のオン時間を制御する前記駆動信号を生成する
    請求項6記載のスイッチング電源装置。
  15. 前記制御回路は、前記電流検出回路の出力信号の値に応じて前記第2の直流電圧が一定となるように、
    前記スイッチング素子のスイッチング周波数を制御するための前記駆動信号を生成する
    請求項6記載のスイッチング電源装置。
  16. 請求項1ないし15の何れかに記載のスイッチング電源装置に使用される半導体装置であって、前記スイッチング素子と前記制御回路と前記電流検出回路が同一の半導体基板上に形成されているか、または同一のパッケージに組み込まれている半導体装置。
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