JP7028634B2 - Dc/dcコンバータの制御回路、制御方法、電源管理回路および電子機器 - Google Patents

Dc/dcコンバータの制御回路、制御方法、電源管理回路および電子機器 Download PDF

Info

Publication number
JP7028634B2
JP7028634B2 JP2017252124A JP2017252124A JP7028634B2 JP 7028634 B2 JP7028634 B2 JP 7028634B2 JP 2017252124 A JP2017252124 A JP 2017252124A JP 2017252124 A JP2017252124 A JP 2017252124A JP 7028634 B2 JP7028634 B2 JP 7028634B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
transistor
switching transistor
converter
protection signal
synchronous
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017252124A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019118233A (ja
Inventor
和則 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Rohm Co Ltd
Original Assignee
Rohm Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Rohm Co Ltd filed Critical Rohm Co Ltd
Priority to JP2017252124A priority Critical patent/JP7028634B2/ja
Publication of JP2019118233A publication Critical patent/JP2019118233A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7028634B2 publication Critical patent/JP7028634B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、DC/DCコンバータに関する。
ある電圧値の直流電圧を別の電圧値の直流電圧に変換するDC/DCコンバータは、電子機器、産業機械、自動車などさまざまな用途で欠かせない。図1は、降圧(Buck)DC/DCコンバータの回路図である。DC/DCコンバータ100Rは、入力端子102に直流入力電圧VINを受け、出力端子104に接続される負荷(不図示)に、降圧された出力電圧VOUTを供給する。
DC/DCコンバータ100Rは、制御回路200Rと、いくつかの周辺回路部品を備える。図1のDC/DCコンバータは同期整流型であり、その出力回路110は、スイッチングトランジスタM、同期整流トランジスタM、インダクタL、出力キャパシタCを含む。出力キャパシタC1は出力端子104と接続される。インダクタLの一端は、制御回路200Rのスイッチング(LX)端子と接続され、その他端は出力端子104と接続される。同期整流トランジスタMの一端は接地され、その他端はLX端子と接続される。
出力電圧VOUTは、抵抗R11,R12によって分圧される。分圧された出力電圧VOUTに応じたフィードバック信号VFBが、制御回路200Rのフィードバック(FB)端子に入力される。パルス変調器210は、フィードバック信号VFBが所定の目標電圧VREFに近づくように、その出力である制御パルスSを変調する。
ドライバ220は、制御パルスSに応じて、スイッチングトランジスタ(ハイサイドトランジスタ)Mと同期整流トランジスタ(ローサイドトランジスタ)Mをスイッチングする。たとえば制御パルスSがハイのときスイッチングトランジスタMをオン、同期整流トランジスタMをオフし、制御パルスSがローのときスイッチングトランジスタMをオフ、同期整流トランジスタMをオンする。出力電圧VOUTは、VOUT(REF)=VREF×(1+R11/R12)で与えられる目標電圧レベルに安定化される。
出力電圧VOUTの目標電圧レベルを動的に変化させるアプリケーションが存在する。一例として、複数のDC/DCコンバータを制御するPMIC(電源管理IC)は、複数のDC/DCコンバータを所定のシーケンスにしたがって起動あるいは停止させる機能を有し、あるチャンネルのDC/DCコンバータを停止させる際に、出力電圧VOUTを所定の傾きで低下させる場合がある。本明細書においてランプダウンという。
通常の動作状態では、インダクタLにはLXピンから出力端子104に向かう方向(図中、右向き)にコイル電流が流れる。したがってこの方向のコイル電流Iを正ととる。
ランプダウン中は、出力キャパシタCの電荷を放電する必要があり、インダクタLに流れるコイル電流Iが通常の動作状態とは逆向き(図中、左向き)、すなわち負となる。負のコイル電流(逆電流)IはスイッチングトランジスタMがオンの期間は、LXピンからVINピンに向かって流れ、同期整流トランジスタMがオンの期間は、LXピンからPGNDピンに向かって流れる。
同期整流トランジスタMに流れる逆電流が大きくなりすぎると、発熱などの問題が生ずる。また、インダクタLに大きな逆電流が流れている状態で、スイッチングトランジスタMや同期整流トランジスタMがスイッチングすると、LXピンやその他の電圧に大きな電圧振動が誘起され、望ましくない。そこで逆電流を許容するアプリケーションに使用される制御回路200Rには、NCP(Negative Current Protection)機能が実装される。NCP機能は、負電流検出回路230とドライバ220の協調動作によって実現される。
図2は、NCP保護の動作を説明する図である。制御パルスSがローのとき、同期整流トランジスタMはオンであり、LXピンの電圧VLXは実質的に0Vとなり、インダクタLの両端間電圧は、-VOUT(<0V)となる。このとき、コイル電流Iは、I(t)=-L-1∫VOUTdtにしたがって変化し、したがって逆電流が増大していく。
負電流検出回路230は、同期整流トランジスタMがオンときにそれに流れる電流IM2を監視する。そして時刻tに電流IM2が所定のしきい値INCPに達すると、所定の保護期間τNCPの間、NCP信号をアサート(たとえばハイ)する。ドライバ220は、NCP信号がアサートされる保護期間τNCPの間、制御パルスSのレベルにかかわらず、スイッチングトランジスタMをオン、同期整流トランジスタMを強制的にオフに切り替える。
保護期間τNCPの間、LXピンの電圧VLXはVINとなり、インダクタLの両端間電圧は、VIN-VOUT(>0V)となる。このときコイル電流Iは、I(t)=L-1∫(VIN-VOUT)dtにしたがって変化し、したがって逆電流が減少していく。
続いて時刻tに、NCP信号がネゲート(たとえばロー)されると、再び、同期整流トランジスタMがオン、スイッチングトランジスタMがオフとなる。時刻tに制御パルスSがハイに遷移すると、スイッチングトランジスタMがオン、同期整流トランジスタMがオフとなる。
以上が負電流検出回路の基本動作である。
特開2007-124749号公報
本発明者らは、負電流検出回路について検討した結果、以下の問題を認識するに至った。なおこの問題を当業者の一般的な認識として把握してはならない。
負電流検出回路による保護動作と、パルス変調器210による制御パルスSの生成動作は独立している。図3は、負電流検出回路が引き起こす問題を説明する波形図である。NCP信号がネゲートされるタイミング(保護期間τNCPの終了時刻、図2、図3の時刻t)に対して、制御パルスSのハイへの遷移(図2、図3の時刻t)は非同期で発生する。図3に示すように、保護期間τNCPの終了直後に、制御パルスSがハイに遷移すると、VINピンあるいはPGNDピンに非常に大きな振幅の電圧振動が誘起される。その結果、スイッチングトランジスタMや同期整流トランジスタMに過電圧が印加されることとなり、回路の信頼性が低下する。
VINピンやPGNDピンに誘起される電圧振動のメカニズムを説明する。図4(a)~(d)は、NCPに関連する4つの状態φ~φを示す回路図である。図中、LP1、LP2は、スイッチングトランジスタM、同期整流トランジスタMそれぞれのソースに結合する寄生インダクタンスを示している。LP1には、スイッチングトランジスタMのソースとVINピンの間のボンディングワイヤや配線の寄生インダクタンスの他、LXピンと外部の電源との間の配線のインダクタンス成分が含まれる。またLP2には、同期整流トランジスタMのソースとPGNDピンの間のボンディングワイヤや配線の寄生インダクタンスの他、PGNDピンと外部の接地プレーンとの間の配線のインダクタンス成分が含まれる。
図4(a)は、図3の時刻t以前の状態φを示す。同期整流トランジスタMを介して流れる逆電流は時間とともに増大していく。やがて逆電流がしきい値INCPに達すると、図4(b)の状態φに遷移する。状態φにおいて逆電流はスイッチングトランジスタMを介して流れ、逆電流は時間とともに減少する。寄生インダクタンスに流れる電流、あるいはその両端間電圧がスイッチングすることにより、VINピン側に電圧振動Vが誘起され、PGNDピン側に電圧振動Vが誘起される。
保護期間が終了すると、スイッチングトランジスタMがターンオフ、同期整流トランジスタMがターンオンし、図4(c)の状態φに遷移する。このときに寄生インダクタンスLと、図示しない寄生容量が形成する共振回路によって、PGND側に新たな電圧振動V’が誘起され、図4(b)で発生した電圧振動Vに重畳され、電圧振動V”となる。
続いて、制御パルスSのハイへの遷移に応答して、スイッチングトランジスタMがターンオン、同期整流トランジスタMがターンオフし、図4(d)の状態φに遷移する。このときにVINピンに、電圧振動V’が誘起される。ここで図3に示すように状態φの時間が短いと、図4(c)の電圧振動Vが減衰する前に新たな電圧振動V’が発生するため、それらが強めあってVINピンにさらに大きな電圧振動V”を誘発する。
VINピンとLXピンの間のスイッチングトランジスタMには、V”-VLXが印加される。LXピンとPGNDピンの間の同期整流トランジスタMには、VLX-V”が印加される。またVINピンとPGNDピン間には、V”-V”が印加される。
別の観点から見ると、LXピンの電圧VLXに、非常に狭いスパイクが発生しており、このスパイクは、通常のスイッチング周波数よりも高い周波数成分を含んでおり、この高周波成分が、過電圧を発生させる。
電圧振動の振幅や位相の関係によって、スイッチングトランジスタMや同期整流トランジスタM、VINピンやPGNDピンと接続される内部回路に過電圧が印加され、それらの信頼性が損なわれるおそれがある。
本発明は係る課題に鑑みてなされたものであり、そのある態様の例示的な目的のひとつは、NCPに起因する問題を解決可能なDC/DCコンバータあるいはその制御回路の提供にある。
本発明のある態様は、スイッチングトランジスタおよび同期整流トランジスタを有するDC/DCコンバータの制御回路に関する。制御回路は、DC/DCコンバータの出力が目標とする状態に近づくように制御パルスを生成するパルス変調器と、同期整流トランジスタに流れる電流が所定のしきい値に達すると保護信号をアサートし、保護期間の経過後に保護信号をネゲートする負電流検出回路と、制御パルスにもとづいてスイッチングトランジスタおよび同期整流トランジスタを駆動するとともに、保護信号がアサートされる期間、スイッチングトランジスタを強制オン、同期整流トランジスタを強制オフするドライバと、を備える。保護信号のネゲートからマスク時間の間、スイッチングトランジスタのターンオンが禁止され、またはスイッチングトランジスタが強制的にオフされる。
本発明の別の態様は、複数の電源を制御する電源管理回路に関する。複数の電源は、スイッチングトランジスタおよび同期整流トランジスタを有するDC/DCコンバータを含む。電源管理回路は、DC/DCコンバータの出力が目標とする状態に近づくように制御パルスを生成するパルス変調器と、同期整流トランジスタに流れる電流が所定のしきい値に達すると保護信号をアサートし、保護期間の経過後に保護信号をネゲートする負電流検出回路と、制御パルスにもとづいてスイッチングトランジスタおよび同期整流トランジスタを駆動するとともに、保護信号がアサートされる期間、スイッチングトランジスタを強制オン、同期整流トランジスタを強制オフするドライバと、を備える。保護信号のネゲートからマスク時間の間、スイッチングトランジスタのターンオンが禁止され、またはスイッチングトランジスタが強制的にオフされる。
なお、以上の構成要素の任意の組み合わせや本発明の構成要素や表現を、方法、装置、システムなどの間で相互に置換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明のある態様によれば、NCPに起因する問題を解決できる。
降圧(Buck)DC/DCコンバータの回路図である。 NCP保護の動作を説明する図である。 負電流検出回路が引き起こす問題を説明する波形図である。 図4(a)~(d)は、NCPに関連する4つの状態を示す回路図である。 第1の実施の形態に係るDC/DCコンバータの回路図である。 図5のDC/DCコンバータの動作波形図である。 DC/DCコンバータの別の動作を説明する図である。 一実施例に係る制御回路の回路図である。 第2の実施の形態に係る電源管理ICを備える電源システムのブロック図である。 第1変形例に係るDC/DCコンバータの動作波形図である。 第2変形例に係るDC/DCコンバータの動作波形図である。 第3変形例に係るDC/DCコンバータの一部の回路図である。
(実施の形態の概要)
本明細書に開示される一実施の形態は、スイッチングトランジスタおよび同期整流トランジスタを有するDC/DCコンバータの制御回路に関する。制御回路は、DC/DCコンバータの出力が目標とする状態に近づくように制御パルスを生成するパルス変調器と、同期整流トランジスタに流れる電流が所定のしきい値に達すると保護信号をアサートし、保護期間の経過後に保護信号をネゲートする負電流検出回路と、制御パルスにもとづいてスイッチングトランジスタおよび同期整流トランジスタを駆動するとともに、保護信号がアサートされる期間、スイッチングトランジスタを強制オン、同期整流トランジスタを強制オフするドライバと、を備える。保護信号のネゲートからマスク時間の間、スイッチングトランジスタのターンオンが禁止され、または強制オフされる。
負電流保護(NCP)が解除された後、マスク時間の間はスイッチングトランジスタのオフが維持される。したがって、NCPの解除直後に、スイッチングトランジスタと同期整流トランジスタの接続ノード(スイッチングノード)の電圧がスパイク状に変化するのを抑制でき、それに起因する電圧振動を抑制できる。
ドライバは、保護信号をマスク時間、遅延してマスク信号を生成する遅延回路と、制御パルスとマスク信号にもとづいてスイッチングトランジスタおよび同期整流トランジスタの状態を規定するハイサイドパルスおよびローサイドパルスを生成するロジック回路と、を含んでもよい。
負電流検出回路は、同期整流トランジスタの両端間電圧にもとづいて電流を検出してもよい。
DC/DCコンバータは降圧コンバータであってもよい。DC/DCコンバータは昇降圧コンバータであってもよい。
本明細書に開示される別の実施の形態は、複数の電源を制御する電源管理回路に関する。複数の電源は、スイッチングトランジスタおよび同期整流トランジスタを有するDC/DCコンバータを含む。電源管理回路は、DC/DCコンバータの出力が目標とする状態に近づくように制御パルスを生成するパルス変調器と、同期整流トランジスタに流れる電流が所定のしきい値に達すると保護信号をアサートし、保護期間の経過後に保護信号をネゲートする負電流検出回路と、制御パルスにもとづいてスイッチングトランジスタおよび同期整流トランジスタを駆動するとともに、保護信号がアサートされる期間、スイッチングトランジスタを強制オン、同期整流トランジスタを強制オフするドライバと、を備える。保護信号のネゲートからマスク時間の間、スイッチングトランジスタのターンオンが禁止され、または強制オフされる。
電源管理回路は、DC/DCコンバータの出力電圧を時間とともに低下させるランプダウン機能を備えてもよい。
(実施の形態)
以下、本発明を好適な実施の形態をもとに図面を参照しながら説明する。各図面に示される同一または同等の構成要素、部材、処理には、同一の符号を付するものとし、適宜重複した説明は省略する。また、実施の形態は、発明を限定するものではなく例示であって、実施の形態に記述されるすべての特徴やその組み合わせは、必ずしも発明の本質的なものであるとは限らない。
本明細書において、「部材Aが、部材Bと接続された状態」とは、部材Aと部材Bが物理的に直接的に接続される場合や、部材Aと部材Bが、電気的な接続状態に影響を及ぼさない他の部材を介して間接的に接続される場合も含む。
同様に、「部材Cが、部材Aと部材Bの間に設けられた状態」とは、部材Aと部材C、あるいは部材Bと部材Cが直接的に接続される場合のほか、電気的な接続状態に影響を及ぼさない他の部材を介して間接的に接続される場合も含む。
また、「信号A(電圧、電流)が信号B(電圧、電流)に応じている」とは、信号Aが信号Bと相関を有することを意味し、具体的には、(i)信号Aが信号Bである場合、(ii)信号Aが信号Bに比例する場合、(iii)信号Aが信号Bをレベルシフトして得られる場合、(iv)信号Aが信号Bを増幅して得られる場合、(v)信号Aが信号Bを反転して得られる場合、(vi)あるいはそれらの任意の組み合わせ、等を意味する。「応じて」の範囲は、信号A、Bの種類、用途に応じて定まることが当業者には理解される。
本明細書において参照する波形図やタイムチャートの縦軸および横軸は、理解を容易とするために適宜拡大、縮小したものであり、また示される各波形も、理解の容易のために簡略化され、あるいは誇張もしくは強調されている。
<第1の実施の形態>
図5は、第1の実施の形態に係るDC/DCコンバータ100の回路図である。DC/DCコンバータ100は、入力端子102に直流入力電圧VINを受け、出力端子104に降圧された出力電圧VOUTを発生する。本実施の形態においてDC/DCコンバータ100は、制御回路200および周辺回路部品を備える。
本実施の形態では、一例として定電圧出力の降圧(Buck)コンバータを説明する。定電圧出力のBuckコンバータの周辺回路部品は図1と同様であるから説明を省略する。
制御回路200は、パルス変調器210、ドライバ220、負電流検出回路230、スイッチングトランジスタM、同期整流トランジスタMをひとつの半導体基板に集積化し、それをパッケージ化した機能ICである。
パルス変調器210は、フィードバック信号VFBが所定の目標電圧VREFに近づくように、その出力である制御パルスSを変調する。本実施の形態では、制御パルスSのハイが、LXピンの電圧VLXのハイ(VIN)、すなわちスイッチングトランジスタMのオン、同期整流トランジスタMのオフに対応する。反対に制御パルスSのローが、LXピンの電圧VLXのロー(0V)、すなわちスイッチングトランジスタMのオフ、同期整流トランジスタMのオンに対応する。
パルス変調器210の構成や制御方式は本発明において特に限定されるものではなく、公知技術を用いることができる。たとえばパルス変調器210は、電圧モードやピーク電流モード、平均電流モードの変調器で構成してもよい。あるいはパルス変調器210は、ヒステリシス制御方式(Bang-Bang制御)やピーク検出オフ時間固定方式、ボトム検出オン時間固定方式をはじめとするリップル制御のコントローラであってもよい。
負電流検出回路230は、LXピンからPGNDピンに向かって同期整流トランジスタMに流れる電流IM2を検出し、電流IM2が所定のしきい値INCPを超えると、負電流保護(NCP)信号をアサート(たとえばハイ)する。そして保護時間τNCPの経過後に、NCP信号をネゲート(ロー)する。
上述したように、保護時間τNCPの間、コイル電流Iの絶対値は、I(t)=L-1∫(VIN-VOUT)dtにしたがって時間とともに減少していく。VIN、VOUTを一定とすれば、保護時間τNCPの間におけるコイル電流Iの絶対値の減少量ΔIは、ΔI=(VIN-VOUT)/L×τNCPとなる。したがって保護時間τNCPは、VIN,VOUTを考慮して規定すればよい。保護時間τNCPは、固定時間とすることができるが、可変時間としてもよい。
ドライバ220は、制御パルスSに応じて、スイッチングトランジスタ(ハイサイドトランジスタ)Mと同期整流トランジスタ(ローサイドトランジスタ)Mをスイッチングする。たとえば制御パルスSがハイのときスイッチングトランジスタMをオン、同期整流トランジスタMをオフし、制御パルスSがローのときスイッチングトランジスタMをオフ、同期整流トランジスタMをオンする。出力電圧VOUTは、VOUT(REF)=VREF×(1+R11/R12)で与えられる目標電圧レベルに安定化される。
ドライバ220は、NCP信号がアサートされる保護時間τNCPの間、スイッチングトランジスタMを強制オン、同期整流トランジスタMを強制オフする。
さらにドライバ220は、NCP信号のネゲートから所定のマスク時間τMSKの間は、スイッチングトランジスタMのターンオンを禁止し、同期整流トランジスタMのターンオフを禁止する。
たとえばマスク時間は、1ns~50nsの間とすることができる。より詳しくはマスク時間は、寄生インダクタンスおよび寄生容量が形成する共振回路の共振周波数の逆数より長くするとよい。
たとえばドライバ220は、制御ロジック222、ハイサイドドライバ224、ローサイドドライバ226を含む。制御ロジック222は、制御パルスSおよびNCP信号にもとづいて、スイッチングトランジスタMのオン/オフ状態を指示するハイサイドパルスSおよび同期整流トランジスタMのオン/オフ状態を指示するローサイドパルスSを生成する。2つのパルスS,Sはそれぞれ、ハイが対応するトランジスタのオンを、ローが対応するトランジスタのオフに対応するものとする。
ハイサイドドライバ224は、ハイサイドパルスSにもとづいてスイッチングトランジスタMのゲートを駆動する。ローサイドドライバ226はローサイドパルスSにもとづいて同期整流トランジスタMのゲートを駆動する。
制御ロジック222は、NCP信号のネゲートからマスク時間τMSKの間、ハイサイドパルスSのハイレベルへの遷移を禁止する。またローサイドパルスSのローレベルへの遷移を禁止する。
以上がDC/DCコンバータ100の構成である。続いてその動作を説明する。図6は、図5のDC/DCコンバータ100の動作波形図である。
時刻tより前の動作は、図6のタイムチャートと図3のタイムチャートで同様である。具体的には時刻tにNCP信号がアサートされ、負のコイル電流Iが減少する。そして保護時間τNCPの経過後の時刻t2にNCP信号がネゲートされ、NCPが解除される。その直後の時刻tに制御パルスSがハイに遷移する。時刻tは、マスク時間τMSKに含まれているため、スイッチングトランジスタMのターンオン(および同期整流トランジスタMのターンオフ)は禁止されている。
時刻tに、マスク時間τMSKが終了すると、スイッチングトランジスタM、同期整流トランジスタMは、制御パルスSが指示する状態に遷移する。具体的にはスイッチングトランジスタMがターンオン、同期整流トランジスタMがターンオフする。
なお、理解の容易化のためにタイムチャートにおいては、デッドタイムを省略しているが、当業者によれば、スイッチングトランジスタMと同期整流トランジスタMが同時にオンしないように、スイッチングトランジスタM、同期整流トランジスタMが両方オフとなるデッドタイムが挿入されることが理解される。
以上がDC/DCコンバータ100の動作である。続いてその利点を説明する。
図6のタイムチャートからわかるように、NCPの解除後、LXピンの電圧VLXは、マスク時間τMSKの間、ローとなることが保証される。これにより、図3に示すような、狭いスパイクが電圧VLXに生ずるのを防止できる。これにより、スイッチングトランジスタMや同期整流トランジスタMのソース(VINピン、PGNDピン)に大きな電圧振動が発生するのを抑制できる。これにより、スイッチングトランジスタMや同期整流トランジスタMを過電圧から保護することができる。加えて、VINピンやPGNDピンに接続される内部回路、具体的にはドライバ220やその他の回路ブロックを過電圧から保護できる。
図7は、DC/DCコンバータ100の別の動作を説明する図である。図7では、制御パルスSのハイレベルへの遷移が、NCP解除のタイミングtより前の時刻t’に発生している。この場合、時刻tにてNCPが解除された後も、ハイの制御パルスSにもとづく状態(スイッチングトランジスタM1がオン、同期整流トランジスタM2がオフ)を持続する。
本発明は、図5のブロック図や回路図として把握され、あるいは上述の説明から導かれるさまざまな装置、回路に及ぶものであり、特定の構成に限定されるものではない。以下、本発明の範囲を狭めるためではなく、発明の本質や回路動作の理解を助け、またそれらを明確化するために、より具体的な構成例や変形例を説明する。
図8は、一実施例に係る制御回路200の回路図である。
負電流検出回路230は、同期整流トランジスタMの両端間電圧(すなわちLXピンの電圧VLX)にもとづいて、同期整流トランジスタMに流れる電流IMを検出する。負電流検出回路230は、センスアンプ232、コンパレータ234、ワンショット回路236を含む。同期整流トランジスタMがオンの期間、LXピンには、電流IMに比例する電圧VLX=IM2×RONが発生する。RONは同期整流トランジスタMのオン抵抗である。
センスアンプ232は、電圧VLXを増幅し、電流検出信号VCSを生成する。コンパレータ234は、電流検出信号VCSを、しきい値INCPを規定するしきい値電圧VNCPと比較し、VCS>VNCPとなると、その出力をアサートする。ワンショット(単安定マルチバイブレータ)回路236は、コンパレータ234の出力のアサートから、保護時間τNCPの間、ハイとなるNCP信号を生成する。
ドライバ220は、遅延回路228を含む。遅延回路228は、NCP信号を、マスク時間τMSK遅延させて、マスク(MSK)信号を生成する。遅延回路228は、多段接続されたインバータで構成してもよい。
制御ロジック222は、制御パルスS,NCP信号、MSK信号にもとづいて、ハイサイドパルスS,ローサイドパルスSを生成する。当業者によれば、上述した、あるいは図5に示す関係を満たすように、ロジック回路を用いて、S,Sを生成可能であることが理解され、そのようなロジック回路はさまざまな形式を取り得ること、本発明が特定の形式に限定されないことが理解される。
<第2の実施の形態>
第2の実施の形態は、複数の電源を制御する電源管理ICに関する。図9は、第2の実施の形態に係る電源管理IC300を備える電源システム400のブロック図である。電源システム400は、スマートホン、タブレット端末、ラップトップコンピュータ、デジタルカメラなどの電子機器、自動車や産業機械に搭載される。
図9では、複数の電源は、2チャンネルのDC/DCコンバータと、2チャンネルのLDO(Low Drop Output)を含む。なおチャンネル数や電源の種類は特に限定されない。
電源管理IC300は、DC/DCコンバータのコントローラ310_1,310_2、LDO回路320_1,320_2およびシーケンサ330を備える。シーケンサ330は、複数の電源の起動、停止のタイミングを制御する。シーケンサ330からコントローラ310やLDO回路320には、動作、停止を指示するイネーブル信号が供給される。
コントローラ310_1,310_2は、第1の実施の形態で説明した制御回路200と同じ構成を有する。
電源管理IC300は、任意のチャンネルの出力電圧VOUTを、時間とともに緩やかに低下させるランプダウン機能をサポートする。ランプダウンの対象となるDC/DCコンバータにおいては、インダクタに負電流が流れる。コントローラ310を、上述の制御回路200と同じ構成とすることで、スイッチングトランジスタMや同期整流トランジスタMに過電圧が印加されるのを防止でき、回路の信頼性を高めることができる。
以上、本発明について、実施の形態をもとに説明した。この実施の形態は例示であり、それらの各構成要素や各処理プロセスの組み合わせにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。以下、こうした変形例について説明する。
(第1変形例)
実施の形態では、マスク時間τMSKの間、ハイサイドトランジスタMのターンオン、同期整流トランジスタMのターンオフを禁止する制御を行った。第1変形例では、マスク時間τMSKの間は、スイッチングトランジスタMは強制的に固定的にオフされ、同期整流トランジスタMは固定的にオンされる。
図10は、第1変形例に係るDC/DCコンバータの動作波形図である。NCP解除のタイミングより前の時刻t’に、制御パルスSがハイに遷移している。第1変形例では、マスク時間τMSKの間、スイッチングトランジスタMがオフ、同期整流トランジスタMがオンとなり、スイッチング電圧VLXはローとなる。
第1変形例において、NCP解除のタイミングより後に制御パルスSがハイに遷移したときの動作は、図6と同じである。
(第2変形例)
実施の形態では、マスク期間の間、ハイサイドトランジスタMのターンオン、同期整流トランジスタMのターンオフの両方を禁止する制御を行ったがその限りでない。第2変形例では、マスク時間τMSKの間は、マスク時間τMSKの間は、スイッチングトランジスタMと同期整流トランジスタMの両方が、強制的に固定的にオフされる。図11は、第2変形例に係るDC/DCコンバータの動作波形図である。
制御パルスSのハイレベルへの遷移は、NCP解除のタイミングtより前の時刻t’に発生している。時刻tにてNCPが解除された後、マスク時間TMSKの間は、スイッチングトランジスタMと同期整流トランジスタMの両方が、ハイの制御パルスSにかかわらず、両方オフとなる。このとき、負のコイル電流Iは、スイッチングトランジスタMのボディダイオードを流れ、LXピンの電圧VLXは、VIN+Vfにクランプされる。Vfはボディダイオードの順電圧である。時刻tにマスク時間τMSKが終了すると、スイッチングトランジスタMおよび同期整流トランジスタMは、ハイである制御パルスSに応じた状態(すなわちオンとオフ)となり、LXピンの電圧はVIN付近となる。
第2変形例によっても、スイッチングトランジスタMのターンオフ(t)直後のターンオンを防止できるため、VINピンやPGNDピンにおける共振による電圧振動を抑制できる。またLXピンに着目すると、電圧VLXの共振による振幅は2~4V程度である一方、Vf=0.5V程度であるため、LXピンの電圧変動も抑制できる。
(第3変形例)
図12は、第3変形例に係るDC/DCコンバータの一部の回路図である。図12のDC/DCコンバータ100Aは、昇降圧型であり、4個のトランジスタM~Mと、インダクタL,キャパシタCを備える。降圧モードは、トランジスタMが固定的にオフ、トランジスタMが固定的にオンとなり、トランジスタM,Mがスイッチングする。降圧モードにおける動作は、上述の降圧コンバータと同じである。このような昇降圧コンバータにおいても、スイッチングトランジスタMや同期整流トランジスタMを過電圧から好適に保護できる。
(第4変形例)
実施の形態では定電圧出力のコンバータを説明したが、本発明は定電流出力のDC/DCコンバータにも適用可能であり、この場合、FBピンには、DC/DCコンバータ100の出力電流(負荷電流)に応じた検出信号がフィードバックされる。定電流出力のコンバータにおいて、負のコイル電流は、電流をシンクする動作モードにおいて発生しうる。
(第5変形例)
図8の負電流検出回路230は、同期整流トランジスタMのドレインソース間電圧、すなわちLXピンの電圧VLXにもとづいて、負電流を検出したがその限りでない。たとえばコイルLと直列にセンス抵抗を設け、センス抵抗の電圧降下にもとづいて電流を検出してもよいし、インダクタの両端間電圧にもとづいて電流を検出してもよい。
(第6変形例)
実施の形態では、制御回路200や電源管理IC300に、スイッチングトランジスタや同期整流トランジスタが内蔵される構成を説明したがその限りでなく、スイッチングトランジスタや同期整流トランジスタは、ディスクリート部品を外付けしてもよい。
実施の形態にもとづき、具体的な語句を用いて本発明を説明したが、実施の形態は、本発明の原理、応用を示しているにすぎず、実施の形態には、請求の範囲に規定された本発明の思想を逸脱しない範囲において、多くの変形例や配置の変更が認められる。
100 DC/DCコンバータ
スイッチングトランジスタ
同期整流トランジスタ
インダクタ
出力キャパシタ
200 制御回路
210 パルス変調器
220 ドライバ
222 制御ロジック
224 ハイサイドドライバ
226 ローサイドドライバ
230 負電流検出回路
232 センスアンプ
234 コンパレータ
236 ワンショット回路
300 電源管理IC
310 コントローラ
320 LDO回路
400 電源システム
制御パルス

Claims (17)

  1. スイッチングトランジスタおよび同期整流トランジスタを有するDC/DCコンバータの制御回路であって、
    前記DC/DCコンバータの出力が目標とする状態に近づくように制御パルスを生成するパルス変調器と、
    前記同期整流トランジスタに流れる電流が所定のしきい値に達すると保護信号をアサートし、保護期間の経過後に前記保護信号をネゲートする負電流検出回路と、
    前記制御パルスにもとづいて前記スイッチングトランジスタおよび前記同期整流トランジスタを駆動するとともに、前記保護信号がアサートされる期間、前記スイッチングトランジスタを強制オン、前記同期整流トランジスタを強制オフするドライバと、
    を備え、
    前記保護信号のネゲートからマスク時間の間、前記スイッチングトランジスタのターンオンが禁止されることを特徴とする制御回路。
  2. スイッチングトランジスタおよび同期整流トランジスタを有するDC/DCコンバータの制御回路であって、
    前記DC/DCコンバータの出力が目標とする状態に近づくように制御パルスを生成するパルス変調器と、
    前記同期整流トランジスタに流れる電流が所定のしきい値に達すると保護信号をアサートし、保護期間の経過後に前記保護信号をネゲートする負電流検出回路と、
    前記制御パルスにもとづいて前記スイッチングトランジスタおよび前記同期整流トランジスタを駆動するとともに、前記保護信号がアサートされる期間、前記スイッチングトランジスタを強制オン、前記同期整流トランジスタを強制オフするドライバと、
    を備え、
    前記保護信号のネゲートからマスク時間の間、前記スイッチングトランジスタが強制オフされることを特徴とする制御回路。
  3. 前記マスク時間の間前記同期整流トランジスタが強制オンされることを特徴とする請求項2に記載の制御回路。
  4. 前記マスク時間の間前記同期整流トランジスタはオフであることを特徴とする請求項2に記載の制御回路。
  5. 前記ドライバは、
    前記保護信号を前記マスク時間、遅延してマスク信号を生成する遅延回路と、
    前記制御パルスと前記マスク信号にもとづいて、前記スイッチングトランジスタおよび前記同期整流トランジスタの状態を規定するハイサイドパルスおよびローサイドパルスを生成するロジック回路と、
    を含むことを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の制御回路。
  6. 前記マスク時間は、1ns~50nsの間であることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の制御回路。
  7. 前記マスク時間は、寄生インダクタンスおよび寄生容量が形成する共振回路の共振周波数の逆数より長いことを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の制御回路。
  8. 前記負電流検出回路は、前記同期整流トランジスタの両端間電圧にもとづいて前記電流を検出することを特徴とする請求項1から7のいずれかに記載の制御回路。
  9. 前記DC/DCコンバータは降圧コンバータであることを特徴とする請求項1から8のいずれかに記載の制御回路。
  10. 前記DC/DCコンバータは昇降圧コンバータであることを特徴とする請求項1から8のいずれかに記載の制御回路。
  11. ひとつの半導体基板に一体集積化されることを特徴とする請求項1から10のいずれかに記載の制御回路。
  12. 前記半導体基板には、前記スイッチングトランジスタと前記同期整流トランジスタがさらに集積化されることを特徴とする請求項11に記載の制御回路。
  13. 複数の電源を制御する電源管理回路であって、
    前記複数の電源は、スイッチングトランジスタおよび同期整流トランジスタを有するDC/DCコンバータを含み、
    前記電源管理回路は、
    前記DC/DCコンバータの出力が目標とする状態に近づくように制御パルスを生成するパルス変調器と、
    前記同期整流トランジスタに流れる電流が所定のしきい値に達すると保護信号をアサートし、保護期間の経過後に前記保護信号をネゲートする負電流検出回路と、
    前記制御パルスにもとづいて前記スイッチングトランジスタおよび前記同期整流トランジスタを駆動するとともに、前記保護信号がアサートされる期間、前記スイッチングトランジスタを強制オン、前記同期整流トランジスタを強制オフするドライバと、
    を備え、
    前記保護信号のネゲートからマスク時間の間、前記スイッチングトランジスタのターンオンが禁止されることを特徴とする電源管理回路。
  14. 複数の電源を制御する電源管理回路であって、
    前記複数の電源は、スイッチングトランジスタおよび同期整流トランジスタを有するDC/DCコンバータを含み、
    前記電源管理回路は、
    前記DC/DCコンバータの出力が目標とする状態に近づくように制御パルスを生成するパルス変調器と、
    前記同期整流トランジスタに流れる電流が所定のしきい値に達すると保護信号をアサートし、保護期間の経過後に前記保護信号をネゲートする負電流検出回路と、
    前記制御パルスにもとづいて前記スイッチングトランジスタおよび前記同期整流トランジスタを駆動するとともに、前記保護信号がアサートされる期間、前記スイッチングトランジスタを強制オン、前記同期整流トランジスタを強制オフするドライバと、
    を備え、
    前記保護信号のネゲートからマスク時間の間、前記スイッチングトランジスタが強制オフされることを特徴とする電源管理回路。
  15. 前記電源管理回路は、前記DC/DCコンバータの出力電圧を時間とともに低下させるランプダウン機能を備えることを特徴とする請求項13または14に記載の電源管理回路。
  16. 請求項13から15のいずれかに記載の電源管理回路を備えることを特徴とする電子機器。
  17. スイッチングトランジスタおよび同期整流トランジスタを有するDC/DCコンバータの制御方法であって、
    前記DC/DCコンバータの出力が目標とする状態に近づくように制御パルスを生成するステップと、
    前記同期整流トランジスタに流れる電流が所定のしきい値に達すると保護信号をアサートし、保護期間の経過後に前記保護信号をネゲートするステップと、
    前記制御パルスにもとづいて前記スイッチングトランジスタおよび前記同期整流トランジスタを駆動するステップと、
    前記保護信号がアサートされる期間、前記スイッチングトランジスタを強制オン、前記同期整流トランジスタを強制オフするステップと、
    前記保護信号のネゲートからマスク時間の間、前記スイッチングトランジスタのターンオンを禁止するステップと、
    を備えることを特徴とする制御方法。
JP2017252124A 2017-12-27 2017-12-27 Dc/dcコンバータの制御回路、制御方法、電源管理回路および電子機器 Active JP7028634B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017252124A JP7028634B2 (ja) 2017-12-27 2017-12-27 Dc/dcコンバータの制御回路、制御方法、電源管理回路および電子機器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017252124A JP7028634B2 (ja) 2017-12-27 2017-12-27 Dc/dcコンバータの制御回路、制御方法、電源管理回路および電子機器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019118233A JP2019118233A (ja) 2019-07-18
JP7028634B2 true JP7028634B2 (ja) 2022-03-02

Family

ID=67304786

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017252124A Active JP7028634B2 (ja) 2017-12-27 2017-12-27 Dc/dcコンバータの制御回路、制御方法、電源管理回路および電子機器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7028634B2 (ja)

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011061913A (ja) 2009-09-07 2011-03-24 Panasonic Corp スイッチング電源装置、及びそれに用いる半導体装置
US20140247031A1 (en) 2013-03-01 2014-09-04 Analog Devices Technology Negative current protection system for low side switching converter fet
JP2016032322A (ja) 2014-07-28 2016-03-07 ローム株式会社 スイッチング電源装置
JP2016512012A (ja) 2013-01-28 2016-04-21 クゥアルコム・インコーポレイテッドQualcomm Incorporated 逆電流防止

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011061913A (ja) 2009-09-07 2011-03-24 Panasonic Corp スイッチング電源装置、及びそれに用いる半導体装置
JP2016512012A (ja) 2013-01-28 2016-04-21 クゥアルコム・インコーポレイテッドQualcomm Incorporated 逆電流防止
US20140247031A1 (en) 2013-03-01 2014-09-04 Analog Devices Technology Negative current protection system for low side switching converter fet
JP2016032322A (ja) 2014-07-28 2016-03-07 ローム株式会社 スイッチング電源装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2019118233A (ja) 2019-07-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5772191B2 (ja) スイッチング電源装置
US9537400B2 (en) Switching converter with dead time between switching of switches
US20100283442A1 (en) Dc-dc converter and semiconductor integrated circuit for controlling power source
US20140097820A1 (en) Output Voltage Controller, Electronic Device, and Output Voltage Control Method
US8237421B1 (en) Delivering optimal charge bursts in a voltage regulator
US8278884B2 (en) DC-DC converter
JP6837344B2 (ja) Dc/dcコンバータおよびその制御回路、制御方法、車載電装機器
US11770073B2 (en) Methods and apparatus for regulated hybrid converters
CN110855137B (zh) 具有预偏置输出电压的转换器
WO2016061816A1 (en) Soft start controller of a converter
CN106558979B (zh) 半导体装置
WO2019187544A1 (ja) 力率改善回路及び半導体装置
JP2006014559A (ja) Dc−dcコンバータ
JP6875873B2 (ja) Dc/dcコンバータおよびその制御回路、車載電装機器
US9590508B2 (en) Control apparatus, and control method for buck-boost power supply with two primary switches
JP7028634B2 (ja) Dc/dcコンバータの制御回路、制御方法、電源管理回路および電子機器
US10122258B2 (en) DC-DC converter with pull-up or pull-down current and associated control method
JP4464263B2 (ja) スイッチング電源装置
JP2018129908A (ja) Dc/dcコンバータおよびその制御回路、制御方法および車載電装機器
JP6806548B2 (ja) 電源制御装置、および絶縁型スイッチング電源装置
US9866119B2 (en) DC-DC converter with pull-up and pull-down currents based on inductor current
US20230261575A1 (en) Buck converter circuit with seamless pwm/pfm transition
US20220407421A1 (en) Control circuit for dc/dc converter
US20240022241A1 (en) Power circuit, driving circuit and method for providing driving voltage
JP6775365B2 (ja) 絶縁型スイッチング電源装置、および電源制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20201118

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20210915

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210921

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20211119

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220201

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220217

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7028634

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150