JP2007188058A - 回収ローラ、クリーニングユニット、及び画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】回収ローラに押圧されているブレードの鳴きの発生、又はブレードの磨耗量を低減すること。
【解決手段】中間転写ベルト6上からファーブラシローラ13によって取り除かれたトナーを、ファーブラシローラ13から回収するための回収ローラ14であって、直径が10mm以下であり、且つ、表面粗さRzが1.6μm以上、6.4μm以下であり、表面粗さの測定における負荷曲線において、カットレベル30%のときの負荷長さ率が70%以上である、回収ローラである。
【選択図】図2
【解決手段】中間転写ベルト6上からファーブラシローラ13によって取り除かれたトナーを、ファーブラシローラ13から回収するための回収ローラ14であって、直径が10mm以下であり、且つ、表面粗さRzが1.6μm以上、6.4μm以下であり、表面粗さの測定における負荷曲線において、カットレベル30%のときの負荷長さ率が70%以上である、回収ローラである。
【選択図】図2
Description
本発明は、画像形成装置に用いる回収ローラ、クリーニングユニット、及び画像形成装置に関する。
従来の画像形成装置では、感光体ドラムや中間転写ベルト等の像担持体上に形成されたトナー画像の用紙への転写後、像担持体上に残留したトナーを除去し、クリーニングするためのクリーニングユニットが設けられている。
このようなクリーニングユニットとしては、図9に示されているようなクリーニングユニット100が開示されている。図9に示すように、クリーニングユニット100は、駆動ローラ101によって回転されている中間転写ベルト102から、残留トナーを除去するためのものである。
このクリーニングユニット100は、中間転写ベルト102の回転方向を基準として、転写ローラ103の下流側に配置されており、中間転写ベルト102に当接しているファーブラシ104を備えている。また、クリーニングユニット100は、ファーブラシ104に当接している回収ローラ105と、回収ローラ105に当接しているゴムブレード106を備えている。
図9に示すクリーニングユニット100は、転写ローラ103において用紙に転写されずに中間転写ベルト102上に残留したトナーをファーブラシ104によって除去する。そして、ファーブラシ104上のトナーは、回収ローラ105により回収され、ゴムブレード106によって回収ローラ105上からトナーが取り除かれる。
一方、近年の画像形成装置では、像担持体上に形成されたトナー画像の転写効率を上げるため、円形度が高く、その体積平均粒径が小さく、個数分布の変動係数が小さいトナーが使用されている(例えば、特許文献1参照。)。
特開平10−74028号公報
近年、画像形成装置の小型化が進む中、クリーニングユニットについても更なる小型化が求められている。しかしながら、クリーニングユニット100を小型化するために、回収ローラ105の径を小さくすると、回収ローラ105がたわみやすくなる(ベンディング)。このたわみ量は、ローラの直径の3乗で影響するため、回収ローラの径を小さくすればするほど、たわみ量は急激に大きくなる。このように回収ローラ105がたわみやすくなると、ゴムブレード106による回収ローラ105に対する押圧が長手方向(紙面奥行き)において不均一となる。
すなわち、回収ローラ105に対するゴムブレード106の押圧力が、長手方向の両端部に対して中央部の方が小さくなるため、中央部においてトナーが除去されずに残留する場合があった。
そのため、中央部における押圧力を必要十分な力になるように、ゴムブレード106を回収ローラ105に押し付けると、長手方向の両端部において押圧力が強くなりすぎるため、「鳴き」が発生する場合があった。また、押圧力が強すぎるために、ゴムブレード106の磨耗が著しくなる場合があった。
又、図9に示したクリーニングユニット100において、ファーブラシ104から回収ローラ105へとトナーを回収するときに、回収ローラの表面形状によってはトナー飛散が発生する場合があった。
又、上述したような円形度が高いトナーを用いた場合は、転写効率が良い為、クリーニング部で回収されるトナー量が少なくなる。更に、変動係数が小さいものを用いると、トナー粒径が揃っており、より回収されるトナー量が少なくなる。
ここで、トナーは、ゴムブレード106と回収ローラ105の間において、潤滑剤的役割も果たしているため、回収されるトナー量が少なくなると、ゴムブレードの「鳴き」の発生が、より顕著となる。
また、回収ローラ105は電気的にトナーを回収している為、トナーの体積平均粒径が小さくなる或いは帯電量が高くなると、回収ローラ105とトナーの付着力が強くなり、ゴムブレード106をより押圧する必要性が生じ、鳴きの発生や磨耗量が、より増大することになる。
本発明は、ブレードの鳴きの発生、又はブレードの磨耗量を低減することが可能な回収ローラ、クリーニングユニット、及び画像形成装置を提供することを目的とする。
また、他の本発明は、トナーの飛散を低減することが可能な回収ローラ、クリーニングユニット、及び画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、第1の本発明は、
像担持体上から清掃ローラによって取り除かれたトナーを、前記清掃ローラから回収するための回収ローラであって、
直径が10mm以下であり、
且つ、表面粗さRzが1.6μm以上、6.4μm以下である、回収ローラである。
像担持体上から清掃ローラによって取り除かれたトナーを、前記清掃ローラから回収するための回収ローラであって、
直径が10mm以下であり、
且つ、表面粗さRzが1.6μm以上、6.4μm以下である、回収ローラである。
また、第2の本発明は、
前記表面粗さの測定における負荷曲線において、カットレベル30%のときの負荷長さ率が70%以上である、第1の本発明の回収ローラである。
前記表面粗さの測定における負荷曲線において、カットレベル30%のときの負荷長さ率が70%以上である、第1の本発明の回収ローラである。
また、第3の本発明は、
像担持体上から清掃ローラによって取り除かれたトナーを、前記清掃ローラから回収するための回収ローラであって、
表面粗さRzが1.6μm以上、6.4μm以下であり、
且つ、前記表面粗さの測定における負荷曲線において、カットレベル30%のときの負荷長さ率が70%以上である、回収ローラである。
像担持体上から清掃ローラによって取り除かれたトナーを、前記清掃ローラから回収するための回収ローラであって、
表面粗さRzが1.6μm以上、6.4μm以下であり、
且つ、前記表面粗さの測定における負荷曲線において、カットレベル30%のときの負荷長さ率が70%以上である、回収ローラである。
また、第4の本発明は、
前記トナーは、
円形度が0.97以上であり、
体積平均粒径が4μm以上、8μm以下である、第1又は3の本発明の回収ローラである。
前記トナーは、
円形度が0.97以上であり、
体積平均粒径が4μm以上、8μm以下である、第1又は3の本発明の回収ローラである。
また、第5の本発明は、
前記トナーは、
前記像担持体に前記トナーを供給するための現像剤担持体上又は前記像担持体上における帯電量が30μC/g以上である、第4の本発明の回収ローラである。
前記トナーは、
前記像担持体に前記トナーを供給するための現像剤担持体上又は前記像担持体上における帯電量が30μC/g以上である、第4の本発明の回収ローラである。
また、第6の本発明は、
像担持体上のトナーを取り除くために設けられている清掃ローラと、
前記清掃ローラから前記トナーを回収するための、第1または3の本発明の回収ローラと、
前記回収ローラから前記トナーを取り除くためのブレードと、を備えたクリーニングユニットである。
像担持体上のトナーを取り除くために設けられている清掃ローラと、
前記清掃ローラから前記トナーを回収するための、第1または3の本発明の回収ローラと、
前記回収ローラから前記トナーを取り除くためのブレードと、を備えたクリーニングユニットである。
また、第7の本発明は、
前記像担持体に対して、前記清掃ローラを押圧又は離間する駆動手段を備え、
前記ブレードと前記回収ローラの相対的な位置は固定されている、第6の本発明のクリーニングユニットである。
前記像担持体に対して、前記清掃ローラを押圧又は離間する駆動手段を備え、
前記ブレードと前記回収ローラの相対的な位置は固定されている、第6の本発明のクリーニングユニットである。
また、第8の本発明は、
前記清掃ローラは、前記回収ローラの回転軸を中心とした、前記駆動手段による回動により、前記像担持体に押圧又は離間される、第7の本発明のクリーニングユニットである。
前記清掃ローラは、前記回収ローラの回転軸を中心とした、前記駆動手段による回動により、前記像担持体に押圧又は離間される、第7の本発明のクリーニングユニットである。
また、第9の本発明は、
トナー画像が形成される像担持体と、シートに前記トナー画像を転写するための転写手段と、前記像担持体上に残留した前記トナーを取り除くための第1又は第3の本発明の回収ローラと、を有する画像形成部と、
前記トナー画像を前記シートに定着させるための定着手段と、を備えた画像形成装置である。
トナー画像が形成される像担持体と、シートに前記トナー画像を転写するための転写手段と、前記像担持体上に残留した前記トナーを取り除くための第1又は第3の本発明の回収ローラと、を有する画像形成部と、
前記トナー画像を前記シートに定着させるための定着手段と、を備えた画像形成装置である。
第1の本発明によれば、ブレードの鳴きの発生、又はブレードの磨耗量を低減することが可能な回収ローラ、クリーニングユニット、及び画像形成装置を提供することが出来る。
また、第3の本発明によれば、トナーの飛散を低減することが可能な回収ローラ、クリーニングユニット、及び画像形成装置を提供することが出来る。
以下、本発明にかかる実施の形態におけるクリーニングユニットについて説明するとともに、本発明の回収ローラの一例についても同時に述べる。
(実施の形態1)
以下、本発明にかかる実施の形態1におけるクリーニングユニットについて説明する。尚、はじめに、本実施の形態1のクリーニングユニットを用いた、本発明の画像形成装置の一例であるカラープリンタの構成および動作について簡単に説明する。
以下、本発明にかかる実施の形態1におけるクリーニングユニットについて説明する。尚、はじめに、本実施の形態1のクリーニングユニットを用いた、本発明の画像形成装置の一例であるカラープリンタの構成および動作について簡単に説明する。
図1は、本実施の形態1のプリンタの構成図である。図1に示すように、本実施の形態1のプリンタは、感光体ドラム1と、感光体ドラム1の回転方向を基準にして順に配置された帯電器2、レーザースキャニングユニット3、及び、回動可能に保持された現像ロータリー4、及びドラム清掃ユニット5を備えている。尚、現像ロータリー4は、マゼンダ、イエロー、シアン、及びブラックの4色のトナーを有している。それぞれのトナーを感光体ドラム1の表面に移動するために4つの現像ローラ18が設けられている。この現像ローラ18が、本発明の現像剤担持体の一例に相当する。
又、感光体ドラム1には、現像ロータリー4とドラム清掃ユニット5の間において、中間転写ベルト6を介して第1転写ローラ7が押圧されて配置されている。また、中間転写ベルト6内には、中間転写ベルト6の回転方向(図中矢印S参照)を基準として、上述した第1転写ローラ7、従動ローラ8、駆動ローラ9、及びテンションローラ10が順に配置されている。
また、中間転写ベルト6を介して駆動ローラ9に接する、本発明の転写手段の一例である第2転写ローラ11が配置されている。この第2転写ローラ11の下流側の中間転写ベルト6には、本実施の形態1のクリーニングユニット12が配置されている。また、第2転写ローラ11の用紙搬送方向の下流側には、本発明の定着手段の一例である定着ローラ対16が設けられており、この定着ローラ対16の下流側であって、プリンタの上面には、排出トレー17が設けられている。
尚、本発明の画像形成部の一例は、本実施の形態1の、感光体ドラム1、帯電器2、レーザースキャニングユニット3、現像ロータリー4、ドラム清掃ユニット5、中間転写ベルト6、第1転写ローラ7、従動ローラ8、駆動ローラ9、及びテンションローラ10、第2転写ローラ11、及びクリーニングユニット12に相当する。
次に、本発明にかかる実施の形態1のクリーニングユニット12について説明する。
図2は、クリーニングユニット12近傍の拡大構成図である。本実施の形態1のクリーニングユニット12は、中間転写ベルト6に押圧されているファーブラシローラ13と、ファーブラシローラ13に押圧されている回収ローラ14と、回収ローラ14に押圧されているブレード15とを有している。
又、ファーブラシローラ13は、回収ローラ14の回転軸を中心に回転可能な軸受けにより保持されており、回収ローラ14の回転軸14xを中心にして、回動自在に構成されている。又、ファーブラシローラ13は、その軸13xを中心に回転可能である。
そして、中間転写ベルト6にファーブラシローラ13を弾性力によって押圧するために設けられたバネと、駆動ローラ9の軸に設けられたカムにより、ファーブラシローラ13が像担持体に圧接、離間できる構成となっている(図示せず)。すなわち、ファーブラシローラ13は、バネにより常に中間転写ベルト6に押圧されており、必要なときにカムを回転させることで、中間転写ベルト6から離間される。離間した状態のファーブラシローラ13を点線で示している。このバネ及びカムが、本発明の駆動手段の一例に相当する。
又、ファーブラシローラ13の軸受けは、回収ローラ14の回転軸14xを中心にして回転可能となっているので、常にファーブラシローラの回収ローラに対する食い込み量(詳しくは後述する)は一定になっている。
又、回収ローラ14の軸受けは、片方が導電性であり、この軸受けを通して回収ローラ14にバイアス供給される。一方、ファーブラシローラ13の軸受けは非導電性となっており、回収ローラ14に印加したバイアスがロス無く、クリーニングバイアスとして作用できるようになっている。図2では、駆動ローラ9が導電性を有しており、クリーニング対向電極としての役割を果たしている。又、駆動ローラ9は接地されているため、クリーニング電流は回収ローラ14から導電性のファーブラシローラ13を通して中間転写ベルト6から駆動ローラ9に流れる。このファーブラシローラ13の抵抗を最適にすることで、中間転写ベルト6とファーブラシローラ13の間、並びにファーブラシローラ13と回収ローラ14の間で必要十分な電界形成が可能である。
次に、ファーブラシローラ13、回収ローラ14、及びブレード15について詳細に説明する。
はじめに、本実施の形態1の回収ローラ14について説明する。
本実施の形態1の回収ローラ14は、ステンレス製の丸棒が好ましく、そのローラ直径が10mm以下で、かつその表面粗さRzが、1.6μm以上、6.4μm以下に形成されている。なお、ここでいうRzとはJIS B0601:1994で定義される十点平均粗さである。
一般にシャフトとしては無電界ニッケルメッキ等が一般にはよく用いられるが、メッキすると表面粗さを制御することが難しくなるため好ましくなく、ステンレス製の丸棒を切削で加工した後、必要に応じてブラスト処理を施すことで、表面粗さの水準を制御することが可能である。
次に、本発明の清掃ローラの一例である、ファーブラシローラ13について説明する。
ファーブラシローラ13は、例えば、6ナイロン等の樹脂性のブラシ繊維(フィラメント)を高密度に植設した長尺の織布をステンレス製のシャフトの全周に螺旋状に巻き付け接着してロール状に形成されたものである。ファーブラシローラ13のシャフトの径は約6mmであり、織布の厚みが1〜2mm程度であり、ブラシ繊維の長さが3mmから4mm程度となっている。従って、ファーブラシローラ13の直径は14mm程度となる。尚、ブラシ繊維に潤滑剤としてフッ素系樹脂粉体(例えば、三菱油化製カイナー500等)を予め塗布しておいてもよい。
ファーブラシローラ13のブラシ繊維は、1〜6デニールの太さであることが望ましい。尚、デニールとは糸の太さの単位で、9000mの長さの糸が、1gの時を1デニールと呼ぶ。
このブラシ繊維の材料としては、6−ナイロン、12−ナイロン等のナイロン系、ポリエステル系、アクリル系が好ましく用いられる。また導電性を付与するために、カーボンブラックを混入したほうがより好ましい。
図3は、中間転写ベルト6にファーブラシローラ13が押圧している部分の拡大図である。図3に示すように、ファーブラシローラ13は、食い込み量Aをもって中間転写ベルト6に接触している。尚、この食い込み量とは、中間転写ベルト6が存在しないと仮定した場合に、ブラシ繊維の先端が中間転写ベルト6に入り込む最大値として定義される。尚、図3の13hがブラシ繊維部分を示している。
本実施の形態1では、食い込み量Aは1±0.2mmに設定しているが、ブラシ繊維の毛長さの半分以下までなら特に問題ない。好ましい食い込み量Aとして、0.5〜1.5mmの範囲内に設定するのが望ましい。
また、ファーブラシローラ13は、中間転写ベルト6との接触部13aにおいて、その表面が中間転写ベルト6表面の移動方向(矢印S方向)と反対方向に移動するように矢印T方向に回転している。また、中間転写ベルト6に対するファーブラシローラ13の線速度比は、接触部13aにおいて1.1になるように設定されている。尚、好ましい線速度比の値として、0.5〜2.0の範囲内にあることが好ましく、更に0.8〜1.20の範囲内に設定するのが望ましい。
次に、ファーブラシローラ13と回収ローラ14の位置関係について説明する。
未転写トナー及び紙粉が付着したファーブラシローラ13は、食い込み量Bを持って回収ローラ14へ接触している。回収ローラ14は、ファーブラシローラ13との接触部13bにおいて、その表面がファーブラシローラ13表面の移動方向と同一方向に移動するように矢印U方向に回転し、ブラシ繊維に付着したトナーを回収ローラ14側に電気的に回収させる。ここで、食い込み量Bは、回収ローラ14がなかった場合、ブラシ繊維の先端が回収ローラ14内へ入り込む最大値として定義され、本実施の形態1ではβ=1.0±0.2mmに設定されている。好ましい食い込み量Bの値として、0.5〜1.5mmの範囲内に設定するのが望ましい。
尚、上述した食い込み量Aと食い込み量Bの関係は、A≦Bが好ましい。A>Bの場合には、ブラシ繊維の内部にトナーが溜まっていきやすくなるためである。
次に、ブレード15について説明する。
ブレード15は、ポリウレタンゴムを主成分として形成され、回収ローラ14に所定の押し込み量で押圧されるように、その一端が板金20に接着固定されている(図2参照)。
ここで、図4を用いてブレード押し込み量について説明する。回収ローラ14が存在しないと仮定した場合のブレードの位置をブレード15´とし、ブレード15´の端と接する仮想円14´を規定する。この場合の、実際の回収ローラ14の外周14aと、その仮想円14´の外周14´aとの差Vが、押し込み量として定義される。本実施の形態1では、ブレード15の回収ローラ14に対する押し込み量は、0.5〜1.5mmの範囲内に設定するのが好ましい。
次に、実施の形態1で使用したトナーについて説明する。
本実施の形態1に用いたカラートナーは、各々、円形度が0.97以上、体積平均粒径が4μm以上、8μm以下、個数分布の変動係数が26%以下となっている。更に、トナーの現像ローラ18、又は感光体ドラム1の表面における帯電量が30μC/g以上となっている。尚、トナーの体積平均粒径は7μm以下がより好ましい。更に、個数分布の変動係数は23%以下である方がより好ましい。又、トナー帯電量は30μC/g以上であればよく、35μC/g以上がより好ましい。一方、トナー帯電量は高くなるほど回収ローラ14とトナーの付着力が増す為、ブレード15の回収ローラ14に対する押圧力を増す必要がある。
円形度が0.97以上、体積平均粒径が4μm以上、8μm以下のトナーを用いることで、フルカラー画像形成装置において高画質化することができる。また、変動係数が25%以下のトナーを用いると、帯電のばらつきを抑えることができる。一方、このような体積平均粒径が小さく、変動係数が25%以下のトナーは転写効率が良いため、クリーニングで回収されるトナー量が少なくなり、クリーニングでの「鳴き」の問題が発生しやすい。
また、回収ローラは電気的にトナーを回収している為、トナーの体積平均粒径が小さくなる或いは帯電量が高くなると、回収ローラとトナーの付着力が強くなる為、ブレードによるクリーニングが困難になる。しかし、このようなトナーであっても表面粗さRzが1.6μm以上、6.4μm以下である回収ローラを用いることによって、「鳴き」を発生させず、クリーニングを良好に行うことができる。
次に、図1に示したプリンタの動作について説明する。
帯電器2によって帯電された感光体ドラム1の表面に、レーザースキャニングユニット3によって静電潜像が形成され、その静電潜像に基づいて現像ロータリー4内に保持されている4色のうち、選択された1色のトナーによってトナー画像が形成される。
そのトナー画像は、第1転写ローラ7において、中間転写ベルト6に転写される。その後、他の色についても、中間転写ベルト6上にトナー画像が形成される。尚、中間転写ベルト6上に4色それぞれのトナー画像が形成されている間は、ファーブラシローラ13は中間転写ベルト6から離間されている。
その後、第2転写ローラ11により、中間転写ベルト6上の4色が重ね合わされたトナー像は、一括して紙等の記録媒体に転写される。トナー画像が転写された用紙は、定着ローラ対16へと搬送され、トナー画像が定着された後、排出トレー17へと排出され、載置される。
一方、第2転写ローラ11により記録媒体にトナー画像を転写する際には、ファーブラシローラ13は、中間転写ベルト6に圧接されており、記録媒体に転写されなかったトナーを中間転写ベルト6上から取り除く。
次に、ファーブラシローラ13のブラシ繊維上のトナーは、回収ローラ14によって回収され、更に、回収ローラ14上のトナーは、ブレード15によって掻き取られる。
そして、ブレード15で掻き取られたトナーは、トナー搬送スクリューによって、排トナー容器へと順次送り出される(図示せず)。
次に、実施例において、上述した実施の形態1について詳細に説明する。尚、以下の実施例及び比較例では、実施の形態1の図1及び図2で説明したプリンタ及びクリーニングユニットを用いて評価を行った。
(実施例1)
実施例1における回収ローラ14としては、ステンレス製であり、直径が10mm、表面粗さ(Rz)が1.6μmのものを用いた。この表面粗さ(Rz)の調整は、切削加工後の研磨処理条件を変えることにより行った。又、回収ローラ14の表面粗さ(Rz)は、東京精密(株)製サーフコム1500DXを用いて、測定種別;JIS B0601:1994、測定長さ;4mm、測定圧;0.7mN、測定速度;0.15mm/sec、カットオフ;ガウシアン、蝕針先端;2μm、及び測定方向;軸方向、の各条件において測定を行った。測定した粗さ曲線の一例を図5に示す。尚、図5に示すグラフは、表面粗さ(Rz)が3.3μmのものを示している。
実施例1における回収ローラ14としては、ステンレス製であり、直径が10mm、表面粗さ(Rz)が1.6μmのものを用いた。この表面粗さ(Rz)の調整は、切削加工後の研磨処理条件を変えることにより行った。又、回収ローラ14の表面粗さ(Rz)は、東京精密(株)製サーフコム1500DXを用いて、測定種別;JIS B0601:1994、測定長さ;4mm、測定圧;0.7mN、測定速度;0.15mm/sec、カットオフ;ガウシアン、蝕針先端;2μm、及び測定方向;軸方向、の各条件において測定を行った。測定した粗さ曲線の一例を図5に示す。尚、図5に示すグラフは、表面粗さ(Rz)が3.3μmのものを示している。
又、ファーブラシローラ13としては、ブラシ繊維が6−ナイロン(導電繊維)であり、ファーブラシローラ13の径が14mm、ブラシ繊維の毛密度が37200フィラメント/cm2であり、フィラメント太さは2デニールのものを用いた。
又、ブレード15としては、ポリウレタンゴムを主成分として形成されており、ゴム厚み15wが1.6±0.15mm、ゴム硬度が77±3度、ゴム突き出し量15Lが7.5mm、圧接角15sが22°であり、回収ローラ14に対する押し込み量15vが1.0mmとなるように、ブレード15及び回収ローラ14を配置した(図4参照)。なお、ゴム突き出し量15Lとは、板金20の先端からゴムブレード15´の先端までの距離であり、ゴムブレード15の自由長のことである。
また、本実施例1で使用したトナーは以下のように製造したものを用いた。
カラー3色の球形トナーの製造方法については次のような方法で製造した。まず、スチレン80重量部、2−エチルヘキシルメタクリレート20重量部、着色剤5重量部、低分子量ポリプロピレン3重量部、電荷制御剤(4級アンモニウム塩)2重量部、及びジビニルベンゼン(架橋剤)1重量部の混合溶液に、重合開始剤2重量部、及び2−アゾビス(2、4−ジメチルバレロニトリル)2重量部を加えた。これを精製水400重量部に加え、さらに懸濁安定剤としてリン酸三カルシウム5重量部とドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム0.1重量部を加えた。そして、これを特殊機化工業(株)製乳化・分散機を用いて回転数7000rpmで20分間攪拌し、窒素雰囲気下において70℃、100rpmで10時間重合反応させることにより、体積平均粒径6.4μmの球形トナー(トナー母粒子)を得た。こうして製造された球形トナーの平均円形度は、シスメックス(株)製フロー式粒子像分析装置FPIAによって計測した結果、0.980であった。
シスメックス(株)製フロー式粒子像分析装置FPIAによる円形度は、具体的には次のようにして測定した。予め不純固形物などを除去した水100〜150ml中に、分散剤として界面活性剤、好ましくはアルキルベンゼンスルホン酸塩を0.1〜0.5ml加えた。そして、これに測定試料であるトナーを0.1〜0.5g加えた。さらに、測定試料を分散した懸濁液は超音波分散器で1〜3分間分散処理を行い、分散濃度を3000〜10000個/μlとして、前記分析装置により円形度を測定した。
次いで、上記得られた各トナー母粒子100重量部に対して、疎水性シリカ(商品名「TG820F」、キャボット社製)1.0重量部と、酸化チタン(商品名「TAF−510P」、富士チタン工業(株)製)0.4重量部とを配合して、ヘンシェルミキサにて2分間混合することにより、カラートナーを得た。
一方、ブラックのトナーの製造方法については、次のような方法で製造した。
まず、バインダー樹脂として、複数のポリエステル樹脂を用いるとともに、それに磁性粉等を混合した後、溶融混練した。すなわち、ポリエステル樹脂(アルコール成分:ビスフェノールAプロピオンオキサイド付加物、酸成分:テレフタル酸、Tg:60℃、軟化点:150℃、酸価:7.0、ゲル分率:30%)を100重量部、磁性粉体(商品名MTSB−905、戸田工業社製)を76重量部、電荷制御成分としてCCA(商品名:ボントロンNo.1、オリエント化学製)3重量部、電荷制御樹脂(4級アンモニウム塩添加スチレン−アクリル共重合体;藤倉化成製FCA196)8重量部、ワックス成分としてエステルワックス(商品名:WEP・5、日本油脂製)3重量部をヘンシェルミキサーにて混合した。
次いで、2軸押し出し機(シリンダ設定温度:100℃)でさらに混練した後、フェザーミルにより粗粉砕した。その後、ターボミルで微粉砕を行い、気流式分級機で分級して体積平均粒径が8.0μm、平均円形度0.95のトナー粒子を得た。
得られたトナー粒子100重量部に対して、シリカ粒子(商品名:RA200HS、日本アエロジル社製)0.8重量部と、酸化チタン(商品名:EC100T1、チタン工業社製)1.0重量部をヘンシェルミキサーにて混合し、磁性トナーを得た。
現像ローラ上におけるカラートナーの帯電量は、トレック社のQMメータで測定した結果、45μC/gであった。ブラックトナーの帯電量は12μC/gであった。また、個数変動係数はいずれのトナーも25%以下であった。
上記回収ローラ14とブレード15を用いて、ブレード15の鳴きと、ブレード15の磨耗について評価を行った。
ブレード15の鳴きの評価としては、「鳴き」が発生した場合を「×」、「鳴き」が発生しなかった場合を「○」と評価した。
ブレード15の磨耗の評価としては、200k連続印字(本実施例ではフルカラー印刷のため1色あたり50k印字)した後の、ブレード15のエッジが削られた部分の長さを「磨耗量」として評価した。
尚、回収ローラ14の回転数は420rpmであり、ファーブラシローラ13の回転数は274rpmとした。
図6(a)は、ブレード15と回収ローラ14の接触部分の拡大図である。また、図6(b)は、回収ローラ14の回転前におけるブレード15のエッジ15aを示している。又、図6(c)は、回収ローラ14の回転後におけるブレード15のエッジ15aが磨耗している状態を示している。この図6(c)に示す、エッジ15aが削られた部分の長さ15bが、磨耗量となる。
尚、この磨耗量測定には、Veeco社製3次元表面形状測定装置(WYKO NT1100)を用いて形状の測定を行い、磨耗量が15μm未満の場合を「○」、それ以外の場合は「×」と評価した。
(実施例2)
実施例2として、実施例1の回収ローラを、表面粗さ(Rz)が3.2μmである回収ローラに変更したクリーニングユニットを用いて、ブレードの「鳴き」と「磨耗量」の評価を行った。
実施例2として、実施例1の回収ローラを、表面粗さ(Rz)が3.2μmである回収ローラに変更したクリーニングユニットを用いて、ブレードの「鳴き」と「磨耗量」の評価を行った。
(実施例3)
実施例2として、実施例1の回収ローラを、表面粗さ(Rz)が6.4μmである回収ローラに変更したクリーニングユニットを用いて、ブレードの「鳴き」と「磨耗量」の評価を行った。
実施例2として、実施例1の回収ローラを、表面粗さ(Rz)が6.4μmである回収ローラに変更したクリーニングユニットを用いて、ブレードの「鳴き」と「磨耗量」の評価を行った。
(実施例4)
実施例4として、実施例1の回収ローラを、直径が9mmの回収ローラに変更したクリーニングユニットを用いて、ブレードの「鳴き」と「磨耗量」の評価を行った。
実施例4として、実施例1の回収ローラを、直径が9mmの回収ローラに変更したクリーニングユニットを用いて、ブレードの「鳴き」と「磨耗量」の評価を行った。
(実施例5)
実施例5として、実施例2の回収ローラを、直径が9mmの回収ローラに変更したクリーニングユニットを用いて、ブレードの「鳴き」と「磨耗量」の評価を行った。
実施例5として、実施例2の回収ローラを、直径が9mmの回収ローラに変更したクリーニングユニットを用いて、ブレードの「鳴き」と「磨耗量」の評価を行った。
(実施例6)
実施例6として、実施例3の回収ローラを、直径が9mmの回収ローラに変更したクリーニングユニットを用いて、ブレードの「鳴き」と「磨耗量」の評価を行った。
実施例6として、実施例3の回収ローラを、直径が9mmの回収ローラに変更したクリーニングユニットを用いて、ブレードの「鳴き」と「磨耗量」の評価を行った。
(実施例7)
実施例7として、実施例1の回収ローラを、直径が8mmの回収ローラに変更したクリーニングユニットを用いて、ブレードの「鳴き」と「磨耗量」の評価を行った。
実施例7として、実施例1の回収ローラを、直径が8mmの回収ローラに変更したクリーニングユニットを用いて、ブレードの「鳴き」と「磨耗量」の評価を行った。
(実施例8)
実施例8として、実施例2の回収ローラを、直径が8mmの回収ローラに変更したクリーニングユニットを用いて、ブレードの「鳴き」と「磨耗量」の評価を行った。
実施例8として、実施例2の回収ローラを、直径が8mmの回収ローラに変更したクリーニングユニットを用いて、ブレードの「鳴き」と「磨耗量」の評価を行った。
(実施例9)
実施例9として、実施例3の回収ローラを、直径が8mmの回収ローラに変更したクリーニングユニットを用いて、ブレードの「鳴き」と「磨耗量」の評価を行った。
実施例9として、実施例3の回収ローラを、直径が8mmの回収ローラに変更したクリーニングユニットを用いて、ブレードの「鳴き」と「磨耗量」の評価を行った。
(実施例10)
実施例10として、実施例1の回収ローラを、直径が7mmの回収ローラに変更したクリーニングユニットを用いて、ブレードの「鳴き」と「磨耗量」の評価を行った。
実施例10として、実施例1の回収ローラを、直径が7mmの回収ローラに変更したクリーニングユニットを用いて、ブレードの「鳴き」と「磨耗量」の評価を行った。
(実施例11)
実施例11として、実施例2の回収ローラを、直径が7mmの回収ローラに変更したクリーニングユニットを用いて、ブレードの「鳴き」と「磨耗量」の評価を行った。
実施例11として、実施例2の回収ローラを、直径が7mmの回収ローラに変更したクリーニングユニットを用いて、ブレードの「鳴き」と「磨耗量」の評価を行った。
(実施例12)
実施例12として、実施例3の回収ローラを、直径が7mmの回収ローラに変更したクリーニングユニットを用いて、ブレードの「鳴き」と「磨耗量」の評価を行った。
実施例12として、実施例3の回収ローラを、直径が7mmの回収ローラに変更したクリーニングユニットを用いて、ブレードの「鳴き」と「磨耗量」の評価を行った。
(比較例1)
比較例1として、実施例1の回収ローラを、表面粗さ(Rz)が1.2μmである回収ローラに変更したクリーニングユニットを用いて、ブレードの「鳴き」と「磨耗量」の評価を行った。
比較例1として、実施例1の回収ローラを、表面粗さ(Rz)が1.2μmである回収ローラに変更したクリーニングユニットを用いて、ブレードの「鳴き」と「磨耗量」の評価を行った。
(比較例2)
比較例2として、実施例1の回収ローラを、表面粗さ(Rz)が6.6μmである回収ローラに変更したクリーニングユニットを用いて、ブレードの「鳴き」と「磨耗量」の評価を行った。
比較例2として、実施例1の回収ローラを、表面粗さ(Rz)が6.6μmである回収ローラに変更したクリーニングユニットを用いて、ブレードの「鳴き」と「磨耗量」の評価を行った。
(比較例3)
比較例3として、実施例4の回収ローラを、表面粗さ(Rz)が1.2μmである回収ローラに変更したクリーニングユニットを用いて、ブレードの「鳴き」と「磨耗量」の評価を行った。
比較例3として、実施例4の回収ローラを、表面粗さ(Rz)が1.2μmである回収ローラに変更したクリーニングユニットを用いて、ブレードの「鳴き」と「磨耗量」の評価を行った。
(比較例4)
比較例4として、実施例4の回収ローラを、表面粗さ(Rz)が6.6μmである回収ローラに変更したクリーニングユニットを用いて、ブレードの「鳴き」と「磨耗量」の評価を行った。
比較例4として、実施例4の回収ローラを、表面粗さ(Rz)が6.6μmである回収ローラに変更したクリーニングユニットを用いて、ブレードの「鳴き」と「磨耗量」の評価を行った。
(比較例5)
比較例5として、実施例7の回収ローラを、表面粗さ(Rz)が1.2μmである回収ローラに変更したクリーニングユニットを用いて、ブレードの「鳴き」と「磨耗量」の評価を行った。
比較例5として、実施例7の回収ローラを、表面粗さ(Rz)が1.2μmである回収ローラに変更したクリーニングユニットを用いて、ブレードの「鳴き」と「磨耗量」の評価を行った。
(比較例6)
比較例6として、実施例7の回収ローラを、表面粗さ(Rz)が6.6μmである回収ローラに変更したクリーニングユニットを用いて、ブレードの「鳴き」と「磨耗量」の評価を行った。
比較例6として、実施例7の回収ローラを、表面粗さ(Rz)が6.6μmである回収ローラに変更したクリーニングユニットを用いて、ブレードの「鳴き」と「磨耗量」の評価を行った。
(比較例7)
比較例7として、実施例10の回収ローラを、表面粗さ(Rz)が1.2μmである回収ローラに変更したクリーニングユニットを用いて、ブレードの「鳴き」と「磨耗量」の評価を行った。
比較例7として、実施例10の回収ローラを、表面粗さ(Rz)が1.2μmである回収ローラに変更したクリーニングユニットを用いて、ブレードの「鳴き」と「磨耗量」の評価を行った。
(比較例8)
比較例8として、実施例10の回収ローラを、表面粗さ(Rz)が6.6μmである回収ローラに変更したクリーニングユニットを用いて、ブレードの「鳴き」と「磨耗量」の評価を行った。
比較例8として、実施例10の回収ローラを、表面粗さ(Rz)が6.6μmである回収ローラに変更したクリーニングユニットを用いて、ブレードの「鳴き」と「磨耗量」の評価を行った。
上記実施例1〜12、及び比較例1〜8の結果を(表1)に示した。
又、(表1)に示す結果から、回収ローラ14の、直径が10mm以下であり、表面粗さ(Rz)が1.6μm未満である場合には、回収ローラ14とブレード15の表面の密着性が増すため、ブレードの鳴き及び著しい磨耗が発生することがわかる。
また、回収ローラ14の、直径が10mm以下であり、表面粗さ(Rz)が6.4μmよりも大きい場合には、鳴きは発生しないものの磨耗量が大きく、ブレード15の寿命が著しく短くなることがわかる。
又、本実施の形態1のように、回収ローラ14の小型化を図る場合、回収ローラ14とブレード15との位置決めに精度が要求される。そのため、中間転写ベルト6からのファーブラシローラ13の離間とともに、回収ローラ14の位置が移動すると、ブレード15と回収ローラ14の間の相対的な位置がずれることがあり、鳴きが発生する場合や、著しく磨耗する場合があった。
しかしながら、本実施の形態1では、回収ローラ14とブレード15の位置は固定された状態で、回転軸14xを中心としてファーブラシローラ13のみが回動し、中間転写ベルト6から離間するため、ブレード15と回収ローラ14の間の位置ずれが出来るだけ生じない構成となっている。
(実施の形態2)
以下に、本発明にかかる実施の形態2における回収ローラについて説明する。本実施の形態2における回収ローラは、実施の形態1の回収ローラの表面形状を更に限定したものである。
以下に、本発明にかかる実施の形態2における回収ローラについて説明する。本実施の形態2における回収ローラは、実施の形態1の回収ローラの表面形状を更に限定したものである。
本実施の形態2における回収ローラ14は、その直径が10mm以下であり、表面粗さ(Rz)が1.6μm以上、6.4μm以下であり、更に、表面粗さ測定における負荷曲線においてカットレベル30%の時の負荷長さ率(tp)が70%以上である。
ここで、負荷長さ率(tp)とは、図7に示すように、粗さ曲線から、その平均線の方向に基準長さLだけ抜き取り、この抜き取り部分の粗さ曲線を山頂線に平行なカットレベルclで切断したときに得られる切断長さの和(負荷長さηP=b1+b2+b3)の基準長さLに対する比を百分率で表したものであり、tp=(ηP/L)×100となる。
また、カットレベルとは、粗さ曲線のうち、「最も高い位置hpと最も低い位置hlの差H」に対する「最も高い位置hpから切断レベルclまでの長さd」の比を百分率で表したものである(図7参照)。
図8に、負荷曲線の一例として、カットレベル30%のときの負荷長さ率(tp)が81%である負荷曲線を示す。図8に示すように、負荷曲線は、負荷長さ率(Rmr)を横軸に、カットレベルを縦軸にしてプロットしたグラフである。尚、図8のグラフにおけるP−Pは表面粗さ曲線における最も高い位置hpと低い位置hlの差を表している(図7参照)。
ファーブラシローラ13から回収ローラ14にトナーが移行するメカニズムは、基本的には回収ローラ14とファーブラシローラ13との間の電界形成により、荷電粒子であるトナーが電気的な吸引力で回収ローラ14に転移することである。しかし、ファーブラシローラ13から回収ローラ14側にトナーが転移しても、回収ローラ14の表面形状がトナーを搬送できる表面状態でなければ、ファーブラシローラ13から回収ローラ14が回収される時に、電気的にブラシから剥がされたトナーが弾き飛ばされて、飛散し易くなる。
対して、本実施の形態2における回収ローラ14では、実施の形態1における条件に加えて、カットレベル30%の時の負荷長さ率(tp)が70%以上であるという表面形状の条件を設けているため、トナーを回収するときに生じるトナー飛散を低減することが可能となる。
以下、本実施の形態2の回収ローラの実施例及び比較例について説明する。尚、以下の実施例及び比較例において、記載していない構成要素については実施例1と同様のプリンタ及びクリーニングユニットを用いて評価を行った。
(実施例13)
実施例13における回収ローラ14としては、ステンレス製であり、直径が10mm、表面粗さ(Rz)が1.6μm、及びカットレベル30%、測定長さ4mmのときの負荷長さ率が88%のものを用いた。この回収ローラ14は、切削加工後、サンドペーパーによる研磨処理及びバフ研磨を行って作成した。尚、表面粗さ(Rz)の測定は、実施例1と同様に行った。
実施例13における回収ローラ14としては、ステンレス製であり、直径が10mm、表面粗さ(Rz)が1.6μm、及びカットレベル30%、測定長さ4mmのときの負荷長さ率が88%のものを用いた。この回収ローラ14は、切削加工後、サンドペーパーによる研磨処理及びバフ研磨を行って作成した。尚、表面粗さ(Rz)の測定は、実施例1と同様に行った。
又、ファーブラシローラ13としては、ブラシ繊維が6−ナイロン(導電繊維)であり、ファーブラシローラ13の径が14mm、ブラシ繊維の毛密度が37200フィラメント/cm2であり、フィラメント太さは2デニールのものを用いた。
又、ブレード15としては、ポリウレタンゴムを主成分とし、ゴム厚み15wが1.6±0.15mm、ゴム硬度が77±3度になるように形成されたものが用いられ、ブレード15は、ゴム突き出し量が7.5mm、圧接角が22°、ブレード押し込み量が1.0mmとなるように、回収ローラ14に対して配置された。
以上の条件で回収ローラ14を駆動したときの、トナーの「飛散」、ブレード15の「鳴き」、及びブレード15の「磨耗量」について評価した。
トナーの「飛散」の評価としては、トナーが飛散し、中間転写ベルト6上に再付着した時の、中間転写ベルト6上の飛散トナー量を透明粘着テープでとり、白色ペーパー上に貼り付け、X−Rite社製モデル310T(透過濃度測定装置Photographic Densitometer)を用いて透過濃度を測定した。
透過濃度の値が、0.06未満の場合は、評価を「○」とし、0.06以上の場合には「×」とする。
尚、ブレードの「鳴き」及び「磨耗量」の評価方法は、実施例1と同様に行った。
(実施例14)
実施例14として、実施例13の回収ローラを、表面粗さ(Rz)が3.6μmであり、カットレベル30%のときの負荷長さ率(tp)が86%である回収ローラに変更して、トナーの「飛散」、ブレードの「鳴き」、及びブレードの「磨耗量」について評価を行った。尚、本実施例14で用いた回収ローラは、アルミニウムを切削加工後、サンドペーパーによる研磨処理及びバフ研磨を行うことにより作成されたものである。
実施例14として、実施例13の回収ローラを、表面粗さ(Rz)が3.6μmであり、カットレベル30%のときの負荷長さ率(tp)が86%である回収ローラに変更して、トナーの「飛散」、ブレードの「鳴き」、及びブレードの「磨耗量」について評価を行った。尚、本実施例14で用いた回収ローラは、アルミニウムを切削加工後、サンドペーパーによる研磨処理及びバフ研磨を行うことにより作成されたものである。
(実施例15)
実施例15として、実施例13の回収ローラを、表面粗さ(Rz)が5.2μmであり、カットレベル30%のときの負荷長さ率(tp)が75%である回収ローラに変更して、トナーの「飛散」、ブレードの「鳴き」、及びブレードの「磨耗量」について評価を行った。尚、本実施例15で用いた回収ローラは、アルミニウムを切削加工後、ビーズブラスト処理及びバフ研磨を行うことにより作成されたものである。
実施例15として、実施例13の回収ローラを、表面粗さ(Rz)が5.2μmであり、カットレベル30%のときの負荷長さ率(tp)が75%である回収ローラに変更して、トナーの「飛散」、ブレードの「鳴き」、及びブレードの「磨耗量」について評価を行った。尚、本実施例15で用いた回収ローラは、アルミニウムを切削加工後、ビーズブラスト処理及びバフ研磨を行うことにより作成されたものである。
(実施例16)
実施例16として、実施例13の回収ローラを、表面粗さ(Rz)が6.3μmであり、カットレベル30%のときの負荷長さ率(tp)が72%である回収ローラに変更して、トナーの「飛散」、ブレードの「鳴き」、及びブレードの「磨耗量」について評価を行った。尚、本実施例15で用いた回収ローラは、アルミニウムを切削加工後、ビーズブラスト処理及びバフ研磨を行うことにより作成されたものである。
実施例16として、実施例13の回収ローラを、表面粗さ(Rz)が6.3μmであり、カットレベル30%のときの負荷長さ率(tp)が72%である回収ローラに変更して、トナーの「飛散」、ブレードの「鳴き」、及びブレードの「磨耗量」について評価を行った。尚、本実施例15で用いた回収ローラは、アルミニウムを切削加工後、ビーズブラスト処理及びバフ研磨を行うことにより作成されたものである。
(実施例17)
実施例17として、実施例13の回収ローラを、表面粗さ(Rz)が1.6μmであり、カットレベル30%のときの負荷長さ率(tp)が72%である回収ローラに変更して、トナーの「飛散」、ブレードの「鳴き」、及びブレードの「磨耗量」について評価を行った。尚、本実施例17で用いた回収ローラは、アルミニウムを切削加工後、サンドペーパーによる研磨処理及びバフ研磨を行うことにより作成されたものである。
実施例17として、実施例13の回収ローラを、表面粗さ(Rz)が1.6μmであり、カットレベル30%のときの負荷長さ率(tp)が72%である回収ローラに変更して、トナーの「飛散」、ブレードの「鳴き」、及びブレードの「磨耗量」について評価を行った。尚、本実施例17で用いた回収ローラは、アルミニウムを切削加工後、サンドペーパーによる研磨処理及びバフ研磨を行うことにより作成されたものである。
(比較例9)
比較例9として、実施例13の回収ローラを、表面粗さ(Rz)が1.3μmであり、カットレベル30%のときの負荷長さ率(tp)が90%である回収ローラに変更して、トナーの「飛散」、ブレードの「鳴き」、及びブレードの「磨耗量」について評価を行った。尚、比較例9で用いた回収ローラは、アルミニウムを切削加工後、サンドペーパーによる研磨処理及びバフ研磨を行うことにより作成されたものである。
比較例9として、実施例13の回収ローラを、表面粗さ(Rz)が1.3μmであり、カットレベル30%のときの負荷長さ率(tp)が90%である回収ローラに変更して、トナーの「飛散」、ブレードの「鳴き」、及びブレードの「磨耗量」について評価を行った。尚、比較例9で用いた回収ローラは、アルミニウムを切削加工後、サンドペーパーによる研磨処理及びバフ研磨を行うことにより作成されたものである。
(比較例10)
比較例10として、実施例13の回収ローラを、表面粗さ(Rz)が3.6μmであり、カットレベル30%のときの負荷長さ率(tp)が67.5%である回収ローラに変更して、トナーの「飛散」、ブレードの「鳴き」、及びブレードの「磨耗量」について評価を行った。尚、比較例10で用いた回収ローラは、アルミニウムを切削加工後、ビーズブラスト処理を行うことにより作成されたものである。
比較例10として、実施例13の回収ローラを、表面粗さ(Rz)が3.6μmであり、カットレベル30%のときの負荷長さ率(tp)が67.5%である回収ローラに変更して、トナーの「飛散」、ブレードの「鳴き」、及びブレードの「磨耗量」について評価を行った。尚、比較例10で用いた回収ローラは、アルミニウムを切削加工後、ビーズブラスト処理を行うことにより作成されたものである。
(比較例11)
比較例11として、実施例13の回収ローラを、表面粗さ(Rz)が6.7μmであり、カットレベル30%のときの負荷長さ率(tp)が55%である回収ローラに変更して、トナーの「飛散」、ブレードの「鳴き」、及びブレードの「磨耗量」について評価を行った。尚、比較例11で用いた回収ローラは、アルミニウムを切削加工後、表面処理を施さずに作成されたものである。
比較例11として、実施例13の回収ローラを、表面粗さ(Rz)が6.7μmであり、カットレベル30%のときの負荷長さ率(tp)が55%である回収ローラに変更して、トナーの「飛散」、ブレードの「鳴き」、及びブレードの「磨耗量」について評価を行った。尚、比較例11で用いた回収ローラは、アルミニウムを切削加工後、表面処理を施さずに作成されたものである。
(比較例12)
比較例12として、実施例13の回収ローラを、表面粗さ(Rz)が1.6μmであり、カットレベル30%のときの負荷長さ率(tp)が63%である回収ローラに変更して、トナーの「飛散」、ブレードの「鳴き」、及びブレードの「磨耗量」について評価を行った。尚、比較例12で用いた回収ローラは、アルミニウムを切削加工後、サンドペーパーによる研磨処理を行うことにより作成されたものである。
比較例12として、実施例13の回収ローラを、表面粗さ(Rz)が1.6μmであり、カットレベル30%のときの負荷長さ率(tp)が63%である回収ローラに変更して、トナーの「飛散」、ブレードの「鳴き」、及びブレードの「磨耗量」について評価を行った。尚、比較例12で用いた回収ローラは、アルミニウムを切削加工後、サンドペーパーによる研磨処理を行うことにより作成されたものである。
(比較例13)
比較例13として、実施例13の回収ローラを、表面粗さ(Rz)が6.7μmであり、カットレベル30%のときの負荷長さ率(tp)が73%である回収ローラに変更して、トナーの「飛散」、ブレードの「鳴き」、及びブレードの「磨耗量」について評価を行った。尚、比較例13で用いた回収ローラは、アルミニウムを切削加工後、ビーズブラスト処理及びバフ研磨を行うことにより作成されたものである。
比較例13として、実施例13の回収ローラを、表面粗さ(Rz)が6.7μmであり、カットレベル30%のときの負荷長さ率(tp)が73%である回収ローラに変更して、トナーの「飛散」、ブレードの「鳴き」、及びブレードの「磨耗量」について評価を行った。尚、比較例13で用いた回収ローラは、アルミニウムを切削加工後、ビーズブラスト処理及びバフ研磨を行うことにより作成されたものである。
(比較例14)
比較例14として、実施例13の回収ローラを、表面粗さ(Rz)が6.3μmであり、カットレベル30%のときの負荷長さ率(tp)が65%である回収ローラに変更して、トナーの「飛散」、ブレードの「鳴き」、及びブレードの「磨耗量」について評価を行った。尚、比較例14で用いた回収ローラは、アルミニウムを切削加工後、表面処理を施さずに作成されたものである。
比較例14として、実施例13の回収ローラを、表面粗さ(Rz)が6.3μmであり、カットレベル30%のときの負荷長さ率(tp)が65%である回収ローラに変更して、トナーの「飛散」、ブレードの「鳴き」、及びブレードの「磨耗量」について評価を行った。尚、比較例14で用いた回収ローラは、アルミニウムを切削加工後、表面処理を施さずに作成されたものである。
(実施例18)
実施例18における回収ローラ14としては、実施例13の回収ローラを、直径が7mm、表面粗さ(Rz)が1.6μm、及びカットレベル30%のときの負荷長さ率が87%のものに変更して、トナーの「飛散」、ブレードの「鳴き」、及びブレードの「磨耗量」について評価を行った。尚、本実施例18で用いた回収ローラは、切削加工後、サンドペーパーによる研磨処理及びバフ研磨を行って作成されたものである。
実施例18における回収ローラ14としては、実施例13の回収ローラを、直径が7mm、表面粗さ(Rz)が1.6μm、及びカットレベル30%のときの負荷長さ率が87%のものに変更して、トナーの「飛散」、ブレードの「鳴き」、及びブレードの「磨耗量」について評価を行った。尚、本実施例18で用いた回収ローラは、切削加工後、サンドペーパーによる研磨処理及びバフ研磨を行って作成されたものである。
(実施例19)
実施例19として、実施例18の回収ローラを、表面粗さ(Rz)が3.6μmであり、カットレベル30%のときの負荷長さ率(tp)が86%である回収ローラに変更して、トナーの「飛散」、ブレードの「鳴き」、及びブレードの「磨耗量」について評価を行った。尚、本実施例19で用いた回収ローラは、アルミニウムを切削加工後、サンドペーパーによる研磨処理及びバフ研磨を行うことにより作成されたものである。
実施例19として、実施例18の回収ローラを、表面粗さ(Rz)が3.6μmであり、カットレベル30%のときの負荷長さ率(tp)が86%である回収ローラに変更して、トナーの「飛散」、ブレードの「鳴き」、及びブレードの「磨耗量」について評価を行った。尚、本実施例19で用いた回収ローラは、アルミニウムを切削加工後、サンドペーパーによる研磨処理及びバフ研磨を行うことにより作成されたものである。
(実施例20)
実施例20として、実施例18の回収ローラを、表面粗さ(Rz)が5.1μmであり、カットレベル30%のときの負荷長さ率(tp)が75%である回収ローラに変更して、トナーの「飛散」、ブレードの「鳴き」、及びブレードの「磨耗量」について評価を行った。尚、本実施例20で用いた回収ローラは、アルミニウムを切削加工後、ビーズブラスト処理及びバフ研磨を行うことにより作成されたものである。
実施例20として、実施例18の回収ローラを、表面粗さ(Rz)が5.1μmであり、カットレベル30%のときの負荷長さ率(tp)が75%である回収ローラに変更して、トナーの「飛散」、ブレードの「鳴き」、及びブレードの「磨耗量」について評価を行った。尚、本実施例20で用いた回収ローラは、アルミニウムを切削加工後、ビーズブラスト処理及びバフ研磨を行うことにより作成されたものである。
(実施例21)
実施例21として、実施例18の回収ローラを、表面粗さ(Rz)が6.2μmであり、カットレベル30%のときの負荷長さ率(tp)が73%である回収ローラに変更して、トナーの「飛散」、ブレードの「鳴き」、及びブレードの「磨耗量」について評価を行った。尚、本実施例21で用いた回収ローラは、アルミニウムを切削加工後、ビーズブラスト処理及びバフ研磨を行うことにより作成されたものである。
実施例21として、実施例18の回収ローラを、表面粗さ(Rz)が6.2μmであり、カットレベル30%のときの負荷長さ率(tp)が73%である回収ローラに変更して、トナーの「飛散」、ブレードの「鳴き」、及びブレードの「磨耗量」について評価を行った。尚、本実施例21で用いた回収ローラは、アルミニウムを切削加工後、ビーズブラスト処理及びバフ研磨を行うことにより作成されたものである。
(実施例22)
実施例22として、実施例18の回収ローラを、表面粗さ(Rz)が1.6μmであり、カットレベル30%のときの負荷長さ率(tp)が71%である回収ローラに変更して、トナーの「飛散」、ブレードの「鳴き」、及びブレードの「磨耗量」について評価を行った。尚、本実施例22で用いた回収ローラは、アルミニウムを切削加工後、サンドペーパーによる研磨処理及びバフ研磨を行うことにより作成されたものである。
実施例22として、実施例18の回収ローラを、表面粗さ(Rz)が1.6μmであり、カットレベル30%のときの負荷長さ率(tp)が71%である回収ローラに変更して、トナーの「飛散」、ブレードの「鳴き」、及びブレードの「磨耗量」について評価を行った。尚、本実施例22で用いた回収ローラは、アルミニウムを切削加工後、サンドペーパーによる研磨処理及びバフ研磨を行うことにより作成されたものである。
(比較例15)
比較例15として、実施例18の回収ローラを、表面粗さ(Rz)が1.2μmであり、カットレベル30%のときの負荷長さ率(tp)が91%である回収ローラに変更して、トナーの「飛散」、ブレードの「鳴き」、及びブレードの「磨耗量」について評価を行った。尚、比較例15で用いた回収ローラは、アルミニウムを切削加工後、サンドペーパーによる研磨処理及びバフ研磨を行うことにより作成されたものである。
比較例15として、実施例18の回収ローラを、表面粗さ(Rz)が1.2μmであり、カットレベル30%のときの負荷長さ率(tp)が91%である回収ローラに変更して、トナーの「飛散」、ブレードの「鳴き」、及びブレードの「磨耗量」について評価を行った。尚、比較例15で用いた回収ローラは、アルミニウムを切削加工後、サンドペーパーによる研磨処理及びバフ研磨を行うことにより作成されたものである。
(比較例16)
比較例16として、実施例18の回収ローラを、表面粗さ(Rz)が3.4μmであり、カットレベル30%のときの負荷長さ率(tp)が68%である回収ローラに変更して、トナーの「飛散」、ブレードの「鳴き」、及びブレードの「磨耗量」について評価を行った。尚、比較例16で用いた回収ローラは、アルミニウムを切削加工後、ビーズブラスト処理を行うことにより作成されたものである。
比較例16として、実施例18の回収ローラを、表面粗さ(Rz)が3.4μmであり、カットレベル30%のときの負荷長さ率(tp)が68%である回収ローラに変更して、トナーの「飛散」、ブレードの「鳴き」、及びブレードの「磨耗量」について評価を行った。尚、比較例16で用いた回収ローラは、アルミニウムを切削加工後、ビーズブラスト処理を行うことにより作成されたものである。
(比較例17)
比較例17として、実施例18の回収ローラを、表面粗さ(Rz)が6.7μmであり、カットレベル30%のときの負荷長さ率(tp)が56%である回収ローラに変更して、トナーの「飛散」、ブレードの「鳴き」、及びブレードの「磨耗量」について評価を行った。尚、比較例17で用いた回収ローラは、アルミニウムを切削加工後、表面処理を施さずに作成されたものである。
比較例17として、実施例18の回収ローラを、表面粗さ(Rz)が6.7μmであり、カットレベル30%のときの負荷長さ率(tp)が56%である回収ローラに変更して、トナーの「飛散」、ブレードの「鳴き」、及びブレードの「磨耗量」について評価を行った。尚、比較例17で用いた回収ローラは、アルミニウムを切削加工後、表面処理を施さずに作成されたものである。
(比較例18)
比較例18として、実施例18の回収ローラを、表面粗さ(Rz)が1.4μmであり、カットレベル30%のときの負荷長さ率(tp)が63%である回収ローラに変更して、トナーの「飛散」、ブレードの「鳴き」、及びブレードの「磨耗量」について評価を行った。尚、比較例18で用いた回収ローラは、アルミニウムを切削加工後、サンドペーパーによる研磨処理を行うことにより作成されたものである。
比較例18として、実施例18の回収ローラを、表面粗さ(Rz)が1.4μmであり、カットレベル30%のときの負荷長さ率(tp)が63%である回収ローラに変更して、トナーの「飛散」、ブレードの「鳴き」、及びブレードの「磨耗量」について評価を行った。尚、比較例18で用いた回収ローラは、アルミニウムを切削加工後、サンドペーパーによる研磨処理を行うことにより作成されたものである。
(比較例19)
比較例19として、実施例18の回収ローラを、表面粗さ(Rz)が6.8μmであり、カットレベル30%のときの負荷長さ率(tp)が74%である回収ローラに変更して、トナーの「飛散」、ブレードの「鳴き」、及びブレードの「磨耗量」について評価を行った。尚、比較例19で用いた回収ローラは、アルミニウムを切削加工後、ビーズブラスト処理及びバフ研磨を行うことにより作成されたものである。
比較例19として、実施例18の回収ローラを、表面粗さ(Rz)が6.8μmであり、カットレベル30%のときの負荷長さ率(tp)が74%である回収ローラに変更して、トナーの「飛散」、ブレードの「鳴き」、及びブレードの「磨耗量」について評価を行った。尚、比較例19で用いた回収ローラは、アルミニウムを切削加工後、ビーズブラスト処理及びバフ研磨を行うことにより作成されたものである。
(比較例20)
比較例20として、実施例18の回収ローラを、表面粗さ(Rz)が6.3μmであり、カットレベル30%のときの負荷長さ率(tp)が66%である回収ローラに変更して、トナーの「飛散」、ブレードの「鳴き」、及びブレードの「磨耗量」について評価を行った。尚、比較例20で用いた回収ローラは、アルミニウムを切削加工後、表面処理を施さずに作成されたものである。
比較例20として、実施例18の回収ローラを、表面粗さ(Rz)が6.3μmであり、カットレベル30%のときの負荷長さ率(tp)が66%である回収ローラに変更して、トナーの「飛散」、ブレードの「鳴き」、及びブレードの「磨耗量」について評価を行った。尚、比較例20で用いた回収ローラは、アルミニウムを切削加工後、表面処理を施さずに作成されたものである。
上記実施例13〜17、及び比較例9〜14の結果を(表2)に示した。
また、上記実施例18〜22、及び比較例15〜20の結果を(表3)に示した。尚、表2及び3では、実施例18〜22及び比較例15〜20の結果が負荷長さ率Rmr(tp)を基準に並べられている。
表2及び表3に示す結果から、回収ローラの表面粗さ形状(負荷曲線から得られるカットレベル30%における相対負荷長さ率Rmr(tp))が非常に大きな影響を与えることがわかった。
すなわち、直径が10mm以下であり、カットレベル(Cp)が30%の時の負荷長さ率(Rmr)が70%以上の時に、トナー飛散が抑制されることが(表2)から明らかとなり、円周方向の回収ローラの表面粗さがある程度の表面形状を有している方が、良好なトナー回収性が得られることがわかった。
更に、表面粗さ(Rz)が1.6μm以上、6.4μm以下の場合には、ブレード15の「鳴き」の発生が抑制され、ブレードの15の摩耗量が低減されることがわかる。
(実施の形態3)
以下、本発明にかかる実施の形態3における回収ローラについて説明する。
以下、本発明にかかる実施の形態3における回収ローラについて説明する。
本実施の形態3における回収ローラは、実施の形態2の回収ローラと比較して、直径が10mm以下でない点が異なる。
本実施の形態3における回収ローラは、トナー「飛散」を低減することが可能な効果を有している。
以下、本実施の形態3の回収ローラの実施例及び比較例について説明する。尚、以下の実施例及び比較例において、記載していない構成要素については実施例1と同様のプリンタ及びクリーニングユニットを用いて評価を行った。
(実施例23)
実施例23における回収ローラ14としては、ステンレス製であり、実施例13と異なり、直径が14mm、表面粗さ(Rz)が1.7μm、及びカットレベル30%のときの負荷長さ率が87%のものを用いた。尚、本実施例23で用いた回収ローラは、切削加工後、サンドペーパーによる研磨処理及びバフ研磨を行って作成した。又、表面粗さ(Rz)の測定は、実施例1と同様に行った。
実施例23における回収ローラ14としては、ステンレス製であり、実施例13と異なり、直径が14mm、表面粗さ(Rz)が1.7μm、及びカットレベル30%のときの負荷長さ率が87%のものを用いた。尚、本実施例23で用いた回収ローラは、切削加工後、サンドペーパーによる研磨処理及びバフ研磨を行って作成した。又、表面粗さ(Rz)の測定は、実施例1と同様に行った。
以上の条件で回収ローラを駆動したときの、トナーの「飛散」、ブレード15の「鳴き」、及びブレード15の「磨耗量」について評価した。尚、評価方法については実施例13と同様である。
(実施例24)
実施例24として、実施例23の回収ローラを、表面粗さ(Rz)が3.7μmであり、カットレベル30%のときの負荷長さ率(tp)が85%である回収ローラに変更して、トナーの「飛散」、ブレードの「鳴き」、及びブレードの「磨耗量」について評価を行った。尚、本実施例24で用いた回収ローラは、アルミニウムを切削加工後、サンドペーパーによる研磨処理及びバフ研磨を行うことにより作成されたものである。
実施例24として、実施例23の回収ローラを、表面粗さ(Rz)が3.7μmであり、カットレベル30%のときの負荷長さ率(tp)が85%である回収ローラに変更して、トナーの「飛散」、ブレードの「鳴き」、及びブレードの「磨耗量」について評価を行った。尚、本実施例24で用いた回収ローラは、アルミニウムを切削加工後、サンドペーパーによる研磨処理及びバフ研磨を行うことにより作成されたものである。
(実施例25)
実施例25として、実施例23の回収ローラを、表面粗さ(Rz)が5.3μmであり、カットレベル30%のときの負荷長さ率(tp)が76%である回収ローラに変更して、トナーの「飛散」、ブレードの「鳴き」、及びブレードの「磨耗量」について評価を行った。尚、本実施例25で用いた回収ローラは、アルミニウムを切削加工後、ビーズブラスト処理及びバフ研磨を行うことにより作成されたものである。
実施例25として、実施例23の回収ローラを、表面粗さ(Rz)が5.3μmであり、カットレベル30%のときの負荷長さ率(tp)が76%である回収ローラに変更して、トナーの「飛散」、ブレードの「鳴き」、及びブレードの「磨耗量」について評価を行った。尚、本実施例25で用いた回収ローラは、アルミニウムを切削加工後、ビーズブラスト処理及びバフ研磨を行うことにより作成されたものである。
(実施例26)
実施例26として、実施例23の回収ローラを、表面粗さ(Rz)が6.3μmであり、カットレベル30%のときの負荷長さ率(tp)が74%である回収ローラに変更して、トナーの「飛散」、ブレードの「鳴き」、及びブレードの「磨耗量」について評価を行った。尚、本実施例26で用いた回収ローラは、アルミニウムを切削加工後、ビーズブラスト処理及びバフ研磨を行うことにより作成されたものである。
実施例26として、実施例23の回収ローラを、表面粗さ(Rz)が6.3μmであり、カットレベル30%のときの負荷長さ率(tp)が74%である回収ローラに変更して、トナーの「飛散」、ブレードの「鳴き」、及びブレードの「磨耗量」について評価を行った。尚、本実施例26で用いた回収ローラは、アルミニウムを切削加工後、ビーズブラスト処理及びバフ研磨を行うことにより作成されたものである。
(実施例27)
実施例27として、実施例23の回収ローラを、表面粗さ(Rz)が1.8μmであり、カットレベル30%のときの負荷長さ率(tp)が73%である回収ローラに変更して、トナーの「飛散」、ブレードの「鳴き」、及びブレードの「磨耗量」について評価を行った。尚、本実施例27で用いた回収ローラは、アルミニウムを切削加工後、ビーズブラスト処理及びバフ研磨を行うことにより作成されたものである。
実施例27として、実施例23の回収ローラを、表面粗さ(Rz)が1.8μmであり、カットレベル30%のときの負荷長さ率(tp)が73%である回収ローラに変更して、トナーの「飛散」、ブレードの「鳴き」、及びブレードの「磨耗量」について評価を行った。尚、本実施例27で用いた回収ローラは、アルミニウムを切削加工後、ビーズブラスト処理及びバフ研磨を行うことにより作成されたものである。
(比較例21)
比較例21として、実施例23の回収ローラを、表面粗さ(Rz)が1.3μmであり、カットレベル30%のときの負荷長さ率(tp)が91%である回収ローラに変更して、トナーの「飛散」、ブレードの「鳴き」、及びブレードの「磨耗量」について評価を行った。尚、比較例21で用いた回収ローラは、アルミニウムを切削加工後、サンドペーパーによる研磨処理及びバフ研磨を行うことにより作成されたものである。
比較例21として、実施例23の回収ローラを、表面粗さ(Rz)が1.3μmであり、カットレベル30%のときの負荷長さ率(tp)が91%である回収ローラに変更して、トナーの「飛散」、ブレードの「鳴き」、及びブレードの「磨耗量」について評価を行った。尚、比較例21で用いた回収ローラは、アルミニウムを切削加工後、サンドペーパーによる研磨処理及びバフ研磨を行うことにより作成されたものである。
(比較例22)
比較例22として、実施例23の回収ローラを、表面粗さ(Rz)が3.6μmであり、カットレベル30%のときの負荷長さ率(tp)が67%である回収ローラに変更して、トナーの「飛散」、ブレードの「鳴き」、及びブレードの「磨耗量」について評価を行った。尚、比較例22で用いた回収ローラは、アルミニウムを切削加工後、ビーズブラスト処理を行うことにより作成されたものである。
比較例22として、実施例23の回収ローラを、表面粗さ(Rz)が3.6μmであり、カットレベル30%のときの負荷長さ率(tp)が67%である回収ローラに変更して、トナーの「飛散」、ブレードの「鳴き」、及びブレードの「磨耗量」について評価を行った。尚、比較例22で用いた回収ローラは、アルミニウムを切削加工後、ビーズブラスト処理を行うことにより作成されたものである。
(比較例23)
比較例23として、実施例23の回収ローラを、表面粗さ(Rz)が6.7μmであり、カットレベル30%のときの負荷長さ率(tp)が54%である回収ローラに変更して、トナーの「飛散」、ブレードの「鳴き」、及びブレードの「磨耗量」について評価を行った。尚、比較例23で用いた回収ローラは、アルミニウムを切削加工後、表面処理を施さずに作成されたものである。
比較例23として、実施例23の回収ローラを、表面粗さ(Rz)が6.7μmであり、カットレベル30%のときの負荷長さ率(tp)が54%である回収ローラに変更して、トナーの「飛散」、ブレードの「鳴き」、及びブレードの「磨耗量」について評価を行った。尚、比較例23で用いた回収ローラは、アルミニウムを切削加工後、表面処理を施さずに作成されたものである。
(比較例24)
比較例24として、実施例23の回収ローラを、表面粗さ(Rz)が1.6μmであり、カットレベル30%のときの負荷長さ率(tp)が63%である回収ローラに変更して、トナーの「飛散」、ブレードの「鳴き」、及びブレードの「磨耗量」について評価を行った。尚、比較例24で用いた回収ローラは、アルミニウムを切削加工後、サンドペーパーによる研磨処理を行うことにより作成されたものである。
比較例24として、実施例23の回収ローラを、表面粗さ(Rz)が1.6μmであり、カットレベル30%のときの負荷長さ率(tp)が63%である回収ローラに変更して、トナーの「飛散」、ブレードの「鳴き」、及びブレードの「磨耗量」について評価を行った。尚、比較例24で用いた回収ローラは、アルミニウムを切削加工後、サンドペーパーによる研磨処理を行うことにより作成されたものである。
(比較例25)
比較例25として、実施例23の回収ローラを、表面粗さ(Rz)が6.7μmであり、カットレベル30%のときの負荷長さ率(tp)が74%である回収ローラに変更して、トナーの「飛散」、ブレードの「鳴き」、及びブレードの「磨耗量」について評価を行った。尚、比較例25で用いた回収ローラは、アルミニウムを切削加工後、ビーズブラスト処理及びバフ研磨を行うことにより作成されたものである。
比較例25として、実施例23の回収ローラを、表面粗さ(Rz)が6.7μmであり、カットレベル30%のときの負荷長さ率(tp)が74%である回収ローラに変更して、トナーの「飛散」、ブレードの「鳴き」、及びブレードの「磨耗量」について評価を行った。尚、比較例25で用いた回収ローラは、アルミニウムを切削加工後、ビーズブラスト処理及びバフ研磨を行うことにより作成されたものである。
(比較例26)
比較例26として、実施例23の回収ローラを、表面粗さ(Rz)が6.3μmであり、カットレベル30%のときの負荷長さ率(tp)が65%である回収ローラに変更して、トナーの「飛散」、ブレードの「鳴き」、及びブレードの「磨耗量」について評価を行った。尚、比較例26で用いた回収ローラは、アルミニウムを切削加工後、表面処理を施さずに作成されたものである。
比較例26として、実施例23の回収ローラを、表面粗さ(Rz)が6.3μmであり、カットレベル30%のときの負荷長さ率(tp)が65%である回収ローラに変更して、トナーの「飛散」、ブレードの「鳴き」、及びブレードの「磨耗量」について評価を行った。尚、比較例26で用いた回収ローラは、アルミニウムを切削加工後、表面処理を施さずに作成されたものである。
上記実施例23〜27及び比較例21〜26の結果を(表4)に示した。
表4に示す結果から、カットレベル(Cp)が30%の時の負荷長さ率(Rmr)が70%以上の場合には、回収ローラの直径が10mm以上の場合も、トナー飛散が抑制されることがわかった。
更に、表面粗さ(Rz)が、1.6μm以上、6.4μm以下の場合には、ブレード15の「鳴き」の発生が抑制され、ブレードの15の摩耗量も低減されることがわかる。
尚、本発明の像担持体の一例は、実施の形態1から3の中間転写ベルト6に相当し、ファーブラシローラ13は、中間転写ベルト6から離間可能な構成となっているが、必要がなければ常に当接している状態でもよい。実施の形態1〜3では、1ドラム方式のカラープリンタを用いて説明しているため、4色のトナー画像を中間転写ベルト6に転写している間は、ファーブラシローラ13を離間させる必要がある。
しかしながら、タンデム方式や、モノクロ印刷用のプリンタにおいては、離間させる必要がないため、常に感光体ドラムに当接されていてもよい。この場合、感光体ドラムが、本発明の像担持体の一例に相当する。
また、本実施の形態1〜3において、感光体ドラム1上の残留トナーを除去するために設けられているドラム清掃ユニット5に、本発明のクリーニングユニットを適用してもよい。
尚、本発明の清掃ローラの一例は、実施の形態1〜3のファーブラシローラ13に相当するが、感光体ドラムや中間転写ベルトの表面をクリーニングする摺擦ローラであってもよい。
第1の本発明の回収ローラは、ブレードの鳴きの発生、又はブレードの磨耗量を低減することが可能な効果を有し、画像形成装置に用いるクリーニングユニット等として有用である。
又、第3の本発明の回収ローラは、トナーの飛散を低減することが可能な効果を有し、画像形成装置に用いるクリーニングユニット等として有用である。
1 感光体ドラム
2 帯電器
3 レーザースキャニングユニット
4 現像ロータリー
5 ドラム清掃ユニット
6 中間転写ベルト
7 第1転写ローラ
8 従動ローラ
9 駆動ローラ
10 テンションローラ
11 第2転写ローラ
12 クリーニングユニット
13 ファーブラシローラ
14 回収ローラ
15 ブレード
16 定着ローラ対
17 排出トレー
2 帯電器
3 レーザースキャニングユニット
4 現像ロータリー
5 ドラム清掃ユニット
6 中間転写ベルト
7 第1転写ローラ
8 従動ローラ
9 駆動ローラ
10 テンションローラ
11 第2転写ローラ
12 クリーニングユニット
13 ファーブラシローラ
14 回収ローラ
15 ブレード
16 定着ローラ対
17 排出トレー
Claims (9)
- 像担持体上から清掃ローラによって取り除かれたトナーを、前記清掃ローラから回収するための回収ローラであって、
直径が10mm以下であり、
且つ、表面粗さRzが1.6μm以上、6.4μm以下である、回収ローラ。 - 前記表面粗さの測定における負荷曲線において、カットレベル30%のときの負荷長さ率が70%以上である、請求項1記載の回収ローラ。
- 像担持体上から清掃ローラによって取り除かれたトナーを、前記清掃ローラから回収するための回収ローラであって、
表面粗さRzが1.6μm以上、6.4μm以下であり、
且つ、前記表面粗さの測定における負荷曲線において、カットレベル30%のときの負荷長さ率が70%以上である、回収ローラ。 - 前記トナーは、
円形度が0.97以上であり、
体積平均粒径が4μm以上、8μm以下である、請求項1又は3記載の回収ローラ。 - 前記トナーは、
前記像担持体に前記トナーを供給するための現像剤担持体上又は前記像担持体上における帯電量が30μC/g以上である、請求項4記載の回収ローラ。 - 像担持体上のトナーを取り除くために設けられている清掃ローラと、
前記清掃ローラから前記トナーを回収するための、請求項1または3記載の回収ローラと、
前記回収ローラから前記トナーを取り除くためのブレードと、を備えたクリーニングユニット。 - 前記像担持体に対して、前記清掃ローラを押圧又は離間する駆動手段を備え、
前記ブレードと前記回収ローラの相対的な位置は固定されている、請求項6記載のクリーニングユニット。 - 前記清掃ローラは、前記回収ローラの回転軸を中心とした、前記駆動手段による回動により、前記像担持体に押圧又は離間される、請求項7記載のクリーニングユニット。
- トナー画像が形成される像担持体と、シートに前記トナー画像を転写するための転写手段と、前記像担持体上に残留した前記トナーを回収するための請求項1又は3に記載の回収ローラと、を有する画像形成部と、
前記トナー画像を前記シートに定着させるための定着手段と、を備えた画像形成装置。
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2006
- 2006-11-30 JP JP2006324523A patent/JP2007188058A/ja active Pending
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