JP2007187592A - 測位用演算装置及び電離層遅延量算出方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】測位を行う時間帯や受信機から見える衛星の状況に応じて、GPSモデルによる電離層遅延量推定と、2周波による電離層遅延量推定とを混合して使用し、正確な電離層遅延量を算出することができる測位用演算装置及び電離層遅延量算出方法を提供することを目的とする。
【解決手段】所定の時間に同じ衛星を用いて算出した、GPSモデルによる電離層遅延量と2周波による電離層遅延量との差から、擬似距離の観測量に含まれる受信機固有の周波数間バイアスを算出する。そして、IFBを除去した擬似距離を使った2周波による電離層遅延量とGPSモデルによる電離層遅延量とから、これらの値のいずれかを選択、あるいは加重平均することにより、測位演算時に使用する電離層遅延量を算出する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、GPS(Global positioning system)等のGNSS(Global Navigation Satellite System)で使用される受信機において周波数間バイアス(inter frequency bias)を推定する技術に関する。
従来、電離層遅延量を推定するための方法は、大別して2通りある。その一つはGPS等の衛星から航法メッセージで放送されるパラメータを使用する方法(以下、適宜「GPSモデルを用いた電離層遅延量推定」と称する。)であり、もう一つは同じ衛星から送信される2周波の信号から得た擬似距離(例えばL1波とL2波)を用いて計算で求める方法(以下、適宜「2周波を用いた電離層遅延量推定」と称する。)である。なお、このGPSモデルを用いた電離層遅延量推定及び2周波を用いた電離層遅延量推定についての具体的な方法は、例えば非特許文献1に開示されている。
Navstar GPS Space Segment/Navigation User Interfaces", IS-GPS-200 Revision D, 7 December 2004
しかしながら、前記GPSモデルを用いた電離層遅延量推定では、推定された電離層遅延量に含まれる誤差が電離層の状態に応じて変化する。そのため、この電離層推定値を用いて測位を行う場合には、測位を行う季節や時間によって測位結果が異なるという問題がある。
一方で、2周波を用いた電離層遅延量推定では、電離層の状態に応じて、電離層遅延量に含まれる誤差が変化することはないが、受信機内バイアスが周波数毎に異なることから周波数間バイアス(inter frequency bias(以下、IFBと称する。))と呼ばれる、各受信機固有の受信機バイアスが擬似距離の観測量に含まれることとなる。
以下、このIFBについて説明する。
一般に、衛星からの擬似距離は以下の(1)式で定義される。なお、(1)式では、衛星からL1波(L1 C/A)とL2波(L2P(Y)、またはL2C)が送信される例を示し、L1−L2間のIFBを単にIFBとしている。
Figure 2007187592
また、2周波を用いた電離層遅延量推定で得られる電離層遅延量IONOPR(t)は、(2)式のように表される。
Figure 2007187592
上記(1)式、(2)式からIONOPR(t)を計算すると、IFB/(1−γ12)の項が、誤差として電離層遅延量IONOPR(t)に含まれることとなる。この電離層遅延量IONOPR(t)に含まれるIFBは受信機固有の値であるため、衛星からのすべての信号処理結果に対して同じ値の誤差がのることになる。そのため、2周波を用いた電離層遅延量推定のみで電離層補正を行う場合、位置の推定値にはほとんど影響を与えない。また、受信機のクロックオフセットの推定値についても、2周波を用いた電離層遅延量推定のみで電離層補正を行う場合には常に定常的なIFB分の誤差がのることになるため、タイムトランスファーなどの用途に用いる場合であっても問題が生じることはない。なお、このことは電離層フリーの擬似距離の場合も同様である。
しかしながら、上記効果が得られるのは測位に使用する全衛星について2周波の信号が受信でき、そのすべてに対して2周波を用いた電離層遅延量推定による電離層補正を行う場合に限られる。すなわち、測位に使用する全衛星について同じ周波数バンドの擬似距離が得られることが必要となる。そのため、例えば1つの周波数の信号しか受信できていない衛星については、その衛星を測位に使用することができず、測位に使用できる衛星数に大きな制約が加わるという問題がある。
また、2周波を用いた電離層遅延量の算出精度は、衛星から送信される測位用信号の観測量誤差に依存する。そのため、GPSモデルを用いて正確な電離層遅延量の推定ができる時間帯や、受信機から見える衛星の位置(仰角等の条件)等の条件によっては、2周波を用いて推定した電離層遅延量の方がGPSモデルを用いて推定した電離層遅延量よりも誤差が大きくなる場合がある。
そのため、測位を行う時間帯や受信機から見える衛星の仰角等の条件に応じてGPSモデルを用いた電離層遅延量推定と、2周波を用いた電離層遅延量推定とを混合して測位を行うことが好適である。しかしながら、GPSモデルを用いた電離層遅延量推定と、2周波を用いた電離層遅延量推定とは、IFBの影響でオフセット誤差を持つかどうかが異なるため、仮にこのような測位を行ったとしても受信機の位置推定及び受信機のクロックオフセットの推定を正確に行うことができないという問題がある。
特に、タイムトランスファーなど、時刻を正確に求める用途の受信機においては、両者を混合して用いると、図5に示すようにGPSモデルを用いた電離層遅延量推定を使用した時間帯と2周波を用いた電離層遅延量推定を使用した時間帯との間で、IFBに起因する受信機のクロックオフセットの不連続(ジャンプ)が生じてしまうという問題がある。
本発明は、前記問題点に鑑みてなされたものであり、受信機のクロックオフセットの不連続を生じさせることなく、測位を行う時間帯や受信機から見える衛星等の状況に応じて電離層遅延量の推定方法を切替えることができる測位用演算装置及び電離層遅延量算出方法を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明は同じ衛星から送信される測位用信号を用いて、GPSモデルを用いた電離層遅延量推定と2周波を用いた電離層遅延量推定とを行い、所定時間におけるこれらの値の差をとることを特徴とする。これにより、擬似距離の観測量に含まれる受信機固有の周波数間バイアス(IFB)を算出することが可能になる。
この周波数間バイアスを算出する所定時間は、GPSモデルを用いた電離層遅延量推定によって得られる電離層遅延量が真値に近い時間帯であり、一定時間における平均をとることによってより精度よくIFBを算出することが可能になる。
また、この算出したIFBを除去した擬似距離を使って2周波による電離層遅延量推定を行うことにより、測位を行う時間帯や受信機から見える衛星の状況に応じて、衛星ごとに、GPSモデルによる電離層遅延量推定と2周波による電離層遅延量推定とを混合して使用することができる。また1周波の信号しか受信できていない衛星も測位に使用できるので、測位精度や測位頻度の向上にもつながる。
ところで、擬似距離を使った2周波による電離層遅延量推定にはノイズ成分が多分に含まれる。そのため、本発明は2周波による電離層遅延量推定で推定した電離層遅延量をADR(Accumulated Delta Range)の時間変化を用いて平滑化処理を行うことを特徴とする。これにより、GPSモデルによる電離層遅延量と2周波による電離層遅延量との差のランダム誤差成分をより低減することが可能になる。
また、予めIFBを算出しておき、算出したIFBを記憶部に持たせておくことにより、IFBを算出することなしにIFBを使用することができるため、従来の受信機より測位精度や測位頻度の向上が期待できる。
本発明によれば、GPSモデルによる電離層遅延量が真値に近い時間帯に、同じ衛星を用いて算出した、GPSモデルによる電離層遅延量と2周波による電離層遅延量との差をとることによって、擬似距離の観測量に含まれる受信機固有のIFBを算出することができる。
また、算出したIFBを除去した擬似距離を使って2周波による電離層遅延量推定を行うことにより、測位を行う時間帯や受信機から見える衛星の状況に応じて、衛星ごとに、GPSモデルによる電離層遅延量推定と2周波による電離層遅延量推定とを混合して使用することができる。また1周波の信号しか受信できていない衛星も測位に使用できるので、測位精度や測位頻度の向上にもつながる。
(実施の形態1)
以下、本発明の実施の形態1による測位用演算装置について図面を参照しながら説明する。
図1は本発明の実施の形態1による測位用演算装置の構成を示すブロック図である。
図1において、本発明の実施の形態1による測位用演算装置は、GPSアンテナ1と、第1の電離層遅延量推定部2と、第2の電離層遅延量推定部3と、IFB算出部4と、第3の電離層遅延量推定部5と、電離層遅延量算出部6と、測位演算部7とからなる。
なお、ここで説明する各構成要素の演算処理は実際にはCPU等の中央演算処理装置により実現される。また、以下の説明ではGPSを例に挙げて説明するが、GLONASS、GALILEO、或いは、準天頂衛星等の他のGNSSシステムにおいても本発明を同様に適用可能である。
GPSアンテナ1は、衛星から送信される測位用信号を受信する受信部であり、少なくとも2つ以上の周波数の信号を受信可能なアンテナである。なお、本発明の実施形態では衛星からL1波とL2波の2種類の周波数信号が送信され、GPSアンテナ1でこれらの信号を受信できるものとして説明を行う。
第1の電離層遅延量推定部2は、GPSアンテナ1で受信した信号に重畳された航法メッセージに含まれるパラメータを使用して電離層遅延量を推定する(以下、この第1の電離層遅延量推定部2で推定した電離層遅延量を適宜「GPSモデルによる電離層遅延量」と称する。)。
第2の電離層遅延量推定部3は、GPSアンテナ1で受信した信号のうち、同じ衛星から送信された異なる周波数信号を受け、異なる周波数の信号毎に得られる擬似距離を使って電離層遅延量を推定する(以下、この第2の電離層遅延量推定部3で推定した電離層遅延量を適宜「2周波による電離層遅延量」と称する。)。ここでは、衛星からL1波とL2波の2種類の周波数信号が送信されているため、第2の電離層遅延量推定部3は、L1波とL2波それぞれから得られる擬似距離に基づいて、前述の(1)、(2)から2周波を用いた電離層遅延量を推定する。
IFB算出部4は、所定の時間に、第1の電離層遅延量推定部2及び第2の電離層遅延量推定部3で推定した同じ衛星に対する電離層遅延量を用いて周波数間バイアス(IFB)を算出する周波数間バイアス算出部である。IFB算出部4は、所定の時間に同じ衛星を用いて、第1の電離層遅延量推定部2と第2の電離層遅延量推定部3で推定した電離層遅延量との差を算出することにより、擬似距離の観測量に含まれる受信機固有の周波数間バイアスを得る。その後、IFB算出部4は算出したIFBをIFB記憶部に記憶する。
なお、ここではL1波とL2波の擬似距離が得られているすべての衛星について、第1の電離層遅延量推定部2及び第2の電離層遅延量推定部3でそれぞれ電離層遅延量を推定し、その差の平均を取ることにより受信機固有のIFBを算出するものについて説明する。
第3の電離層遅延量推定部5は、IFB算出部4の記憶部に保持されたIFBの値を取得し、IFBを除去した擬似距離を使って第2の電離層遅延量推定部3と同様の演算処理を行うことにより、電離層遅延量を推定する。(以下、この第3の電離層遅延量推定部5で推定した電離層遅延量を適宜「IFBを使った2周波による電離層遅延量」と称する。)。
電離層遅延量算出部6は、第3の電離層遅延量推定部5で推定した電離層遅延量の平滑化処理を行うとともに、第1の電離層遅延量推定部2で推定した電離層遅延量と、平滑化後の第3の電離層遅延量推定部5で推定した電離層遅延量とを用いて、測位演算時に使用する電離層遅延量を算出する。この測位演算部7に与える電離層遅延量は、種々の方法を用いて算出することができる。例えば、測位を行う時間帯や受信機から見える衛星の仰角等の条件に応じて、第1の電離層遅延量推定部2で推定した電離層遅延量と、第3の電離層遅延量推定部5で推定した電離層遅延量とを選択し、これを測位演算部7に与える電離層遅延量としてもよい。また、何れかを選択するのではなく、これらの値の加重平均をとるようにしてもよい。なお、この電離層遅延量は衛星ごとに独立に算出される。
何れの値を選択するかの決定、或いは加重平均を行う際の重み付け量の決定は、第1の電離層遅延量推定部2及び第2の電離層遅延量推定部3でそれぞれ得られる電離層遅延量推定値の信頼度を基準として行う。例えば、GPSモデルを用いた電離層遅延量推定が2周波を用いた電離層遅延量推定よりも真値に近いと考えられる時間帯(特に夜間など)については、GPSモデルを用いて推定した電離層遅延量を優先的に使用し、その他の時間帯は2周波を用いて推定した電離層遅延量を優先的に使用するようにすればよい。また、受信機から見える衛星の仰角が低いような場合には観測誤差が大きいため、観測誤差の影響を受けにくいGPSモデルを用いて推定した電離層遅延量を優先的に使用するようにすればよい。逆に衛星の仰角が高い場合には2周波を用いて推定した電離層遅延量を優先的に使用するようにすればよい。
また、同じ衛星から2周波の信号を受信できない場合には、第3の電離層遅延量推定部5からの電離層遅延量が得られないため、GPSモデルを使用して推定した電離層遅延量を電離層遅延量算出部6の算出値として使用するようにすればよい。
測位演算部7は、GPSアンテナ1で受信した測位用信号及び電離層遅延量算出部6で算出した電離層遅延量に基づいて測位演算を行う。
次に、本発明の実施の形態1による測位用演算装置の動作について説明する。
GPSアンテナ1で受信された測位用信号は、第1の電離層遅延量推定部2、第2の電離層遅延量推定部3、第3の電離層遅延量推定部5、及び測位演算部7に出力される。
第1の電離層遅延量推定部2では、GPSアンテナ1で受信した信号に重畳された航法メッセージに含まれるパラメータを使用して電離層遅延量が推定される。そして、推定された電離層遅延量(GPSモデルによる電離層遅延量)は、IFB算出部4及び電離層遅延量算出部6に出力される。
また、第2の電離層遅延量推定部3では、GPSアンテナ1で受信した信号のうち、同じ衛星から送信されるL1波とL2波の信号から得られる2つの擬似距離を用いて電離層遅延量が推定される。そして、推定された電離層遅延量(2周波による電離層遅延量)はIFB算出部4に出力される。
次に、IFB算出部4では、所定の時間に同じ衛星を用いて第1の電離層遅延量推定部2及び第2の電離層遅延量推定部3で推定した電離層遅延量の差から、受信機固有の周波数間バイアスが算出される。
以下、このIFB算出部4が行う処理について図2を用いてさらに詳細に説明する。
図2は、本発明の実施の形態1によるIFB算出部4の処理内容を説明するためのフローチャートである。
IFB算出部4は、先ず現在時刻が深夜0時〜2時であるかを判断する(ステップS101)。この深夜0時〜2時の時間は、IFBを推定する区間として予め測位用演算装置に設定された時間である。IFBを推定する時間帯(ここでは深夜0時〜2時)である場合には、ステップS102に行く。
ここで、IFBを推定する区間の条件としては、GPSモデルを用いて推定される電離層遅延量が真値に近いことが条件であり、IFBを推定する区間はここで示した深夜0時〜2時の時間にかぎられるものではない。例えば、14時付近においてもGPSモデルで推定した電離層遅延量は平均して真値とよく一致することが確認できており、また、IFBを推定する区間も所定時刻の前後10分、30分、或いは1時間等、自由に設定することが可能である。なお、時刻情報は、受信機内部にある時刻管理部から取得することができる。
次に、IFB算出部4は、現在時刻が深夜0時であるかを判断する(ステップS102)。0時である場合には、後述するGPSモデルによる電離層遅延量の累積加算値及び2周波による電離層遅延量の累積加算値を初期化(ステップS103)し、ステップS104、ステップS106に行く。なお、この初期化処理は、ステップS109で説明するIFBの算出処理終了時など、他のタイミングで行ってもよい。
次に、IFB算出部4は、L1波とL2波の擬似距離が得られているすべての衛星について、第1の電離層遅延量推定部2で算出されたGPSモデルによる電離層遅延量を取得(ステップS104)し、取得した値を累積加算していく(ステップS105)。
また、IFB算出部4は、同様に、L1波とL2波の擬似距離が得られているすべての衛星について、第2の電離層遅延量推定部3で算出された2周波による電離層遅延量を取得し(ステップS106)、取得した値を累積加算していく(ステップS107)。
この処理は、IFBを推定する時間帯が終了するまで繰り返され、IFBを推定する時間帯の終了時刻である2時になった時点(ステップS108)で、IFBの算出処理(ステップS109)を行う。
IFBの算出処理(ステップS109)は、次式(3)の演算処理を行うことにより行われる。
Figure 2007187592
なお、γ12 は、L1波、L2波のキャリア周波数の比の自乗であり、次式(fL1/fL22=(77/60)2から算出することができる。 このようにして算出されたIFBは、IFB算出部4内の記憶部に記憶され、第3の電離層遅延量推定部5による電離層遅延量推定の際に使用される。
なお、ここでは、IFBの算出タイミングについては触れなかったが、IFBは最初の一回のみ算出して同じ値を第3の電離層遅延量推定部5で使用し続けてもよいし、一定の周期、例えば一日ごとにIFBを算出し続け、算出された複数のIFBの平均値を第3の電離層遅延量推定部5で使用するようにしてもよい。
IFB算出部4でIFBが算出されると、第3の電離層遅延量推定部5では、下記(4)式に基づいてIFB除去した擬似距離を使って電離層遅延量が推定される。なお、右肩添え字のSVNiは衛星番号のindexを示すものである。電離層遅延量は衛星ごとに異なるため、第3の電離層遅延量推定部5では、衛星ごとに(4)式を用いて電離層遅延量が算出される。
Figure 2007187592
また、電離層遅延量算出部6では、第1の電離層遅延量推定部2で推定した電離層遅延量と、第3の電離層遅延量推定部5で推定した電離層遅延量を用いて、測位演算時に使用する電離層遅延量が算出される。
図3は、本発明の実施の形態1による電離層遅延量算出部6の処理内容を説明するためのフローチャートである。
先ず、同じ衛星に対して、第1の電離層遅延量推定部2で推定したGPSモデルによる電離層遅延量と、第3の電離層遅延量推定部5で推定したIFBを使った2周波による電離層遅延量とを取得する(ステップS201、ステップS202)。
IFBを使った2周波による電離層遅延量はノイズが大きいため、次に、取得したIFBを使った2周波による電離層遅延量の平滑化を行う(ステップS203)
この平滑化の手法としては単純に時間平均をとる手法もあるが、衛星の仰角が低い時など、信号レベルが低いときにIFBを使った2周波による電離層遅延量に大きなランダムノイズが生じることがある。そのため、ここでは、オフセット誤差を生じさせずに平滑化を行うための手法としてADR(Accumulated Delta Range)の時間変化を利用した手法を用いる。
先ず、電離層遅延量の単位時間における変化量は、L1波とL2波のADRの時間差から(5)式のように表すことができる。
Figure 2007187592
これを用いて、時刻tの電離層遅延量の最確値は、(6)式のように表すことができる。
Figure 2007187592
なお、wはウエイト係数であり、(6)式を最初に計算する時は「1」とし、その後徐々に減らしていく。一例として、最初は1としN秒後はw=1/Nとすればよい。また、Nが非常に大きくなるとwはほとんど0になるため、w=1/1200程度でリミットをかけておくのが妥当である。
これにより、IFBを使った2周波による電離層遅延量に含まれるノイズをADRの時間変化を用いて除去することができる。また、IFBを使った2周波による電離層遅延量には、IFBの影響によるオフセット誤差がないため、衛星ごとに独立にどちらかを選択、または加重平均を行った場合であっても、オフセット誤差をもつことなくランダムノイズの影響を低減することができる。
次に、電離層遅延量算出部6は、GPSモデルによる電離層遅延量と、スムージングを行ったIFBを使った2周波による電離層遅延量とから、これらのうちの何れかを選択、あるいはこれらの加重平均をとることにより、測位演算時に使用する電離層遅延量を算出する(ステップS204)。
この選択あるいは加重平均の重み付け量決定のための要素は、例えば、電離層遅延量を算出する時間帯や、受信機から見える衛星の仰角などがある。また、一方の電離層遅延量の推定値しか得られていないような場合には、得られている電離層遅延量を測位演算時に使用する電離層遅延量としてもよい。
このようにして、電離層遅延量算出部6により電離層遅延量が算出されると、算出された電離層遅延量は測位演算部7に出力される。測位演算部7では、GPSアンテナ1で受信した測位用信号と電離層遅延量算出部6から出力された電離層遅延量に基づいて、測位演算が行われ、測位結果が出力される。
次に、衛星ごとにGPSモデルによる電離層遅延量補正と2周波による電離層遅延量補正とを切替えた場合の、IFB誤差が測位結果の位置誤差に及ぼす影響について説明する。
例えば、4衛星を用いて測位する際に、3衛星は2周波による電離層補正を使用し、残りの1衛星については1周波しか受信できないためGPSモデルによる電離層補正を行った場合について考える。なお、IFBの値は10ns(=3m)、4衛星のPDOPは3とする。
上記の条件で測位すると、GPSモデルによる電離層遅延量と2周波による電離層遅延量との差が、GPSモデルにより電離層補正を行っている衛星の擬似距離に対するオフセット誤差になる。このオフセットの量は、
Figure 2007187592
すなわち、3×1.54=4.63(m)となる。これをPDOP3で測位すると、位置誤差としては最悪3×4.633=13.9(m)のオフセット誤差をもつことになる。
現状のGPSのシステムでは、擬似距離の精度(電離層補正としてGPSモデルを使用)が4〜5(m)であり、PDOP3では測位結果の位置誤差の標準偏差は悪くても15m程度である。これに対し、上記のように14(m)のオフセット誤差がのれば測位結果の精度は非常に悪くなる。しかもこの値は時間的に平均をとることによっても取り除くことができない。
一方で、本発明を用いてIFBを推定していれば、GPSモデルによる電離層補正と2周波による電離層補正にオフセット誤差が生じないようにすることができるので、上記の14mの誤差をなくすことが可能になる。また、本発明を用いれば測位に使用できる衛星数が増えるため、結果として測位精度や測位頻度を上げることも期待できる。
以上のように、本発明の実施の形態1による測位用演算装置によれば、GPSモデルによる電離層遅延量が真値に近い時間帯に、同じ衛星を用いて算出した、GPSモデルによる電離層遅延量と2周波による電離層遅延量との差をとることにより、擬似距離の観測量に含まれる受信機固有のIFBを算出することができる。
また、この算出したIFBを除去した擬似距離を使って2周波による電離層遅延量を推定することにより、測位を行う時間帯や受信機から見える衛星の状況に応じて、衛星ごとに、GPSモデルによる電離層遅延量推定と2周波による電離層遅延量推定とを混合して使用することが可能になる。また測位に使用できる衛星数が増えるため、測位精度や測位頻度を向上させることが可能になる。
なお、前述した本発明の実施の形態1では、衛星からL1波とL2波が送信されるものを例にあげて説明したが、衛星から送信される測位用信号の周波数は2周波に限られない。衛星から送信される測位用信号の周波数が3周波以上である場合であっても、2周波の場合と同様にIFBを推定することができる。
すなわち、下記に示す(8)式から、IFBを推定する区間でIONOを既知(=GPSモデルによる電離層遅延量)として、IFB15とIFB25をそれぞれ算出するようにすればよい。なお、IFBの算出処理については図2を用いて説明した処理と同様であるためここでは説明を省略する。
Figure 2007187592
また、このようにして求めたIFB15とIFB25を用いて電離層遅延量を算出することにより、2周波の場合と同様に、測位を行う時間帯や受信機から見える衛星の仰角等の状況に応じて、衛星ごとに、GPSモデルによる電離層遅延量推定と2周波による電離層遅延量推定とを混合して使用することが可能になる。また測位に使用できる衛星数が増えるため測位精度や測位頻度を向上させることも可能になる。
(実施の形態2)
次に、本発明の実施の形態2による測位用演算装置について説明する。
図4は本発明の実施の形態2による測位用演算装置の構成を示すブロック図である。
図4において、本発明の実施の形態2による測位用演算装置は、GPSアンテナ1と、第1の電離層遅延量推定部2と、第3の電離層遅延量推定部5と、電離層遅延量算出部6と、測位演算部7と、IFB記憶部11とからなる。なお、前述した本発明の実施の形態1による測位用演算装置と同じ構成要素については同一の符号を付し、ここでは説明を省略する。
IFB記憶部11は、前記実施の形態1で説明したIFB算出部4によって予め算出されたIFBを記憶しておくメモリである。例えば、製品出荷前に外付けのIFB算出装置100を用いて予めIFBを算出し、算出したIFBをIFB記憶部11に記憶させておく。
外付けのIFB算出装置100は、第1の電離層遅延量推定部2で推定されるGPSモデルによる電離層遅延量と、IFB値を0とした場合に第3の電離層遅延量推定部5で推定される2周波による電離層遅延量とを測位用演算装置から読み出す。そして、読み出した値を用いて前記実施の形態1で説明した手法によりIFBを算出し、算出したIFBをIFB記憶部に記憶させる。
これにより、IFBを算出する時間帯を経ないでもIFBを使った2周波の電離層補正量を使用することができ、従来の受信機より測位精度や測位頻度の向上が期待できる。
なお、前述した実施形態1、2は最良の実施形態の一例であって、本発明の要旨を損なわない範囲で種々の変更が可能であり、本発明は前述した実施形態に限定されるものではない。
本発明の実施の形態1による測位用演算装置の構成の一例を示すブロック図 本発明の実施の形態1による測位用演算装置のIFB算出部の処理内容を説明するためのフローチャート 本発明の実施の形態1による測位用演算装置の電離層遅延量算出部の処理内容を説明するためのフローチャート 本発明の実施の形態2による測位用演算装置の構成の一例を示すブロック図 受信機に発生するクロックオフセットを示す図
符号の説明
1 GPSアンテナ
2 第1の電離層遅延量推定部(GPSモデル)
3 第2の電離層遅延量推定部(2周波)
4 IFB算出部
5 第3の電離層遅延量推定部(IFBを使った2周波)
6 電離層遅延量算出部
7 測位演算部
11 IFB記憶部
100 IFB算出装置

Claims (8)

  1. 衛星から送信される測位用信号を受信するアンテナと、
    前記アンテナで受信した信号に重畳された航法メッセージに含まれるパラメータを使用して電離層遅延量を推定する第1の電離層遅延量推定部と、
    前記アンテナで受信した信号のうち、同じ衛星から送信された複数の周波数信号から得られる、複数の擬似距離を使って電離層遅延量を推定する第2の電離層遅延量推定部と、
    所定の時間に前記第1、2の電離層遅延量推定部で推定した同じ衛星に対する電離層遅延量の差から、擬似距離に含まれる周波数間バイアスを算出する周波数間バイアス算出部と、
    前記周波数間バイアスを除去した前記擬似距離を使って電離層遅延量を推定する第3の電離層遅延量推定部と、
    前記第1の電離層遅延量推定部で推定した電離層遅延量と前記第3の電離層遅延量推定部で推定した電離層遅延量とに基づいて電離層遅延量を算出する電離層遅延量算出部とを備えることを特徴とする測位用演算装置。
  2. 請求項1に記載の測位用演算装置において、
    前記周波数間バイアスを算出する所定時間は、前記第1の電離層遅延量推定部で推定される電離層遅延量が真値に近い時間帯であることを特徴とする測位用演算装置。
  3. 請求項1又は2に記載の測位用演算装置において、
    前記電離層遅延量算出部は、前記第3の電離層遅延量推定部で推定された電離層遅延量をADRの時間変化を用いて平滑化処理を行い、平滑化した値と前記第1の電離層遅延量推定部で推定した電離層遅延量とを用いて電離層遅延量を算出することを特徴とする測位用演算装置。
  4. 衛星から送信される測位用信号を受信するアンテナと、
    前記アンテナで受信した信号に重畳された航法メッセージに含まれるパラメータを使用して電離層遅延量を推定する第1の電離層遅延量推定部と、
    擬似距離の観測量に含まれる受信機固有の周波数間バイアスを記憶する記憶部と、
    前記周波数間バイアスを除去した、同じ衛星から送信された複数の周波数信号から得られる複数の擬似距離を使って電離層遅延量を推定する第3の電離層遅延量推定部と、
    前記第1の電離層遅延量推定部で推定した電離層遅延量と前記第3の電離層遅延量推定部で推定した電離層遅延量とに基づいて電離層遅延量を算出する電離層遅延量算出部とを備えることを特徴とする測位用演算装置。
  5. 請求項1又は4に記載の測位用演算装置において、
    前記電離層遅延量算出部は、前記第1の電離層遅延量推定部で推定した電離層遅延量と、前記第3の電離層遅延量推定部で推定した電離層遅延量の何れか、又はこれらの加重平均値を電離層遅延量とすることを特徴とする測位用演算装置。
  6. 衛星から送信される測位用信号を受信するステップと、
    前記受信した信号に重畳された航法メッセージに含まれるパラメータを使用して電離層遅延量を推定する第1の電離層遅延量推定ステップと、
    前記受信した信号のうち、同じ衛星から送信された複数の周波数信号から得られる、複数の擬似距離を使って電離層遅延量を推定する第2の電離層遅延量推定ステップと、
    所定の時間に前記第1、2の電離層遅延量推定ステップで推定した同じ衛星に対する電離層遅延量の差から、前記擬似距離の観測量に含まれる周波数間バイアスを算出する周波数間バイアス算出ステップと、
    前記周波数間バイアスを除去した前記擬似距離を使って電離層遅延量を推定する第3の電離層遅延量推定ステップと、
    前記第1の電離層遅延量推定ステップで推定した電離層遅延量と前記第3の電離層遅延量推定ステップで推定した電離層遅延量とに基づいて電離層遅延量を算出する電離層遅延量算出ステップとを含むことを特徴とする電離層遅延量算出方法。
  7. 衛星から送信される測位用信号を受信するステップと、
    前記受信した信号に重畳された航法メッセージに含まれるパラメータを使用して電離層遅延量を推定する第1の電離層遅延量推定ステップと、
    予め記憶されている、擬似距離の観測量に含まれる受信機固有の周波数間バイアスを読み出す読み出しステップと、
    前記周波数間バイアスを除去した、同じ衛星から送信された複数の周波数信号から得られる、複数の擬似距離を使って電離層遅延量を推定する第3の電離層遅延量推定ステップと、
    前記第1の電離層遅延量推定ステップで推定した電離層遅延量と前記第3の電離層遅延量推定ステップで推定した電離層遅延量とに基づいて電離層遅延量を算出する電離層遅延量算出ステップとを含むことを特徴とする電離層遅延量算出方法。
  8. 請求項6又は7に記載の電離層遅延量算出方法において、
    前記電離層遅延量算出ステップは、前記第1の電離層遅延量推定ステップで推定した電離層遅延量と、前記第3の電離層遅延量推定ステップで推定した電離層遅延量の何れか、又はこれらの加重平均値を電離層遅延量とすることを特徴とする電離層遅延量算出方法。
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