JP2007185224A - 遊技機 - Google Patents

遊技機 Download PDF

Info

Publication number
JP2007185224A
JP2007185224A JP2006003519A JP2006003519A JP2007185224A JP 2007185224 A JP2007185224 A JP 2007185224A JP 2006003519 A JP2006003519 A JP 2006003519A JP 2006003519 A JP2006003519 A JP 2006003519A JP 2007185224 A JP2007185224 A JP 2007185224A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
effect
variation pattern
symbol
effect mode
determined
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2006003519A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4820171B2 (ja
Inventor
Hitoshi Kichijima
仁 吉島
Yasushi Furukofu
泰 古國府
Koji Fukushima
浩二 福島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Heiwa Corp
Original Assignee
Heiwa Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Heiwa Corp filed Critical Heiwa Corp
Priority to JP2006003519A priority Critical patent/JP4820171B2/ja
Publication of JP2007185224A publication Critical patent/JP2007185224A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4820171B2 publication Critical patent/JP4820171B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Pinball Game Machines (AREA)
  • Display Devices Of Pinball Game Machines (AREA)

Abstract

【課題】遊技の趣向を向上するのに好適な遊技機を提供する。
【解決手段】パチンコ機は、始動入賞口への入賞を契機として大当たり抽選を行うとともに基本変動パターンを決定し、演出モードを決定し、基本変動パターンおよび演出モードに対応する変動パターンで演出図柄を変動表示する。図柄変動が開始された後、ボタン押下有効期間tになると、操作ボタンのランプが点灯する。遊技者は、ボタン押下有効期間tのうち有効期間t1中に操作ボタンを押下すると、大当たり抽選の結果に対応して設定された選択確率で画像演出態様を選択する。これに対し、有効期間t2中に操作ボタンを押下すると、大当たり抽選の結果に対応して設定された選択確率で音声演出態様を選択する。そして、選択した演出態様の画像演出または音声演出を行う。
【選択図】 図19

Description

本発明は、図柄表示装置で図柄を変動表示し、所定の態様で図柄を停止させるとともに所定の遊技状態を生起させる遊技機に係り、特に、遊技の趣向を向上するのに好適な遊技機に関する。
従来のパチンコ機としては、例えば、始動入賞口に遊技球が入賞したことを契機として、図柄表示装置で抽選用図柄の変動表示を開始するとともに特賞状態(大当たり)を生起させるか否かの抽選を行い、特賞状態を生起させると判定したときは、所定時間経過後に抽選用図柄を特定の組み合わせで停止させ、特賞状態を生起させる。特賞状態が生起したときは、所定の開閉パターンで大入賞口を開閉制御し、大入賞口への1個当たりの入賞につき所定数(例えば、15個)の賞球を払い出す。
この種のパチンコ機としては、例えば、特許文献1記載の技術が知られている。
特許文献1記載の技術は、遊技機前面に設けられ遊技者によって押下される操作ボタンと、複数の演出図柄を変動表示する回転リールを備える。所定条件を満たすと、回転リールは回転を開始し、操作ボタンが操作有効期間内に押下されると、回転リールが停止し、操作ボタンの押下タイミングに基づいた1つの演出図柄が停止表示される。
特開2004−8233号公報
しかしながら、特許文献1記載の発明にあっては、操作ボタンの押下タイミングで複数の演出図柄のうちいずれかを停止表示するだけの構成であるため、遊技状態にかかわらず各演出図柄の出現確率が一定であり、演出図柄の出現に抑揚がない。また、停止表示された演出図柄からでは、その後に大当たりになるかはずれになるかを予測することができないので、遊技者が大当たりに対する期待を抱くことができない。したがって、演出効果が十分でなく、遊技の趣向が低下するという問題がある。
そこで、本発明は、このような従来の技術の有する未解決の課題に着目してなされたものであって、遊技の趣向を向上するのに好適な遊技機を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明に係る請求項1記載の遊技機は、始動入賞口への入賞を契機として所定の遊技状態を生起させるか否かの抽選を行う抽選手段と、前記抽選手段の抽選結果に基づいて、複数の遊技状態のそれぞれに対応する基本変動パターンのなかからいずれかを決定する基本変動パターン決定手段と、図柄変動の複数の演出モードのなかからいずれかを決定する演出モード決定手段と、前記始動入賞口への入賞を契機として、前記基本変動パターン決定手段で決定した基本変動パターンおよび前記演出モード決定手段で決定した演出モードに対応する変動パターンにより図柄表示手段で図柄を変動表示する制御を行う図柄表示制御手段とを備え、前記抽選手段で前記所定の遊技状態を生起させると判定したときは、前記図柄を特定の態様で停止させる遊技機であって、当該遊技機の前面に設けられ遊技者によって操作される操作手段と、前記図柄の変動期間のうち前記操作手段の操作が有効となる操作有効期間中に前記操作手段が操作されたときは、前記抽選手段の抽選結果に対応して設定された選択確率で複数の演出態様のなかからいずれかを選択する演出態様選択手段と、前記演出態様選択手段で選択した演出態様の演出を行う演出実行手段とを備える。
このような構成であれば、始動入賞口に入賞があると、これを契機として、抽選手段により、所定の遊技状態を生起させるか否かの抽選が行われる。また、基本変動パターン決定手段により、複数の遊技状態のそれぞれに対応する基本変動パターンのなかからいずれかが決定され、演出モード決定手段により、図柄変動の複数の演出モードのなかからいずれかが決定される。そして、始動入賞口への入賞を契機として、図柄表示制御手段により、決定された基本変動パターンおよび演出モードに対応する変動パターンにより図柄表示手段で図柄を変動表示する制御が行われる。すなわち、遊技状態に対応する基本変動パターンおよび演出モードに対応する変動パターンにより図柄が変動表示されるので、同一の遊技状態であっても演出モードによって変動パターンが変化する。
遊技者は、操作有効期間中に操作手段を操作すると、演出態様選択手段により、抽選手段の抽選結果に対応して設定された選択確率で複数の演出態様のなかからいずれかが選択され、演出態様再生手段により、選択された演出態様の演出が行われる。そして、抽選手段で所定の遊技状態を生起させると判定されると、特定の態様で図柄が停止する。
ここで、操作手段としては、例えば、ボタン、レバー、ハンドル、ペダル、ダイヤルまたはタッチパネルが含まれる。
また、遊技状態は、どのようなものであってもよいが、これには、例えば、遊技者に有利な遊技状態である特賞状態や、特賞状態が生起しやすい遊技状態である確率変動状態が挙げられる。
また、始動入賞口とは、遊技球を入賞または通過させるために遊技盤面に設けられる孔またはゲートのことをいい、例えば、入賞口または作動ゲート等がこれに該当する。したがって、入賞には、単に入賞だけでなく通過も含まれる。
さらに、本発明に係る請求項2記載の遊技機は、請求項1記載の遊技機において、前記演出態様選択手段は、前記抽選手段の抽選結果が、前記所定の遊技状態を生起させない第1抽選結果であるときは、前記第1抽選結果に対応して設定された選択確率で、前記複数の演出態様のうち特定の演出態様を含まない第1群のなかからいずれかを選択し、前記抽選手段の抽選結果が、前記所定の遊技状態を生起させる第2抽選結果であるときは、前記第2抽選結果に対応して設定された選択確率で、前記複数の演出態様のうち前記特定の演出態様を含む第2群のなかからいずれかを選択する。
このような構成であれば、抽選手段の抽選結果が第1抽選結果であるときは、演出態様選択手段により、第1抽選結果に対応して設定された選択確率で、特定の演出態様を含まない第1群のなかからいずれかが選択される。これに対し、抽選手段の抽選結果が第2抽選結果であるときは、演出態様選択手段により、第2抽選結果に対応して設定された選択確率で、特定の演出態様を含む第2群のなかからいずれかが選択される。
さらに、本発明に係る請求項3記載の遊技機は、請求項1および2のいずれか1項に記載の遊技機において、前記複数の演出態様は、画像の表示により演出を行う複数の画像演出態様と、音声の出力により演出を行う複数の音声演出態様とからなり、前記演出態様選択手段は、前記操作有効期間のうち第1有効期間中に前記操作手段が操作されたときは、前記複数の画像演出態様のなかからいずれかを選択し、前記操作有効期間のうち前記第1有効期間以外の第2有効期間中に前記操作手段が操作されたときは、前記複数の音声演出態様のなかからいずれかを選択する。
このような構成であれば、遊技者は、第1有効期間中に操作手段を操作すると、演出態様選択手段により、複数の画像演出態様のなかからいずれかが選択される。これに対し、第2有効期間中に操作手段を操作すると、演出態様選択手段により、複数の音声演出態様のなかからいずれかが選択される。
さらに、本発明に係る請求項4記載の遊技機は、請求項1ないし3のいずれか1項に記載の遊技機において、前記演出態様選択手段は、前記操作有効期間中に前記操作手段が操作されたときは、前記基本変動パターン決定手段で決定した基本変動パターンに対応して設定された選択確率で前記演出態様を選択する。
このような構成であれば、遊技者は、操作有効期間中に操作手段を操作すると、演出態様選択手段により、基本変動パターン決定手段で決定した基本変動パターンに対応して設定された選択確率で演出態様を選択
さらに、本発明に係る請求項5記載の遊技機は、請求項1ないし4のいずれか1項に記載の遊技機において、さらに、遊技状態を制御する主制御装置と、前記図柄の変動パターンを決定する演出制御装置とを備え、前記主制御装置は、前記基本変動パターン決定手段と、前記基本変動パターン決定手段で決定した基本変動パターンに対応する制御コマンドを前記演出制御装置に送信する制御コマンド送信手段とを備え、前記演出制御装置は、前記制御コマンドを受信する制御コマンド受信手段と、前記演出態様選択手段とを備え、前記演出態様選択手段は、前記制御コマンド受信手段で受信した制御コマンドに基づいて前記演出態様を選択する。
このような構成であれば、主制御装置では、基本変動パターン決定手段により基本変動パターンが決定されると、制御コマンド送信手段により、決定された基本変動パターンに対応する制御コマンドが演出制御装置に送信される。
演出制御装置では、制御コマンド受信手段により制御コマンドを受信すると、演出態様選択手段により、受信した制御コマンドに基づいて演出態様が選択される。基本変動パターンは、抽選手段の抽選結果に基づいて決定されるので、制御コマンドに基づけば、抽選手段の抽選結果に対応して設定された選択確率で演出態様を選択することができる。
したがって、主制御装置では、基本変動パターンに対応する制御コマンドを送信するだけでよいので、演出態様に関する仕様を変更するときは、演出制御装置だけを設計変更すればよい。
以上説明したように、本発明に係る請求項1記載の遊技機によれば、抽選手段の抽選結果によって演出態様の出現確率が変化し、また、操作手段の操作によって選択された演出態様から所定の遊技状態が生起することが期待できるので、従来に比して、演出効果が高まり、遊技の趣向を向上することができるという効果が得られる。また、同一の遊技状態であっても演出モードによって変動パターンが変化するので、遊技の変化に富み、遊技の趣向をさらに向上することができるという効果が得られる。
さらに、本発明に係る請求項2記載の遊技機によれば、操作手段の操作によって特定の演出態様が出現したときは、所定の遊技状態が生起することが分かるので、演出効果がさらに高まり、遊技の趣向をさらに向上することができるという効果が得られる。
さらに、本発明に係る請求項3記載の遊技機によれば、操作手段を操作したときの有効期間の区分によって演出方法が異なるので、演出効果がさらに高まり、遊技の趣向をさらに向上することができるという効果が得られる。
さらに、本発明に係る請求項4記載の遊技機によれば、基本変動パターンによって演出態様の出現確率が変化するので、演出効果がさらに高まり、遊技の趣向をさらに向上することができるという効果が得られる。
さらに、本発明に係る請求項5記載の遊技機によれば、演出態様に関する仕様を変更するときは、演出制御装置だけを設計変更すればよいので、設計変更が容易となるという効果が得られる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照しながら説明する。図1ないし図20は、本発明に係る遊技機の実施の形態を示す図である。
本実施の形態は、本発明に係る遊技機を、図1に示すように、演出図柄表示装置104で複数の図柄を変動表示するパチンコ機に適用したものである。
まず、パチンコ機における遊技盤面102の構成を説明する。
図1は、パチンコ機における遊技盤面102の正面部、特に説明に必要な部分を模式的に示した図である。
図1において、遊技盤面102のほぼ中央部には、3つの領域にそれぞれ演出図柄を独立に変動させながら表示する演出図柄表示装置104が設けられている。演出図柄表示装置104は、例えば、液晶ディスプレイまたはCRT(Cathode Ray Tube)ディスプレイ等の可変表示装置、7セグメントLED、ドットマトリクス表示装置、モータの回転により可変表示するドラム等であり、複数の数字や図柄等からなる演出図柄を変動表示する。本実施の形態では、演出図柄表示装置104は、背景等の画像および複数の図柄を動画として表示可能な可変表示装置とし、多彩な演出図柄を演出図柄表示装置104に表示可能としている。
演出図柄表示装置104の上方には、特別図柄作動記憶表示灯116が設けられている。特別図柄作動記憶表示灯116は、特別図柄等の変動中に始動入賞口111または普通電動役物112に入賞した各遊技球の情報を、主制御基板のRAM上にある各遊技球ごとの保留領域に記憶するのと連動して点灯し、連続して図柄変動可能な回数を通知する。
特別図柄作動記憶表示灯116の上方には、遊技球を常時入賞可能とする天入賞口121が設けられている。
演出図柄表示装置104の左右両側にはそれぞれ、遊技球を常時入賞可能とする左肩入賞口122および右肩入賞口123が設けられており、それら入賞口122、123の下方にはそれぞれ、遊技球を常時入賞可能とする左袖入賞口124および右袖入賞口125とが設けられている。
演出図柄表示装置104の下方には、遊技球を常時入賞可能とする始動入賞口111が設けられている。始動入賞口111は、遊技球が入賞すると、パチンコ機内部の始動入賞口スイッチ131(不図示)の検出信号により遊技球の入賞を検知し、演出図柄表示装置104および特別図柄表示装置106の変動表示開始の契機を与える。特別図柄および演出図柄の変動表示は、所定の変動時間経過後に停止し、抽選結果の通知や演出が行われる。
始動入賞口111の右方には、2つの領域にそれぞれ特別図柄を独立に変動させながら表示する特別図柄表示装置106が設けられている。特別図柄表示装置106は、例えば、液晶ディスプレイまたはCRTディスプレイ等の可変表示装置、7セグメントLED、ドットマトリクス表示装置等であり、複数の数字や図柄等からなる特別図柄を変動表示する。本実施の形態では、特別図柄表示装置106は、2桁の7セグメントLEDとする。ここで、特別図柄表示装置106の停止図柄が特定の組み合わせとなった場合を「特賞状態」(大当たり)といい、「特賞」とは、遊技状態が、遊技者へ多数の賞球を払い出す等の所定の遊技価値を付与する有利な状態に移行するポイントをいう。また、特別図柄は、演出図柄表示装置104で表示される演出図柄と対応している。
特別図柄表示装置106の右側には、大当たり中(特賞状態中)や図柄変動時間短縮制御中(いわゆる時短中)等のパチンコ機の状態を通知する遊技状態表示装置109が設けられている。遊技状態表示装置109は、例えばLEDからなる表示装置であり、点灯や点滅等で遊技状態を通知するものである。
始動入賞口111の下方には、普通図柄作動記憶表示灯117が設けられている。普通図柄作動記憶表示灯117は、普通図柄の変動中に作動ゲート113、114を通過した各遊技球の情報を、主制御基板のRAM上にある各遊技球ごとの保留領域に記憶するのと連動して点灯し、連続して普通図柄の変動可能な回数を通知する。
普通図柄作動記憶表示灯117の下方には、「0」から「9」までの1桁の数字等からなる普通図柄を変動させながら表示する普通図柄表示装置108が設けられている。普通図柄表示装置108は、例えば、7セグメントLED等である。
普通図柄表示装置108の左右両側にはそれぞれ、遊技球を常時通過可能とする作動ゲート113、114が設けられている。作動ゲート113、114は、遊技球が通過すると、内部の作動ゲートスイッチの検出信号により遊技球の通過を検知し、普通図柄表示装置108の変動表示開始の契機を与える。
普通図柄表示装置108の下方には、通常時は閉止状態であるが演出図柄表示装置104の3つの領域に表示された図柄が大当たり図柄となったときは、所定パターンで開放状態となって遊技球を入賞可能とする大入賞口115が設けられている。大入賞口115は、特別図柄表示装置106の停止図柄が特定の組み合わせとなったとき(すなわち、特賞となったとき)は、その後の特賞状態において、大入賞口115の全面に設置された開閉部材が開放および閉鎖の動作を行う。特賞状態の生起中は、開閉部材がほぼ水平に開き、多数の遊技球の入賞を受け付ける。大入賞口115は、遊技球が入賞すると、パチンコ機内部の大入賞口スイッチ132(不図示)の検出信号により入賞した遊技球数を計数し、入賞に伴って賞球を払い出す。大入賞口115の開放は、所定の時間(例えば、30秒)経過するか、所定数(大入賞口入賞規定数、例えば10個等)の遊技球が入賞するまで継続する。大入賞口115の一回の開放をラウンドと呼ぶ。ラウンドは、1R→2R→…と継続し、最大ラウンドまで継続する。
大入賞口115の左右両側にはそれぞれ、遊技球を常時入賞可能とする左落し入賞口126および右落し入賞口127とが設けられており、大入賞口115の下方には、通常時は閉止状態であるが普通図柄表示装置108に表示された数字が特定の態様となったときは、所定パターンで開放状態となって遊技球を入賞可能とする普通電動役物112が設けられている。普通電動役物112は、遊技球が入賞すると、パチンコ機内部の入賞口スイッチの検出信号により遊技球の入賞を検知し、特別図柄表示装置106の変動表示開始の契機を与える。
そして、普通電動役物112の下方であって遊技盤面102の最下方には、上記入賞口等のいずれにも入賞しなかった遊技球を回収するためのアウト口110が設けられている。
また、パチンコ機の前面には、遊技者によって操作可能な位置に操作ボタン128が設けられている。操作ボタン128は、例えば、遊技球を貯留する上皿の前面に配置される。操作ボタン128の操作部は、例えば、ドーム状に成型された透光性の樹脂からなり、操作部内には、中空部に突出してランプが設けられている。ランプは、操作ボタン128の押下が有効となる期間(以下、ボタン押下有効期間という。)中に点灯し、ボタン押下有効期間であることを遊技者に通知する。
なお、以下、特賞状態終了後に特賞状態になる確率が通常よりも高くなる遊技状態を「確率変動状態」といい、特賞状態および確率変動状態以外の遊技状態を「通常状態」という。
次に、パチンコ機における遊技制御装置200の構成を説明する。
図2は、遊技制御装置200の構成を示すブロック図である。
遊技制御装置200は、図2に示すように、主に、主制御基板210(主制御部)、演出制御装置150(演出制御部)、および図柄制御装置152(演出図柄表示制御部)の3つの制御部から構成される。不正行為防止等のため、通常、各制御部は、各機能ごとに別々の基板に実装され、直接・間接に接続されて相互にまたは一方向にデータが送信可能である。主制御基板210は、始動入賞口111への入賞による遊技球の検出に基づいて内部で発生させた乱数に応じて制御コマンドの送信および遊技全体の制御を行い、また、特別図柄表示装置106を直接制御する。
演出制御装置150は、主制御基板210から送信される制御コマンド(第1の制御コマンド)に応じて図柄制御装置152を制御するための制御コマンド(第2の制御コマンド)を送信するとともに、遊技領域等に設けられているランプの点滅制御、パチンコ機のスピーカから出力する音声の出力制御を行う。
図柄制御装置152は、演出制御装置150から送信される制御コマンド(第2の制御コマンド)に応じて演出図柄表示装置104を制御する。
主制御基板210は、CPU220、ROM230、RAM240、入力ポート250および出力ポート255を備える。
出力ポート255は、特別図柄表示装置106への出力を行う特別図柄表示用出力ポートと、普通図柄表示装置108への出力を行う普通図柄表示用出力ポートと、特別図柄作動記憶表示灯116への出力を行う特別図柄作動記憶表示灯用ポートと、普通図柄作動記憶表示灯117への出力を行う普通図柄作動記憶表示灯用ポートと、演出制御装置150への出力を行う演出制御装置用コマンド出力ポート(図柄指定コマンドや変動パターンコマンド等の第1の制御コマンドを送信)と、賞球払出装置に対して賞球の払出制御を行う賞球払出制御装置156への出力を行う賞球払出用出力ポートと、大入賞口115を開閉させる大入賞口ソレノイド158への出力を行う大入賞口ソレノイド出力ポートと、遊技状態表示装置109への出力を行う遊技状態表示用出力ポートと、外部のホールコンピュータへの出力を行う外部情報出力ポート256とからなる。図柄指定コマンド(第1の制御コマンド)とは、演出図柄表示装置104に表示される演出図柄の停止図柄を指定する制御コマンドであり、変動パターンコマンド(第1の制御コマンド)とは、演出図柄表示装置104に表示されるリーチ、はずれ、特賞等の画面変動の態様および演出時間を指定する制御コマンドである。
外部情報出力ポート256は、図示しないが、少なくとも第1信号生成手段である第1信号生成部と、第2信号生成手段である第2信号生成部とを備える。第1信号生成部は、大当たり情報信号等のある状態を識別できるようにその状態中は出力されている信号を生成する。また、出力時間は、その状態等によって随時可変するものである。第2信号生成部は、例えば、図柄確定回数情報信号等の状態の変化を検出して信号を生成する。また、出力時間は、その検出を知らせるものであるため、あらかじめ設定された期間出力されるものである。
主制御基板210は、入力ポート250を介して、始動入賞口スイッチ131、大入賞口スイッチ132、その他各種入賞口スイッチ133から検出信号を入力し処理する。主制御基板210は、出力ポート255を介して、特別図柄表示装置106、特別図柄作動記憶表示灯116、普通図柄表示装置108、普通図柄作動記憶表示灯117、大入賞口ソレノイド158、外部情報出力部および遊技状態表示装置109を制御する。なお、ここでの「制御」とは、例えば、主制御基板210が出力ポート255から特別図柄表示装置106に対して直接的に表示駆動に関わる制御信号を送ることにより特別図柄を変動させる処理のことであり、例えば、CPU220からの信号(命令)を他のCPUによる判断なしで直接送ることや、割り込み等による時間遅れ(タイムラグ)なしで制御することが含まれる。また、主制御基板210は、演出制御装置150に演出制御コマンド(図柄指定コマンドや変動パターンコマンド等の第1の制御コマンド)を送信して演出制御装置150をコマンド送信により制御する。
ROM230には、主制御基板210で実行されるパチンコ機を制御するためのプログラムが記憶される。ROM230には、さらに、演出制御装置150を制御するための図柄指定コマンド、変動パターンコマンドを始めとするパチンコ機を制御するための各種パラメータの値が格納されている。
RAM240は、主制御基板210に対する入出力データや演算処理のためのデータ、遊技に関連する乱数カウンタを始めとする各種カウンタ等を一時記憶し、および各保留球の情報を記憶する保留メモリを有する。
RAM240には、出力予定の制御コマンドを所定領域に格納し、停電から復帰したときは、RAM240の内容を停電直前の状態に復元し、RAM240の出力予定の制御コマンドを出力することにより、電源遮断前の状態に遊技状態を復帰させる。
主制御基板210には、電源供給を行うための電源回路212が接続されている。電源回路212は、主制御基板210全体に供給されていた電源ラインの電圧が所定の電圧値以下になったことを検出したときは、電源が遮断された旨を示す電源断検出信号をCPU220に出力する。電源断が検出された場合は、主制御基板210全体に供給されていた電源ラインから電源断に伴ってCPU220に直接つながる電源ラインに切り換えられる。これにより、RAM240には、CPU220に直接つながる電源ラインから電源が供給されるので、情報を保持することができる。
演出制御装置150は、主制御基板210と同様に、CPU、ROM、RAM、入力ポートおよび出力ポートを備える。主制御基板210から送信される制御コマンド(図柄指定コマンド等の第1の制御コマンド)を受信し、その制御コマンドに従って、液晶表示制御コマンド(第2の制御コマンド)を生成し、図柄制御装置152に送信する。また、演出制御装置150は、表示灯153の点滅を制御するランプ制御部と、効果音出力装置155の音声出力を制御する音声制御部と、操作ボタン128の押下を検出するとともに操作ボタン128のランプの点滅を制御するボタン制御部とを備える。このように、演出制御装置150は、液晶表示、ランプ点滅、効果音の生成等の演出に関する制御を専門的に行うことにより、主制御基板210の負荷を軽減するのに役立っている。
図柄制御装置152は、演出制御装置150から送信される液晶表示制御コマンド(第2の制御コマンド)を受信し、その液晶表示制御コマンドに従って演出図柄表示装置104の演出図柄を変動・停止させ、または演出制御装置150により選択・送信された予告指定コマンドを受信して予告表示する機能を有する。
次に、主制御基板210から演出制御装置150に出力される制御コマンドの構造および内容を説明する。
図3は、制御コマンドのデータ構造を示す図である。
制御コマンドは、図3に示すように、制御コマンドの分類を識別するための識別子で1バイト長のディジタルデータであるモード(MODE)と、実行される制御コマンドの内容(機能)を示す1バイト長のディジタルデータであるイベント(EVENT)とからなる。
図4は、制御コマンドの入出力タイミングを示すタイミングチャートである。
主制御基板210では、図4に示すように、コマンド変化時に自身が生成するストローブ信号(DUSTB)の1つ目の立ち上がりを契機として、モード(MODE)データが出力され、次いでストローブ信号(DUSTB)の2つ目の立ち上がりを契機として、イベント(EVENT)データが出力される。これに対応して、演出制御装置150では、CPUにより、ストローブ信号(DUSTB)の入力に応じて割込を発生させ、割込処理によって制御コマンドが演出制御装置150のRAMに格納される。
図5は、主制御基板210から出力される制御コマンドの内容を示す図である。
制御コマンドの1つとして、図5に示すように、基本変動パターンを指定するための変動パターンコマンドが規定されている。本実施の形態では、変動パターンコマンドは、基本変動パターン1〜25に対応する25個のコマンドから構成される。
基本変動パターンは、複数の遊技状態のそれぞれに対応している。例えば、基本変動パターン5は、ノーマルリーチを生起した後にはずれとなる遊技状態に対応しており、主制御基板210でそのような遊技状態が決定されたときは、基本変動パターン5を指定するための変動パターンコマンドが演出制御装置150に出力される。また、基本変動パターンは、演出図柄の具体的な変動パターンを決定するコマンドではなく、演出図柄の変動時間を規定するコマンドである。具体的な変動パターンは、基本変動パターンおよび後述する演出モードによって決定される。
次に、演出制御装置150から図柄制御装置152に出力される制御コマンドの構造および内容を説明する。
制御コマンドのデータ構造および入出力タイミングは、図3および図4に示すように、主制御基板210からの制御コマンドと同様である。
図6は、演出制御装置150から出力される制御コマンドの内容を示す図である。
制御コマンドの1つとして、図6に示すように、基本変動パターンおよび演出モードに対応する変動パターンを指定するための液晶表示制御コマンドが規定されている。液晶表示制御コマンドは、基本変動パターン1〜25および演出モードA〜Dの組み合わせに対応する100個のコマンドから構成される。
演出モードは、図柄変動を行う複数のステージのそれぞれに対応している。各ステージには、他のステージとは異なる背景画像と、各背景画像に対応したキャラクタが用意されており、ある演出モードが選択された場合には、その演出モードに対応した背景画像およびキャラクタを表示するように制御する。すなわち、演出モードの変更により、背景画像やそれに伴って表示されるキャラクタが変更され、遊技者が長時間遊技しても飽きることがなく、演出の変化を楽しむことができる。なお、ステージは、背景画像およびキャラクタを変化させるだけでなく、演出図柄の変動方向、演出図柄の変動態様または演出図柄自体を変化させるようにしてもよいし、それら変化を組み合わせてもよい。
例えば、主制御基板210で基本変動パターン1が、演出制御装置150で演出モードAが決定されたときは、変動パターンA1を指定するための液晶表示制御コマンドが図柄制御装置152に出力される。その結果、演出図柄表示装置104の背景画像がステージAとなり、基本変動パターン1および演出モードAに対応する変動パターンで演出図柄が変動表示される。このとき、演出図柄の変動時間は、基本変動パターン1に対応する変動時間となる。
次に、演出図柄の停止図柄の態様を説明する。
図7は、遊技状態と停止図柄の関係を示す図である。
パチンコ機においては、図7に示すように、「時短」、「確変1」、「確変2」および「はずれ」の4種類の遊技状態が規定されている。各遊技状態は、遊技状態番号1〜4により識別される。
遊技状態が「時短」となるときは、演出図柄表示装置104に15ラウンド時短図柄で演出図柄を停止させるように制御する。「時短」は、大当たり時における大入賞口115の最高開放回数、すなわちラウンドの最高継続回数が15回となり、その大当たり中に昇格演出を発生させないか、または昇格する可能性のある演出を発生させるが昇格を決定せず、大当たり終了後の遊技状態において図柄の変動時間が短縮するとともに通常状態となるように制御される遊技状態である。
遊技状態が「確変1」となるときは、演出図柄表示装置104に15ラウンド特定図柄1で演出図柄を停止させるように制御する。「確変1」は、ラウンドの最高継続回数が15回となり、大当たり決定時に確率変動状態である旨を報知し、その大当たり中に昇格演出を発生させず、大当たり終了後の遊技状態においては図柄の変動時間が短縮するとともに確率変動状態となるように制御される遊技状態である。
遊技状態が「確変2」となるときは、演出図柄表示装置104に15ラウンド特定図柄2で演出図柄を停止させるように制御する。「確変2」は、ラウンドの最高継続回数が15回となり、大当たり決定時には確率変動状態である旨を演出図柄表示装置104では報知せず、その大当たり中に昇格演出を発生させて確率変動状態への昇格を報知し、大当たり終了後の遊技状態において図柄の変動時間を短縮させず確率変動状態となるように制御される遊技状態である。また、「確変2」を生起させる際の演出図柄の図柄変動では、昇格演出前は15ラウンド特定図柄2を表示し、昇格演出後は15ラウンド特定図柄1を表示する。なお、昇格演出によって変更されるのは、演出図柄であって特別図柄については変更しない。
遊技状態が「はずれ」となるときは、演出図柄表示装置104にはずれ図柄で演出図柄を停止させるように制御する。
昇格演出とは、確率変動状態に移行するか否かを遊技者に通知するために行われる演出制御であり、大当たり発生時に停止した図柄が通常図柄であったのに対して、大当たり演出中にこの演出制御を通じて確率変動状態に変わることを遊技者に通知するものである。この場合、実際には内部的に確率変動状態が確定している大当たりとしているが、まず最初に通常図柄で当たったように演出表示し、その後の大当たり処理中に変化(昇格)したように思わせるものである。なお、昇格演出は、通常状態から確率変動状態に変化する場合以外にも、例えば、大当たり時に行われるラウンド継続回数の増加(例えば、6ラウンドから15ラウンドに増加変化)することも含むものであるし、また上記内容をそれぞれの組み合わせたものでもよい。
また、昇格演出は、大当たり処理中の各ラウンドごとに発生させてもよいし、特定のラウンドだけ発生させるものでもよい。さらに、発生するラウンドに応じて昇格への信頼度が異なるように制御するものでもよい。1ラウンドのときに発生した場合には昇格の確率が高くなり、ラウンドが進行して最大継続回数の最後に近づくに連れて確率が低くなるように制御することもできるし、その逆となるように制御することもできる。このように制御することにより、さらに遊技者に意外性を与えることができる。
次に、特別図柄決定テーブル400のデータ構造を説明する。
図8は、特別図柄決定テーブル400のデータ構造を示す図である。
ROM230には、図8に示すように、特別図柄表示装置106で表示される特別図柄の停止図柄の組み合わせを決定するために使用される特別図柄決定テーブル400が格納されている。
特別図柄決定テーブル400には、100個のレコードが登録されている。各レコードは、特別図柄の左側の数値を登録したフィールドと、特別図柄の右側の数値を登録したフィールドとを含んで構成されている。「0」〜「99」の数値範囲でいずれかの値を取り得る乱数(以下、停止図柄決定乱数という。)を取得し、取得した乱数値の順位のレコードから数値を読み出し、特別図柄の停止図柄を、読み出した数値に決定する。例えば、乱数値が「97」である場合は、98段目のレコードから数値を取得する。図8の例では、特別図柄決定テーブル400から「9」および「7」が読み出されるので、特別図柄は「97」で停止する。
なお、大当たり抽選の結果、はずれと判定された場合には、特別図柄決定テーブル400とは別にはずれ用特別図柄決定テーブルを設け、はずれ用特別図柄決定テーブルから停止図柄を決定するようにしてもよい。
次に、遊技状態決定テーブル420のデータ構造を説明する。
図9は、遊技状態決定テーブル420のデータ構造を示す図である。
ROM230には、図9に示すように、大当たり後に生起する遊技状態を決定するために使用される遊技状態決定テーブル420が格納されている。
遊技状態決定テーブル420には、100個のレコードが登録されている。各レコードは、遊技状態番号を登録したフィールドを含んで構成されている。「0」〜「99」の数値範囲でいずれかの値を取り得る乱数(以下、大当たり種別決定乱数という。)を取得し、取得した乱数値の順位のレコードから遊技状態番号を読み出し、大当たり後に生起する遊技状態を、読み出した遊技状態番号により特定される遊技状態に決定する。例えば、乱数値が「97」である場合は、98段目のレコードから遊技状態番号を取得する。図9の例では、遊技状態決定テーブル420から「2」が読み出されるので、図7を参照すると、「確変1」が生起する。
次に、変動パターン決定テーブル440のデータ構造を説明する。
図10は、変動パターン決定テーブル440のデータ構造を示す図である。
ROM230には、図10に示すように、基本変動パターンを決定するのに用いる変動パターン決定テーブル440が格納されている。
変動パターン決定テーブル440は、大当たりおよびはずれのそれぞれに対応して設けられている。大当たりに対応する変動パターン決定テーブル440については、さらに、現在の遊技状態(「低確率・非時短」、「低確率・時短」、「高確率・非時短」、「高確率・時短」)、大当たり後の遊技状態(「時短」、「確変1」、「確変2」)、入賞遊技球数(保留領域の記憶数)「0」〜「3」、および「0」〜「1998」の数値範囲でいずれかの値を取り得る乱数(以下、リーチ決定乱数という。)の値に対応して複数設けられている。はずれに対応する変動パターン決定テーブル440ついては、現在の遊技状態、入賞遊技球数およびリーチ決定乱数の値に対応して複数設けられている。
変動パターン決定テーブル440には、211個のレコードが登録されている。各レコードは、基本変動パターンを示す変動パターン番号を登録するフィールドを含んで構成されている。「0」〜「210」の数値範囲でいずれかの値を取り得る乱数(以下、変動パターン決定乱数という。)を取得し、取得した乱数値の順位のレコードから変動パターン番号を読み出し、基本変動パターンを、読み出した変動パターン番号により特定される基本変動パターンに決定する。例えば、乱数値が「30」である場合は、30段目のレコードから変動パターン番号を取得する。図10の例では、変動パターン決定テーブル440から「18」が読み出されるので、基本変動パターン18に決定される。
次に、振分構造テーブル460のデータ構造を説明する。
図11は、振分構造テーブル460のデータ構造の一部を示す図である。
ROM230には、図11に示すように、大当たり/はずれの別、現在の遊技状態、大当たり後の遊技状態、入賞遊技球数およびリーチ決定乱数の値に応じて変動パターン決定テーブル440を決定するのに用いる振分構造テーブル460が格納されている。
振分構造テーブル460には、大当たり/はずれの別、現在の遊技状態、大当たり後の遊技状態、入賞遊技球数およびリーチ決定乱数の値ごとに、変動パターン決定テーブル440へのアドレスが登録されている。図11の例では、現在の遊技状態が「低確率・非時短」、大当たり判定が「大当たり」、大当たり後の遊技状態が「時短」、入賞遊技球数が「0」〜「3」およびリーチ決定乱数の値が「0」〜「1199」である場合は、変動パターン決定テーブル440であるテーブル1のアドレスが対応付けられている。
次に、主制御基板210で実行される遊技制御処理を説明する。
CPU220は、マイクロプロセッシングユニット等からなり、所定の動作クロック(例えば、4[ms])で1サイクルを実行可能な遊技制御プログラムに基づいて動作し、ROM230の所定領域に格納されている遊技制御プログラムを起動させ、図12のフローチャートに示す遊技制御処理を実行する。
初めに、遊技制御処理を説明する。
図12は、遊技制御処理を示すフローチャートである。
遊技制御処理は、CPU220において実行されると、図12に示すように、まず、ステップS100に移行する。
ステップS100では、CPU220の初期化処理を実行し、ステップS102に移行して、図13の割込処理を実行すべき割込許可命令をCPU220に対して出力する。これにより、図13の割込処理は、所定の周期(例えば、2[ms])で遊技制御処理と並列に実行される。
次いで、ステップS104に移行して、演出に関わる演出制御用乱数(例えば、リーチ決定乱数、変動パターン決定乱数、表示する図柄の種類を決定するための乱数、予告演出乱数)を更新する乱数更新処理を実行し、ステップS106に移行する。
ステップS106では、遊技制御処理が実行されてから図13の割込処理が所定回数(例えば、2回)実行されたか否かを判定し、割込処理が所定回数実行されたと判定したとき(Yes)は、ステップS108に移行して、大当たりの判定を行うとともに図柄の変動パターンを決定する大当たり判定処理を実行し、ステップS110に移行する。
ステップS110に移行して、大入賞口115を所定パターンで開放させる電動役物作動処理を実行し、ステップS112に移行して、賞球払出制御装置156に対して払出し動作を行わせるための制御コマンドをRAM240の所定領域に格納する賞球払出管理処理を実行し、ステップS114に移行する。
ステップS114では、外部情報出力ポート256を介して、遊技制御に関する外部情報信号をホールコンピュータに出力する外部情報出力処理を実行し、ステップS116に移行する。
ステップS116では、パチンコ機の検査に必要な遊技機検査信号を出力する遊技機検査信号出力処理を実行する。ステップS116では、遊技機検査信号を出力するが、遊技店に設置される場合、パチンコ機は、遊技機検査信号を受信する制御部を備えていない。これは、検査機関での検査時に必要とされる信号であるためである。場合によっては、ステップS116の処理は省略することもできる。
次いで、ステップS118に移行して、演出制御装置用コマンド出力ポートを介して、RAM240に格納した制御コマンドを演出制御装置150に出力するポート出力処理を実行する。演出制御装置150に対しては、まず、ストローブ信号を出力し、モードおよびイベントからなる制御コマンドを出力する。これにより、演出制御装置150に制御コマンド(第1の制御コマンド)が出力される。また、特別図柄表示装置106、大入賞口ソレノイド158、遊技状態表示装置109等へも主制御基板210からの制御情報がそのまま出力される。
次いで、ステップS120に移行して、電源回路212から電源断検出信号を入力したか否かを判定し、電源断検出信号を入力したと判定したとき(Yes)は、ステップS122に移行する。
ステップS122では、RAM240の内容を復元するために必要な復帰情報を生成し、生成した復元情報をRAM240に格納し、CPU220を省電力モードに切り換えるバックアップ処理を実行する。バックアップ処理には、バックアップフラグを設定する処理およびチェックサムを行う処理が含まれる。
一方、ステップS120で、電源断検出信号を入力しないと判定したとき(No)、およびステップS106で、遊技制御処理が実行されてから割込処理が所定回数実行されていないと判定したとき(No)はいずれも、ステップS104に移行する。
次に、割込処理を説明する。
図13は、割込処理を示すフローチャートである。
割込処理は、CPU220において実行されると、図13に示すように、まず、ステップS150に移行する。
ステップS150では、出玉の決定等に直接関わる出玉制御用乱数(例えば、大当たりを生起させるか否かの大当たり抽選に用いる乱数(以下、当たり決定乱数という。)、大当たり種別決定乱数、停止図柄決定乱数)を更新する乱数更新処理を実行する。また、ステップS104で更新される演出制御用乱数も併せて更新する。
次いで、ステップS152に移行して、始動入賞口スイッチ131からの検出信号を入力して入賞をチェックする入賞スイッチ入力処理を実行し、一連の処理を終了して元の処理に復帰させる。
次に、ステップS150の乱数更新処理を説明する。
図14は、乱数更新処理を示すフローチャートである。
乱数更新処理は、CPU220において実行されると、図14に示すように、まず、ステップS170に移行する。
ステップS170では、当たり決定乱数の初期値を更新するための当たり決定乱数用初期値更新乱数を当たり決定乱数に設定し、ステップS172に移行して、当たり決定乱数を加算し、ステップS174に移行する。
ステップS174では、当たり決定乱数が所定の上限値(例えば、498)に達したか否かを判定し、所定の上限値に達したと判定したとき(Yes)は、ステップS176に移行して、当たり決定乱数の初期値を更新するための当たり決定乱数用初期値更新乱数を当たり決定乱数に設定し、ステップS172に移行する。
一方、ステップS174で、当たり決定乱数が所定の上限値に達しないと判定したとき(No)は、ステップS172に移行する。
これにより、当たり決定乱数が一巡するたびに初期値が変化するため、当たり決定乱数値を容易に予測することができない。
なお、図示は省略したが、大当たり種別決定乱数、停止図柄決定乱数その他の出玉制御用乱数を更新する処理もこれと同様にこの乱数更新処理にて行われる。
次に、ステップS122の入賞スイッチ入力処理を説明する。
図15は、入賞スイッチ入力処理を示すフローチャートである。
入賞スイッチ入力処理は、ステップS122において実行されると、図15に示すように、まず、ステップS200に移行する。
ステップS200では、始動入賞口スイッチ131からの検出信号を、始動入賞口スイッチ131に対応する入力ポート250の所定のポートから読み込む入力ポート読込処理を実行し、ステップS202に移行して、ステップS200の処理結果に基づいて、始動入賞口スイッチ131から検出信号を入力したか否かを判定し、検出信号を入力したと判定したとき(Yes)は、ステップS204に移行する。
ステップS204では、始動入賞口111への入賞遊技球数が「4」以上であるか否かを判定し、入賞遊技球数が「4」未満であると判定したとき(No)は、ステップS206に移行して、入賞遊技球数に「1」を加算し、ステップS208に移行する。
ステップS208では、当たり決定乱数、大当たり種別決定乱数および停止図柄決定乱数を対応の乱数カウンタから取得し、ステップS210に移行して、取得した各乱数値を、入賞遊技球数に対応したRAM240の所定領域にそれぞれ格納し、一連の処理を終了して元の処理に復帰させる。ステップS210では、例えば、入賞遊技球数が「1」である場合は、取得した各乱数値を、RAM240の所定領域であって乱数値を格納するための領域の1番目にそれぞれ格納する。同様に、入賞遊技球数が「2」である場合は、取得した各乱数値を、乱数値を格納するための領域の2番目にそれぞれ格納する。
一方、ステップS204で、入賞遊技球数が「4」以上であると判定したとき(Yes)、およびステップS202で、始動入賞口スイッチ131から検出信号を入力しないと判定したとき(No)はいずれも、一連の処理を終了して元の処理に復帰させる。
次に、ステップS108の大当たり判定処理を説明する。なお、普通図柄表示装置108の判定処理については説明を省略する。
図16は、大当たり判定処理を示すフローチャートである。
大当たり判定処理は、所定確率(例えば、1/399)で特賞状態を生起させるために、所定の数値範囲(例えば、「0」〜「398」)に1個の大当たり値を設定し、始動入賞口111に遊技球が入賞した入賞タイミングで乱数カウンタから当たり決定乱数を取得し、取得した乱数値と大当たり値とが一致しているときに特賞状態を生起させる処理であって、ステップS108において実行されると、図16に示すように、まず、ステップS300に移行する。
ステップS300では、演出図柄表示装置104において演出図柄が変動中であるか否かを判定し、演出図柄が変動中でないと判定したとき(No)は、ステップS302に移行して、入賞遊技球数が「1」以上であるか否かを判定し、入賞遊技球数が「1」以上であると判定したとき(Yes)は、ステップS306に移行する。
ステップS306では、入賞遊技球数に対応したRAM240の所定領域から当たり決定乱数を読み出し、ステップS308に移行して、読み出した乱数値が大当たり値と一致しているか否かを判定し、それらが一致していると判定したとき(Yes)は、ステップS310に移行する。
ステップS310では、大当たり後の遊技状態を決定する遊技状態決定処理を実行する。遊技状態決定処理では、入賞遊技球数に対応したRAM240の所定領域から大当たり種別決定乱数を読み出し、読み出した乱数値の順位の遊技状態番号を遊技状態決定テーブル420から読み出すことにより大当たり後の遊技状態を決定する。これにより、「時短」、「確変1」および「確変2」の別が決定される。
次いで、ステップS312に移行して、大当たり時に停止させる特別図柄および演出図柄の組み合わせを決定する大当たり時停止図柄決定処理を実行する。大当たり時停止図柄決定処理では、例えば、演出図柄の停止図柄の組み合わせを示す停止図柄番号を複数登録した停止図柄決定テーブルを各遊技状態ごとにROM230に設定しておき、ステップS310で決定した遊技状態番号に対応する停止図柄決定テーブルを読み出す。そして、入賞遊技球数に対応したRAM240の所定領域から停止図柄決定乱数を読み出し、読み出した乱数値の順位の停止図柄番号を停止図柄決定テーブルから読み出し、読み出した停止図柄番号に基づいて、演出図柄の停止図柄の組み合わせを指定するための図柄指定コマンド(第1の制御コマンド)をRAM240の所定領域に格納する。これにより、ステップS118のポート出力処理では、出力ポート255を介して図柄指定コマンドが演出制御装置150に送信される。
特別図柄の停止図柄の組み合わせは、特別図柄決定テーブル400に基づいてこれと同様の処理により決定する。ただし、特別図柄は、演出図柄に決定に先立って決定される。すなわち、特別図柄を決定した後に、これに対応させて演出図柄を決定する。そのため、いずれも同一の停止図柄決定乱数値に基づいて停止図柄の組み合わせを決定する。特別図柄については、特別図柄の停止図柄の組み合わせを指定するための指令情報をRAM240の所定領域に格納する。これにより、ステップS118のポート出力処理では、出力ポート255を介して特別図柄表示装置106に指令情報が直接送信される。
次いで、ステップS314に移行して、大当たり時に変動表示する演出図柄の変動パターンを決定する大当たり時変動パターン決定処理を実行する。大当たり時変動パターン決定処理では、リーチ決定乱数を乱数カウンタから取得し、振分構造テーブル460に基づいて、現在の遊技状態、ステップS310で決定した遊技状態番号、入賞遊技球数および取得したリーチ決定乱数の値に対応する変動パターン決定テーブル440を読み出す。そして、変動パターン決定乱数を乱数カウンタから取得し、取得した乱数値の順位の変動パターン番号を変動パターン決定テーブル440から読み出し、図5の変動パターンコマンドのうち、読み出した変動パターン番号に対応する変動パターンコマンドをRAM240の所定領域に格納する。これにより、ステップS118のポート出力処理では、出力ポート255を介して変動パターンコマンド(第1の制御コマンド)が演出制御装置150に送信される。
次いで、ステップS316に移行して、大当たりの場合は、大入賞口115の開放回数および開放時間を設定(図7を参照して遊技状態番号0〜3の場合は、ラウンド最高継続回数を開放回数に設定し、さらに大入賞口115の開放時間を約30秒に設定)する。また、大当たり/はずれにかかわらず、演出図柄の変動時間を設定する。演出図柄の変動時間は、ステップS314、S328で決定した変動パターン番号に基づいて決定する。
次いで、ステップS318に移行して、演出図柄の変動を開始するための制御コマンドをRAM240の所定領域に格納する図柄変動開始処理を実行し、ステップS320に移行して、入賞遊技球数から「1」を減算し、一連の処理を終了して元の処理に復帰させる。
一方、ステップS308で、読み出した乱数値が大当たり値と一致しないと判定したとき(No)は、ステップS326に移行する。
ステップS326では、はずれ時に停止させる演出図柄の組み合わせを決定するはずれ時停止図柄決定処理を実行する。はずれ時停止図柄決定処理は、ステップS312と同様に構成される。この決定により、演出図柄表示装置104で表示される具体的なはずれ図柄の組み合わせを指定するのではなく、当たり抽選の結果がはずれであるという旨の結果だけを指定するためのコマンドであるはずれ用図柄指定コマンドが演出制御装置150を介して図柄制御装置152に出力される。図柄制御装置152は、はずれ用図柄指定コマンドを入力したときは、はずれになる演出図柄の組み合わせを決定し、その内容を演出図柄表示装置104に表示する。
次いで、ステップS328に移行して、はずれ時に変動表示する演出図柄の変動パターンを決定するはずれ時変動パターン決定処理を実行する。はずれ時変動パターン決定処理は、ステップS314と同様に構成される。ただし、変動パターン決定テーブル440は、振分構造テーブル460に基づいて、現在の遊技状態、入賞遊技球数およびリーチ決定乱数の値に対応するものを読み出す。
ステップS328の処理が終了すると、ステップS316に移行する。
一方、ステップS302で、入賞遊技球数が「0」であると判定したとき(No)、およびステップS300で、演出図柄が変動中であると判定したとき(Yes)はいずれも、一連の処理を終了して元の処理に復帰させる。
次に、演出制御装置150の構成を説明する。
まず、ボタン押下有効期間を説明する。
図17は、ボタン押下有効期間tを示す図である。
ボタン押下有効期間tは、図17(a)に示すように、演出図柄の1回の変動期間A内に設定される。演出図柄の変動開始から所定時間が経過した時点で開始し、変動期間Aが終了する所定時間前に終了する。
なお、ボタン押下有効期間tは、各基本変動パターンごとに任意の期間を設定するようにしてもよいし、基本変動パターンにかかわらず一律に同一の期間を設定するようにしてもよい。前者の場合は、各基本変動パターンに対応したボタン押下有効期間を示すボタン押下有効期間情報を演出制御装置150のROM等に格納し、受信した変動パターンコマンドに基づいて、基本変動パターンに対応するボタン押下有効期間情報を読み出し、読み出したボタン押下有効期間情報に基づいてボタン押下有効期間tを設定する。例えば、変動時間に比例してボタン押下有効期間tを長くする等様々な設定が可能である。
また、ボタン押下有効期間tの開始時間(演出図柄の変動を開始した時点からボタン押下有効期間tが開始する時点までの時間)は、各基本変動パターンごとに任意の時間を設定するようにしてもよいし、基本変動パターンにかかわらず一律に同一の時間を設定するようにしてもよい。前者の場合は、各基本変動パターンごとにボタン押下有効期間tを任意に設定する場合と同様の制御を行うことで実現することができる。
ボタン押下有効期間tは、さらに、図17(b)に示すように、ボタン押下有効期間tの開始から所定時間が経過した時点で終了する有効期間t1と、有効期間t1の終了からボタン押下有効期間tの終了までの有効期間t2とに区分される。有効期間t1は、演出図柄表示装置104で画像演出を行うか否かを判定する期間であり、有効期間t1中に操作ボタン128が押下されたときは、演出図柄表示装置104で画像演出が行われる。有効期間t2は、効果音出力装置155で音声演出を行うか否かを判定する期間であり、有効期間t2中に操作ボタン128が押下されたときは、効果音出力装置155で音声演出が行われる。有効期間t2は、有効期間t1よりも短く設定される。
次に、演出態様決定テーブル480、482のデータ構造を説明する。
図18は、演出態様決定テーブル480、482のデータ構造を示す図である。
演出制御装置150のROMには、図18に示すように、有効期間t1中に操作ボタン128が押下されたときに行う画像演出の態様を決定するのに用いる演出態様決定テーブル480と、有効期間t2中に操作ボタン128が押下されたときに行う音声演出の態様を決定するのに用いる演出態様決定テーブル482とが格納されている。
演出態様決定テーブル480には、図18(a)に示すように、画像演出の各態様ごとに、はずれ時の選択確率および大当たり時の選択確率が規定されている。具体的な構成としては、各画像演出態様ごとに、画像演出態様を示す画像演出番号と、はずれ時の選択確率に応じた区間長となる乱数の数値範囲と、大当たり時の選択確率に応じた区間長となる乱数の数値範囲とを対応付けて登録する。例えば、画像演出番号nの選択確率が「1/3」で、乱数の取り得る数値範囲が「0」〜「299」である場合は、画像演出番号nを数値範囲「0」〜「99」と対応付けて登録する。はずれ時には、乱数カウンタから乱数を取得し、取得した乱数値が属するはずれ時の数値範囲に対応する画像演出番号を読み出す。大当たり時も同様に、取得した乱数値が属する大当たり時の数値範囲に対応する画像演出番号を読み出す。そして、画像演出態様を、読み出した画像演出番号により特定される画像演出態様に決定する。
演出態様決定テーブル482には、図18(b)に示すように、音声演出の各態様ごとに、はずれ時の選択確率および大当たり時の選択確率が規定されている。具体的な構成としては、各音声演出態様ごとに、音声演出態様を示す音声演出番号と、はずれ時の選択確率に応じた区間長となる乱数の数値範囲と、大当たり時の選択確率に応じた区間長となる乱数の数値範囲とを対応付けて登録する。はずれ時には、乱数カウンタから乱数を取得し、取得した乱数値が属するはずれ時の数値範囲に対応する音声演出番号を読み出す。大当たり時も同様に、取得した乱数値が属する大当たり時の数値範囲に対応する音声演出番号を読み出す。そして、音声演出態様を、読み出した音声演出番号により特定される音声演出態様に決定する。
なお、図18(a)、(b)の画像演出1、2および音声演出1、2については、はずれ時の選択確率が「0」となっているが、これは、はずれ時には選択されないことを示している。すなわち、この演出が発生したことにより、抽選の結果が当りであることを示すものであり、大当たり確定の演出として遊技者に報知されることになるものである。
次に、演出制御装置150で実行される図柄制御処理を説明する。
図19は、図柄制御処理を示すフローチャートである。
図柄制御処理は、演出制御装置150のCPUにおいて実行されると、図19に示すように、ステップS400に移行する。
ステップS400では、変動パターンコマンドを受信したか否かを判定し、変動パターンコマンドを受信したと判定したとき(Yes)は、ステップS402に移行する。
ステップS402では、乱数カウンタから乱数を取得し、取得した乱数値に基づいて、演出モードA〜Dのなかからいずれかを選択し、現在の演出モードを、選択した演出モードに設定し、ステップS404に移行する。
ステップS404では、図6の液晶表示制御コマンドのうち、受信した変動パターンコマンドにより特定される基本変動パターンおよび現在の演出モードに対応する変動パターンを指定するための液晶表示制御コマンドをRAM等のバッファに格納し、ステップS406に移行する。
ステップS406では、バッファに格納されている液晶表示制御コマンドを図柄制御装置152に、バッファに格納されている音声制御コマンドを効果音出力装置155に送信し、一連の処理を終了して元の処理に復帰させる。
一方、ステップS400で、変動パターンコマンドを受信しないと判定したとき(No)は、ステップS408に移行して、演出図柄表示装置104において演出図柄が変動中であるか否かを判定し、演出図柄が変動中であると判定したとき(Yes)は、ステップS410に移行する。
ステップS410では、演出図柄の変動を開始した時点から演出制御装置150のタイマ(不図示)をスタートし、タイマの計数時間に基づいて現在がボタン押下有効期間t中であるか否かを判定し、現在がボタン押下有効期間t中であると判定したとき(Yes)は、ステップS412に移行して、操作ボタン128にランプ点灯信号を出力することにより操作ボタン128のランプを点灯させ、ステップS413に移行する。
ステップS413では、演出図柄の変動を開始してから操作ボタン128が1度以上押下されたか否かを判定し、演出図柄の変動開始から1度も押下されていないと判定したとき(No)は、ステップS414に移行する。具体的には、演出図柄の開始時に押下判定フラグをリセットし、操作ボタン128の押下時に押下判定フラグをセットし、押下判定フラグがセットされているか否かを判定することにより演出図柄の変動を開始してから操作ボタン128が1度以上押下されたか否かを判定する。
ステップS414では、操作ボタン128からボタン押下信号を入力することにより操作ボタン128が押下されたか否かを判定し、操作ボタン128が押下されたと判定したとき(Yes)は、ステップS416に移行する。
ステップS416では、タイマの計数時間に基づいて現在が有効期間t1中であるか否かを判定し、現在が有効期間t1であると判定したとき(Yes)は、ステップS418に移行する。
ステップS418では、現在の変動開始の契機として受信した変動パターンコマンドに基づいて大当たりか否かを判定する。図5の例では、基本変動パターン14〜25が大当たりのときに選択されるので、変動パターンコマンドのイベントが「0EH」〜「19H」のいずれかであるか否かを判定することにより大当たりか否かを判定することができる。判定の結果、大当たりであると判定したとき(Yes)は、ステップS420に移行する。
ステップS420では、乱数カウンタから乱数を取得し、取得した乱数値が属する大当たり時の数値範囲に対応する画像演出番号を演出態様決定テーブル480から読み出し、ステップS422に移行して、読み出した画像演出番号に基づいて、画像演出態様を指定するための液晶表示制御コマンドをバッファに格納し、ステップS406に移行する。
一方、ステップS418で、大当たりでないと判定したとき(No)は、ステップS424に移行して、乱数カウンタから乱数を取得し、取得した乱数値が属するはずれ時の数値範囲に対応する画像演出番号を演出態様決定テーブル480から読み出し、ステップS422に移行する。
一方、ステップS416で、現在が有効期間t1中でないと判定したとき(No)は、現在が有効期間t2中であると判定し、ステップS426に移行して、現在の変動開始の契機として受信した変動パターンコマンドに基づいて大当たりか否かを判定し、大当たりであると判定したとき(Yes)は、ステップS428に移行する。
ステップS428では、乱数カウンタから乱数を取得し、取得した乱数値が属する大当たり時の数値範囲に対応する音声演出番号を演出態様決定テーブル482から読み出し、ステップS430に移行して、読み出した音声演出番号に基づいて、音声演出態様を指定するための音声制御コマンドをバッファに格納し、ステップS406に移行する。
一方、ステップS426で、大当たりでないと判定したとき(No)は、ステップS432に移行して、乱数カウンタから乱数を取得し、取得した乱数値が属するはずれ時の数値範囲に対応する音声演出番号を演出態様決定テーブル482から読み出し、ステップS430に移行する。
一方、ステップS414で、操作ボタン128が押下されないと判定したとき(No)、ステップS413で、演出図柄の変動を開始してから操作ボタン128が1度以上押下されたと判定したとき(Yes)、ステップS410で、現在がボタン押下有効期間t中でないと判定したとき(No)、およびステップS408で、演出図柄が変動中でないと判定したとき(No)はいずれも、一連の処理を終了して元の処理に復帰させる。
次に、図柄制御装置152で実行される図柄制御処理を説明する。
図20は、図柄制御処理を示すフローチャートである。
図柄制御処理は、図柄制御装置152のCPUにおいて実行されると、図20に示すように、ステップS500に移行する。
ステップS500では、画像演出の液晶表示制御コマンドを受信したか否かを判定し、画像演出の液晶表示制御コマンドを受信しないと判定したとき(No)は、ステップS501に移行する。
ステップS501では、変動パターンの液晶表示制御コマンドを受信したか否かを判定し、変動パターンの液晶表示制御コマンドを受信したと判定したとき(Yes)は、ステップS502に移行するが、そうでないと判定したとき(No)は、ステップS500に移行する。
ステップS502では、受信した液晶表示制御コマンドに基づいて現在の演出モードが演出モードAであるか否かを判定し、現在の演出モードが演出モードAであると判定したとき(Yes)は、ステップS504に移行する。
ステップS504では、演出モードAに対応する演出モードA画像再生テーブルから、受信した液晶表示制御コマンドにより特定される基本変動パターンに対応する変動パターンを選択し、ステップS506に移行して、選択した変動パターンを演出図柄表示装置104で再生し、一連の処理を終了して元の処理に復帰させる。
一方、ステップS502で、現在の演出モードが演出モードAでないと判定したとき(No)は、ステップS508に移行して、受信した液晶表示制御コマンドに基づいて現在の演出モードが演出モードBであるか否かを判定し、現在の演出モードが演出モードBであると判定したとき(Yes)は、ステップS510に移行する。
ステップS510では、演出モードBに対応する演出モードB画像再生テーブルから、受信した液晶表示制御コマンドにより特定される基本変動パターンに対応する変動パターンを選択し、ステップS506に移行する。
一方、ステップS508で、現在の演出モードが演出モードBでないと判定したとき(No)は、ステップS512に移行して、受信した液晶表示制御コマンドに基づいて現在の演出モードが演出モードCであるか否かを判定し、現在の演出モードが演出モードCであると判定したとき(Yes)は、ステップS514に移行する。
ステップS514では、演出モードCに対応する演出モードC画像再生テーブルから、受信した液晶表示制御コマンドにより特定される基本変動パターンに対応する変動パターンを選択し、ステップS506に移行する。
一方、ステップS512で、現在の演出モードが演出モードCでないと判定したとき(No)は、ステップS516に移行して、演出モードDに対応する演出モードD画像再生テーブルから、受信した液晶表示制御コマンドにより特定される基本変動パターンに対応する変動パターンを選択し、ステップS506に移行する。
一方、ステップS500で、画像演出の液晶表示制御コマンドを受信したと判定したとき(Yes)は、ステップS518に移行して、受信した液晶表示制御コマンドにより特定される画像演出に対応する画像演出パターンをボタン画像再生テーブルから選択し、ステップS520に移行して、選択した画像演出パターンを演出図柄表示装置104で再生し、一連の処理を終了して元の処理に復帰させる。
次に、本実施の形態の動作を説明する。
まず、パチンコ機に電源が投入されると、主制御基板210により、遊技制御処理が実行され、遊技可能な状態となる。遊技者は、貸し出しを受けた遊技球をパチンコ機に装填し、発射ハンドルを操作して遊技球を遊技盤面102に発射することにより遊技を行うことができる。
遊技可能状態において、遊技盤面102に発射された遊技球が始動入賞口111に入賞すると、始動入賞口スイッチ131により検出信号が出力される。主制御基板210では、始動入賞口スイッチ131から検出信号が入力されると、ほぼそのタイミングで当たり決定乱数が取得される。このとき、取得された乱数値が大当たり値と一致していると判定されると、大当たりとなる。
大当たりとなると、ステップS310〜S314を経て、大当たり後の遊技状態、特別図柄および演出図柄の停止図柄の組み合わせ、並びに大当たり時の基本変動パターンが決定される。そして、所定の変動パターンで演出図柄が変動表示され、所定の変動時間経過後に、決定された組み合わせで停止する。演出図柄の停止後は、「時短」、「確変1」および「確変2」のいずれかが生起する。
大当たり中は、大入賞口115が所定の開閉パターンで開放制御され、大入賞口115に遊技球が入賞すると、1個当たりの入賞につき所定数の賞球が払い出される。
また、始動入賞口111に遊技球が入賞すると、ステップS314、S118またはステップS328、S118を経て、変動パターンコマンドが演出制御装置150に送信される。
演出制御装置150では、変動パターンコマンドを受信すると、ステップS402を経て、演出モードA〜Dのなかからいずれかが選択され、現在の演出モードが、選択された演出モードに設定される。そして、ステップS404、S406を経て、基本変動パターンおよび現在の演出モードに対応する変動パターンを指定するための液晶表示制御コマンドが図柄制御装置152に送信される。
図柄変動装置152では、変動パターンの液晶表示制御コマンドを受信すると、ステップS502〜S516を経て、受信した液晶表示制御コマンドに基づいて変動パターンが選択され、選択された変動パターンが再生される。
演出図柄の変動が開始された後、ボタン押下有効期間tになると、操作ボタン128のランプが点灯する。そのため、遊技者は、ボタン押下有効期間t中であることが分かる。
遊技者は、ボタン押下有効期間tのうち有効期間t1中に操作ボタン128を押下すると、演出制御装置150では、大当たりか否かが判定される。大当たりであると判定されると、ステップS420を経て、大当たり時に対応して設定された選択確率で、複数の画像演出態様のなかからいずれかが選択される。そして、ステップS422、S406を経て、選択された画像演出態様を指定するための液晶表示制御コマンドが図柄制御装置152に送信される。図18(a)の例では、画像演出1、2が1/3の確率で、画像演出3〜5が1/9の確率で選択される。
図柄変動装置152では、画像演出の液晶表示制御コマンドを受信すると、ステップS518、S520を経て、受信した液晶表示制御コマンドに基づいて画像演出パターンが選択され、選択された画像演出パターンが再生される。
これに対し、演出制御装置150では、はずれであると判定されると、ステップS424を経て、はずれ時に対応して設定された選択確率で、複数の画像演出態様のなかからいずれかが選択される。図18(a)の例では、画像演出3〜5が1/3の確率で選択される。
また、遊技者は、ボタン押下有効期間tのうち有効期間t2中に操作ボタン128を押下すると、演出制御装置150では、大当たりか否かが判定される。大当たりであると判定されると、ステップS428を経て、大当たり時に対応して設定された選択確率で、複数の音声演出態様のなかからいずれかが選択される。そして、ステップS430、S406を経て、選択された音声演出態様を指定するための音声制御コマンドが効果音出力装置155に送信される。図18(b)の例では、音声演出1、2が1/3の確率で、音声演出3〜5が1/9の確率で選択される。
効果音出力装置155では、音声制御コマンドを受信すると、受信した音声制御コマンドに基づいて音声演出が行われる。
これに対し、演出制御装置150では、はずれであると判定されると、ステップS432を経て、はずれ時に対応して設定された選択確率で、複数の音声演出態様のなかからいずれかが選択される。図18(b)の例では、音声演出3〜5が1/3の確率で選択される。
このようにして、本実施の形態では、ボタン押下有効期間t中に操作ボタン128が操作されたときは、大当たり抽選の結果に対応して設定された選択確率で複数の演出態様のなかからいずれかを選択し、選択した演出態様の画像演出または音声演出を行う。
これにより、大当たり抽選の結果によって演出態様の出現確率が変化し、また、操作ボタン128の操作によって選択された演出態様から大当たりになることが期待できるので、従来に比して、演出効果が高まり、遊技の趣向を向上することができる。
さらに、本実施の形態では、複数の遊技状態のそれぞれに対応する基本変動パターンのなかからいずれかを決定し、演出モードA〜Dのなかからいずれかを決定し、決定した基本変動パターンおよび演出モードに対応する変動パターンで演出図柄を変動表示する。
これにより、同一の遊技状態であっても演出モードによって変動パターンが変化するので、遊技の変化に富み、遊技の趣向をさらに向上することができる。
さらに、本実施の形態では、大当たり抽選の結果がはずれであるときは、はずれ時に対応して設定された選択確率で、複数の演出態様のうち特定の演出態様(画像演出1、2または音声演出1、2)を含まない第1群のなかからいずれかを選択し、大当たり抽選の結果が大当たりであるときは、大当たり時に対応して設定された選択確率で、複数の演出態様のうち特定の演出態様を含む第2群のなかからいずれかを選択する。
これにより、操作ボタン128の操作によって特定の演出態様が出現したときは、大当たりになることが分かるので、演出効果がさらに高まり、遊技の趣向をさらに向上することができる。
さらに、本実施の形態では、有効期間t1中に操作ボタン128が操作されたときは、複数の画像演出態様のなかからいずれかを選択し、有効期間t2中に操作ボタン128が操作されたときは、複数の音声演出態様のなかからいずれかを選択する。
これにより、操作ボタン128を操作したときの有効期間の区分によって演出方法が異なるので、演出効果がさらに高まり、遊技の趣向をさらに向上することができる。
さらに、本実施の形態では、主制御基板210は、基本変動パターンを指定するための変動パターンコマンドを演出制御装置150に送信し、演出制御装置150は、変動パターンコマンドを受信したときは、受信した変動パターンコマンドに基づいて演出態様を選択する。
これにより、演出態様に関する仕様を変更するときは、演出制御装置150だけを設計変更すればよいので、設計変更が容易となる。
上記実施の形態において、演出図柄表示装置104は、請求項1記載の図柄表示手段に対応し、図柄制御装置152は、請求項1記載の図柄表示制御手段に対応し、図柄制御装置152または効果音出力装置155は、請求項1記載の演出実行手段に対応し、主制御基板210は、請求項5記載の主制御装置に対応している。また、操作ボタン128は、請求項1または3記載の操作手段に対応し、ステップS118は、請求項5記載の制御コマンド送信手段に対応し、ステップS308は、請求項1または2記載の抽選手段に対応し、ステップS314、S328は、請求項1または5記載の基本変動パターン決定手段に対応している。
また、上記実施の形態において、ステップS400は、請求項5記載の制御コマンド受信手段に対応し、ステップS402は、請求項1記載の演出モード決定手段に対応し、ステップS420、S424、S428、S432は、請求項1ないし3または5記載の演出態様選択手段に対応している。
なお、上記実施の形態においては、大当たり抽選の結果に対応して設定された選択確率で演出態様を選択したが、これに限らず、基本変動パターンに対応して設定された選択確率で演出態様を選択するように構成することもできる。具体的には、次のように構成する。
図21は、演出態様決定テーブル480、482のデータ構造を示す図である。
演出態様決定テーブル480には、図21(a)に示すように、各画像演出態様ごとおよび各基本変動パターンごとに、その基本変動パターンの選択確率が規定されている。具体的な構成としては、各画像演出態様ごとおよび各基本変動パターンごとに、画像演出番号と、変動パターン番号と、選択確率に応じた区間長となる乱数の数値範囲とを対応付けて登録する。例えば、画像演出番号nおよび変動パターン番号mの選択確率が「1/3」で、乱数の取り得る数値範囲が「0」〜「299」である場合は、画像演出番号nおよび変動パターン番号mを数値範囲「0」〜「99」と対応付けて登録する。
演出態様決定テーブル482には、図21(b)に示すように、各音声演出態様ごとおよび各基本変動パターンごとに、その基本変動パターンの選択確率が規定されている。具体的な構成としては、各音声演出態様ごとおよび各基本変動パターンごとに、音声演出番号と、変動パターン番号と、選択確率に応じた区間長となる乱数の数値範囲とを対応付けて登録する。
また、ステップS418、S420、S424の処理に代えて、次の画像演出抽選処理を実行する。画像演出抽選処理では、現在の変動開始の契機として受信した変動パターンコマンドに基づいて基本変動パターンを特定し、乱数カウンタから乱数を取得し、取得した乱数値が属する基本変動パターンの数値範囲に対応する画像演出番号を演出態様決定テーブル480から読み出す。
また、ステップS426、S428、S432の処理に代えて、次の音声演出抽選処理を実行する。音声演出抽選処理では、現在の変動開始の契機として受信した変動パターンコマンドに基づいて基本変動パターンを特定し、乱数カウンタから乱数を取得し、取得した乱数値が属する基本変動パターンの数値範囲に対応する音声演出番号を演出態様決定テーブル482から読み出す。
これにより、基本変動パターンによって演出態様の出現確率が変化するので、演出効果がさらに高まり、遊技の趣向をさらに向上することができる。
この場合において、操作ボタン128は、請求項4記載の操作手段に対応し、画像演出抽選処理および音声演出抽選処理は、請求項4記載の演出態様選択手段に対応し、ステップS314、S328は、請求項4記載の基本変動パターン決定手段に対応している。
また、上記実施の形態においては、ステップS413で、演出図柄の変動を開始してから操作ボタン128が1度以上押下されたか否かを判定するように構成したが、これに限らず、ステップS413の処理を設けずに構成することもできる。すなわち、操作ボタン128の押下回数にかかわらず、ボタン押下有効期間t中に操作ボタン128が押下されれば、画像演出または音声演出が行われる。
また、上記実施の形態において、図12ないし図16のフローチャートに示す遊技制御処理を実行するにあたってはいずれも、ROM230にあらかじめ格納されている遊技制御プログラムを実行する場合について説明したが、これに限らず、これらの手順を示したプログラムが記憶された記憶媒体から、そのプログラムをRAM240に読み込んで実行するようにしてもよい。図19および図20のフローチャートに示す図柄制御処理についても同様である。
ここで、記憶媒体とは、RAM、ROM等の半導体記憶媒体、FD、HD等の磁気記憶型記憶媒体、CD、CDV、LD、DVD等の光学的読取方式記憶媒体、MO等の磁気記憶型/光学的読取方式記憶媒体であって、電子的、磁気的、光学的等の読み取り方法のいかんにかかわらず、コンピュータで読み取り可能な記憶媒体であれば、あらゆる記憶媒体を含むものである。
また、上記実施の形態においては、パチンコ機である遊技機に本発明を適用した場合について説明したが、これに限らず、本発明の主旨を逸脱しない範囲で他のアミューズメントゲーム機等の遊技機にも適用可能である。
パチンコ機における遊技盤面102の正面部、特に説明に必要な部分を模式的に示した図である。 遊技制御装置200の構成を示すブロック図である。 制御コマンドのデータ構造を示す図である。 制御コマンドの入出力タイミングを示すタイミングチャートである。 主制御基板210から出力される制御コマンドの内容を示す図である。 演出制御装置150から出力される制御コマンドの内容を示す図である。 遊技状態と停止図柄の関係を示す図である。 特別図柄決定テーブル400のデータ構造を示す図である。 遊技状態決定テーブル420のデータ構造を示す図である。 変動パターン決定テーブル440のデータ構造を示す図である。 振分構造テーブル460のデータ構造の一部を示す図である。 遊技制御処理を示すフローチャートである。 割込処理を示すフローチャートである。 乱数更新処理を示すフローチャートである。 入賞スイッチ入力処理を示すフローチャートである。 大当たり判定処理を示すフローチャートである。 ボタン押下有効期間tを示す図である。 演出態様決定テーブル480、482のデータ構造を示す図である。 図柄制御処理を示すフローチャートである。 図柄制御処理を示すフローチャートである。 演出態様決定テーブル480、482のデータ構造を示す図である。
符号の説明
104 演出図柄表示装置
106 特別図柄表示装置
108 普通図柄表示装置
109 遊技状態表示装置
112 普通電動役物
113、114 作動ゲート
111 始動入賞口
115 大入賞口
128 操作ボタン
131 始動入賞口スイッチ
150 演出制御装置
152 図柄制御装置
200 遊技制御装置
210 主制御基板
212 電源回路
220 CPU
230 ROM
240 RAM
250 入力ポート
255 出力ポート

Claims (5)

  1. 始動入賞口への入賞を契機として所定の遊技状態を生起させるか否かの抽選を行う抽選手段と、前記抽選手段の抽選結果に基づいて、複数の遊技状態のそれぞれに対応する基本変動パターンのなかからいずれかを決定する基本変動パターン決定手段と、図柄変動の複数の演出モードのなかからいずれかを決定する演出モード決定手段と、前記始動入賞口への入賞を契機として、前記基本変動パターン決定手段で決定した基本変動パターンおよび前記演出モード決定手段で決定した演出モードに対応する変動パターンにより図柄表示手段で図柄を変動表示する制御を行う図柄表示制御手段とを備え、前記抽選手段で前記所定の遊技状態を生起させると判定したときは、前記図柄を特定の態様で停止させる遊技機であって、
    当該遊技機の前面に設けられ遊技者によって操作される操作手段と、前記図柄の変動期間のうち前記操作手段の操作が有効となる操作有効期間中に前記操作手段が操作されたときは、前記抽選手段の抽選結果に対応して設定された選択確率で複数の演出態様のなかからいずれかを選択する演出態様選択手段と、前記演出態様選択手段で選択した演出態様の演出を行う演出実行手段とを備えることを特徴とする遊技機。
  2. 請求項1において、
    前記演出態様選択手段は、前記抽選手段の抽選結果が、前記所定の遊技状態を生起させない第1抽選結果であるときは、前記第1抽選結果に対応して設定された選択確率で、前記複数の演出態様のうち特定の演出態様を含まない第1群のなかからいずれかを選択し、前記抽選手段の抽選結果が、前記所定の遊技状態を生起させる第2抽選結果であるときは、前記第2抽選結果に対応して設定された選択確率で、前記複数の演出態様のうち前記特定の演出態様を含む第2群のなかからいずれかを選択することを特徴とする遊技機。
  3. 請求項1および2のいずれか1項において、
    前記複数の演出態様は、画像の表示により演出を行う複数の画像演出態様と、音声の出力により演出を行う複数の音声演出態様とからなり、
    前記演出態様選択手段は、前記操作有効期間のうち第1有効期間中に前記操作手段が操作されたときは、前記複数の画像演出態様のなかからいずれかを選択し、前記操作有効期間のうち前記第1有効期間以外の第2有効期間中に前記操作手段が操作されたときは、前記複数の音声演出態様のなかからいずれかを選択することを特徴とする遊技機。
  4. 請求項1ないし3のいずれか1項において、
    前記演出態様選択手段は、前記操作有効期間中に前記操作手段が操作されたときは、前記基本変動パターン決定手段で決定した基本変動パターンに対応して設定された選択確率で前記演出態様を選択することを特徴とする遊技機。
  5. 請求項1ないし4のいずれか1項において、
    さらに、遊技状態を制御する主制御装置と、前記図柄の変動パターンを決定する演出制御装置とを備え、
    前記主制御装置は、前記基本変動パターン決定手段と、前記基本変動パターン決定手段で決定した基本変動パターンに対応する制御コマンドを前記演出制御装置に送信する制御コマンド送信手段とを備え、
    前記演出制御装置は、前記制御コマンドを受信する制御コマンド受信手段と、前記演出態様選択手段とを備え、
    前記演出態様選択手段は、前記制御コマンド受信手段で受信した制御コマンドに基づいて前記演出態様を選択することを特徴とする遊技機。
JP2006003519A 2006-01-11 2006-01-11 遊技機 Expired - Fee Related JP4820171B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006003519A JP4820171B2 (ja) 2006-01-11 2006-01-11 遊技機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006003519A JP4820171B2 (ja) 2006-01-11 2006-01-11 遊技機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007185224A true JP2007185224A (ja) 2007-07-26
JP4820171B2 JP4820171B2 (ja) 2011-11-24

Family

ID=38340812

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006003519A Expired - Fee Related JP4820171B2 (ja) 2006-01-11 2006-01-11 遊技機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4820171B2 (ja)

Cited By (30)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009050601A (ja) * 2007-08-29 2009-03-12 Daito Giken:Kk 遊技台
JP2009112412A (ja) * 2007-11-02 2009-05-28 Kyoraku Sangyo Kk パチンコ遊技機、遊技演出制御方法、及びプログラム
JP2009247441A (ja) * 2008-04-02 2009-10-29 Kyoraku Sangyo Kk パチンコ遊技機
JP2010051639A (ja) * 2008-08-29 2010-03-11 Kyoraku Sangyo Kk 遊技機
JP2010187898A (ja) * 2009-02-18 2010-09-02 Sammy Corp 弾球遊技機
JP2011110239A (ja) * 2009-11-27 2011-06-09 Sophia Co Ltd 遊技機
JP2013010044A (ja) * 2012-10-18 2013-01-17 Sophia Co Ltd 遊技機
JP2013031766A (ja) * 2012-11-19 2013-02-14 Sophia Co Ltd 遊技機
JP2013116291A (ja) * 2011-12-05 2013-06-13 Sankyo Co Ltd 遊技用装置
JP2013126505A (ja) * 2011-12-19 2013-06-27 Sankyo Co Ltd 遊技機
JP2013248497A (ja) * 2013-08-05 2013-12-12 Heiwa Corp 遊技機
JP2014014570A (ja) * 2012-07-10 2014-01-30 Kyoraku Sangyo Co Ltd 遊技機
JP2014023849A (ja) * 2012-07-30 2014-02-06 Newgin Co Ltd 遊技機
JP2014212989A (ja) * 2013-04-25 2014-11-17 株式会社ニューギン 遊技機
JP2014212990A (ja) * 2013-04-25 2014-11-17 株式会社ニューギン 遊技機
JP2015003071A (ja) * 2014-09-04 2015-01-08 京楽産業.株式会社 遊技機
JP2015016372A (ja) * 2014-10-20 2015-01-29 株式会社ニューギン 遊技機
JP2015083138A (ja) * 2014-11-18 2015-04-30 タイヨーエレック株式会社 遊技機
JP2015110028A (ja) * 2015-02-10 2015-06-18 タイヨーエレック株式会社 遊技機
JP2015154846A (ja) * 2014-02-20 2015-08-27 京楽産業.株式会社 遊技機
JP2016052540A (ja) * 2015-11-05 2016-04-14 株式会社ユニバーサルエンターテインメント 遊技機
JP2016165395A (ja) * 2015-03-10 2016-09-15 株式会社ソフイア 遊技機
JP2016195850A (ja) * 2016-07-28 2016-11-24 京楽産業.株式会社 遊技機
JP2017035310A (ja) * 2015-08-11 2017-02-16 株式会社大一商会 遊技機
JP2017113386A (ja) * 2015-12-25 2017-06-29 京楽産業.株式会社 遊技機
JP2017217535A (ja) * 2017-09-22 2017-12-14 株式会社ソフイア 遊技機
JP2017225563A (ja) * 2016-06-21 2017-12-28 京楽産業.株式会社 遊技機
JP2019071949A (ja) * 2017-10-12 2019-05-16 株式会社平和 遊技機
JP2021003646A (ja) * 2020-10-15 2021-01-14 京楽産業.株式会社 遊技機
JP2021003645A (ja) * 2020-10-15 2021-01-14 京楽産業.株式会社 遊技機

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003251028A (ja) * 2002-03-05 2003-09-09 Takeya Co Ltd 遊技機
JP2004275533A (ja) * 2003-03-17 2004-10-07 Samii Kk 弾球遊技機
JP2005118179A (ja) * 2003-10-15 2005-05-12 Takao:Kk 弾球遊技機
JP2005131002A (ja) * 2003-10-29 2005-05-26 Heiwa Corp パチンコ機
JP2005253673A (ja) * 2004-03-11 2005-09-22 Sankyo Kk 遊技機
JP2005270585A (ja) * 2004-02-24 2005-10-06 Daiichi Shokai Co Ltd 遊技機

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003251028A (ja) * 2002-03-05 2003-09-09 Takeya Co Ltd 遊技機
JP2004275533A (ja) * 2003-03-17 2004-10-07 Samii Kk 弾球遊技機
JP2005118179A (ja) * 2003-10-15 2005-05-12 Takao:Kk 弾球遊技機
JP2005131002A (ja) * 2003-10-29 2005-05-26 Heiwa Corp パチンコ機
JP2005270585A (ja) * 2004-02-24 2005-10-06 Daiichi Shokai Co Ltd 遊技機
JP2005253673A (ja) * 2004-03-11 2005-09-22 Sankyo Kk 遊技機

Cited By (30)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009050601A (ja) * 2007-08-29 2009-03-12 Daito Giken:Kk 遊技台
JP2009112412A (ja) * 2007-11-02 2009-05-28 Kyoraku Sangyo Kk パチンコ遊技機、遊技演出制御方法、及びプログラム
JP2009247441A (ja) * 2008-04-02 2009-10-29 Kyoraku Sangyo Kk パチンコ遊技機
JP2010051639A (ja) * 2008-08-29 2010-03-11 Kyoraku Sangyo Kk 遊技機
JP2010187898A (ja) * 2009-02-18 2010-09-02 Sammy Corp 弾球遊技機
JP2011110239A (ja) * 2009-11-27 2011-06-09 Sophia Co Ltd 遊技機
JP2013116291A (ja) * 2011-12-05 2013-06-13 Sankyo Co Ltd 遊技用装置
JP2013126505A (ja) * 2011-12-19 2013-06-27 Sankyo Co Ltd 遊技機
JP2014014570A (ja) * 2012-07-10 2014-01-30 Kyoraku Sangyo Co Ltd 遊技機
JP2014023849A (ja) * 2012-07-30 2014-02-06 Newgin Co Ltd 遊技機
JP2013010044A (ja) * 2012-10-18 2013-01-17 Sophia Co Ltd 遊技機
JP2013031766A (ja) * 2012-11-19 2013-02-14 Sophia Co Ltd 遊技機
JP2014212990A (ja) * 2013-04-25 2014-11-17 株式会社ニューギン 遊技機
JP2014212989A (ja) * 2013-04-25 2014-11-17 株式会社ニューギン 遊技機
JP2013248497A (ja) * 2013-08-05 2013-12-12 Heiwa Corp 遊技機
JP2015154846A (ja) * 2014-02-20 2015-08-27 京楽産業.株式会社 遊技機
JP2015003071A (ja) * 2014-09-04 2015-01-08 京楽産業.株式会社 遊技機
JP2015016372A (ja) * 2014-10-20 2015-01-29 株式会社ニューギン 遊技機
JP2015083138A (ja) * 2014-11-18 2015-04-30 タイヨーエレック株式会社 遊技機
JP2015110028A (ja) * 2015-02-10 2015-06-18 タイヨーエレック株式会社 遊技機
JP2016165395A (ja) * 2015-03-10 2016-09-15 株式会社ソフイア 遊技機
JP2017035310A (ja) * 2015-08-11 2017-02-16 株式会社大一商会 遊技機
JP2016052540A (ja) * 2015-11-05 2016-04-14 株式会社ユニバーサルエンターテインメント 遊技機
JP2017113386A (ja) * 2015-12-25 2017-06-29 京楽産業.株式会社 遊技機
JP2017225563A (ja) * 2016-06-21 2017-12-28 京楽産業.株式会社 遊技機
JP2016195850A (ja) * 2016-07-28 2016-11-24 京楽産業.株式会社 遊技機
JP2017217535A (ja) * 2017-09-22 2017-12-14 株式会社ソフイア 遊技機
JP2019071949A (ja) * 2017-10-12 2019-05-16 株式会社平和 遊技機
JP2021003646A (ja) * 2020-10-15 2021-01-14 京楽産業.株式会社 遊技機
JP2021003645A (ja) * 2020-10-15 2021-01-14 京楽産業.株式会社 遊技機

Also Published As

Publication number Publication date
JP4820171B2 (ja) 2011-11-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4820171B2 (ja) 遊技機
JP5384835B2 (ja) 遊技機
JP5379540B2 (ja) 遊技機
JP5096738B2 (ja) 遊技機
JP5616505B2 (ja) 遊技機
JP5329745B2 (ja) 遊技機
JP5339994B2 (ja) 遊技機
JP5139676B2 (ja) 遊技機
JP2007105288A (ja) 遊技機
JP5358096B2 (ja) 遊技機
JP4913403B2 (ja) 遊技機
JP4763423B2 (ja) 遊技機
JP5284568B2 (ja) 遊技機
JP5074958B2 (ja) 遊技機
JP5123544B2 (ja) 遊技機
JP4913363B2 (ja) 遊技機
JP5690378B2 (ja) 遊技機
JP2007222401A (ja) 遊技機
JP5314783B2 (ja) 遊技機
JP2014028230A (ja) 遊技機
JP6023674B2 (ja) 遊技機
JP5140141B2 (ja) 遊技機
JP5767600B2 (ja) 遊技機
JP5886451B2 (ja) 遊技機
JP2006325753A (ja) 遊技機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20081029

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20101005

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20101102

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101224

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110830

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110902

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140909

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 4820171

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees