JP2005270585A - 遊技機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 パチンコ機1の遊技領域内には、羽根部材となる可動片の開放時に入賞可能となるセンター役物6が設けられている。センター役物6内には液晶表示器が配置されており、この液晶表示器を用いて画像による演出を効果的に行うことができる。さらに液晶表示器の側方にキャラクタ体等の可動物が設置されているので、画像表示に合わせてキャラクタ体を作動させるといった興趣性の高い演出を行うことができる。
【選択図】 図1
Description
本発明の遊技機は、遊技機本体に配設されて画像を表示する表示装置と、この表示装置により表示するべき画像を複数種類の表示パターンからなる画像情報として保有し、この保有する画像情報の中から選択した1つの表示パターンに基づいて表示装置による表示内容を制御する表示制御手段と、遊技の進行に伴い発生する事象に応じて所定時期を設定し、この所定時期が到来すると表示制御手段に対して表示パターンの選択対象を変更する契機を与える変更契機付与手段と、遊技者からの操作入力に基づく特定条件を設定し、この特定条件が満たされたと判断した場合に表示制御手段に対して表示パターンの選択対象の変更を指示する変更指示手段とを備えたものである。
上記の解決手段1において、変更指示手段は、遊技機本体に配設されて遊技者が操作可能な操作部を含み、この操作部に対する操作入力が所定時間内で所定回数に達すると、上記の特定条件が満たされたと判断する態様が好ましい。
また本発明の遊技機は上記の解決手段1,2において、遊技者による操作入力に応じて所定の操作入力情報を遊技者に報知する報知手段をさらに備えていてもよい。
あるいは、上記の解決手段1から3において、表示制御手段は、画像情報として保有する複数種類の表示パターンとは別に特定種類の表示パターンをさらに保有しており、変更指示手段により表示パターンの選択対象の変更を指示された場合、特定種類の表示パターンを変更後の選択対象とすることもできる。
また本発明の遊技機は、その本体に配設されて画像を表示する表示装置と、この表示装置により表示するべき画像を複数種類の表示パターンからなる画像情報として保有し、この保有する画像情報の中から選択した1つの表示パターンに基づいて表示装置による表示内容を制御する表示制御手段と、遊技の進行に伴い発生する事象に応じて所定時期を設定し、この所定時期が到来すると表示制御手段に対して表示パターンの選択対象を変更する契機を与える変更契機付与手段と、遊技者からの操作入力に基づいて変更契機付与手段とは別に表示制御手段に対して表示パターンの選択対象を変更する契機を与える特定変更契機付与手段とを備えることもできる。
1.一実施形態の概要(図1)
2.入賞装置(図2)
2−1.大入賞口
2−2.球経路変化部材
2−3.第1,第2通過経路
2−4.球停留部材
2−5.球振分部材
3.遊技球の動作
3−1.低確率経路の通過時(図3)
3−1−1.球停留部材の非動作時(図4)
3−1−2.球停留部材の作動時(図5)
3−2.高確率経路の通過時(図7)
3−2−1.不均一化部材
3−2−2.球振分部材上での挙動(図8)
3−3.球振分動作(図9,図10)
3−3−1.低確率経路の場合の振分動作
3−3−2.高確率経路の場合の振分動作
4.演出要素の補足(図11)
5.制御系の構成(図12)
5−1.メイン制御基板
5−2.サブ制御基板
6.制御処理の内容
6−1.電源投入時(図13)
6−2.1回始動口への入賞時(図14)
6−3.2回始動口への入賞時(図15)
6−4.特別遊技状態
6−4−1.ラウンド実行手段(図16,図17)
6−4−2.継続手段
6−4−3.入賞案内手段
A.案内動作の実行
B.案内動作の停止
6−4−4.入賞機会付与手段(図18)
A.大入賞口の開閉動作との同期
B.不均一化手段
6−5.最終ラウンド(図19)
7.タイミングチャートに関する補足
8.演出例
8−1.表示パターン(図20〜図22)
8−2.表示制御手段
8−3.表示パターンの選択
8−4.変更契機付与手段
8−5.変更指示手段
8−6.特定条件
8−7.報知手段(図23)
8−8.特定種類の表示パターン
8−9.特定変更契機付与手段
9.その他の実施形態についての言及
図1は、本発明の一実施形態となるパチンコ機1を示している。このパチンコ機1は、いわゆる「羽根物」と称される種類に属するものである。
図2は、上記のセンター役物6を具体的に示している。センター役物6は左右一対の可動片(羽根部材)24を有しており、これら可動片24は図中に実線で示されるように左右方向に開いた状態と、2点鎖線で示されるように内側寄りに閉じた位置との間で変位することができる。これら可動片24が開いた位置にあるとき、センター役物6の大入賞口26が開放された状態となる。センター役物6の背後には図示しない大入賞口ソレノイドが配設されており、左右一対の可動片24は大入賞口ソレノイドにより駆動される。
通常、センター役物6が作動されていない場合、図2中の2点鎖線で示されているように可動片24は閉じた位置にあり、それゆえ大入賞口26は閉塞された状態にある。一方、遊技中に上記の1回始動口12または2回始動口14に入賞すると、これを契機としてセンター役物6が作動される。これにより、図2中に実線で示されているように一対の可動片24が開いた位置に移動し、大入賞口26が所定時間(例えば0.4秒程度)だけ開放されて遊技球の入賞を可能とする。可動片24の開閉動作は、1回始動口12および2回始動口14にそれぞれ割り当てられている開閉回数(1回または2回)だけ行われる。なお、1回始動口12に入賞した場合と2回始動口14に入賞した場合とで大入賞口26の開放時間を異ならせてもよい。
センター役物6内には、球寄せ通路30よりも奥側位置に球経路変化部材(シーソー状部材)34が配設されており、上記の球入口32を通って転がってきた遊技球は、ここで球経路変化部材34に受け止められる。球経路変化部材34は左右方向に延びる球案内面34aを有しており、この球案内面34a上にて遊技球を左右方向に案内することができる。また、球経路変化部材34は正面からみて左右に揺動することができ、このときの揺動は遊技者からみると、あたかもシーソー運動をしているかのように視認される。
図2中に破線で示されているように、センター役物6内には球経路変化部材34の左右にそれぞれ低確率経路36および高確率経路38が形成されている。これら2本の経路36,38は球経路変化部材34の左右両端にそれぞれ連なるようにして配置されており、上記の球案内面34a上を左右いずれか一方に転がった遊技球は、低確率経路36または高確率経路38に案内されるようにして送出される。
またセンター役物6内には、上記の液晶表示器40の右脇にキャラクタ体42が設置されている。このキャラクタ体42は、箒を手にして掃き掃除をしている人物を模したものであり、ソレノイドと内部リンク機構(いずれも図示されていない)の働きにより、箒を左右に振りながら頭を左右に揺り動かすような動きをすることができる。
センター役物6内には、液晶表示器40の下方位置に回転式の球振分部材46が配設されており、この球振分部材46はセンター役物6内での遊技球の流れ方向でみて、上記の低確率経路36および高確率経路38よりも下流に位置付けられている。図2ではその外形が明示されていないが、球振分部材46は厚みを有した円盤状の回転体からなり、図示しないモータによって一方向に回転されている。
次に、実際の遊技中におけるセンター役物6内での遊技球の動作態様(転動・案内・振分等)について説明する。
図3は、センター役物6の各所(上部および前面側)を部分的に切断または破断した状態で、これを立体的に示している。大入賞口26に入賞した遊技球が球経路変化部材34によって左方向へ案内されると、図3中の矢印で示されているように、その遊技球は低確率経路36を通じて案内されることになる。
上記の球停留部材44は、低確率経路36に対しその側方(この例では右側方)から進退するようにして往復動することができる。センター役物6内には球停留部ソレノイド(以下、単に「ソレノイド」と略称することがある。)54が装備されており、このソレノイド54はリンク機構(全体は図示されていない)を介して球停留部材44を作動(進退)させることができる。本実施形態では、ソレノイド54に通電されていない(非励磁)場合、球停留部材44が非動作となり、このとき低確率経路36に対して前進した状態に保持されるものとなっている。
次に図5は、球停留部材44の作動時を示している。ソレノイド54に通電されると、球停留部材44が作動状態となり、その先端部分は低確率経路36から外側方に退避する。この場合、低確率経路36を通過してきた遊技球は、その終端近傍にて球停留部材44に当接することなく、そのまま球振分部材46の側方を素通りする。上記の一般入賞口56は低確率経路36の終端位置に形成されており、ここまで達した遊技球は一般入賞口56に入り込んで、そのまま上記の球放出通路50を通じて放出される。
図6は、球経路変化部材34の動作機構を示している。上記のように、センター役物6内には球経路変化部材34に付設して球経路変化部ソレノイド(以下、単に「ソレノイド」と略称することがある。)58が配置されている。ソレノイド58が通電されていない(非励磁)状態では、図6中の実線で示されているように球経路変化部材34は正面からみて左側へ倒れた状態にあり、本実施形態では、この状態を球経路変化部材34の停止状態として説明する。
液晶表示器40の下方で、高確率経路38の下流部分は球振分部材46の上方にせり出すようにして延びており、さらにその終端位置に球落下部38aが形成されている。球落下部38aは、その下端に穴が形成されており、この穴を通じて遊技球を落下させることができる。球落下部38aは、ちょうど球振分部材46の中央(正確な中心とは限らない)の直上に位置しており、上記の穴から落下した遊技球は、球振分部材46上に落下する。
図8は、球振分部材46上での遊技球の挙動を示している。球振分部材46の上面には、中央にやや大きめのステージ46cが形成されており、上記のように球落下部38aから落下した遊技球は、ステージ46c上のほぼ中央に着地する。ステージ46cの周囲は4つの隔壁46dによって囲まれているが、これら隔壁46d同士の切れ目部分には遊技球が通過できるだけの通路が確保されている。
図9は、一般入賞口案内部46bに遊技球が入り込んだ場合の球振分動作を示している。上記のとおり、一般入賞口案内部46bは球振分部材46の周縁からみて比較的浅い切欠であり、その奥行きは遊技球の直径より僅かに大きい程度であるため、一般入賞口案内部46bに入り込んだ遊技球は、球振分部材46の周囲を取り巻く壁面に押しつけられながら球振分部材46の回転に伴い周方向に移送される(図9中(a))。
遊技球が低確率経路36を通過してきた場合、球振分部材46はその外周方向から遊技球を受け止めることになる。この場合、8つの案内部46a,46bの全てに遊技球が入り込む可能性があるが、実際には遊技球が低確率経路36の終端近傍から転がってくるタイミングで、8つのうちいずれの案内部46a,46bが遊技球に相対するかによって入り込む先が自ずと決まる。
遊技球が高確率経路38を通じて案内されてきた場合も同様に考えることができる。この場合、球振分部材46はそのステージ46c上にて遊技球を受け止めることになるため、上記のように特定入賞口案内部46aか、3つの一般入賞口案内部46bのいずれか1つに遊技球が入り込む可能性がある。ただし、実際にはステージ46cの下り傾斜がより大きい方向へ遊技球は転がる傾向にあるため、球振分部材46の設計上、ステージ46cに一定の傾斜(例えば手前側に下り傾斜を有する等)が与えられている場合、その傾斜に基づいた遊技球の振分動作が行われる。
上記のセンター役物6については、各所に装飾的なデザインが施されているほか、演出要素として内部に装飾用ランプ/LED(特に図示されていない)が配置されている。装飾用ランプ/LEDは遊技の進行状況に応じて発光装飾による演出を行ったり、またパチンコ機1の待ち受け中等においてデモンストレーション発光を行ったりすることができる。
次に、パチンコ機1による遊技動作や演出動作を制御するための構成について説明する。
図12は、パチンコ機1の電子機器類に関する構成の一部を概略的に示している。パチンコ機1は、遊技動作を制御するためのメイン制御基板(主基板)68や各種の演出動作を制御するためのサブ制御基板70を有しており、これら基板類が互いに配線を通じて接続されているほか、各基板にそれぞれ付随して電子機器類が接続されている。これら基板類はいずれもパチンコ機1の裏面側に配置されており、通常、遊技者からは視認されない。
メイン制御基板68は、図示しないCPUやRAM、ROM、入出力インタフェース等の電子部品類を備えている。メイン制御基板68には上記の大入賞口カウントスイッチ28や特定領域スイッチ52が接続されているほか、1回始動口スイッチ76や2回始動口スイッチ78、その他入賞口スイッチ80等のセンサ類が接続されている。このうち、1回,2回始動口スイッチ76,78はそれぞれ対応する1回,2回始動口12,14への入賞があったことを検出し、その検出信号をメイン制御基板68に出力する。また、普通入賞口8,10やセンター役物6の天入賞口への入賞は、それぞれに対応して複数設置されているその他の入賞口スイッチ80により検出され、その検出信号がメイン制御基板68に出力される。
また演出要素として、上記のスピーカ88や演出用ランプ/LED90等はサブ制御基板70に接続されている。パチンコ機1による遊技の進行中、サブ制御基板70はメイン制御基板68から送信される指令信号に基づいて演出動作を制御し、一定の演出パターンにしたがって音響出力や発光装飾等による演出を制御している。上記の演出用ソレノイド66もまたサブ制御基板70に接続されており、予告演出キャラクタ64の出現動作はサブ制御基板70により制御されている。
次に、上記のメイン制御基板68やサブ制御基板70による制御処理の内容について説明する。なお、以下の説明では主に、センター役物6の動作に関する制御内容を取り上げている。また、以下では説明の便宜上、それぞれの制御を実行する中心的な主体として、メイン制御基板68による制御処理の実行主体を「メインCPU」、またサブ制御基板70による制御処理の実行主体を「サブCPU」とそれぞれ称する場合がある。
図13は、電源投入時の処理および各種スイッチ類の状態をタイミングチャートとして示している。なお図13以降において、各種部材の「作動状態」は、それぞれ対応するソレノイドまたはモータ等が通電・駆動されていることを意味し、逆に「停止状態」は、ソレノイドまたはモータ等が非通電・非駆動であることを意味する。
図14は、通常遊技中に1回始動口12への入賞があった場合の処理を示している。この場合、メインCPUに1回始動口スイッチ76から検出信号が入力されると(未入賞→入賞)、メインCPUは各始動口スイッチ76,78の機能(始動機能)を無効化させるとともに、特定領域スイッチ52の機能を有効化させる。そして、メインCPUは所定時間(例えば1004ms)経過後に大入賞口ソレノイド82を作動させ、大入賞口26を1回(例えば400ms)開放させる。なお図14以降のタイミングチャート中、各始動口スイッチ76,78の機能が無効にされている間は、上記の始動機能が無効になるだけであって、賞球機能は引き続き有効である。
図15は、通常遊技中に2回始動口14への入賞があった場合の処理を示している。この場合、メインCPUに2回始動口スイッチ78から検出信号が入力されると(未入賞→入賞)、メインCPUは各始動口スイッチ76,78の機能を無効化させるとともに、特定領域スイッチ52の機能を有効化させる。そして、メインCPUは所定時間(例えば1004ms)経過後に大入賞口ソレノイド82を作動させ、大入賞口26を間欠的に2回(例えば400msずつ)開放させる。また、1回目の開放と2回目の開放との間には、所定の待機時間(例えば1004ms)が確保されている。
次に図16は、センター役物6内で遊技球がV入賞した場合の処理を示している。本実施形態のパチンコ機1においては、通常遊技状態でV入賞すると、特別遊技状態(大当り遊技)に移行する。
大当り遊技に移行すると、これによりセンター役物6が所定の動作パターンで作動される。このときの動作パターンは、大入賞口26の開閉動作を周期的に繰り返すものであり、その開放回数は最大で18回まで設定されている。
本実施形態の場合、大当り遊技は最大で15ラウンドまで継続可能であり、1ラウンドの終了条件は、例えば以下の(1)〜(3)のいずれかが満たされることである。
(1)大入賞口24の開閉回数が18回に達したとき。
(2)大入賞口24に入賞した遊技球の数が10個に達したとき。
(3)遊技球が特定領域スイッチ52により検出されたとき。
上記の抽選結果にかかわらず、大当り遊技に移行してから1回目のラウンドについては、常に次ラウンドに継続されることが予定されている。あるいは、抽選結果が15ラウンドとなった場合、2回目〜14回目の全てのラウンドについて次ラウンドへの継続が予定されている。
これらの場合、図16に示されているように、ラウンド実行中は球経路変化部材34が遊技球を低確率経路36に案内する状態にあるが、その上で、球振分部材46が特定入賞口案内部46aにて遊技球を受け止めやすい姿勢で停止し、かつ、球停留部材44が低確率経路36内に向けて前進した状態にある。したがって、ラウンド実行中に大入賞口26に入賞した遊技球は、その1個目が先ず低確率経路36を通って特定入賞口案内部46aに案内される。
図16および図17の処理はあくまで、次ラウンドへの継続が予定されている場合の内容である。これに対し、ラウンド抽選の結果が2ラウンドまたは7ラウンドであった場合、原則として3ラウンド目以降または8ラウンド目以降への継続は予定されていない。このため、ラウンド抽選の結果が2ラウンドまたは7ラウンドのときは、当該ラウンド(2ラウンド目または7ラウンド目)では、積極的に次ラウンドに移行させるための処理(案内動作)が行われない。
上記の2ラウンド目または7ラウンド目においてV入賞しなかった場合、ラウンド継続条件が満たされないので、当該ラウンドで大当り遊技は終了となる。ただし、本実施形態のパチンコ機1は、遊技者の技術介入によってラウンド継続が可能となる(V入賞が可能となる)仕様を有しており、以下にその具体的な仕様について説明する。
本実施形態のパチンコ機1による技術介入の仕様には、単に7カウント目にチャンスが訪れるというだけでなく、さらに一段進んで、より高度な要素が付加されている。
ただし、機械的にいつも決まった挙動ばかり続くとすると、いずれ遊技者に飽きが来て、技術介入に対する面白みが半減することもある。この点、本実施形態のパチンコ機1では、高確率経路38の終端位置に上記の球落下部(一穴クルーン)38aが形成されていることから、そこで遊技球が旋回しながら落下することで落下までに要する時間に不均一が生じることになる。
図19は、最終ラウンド(15ラウンド)での処理を示している。始動口12,14の入賞時に行われた抽選で15ラウンドとなった場合だけでなく、2ラウンドまたは7ラウンドの抽選結果にもかかわらず、15ラウンドまで大当り遊技を継続することができた場合、その最終ラウンドでは以下の処理が行われる。
以上で図13〜図19のタイミングチャートを参照した処理の説明を終えるが、これら図面の記載について補足すべき点を以下に挙げておく。
次に、本実施形態のパチンコ機1における実際の演出内容についていくつか例を挙げて説明する。ここでの演出例には、主に上記の液晶表示器40による画像の表示に関するものをとりあげる。
図20から図22は、液晶表示器40に表示される画像の表示パターンの例を示している。これら画像に共通した内容は、何らかの背景の中に警察官を模したコミカルなキャラクタが存在している点であるが、以下のように背景の種類に応じてキャラクタが異なった行動・ポーズをとっている点で場面・情景の相違がある。
(1)背景として派出所が描かれており、その前で警察官が朝の立ち番をしている場面(図20)。
(2)背景として夏季の居室内の様子が描かれており、そこに寝そべった警察官がテレビを視ながら休憩をとっている場面(図21)。
(3)背景として夕方の執務室内の様子が描かれており、そこで執務中の警察官が食事をしながら考え事をしている場面(図22)。
上記(1)〜(3)の場面で表される画像を実際の出力画像として液晶表示器40に表示させるため、サブ制御基板70の記憶装置には複数種類の表示パターンからなる画像情報が記憶されている。サブ制御基板70はその中から選択した1つの場面、つまり表示パターンに基づいて液晶表示器40の表示内容を制御することができる。
また本実施形態では、サブ制御基板70が上記(1)〜(3)の場面のいずれに対応した表示パターンを選択の対象とするかを抽選で決定するものとしている。すなわち、サブ制御基板70において表示パターンの選択対象を変更する契機がおとずれると、例えば20分の1の確率で抽選が行われ、その結果、上記(1)〜(3)の場面を選択的に切り替える処理が行われる。
なお、このような選択対象の変更をサブ制御基板70が行う契機として、メイン制御基板68から役物動作終了コマンドを受信した場合(所定時期)を好適な例として挙げることができる。役物動作終了コマンドは、センター役物6の動作が終了したことを表す信号であり、例えば上記の各始動口12,14への入賞を契機としてセンター役物6が作動した後、特にV入賞することなくその動作が終了した場合と、大当り遊技が終了してセンター役物6の動作が終了した場合にそれぞれメイン制御基板68から出力される。上記の制御処理の例(図14〜図19)でいえば、大入賞口26が最後に閉鎖されてから一定時間(例えば8秒)内にV入賞が検出されない場合、メイン制御基板68から役物動作終了コマンドが出力されるものとなっている。
以上のように、本実施形態では遊技者に飽きが来ないための配慮がなされているが、遊技者としては、自己の好みに応じて画像(画面に表示されている背景)の切り替えを所望する場合がある。その理由は、遊技者が遊技するにあたり、自分の遊技経験に照らし合わせて、どの背景が表示されているときに当たりやすく、別の背景のときには当たりにくいなどといった個人的な経験則を有していることがあり、このような個人的な経験則を遊技に織り込みながら自分自身の楽しみとして遊技する傾向があるからである。また、遊技中の気分転換の一環として、遊技者が単に視覚的な変化を求めて画像の変更を望むような場合があることも事実である。
このような演出ボタン22の操作に基づく背景の切り替えは、単に操作ボタン22が1回押し込み操作されるだけで実現される態様であってもよいが、本実施形態においては、例えば10秒間に30回以上ボタンが押された場合にサブ制御基板70において背景を切り替える処理が実行されるものとなっている。
次に図23は、演出ボタン22の操作中における液晶表示器40の画面を示している。ここでは上記(2)の場面(居室内)が背景として表示されているが、遊技者が背景の変更を所望して演出ボタン22の操作を行った場合、画面の下方にカエルを模したキャラクタ(またはアイコン)が表示されるものとなっている。
さらに、画像の基調となる背景の表示パターンは3種類(図20〜図22)のものが用意されているが、例えば遊技者が演出ボタン22を活用して背景を切り替えたときにだけ出現する特定種類の表示パターンが用意されている態様であってもよい。このような特定種類の表示パターンとしては、例えば、「街中を背景として警察官を模したキャラクタがパトロールしている場面」や「キャラクタが犯人を捜索または追跡している場面」等を挙げることができ、これらの要素を追加すれば、遊技者は通常の遊技状態では視ることのできない画面を表示させた状態で遊技をしようと考え、さらに熱心に演出ボタン22の操作を行うことが見込まれる。
以上の例は、演出ボタン22の操作入力に応じて強制的に背景の切り替え処理を実行するものであるが、その他の例として、演出ボタン22の操作入力に応じてサブ制御基板70による抽選の機会を遊技者に与えるものを挙げることができる。
以上は一実施形態についての説明であるが、本発明の実施の形態がこれに制約されることはない。以下に、その他の実施形態についていくつか例を挙げて言及する。
2 遊技盤
6 センター役物
22 演出ボタン
40 液晶表示器
68 メイン制御基板
70 サブ制御基板
Claims (1)
- 遊技領域内に配設され、可動部材の作動時に入賞可能となる可変入賞装置と、
前記可変入賞装置内に設けられ、入賞に伴い画像表示による演出を行う表示装置と、
前記表示装置の側方に配置され、その表示内容の変化に合わせて演出動作を行う演出動作体とを具備したことを特徴とする遊技機。
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