JP2007185217A - メダル貸出機 - Google Patents

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Abstract

【課題】無端ベルトの清掃が自動的に行えるメダル貸出機の提供。
【解決手段】メダル移送装置40が有する無端ベルト53の下方に、当該無端ベルト53の下向きとなった移送面に接するブラシ70を設け、これにより、無端ベルト53の下向きとなった移送面にブラシ70が接した状態で、無端ベルト53を駆動することにより、ブラシ70で無端ベルト53の移送面から汚れをこすり落とすことができるようにする。以上により、無端ベルト53が外箱20の内部に収納されていても、外箱20の内部で無端ベルト53の清掃を自動的に行うことができ、無端ベルト53の清掃を容易にすることができる。
【選択図】 図3

Description

本発明は、遊技を行うのにメダルを投入する必要があるメダル遊技機に、複数のメダルを一括投入することができるメダル貸出機に関する。
従来から、人々に娯楽を提供する遊技機として、遊技媒体であるメダルを用いるスロットマシン等のメダル遊技機が利用されている。例えば、スロットマシンでは、メダルを投入すると、複数種類の図柄が記された複数の回転リールを一斉に回転させることができる。そして、遊技者は、回転させた複数の回転リールを順番に停止させていき、停止させた回転リールに示される図柄を所定の組合せに揃えることができれば、入賞となり、予め設定された枚数のメダルの払い出しを受けることができる。
ここで、スロットマシン等のメダル遊技機を備えた遊技場には、遊技者にメダルを貸し出すためのメダル貸出機が設けられているのが一般的である。このようなメダル貸出機としては、複数配列されたスロットマシンの間に配置され、隣接するスロットマシンで遊技を行う遊技者が当該スロットマシンから離れなくとも、遊技者にメダルを貸し出すことができるようにしたものが知られている。
このようなメダル貸出機としては、メダルを移送すべき二位置のそれぞれにベルト車が設けられ、これら二つのベルト車の間に、リング状に形成された無端ベルトが掛け渡され、この無端ベルトの上にメダルを載置させた状態で、当該無端ベルトを循環させることにより、メダルを移送するメダル移送装置が、その筐体の内部に収納されたものが知られている。(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−190617号(図9)
前述のようなメダル移送装置では、無端ベルトの上にメダルを載置させて移送するので、無端ベルトが汚れると、メダルも汚れてしまうので、無端ベルトの清掃を行う必要があるが、無端ベルトが筐体の内部に収納されているので、メダル移送装置全体とともに無端ベルトを筐体から取り出して、無端ベルトの清掃を行わなければならず、清掃が面倒となる、という問題がある。このため、無端ベルトの清掃が自動的に行えるメダル貸出機が要望されていた。
そこで、各請求項にそれぞれ記載された各発明は、上記した従来の技術の有する問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、無端ベルトの清掃が自動的に行えるメダル貸出機を提供することである。
各請求項にそれぞれ記載された各発明は、前述の目的を達成するためになされたものである。以下に、各発明の特徴点を、図面に示した発明の実施の形態を用いて説明する。
なお、符号は、発明の実施の形態において用いた符号を示し、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
(請求項1)
(特徴点)
請求項1記載の発明は、次の点を特徴とする。
すなわち、請求項1に記載された発明は、複数のメダルをまとめて内部に投入するための一括投入口(31)と、メダルを一枚ずつ外部へ排出するためのメダル排出口(66)とが開口されたカバー体(30)の内部に、前記一括投入口(31)から内部に投入されたメダルを一時的に貯留するためのメダル溜め部(44)が設けられるとともに、このメダル溜め部(44)に貯留されているメダルを前記メダル排出口(66)へ連続的に移送可能なメダル移送装置(40)が収納され、前記メダル排出口(66)から排出されたメダルがメダル遊技機(1)に投入されるように形成されたメダル貸出機(2)であって、前記メダル移送装置(40)は、前記メダル溜め部(44)及び前記メダル排出口(66)のそれぞれの近傍に設置された二つのベルト車(51)の間に掛け渡されるとともに、前記メダル溜め部(44)の近傍位置と前記メダル排出口(66)の近傍位置との間を循環する無端ベルト(53)を備え、この無端ベルト(53)の移送面の上にメダルを載せて移送するものであり、このメダル移送装置(40)が有する前記無端ベルト(53)の下向きとなった前記移送面に接する清掃部材(70)を備えていることを特徴とする。
(請求項2)
(特徴点)
請求項2記載の発明は、前述した請求項1に記載の発明において、次の特徴点を備えているものである。
すなわち、請求項2記載の発明は、清掃部材(70)が着脱可能となっていることを特徴とするものである。
(請求項3)
(特徴点)
請求項3記載の発明は、前述した請求項2記載の発明において、次の特徴点を備えているものである。
すなわち、請求項3記載の発明は、前記清掃部材(70)に、当該清掃部材(70)が前記移送面からこすり落としたものを受ける塵受け部材(74)が一体的に設けられていることを特徴とする。
(請求項4)
(特徴点)
請求項4記載の発明は、前述した請求項1記載の発明において、次の特徴点を備えているものである。
すなわち、請求項4記載の発明は、前記清掃部材(70)が、前記無端ベルト(53)の下向きとなった前記移送面に対して進退可能に設けられ、メダルを移送する際に前記移送面から離隔可能となっているとともに、前記移送面を掃除する際に前記移送面に接触可能となっていることを特徴とする。
(請求項1の効果)
以上のように構成されている本発明は、以下に記載されるような効果を奏する。
すなわち、請求項1記載の発明によれば、メダル移送装置が有する無端ベルトの下向きとなった移送面に清掃部材が接した状態で、無端ベルトを駆動すれば、清掃部材が無端ベルトの移送面から汚れをこすり落とすことができ、無端ベルトが筐体の内部に収納されていても、筐体の内部で無端ベルトの清掃を自動的に行うことができ、無端ベルトの清掃を容易にすることができる。
(請求項2の効果)
請求項2記載の発明によれば、上記した請求項1記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏する。
すなわち、請求項2記載の発明によれば、遊技者が遊技を行っている時等、メダルの移送により無端ベルトを駆動するモータ等に負荷がかかることがあるときには、清掃部材を外しておき、無端ベルトを駆動する際の抵抗を小さくする。これにより、無端ベルトを駆動するモータ等に大きな負荷がかからなくなるので、無端ベルトを円滑に動作させることができるうえ、その動作を安定させることができる。
一方、遊技者が遊技を行っていない時等、無端ベルトを駆動するモータ等に負荷がかからないときに、清掃部材を取り付ければ、清掃部材で清掃を行っても、モータ等に大きな負荷をかけることがなく、無端ベルトの清掃を容易にすることができる。
(請求項3の効果)
請求項3記載の発明によれば、上記した請求項2記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏する。
すなわち、請求項3記載の発明によれば、清掃部材に一体化されているので、塵受け部材を付け忘れることがなく、清掃時に、移送面からこすり落とされた汚れが確実に塵受け部材に受けとめられるようになり、清掃によって無端ベルトの下方に汚れが飛散することを未然に防止することができる。そのうえ、清掃部材とともに塵受け部材を取り外すことができるので、清掃後に清掃で汚れが溜まった塵受け部材をメダル貸出機から取り外せば、内部の汚れをゴミ収集袋等に容易に移すことができ、清掃後の後始末を容易にすることができる。
(請求項4の効果)
請求項4記載の発明によれば、上記した請求項1記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏する。
すなわち、請求項4記載の発明によれば、遊技者が遊技を行っている時等、メダルの移送により無端ベルトを駆動するモータ等に負荷がかかることがあるときには、清掃部材を後退させて移送面から離隔させ、無端ベルトを駆動する際の抵抗を小さくし、これにより、無端ベルトを駆動するモータ等に大きな負荷がかからなくなるので、無端ベルトのスムーズで安定した運転を確保することができる。
一方、遊技者が遊技を行っていない時等、無端ベルトを駆動するモータ等に負荷がかかるおそれがないときに、清掃部材を前進させて移送面に接触させれば、清掃部材で清掃を行っても、モータ等に大きな負荷をかけることがなく、無端ベルトの清掃を容易にすることができる。
以下に、本発明を実施するための最良の形態である一実施形態について、図面に基づいて説明する。
図1〜図4は、本発明の一実施形態を示すものである。図1は、本実施形態に係るメダル遊技機及びメダル貸出機を示す斜視図、図2は、本実施形態に係るメダル貸出機の要部を示す拡大斜視図、図3は、本実施形態に係るメダル貸出機の要部を示す拡大断面図、図4は、本実施形態に係るメダル移送ユニットを示す斜視図、図5は、本実施形態に係るメダル移送ユニットを示す一部破断した斜視図、図6は、本実施形態に係る清掃部材を示す断面図である。
図1において、本実施形態に係るメダル貸出機2は、遊技を行うためにメダルの投入が必要なメダル遊技機であるスロットマシン1で遊技を行う遊技者に、メダルを貸し出すためのものである。そして、このメダル貸出機2は、スロットマシン1一台に一機ずつ隣接して配置されている。例えば、遊技場等において複数のスロットマシン1が並設されている場合、メダル貸出機2は、複数並設されたスロットマシン1の間に設置されるようになっている。
このように設置されるメダル貸出機2の筐体である外箱20は、スロットマシン1とともに整列配置できるように、スロットマシン1の筐体4に対応した高さ及び奥行きに設定されるとともに、スロットマシン1の筐体4よりも幅が狭くされたものとなっている。
以下に、メダル貸出機2及びスロットマシン1について説明するが、メダル貸出機2について詳細に説明する前に、まず、スロットマシン1について簡単に説明する。
なお、以下の説明において、「前方向」や「手前方向」とは、スロットマシン1に向かって、奥から手前へ向かう方向、換言すると、スロットマシン1の筐体4の奥行き方向に沿って近づく方向をいう。
反対に、「後方向」や「奥方向」とは、スロットマシン1に向かって、手前から奥へ向かう方向、換言すると、スロットマシン1の筐体4の奥行き方向に沿って遠ざかる方向をいう。また、「左方向」及び「右方向」とは、それぞれスロットマシン1に向かった場合の右方向及び左方向をいう。
(スロットマシン1の概要)
本実施形態に係るスロットマシン1は、図1に示すように、前面が開口された略六面体の箱状に形成され筐体4と、筐体4の前面開口を塞ぐために筐体4に回動可能に取り付けられた前扉13とを備えている。
前扉13には、筐体4の内部に設けられた図示しない回転リールの図柄を外部に露出させるための図柄表示窓14が形成されている。この図柄表示窓14の下方となる前扉13の上下方向における略中央部分には、スロットマシン1の遊技操作を行うための操作部16が設けられ、この操作部16にスタートスイッチ16A 及びストップスイッチ16B 等の操作用の機器が設置されている。
そして、この操作部16の図1中右方の端部近傍には、遊技メダルを投入するためのメダル投入部10が設けられている。
なお、筐体4の内部におけるメダル投入部10の下方には、特に図示しないが、遊技メダルの真贋を判断すると共に投入メダルをカウントするためのメダルセレクターが設けられている。
また、前扉13の下部には、払い出しメダルを貯留可能な下皿15が設けられている。
メダル投入部10は、図2に示すように、細長いスリット状に形成されて、上方から遊技メダルを1枚ずつ投入可能な上部投入開口11と、上部投入開口11の側方に凹溝状に連通する側方移送通路12とを備えたものとなっている。このうち、側方移送通路12は、上部投入開口11からメダル貸出機2に向かって延設された樋状の通路であって、後述する導入路装置60から送られてくる遊技メダルを上部投入開口11まで導くものである。
スロットマシン1は、遊技者がメダル投入部10から遊技メダルを投入し、スタートスイッチ16A を操作することにより、回転リールを回転させ、遊技者がストップスイッチ16B を操作することにより、回転リールを停止させようになっている。そして、スロットマシン1は、回転リールが停止した際に、図柄表示窓14に表示された回転リールの図柄が所定の組合せである場合に入賞となり、所定枚数の遊技メダルを遊技者に払い出すように構成されている。
(メダル貸出機2)
図1に戻って、メダル貸出機2は、スロットマシン1の側面側に隣接して設置される箱型の装置であって、金銭が投入されると、その金銭と引き替えに遊技者に遊技メダルを貸し出すものであり、必要に応じて、貸し出したメダルをスロットマシン1のメダル投入部10に連続的且つ自動的に投入する機能を有している。
すなわち、メダル貸出機2は、図1に示すように、遊技者等が投入した紙幣を検査し、検査した紙幣を内部に貯留する紙幣カウンタ22と、投入された紙幣の金額に応じて遊技者にメダルを払い出す貸出メダル払出装置25と、外箱20の前面20A から突出するように取り付けられるとともに、メダルをスロットマシン1に連続投入するためのメダル投入装置3と、このメダル投入装置3の動作を制御する駆動制御手段280とを備えたものである。
紙幣カウンタ22は、外箱20の前面下端の近傍に設けられた紙幣投入口21から内部に投入された紙幣の表面に印刷された図柄模様を読み取り、正規の紙幣であることを認識すると、貸出メダル払出装置25に所定枚数の遊技メダルを払い出させるものである。
この紙幣カウンタ22には、図1の如く、紙幣投入口21に投入された紙幣の表面に印刷された図柄模様を読み取るための紙幣センサ24が設けられている。
このような紙幣カウンタ22は、紙幣センサ24が出力する信号に基づいて、投入された紙幣が正規のものであるか否かを判定するとともに、当該紙幣の種類を判定する機能を有し、投入された紙幣が正規のものである場合には、紙幣の額に応じた紙幣信号を出力するものとなっている。
貸出メダル払出装置25は、紙幣カウンタ22からの紙幣信号を入力すると、紙幣信号に応じた枚数のメダルを遊技者に払い出すようになっている。
なお、メダル貸出機2としては、紙幣投入口21及び紙幣カウンタ22に加えて、硬貨投入口や硬貨カウンタ、及び、釣り銭払い出し口、更には、プリペイドカード投入口とカードリーダーとを備えたものでもよい。
貸出メダル払出装置25は、紙幣カウンタ22からの紙幣信号を受信すると、その内部に貯留していたメダルの払い出しを行う、いわゆるホッパー装置となっている。
この貸出メダル払出装置25には、多数のメダルを貯留しておくためのタンク26と、このタンク26の底部からメダルを1枚ずつ排出する送出円板27と、排出されるメダルをカウントするためのメダルセンサ28とが設けられている。
このうち、送出円板27は、メダルが入り込む複数の孔が形成され、その中心部分が図示しない駆動モータの出力軸に連結されたものとなっている。駆動モータによって回転駆動されると、送出円板27は、回転に伴い、その孔に入ったメダルを1枚ずつ貸出メダル払出装置25の外へ排出するようになっている。また、貸出メダル払出装置25は、メダルセンサ28により所定枚数のメダルがカウントされると、駆動モータを停止させ、メダルの払い出しを停止するように構成されている。
(メダル投入装置3)
メダル投入装置3は、貸出メダル払出装置25から、あるいは、遊技者の手から複数のメダルをまとめて受けるとともに、受けた複数のメダルをスロットマシン1のメダル投入部10へ連続的に投入するための機能を有するものである。
具体的には、メダル投入装置3は、図2及び図3に示すように、メダル貸出機2の外箱20の前面に突出するように取り付けられたカバー体30と、このカバー体30の内部に設けられるとともに、メダルを送り出すためのメダル移送装置40(図3にのみ示す)と、外箱20の前面から突出するカバー体30の先端部分に設けられるとともに、スロットマシン1のメダル投入部10側へ導くために、メダルの移動方向及び姿勢を変換する導入路装置60(図3にのみ示す)とを備えたものとなっている。
(カバー体30)
カバー体30は、図2及び図3の如く、外箱20の上下方向における略中央部分において、外箱20の前面から手前方向に突出する箱形部材である。このカバー体30の側壁30A は、図1の如く、スロットマシン1の間から突出して露出するようになっている。
カバー体30には、図3の如く、複数のメダルをまとめて内部に投入するために上方に開口された一括投入口31が形成されるとともに、この一括投入口31から投入されたメダルを一時的に貯留するためのメダル貯め部44が内部に設けられている。そして、このカバー体30の内部には、メダル貯め部44に貯留されているメダルをメダル移送方向の下流側へ連続的に移送可能なメダル移送装置40が収納されている。
カバー体30における一括投入口31の手前には、周縁部分に対して中央部分が凹まされるとともに、周縁部分から一括投入口31に向かって緩やかに傾斜した下り勾配を有する皿状部32が形成されている。
この皿状部32は、一括投入口31の手前側及び側方に向かって延出している。皿状部32の周縁部分は、内側よりも高く形成された堰部272 となっている。この堰部272 は、一括投入口31の一方の側部から手前部分を経由して他方の側部に達するU字状に延びるとともに、平坦な上面を有するものとなっている。
ここで、一括投入口31は、メダル移送装置40を内部に収納するユニットカバー41に開口された内部一括投入口48の真上に位置するようにカバー体30に設置されている。この結果、内部一括投入口48の上方が堰部272 に囲まれている。
堰部272 の平坦な上面には、金属等の導電性を有する材質からなる接触センサ274 が堰部272 の上面に沿ってU字状に延びるように敷設されている。この接触センサ274 は、メダル移送装置40の起動及び停止の操作を行うための接触作動スイッチである。すなわち、接触センサ274 に手を触れることにより、メダル移送装置40に設けられた後述する駆動モータ55が起動され、接触センサ274 に触れている手を離すことにより、駆動モータ55が停止するようになっている。
さらに詳しく説明すると、メダル移送装置40の駆動モータ55は、接触センサ274 に継続して触れている時間が予め定められた連続操作時間に満たない場合には、起動してから3枚のメダルを移送すると停止し、接触センサ274 に継続して触れている時間が連続操作時間を超えた場合には、3枚を超える枚数のメダルを連続的に移送するように設定されている。
(排出機構80)
外箱20の前面から突出するカバー体30の根本部分の下方には、図3の如く、メダル移送装置40から排出される異物やキャンセルメダルを受け止めるためのメダル取り出し皿90が回動軸95によって軸支されている。このメダル取り出し皿90は、その内部がメダル移送装置40から排出される異物やキャンセルメダルを収納する排出収納部93となっており、カバー体30の底部において上下に揺動可能となっている。
ここで、排出収納部93の上方には、カバー体30の底面に開口されたキャンセル開口49が設けられ、このキャンセル開口49のさらに上方には、メダル貯め部44の底部に形成されるとともに、当該メダル貯め部44とその下方のキャンセル開口49側の空間とを連通させるためのリセット排出口85が設けられている。
このうち、リセット排出口85は、当該リセット排出口85に応じた平板状に形成された開閉板82によって開閉されるようになっている。また、リセット排出口85のさらに図3中左斜め上方には、ユニットカバー41に開口された内部一括投入口48及びカバー体30に開口された一括投入口31が位置している。
キャンセル開口49は、上方に跳ね上げられたメダル取り出し皿90によって閉鎖されるようになっている。
すなわち、メダル取り出し皿90は、図示しないバネにより、メダル取り出し皿90を跳ね上げる方向に、換言すると、キャンセル開口49を閉鎖する方向に向かって付勢されている。これにより、キャンセル開口49は、常時閉鎖されるようになっている。一方、バネの付勢力に抗してメダル取り出し皿90を手等で押し下げれば、キャンセル開口49は、開放されるようになっている。必要に応じて、メダル取り出し皿90を手等で押し下げ、キャンセル開口49を開放して、メダル取り出し皿90の排出収納部93に溜まった貯留物をすべて取り除いた後、メダル取り出し皿90を押し下げていた力を抜けば、メダル取り出し皿90が自動的に閉じるようになっている。
これにより、スロットマシン1の上下に分割された前扉のうち、図1の如く、下方に配置された下扉13A を開く際に、メダル取り出し皿90が開くことがなく、下扉13A の回動範囲に突出して回動の邪魔になることを未然に防止することができる。
なお、メダル取り出し皿90としては、バネによる付勢力で自動的に復帰する自己復帰機構を備えていないものでもよく、閉じた状態及び開いた状態との2位置において凹部及び凸部が互いに係止しあい、メダル取り出し皿90を停止させる係止機構を備えたもの、単に、回動軸95によって開閉可能に軸支されているだけで、自重により、開いた状態を維持しているものでも良い。メダル取り出し皿90は、手で押し上げることにより、図3において一点鎖線で示すように、閉じた状態にすることができる。これにより、正面に向かって右隣に配置された別のスロットマシン1に設けられた下側の扉を開放する際、手でメダル取り出し皿90を閉じた状態にして、開放する下扉の邪魔になることを回避することができる。
開閉板82は、カバー体30側に軸支された回動軸84がソレノイド操作機81のプランジャー83に連結され、ソレノイド操作機81に電流を導通させることにより、リセット排出口85を閉鎖する位置及び開放する位置の一方から他方へ回動駆動されるようになっている。
これら開閉板82及びソレノイド操作機81により、メダル移送装置40の内部、すなわち、メダル貯め部44にあるメダルや異物などを、カバー体30の底面に形成されたキャンセル開口49から排出させる排出機構80が形成されている。
この排出機構80の作動により、一括投入口31及び内部一括投入口48を通じてメダル貯め部44に投入されたメダルがメダル取り出し皿90に排出されるようになっている。
また、遊技場の管理者等がゴミ等の貯留物を回収する際に、排出機構80を作動させた後、メダル取り出し皿90を手前側に回転させることにより、メダル取り出し皿90に溜まった貯留物を手で簡単に取り出すことができるようになっている。
(回転表示部240)
カバー体30の前面における上端縁近傍には、図2の如く、メダル移送装置40の運転状態と、排出機構80のリセット排出口85の開閉状態とを遊技者に向かって表示するための回転表示部240 が設けられている。
すなわち、回転表示部240 には、外箱20の前面に向かって右側に配置された青色に発光可能な青色発光部241 と、同左側に配置された赤色に発光可能な赤色発光部242 が設けられている。
このような回転表示部240 は、青色発光部241 及び赤色発光部242 の2個の発光体の点灯及び消灯の組み合わせによって、メダル移送装置40の運転状態と、排出機構80のリセット排出口85の開閉状態とを表示するようになっている。
例えば、回転表示部240は、メダル移送装置40でメダルを下流側へ移送する前進運転状態においては、青色発光部241 のみが点灯し、メダル移送装置40でメダルを上流側へ逆送する後退運転状態においては、赤色発光部242 のみが点灯し、排出機構80のリセット排出口85を開くとともにメダル移送装置40を後退運転させ、メダル貯め部44に貯留されているメダルをリセット排出口85に投入するメダル排出運転状態においては、両方とも点灯し、メダル移送装置40が停止した停止状態では、両方とも消灯するように構成されている。
(メダル移送装置40)
メダル移送装置40は、図3及び図4に示すように、カバー体30の内部に収納可能な箱状に形成されたユニットカバー41の内部に収納されている。ユニットカバー41は、その内部にメダル貯め部44が形成されたものであり、メダル貯め部44及びメダル移送装置40とともにメダル移送ユニット50を構成するものとなっている。
ここで、メダル移送装置40は、その表面にゴム等の被覆がなされた帯状部材を環状に形成した無端ベルト53を備え、この無端ベルト53の移送面の上にメダルを載せた状態で、無端ベルトを循環させることによりメダルを送り出すものとなっている。
(ユニットカバー41)
ユニットカバー41は、当該メダル貸出機2の奥行き方向に長い長方形状の平面形状を有したものである。ユニットカバー41の上面には、奥行き方向における略中央部に前述の内部一括投入口48が形成されている。この内部一括投入口48は、上向きに形成された四角形状の開口であり、落下してくる複数のメダルを一括して受け入れることが可能な大きさを有している。
また、ユニットカバー41の上面における内部一括投入口48の奥側となる部分には、上方に開口するとともに、図3中、その右斜め上方に配置された貸出メダル払出装置25から送出されてきたメダルを、ユニットカバー41の内部、換言すると、メダル貯め部44に取り入れるための貸出メダル受入口42が設けられている。
ここで、メダル貯め部44は、内部一括投入口48又は貸出メダル受入口42から投入されたメダルを一時的に貯留することが可能な空間となっている。
ユニットカバー41の上面に形成された内部一括投入口48は、一括投入口31から投入されるメダルを受け入れるための開口である。内部一括投入口48の奥行き方向におけるほぼ中央部分には、両側の側面を連結する仕切棒100 が設けられている。この仕切棒100 は、メダル貯め部44にメダルが投入される際に、メダルをほぼ所定の姿勢に揃えるためのものである。
すなわち、メダルが内部一括投入口48を通過する際に、メダルの姿勢が縦向き(メダルの表裏面と仕切棒100 との交差角度が直角に近い状態)となっていると、仕切棒100 がメダルの落下経路上における障害物となり、そのままの姿勢でメダルが内部一括投入口48を通過するのを抑制するようになっている。
一方、メダルが内部一括投入口48を通過する際に、メダルの姿勢が横向き(メダルの表裏面と仕切棒100 とが平行に近い状態)となっていると、仕切棒100 がメダルの落下経路上における障害物とならず、メダルの内部一括投入口48の通過を許容するようになっている。そして、仕切棒100 が内部一括投入口48を通過するメダルの姿勢を整えることにより、内部一括投入口48を通ったメダルが、その下方のメダル貯め部44に落下すると、他のメダルの上に平積みとなり、これにより、無端ベルト53による移送が容易に行えるようになっている。
(無端ベルト53の循環機構)
メダル貯め部44の底部分には、前述したリセット排出口85の他に、リセット排出口85よりも前方に位置するとともに、メダル貯め部44に貯留したメダルを略水平状態の姿勢で、その上面に載置して移送するための無端ベルト53が循環可能に設けられている。そして、メダル移送装置40は、無端ベルト53の循環により、メダル貯め部44に貯留されたメダルを導入路装置60側へ移送するものとなっている。
無端ベルト53を循環させる循環機構は、導入路装置60側及びメダル貯め部44側のそれぞれに配置された二つのローラ51A, 51Bと、これらのローラ51A, 51Bのうち、導入路装置60側に配置されたローラ51A を介して無端ベルト53を駆動するための駆動モータ55と、この駆動モータ55の駆動力をローラ51A に伝達するための図示しない減速ギア群56とを備えたものとなっている。
二つのローラ51A, 51Bは、ローラ51A が後述するメダル排出口66(図2参照)の近傍に設けられるとともに、ローラ51B がメダル貯め部44の近傍に設けられ、その間に無端ベルト53が掛け渡される二つのベルト車となっている。このうち、ローラ51Aの方がローラ51Bよりも若干高い高さレベルに配置され、無端ベルト53は、その移送面が手前側に向かってやや上り勾配となるように傾斜させて配置されている。
これら二つのローラ51A, 51Bのうち、ローラ51A は、駆動モータ55によって駆動されるものとなっている。これにより、無端ベルト53は、メダル貯め部44の近傍位置とメダル排出口66の近傍位置との間を循環するように駆動されるようになっている。
ローラ51A の上方には、駆動モータ55によってローラ51A と同じ回転方向に回転駆動される余剰メダル排除ローラ52が設けられている。
余剰メダル排除ローラ52は、その外周面に、その回転軸の軸方向に延びる撹拌溝58が形成されたものとなっている。無端ベルト53は、余剰メダル排除ローラ52を回転駆動させて、撹拌溝58に無端ベルト53の上方のメダルを攪拌させることにより、メダルの滞留を防止してメダルの効率よい移送が行えるようになっている。
このような余剰メダル排除ローラ52の外周面と、無端ベルト53のメダルを載置させる移送面とが形成する隙間54は、メダル1枚の厚みよりも大きく、メダル2枚分の厚みよりは小さい寸法となっている。
また、余剰メダル排除ローラ52は、その外周面における径方向の移動速度が、無端ベルト53の移送面の移動速度よりも早くなるように設定されている。
さらに、余剰メダル排除ローラ52がローラ51と同一方向に回転するので、互いに対向する無端ベルト53の移送面と余剰メダル排除ローラ52の外周面とは、その移動方向が互いに逆になっている。
そして、無端ベルト53に移送されてきたメダルが複数枚重なった状態で余剰メダル排除ローラ52に接近すると、一番下の1枚の遊技メダルを残して、2枚目より上の遊技メダルは、余剰メダル排除ローラ52によって、余剰メダル排除ローラ52の上流側に設けられた空間であるメダル戻り部45へ向かって弾き飛ばされるようになっている。
また、ユニットカバー41の上面部分における内部一括投入口48を囲む図3中左側の端縁部分には、内部一括投入口48から投入されたメダルがメダル戻り部45へ進入することは制限するが、余剰メダル排除ローラ52によって弾き飛ばされてメダル戻り部45に達したメダルがさらに上流側へ後退することは許容する移動調整弁43が設けられている。
すなわち、ユニットカバー41の上面部分には、平板状の移動調整弁43が垂れ下がった状態で揺動自在に取り付けられている。
また、ユニットカバー41の内側面には、移動調整弁43に向かって突出するストッパ43C が設けられている。このストッパ43C は、垂れ下がり状態における移動調整弁43のメダル戻り部45側の面に係合するものとなっている。移動調整弁43は、先端部分がストッパ43C に係止されるので、メダル貯め部44側へは回動可能とされ、メダル戻り部45側へは回動不可能となっている。
ここで、移動調整弁43がメダル貯め部44からメダル戻り部45へメダルが前進することを阻止し、無端ベルト53によって移送されたメダルが隙間54に進入する際に、内部一括投入口48から投入されたメダルが割り込むことを防止するので、無端ベルト53によって移送されたメダルのみが隙間54に到達可能となっている。これにより、無端ベルト53によって移送されてきた複数のメダルは、1枚ずつ移送方向下流側の導入路装置60へ円滑に送り出されるようになっている。
一方、移動調整弁43は、メダル戻り部45からメダル貯め部44へのメダルが後退することを適宜許容するので、重なった複数のメダルのうち、上方に配置されていた余剰なメダルが余剰メダル排除ローラ52によってメダル戻り部45側へ向かって弾き飛ばされると、移動調整弁43を押し開いて、速やかに、メダル貯め部44に戻るようになっている。
なお、移動調整弁43は、垂れ下がり状態において、その先端と無端ベルト53の移送面との間隔が、メダルの直径よりも長くなるように設定されている。これにより、メダルが移動調整弁43の下方を起立状態で通過する際に、移動調整弁43が障害物とならず、起立状態となっていてもメダルが移動調整弁43が下方をスムーズに通過可能となっている。
また、余剰メダル排除ローラ52には、図示しないワンウェイ・クラッチ等の内部機構を介して駆動トルクが加わるようになっている。このため、無端ベルト53を逆回転する場合には、図示しないワンウェイ・クラッチ等の内部機構により、余剰メダル排除ローラ52が回転しないようになっている。
さらに、無端ベルト53から導入路装置60まで至る途中において、余剰メダル排除ローラ52の取り付け位置よりもメダルの移送方向の下流側の位置に、特に図示していないが、無端ベルト53の両側で対向する壁面からそれぞれ突出するとともに、無端ベルト53の移送面に先端が接し、且つ、互いの先端の間にメダル一枚分の間隔が形成された一対の突出体を形成しても良い。このような一対の突出体を設ければ、無端ベルト53によって移送されてきたメダルが幅方向における所定位置を通過するようになり、メダルの移送位置を所定の位置に整えることができる。
(導入路装置60)
導入路装置60は、無端ベルト53によって移送されてきたメダルをスロットマシン1のメダル投入部10に投入するために、無端ベルト53の移送面の上に倒れた状態で移送されてきたメダルを起こすとともに、起こしたメダルをスロットマシン1の上部投入開口11に連結された側方移送通路12に導入するための装置である。
すなわち、導入路装置60には、図1に示すように、カバー体30の正面側下部に取り付けられるとともに、当該導入路装置60全体の基部となるベース部材62と、このベース部材62の前面側において溝状に形成されるとともに、メダルを側方移送通路12に向かって延びる通路部65と、図示しないヒンジを介してベース部材62の下端部分に回動可能に取り付けられたカバー部材61とが設けられている。
なお、カバー体30は、図2の如く、メダル投入部10に臨むカバー部材61の側面に開口されたメダル排出口66を備えたものとなっている。このメダル排出口66は、スロットマシン1側のメダル投入部10に形成された側方移送通路12の延長線上に配置され、導入路装置60から送り出されてくるメダルを1枚ずつ外部へ排出するものとなっている。
ここで、メダル排出口66は、必ずしも側方移送通路12の端部に直接連結する必要はなく、メダル排出口66としては、メダル排出口66から排出されたメダルが側方移送通路12に導入できるようになっていれば、側方移送通路12との間に間隙や段差等が形成されたものも採用できる。
(通路部65の概要)
通路部65は、前述したように、無端ベルト53から落下してきた遊技メダルを側方移送通路12へ案内するためのものである。
具体的には、通路部65は、ベース部材62の手前側の側面に固定された固定板251 と、さらに固定板251 の手前側にこの固定板251 と対向するように配置された可動板250 と、可動板250 及び固定板251 の間に挟まれるように配置されるとともに、固定板251 の側面の下端近傍部分に突設された突出部252 とにより形成された溝形部位の内部空間である。
ここで、固定板251 及び可動板250 は、その高さ寸法がメダルの直径よりも充分に大きい寸法とされている。
また、突出部252 は、その厚さ寸法が1枚のメダルの厚さ寸法よりやや大きくされるとともに、その上端面に側方移送通路12側に向かって下り勾配がつけられている。
このような固定板251 、可動板250 及び突出部252 が形成する溝形部位の溝は、幅がメダルの厚さよりもやや大きくされ、深さがメダルの直径よりも充分に深くされ、通路部65がメダルを側方移送通路12まで確実に案内できるようになっている。
(固定板251)
固定板251 は、正面視で略L字状に形成された板状の部品である。この正面視で略L字状に形成された固定板251 は、「L」字の縦棒の上端部分が厚さ方向に曲げられており、これにより、当該上端部分がメダル移送装置40側に湾曲した湾曲部62A となっている。この湾曲部62A により、通路部65は、上方部分が広がった開口を有する溝の内部空間となり、この広がった開口がメダル移送装置40から送り出されてくるメダルを受けるメダル受け口67となっている。
また、正面視で略L字状に形成された固定板251 は、「L」字の横棒の先端がスロットマシン1側の側方移送通路12の端部の近傍に配置されている。
(可動板250)
可動板250 は、固定板251 に応じた正面視略L字状の板状部品であり、通路部65の手前側の側壁を形成するものである。この通路部65の可動板250 は、全て透明樹脂から形成されて透明となっている。
ここで、カバー部材61の前面には、図2の如く、長孔スリット状に形成されてカバー部材61の内部を視認可能にする可視部210 が部分的に設けられている。また、カバー部材61の内部における可視部210 の近傍には、通路部65の内部に向かって光りを照射する図示しない光源、例えば、発光ダイオード等が設けられている。これにより、可視部210及び可動板250 を通じて、通路部65の内部を流通するメダルが視認可能となり、メダル詰まりが容易に把握できるようなっている。
正面視で略L字状に形成された可動板250 は、特に図示しないが、「L」字の縦棒の上端よりもやや低い高さレベル(具体的には、可動板250 の上端よりも可動板250 の全高の5分の1程度低い高さレベル)において、「L」字の縦棒の側端面から突出する一対の可動板支持軸(図示略)が設けられている。この可動板支持軸を介して可動板250 がベース部材62に回動自在に支持されている。
また、可動板250 は、図示しないバネと係合し、このバネにより当該可動板250 の下端側が突出部252 に向かって付勢され、突出部252 と常時接触した状態を維持するようになっている。
一方、カバー部材61には、図3の如く、可動板250 の上端側の部位、具体的には、前述した可動板支持軸よりも高い位置となる部位を奥方向へ押圧するための詰まり解除ボタン260 が設けられている。
詰まり解除ボタン260 は、カバー部材61の前面に進退可能に取り付けられている。この詰まり解除ボタン260 を、可動板250 を付勢しているバネの付勢力に抗して奥方向へ押し込むと、可動板250 の上端側が奥方向に押圧され、可動板250 の可動板支持軸を回転の中心として可動板250 全体が回動するようになっている。
この可動板250 全体の回動により、可動板250 の下端側が突出部252 から離隔し、通路部65の底部が開き、通路部65の内部にあるすべてのメダルを外部へ排出し、通路部65の内部でメダルが詰まっていても、当該メダル詰まりが解消されるようになっている。
(近接センサ231)
可動板250 の手前側の面には、通路部65内をメダルが通過したか否かを検知するための近接センサ231 が設けられている。
近接センサ231 は、メダルの接近を検知する応答性能が比較的良好なものである。このような近接センサ231 は、メダルが近接センサ231 の近傍を通過すると、メダルを検知した旨を示す検知信号を一時的に出力し、メダルが詰まると、メダルの検知信号を連続的に出力し、これにより、メダルの通過及びメダル詰まりの両方が検知可能となっている。
このような近接センサ231 としては、検出領域内の磁界の変化を検出する誘導形近接スイッチ、検出領域内の電界の変化を検出する静電容量形近接スイッチ、及び、光線の反射又は遮断を検出する光学近接スイッチ等の非接触式近接スイッチを採用するのが好ましいが、非検出物と直接接触することによって検出を行う機械式の近接スイッチ、いわゆるリミットスイッチを採用することもできる。
このような近接センサ231 の検知信号は、メダル貸出機2の制御部に受信され、メダル貸出機2の制御部は、受信した検知信号に基づいてメダル移送の異常を検知するようになっている。
例えば、通路部65の内部で遊技メダルが詰まると、近接センサ231 は、検知信号を出力し続けるようになっている。そして、メダル貸出機2の制御部は、近接センサ231 からの検知信号を連続的に受信すると、メダル移送に異常が生じたと判断し、遊技者に対して、詰まり解除ボタン260 を押すことを促すための音声を出力する、あるいは、その旨の表示を行うように設定されている。これにより、遊技者が詰まり解除ボタン260 を押すようになるので、メダル詰まりが速やかに解消可能となっている。
(カバー部材61)
カバー部材61は、カバー体30の前面から露出する導入路装置60の前面を覆うものである。換言すると、カバー部材61は、メダル投入装置3の前面の下側を覆い、カバー体30は、メダル投入装置3の前面の上側を覆うようになっている。
このようなカバー部材61は、図示しないヒンジを介して、ベース部材62に回動可能に取り付けられている。換言すると、カバー部材61は、メダル投入装置3の前面部分に形成された開口を開閉する扉となっている。
ここで、カバー部材61の裏側には、奥方向に突出するとともに、先端がアンカー爪状に形成された係止部290 が設けられている。
このようなカバー部材61に対して、カバー体30における導入路装置60の上方の下面には、カバー部材61側に設けられた係止部290 のアンカー爪状に形成された先端を係止させる被係止部292 が設けられている。
閉鎖状態となったカバー部材61は、その係止部290 の先端がカバー体30側に設けられた被係止部292 に係止され、不意に開かないようになっている。
ここで、カバー部材61に設けられている詰まり解除ボタン260 の上方には、図2に示すように、カバー部材61の表裏を貫通する係止解除孔293 が形成されている。この係止解除孔293 に細長い棒状等の工具、例えば、マイナスドライバ等を差し込み、カバー部材61側の係止部290 を弾性変形させ、係止部290 の先端と被係止部292 との係止を解除すれば、カバー部材61を開くことができるようになっている。
なお、カバー部材61としては、当該カバー部材61を閉じる方向に付勢するバネと係合するように構成されたものを採用してもよい。
(保守点検口)
メダル移送装置40を収納しているカバー体30及びユニットカバー41は、メダル移送装置40の保守・点検を行うための保守点検口5及び内部保守点検口6がそれぞれ設けられたものとなっている。
すなわち、メダル移送装置40は、図4の如く、ユニットカバー41に収納された状態で、当該ユニットカバー41の内部に形成されらものとなっている。また、ユニットカバー41の内部には、メダルを貯留するために、前述のメダル貯め部44が設けられている。
ここで、メダル移送装置40は、そのメダル移送方向をユニットカバー41の側壁41A に沿わせた状態でユニットカバー41の内部に設けられている。
ここで、ユニットカバー41は、内部に収納しているメダル移送装置40とともにメダル移送ユニット50を構成するものである。メダル移送装置40は、図3の如く、メダル移送ユニット50としてまとめてカバー体30の内部に収納されている。
そして、メダル移送ユニット50がカバー体30の内部に収納されることにより、メダル移送装置40は、図2の如く、そのメダル移送方向をカバー体30の側壁30A に沿わせた状態で当該カバー体30の内部に設置されている。
カバー体30は、メダル貸出機2の外箱20の前面から突出するように外箱20に取り付けられ、その側壁30A がスロットマシン1の間から突出して露出するものとなっている。
このようなカバー体30の側壁30A には、メダル移送装置40を保守するための保守点検口5が開口されるとともに、この保守点検口5を塞ぐための扉7が設けられている。
ここで、カバー体30の側壁30A には、扉7を摺動可能に支持するために、2本のガイドレール7A, 7Bがそれぞれ保守点検口5の上下の端縁に沿って取り付けられている。そして、これらのガイドレール7A, 7Bは、一方の端部が保守点検口5の手前側の側縁と揃うように配置されている。ガイドレール7A, 7Bの他方の端部は、保守点検口5の奥側の側縁よりも奥方向の位置であって、ガイドレール7A, 7B全体の長さが当該保守点検口5の幅寸法の約2倍となる位置に配置されている。
このようなガイドレール7A, 7Bの少なくとも一方は、扉7の上端縁又は下端縁を摺動可能に支持するものである。
例えば、ガイドレール7A, 7Bとしては、両側に配置されたフランジ部の端部同士を連結するウェブ部を有する鍔部溝形断面を有する長尺部材からなるものが採用でき、扉7としては、上端縁部分及び下端縁部分の断面形状がガイドレール7A, 7Bのフランジ部が内部に遊嵌可能な溝形となっているものが採用できる。
このようなガイドレール7A, 7B及び扉7を採用した場合、ガイドレール7Aは、溝形部材の開口が下向きにされ、一方のフランジ部がカバー体30の側壁30A から迫り出した状態で、他方のフランジ部がカバー体30の側壁30A に取り付けられる。
また、ガイドレール7Bは、溝形部材の開口が上向きにされ、一方のフランジ部がカバー体30の側壁30A から迫り出した状態で、他方のフランジ部がカバー体30の側壁30A に取り付けられる。
そして、扉7は、上端縁部分の内部にガイドレール7Aのフランジ部が遊嵌されるとともに、下端縁部分の内部にガイドレール7Bのフランジ部が遊嵌され、これにより、ガイドレール7A, 7Bに摺動可能に取り付けられた引き戸となっている。以上により、扉7は、当該保守点検口5に対して開閉可能に側壁30A に設けられている。
なお、扉7及びカバー体30には、扉7をロックする図示しないロック機構が設けられ、扉7の表面に開口された鍵穴7Cに挿入される図示しない鍵により、閉鎖状態にした扉7の施錠及び解錠が可能となっている。
ユニットカバー41は、前述したように、メダル移送装置40が内部に設置されたものであり、図4に示すように、複数のメダルをまとめて内部に投入するための内部一括投入口48がその上面に開口されている。このユニットカバー41の側壁41A には、内部に収納されたメダル移送装置40を保守するための内部保守点検口6が開口されているとともに、内部保守点検口6を塞ぐための内部扉8が当該内部保守点検口6に対して開閉可能に設けられている。
これらの内部一括投入口48及び内部保守点検口6は、図2〜図4に示すように、カバー体30側に設けられている一括投入口31及び保守点検口5の位置に対応してユニットカバー41側に配置されている。
ここで、ユニットカバー41の側壁41A には、図4の如く、内部扉8を摺動可能に支持するために、ガイドレール8A, 8Bが設けられている。これらのガイドレール8A, 8Bは、四角形状に形成された枠体8Cの上桟及び下桟として側壁41A に取り付けられている。
このうち、ガイドレール8Aは、内部保守点検口6の上端縁に沿って取り付けられ、ガイドレール8Bは、保守点検口5の下端縁に沿って取り付けられている。
そして、これらのガイドレール8A, 8Bは、一方の端部が内部保守点検口6の手前側の側縁と揃うように配置されている。ガイドレール8A, 8Bの他方の端部は、内部保守点検口6の奥側の側縁よりも奥方向の位置であって、ガイドレール8A, 8B全体の長さが当該内部保守点検口6の幅寸法の約2倍となる位置に配置されている。
このようなガイドレール8A, 8Bの少なくとも一方は、内部扉8の上端縁又は下端縁を摺動可能に支持するものである。
例えば、ガイドレール8A, 8Bとしては、内部扉8の上下の端縁が内部に遊嵌される案内溝8D(図4においてガイドレール8B側のもののみを示す。)が形成された長尺部材からなり、ガイドレール8A, 8Bの両方で内部扉8の上端縁及び下端縁を摺動可能に支持するものが採用できる。
このようなガイドレール8A, 8Bを採用した場合、ガイドレール8A, 8Bは、互いの案内溝8Dの開口を対向させた状態で四角枠状に組まれて枠体8Cを形成し、枠体8Cとしてユニットカバー41の側壁41A に取り付けられる。
そして、内部扉8は、上端縁部分がガイドレール8Aの案内溝8Dの内部に遊嵌されるとともに、下端縁部分がガイドレール8Bの案内溝8Dの内部に遊嵌されている。これにより、内部扉8は、カバー体30側の扉7の摺動方向に沿って摺動可能に設けられている引き戸として形成されるとともに、メダル移送ユニット50のメダルを移送する移送方向とは逆方向に摺動させることで開くものとなっている。
この際、扉7及び内部扉8は、メダル移送ユニット50の内部の様子を視認できるように、全体が透明の材質から形成されている。また、メダル移送ユニット50の内部には、無端ベルト53の移送面を照射する図示しない光源、例えば、発光ダイオードが設けられ、扉7及び内部扉8を通してメダル移送ユニット50の内部の様子が容易に視認できるようになっている。
(ブラシ70(清掃部材))
以上のようなメダル貸出機2には、図3及び図5に示すように、メダル移送装置40においてメダルが載置されてその移送を行う無端ベルト53を清掃するために、本発明に基づく清掃部材としてのブラシ70が設けられている。
すなわち、メダル移送装置40が有する無端ベルト53の下方には、当該無端ベルト53の下向きとなった移送面に接するブラシ70が設けられている。
このブラシ70は、ユニットカバー41の内部保守点検口6が形成された側壁41A とは反対側に配置された側壁41B の内側面に着脱可能に取り付けられている。
より詳しく説明すると、ブラシ70には、被清掃面に擦りつけられる多数の起毛71と、これらの起毛71が植え込まれた柄部72とが備えられている。
このうち、柄部72には、当該柄部72を長手方向に貫通するボルト挿通孔72A が形成されている。このボルト挿通孔72A に挿通されたボルト73の先端を側壁41B に螺合することにより、ブラシ70が側壁41B の内側面に取り付けられている。そして、ボルト73を回転操作してボルト73と側壁41B との螺合を解除すれば、ブラシ70を側壁41B から取り外せるようになっている。
ここで、図3の如く、カバー体30の扉7及びユニットカバー41の内部扉8を開ければ、保守点検口5及び内部保守点検口6を通じてブラシ70の着脱が行えるよう、ブラシ70は、側面視で保守点検口5及び内部保守点検口6の内側に配置されている。
また、柄部72の全長は、無端ベルト53の幅寸法よりも一回り大きくされている。そして、柄部72の無端ベルト53を臨む表面における起毛71の植設領域は、柄部72のほぼ全長に渡って設定され、これにより、ブラシ70は、無端ベルト53の幅方向における全域に渡って清掃が行えるようになっている。
以上において、側壁41B におけるブラシ70の取付位置近傍には、ブラシ70が取り付けられていることを検知するリミットスイッチ等の近接センサが設けられるとともに、排出機構80の開閉板82の近傍には、開閉板82が開いたことを検知するリミットスイッチ等の開閉センサが設けられていることが望ましい。そして、この近接センサがブラシ70が取り付けられていることを検知すると、開閉板82が開いたことを開閉センサが検知したときのみに、駆動モータ55が起動可能となり、無端ベルト53の循環動作が可能となるように制御するのが好ましい。
ここで、開閉板82を開くと、無端ベルト53が逆回転するようにすれば、メダル貯め部44や無端ベルト53の上に載っていたメダル等の貯留物が下方へ落下して排出収納部93に排出され、メダル貯め部44や無端ベルト53の上が速やかに空になり、空の状態で、ブラシ70による無端ベルト53の清掃が行われるので、駆動モータ55に大きな負荷がかからず、駆動モータ55が過熱する等の不具合や問題が生じることがない。
(実施形態の効果)
前述のような本実施形態によれば、次のような効果が得られる。
すなわち、メダル移送装置40が有する無端ベルト53の下方に、当該無端ベルト53の下向きとなった移送面に接するブラシ70を設けたので、無端ベルト53の下向きとなった移送面にブラシ70が接した状態で、無端ベルト53を駆動することにより、ブラシ70で無端ベルト53の移送面から汚れをこすり落とすことができ、無端ベルト53が外箱20の内部に収納されていても、外箱20の内部で無端ベルト53の清掃を自動的に行うことができ、無端ベルト53の清掃を容易にすることができる。
また、ブラシ70を側壁41B の内側面に着脱可能に取り付けたので、遊技者が遊技を行っている時等、メダルの移送により無端ベルト53を駆動する駆動モータ55等に負荷がかかることがあるときには、ブラシ70を外すことにより、無端ベルト53を駆動する際の抵抗を小さくすることができ、これにより、無端ベルト53を駆動する駆動モータ55等に大きな負荷がかからなくなり、無端ベルト53を円滑に動作させることができるうえ、その動作を安定させることができる。
一方、遊技者が遊技を行っていない時等、無端ベルト53を駆動する駆動モータ55等に負荷がかからないときに、ブラシ70を取り付ければ、ブラシ70で清掃を行っても、駆動モータ55等に大きな負荷をかけることがなく、駆動モータ55が過熱する等の不具合や問題を未然に防止することができる。
(変形例)
なお、本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲における変形及び改良などをも含むものである。
すなわち、清掃部材としては、ブラシのみからなるものに限らず、図7に示すように、ブラシ70が無端ベルト53の移送面からこすり落とした汚れ等を受ける容器状の塵受け部材74が当該ブラシ70と一体的に設けられているものでもよい。
このように、ブラシ70と塵受け部材74とを一体化すれば、清掃時に、ブラシ70で移送面からこすり落とした汚れを確実に塵受け部材74で受けとめることができ、清掃によって無端ベルト53の下方に汚れが飛散することを未然に防止することができるうえ、ブラシ70とともに塵受け部材74を取り外すことができるので、清掃後に清掃で汚れが溜まった塵受け部材74をメダル貸出機2から取り外せば、内部の汚れをゴミ収集袋等に容易に移すことができ、清掃後の後始末を容易にすることができる。
また、ブラシ70と塵受け部材74とを別個に設けた場合のように、清掃を行うにあたり、ブラシ70は取り付けたが、塵受け部材74は付け忘れた等のミスを回避でき、このようなミスにより、ブラシ70が移送面からこすり落とした汚れで無端ベルト53を汚してしまう、という好ましくない事故を未然に防止することができる。
また、清掃部材を側壁41B に取り付ける取付手段としては、側壁41B と螺合するボルトに限らず、図8に示すように、ブラシ70に設けられた柄部72の側壁41B に臨む端面から突出する一対の鉤爪部75A, 75Bと、この鉤爪部75A, 75Bを掛止するとともに側壁41B に形成された掛止孔75C とを備えた取付手段でもよい。
ここで、一対の鉤爪部75A, 75Bのうち、鉤爪部75A は、柄部72に固定されたものとなっている。一方、鉤爪部75B は、基端が柄部72に軸支され、先端側が鉤爪部75A に対して近接離隔可能となっている。
そして、柄部72の内部には、鉤爪部75B を鉤爪部75A から遠ざかる方向へ付勢するバネ75D が設けられている。また、鉤爪部75B の背面(図8中下方の面)には、バネ75D の付勢力に抗して、鉤爪部75B を鉤爪部75A に近づく方向へ押圧するための押圧突起75E が突設されている。
ブラシ70は、押圧突起75E を指等で押して、バネ75D の付勢力に抗して、鉤爪部75B を鉤爪部75A 側へ近づけると、図8(B)に示すように、鉤爪部75B が掛止孔75C の内周面から離脱するので、この状態で、ブラシ70の柄部72を図8中斜め左下方へ移動させれば、鉤爪部75A, 75Bの先端に形成された楔状の部位が掛止孔75C から抜け、これにより、ブラシ70を側壁41B から容易に取り外すことができる。
また、鉤爪部75A, 75Bの先端に形成された楔状の部位は、その傾斜面が互いに反対側を向いているので、鉤爪部75A, 75Bを掛止孔75C にあてがった状態で、ブラシ70の柄部72を側壁41B に向かって押圧すれば、鉤爪部75B は、その先端の傾斜面が掛止孔75C の内周面に案内されて、自動的に鉤爪部75A 側へ近づき、鉤爪部75A, 75Bの先端に形成された楔状の部位が掛止孔75C を通り抜けることができる。そして、楔状の部位が掛止孔75C を通り抜けると、バネ75D の付勢力により、鉤爪部75B が鉤爪部75A から離れる。すると、図8(A)に示すように、鉤爪部75A, 75Bの先端が側壁41B の掛止孔75C を囲む部位に掛止され、これにより、ブラシ70の側壁41B への取り付けが容易に行える。
さらに、清掃部材としては、側壁41B に着脱可能となったものに限らず、無端ベルトに対して進退可能に、側壁41B に取り付けられたものでもよい。
図9には、進退可能な清掃部材の一例が示されている。図9において、ユニットカバー41の底部に配置されている底板41C には、ロッカー板76A が揺動可能に設けられている、このロッカー板76A は、その基端が底板41C に回動可能に取り付けられ、先端が底板41C に対して近接離隔可能となっている。
また、ロッカー板76A の先端部分には、当該先端部分を底板41C 側に付勢する張力バネ76B が連結されるとともに、当該先端部分を底板41C から離隔する方向へ駆動するためのカム76C と係合している。そして、カム76C の回動軸76D は、先端がカバー体30の外側まで延び、その先端部分に操作用のレバー76E が取り付けられている。
清掃部材としてブラシ70は、ロッカー板76A の長手方向の中間部分に設けられ、これにより、無端ベルト53の下向きとなった移送面に対して進退可能とされ、メダルを移送する際に、無端ベルト53の移送面から離隔可能となっているとともに、無端ベルト53の移送面を掃除する際に、無端ベルト53の移送面に接触可能となっている。
具体的には、メダルを移送する際に、図9における回動位置Aまでレバー76E を回動操作すれば、無端ベルト53の下向きとなった移送面からブラシ70を離すことができ、図9における回動位置Bまでレバー76E を回動操作すれば、無端ベルト53の下向きとなった移送面にブラシ70を接触させることができる。
このようにすれば、遊技者が遊技を行っている時等、メダルの移送により無端ベルト53を駆動する駆動モータ55等に負荷がかかることがあるときには、ブラシ70を後退させて移送面から離隔させ、無端ベルト53を駆動する際の抵抗を小さくし、これにより、無端ベルト53を駆動する駆動モータ55等に大きな負荷がかからなくなるので、無端ベルト53のスムーズで安定した運転を確保することができる。
一方、遊技者が遊技を行っていない時等、無端ベルト53を駆動する駆動モータ55等に負荷がかかるおそれがないときに、ブラシ70を前進させて移送面に接触させれば、ブラシ70で清掃を行っても、駆動モータ55等に大きな負荷をかけることがなく、無端ベルト53の清掃を容易に行うことができる。
なお、遊技機としては、スロットマシンに限らず、他の種類のメダル遊技機でもよく、要するに、本発明は、メダルを遊技媒体とするメダル遊技機に隣接して配置されるメダル貸出機全般に適用できる。
本発明の実施形態に係るメダル遊技機及びメダル貸出機を示す斜視図である。 前記実施形態に係るメダル貸出機の要部を示す拡大斜視図である。 前記実施形態に係るメダル貸出機の要部を示す拡大断面図である。 前記実施形態に係るメダル移送ユニットを示す斜視図である。 前記実施形態に係るメダル移送ユニットを示す一部破断した斜視図である。 前記実施形態に係る清掃部材を示す断面図である。 本発明の変形例に係る清掃部材を示す拡大斜視図である。 本発明の異なる変形例に係る清掃部材を示す側面図である。 本発明のさらに異なる変形例に係る清掃部材を示す拡大側面図である。
符号の説明
1 メダル遊技機としてのスロットマシン
2 メダル貸出機
30 カバー体
31 一括投入口
40 メダル移送装置
44 メダル溜め部
51 ベルト車
53 無端ベルト
66 メダル排出口
70 清掃部材としてのブラシ
74 塵受け部材

Claims (4)

  1. 複数のメダルをまとめて内部に投入するための一括投入口と、メダルを一枚ずつ外部へ排出するためのメダル排出口とが開口されたカバー体の内部に、前記一括投入口から内部に投入されたメダルを一時的に貯留するためのメダル溜め部が設けられるとともに、このメダル溜め部に貯留されているメダルを前記メダル排出口へ連続的に移送可能なメダル移送装置が収納され、前記メダル排出口から排出されたメダルがメダル遊技機に投入されるように形成されたメダル貸出機であって、
    前記メダル移送装置は、前記メダル溜め部及び前記メダル排出口のそれぞれの近傍に設置された二つのベルト車の間に掛け渡されるとともに、前記メダル溜め部の近傍位置と前記メダル排出口の近傍位置との間を循環する無端ベルトを備え、この無端ベルトの移送面の上にメダルを載せて移送するものであり、
    このメダル移送装置が有する前記無端ベルトの下向きとなった前記移送面に接する清掃部材を備えていることを特徴とするメダル貸出機。
  2. 前記清掃部材が着脱可能となっていることを特徴とする請求項1記載のメダル貸出機。
  3. 前記清掃部材には、当該清掃部材が前記移送面からこすり落としたものを受ける塵受け部材が一体的に設けられていることを特徴とする請求項2記載のメダル貸出機。
  4. 前記清掃部材は、前記無端ベルトの下向きとなった前記移送面に対して進退可能に設けられ、メダルを移送する際に前記移送面から離隔可能となっているとともに、前記移送面を掃除する際に前記移送面に接触可能となっていることを特徴とする請求項1記載のメダル貸出機。
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