JP2007182853A - 空気圧縮機 - Google Patents

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Abstract

【課題】メンテナンス性に優れ、軸受振動を低減することにより騒音を低減した空気圧縮機を提供することにある。
【解決手段】空気圧縮機1は、軸受部材16と本体ベース20との間に配置され、軸受部材16から受けた振動を減衰させる制振部材30とを備える。制振部材30は、振動によって弾性変形する複数の制振合金部材34と制振合金部材34を一体的にかつ変形可能に保持する樹脂保持材33とを有する。制振部材30は、本体ベース20又は軸受部材16に取り付けられている。
【選択図】図2

Description

本発明は、空気圧縮機に関する。
制振合金部材を利用して振動の伝播を遮断する防振方法が特許文献1及び2に示されている。
特許文献1に記載の工作機械は、工作機械における振動伝播路で、振動エネルギーが集中し、振動変位が急速に変化する部位に存在する部材、たとえば構造物と構造物との締結部などに寸法精度の確保や機械精度の確保にために挟まれる調整ライナやボルト等の複数の締結部材を振動吸収金属にしたり、パレットベース上に交換可能にセットされるパレットの位置決めを行うパレットコーンや、床面据え付けのレベリングブロックなど、要所を局部的に複数の振動吸収金属で構成したりする。この工作機械は、特別な部品、装置を追加することなく、制振材の局部的な有効利用により、充分な振動減衰が行われ、大きい振動や騒音を生じることがないとしている。
特許文献2には、ハウジング内に軸受を介して回転自在に支持された回転軸と、回転軸からの振動を受けて変形することにより振動を減衰させる複数の制振部材と、を備えた回転軸の制振構造が開示されている。ハウジング内には、各制振部材の変形を許容する変形許容空間を備えている。この回転軸の制振構造は、各制振部材のひずみ振幅を大きく確保することができるとしている。
これら制振合金部材を用いた制振方法は、加振力を内部ひずみにより発生した双晶の運動エネルギーに変換し、振動源から伝播してくる振動を低減する効果を有する。
特開2000−107976号公報 特開2004−286051号公報
しかし、これら複数の制振合金部材は、ハウジング内に個別に取り付ける必要があるため、取り付けや取り替え等のメンテナンスに手間がかかる。
本発明の目的は、空気圧縮機において、メンテナンス性に優れ、軸受振動を低減することにより騒音を低減することにある。
上記目的を達成するために、本発明に係る空気圧縮機は、回転駆動源と、前記回転駆動源の出力軸に接続された第1の回転軸と、前記第1の回転軸に相対的回転不能に組み付けられた第1の歯車手段と、前記第1の歯車手段に噛み合う第2の歯車手段と、前記第2の歯車手段を相対的回転不能に組み付けた第2の回転軸と、前記第2の回転軸に相対的回転不能に組み付けられた作動ガスを圧縮するための羽根車と、前記第1の回転軸のラジアル荷重及びスラスト荷重を受ける軸受部材と、前記軸受部材を保持する本体ベースと、前記軸受部材と前記本体ベースとの間に配置され、前記軸受部材から受けた振動を減衰させる制振部材と、を備える。前記制振部材は、前記振動によって弾性変形する複数の制振合金部材と該制振合金部材を一体的にかつ変形可能に保持する樹脂保持材とを有する。制振部材は前記本体ベース又は前記軸受部材に取り付けられている。
樹脂保持材は、熱硬化性樹脂または熱可塑性樹脂の類から選ばれ、特に100℃以上の耐熱性を有する汎用エンジニアリングプラスチックの類が好ましい。繊維や球状のガラスやカーボンを添加してもよい。
また、前記制振合金部材は、互いに異なるばね特性の制振合金で形成されていてもよい。これにより、各制振部材は互いに異なる振動周波数を有する振動を効果的に低減することができる。
また、制振部材は、前記制振合金部材が塑性変形しない寸法であって互いに異なる高さ寸法を有するようにしてもよい。これにより、前記制振合金部材の塑性変形を防止することができる。
この空気圧縮機は、軸受部材と前記本体ベースとの間に配置され、前記軸受部材から受けた振動を減衰させる制振部材を備えているから、優れた振動減衰機能が得られ、空気圧縮機における振動及び騒音の発生を低減することができる。
以下、本発明の一実施例を図面に基づき説明する。
図1に示すように、空気圧縮機1は、いわゆる3段圧縮機である。空気圧縮機1は、例えば、駆動モータ9と、駆動モータ9の出力を伝達する動力伝達装置3と、動力伝達装置3の出力によって駆動され、作動ガスを圧縮する圧縮機本体6と、圧縮された作動ガスを冷却するインタークーラ23、24、アフタークーラ25等の補器とを備える。
駆動モータ9は、回転駆動源として作用する、公知の三相モータである。駆動モータ9は、基台に、ボルトのような締め付け具によって堅固に取り外し可能に設置されている。駆動モータ9の出力軸2は、カップリング2aを介して、動力伝達装置3の大歯車15の回転軸15sの一端に相対的回転不能に組み付けられている。
動力伝達装置3は、基台に、ボルトのような締め付け具によって堅固に取り外し可能に設置されている。動力伝達装置3は、中空の本体ベース20の内部に、小歯車13、14及び大歯車15を備えている。
小歯車13は、小歯車13の両側から互いに反する方向に延びるように、小歯車13に相対的回転不能に組み付けられた回転軸13sを有する。したがって、小歯車13は、回転軸13sの中央に相対的回転不能に組み付けられている。
回転軸13sは、これを相対的回転可能に支持する2つの軸受10を介して、本体ベース20に支持される。したがって、小歯車13は、2つの軸受10を介して本体ベース20に相対的回転可能にかつ両端支持梁の状態で支持されている。
小歯車13と2つの軸受10のそれぞれとの間には、小歯車13がいずれかの軸受10に寄ることを阻止するためのスラストカラー17が配置されている。スラストカラー17は、小歯車13の歯先円の直径よりも大きい外径を有する。
小歯車14は、小歯車14の両側から互いに反する方向に延びるように、小歯車14に相対的回転不能に組み付けられた回転軸14sを有する。したがって、小歯車14は、回転軸14sの中央に相対的回転不能に組み付けられている。
回転軸14sは、回転軸13sの延びる方向に平行な方向に延びるように、相対的回転可能に支持する2つの軸受11を介して本体ベース20に支持される。したがって、小歯車14は、2つの軸受11を介して本体ベース20に相対的回転可能にかつ両端支持梁の状態で支持されている。
小歯車14と軸受11のそれぞれとの間には、小歯車14がいずれかの軸受11に寄ることを防止するためのスラストカラー18が配置されている。スラストカラー18は、小歯車14の歯先円の直径よりも大きい外径を有する。
大歯車15は、大歯車15の両側から回転軸13sの延びる方向に平行な方向に延びるように、大歯車15に相対的回転不能に組み付けられた回転軸15sを有する。したがって、大歯車15は、回転軸15sの中央に相対的回転不能に組み付けられている。したがって、回転軸13s及び回転軸14sは、それぞれ、回転軸15sに平行に配置されている。
回転軸15sは、大歯車15が小歯車13及び14に噛み合うように、相対的回転可能に支持する2つの軸受部材16を介して本体ベース20に支持される。したがって、大歯車15は、2つの軸受部材16を介して本体ベース20に相対的回転可能にかつ両端支持梁の状態で支持されている。
このとき、大歯車15の歯先の側面15aの一部は、スラストカラー17の側面の一部と、スラストカラー18の側面の一部とに摺動接触するように、一対のスラストカラー17の間及び一対のスラストカラー18の間に配置される。
圧縮機本体6は、いずれも基台に堅固に組み付けられ、動力伝達装置3を介して駆動モータ9により駆動される第1段圧縮機6aと第2段圧縮機6bと第3段圧縮機6cとを備える。第1段圧縮機6aは動力伝達装置3によって回転される羽根車を有する。第2段圧縮機6bは動力伝達装置3によって回転される羽根車を有する。第3段圧縮機6cは動力伝達装置3によって回転される羽根車を有する。
第1段圧縮機6aの羽根車の回転軸の一端は、回転軸13sの一端に相対的回転不能に連結されている。第2段圧縮機6bの羽根車の回転軸の一端は、回転軸13sの他端に相対的回転不能に連結されている。第3段圧縮機6cの羽根車の回転軸の一端は回転軸14sの一端に相対的回転不能に連結されている。第1段圧縮機6aは駆動モータ9と反対側に配置されており、第2段圧縮機6bは駆動モータ9の側に配置されている。
第1段圧縮機6aの吸気口は、配管Pを介してエアフィルタ22に気密的に接続されている。第1段圧縮機6aの吐出口は配管Pを介してインタークーラ23の吸気口に気密的に接続されている。インタークーラ24の吐出口は、配管Pを介して第2段圧縮機6bの吸気口に気密的に接続されている。第2段圧縮機6bの吐出口は、配管Pを介して第3段圧縮機6cの吸気口に気密的に接続されている。第3段圧縮機6cの吐出口は、配管Pを介してアフタークーラ25の吸気口に気密的に接続されている。アフタークーラ25の吐出口は、配管Pを介して所定の圧縮空気を用いる機械(図示せず)に気密的に接続されている。
図2に示すように、軸受部材16は、筒状部16aと筒状部16aの一端に形成された鍔部16bとを有する。筒状部16aには、回転軸15sが延びる方向に直角の方向に作用するラジアル荷重を負担することができるように、ラジアルベアリング(図示せず)が内蔵されている。鍔部16bには、回転軸15sが延びる方向に作用するスラスト荷重を負担することができるように、スラストベアリング(図示せず)が内蔵されている。
また、鍔部16bの表面には、鍔部16bを貫通しないねじ穴16eが形成されている。ねじ穴16eは、筒状部16aの中心から等距離に位置し、かつ、互いに等間隔となる位置に形成されている。ねじ穴16eは、後述する制振合金部材34のねじ穴34dと同じねじが形成されている。
軸受部材16は、本体ベース20に制振部材30を介してねじ31のような螺合部材によって取り外し可能に組み付けられている。
図3に示すように、制振部材30は、それぞれが弾性変形する制振合金で形成された複数の制振合金部材34と、制振合金部材34を一体的にかつ変形可能に保持する樹脂保持材33と、を有する2つの制振部材片30aを含む。制振部材30は、1つの軸受部材16に6つの制振合金部材34を用いている。
図4及び図5に示すように、制振合金部材34は、外径D、高さHの円柱形状の一方の端面34aに凹部34eを形成し、他方の端面34bのエッジを切り落として凸部34cを形成している。凸部34cは円錐の側面の一部を形成している截頭円錐形状を有している。したがって、円柱形状の側面と、中央に凹部34eを有する一方の端面34aと、中央に凸部34cを有する端面34bとを有する。
制振合金部材34の厚さtは、端面34aにわたってほぼ同一となっている。したがって、制振合金部材34は、例えば、回転軸15sの延びる方向における軸受部材16の鍔部16bからの振動によって弾性変形する。
また、制振合金部材34には、端面34a及び34bを貫通するねじ穴34dが形成されている。ねじ穴34dは例えばM4のめねじが形成されている。
制振合金部材34は、Mn基の双晶型である。制振合金部材34の固有振動数は、圧縮機本体6から発生する振動、並びに、大歯車15及び小歯車13、14の歯の噛み合いによって発生する振動の振動周波数を測定し、測定された振動周波数のうち主な周波数の半分以下になるような値とした。Mn基の制振合金部材34は、例えば、Cu−20%、Ni−5%、Fe−2%を含み熱処理して得られる。
樹脂保持材33は、断面形状が矩形で厚さ寸法がHの半リング形状を有する。樹脂保持材33の内側面33iの直径dは、軸受部材16の筒状部16aの外側面16cの直径dとほぼ同じ寸法を有している。樹脂保持材33の外側面33aの直径Dは、軸受部材16の鍔部16bの外側面の直径Dとほぼ同じ寸法を有している。樹脂保持材33には、例えば、耐熱性のあるエンジニアリングプラスチックのPBTが使用される。
樹脂保持材33の表面33fには、制振合金部材34を嵌合することができる複数の凹部35が設けられている。凹部35の底部33cは、制振合金部材34の凸部34cに密接するような截頭円錐形状を有している。凹部35の内径は、制振合金部材34の外径D1とほぼ同じ寸法を有している。樹脂保持材33は、制振合金部材34を凹部35に嵌合させることにより、制振合金部材34を一体的に、制振合金部材34の弾性変形を可能に保持している。制振部材片30aは、制振合金部材34の端面34a及び34bが樹脂保持材33に覆われずに露出しているため、樹脂保持材33による厚さ方向の寸法の変化の影響をほとんど受けない。
樹脂保持材33の凹部35に制振合金部材34を嵌合させた制振部材片30aは、樹脂保持材33の内側面33iが軸受部材16の筒状部16aの外周に接触するように、軸受部材16の鍔部16bに配置させる。制振部材片30aは、制振合金部材34のねじ穴34dが鍔部16bに形成されたねじ穴16eに一致するように、鍔部16bに対して位置合わせを行い、ねじ31で、制振部材片30aを鍔部16bに取り外し可能に堅固に組み付ける。こうして、2つの制振部材片30aを軸受部材16の鍔部16bに組み付けて制振部材30を鍔部16bに配置する。
制振部材片30aひいては制振部材30は、複数の制振合金部材34を樹脂保持材33で一体に成型しているから、軸受部材16への取り付けを容易にする。制振部材30の点検や取替を行う場合であっても、制振合金部材34は樹脂保持材33により保持されているため、制振部材30からの制振合金部材34の脱落を防止することができ、制振部材30の点検や取替の作業中において、制振合金部材34が本体ベース20内へ落下してしまうことを防止することができる。
作業者が空気圧縮機1の運転操作を行うと、駆動モータ9が作動し、駆動モータ9の出力軸2が回転される。出力軸2が回転されると、カップリング2a及び回転軸15sを介して大歯車15及び小歯車13、14が回転する。これにより、小歯車13、14の回転軸13s、14sが回転されるので、第1段圧縮機6a、第2段圧縮機6b、第3段圧縮機6cのそれぞれの羽根車が回転される。
第1段圧縮機6aは、エアフィルタ22から作動ガスGを吸気し、圧力を付した作動ガスを吐出口から配管Pを介してインタークーラ23の吸気口に吐出する。吐出された作動ガスはインタークーラ23により冷却され、第2段圧縮機6bの吸気口へ導かれる。第2段圧縮機6bは、これの吸気口から作動ガスを吸気し、圧力を付した作動ガスを吐出口から配管Pを介してインタークーラ24の吸気口に吐出する。吐出された作動ガスはインタークーラ24により再び冷却され、第3段圧縮機6cの吸気口へ導かれる。第3段圧縮機6cは、これの吸気口から作動ガスを吸気し、圧力を付した作動ガスを吐出口から配管Pを介してアフタークーラ25の吸気口に吐出する。吐出された作動ガスは、アフタークーラ25により冷却され排出される。
つまり、吸込まれた作動ガスは、エアフィルタ22を通過した後、第1段圧縮機6aで圧縮し、第一のインタークーラ23で冷却され、第2段圧縮機6bでさらに圧縮した後、第二のインタークーラ24で冷却され、第3段圧縮機6cで吐出圧まで圧縮される。吐出圧まで圧縮された作動ガスは、アフタークーラ25で冷却された後に吐出される。
このとき、これらの羽根車の回転速度の増加に伴って、羽根車には、空気圧縮動作により軸方向への荷重が作用する。その結果、小歯車13、14には回転軸方向のスラスト荷重が振動として作用する。このスラスト荷重による小歯車13、14の軸心方向への振動は、スラストカラー17、18の弾性変形により抑制されたり、スラストカラー17、18の両側に形成された隙間により吸収されたりする。これにより、スラストカラー17、18は、その振動を大歯車15に伝達しにくくする。しかし、その振動は、小歯車13、14及び大歯車15の製作精度等により、大歯車15へ伝達される。
制振部材30は、制振合金部材34が弾性変形することにより、軸受部材16の鍔部16bと本体ベース20との隙間を調整するから、本体ベース20や本体ベースに結合されるギアカバー(図示せず)にその振動が伝わることを防止することができる。つまり、制振部材30を軸受部材16と本体ベース20との間に配置したことにより、制振部材30は振動のスラスト荷重を受ける。これにより、制振合金部材34はこの内部に歪みを加えて双晶を生じる。このとき制振部材30は、僅かなスラスト荷重を受けても効果的に双晶を発生できる形状としているため、振動エネルギーを効率的に双晶の運動エネルギーに変換でき、本体ベース20へ伝わる振動を低減することができる。
図6に示すように、制振部材50は、Mn基の板状の制振合金部材51を用いた。制振合金部材51には、複数の穴53が形成されている。制振合金部材51には、軸受部材16の鍔部16bへの固定用穴54を設けてある。
図7に示すように、空気圧縮機1’は、制振合金からなるリング状の制振合金部材55を穴53に嵌合させることによって保持する。制振合金部材34のねじ穴の形成を省略した制振合金部材55は中央部にねじ穴を設けていないことから、制振合金部材55の製造コストを削減することができる。
リング状の制振合金部材55は、板状の制振合金部材51よりも高さが高くなるように、軸受部材16及び本体ベース20に接している。つまり、制振合金部材55と制振合金部材51とはいずれも塑性変形しない寸法であって互いに異なる高さ寸法を有している。このため、板状の制振合金部材51は、ねじ穴54を介して軸受部材16の鍔部16bにねじ止めされる。
このように、板状の制振合金部材51とリング状の制振合金部材55を使用しても、上述と同様に本体ベース20へ伝わる振動を低減することができた。
また、通常はリング状の制振合金部材55が軸受部材16に作用するスラスト荷重を負担する。しかし、リング状の制振合金部材55に過度の荷重が加わっても、板状の制振合金部材51が荷重を負担するため、リング状の制振合金部材55の塑性変形を防止でき、動力伝達装置3の破損を防止することができる。
リング状の制振合金部材55と板状の制振合金部材51はばね特性が異なるため、異なる振動周波数も効果的に減衰できる。
図8及び図9に示すように、制振部材60は、2つの制振合金部材片61を備える。制振合金部材片61は、半円のリング状の形状を有し、その一方の面61aに凸部62とその凸部62の対向する面61bに凹部63を設けている。これにより、制振合金部材片61の面61aには、部分的に突出している部分が点在する。つまり、制振合金部材片61の面61a及び61bは、凹凸形状を有している。したがって、制振合金部材片61ひいては、制振部材60は、凹部63によって形成される隙間の厚さ寸法だけ、その内部に内部ひずみを発生させることができる。
制振合金部材片61には、これを軸受部材16の鍔部16bにねじで止めるための複数の穴54が面61a及び61bを貫通するように形成されている。
制振合金部材片61は、制振合金部材片61の高さの高い凸部62が軸受部材16又は本体ベース20と接触させるように、また、面61bは本体ベース20又は軸受部材16の鍔部16bと接触するように、軸受部材16の鍔部16bに配置される。そして、制振合金部材片61は穴54にねじを通して鍔部16bに形成されたねじ穴16eにそのねじを螺合させることにより、軸受部材16に組み付ける。このように凹凸形状とした板状の制振部材60は、凹凸形状の弾性変形により、本体ベース20へ伝わる振動を低減する。
図10に示すように、制振部材70は、凹部71a及び凸部71bを有するリング状の制振合金部材71と、凸部71bに形成されたねじ72とを備える。制振部材70は、ねじ72を有するので、直接、ねじ72を軸受部材16の鍔部16bのねじ穴16eに螺合させて、軸受部材16に組み付けることができる。組み付け用のねじを別途用意する必要がないため、取り付け作業が容易になる。
制振部材を軸受部材16に組み付ける手段として、ねじを用いたが、ピンによる組み付けや圧入による組み付けでもよく、公知の接着剤等を用いた一般的な取付け方法によってもよい。また、制止部材を軸受部材16に組み付けたが、これに限定されず、スラストカラー17、18に用いてもよい。したがって、本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
本発明の一実施例に係る空気圧縮機の概略図である。 本発明の一実施例に係る制振部材の取付け概略図である。 本発明の一実施例に係る制振部材の平面図である。 本発明の一実施例に係る制振部材の断面図である。 本発明の一実施例に係る制振部材の断面図である。 本発明の一実施例に係る制振部材の平面図である。 本発明の一実施例に係る制振部材の断面図である。 本発明の一実施例に係る制振部材で平面図ある。 本発明の一実施例に係る制振部材の断面図である。 本発明の一実施例に係る制振部材の断面図である。
符号の説明
1 空気圧縮機
3 動力伝達装置
4s 第1の回転軸
5s 第2の回転軸
6 圧縮機本体
6a 第1段圧縮機
6b 第2段圧縮機
6c 第3段圧縮機
9 駆動モータ
13 小歯車
14 小歯車
15 大歯車
16 軸受部材
16a 筒状部
16b 鍔部
16c 外側面
17 スラストカラー
18 スラストカラー
20 本体ベース
22 エアフィルタ
23 インタークーラ
24 インタークーラ
25 アフタークーラ
30 制振部材
33 樹脂保持材
34 制振合金部材
50 制振部材
51 制振合金部材
55 制振合金部材
60 制振部材
70 制振部材
71 制振合金部材

Claims (3)

  1. 回転駆動源と、
    前記回転駆動源の出力軸に接続された第1の回転軸と、
    前記第1の回転軸に相対的回転不能に組み付けられた第1の歯車手段と、
    前記第1の歯車手段に噛み合う第2の歯車手段と、
    前記第2の歯車手段を相対的回転不能に組み付けた第2の回転軸と、
    前記第2の回転軸に相対的回転不能に組み付けられた作動ガスを圧縮するための羽根車と、
    前記第1の回転軸のラジアル荷重及びスラスト荷重を受ける軸受部材と、
    前記軸受部材を保持する本体ベースと、
    前記軸受部材と前記本体ベースとの間に配置され、前記軸受部材から受けた振動を減衰させる制振部材と、を備え、
    前記制振部材は、前記振動によって弾性変形する複数の制振合金部材と該制振合金部材を一体的にかつ変形可能に保持する樹脂保持材とを有し、前記本体ベース又は前記軸受部材に取り付けられている空気圧縮機。
  2. 前記制振合金部材は、互いに異なるばね特性の制振合金で形成されていることを特徴とする請求項1に記載の空気圧縮機。
  3. 前記制振部材は、前記制振合金部材が塑性変形しない寸法であって互いに異なる高さ寸法を有することを特徴とする請求項2に記載の空気圧縮機。
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