JP2007182329A - ブームホイストシリンダクレーン用油圧装置 - Google Patents

ブームホイストシリンダクレーン用油圧装置 Download PDF

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Abstract

【課題】輸送のための分解に際して取り外す必要のある部品の数を減らしたクレーン及びその自動組立て方法を提供する。
【解決手段】下部ワークス(16)上に上部ワークス(12)が回転自在に据え付けられ、上部ワークスにブーム(26)が回動自在に取り付けられているブームホイストシリンダクレーン(10)は、上部ワークスに回動自在に連結されたマスト(36)と、上部ワークスに回動自在に連結された油圧シリンダ(34)とを有する。マストと上部ワークスとの連結部は、油圧シリンダと上部ワークスとの連結部から離隔していて、その高さ位置よりも低い高さ位置にある。マストは、油圧シリンダに回動自在に連結されており、ブームは、マストと油圧シリンダとの連結部の近くの位置で、マストか油圧シリンダかのいずれかにぶら下げ状態で連結されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、建設機械、例えばクレーンに関する。本発明は特に、幾つかの新規な特徴部分、例えば、油圧ブームホイストシリンダ、油圧ブームホイストシリンダを制御する油圧回路、多位置ワイヤロープガイド、及びカウンタウエイト位置決め機構を有するクレーンに関する。
建設機械、例えばクレーン又は掘削機は、或る作業現場から別の作業現場に移動しなければならないことが多い。クレーン又は掘削機を移動させるのは、これが大型で重い場合には極めて厄介な仕事である。たとえば、車軸荷重に関する道路交通上の制限を遵守する必要があり、しかも、頭上の障害物によっては、長距離で不便な作業現場までのルートを取らなければならないことがある。
例えばクレーンのような大型建設機械の移動性を向上させる一案は、建設機械を分解して一層小さくて取扱いが容易な構成要素の状態にすることである。すると、別々の構成要素を新たな作業現場まで運搬でき、ここでこれらを組み立てる。
典型的なやり方では、クレーンを別々の構成要素の状態に分解するのにアシストクレーンが用いられている。次に、アシストクレーンを用いてこれら構成要素をそれぞれの輸送トレーラに積み込む。いったん新しい作業現場に着くと、別のアシストクレーンを用いて構成要素を積み下ろして再びクレーンに組み立てる。
大型クレーンの各種構成要素は80,000ポンドという大きな重量のものなので、アシストクレーンはその所要容量を考慮すると、非常に高い輸送費を伴う。
その結果、設計者は、クレーンの組立て及び分解を行う自動取扱い装置の開発に従事していた。これまでに開発された自動取扱い装置のうち大抵のものは、ごく僅かな数の構成要素にしか分解する必要のない小型クレーン用であった。
しかしながら、大型クレーン用の自動取扱い装置の開発は失敗であった。その一つの理由は、大型クレーンは多数の構成要素への分解が必要であり、かくして時間のかかる分解及び再組立て作業が必要になることにある。たとえば、大容量クレーンは代表的には、手が込んでいて扱いにくい索具装置を用いてブーム角度を制御している。ブーム索具装置の構成部品、例えば、平衡装置(equalizer)、バック/ヒッチ(back/hitch)及びワイヤロープ索具は、重くて、しかも輸送のための分解が困難である。従来型自動組立て式クレーンの失敗のもう一つの理由は、これらは代表的には、クレーンの組立て及び分解のためにだけ用いられる付加的なクレーン構成要素を利用しているからである。たとえば、自動組立て式クレーンの中には、組立て作業中に種々のクレーン構成要素を吊り上げるために荷ホイストラインをブームバットと併用できるようブームバットにワイヤロープガイド及びシーブを付加的に取り付けなければならないようなものがある。代表的な大容量クレーンを分解する従来法の一例が、米国特許第5,484,069号に開示されている。
したがって、輸送に備えてクレーンを分解するために取り外さなければならない部品の数を減らしたクレーン及びその自動組立て方法を提供することが望ましい。さらに、クレーン組立て作業中に使用されるに過ぎない余計な部品を無くすることが望ましい。
クレーンその他の機械は、その構成要素に動力を供給するために油圧アクチュエータ、主としてモータ及びシリンダを使用する場合が多い。かかるアクチュエータのための油圧動力は通常、1又は2以上の油圧ポンプに動力供給する1又は2以上のディーゼルエンジンによって得られる。クレーンその他の機械の油圧システムは通常、油圧流体が低圧リザーバ、例えば大気圧状態のタンクからポンプの取入れ口に吸い込まれる開(又はオープン)ループシステムである。アクチュエータで用いられた流体は、リザーバに戻される。閉(又は、クローズド)ループ油圧システムは、エネルギ効率は良いが、一般に構造が複雑である。閉ループ油圧システムを用いて油圧ブームホイストシリンダを含む機械の構成要素を作動させれば、有利である。
好ましい特徴によれば、本発明は、1又は2以上の油圧ブームホイストシリンダ、油圧ブームホイストシリンダを制御する油圧回路、多位置ワイヤロープガイド)、カウンタウエイト位置決め装置、及びブームパーキング装置を有するクレーンの自動組立て装置及び方法を提供する。本発明の幾つかの特徴は、他の機械に使用できる。
本発明の一特徴のブームホイストシリンダクレーンは、下部ワークス上に回転自在に据え付けられた上部ワークスと、上部ワークスに回動自在に取り付けられたブームと、マストと、油圧シリンダとを有する。マストと油圧シリンダは両方とも、上部ワークスに回動自在に連結されている。マストと上部ワークスとの連結部は、油圧シリンダと上部ワークスとの連結部から離隔していて、その高さ位置よりも低い高さ位置にある。マストは、油圧シリンダに回動自在に連結されている。ブームは、マストと油圧シリンダとの連結部の近くの位置で、マストか油圧シリンダかのいずれかにぶら下げ状態で連結されている。
本発明のブームホイストシリンダの構成では、平衡装置、バック/ヒッチ、ブームホイストワイヤロープ索具、ブームホイスト索具ドラム及びモータ、そしてブームホイスト索具と関連した他の構成部品を不要にすることによってクレーン構成要素の数が減らされている。さらに、油圧ブームホイストシリンダ及びマストを分離しないで上部ワークスの頂部上に下降させることができる。これにより、別の作業現場への輸送のためにクレーンから取り外さなければならない構成要素の数が大幅に減り、それにより分解及び組立て時間が大幅に減少する。また、マストの動荷重も、油圧ブームホイストシリンダにより得られる剛性支持によって減少する。
本発明のもう一つの特徴は、クレーンへのカウンタウエイトの自動組付け装置及び方法である。クレーンは、下部ワークス上に回転自在に据え付けられた上部ワークスと、油圧シリンダに回動自在に連結されたマストと、マスト及び油圧シリンダで支持されたブームと、カウンタウエイトと、第1の端部及び第2の端部を備えたカウンタウエイト回動フレームとを有し、カウンタウエイト回動フレームの第1の端部は、上部ワークスに回動自在に連結されている。自動組付け方法は以下の工程を有する。先ず最初に、カウンタウエイトを上部ワークスの後ろに位置決めする。次に、カウンタウエイトをカウンタウエイト回動フレームの第2の端部に回動自在に連結する。次いで、カウンタウエイトをマストと油圧シリンダとの連結部の近くの位置でマストか油圧シリンダかのいずれかにぶら下げ状態で連結する。次に、油圧シリンダを伸長させてカウンタウエイトを上昇させる。
最後に、カウンタウエイトをその作用位置に固定する。
大容量クレーンのカウンタウエイトの重さは、150,000ポンドという重いものである場合があり、カウンタウエイトを吊り上げてこれをその作用位置まで案内するには相当なサイズのクレーンが必要になる。本発明のカウンタウエイト自動組付け装置及び方法は、自動吊上げ案内装置を提供することによって従来技術を改良している。
さらにもう一つの特徴によれば、本発明は、多位置ワイヤロープガイドを有するクレーン及びクレーンの組立て中にワイヤロープガイドを再位置決めする方法に関する。クレーンは、下部ワークス上に回転自在に据え付けられた上部ワークスと、ブームバット及びブームトップを備えたブームと、荷ホイストラインと、荷ホイストラインを案内するワイヤロープガイドとを有する。ワイヤロープガイド再位置決め方法は以下の工程を有する。先ず最初に、ワイヤロープガイドの可動シーブをブームバットの端部上に位置決めする。次に、荷ホイストラインを、クレーンに組付けられるべき他のクレーン構成要素の吊上げに用いるためにワイヤロープガイドに通して掛ける。クレーンの組立てがほぼ完了すると、荷ホイストラインをワイヤロープガイドから外し、ワイヤロープガイドの可動シーブをブームバットの上方内側部上の位置まで回動させる。次に、ブームトップをブームバットに組み付ける。最後に、荷ホイストラインをワイヤロープガイドに通してブームトップに到達させる。
従来型自動組立てクレーンは代表的には、組立て作業中にクレーン構成要素、例えばクローラを吊り上げて位置決めするようブームバットに通して掛けられる荷ホイストラインを利用する。ブームトップは通常は組み立てられるべき最後のクレーン構成要素なので、ブームバットを使用しなければならないことが多い。
しかしながら、組み立てられるべきクレーン構成要素を吊り上げるために荷ホイストラインを使用できるようにするには、一般にワイヤロープガイド及びシーブをブームバットに付加的に取り付けることが必要になる。しかしながら、ワイヤロープガイド及びシーブをブームバットの端部に恒久的に取り付けることはできない。というのは、これらがブームトップへの連結作業の邪魔になり、或いはブームへの少なくとも不要な重さの追加となるからである。本発明は、ブームバットの端部上の位置とブームバットの上方側部上の位置との間で回動できるワイヤロープガイドを設けることにより、これら課題を解決する。ワイヤロープガイドのシーブは、その通常の作用位置では、荷ホイストラインが組立てブームの邪魔にならないようにするためにブームバットの上方側部上に位置決めされる。組立て作業の際、シーブをブームバットの端部上に位置させた状態でワイヤロープガイドを再位置決めすることができ、したがって、ワイヤロープガイドに通して掛けられた荷ホイストラインをブームバットと併用して対象物の吊上げ及び位置決めを行うことができるようになる。
さらにもう一つの特徴によれば、本発明は、ブームパーキング装置を更に有する。ブームパーキング装置は、マストと上部ワークスの後部との間に連結されたペンダントを有する。ペンダントは、ブームの重さを上部ワークスの後部に取り付けられたカウンタウエイト及び他の構成要素に伝達する。いったん連結すると、油圧を油圧ブームホイストシリンダから抜くことができる。
別な特徴によれば、本発明は、下部ワークス上に上部ワークスが回転自在に据え付けられ、上部ワークスにブームが回動自在に取り付けられているクレーンであって、上部ワークスに回動自在に連結されたマストと、第1の複動油圧シリンダとを有し、該複動油圧シリンダが、ボア、ボア内に設けられていて、前記シリンダのピストン側の端部を形成するピストン、及び前記ピストン側端部と反対側でピストンに連結されていて、ボアの出口端から延び出ているが、ボアの出口端のところで密封され、かくして前記シリンダのロッド側の端部を形成するロッドとを含み、前記シリンダが、前記ピストン側端部と連通する第1の通路及び前記ロッド側端部と連通する第2の通路を有し、前記シリンダの前記ピストン側端部及びロッドのうち一方が、上部ワークスに回動自在に連結され、前記シリンダの前記ピストン側端部及びロッドのうち他方が、マストに回動自在に連結され、前記クレーンは更に、動作中、油圧回路の低圧側と流体連通する低圧ポート及び油圧回路の高圧側と流体連通する高圧ポートを備えた閉ループ油圧ポンプと、前記油圧ポンプからの流体を第1の通路か第2の通路かのいずれか一方に差し向けることができ、次に他方の第1又は第2の通路からの流体を油圧ポンプに戻るよう差し向けるように閉ループ油圧ポンプと複動油圧シリンダを連結する油圧ライン付き流れ方向制御装置とを有することを特徴とするクレーンに関する。
本発明では、一端が吊上げクレーンの上部ワークスに、他端がマストに回動自在に連結された油圧シリンダを用いてブーム角度を制御することは、今日使用中の他の市販クレーンと比べて著しい利点となる。さらに、ブームホイスト機能のために複動シリンダを使用できるようにし、また、このシリンダに動力を供給するために閉ループポンプを使用できるようにすることは、本発明のクレーンのもう一つの新規な特徴である。特徴的な油圧回路は、本発明の要部をなし、それにより、閉ループポンプによって複動油圧シリンダに動力供給することができ、油圧シリンダを伸長させているときに必要とされる補充流体が第2のポンプによって供給され、これは閉ループポンプの低圧側に送られる。
上記利点及び他の利点、並びに本発明の内容は、以下に詳細に説明する構成及び作用の細部を参照すると、明らかになろう。
本発明は、あらゆるタイプのクレーン又は建設機械で使用されるが、本発明の好ましい実施形態を図1及び図2のブームホイストシリンダクローラクレーン10と関連して説明する。ブームホイストシリンダクローラクレーン10は、旋回ベアリング18によって下部ワークス16に回転自在に連結された回転ベッド14を備える上部ワークス12を有している。下部ワークス16は、車体20、車体カウンタウエイト22及び2つの別々に動力供給されるクローラ24を含む。
上部ワークス12には、ブーム26が回動自在に連結されている。ブーム26は、ブームトップ28及びテーパ付きブームバット30を含む。ブーム26は又、ブーム26の全長を増すようブームトップ28とブームバット30との間に連結された1又は2以上のブームインサート32を有するのがよい。ブーム26の角度は、上部ワークス12に回動自在に連結された一対の油圧ブームホイストシリンダ34によって制御される。マスト36が、油圧ブームホイストシリンダ34のピストンロッド38と上部ワークス12との間に回動自在に連結されている。ブームホイストシリンダ34は、好ましくはその下端部近傍の箇所又は位置で上部ワークス12に連結されるが、これをブームホイストシリンダ34のボア40に沿う任意の箇所又は位置で上部ワークス12に連結してもよい。ブーム26は、1又は2以上のブームペンダント42によって油圧ブームホイストシリンダ34のピストンロッド38及びマスト36に連結されている。ブームペンダント42は、マスト36か油圧ブームホイストシリンダ34のピストンロッド38かのいずれに連結しても良いが、好ましくは、マスト36と油圧ブームホイストシリンダ34のピストンロッド38との連結部の近くの位置で連結される。ブーム26が安全作業角度を越えないようにするためにブームバックストップ44が設けられている。
ブーム26の位置は、油圧ブームホイストシリンダ34によって制御される。
マスト36は、ブームペンダント42及び油圧ブームホイストシリンダ34中の力を最適化するよう、油圧ブームホイストシリンダ34とブームペンダント42との連結部を、ブーム26の軸線から距離を置いた位置で支持している。また、この構成により、油圧ブームホイストシリンダ34は、ブーム26の軸線と垂直な成分を有する力をもたらすことができる。この力は、ブームペンダント42によってブーム26の端部に伝達される。
油圧ブームホイストシリンダ34を伸長させることにより、ブーム26のフロントと地面との間の角度が減少する。逆に、油圧ブームホイストシリンダ34を引っ込めると、ブーム26のフロントと地面とのなす角度が増大する。通常の動作条件の下では、油圧ブームホイストシリンダ34及びブームペンダント42は、ブーム26の重量及びクレーン10によって吊り上げられている荷のために引張状態にある。逆に、マスト36は、通常の動作条件の下では圧縮状態にある。
図2で最も良く分かるように、マスト36及び油圧ブームホイストシリンダ34は、上部ワークス12の回転ベッド14の頂部に回動自在に連結されている。
ブームホイストシリンダ34と回転ベッド14との連結部は、マスト36と回転ベッド14との連結部の後方で且つこれよりも高い位置にある。図3及び図4で最も良く分かるように、この構成により、クレーン10を輸送のために分解したとき、油圧ブームホイストシリンダ34及びマスト36を上部ワークス12の頂部上のほぼ水平な位置まで下降させることができる。分解状態のクレーン10の全高を最小限に抑えて、作業現場への輸送及び作業現場からの輸送の際に、道路交通上の高さ制限規則を破らないようにすることが重要である。また、この構成により、油圧ブームホイストシリンダ34は、ブーム26を水平よりも低い角度に下げたときでもブームを制御することができる。
図示の好ましい実施形態のクレーン10では、2つの油圧ブームホイストシリンダ34はタンデム状に用いられる。しかしながら、単一の油圧シリンダを含む任意の数の油圧ブームホイストシリンダ34を上述の構成で用いても良いことは理解されるべきである。油圧ブームホイストシリンダ34は、対象物を吊り上げる際に、クレーン10の作動により生じる負荷のもとで作動するのに十分な容量又はキャパシティを備えていなければならない。また、油圧ブームホイストシリンダ34のピストンは、これをマスト36から取り外す必要なく、分解及び輸送に備えて、上部ワークス12の頂部上に下降するよう十分な長さのストロークを有する必要がある。定格が120〜175トンのクレーンに関する図示の好ましい実施形態では、各油圧ブームホイストシリンダ34のストロークは160インチ(406.4cm)である。
図示の好ましい実施形態では、マスト36はフレームで構成されている。変形例として、マスト36を一対の個々のストラットで構成してもよい。マスト36は、荷ホイストライン46又はブームバックストップ44の動作を妨害するものであってはならない。
上部ワークス12は、荷を吊り上げるための1又は2以上の荷ホイストライン46を更に有する。各荷ホイストライン46は、上部ワークス12の回転ベッド14上に支持された荷ホイストラインドラム48のまわりに掛けられている。荷ホイストラインドラム48は、荷ホイストライン46を巻き出すか、或いは巻き取るよう回転する。荷ホイストライン46は、ブームバット30の上方内側部に取り付けられたワイヤロープガイド50を通り、ブームトップ28の上端部に位置した複数のブームトップシーブ56のまわりに掛けられている。ワイヤロープガイド50により、荷ホイストライン46は、ブーム26のラチス構造の邪魔にならないようになる。一般に、フックブロック54が各荷ホイストライン46に取り付けられている。
図2で最も良く分かるように、上部ワークス12は、動力装置56、例えばディーゼルエンジンを更に有し、この動力装置は、動力装置ハウジング58によって包囲された状態で動力装置ベース60上に支持されている。動力装置ベース60は、回転ベッド14の後部に連結されている。動力装置ベース60には上部カウンタウエイト組立体62が連結されており、この上部カウンタウエイト組立体は、カウンタウエイト用トレー66上に支持された複数のカウンタウエイト64を含む。動力装置56は、クローラ24の運動、回転ベッド14の回転、荷ホイストラインドラム48の回転及び油圧ブームホイストシリンダ34の作動を含むクレーン10の種々の機械的作動及び油圧作用による作動のための動力を供給する。動力装置56と上述の構成要素との機械的及び油圧連結部は、図面が複雑になるのを避けるために削除してある。クレーン10の種々の機能手段の作動は、運転台68から制御される。
図12及び図13で最も良く分かるように、ワイヤロープガイド50は、少なくとも1つの位置決め可能なシーブ80を含む。位置決め可能なシーブ80は、ブームバット30の端部上の第1の位置(図12参照)とブームバット30の上方内側部上の第2の位置(図13参照)との間で可動である。クレーン10の好ましい組立て方法と関連して以下に詳細に説明するように、位置決め可能なシーブ80をブームバット30の端部上の第1の位置に位置決めすることにより、荷ホイストライン46を、ブームトップ28及び任意の数のブームインサート32をクレーン10のブームバット30に組み付けるのに先立って、対象物の吊上げのために用いることができる。この位置にあるとき(図5〜図7で最も良く分かるように)、ワイヤロープガイド50は、荷ホイストライン46をブームバット30の端部の周りに案内することによって、荷ホイストライン46がブームバット30のラチス構造の邪魔をすることのないようにする。ワイヤロープガイド50は又、荷ホイストライン46を用いて対象物を吊り上げる際のブームバット30の偏心荷重を最小限に抑える。
ブームトップ28及び任意の数のブームインサート32をクレーン10に組み付けると、位置決め可能なシーブ80はブームバット30の上方内側部上に位置決めされる(図1参照)。ワイヤロープガイド50は、この位置にあるとき(図1参照)、ブームの角度とは無関係に荷ホイストライン46とブームトップ28とブームインサート32との相互離隔距離を維持することによって荷ホイストライン46がブーム26の邪魔になるのを防止する。
図12及び図13で最も良く分かるように、位置決め可能なシーブ80は、ブームバット30の上方内側部及び端部に隣接した内縁84又はその近傍でブームバット30に回動自在に連結された回動フレーム82で支持される。また、好ましい実施形態のワイヤロープガイド50は、ブームバット30の上方内側部上に位置した固定シーブ86を有する。固定シーブ86は、ブームバット30の内側部に取り付けられた固定フレーム88によって支持されている。また、固定フレーム88は、位置決め可能なシーブ80がブームバット30の上方内側部上の第2の位置にあるとき(図13に示されている)、回動フレーム82を支持する。
位置決め可能なシーブ80がブームバット30の端部上の第1の位置にあるとき、回動フレーム82は、ブームバット30の上方外側部及び端部に隣接した外縁90又はその近傍のところでブームバット30の端部に連結されている(図12参照)。
位置決め可能なワイヤロープガイド(これは又、「荷ホイストラインガイド」とも呼ばれる)の変形例が、図18〜図21に示されている。図18で最も良く分かるように、変形例のワイヤロープガイド300は、第1のシーブ302及び第2のシーブ304で構成されている。第1のシーブ302は、第1のフレーム306で支持され、第2のシーブ304は、第2のフレーム308で支持されている。第1のフレーム306はブームバット30の端部の一方の縁に回動自在に連結されている。第1のフレーム306は又、第2のフレーム308に回動自在に連結されている。第2のフレーム308は、ワイヤロープガイド300がブームバット30の端部上に位置しているとき、ブームバット30の端部の反対側の縁に着脱自在に連結される。図示の変形例では、折り畳み自在なストラット310が、第1のフレーム306と第2のフレーム308との間に連結されていて、ワイヤロープガイド300がブームバット30の端部上に位置決めされているときに、第1のシーブ302と第2のシーブ304との間の剛性を維持する。また、索具用プラットホーム312が第1のフレーム306上に設けられている(図21参照)。
また、好ましい実施形態のクレーン10は、上部カウンタウエイト組立体62を組み立てたり分解したりするための自動取扱い装置を更に有する。図8で最も良く分かるように、上部カウンタウエイト組立体62の自動取扱い装置は、一対のリンク112によってカウンタウエイト回動フレーム114に連結された一対のカウンタウエイトペンダント110を有する。これら構成要素の機能については、好ましい実施形態のクレーン10の自動組立て手順と関連して以下に詳細に説明する。しかしながら、これらの構成要素は、ブーム26のパーキング装置としても使用される。図17に示すように、ブーム26の角度は、クレーン10が使用されていないとき、カウンタウエイトペンダント110をリンク112に連結することにより固定できる。リンク112とカウンタウエイト回動フレーム114は両方とも、上部カウンタウエイト組立体62に連結されており、この上部カウンタウエイト組立体は、動力装置ベース60に連結されている。これら連結部の構成については、好ましい実施形態のクレーン10の自動組立て手順と関連して以下に詳細に説明する。カウンタウエイトペンダント110をいったん連結すると、油圧ブームホイストシリンダ34内の圧力を抜いて、ブーム26の重量を上部カウンタウエイト組立体62及び動力装置56で支持するのが良く、それによりブームの角度を維持するよう油圧ブームホイストシリンダ34内に一定圧力を維持することが不要になる。
ブームホイストシリンダクローラクレーン10の好ましい自動組立て方法は、図3〜図16を参照すると共に上述の説明を参照することによって最も良く分かる。
図3を参照して説明すると、分解状態のブームホイストシリンダクローラクレーン10は、輸送トレーラ100に載せて作業現場まで運搬される。付加的な構成要素、例えばブームトップ28、任意の数のブームインサート32、クローラ24、車体カウンタウエイト22及び上部カウンタウエイト組立体62は、クレーン10への組付けに先立って、別個の輸送トレーラ(図示せず)に載せて運ばれる。
図3及び図4を参照すると、油圧ブームホイストシリンダ34のピストン38を引っ込めて油圧ブームホイストシリンダ34及びマスト36を輸送トレーラ100から持ち上げる。次に、ブームバットペンダント102をブームバット30の端部とマスト36との間に連結する。好ましい自動組立て方法では、ワイヤロープガイド50をまず最初にブームバット30の端部に取り付ける。次に、ブームバットペンダント102の一端を、マスト36とブームホイストシリンダ34との連結部の近くの位置でマスト36に連結する。次に、ブームバットペンダント102の他端をワイヤロープガイド50の回動フレーム82に連結する。ブームバットペンダント102は、使用されていないとき、マスト36に格納状態で連結されたままである。次に、油圧ブームホイストシリンダ34をもう少し引っ込めてブームバット30を輸送トレーラ100から持ち上げる(図4)。
車体20に取り付けられた複数のジャッキングシリンダ104を輸送トレーラ100を跨ぐ位置まで旋回させる。次に、ジャッキングシリンダ104を伸長させて車体20を輸送トレーラ100から持ち上げる。すると、輸送トレーラ100を取り去ることができる。
図5及び図6を参照すると、荷ホイストライン46が、ワイヤロープガイド50の固定シーブ86と位置決め可能なシーブ80の周りに掛け渡されている。フックブロック54が荷ホイストライン46に装着されている。荷ホイストライン46の端をブームバット30に連結する。今や荷ホイストライン46及び油圧ブームホイストシリンダ34を使用してクローラ24を輸送トレーラ100から取り外し、これらを車体20への取付けのために位置決めする。荷ホイストラインドラム48を回転させて荷ホイストライン46を巻き出したり巻き取ったりすると、フックブロック54を上昇させたり下降させることができる。油圧ブームホイストシリンダ34を伸長させるか、或いは引っ込めることによってブームバット30の角度を変化させることができ、それによりフックブロック54に取り付けられた対象物をクレーン10から一層遠ざけるか、或いはこれに近づける。車体20に対する上部ワークス12の位置は、旋回ベアリング18の回転によって制御する。クローラ24をいったん正しく位置決めすると、次にこれを車体20に取り付ける。車体20へのクローラ24の組付け方法及び装置は、米国特許第5,427,256号に開示されている。車体20へのクローラ24の別の組付け方法が、米国特許出願第07/762,764号に開示されている。
両方のクローラ24を車体20に取り付けた後、次にジャッキングシリンダ104を引っ込めると、クレーン10を地上に降ろすことができる。次に、ジャッキングシリンダ104を車体20の側部に当てた状態で保管する。別法として、ジャッキングシリンダ104をクレーン10から取り外してもよい。
図7を参照すると、今や、他のクレーン構成要素をクレーン10への組付けのために位置決めするためにクレーン10を用いることができる。例えば、荷ホイストライン46及び油圧ブームホイストシリンダ34を用いると、車体カウンタウエイト22を位置決めしてこれらを車体20に組み付けることができる。
また、油圧ブームホイストシリンダ34を用いて上部カウンタウエイト組立体62を上部ワークス12に組み付ける。図8で最も良く分かるように、クレーン10を用いて上部カウンタウエイト組立体62を輸送トレーラ(図示せず)から吊り上げてこれをクレーン10の後ろ側で地上に置く。次に、一対のカウンタウエイトペンダント110を各々、カウンタウエイト回動フレーム114の各側に連結されたリンク112に取り付ける。各カウンタウエイトペンダント110の一端を、油圧ブームホイストシリンダ34とマスト36との連結部の近くの位置でマスト36にピン結合する。使用しない場合は、カウンタウエイトペンダント110は、マスト36に格納状態で連結されたままである(図7参照)。
好ましい実施形態のカウンタウエイト回動フレーム114は、動力装置ベース60と上部カウンタウエイト組立体62との間に連結された“U”の脚部を有するU字形フレームで構成されている。U字形フレームの脚部相互間に連結されている横部材は、この構造体に剛性を付与する。変形例として、カウンタウエイト回動フレーム114は、一対のストラットで構成され、ストラットは動力装置ベース60の各側に一つずつ回動自在に連結される。
図8で最も良く分かるように、好ましい実施形態の上部カウンタウエイト組立体62は、カウンタウエイトトレー66上に支持された複数のカウンタウエイト64を含む。カウンタウエイトトレー66の各側部の内部には複数のペンダント116が取り付けられている。
好ましい自動組立て方法では、クレーン10を操作してカウンタウエイト回動フレーム114を上部カウンタウエイト組立体62と整列させる。次に、カウンタウエイト回動フレーム114をカウンタウエイトトレー66に取り付けられたペンダント116にピン結合する(図8参照)。
図9で最も良く分かるように、次に、油圧ブームホイストシリンダ34を伸長させて上部カウンタウエイト組立体62を地上から吊り上げる。上部カウンタウエイト組立体62を油圧ブームホイストシリンダ34によって上方に吊り上げているとき、カウンタウエイト回動フレーム114は、上部カウンタウエイト組立体62をカウンタウエイト回動フレーム114と上部ワークス12との連結部の軸線の周りに垂直方向の円弧を描いて旋回させる。ペンダント116とカウンタウエイト回動フレーム114との連結部は、上部カウンタウエイト組立体62の重心の前方に位置し、したがって上部カウンタウエイト組立体62は、回動フレーム14によって吊り上げられると、クレーン10の後部に向かって傾斜するようになる。
上部カウンタウエイト組立体62を吊り上げて上部ワークス12の後部上の作用位置に持ってくると、ローラ118が動力装置ベース60の下側に係合する(図10(A)参照)。油圧ブームホイストシリンダ34をさらに伸長させると、ローラ118は上部カウンタウエイト組立体62を前方に案内して、ついにはカウンタウエイトトレー66の各側に設けられているフック120が動力装置ベース60の各側上のピン122に係合するようになる。吊下げ状態の上部カウンタウエイト組立体62の後方傾斜により、フック120は吊り上げ作業中、ピン122に当たらないで動くことができる。フック120がピン122にいったん係合すると、油圧ブームホイストシリンダ34をさらに伸長させて、カウンタウエイトトレー66の各側の後部近傍に設けられているピン結合用穴124が動力装置ベース60の各側に設けられた楕円形の穴126と整列するようにする(図10(B)参照)。リミットスイッチ(図示せず)により、油圧ブームホイストシリンダ34の過剰伸長が防止される。次に、ピン128を各ピン結合用穴124及び楕円形穴126に通して上部カウンタウエイト組立体62を動力装置ベース60に固定する。いったんピン128が定位置に配置されると、油圧ブームホイストシリンダ34を引っ込めてカウタウエイトペンダント110及びリンク112の張力を取り去る。次に、カウタウエイトペンダント110をリンク112から外してマスト36に取付け状態で格納する。同様に、リンク112を動力装置ベース60に取付け状態で格納する。
好ましい組立て方法では、上部ワークス12への上部カウンタウエイト組立体62の組付けに先立って、車体カウンタウエイト22のうち少なくとも一つを車体20に組み付けて、クレーン10の安定性を増す。第2の車体カウンタウエイト22の取付けは、上部ワークス12への上部カウンタウエイト組立体62の取付けの邪魔になる場合がある。上部ワークス12への上部カウンタウエイト組立体62の組立てに先立って、車体カウンタウエイト22のうち一つだけを取り付けるとすれば、第2の車体カウンタウエイト22をクレーン自動組立て方法のこの工程で取り付けるべきである。
図12及び図13を参照して説明すると、ワイヤロープガイド50は、ブームバット30の端部上の第1の位置からブームバット30の上方内側部上の第2の位置に再配置されている。図12で最も良く分かるように、油圧ブームホイストシリンダ34は伸長されてブームバット30を地上に載置している。地面がワイヤロープガイド50にとって邪魔にならないようブロッキング130がブームバット30の外縁90の下に配置されている。次に、フックブロック54及び荷ホイストライン46をワイヤロープガイド50から取り外す。次に、回動フレーム82とブームバットの外縁90を連結しているピン132を取り外す。次に、油圧ブームホイストシリンダ34を引っ込めて、回動フレーム82を、これとブームバット30の内縁84との回動自在な連結部の周りに上向きの円弧を描いて上昇させる。図13に示すように、回動フレーム82を固定フレーム88に隣接して位置決めする。次に、ピン134を回動フレーム82及び固定フレーム88の穴に通して回動フレーム82を固定フレーム88に連結する。
図18〜図21に示す位置決め可能なワイヤロープガイド300の変形例を同様な手順で再配置する。図18及び図19に示すように、ピン314を折り畳み自在なストラット310から取り外すと、ストラット310を折り畳むことができる。次に、ピン316を取り外して第2のフレーム308とブームバット30の端部との間の連結部を解除する。次に、油圧ブームホイストシリンダ34を伸長させて第1のフレーム306が下方へ旋回してストップ318に当たるようにする。
図18及び図19を参照して説明すると、ブームバットペンダント102を第1のフレーム306から取り外して第2のフレーム308に設けられた吊上げリンク320に再連結する。吊上げリンクピン322(なお、これは使用中でない場合に吊上げリンク320を固定する)を取り外して吊上げリンク320がブームバットペンダント102と一緒に回動できるようにする。次に、油圧ブームホイストシリンダ34を引っ込め、第2のフレーム308を第1のフレーム306と第2のフレーム308との間の回動自在な連結部の周りに旋回させることによって、第2のフレーム308を第1のフレーム306に向かって上方へ引き上げる。それと同時に、第2のフレーム308を上昇させながら折り畳み自在なストラット310を折り畳む。
図20を参照して説明すると、第2のフレーム308を第1のフレーム306の近くの位置まで上昇させる。次に、ピン324を取り付けて第2のフレーム308を第1のフレーム306に剛結する。油圧ブームホイストシリンダ34をさらに引っ込めてワイヤロープガイド300を上方に旋回させ、ついにはこのワイヤロープガイドがくるりと回ってオーバーセンタ状態になるようにする。
図21を参照して説明すると、次に、油圧ブームホイストシリンダ34を伸長させることによりワイヤロープガイド300をブームバット30の上方内側部上に下降させる。次に、ピン326を取り付けてワイヤロープガイド300の第1のフレーム306をブームバット30の上方内側部に剛結する。次に、索具用プラットホーム312を下降させて定位置に配置する。
図14を参照して説明すると、ブームトップ28及び任意本数のブームインサート32をブームバット30に隣接して地上で互いに組み付ける。ブロッキング130は代表的には、組付け作業中にブームトップ28及びブームインサート32を支持するのに用いられる。次に、組付け状態のブームトップ28とブームインサート32をブームバット30の端部の内縁部84に連結する。ブームバット30とブームトップ28とブームインサート32との相互連結部は、米国特許第5,199,586号に示す1又は2以上の連結部であるのが良い。
図15を参照して説明すると、油圧ブームホイストシリンダ34を引っ込めてブーム26を吊り上げ、ブームバット30の軸線を、組付け状態のブームトップ28とブームインサート32の軸線に整列させる。次に、ブームバット30の端部の外縁90を組付け状態のブームトップ28とブームインサート32に連結してブーム26の組立てを完了する。
図16を参照して説明すると、ブームバットペンダント102を外して、好ましくはマスト36に取付け状態で格納する。次に、ブームペンダント42をマスト36とブームトップ28との間に連結する。次に、荷ホイストライン46をワイヤロープガイド50に通してブームトップのシーブ52の周りに掛ける。最後に、1又は2以上のフックブロック54を荷ホイストライン46に装着する(図1参照)。
クレーン10の自動分解を行うには、上述の方法を逆の順序で行う。
すなわち、開ループポンプによってシリンダ34のような複動シリンダに動力を供給する。というのは、ピストンを動かすのにシリンダのロッド側端部が必要とする流体は、シリンダのピストン側端部から押し出される流体よりも少ないからである。開ループポンプは、リザーバから油圧流体を引き入れ、流体はシリンダからリザーバへ戻される。かくして、シリンダのロッド側端部とピストン側端部との間の容積差を容易に達成できる。
しかしながら、開ループポンプは閉ループポンプと同程度に動力効率が良いわけではなく、同等の性能の閉ループポンプよりも回転が遅く、しかも送り出す流量が少ない。また、同等な馬力の開ループポンプは、閉ループポンプよりも一層高価である。一層大型の容積形開ループポンプは一般に、リザーバを加圧するか、或いは二次ポンプを用いるかのいずれかによって、入口への過給を必要とする。過給ポンプは、主開ループポンプと同一の流量を有する必要がある。これらの欠点に鑑みて、閉ループポンプを用いる特徴的な油圧回路をクレーン10のために開発した。この油圧回路は図22に示されている。上述のように、油圧シリンダ34は好ましくは複動シリンダであり、ブーム角度を制御する通常のクレーン操作及びクレーンの組立て作業中、特に上部カウンタウエイト組立体62を取り付ける際に用いられる。シリンダ34は、通常の吊上げ作業中においてブーム角度を制御するのに用いられるとき、一般に引張状態にある。カウンタウエイト位置決め作業中においては、シリンダ34は圧縮状態にある。その結果、シリンダは、そのときに受けている荷重の下で当然取るべき方向に動くよう制御されることがある。この状況では、ポンプはオーバーホール荷重(overhauling load)を取り扱っている。すなわち、ポンプはモータとして働き、或いは通常はポンプを駆動するのに用いられるディーゼルエンジンを駆動している。好ましい油圧回路では、ポンプは、シリンダが伸長中であるときにも、シリンダが引っ込み中であるときにも時々、オーバーホール荷重を受ける。
回路の主要構成要素として、閉ループポンプ201、複動シリンダ34、チャージポンプ203、補助ポンプ205(これは、補助油圧付属装置に動力供給するのにも用いられるので付属ポンプとも呼ばれる)、シリンダ方向制御弁225、リリーフ弁227及び熱油シャットル弁229を含む二点鎖線206で示された補充熱油マニホルドが挙げられる。好ましい方向制御弁225は、マネスマン・レクスロース(Mannesmann Rexroth)社から入手できるモデルNo.4WE6J6X/EG12N9Z45型4ポート2ソレノイド弁である。好ましい補充熱油マニホルド206は、熱油シャットル弁229、好ましくはモデルNo.DSGH−XHN、リリーフ弁227、好ましくはモデルNo.RPGC−LNN、及び2つの逆止弁241,242、好ましくはモデルNo.CXFA−XANを含み、これらは全て、マニホルドへのねじ込み式カートリッジの形態である。これらカートリッジはサン・ハイドローリックス(Sun Hydraulics)社から入手できる。
閉ループポンプ201及びチャージポンプ203並びに二点鎖線208内の他の構成要素は好ましくは、ソーヤー・サンドストランド・コーポレイション(Sauer Sundstrand Corporation)から入手できる市販の可変容積形ポンプ、例えばシリーズ90ポンプ、モデルNo.90L100KA2C853FIE336BA204224に関する全内蔵型構成部品である。このポンプは、方向制御装置を有し、従って、ポンプ201の2つのポート202,204のうちいずれかを吐出しポート及び取入れポートとして択一的に使用できるようになる。変形例として、一方向流れ方式の閉ループポンプを別個の流れ方向制御装置に結合してシリンダ34の両側部に動力を相互交換可能に提供しても良い。好ましい閉ループポンプは、内部安全リリーフ弁及び他の装置を有する。これらは、図22に示してはいないが、その理由は、これらが従来のものであって本発明の要部をなさないからである。
シリンダ34は好ましくは互いに同一のものである。このため、シリンダ34の同一部分を示すものとして同一の参照符号を用いている。各シリンダ34はボア236及びボア236内に設けられていて、シリンダ34のピストン側の端部又はピストン側端部238を形成するピストン237を有する。ロッド38が、ピストン側端部238と反対側でピストン237に連結されている。ロッド38はボア236の出口端から延び出ているが、出口端部のところで密封されており、シリンダのロッド側の端部又はロッド側端部240を形成している。第1の通路218がピストン側端部238と流体連通し、第2の通路216がシリンダ34のロッド側端部240と流体連通している。
ブーム26を上昇させるとき、シリンダ34を引っ込める。閉ループ可変容積形ポンプ201をストローク動作させてライン211,212,213,214を加圧する。流体を通路216に流入させて逆止弁224を通って各シリンダ34のロッド側端部240に流入させる。ブームホイスト方向制御弁225を電気的にブームアップ位置に動作させ、このブームアップ位置では、ライン210,215中のチャージポンプ203からの流れがブームホイスト方向制御弁225を通ってライン215,215から出て各シリンダ34に設けられているパイロット作動式弁221に流れる。パイロット信号は、パイロット作動式弁221を開き、油圧流体が通路218を通ってシリンダのボア236から出る。ライン234,232,231は、流体をポンプ201のポート202に戻す。
油圧回路は閉ループ可変容積形ポンプに関して設計されているので、シリンダ34に出入りするライン内の流量は、ポンプ201のところで等しくなければならない。ロッドを伸縮させるときのロッド側端部の容積変化とピストン側端部の容積変化の比が約1:2〜約1:1.1であれば最適である。クレーン10の現時点で好ましい実施形態では、ロッド38の直径は5.5インチ、その横断面積は23.8平方インチである。ボア236の直径は12インチ、その横断面積は113.1平方インチである。かくして、ロッド側端部240の容積変化とピストン側端部238の容積変化の好ましい比は、(113.1〜23.8):113.1又は1:1.27である。かくして、通路216内へ圧入される油圧流体が1ガロンであるとすれば、1.27ガロンの油圧流体が通路218に出てくる。過剰分である0.27ガロンは、油圧回路から補充熱油マニホルド206を通り、ライン259から冷却器に排出され、最終的には油圧リザーバに戻り、1ガロンの油圧流体は、ライン231を通ってポンプ201のポート202に戻るようになる。過剰の流体は、補充熱油マニホルド206内のライン233を通って出される。シャットル弁229をライン213内の圧力で作動させて、ライン233がライン255に連結されるようにする。すると、油圧流体はライン257及びリリーフ弁227を通って流れる。
オペレータがブーム260を下降させたい場合、荷を支持するのに十分なレベルまでもう一度ライン211,212,214を加圧するのに十分なほど更にストローク動作させる。ブームホイスト方向制御弁225をブームダウン(伸長)位置に電気的に操作し、このブームダウン位置ではライン215内のチャージポンプ203からの流れがブームホイスト方向制御弁225を通り、ライン263,264から各シリンダに取り付けられたパイロット作動式弁223へ流れる。
パイロット信号はパイロット作動式弁223を開き、それにより油圧流体が通路216を通ってシリンダ34のロッド側端部240から流れ出るようにする。この時点で、ポンプ201の流れ方向を逆にし、ポート202はポンプ201の吐出しポートとなる。流れはライン231,234、逆止弁222及び通路218を通り、ロッド38を伸長させる。しかしながら、シリンダ34は引張状態にあるので、取入れポート204及びライン211,214は依然として高圧状態のままである。
上述したように、各シリンダ34に出入りする流量は、可変容積形ポンプ201のところで等しくなければならない。しかしながら、ブームダウンモードでは、シリンダ34のロッド側端部240から1ガロンの油圧流体が流出するとすれば、1.27ガロンがピストン側端部238に流入する必要がある。0.27ガロン分は、ライン251,253,254を通る付属ポンプ205から補充熱油マニホルド206内への流れから補充される。この補充熱油マニホルド206は、流れがライン255からライン233に入り、ライン231内の流れと合流してライン232,234に至り、そしてピストン側端部238に流入することができるよう配置されている。シリンダ34はブームダウン操作中、引張状態にあるので、ライン231,232,233はポンプ201の低圧側にある。それゆえ、補充流体は、付属ポンプ205から油圧回路の低圧側へ供給されている。
非常に急なブーム角度では、シリンダ34は圧縮状態にある場合がある。図22の油圧回路により、閉ループポンプは圧縮荷重の下でも伸長を行わせることができる。というのは、上述のように、好ましい実施形態のクレーン10は、カウンタウエイト位置決め作業のためにシリンダ34をも使用するからである。
カウンタウエイト位置決め作業中、シリンダ34は圧縮状態にある。オペレータがシリンダに命令を与えてこれらを伸長させると、ライン231,232,233,234は、油圧回路の高圧側となり、逆止弁222を通ってシリンダ34のピストン側端部238に油圧流体を供給する。ポート202は、閉ループポンプ201の吐出し高圧ポートになる。ブームホイスト方向制御弁225は、チャージポンプ203からの圧力がライン215,263,264を通って流れてパイロット作動式弁223を開き、それにより流体が通路216から流出できるように配置されている。伸長モードでは、付属ポンプ205からの追加の補充流れがライン251,253,254を通って補充熱油マニホルド206内へもたらされる。ライン233内の圧力により、パイロットラインは弁229を動作させ、流体がライン255からライン213内へ流れ、次にライン212,211内の流れと合流し、ポンプに設けられているポート204を通ってポンプ201に戻るようになる。もう一度、付属ポンプ205によって供給された補充流体を油圧回路の低圧側に供給する。
オペレータがシリンダに命令を与えてこれらをカウンタウエイト位置決め操作中に引っ込めても、ライン231,232,233,234は依然として油圧回路の高圧側のままである。ポンプ201を、荷を支持するのに十分なレベルまでもう一度これらのラインを加圧するのに十分なほど更にストローク動作させる。
ブームホイスト方向制御弁225を引込み位置に電気的に操作して、ライン215内のチャージポンプ203からの流れがブームホイスト方向制御弁225を通り、ライン265,266から各シリンダ34に取り付けられたパイロット作動式弁221に流れるようにする。パイロット信号はパイロット作動式弁221を開き、それにより油圧流体をシリンダ34のピストン側端部238から流出させる。この時点で、ポンプ201の流れ方向は逆になり、ロッド38は引っ込みを開始するようになる。しかしながら、ライン231,232,233,234は依然として高圧ラインの状態のままである。というのは、シリンダ34が圧縮状態にあるからである。それゆえ、ポート202は取入れポートであるが、依然として高圧側ポートでもある。ライン212,214からの過剰の流体は、ライン213、弁229、ライン255,257、リリーフ弁227及びライン259を通って出て冷却器に至り、次にリザーバへ流れる。
パイロット作動式弁221,223はシリンダに直接取り付けられている。ホースが破裂した場合には、パイロット圧力は失われる。すると、パイロット作動式弁は閉じ、シリンダは定位置に保持される。他方、リリーフ弁226,228は、シリンダを損傷させる恐れのある過剰の圧力(例えば、太陽光がシリンダを昇温したときに生じる熱膨張に起因する)を逃がすことができる。
パイロット作動式弁221,223は同一のものであり、好ましくはサン・ハイドローリックス社から入手できるモデルNo.DKJS−XHN弁カートリッジである。これらは、内部静的ドレンを備えた二方向弁を開くためのパイロットとして知られている。リリーフ弁226及び逆止弁222は好ましくは、サン・ハイドローリックス社からの同一市販モデルSCIA−CCNカートリッジ内へ両方とも組み込まれる。リリーフ弁228及び逆止弁224は、一つのカートリッジの同一部分である。4つ全てのカートリッジは、シリンダの中間部に取り付けられた単一マニホルド内へねじ込まれる。このマニホルドはシリンダ34の一体部分である溶接配管によってシリンダ34の両端部に連結されている。リリーフ弁228は好ましくは5000psiにセットされ、リリーフ弁226は好ましくは3000psiにセットされている。弁228,226,223,221からの漏れは、低圧リザーバに差し向けられ、この低圧リザーバは好ましくは大気圧状態のタンクである。
付属ポンプ205は好ましくは、オハイオ州ヤングスタウンのコマーシャル・インターテック(Commercial Intertech)社製の歯車ポンプモデル3239639161の3つの部分のうちの一つである。この歯車ポンプのもう一つの部分は、チャージポンプ203に油圧流体を供給する過給ポンプである。クレーン10では、付属ポンプ205は、閉ループポンプ201のための補充流体を供給するだけでなく、ライン252を通って下部ワークス16に設けられた構成要素、例えばジャッキングシリンダ104に動力供給するのにも用いられる。ライン281は、下部ワークスに設けられた弁のパワービヨンドポート(power beyond port)からの圧力パイロットラインである。これは二点鎖線280で示されたポンプアンロード弁内のピストン逆止弁282のピストンを操作するのに用いられる。
ポンプアンロード弁は又、タンクにブリードするオリフィス283を有する。リリーフ弁285が、ピストン逆止弁282と並列関係で設けられている。リリーフ弁285は、ポンプ205が作動中であるが、ライン252内に流体が必要とされていないとき、圧力を逃がすことができるが、逆止弁282は開いていない。通常、ライン251中の流れは、弁282中へ差し向けられる。というのは、パワービヨンド弁は、ピストン逆止弁282を開くための信号をライン281中へ出すからである。オリフィス283により、圧力はライン281から抜け、したがって流体がライン252を通って流れることが望まれるときには、逆止弁282は閉じることができるようになる。流体がポンプアンロード弁280から流れているとき、フィルタ270がこの流体を清浄にし、したがって補充熱油マニホルド206を通って閉ループ回路に入る流体が濾過されるようになる。相当大きな抵抗271を備えた逆止弁は、もしフィルタ270が目詰まり状態になると、熱油マニホルド206への並行な流路を提供する。好ましくは、フィルタ(図示せず)が過給器とチャージポンプ203との間に設けられる。過給器は好ましくは、75psiの油圧流体を供給する。
もし、チャージポンプ203が十分に大型のものであれば、これを用いてシリンダ容積差に必要な補充流体を逆止弁207及びライン217又は219を通って供給することができる。しかしながら、方向制御装置208を内蔵した好ましい市販の可変容積形ポンプでは、内蔵のチャージポンプ203はその機能を果たすほど大型のものではなく、かくして付属ポンプ205が用いられる。
好ましい熱油シャットル弁229は、シャットル弁を自動的に動作させるようライン213,233に連結された圧力パイロットラインを有している。ライン233内の圧力がライン213内の圧力よりも高いと、ライン255は、ライン213に連結されるようになる。他方、ライン213内の圧力がライン233内の圧力よりも高いと、ライン255はライン233に連結されるようになる。
逆止弁241,242は、ライン213,233相互間の圧力差がシャットル弁229を動作させるには不十分であるような動作条件に対応するよう補充熱油マニホルド206内に組み込まれている。このような動作条件は、シリンダ34が僅かに圧縮又は引張状態であるに過ぎないようなとき、ブームの急角度状態で起こりがちである。このような状況になっている間、ライン255からの補充流体は、ライン258又は256のいずれが最も低い圧力を有しているかに応じ、逆止弁241又は242を通って依然として油圧回路の低圧側に流入することができる。逆止弁241,242(これらは僅かな抵抗をもつ)は又、流体をシリンダ油圧回路の閉ループ部分に流入させる並行流路を提供できる。シャットル弁229が開いているとき、流体がこのシャットル弁を通って流れ始めるとき、このシャットル弁前後の圧力降下は小さいであろう。この圧力降下が逆止弁241又は242を開くのに必要な僅かな圧力に等しいとき、流体は両方の流路を取ることになる。しかしながら、シャットル弁229は、流体を油圧回路の閉ループ部分から流出させる通常の流路を提供する。というのは、逆止弁241,242は一方向の流れしか可能にしないからである。
リリーフ弁227は好ましくは350psiで開くようセットされている。これにより、最低350psiの圧力が油圧回路内に維持される。これが重要である理由は、付属ポンプ205が作動中であり、しかも流体が付属装置に、或いはシリンダ油圧回路の閉ループ部分中の補充流体として必要とされない場合、ポンプ205からの流体がポンプアンロード弁280を通り、そしてライン253,254,255,257を通ってアンロードすることになるからである。したがって、リリーフ弁227はポンプ205のための最低圧力を維持する。パイロット作動式リリーフ弁209が同様に、チャージポンプ203の最低圧力及び圧力逃がしを可能にする。
油圧装置又は油圧系統は好ましくは、全クレーン制御機能の一部としてマイクロコンピュータによって制御される。油圧利用機能を制御するためにマイクロコンピュータを用いる吊上げクレーン用の制御装置の例が、米国特許第5,189,605号、米国特許第5,297,019号及び米国特許第5,579,931号に開示されており、かかる米国特許全ての内容を本明細書の一部を形成するものとして引用する。したがって、クレーン10は好ましくは、油圧系統中の別々の箇所で流体圧力をモニターするトランスデューサを有する。制御装置そのもの及びトランスデューサの配置場所は、本発明の範囲には入らない。
クレーン10の好ましい実施形態では、ロッド38はこれが圧縮状態で所期の荷重を支持するよう寸法決めされる。ロッド38の直径を最小に保つことが望ましく、また、ロッドの座屈強さは有効長さの増大につれて減少するので、カウンタウエイト取扱い装置は、シリンダ34が圧縮状態にある間、ロッド38を伸長制限状態で作動させれば良いように設計される。これにより、潜在的な座屈の問題が緩和され、また、ロッド38が圧縮状態で十分に伸長できると仮定した場合の直径よりも小さな直径をもたせてロッド38を設計できる。ロッド38の製造に用いられる材料の引張強さは、たとえこの小さな直径であっても、ロッド38が最大予想引張荷重を安全に取り扱うのに十分な引張強さを有するに足るほど高い。
上述の好ましい油圧回路により、閉ループポンプは複動油圧シリンダ34に動力供給できる。また、この油圧回路により、シリンダ容積差を補償するのに必要な余分の流体が常時、油圧回路の低圧側に追加されるようになる。閉ループポンプはオーバーホール荷重を取り扱う場合が多いので、油圧回路の低圧側を閉ループポンプの吐出しポートに連結する場合がある。好ましい油圧回路は、これを考慮に入れており、かくして、補充流体は、取入れポートが低圧側にあるときにはポンプに流れ、取入れポートが高圧側にあるときにはシリンダに流れるこきができる。このように、本発明の油圧回路を用いると、複動シリンダを引張と圧縮の両方の状態で作動させることができる。さらに、補充流体を供給するポンプを安価にすることができる。というのは、これは補充流体を油圧回路の低圧側に常時、供給しているからである。
本発明の装置及び方法は、種々の実施形態で具体化でき、図示説明したのはその数例に過ぎないことは理解されるべきである。本発明は、その精神及び均等範囲から逸脱することなく、他の形態で実施できる。上述の実施形態は、あらゆる点において例示であって非限定的に解釈されるべきであり、したがって、本発明の範囲は上述の説明ではなく特許請求の範囲に基づいて定められる。請求項の記載事項の意味及びその均等範囲に属する全ての設計変更は、本発明の範囲に含まれる。
油圧ブームホイストシリンダ、油圧ブームホイストシリンダを制御する油圧回路、多位置ワイヤロープガイド、カウンタウエイト位置決め機構及びブームパーキング装置を有する本発明のブームホイストシリンダクレーン一式の右側面図である。 上部ワークスの内部構成部品のうち幾つかを示すブームホイストシリンダクレーンの部分右側面図である。 下部ワークスの組立てに関する一連の諸工程で示すクレーンの右側面図である。 下部ワークスの組立てに関する一連の諸工程で示すクレーンの右側面図である。 下部ワークスの組立てに関する一連の諸工程で示すクレーンの右側面図である。 下部ワークスの組立てに関する一連の諸工程で示すクレーンの右側面図である。 下部ワークスの組立てに関する一連の諸工程で示すクレーンの右側面図である。 上部カウンタウエイトの組立てに関する一連の諸工程で示すクレーンの右側面図である。 上部カウンタウエイトの組立てに関する一連の諸工程で示すクレーンの右側面図である。 (A)及び(B)は、それぞれ図9に示すクレーンの丸で囲んだ部分の部分詳細図である。 上部カウンタウエイトの組立てに関する一連の諸工程で示すクレーンの右側面図である。 ワイヤロープガイドの再位置決めに関する一連の諸工程で示すクレーンの部分右側面図である。 ワイヤロープガイドの再位置決めに関する一連の諸工程で示すクレーンの部分右側面図である。 ブームトップ及びブームインサートの組立てに関する一連の諸工程で示すクレーンの部分右側面図である。 ブームトップ及びブームインサートの組立てに関する一連の諸工程で示すクレーンの部分右側面図である。 ブームトップ及びブームインサートの組立てに関する一連の諸工程で示すクレーンの部分右側面図である。 ブームパーキング装置を取り付けた状態のクレーンの部分右側面図である。 ワイヤロープガイドの変形例の再位置決めに関する一連の諸工程で示すクレーンの部分右側面図である。 ワイヤロープガイドの変形例の再位置決めに関する一連の諸工程で示すクレーンの部分右側面図である。 ワイヤロープガイドの変形例の再位置決めに関する一連の諸工程で示すクレーンの部分右側面図である。 ワイヤロープガイドの変形例の再位置決めに関する一連の諸工程で示すクレーンの部分右側面図である。 油圧ブームホイストシリンダを制御する油圧回路の略図である。
符号の説明
10 ブームホイストシリンダクレーン
12 上部ワークス
16 下部ワークス
26 ブーム
28 ブームトップ
32 ブームインサート
34 油圧ブームホイストシリンダ
36 マスト
50 ワイヤロープガイド

Claims (89)

  1. 下部ワークス上に上部ワークスが回転自在に据え付けられ、上部ワークスにブームが回動自在に取り付けられているクレーンであって、カウンタウエイトと、上部ワークスとカウンタウエイトとの間に回動自在に連結されたカウンタウエイト回動フレームとを有し、カウンタウエイト回動フレームは、カウンタウエイト回動フレームと上部ワークスとの連結部により構成される軸線の周りに鉛直方向の弧を描いて回動できることを特徴とするクレーン。
  2. カウンタウエイト回動フレームは、第1及び第2のストラットから成り、各ストラットは、第1の端部及び第2の端部を備えていることを特徴とする請求項1記載のクレーン。
  3. 第1のストラットの第1の端部は、上部ワークスの第1の側部に回動自在に連結され、第2のストラットの第1の端部は、上部ワークスの第2の側部に回動自在に連結され、第1及び第2のストラットの第2の端部は、カウンタウエイトに回動自在に連結されていることを特徴とする請求項2記載のクレーン。
  4. カウンタウエイト回動フレームは、2本の脚部を横部材で連結した「U」字形フレームであることを特徴とする請求項1記載のクレーン。
  5. フレームの各脚部は、上部ワークスとカウンタウエイトとの間に回動自在に連結されていることを特徴とする請求項4記載のクレーン。
  6. カウンタウエイトは、カウンタウエイトトレーで支持され、カウンタウエイトトレーは、カウンタウエイト回動フレームとカウンタウエイトトレーとの間に回動自在に連結された複数のペンダントを有することを特徴とする請求項1記載のクレーン。
  7. クレーンは、カウンタウエイト回動フレームにぶら下げ状態で連結された油圧シリンダを有することを特徴とする請求項1記載のクレーン。
  8. 油圧シリンダをカウンタウエイト回動フレームにぶら下げ状態で連結するのにワイヤロープペンダントが用いられていることを特徴とする請求項7記載のクレーン。
  9. カウンタウエイトは、油圧シリンダ及びカウンタウエイト回動フレームによって吊り下げられることを特徴とする請求項7記載のクレーン。
  10. クレーンは、マストと上部ワークスとの間に回動自在に連結された油圧シリンダを有し、該油圧シリンダは、カウンタウエイトの支持、上昇又は下降を行うよう伸縮自在であることを特徴とする請求項1記載のクレーン。
  11. 油圧シリンダは、ワイヤロープペンダントによってカウンタウエイトに連結されていることを特徴とする請求項10記載のクレーン。
  12. 下部ワークス上に回転自在に据え付けられた上部ワークスと、油圧シリンダに回動自在に連結されたマストと、マスト及び油圧シリンダで支持されたブームと、カウンタウエイトと、上部ワークスに回動自在に連結された第1の端部及び第2の端部を備えたカウンタウエイト回動フレームとを有するクレーンの組立て方法であって、カウンタウエイトを上部ワークスの後ろに位置決めする工程a)と、カウンタウエイトをカウンタウエイト回動フレームの第2の端部に回動自在に連結する工程b)と、カウンタウエイトをマストか油圧シリンダかのいずれかにぶら下げ状態で連結する工程c)と、油圧シリンダを伸長させてカウンタウエイトを上昇させる工程d)と、カウンタウエイトをその作用位置に固定する工程e)とを有することを特徴とする方法。
  13. クレーンは、ワイヤロープペンダントを有し、前記工程c)は、ワイヤロープペンダントをマストとカウンタウエイト回動フレームの第2の端部との間にピン結合する工程を含むことを特徴とする請求項12記載の方法。
  14. 前記工程d)では、カウンタウエイト回動フレームをカウンタウエイト回動フレームと上部ワークスとの連結部により構成される軸線の周りに鉛直方向の弧を描いて回動させることを特徴とする請求項12記載の方法。
  15. カウンタウエイト回動フレームは、第1及び第2のストラットから成り、各ストラットは、第1の端部及び第2の端部を備え、第1のストラットの第1の端部は、上部ワークスの第1の側部に回動自在に連結され、第2のストラットの第1の端部は、上部ワークスの第2の側部に回動自在に連結されており、前記工程b)では、カウンタウエイトを第1及び第2のストラットの第2の端部に回動自在に連結することを特徴とする請求項12記載の方法。
  16. カウンタウエイト回動フレームは、2本の脚部を横部材で連結した「U」字形フレームであり、各脚部は、上部ワークスに回動自在に連結されており、前記工程b)では、カウンタウエイトをカウンタウエイト回動フレームに回動自在に連結することを特徴とする請求項12記載の方法。
  17. カウンタウエイトは、カウンタウエイトに連結された複数のペンダントで支持され、前記工程b)では、カウンタウエイト回動フレームをペンダントに回動自在に連結することを特徴とする請求項12記載の方法。
  18. 前記工程e)は、カウンタウエイトを上部ワークスに連結する工程を含むことを特徴とする請求項12記載の方法。
  19. クレーンは、上部ワークスに連結された動力装置用ベースを有し、前記工程e)は、カウンタウエイトを動力装置用ベースにピン結合する工程を含むことを特徴とする請求項12記載の方法。
  20. 上部ワークスが下部ワークス上に回転自在に据え付けられているクレーンであって、側部、上部ワークスに回動自在に連結された第1の端部、及び第2の端部を備えたブームバットを有するブームと、荷ホイストラインと、ブームバットに回動自在に連結されていて、ブームの第2の端部上の第1の位置とブームバットの上方側部上の第2の位置との間で回動できるワイヤロープガイドとを有することを特徴とするクレーン。
  21. ワイヤロープガイドは、第1及び第2のシーブを有することを特徴とする請求項20記載のクレーン。
  22. ブームバットの第2の端部は、第1及び第2の縁を有し、第1のシーブは、ブームバットの第1の縁に回動自在に連結された第1のフレームで支持され、第2のシーブは、第1のフレームに回動自在に連結された第2のフレームで支持され、第2のフレームは、ワイヤロープガイドが第1の位置にあるとき、ブームバットの第2の縁に着脱自在に連結されることを特徴とする請求項21記載のクレーン。
  23. 荷ホイストラインは、ワイヤロープガイドが第1の位置にあるとき、第1のシーブと第2のシーブに掛け渡されることを特徴とする請求項22記載のクレーン。
  24. 荷ホイストラインは、ワイヤロープガイドが第2の位置にあるとき、ワイヤロープガイドに通されることを特徴とする請求項22記載のクレーン。
  25. 折り畳み自在なストラットが、ワイヤロープガイドの第1のフレームと第2のフレームとの間に連結されていることを特徴とする請求項22記載のクレーン。
  26. ワイヤロープガイドは、吊上げリンクを更に有することを特徴とする請求項22記載のクレーン。
  27. ワイヤロープガイドは、索具用プラットホームを更に有することを特徴とする請求項22記載のクレーン。
  28. 上部ワークスが下部ワークス上に回転自在に据え付けられているクレーンであって、上部ワークスに回動自在に連結された第1の端部、及びブームインサート又はブームトップと結合するよう形作られている第2の端部を備えたブームバットと、ブームバットの第2の端部に連結されていて、第1及び第2のシーブを有するワイヤロープガイドと、ワイヤロープガイドの第1のシーブと第2のシーブに掛け渡された荷ホイストラインとを有することを特徴とするクレーン。
  29. 第1及び第2のシーブは、荷ホイストラインをブームバットの第2の端部の外周部の周りに案内するよう位置決めされていることを特徴とする請求項28記載のクレーン。
  30. ブームバットの第2の端部は、第1及び第2の縁を有し、第1のシーブは、ブームバットの第1の縁に連結された第1のフレームで支持され、第2のシーブは、ブームバットの第2の縁に連結された第2のフレームで支持され、第1のフレームは、第2のフレームに連結されていることを特徴とする請求項28記載のクレーン。
  31. 折り畳み自在なストラットは、第1のフレームと第2のフレームとの間に連結されていることを特徴とする請求項30記載のクレーン。
  32. 第1のフレームとブームバットの第1の縁との連結部は、回動自在であることを特徴とする請求項30記載のクレーン。
  33. 第1のフレームと第2のフレームとの連結部は、回動自在であることを特徴とする請求項30記載のクレーン。
  34. 第2のフレームとブームバットの第2の縁との連結部は、解除自在であることを特徴とする請求項30記載のクレーン。
  35. ワイヤロープガイドは、吊上げリンクを更に有することを特徴とする請求項30記載のクレーン。
  36. ワイヤロープガイドは、索具用プラットホームを更に有することを特徴とする請求項30記載のクレーン。
  37. 下部ワークス上に回転自在に据え付けられた上部ワークスと、ブームバット及びブームトップを備えたブームと、荷ホイストラインと、ワイヤロープガイドを有するクレーンの組立て方法であって、ワイヤロープガイドをブームバットの端部に取り付ける工程a)と、荷ホイストラインをワイヤロープガイドに通して掛ける工程b)と、荷ホイストラインをワイヤロープガイドから取り外す工程c)と、ワイヤロープガイドをブームバットの上方側部上の位置まで回動させる工程d)と、ブームトップをブームバットに組み付ける工程e)と、荷ホイストラインをワイヤロープガイドに通してブームトップまで延ばす工程f)とを有することを特徴とする方法。
  38. クレーンは、他の着脱自在なクレーン構成部品を有し、前記方法は、前記工程b)の後であって前記工程c)の前に、荷ホイストラインを用いて他の着脱自在なクレーン構成要素を位置決めする工程i)と、他の着脱自在なクレーン構成要素をクレーンに組み付ける工程ii)とを有することを特徴とする請求項37記載の方法。
  39. 他のクレーン構成要素は、2つのクローラを含み、クローラは、前記工程ii)の際に下部ワークスに組み付けられることを特徴とする請求項38記載の方法。
  40. 他のクレーン構成要素は、1又は2以上のカウンタウエイトを含み、カウンタウエイトは、前記工程ii)の際に下部ワークスに組み付けられることを特徴とする請求項38記載の方法。
  41. ブームは、1又は2以上のブームインサートを有し、前記工程e)は、1又は2以上のブームインサートをブームバットとブームトップとの間に連結する中間工程を含むことを特徴とする請求項37記載の方法。
  42. クレーンは、油圧シリンダに回動自在に連結されると共にブームにぶら下げ状態で連結されたマストを有し、前記方法では、ブームを支持すると共にブーム角度を制御するために油圧シリンダが用いられることを特徴とする請求項37記載の方法。
  43. クレーンは、油圧シリンダに回動自在に連結されると共にブームバットにぶら下げ状態で連結されたマストを有し、マスト及び油圧シリンダを用いてブームバットの支持、上昇、下降を行い、それにより他の着脱自在なクレーン構成要素を位置決めしやすいようにすることを特徴とする請求項38記載の方法。
  44. ワイヤロープガイドは、第1及び第2のシーブを有し、前記工程b)は、荷ホイストラインを両方のシーブに通して掛け渡す工程を含むことを特徴とする請求項38記載の方法。
  45. クレーンは、上部ワークスに回動自在に連結されたマスト及び油圧シリンダを有し、マストは、油圧シリンダに回動自在に連結されており、前記工程d)は、マストをワイヤロープガイドにぶら下げ状態で連結する工程i)と、油圧シリンダを用いてワイヤロープガイドをブームバットの端部の近くの位置まで回動させる工程ii)と、マストをワイヤロープガイドから取り外す工程 iii)とを含むことを特徴とする請求項38記載の方法。
  46. ブームバットの端部は、第1及び第2の縁を有し、第1のシーブは、ブームバットの第1の縁に回動自在に連結された第1のフレームで支持され、第2のシーブは、第1のフレームに回動自在に連結されると共にブームバットの第2の縁に着脱自在に連結された第2のフレームで支持され、前記工程d)は、第2のフレームをブームバットの第2の縁から取り外す工程i)と、第2のフレームを第1のフレームに向かって回動させる工程ii)と、第1のフレームをブームバットの側部上の位置まで回動させる工程 iii)とを含むことを特徴とする請求項44記載の方法。
  47. ワイヤロープガイドは、第1のフレームと第2のフレームとの間に連結された折り畳み自在なストラットを有し、前記工程ii)は、ストラットを折り畳む工程を含むことを特徴とする請求項46記載の方法。
  48. クレーンは、油圧シリンダに回動自在に連結されたマストを有し、ブームバットの端部は、第1及び第2の縁を有し、第1のシーブは、ブームバットの第1の縁に回動自在に連結された第1のフレームで支持され、第2のシーブは、第1のフレームに回動自在に連結されると共にブームバットの第2の縁に着脱自在に連結された第2のフレームで支持され、前記工程d)は、マストをワイヤロープガイドの第2のフレームにぶら下げ状態で連結する工程i)と、第2のフレームをブームバットの第2の縁から取り外す工程ii)と、油圧シリンダを用いて第2のフレームを第1のフレームに向かって回動させる工程 iii)と、油圧シリンダを用いて第1のフレームをブームバットの側部上の位置まで回動させる工程iv)と、マストをワイヤロープガイドの第2のフレームから取り外すv)とを含むことを特徴とする請求項44記載の方法。
  49. 下部ワークス上に回転自在に据え付けられた上部ワークスと、ブームバット及び1又は2以上のシーブを備えた着脱自在なブームトップを有するブームと、荷を吊り上げる1又は2本以上の荷ホイストラインと、ブームバットの側部に設けられていて、荷ホイストラインをブームトップのシーブまで案内するための1又は2以上のシーブを含むワイヤロープガイドとを有するクレーンであって、ワイヤロープガイドのシーブのうち少なくとも一方は、ブームトップをクレーンから取り外したとき、荷ホイストラインのうち少なくとも一本を荷の吊り上げのために用いることができるようブームバットの端部上の位置まで移動できることを特徴とするクレーン。
  50. ワイヤロープガイドの移動自在なシーブは各々、フレームで支持され、少なくとも一方の該フレームは、ブームバットに回動自在に連結されていることを特徴とする請求項49記載のクレーン。
  51. ブームバットの端部は、ブームバットの側部の近くに位置した第1の縁を有し、回動自在に連結されているフレームは、ブームバットの第1の縁又はその近傍で回動自在に連結されていることを特徴とする請求項50記載のクレーン。
  52. ブームバットの端部は、ブームバットの第1の縁と反対側に位置した第1の縁を更に有し、フレームは、ワイヤロープガイドのシーブをブームバットの端部上に位置決めすると、第2の縁又はその近傍で連結されることを特徴とする請求項51記載のクレーン。
  53. 下部ワークス上に回転自在に据え付けられた上部ワークスと、側部及び端部を備えたブームバット及び着脱自在なブームトップを有するブームとを有し、更に、荷を吊り上げる荷ホイストラインと、荷ホイストラインを案内するワイヤロープガイドとを有するクレーンであって、第1のシーブが、第1のフレームで支持され、第1のフレームは、第1のシーブがブームバットの側部上の第1の位置と、ブームバットの端部上の第2の位置との間で位置決め可能であるようにブームバットに回動自在に連結され、第2の位置では、ブームトップをクレーンから取り外したときに、シーブが荷ホイストラインをブームバットの端部の周りに案内して荷の吊上げを行わせることができるようになっており、第2のシーブが、第2のフレームで支持され、第2のフレームはブームバットの側部に連結されていることを特徴とするクレーン。
  54. 第1のフレームは、第1のシーブが第1の位置に位置決めされているとき、第2のフレームに連結されることを特徴とする請求項53記載のクレーン。
  55. 荷ホイストラインは、第1のシーブが第2の位置に位置決めされているとき、第1のシーブの一部分と第2のシーブの一部分に掛け渡されることを特徴とする請求項53記載のクレーン。
  56. 下部ワークス上に回転自在に据え付けられた上部ワークスと、上部ワークスに回動自在に連結されたブームと、荷を吊り上げる少なくとも一本の荷ホイストラインと、荷ホイストラインを案内するワイヤロープガイドとを有するクレーンの自動組立て方法であって、ブームが、端部及び内側部を備えたブームバットと、ブームトップとを有し、ワイヤロープガイドが、ブームバットに設けられた複数のシーブを有し、シーブのうち少なくとも一つが、位置決め可能であり、前記方法は、位置決め可能なワイヤロープガイドシーブをブームバットの端部上に位置決めする工程a)と、荷ホイストラインを位置決め可能なワイヤロープガイドシーブの一部分の周りに掛ける工程b)と、荷ホイストラインを位置決め可能なワイヤロープガイドシーブから取り外す工程c)と、位置決め可能なワイヤロープガイドシーブをブームバットの内側部上の位置に再位置決めする工程d)と、ブームトップをブームバットに組み付ける工程e)と、荷ホイストラインをワイヤロープガイドに通してブームトップに到達させる工程f)とを有することを特徴とする方法。
  57. クレーンは、他の着脱自在なクレーン構成要素を有し、前記方法は、前記工程b)の後であって前記工程c)の前に、荷ホイストラインを用いて他の着脱自在なクレーン構成要素を位置決めする工程i)と、他の着脱自在なクレーン構成要素をクレーンに組み付ける工程ii)とを有することを特徴とする請求項56記載の方法。
  58. 他の着脱自在なクレーン構成要素は、2つのクローラを含み、クローラは、前記工程ii)の際に下部ワークスに組み付けられることを特徴とする請求項57記載の方法。
  59. 他のクレーン構成要素は、1又は2以上のカウンタウエイトを含み、カウンタウエイトは、前記工程ii)の際に下部ワークスに組み付けられることを特徴とする請求項57記載の方法。
  60. ブームは、1又は2以上のブームインサートを有し、前記工程e)は、1又は2以上のブームインサートをブームバットとブームトップとの間に連結する中間工程を含むことを特徴とする請求項56記載の方法。
  61. 位置決め可能なワイヤロープガイドシーブは、ブームバットに回動自在に連結されたフレームで支持され、前記工程d)は、フレームを回動させて位置決め可能なワイヤロープガイドシーブを再位置決めする工程を含むことを特徴とする請求項56記載の方法。
  62. クレーンは、上部ワークスに回動自在に連結されたマスト及び油圧シリンダを有し、マストは油圧シリンダに回動自在に連結されており、前記工程d)は、マストをワイヤロープガイドにぶら下げ状態で連結する工程i)と、油圧シリンダを用いて位置決め可能なワイヤロープガイドシーブをブームバットの内側部上の位置に再位置決めする工程ii)と、マストをワイヤロープガイドから取り外す工程 iii)とを含むことを特徴とする請求項56記載の方法。
  63. クレーンは、上部ワークスに回動自在に連結されたマスト及び油圧シリンダを有し、マストは油圧シリンダに回動自在に連結されており、前記工程a)は、マストをワイヤロープガイドにぶら下げ状態で連結する工程i)と、油圧シリンダを用いて位置決め可能なワイヤロープガイドシーブをブームバットの端部上の位置に再位置決めする工程ii)とを含むことを特徴とする請求項56記載の方法。
  64. クレーンは、上部ワークスに回動自在に連結されたマスト及び油圧シリンダを有し、マストは油圧シリンダに回動自在に連結されており、前記方法は、前記工程i)の前に、マストをワイヤロープガイドにぶら下げ状態で連結する工程を有することを特徴とする請求項57記載の方法。
  65. クレーンは、上部ワークスに回動自在に連結されたマスト及び油圧シリンダを有し、マストは油圧シリンダに回動自在に連結されており、前記方法は、前記工程i)の前に、マストをブームバットにぶら下げ状態で連結する工程を有することを特徴とする請求項57記載の方法。
  66. 下部ワークス上に回転自在に据え付けられた上部ワークスと、マストで支持されたブームと、ブームパーキング装置とを有するクレーンであって、ブームパーキング装置は、ブームの角度変化を阻止するような仕方でマストと上部ワークスとの間に連結された1又は2以上のペンダントを有することを特徴とするクレーン。
  67. ブームは、油圧ブームホイストシリンダで支持されていることを特徴とする請求項66記載のクレーン。
  68. クレーンは、カウンタウエイト組立体を更に有し、1又は2以上のペンダントは、マストとカウンタウエイト組立体との間に連結されていることを特徴とする請求項66記載のクレーン。
  69. 1又は2以上のペンダントは、カウンタウエイト組立体に取り付けられた1又は2以上のリンクに連結されていることを特徴とする請求項68記載のクレーン。
  70. 油圧回路であって、第1の複動油圧シリンダを有し、該複動油圧シリンダは、ボア、ボア内に設けられていて、前記シリンダのピストン側の端部を形成するピストン、及び前記ピストン側端部と反対側でピストンに連結されていて、ボアの出口端から延び出ているが、ボアの出口端のところで密封され、かくして前記シリンダのロッド側の端部を形成するロッドとを含み、前記シリンダは、前記ピストン側端部と連通する第1の通路及び前記ロッド側端部と連通する第2の通路を有し、更に、動作中、油圧回路の低圧側と流体連通する低圧ポート及び油圧回路の高圧側と流体連通する高圧ポートを備えた閉ループ油圧ポンプと、前記油圧ポンプからの流体を第1の通路か第2の通路かのいずれか一方に差し向けることができ、他方の第1又は第2の通路からの流体を油圧ポンプに戻るよう差し向けるように閉ループ油圧ポンプと複動油圧シリンダを連結する油圧ライン付き流れ方向制御装置と、ロッドを伸長させているとき、補充油圧流体を油圧回路の低圧側に供給するよう閉ループ油圧ポンプと流体連通する第2の油圧ポンプと、ロッドを引っ込めているとき、過剰の油圧流体を油圧回路から流出させることができるよう第1の通路と流体連通するリリーフ弁とを有することを特徴とする油圧回路。
  71. 流れ方向制御装置は、閉ループ油圧ポンプに内蔵されていて、油圧ポンプの前記ポートを吐出し及び取入れポートとして択一的に使用できるようになっていることを特徴とする請求項70記載の油圧回路。
  72. 油圧ポンプは、可変容積形ポンプであることを特徴とする請求項70記載の油圧回路。
  73. ロッドを伸長させているとき、第2のポンプを油圧回路の低圧側に接続し、ロッドを引っ込めているとき、第1の通路をリリーフ弁に接続する補充マニホルド弁を更に有することを特徴とする請求項70記載の油圧回路。
  74. リリーフ弁は、パイロット作動式のリリーフ弁であることを特徴とする請求項70記載の油圧回路。
  75. 第1及び第2のパイロット作動式弁を更に有し、第1のパイロット作動式弁は、第1の通路から出る油圧流体の流れを制御し、第2のパイロット作動式弁は、第2の通路から出る油圧流体の流れを制御することを特徴とする請求項70記載の油圧回路。
  76. 第1及び第2のパイロット作動式弁を動作させるために加圧油圧流体を生じさせるチャージポンプに連結されたシリンダ方向制御弁を更に有することを特徴とする請求項75記載の油圧回路。
  77. シリンダ方向制御弁は、電動式であることを特徴とする請求項76記載の油圧回路。
  78. チャージポンプと閉ループ油圧ポンプは、一緒に組み立てられていて、共通の動力シャフトから動力供給されることを特徴とする請求項76記載の油圧回路。
  79. 第1の複動油圧シリンダと同一構成部品を有し、該複動油圧シリンダと並行動作する第2の複動油圧シリンダを更に有することを特徴とする請求項70記載の油圧回路。
  80. リリーフ弁からの過剰油圧流体は、油圧回路を出て低圧リザーバに至る前に、冷却器に流れることを特徴とする請求項70記載の油圧回路。
  81. チャージポンプは、第2の油圧ポンプとは異なるポンプであることを特徴とする請求項76記載の油圧回路。
  82. 下部ワークス上に上部ワークスが回転自在に据え付けられ、上部ワークスにブームが回動自在に取り付けられているクレーンであって、上部ワークスに回動自在に連結されたマストと、第1の複動油圧シリンダとを有し、該複動油圧シリンダが、ボア、ボア内に設けられていて、前記シリンダのピストン側の端部を形成するピストン、及び前記ピストン側端部と反対側でピストンに連結されていて、ボアの出口端から延び出ているが、ボアの出口端のところで密封され、かくして前記シリンダのロッド側の端部を形成するロッドとを含み、前記シリンダが、前記ピストン側端部と連通する第1の通路及び前記ロッド側端部と連通する第2の通路を有し、前記シリンダの前記ピストン側端部及びロッドのうち一方が、上部ワークスに回動自在に連結され、前記シリンダの前記ピストン側端部及びロッドのうち他方が、マストに回動自在に連結され、前記クレーンは更に、動作中、油圧回路の低圧側と流体連通する低圧ポート及び油圧回路の高圧側と流体連通する高圧ポートを備えた閉ループ油圧ポンプと、前記油圧ポンプからの流体を第1の通路か第2の通路かのいずれか一方に差し向けることができ、次に他方の第1又は第2の通路からの流体を油圧ポンプに戻るよう差し向けるように閉ループ油圧ポンプと複動油圧シリンダを連結する油圧ライン付き流れ方向制御装置とを有することを特徴とするクレーン。
  83. 流れ方向制御装置は、閉ループ油圧ポンプに内蔵されていて、油圧ポンプの前記ポートを吐出し及び取入れポートとして択一的に使用できるようになっていることを特徴とする請求項82記載のクレーン。
  84. ロッドを伸長させているとき、補充油圧流体を油圧回路の低圧側に供給するよう閉ループ油圧ポンプと流体連通する第2の油圧ポンプと、ロッドを引っ込めているとき、過剰の油圧流体を低圧リザーバに流すことができるよう第1の通路と流体連通するリリーフ弁とを更に有することを特徴とする請求項83記載のクレーン。
  85. ロッドは、マストに回動自在に連結され、前記シリンダの前記ピストン側端部は、上部ワークスに回動自在に連結されていることを特徴とする請求項82記載のクレーン。
  86. ロッドの伸縮中における前記ロッド側端部の容積変化と前記ピストン側端部の容積変化の比は、約1:2〜約1:1.1であることを特徴とする請求項82記載のクレーン。
  87. 前記比は、約1:1.27であることを特徴とする請求項86記載のクレーン。
  88. 複動油圧シリンダが引張状態にあって伸長中であるとき、補充油圧流体は、前記シリンダの前記ピストン側端部に差し向けられることを特徴とする請求項84記載のクレーン。
  89. 複動油圧シリンダが圧縮状態にあって引込み中であるとき、補充油圧流体は、閉ループ油圧ポンプの取入れポートに差し向けられることを特徴とする請求項84記載のクレーン。
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