JP2007182156A - 車両のフロントヘッダパネル - Google Patents

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直樹 小島
Kiyoshi Miyazaki
潔 宮崎
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Toyota Auto Body Co Ltd
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Abstract

【課題】重量やコストの増大を招くことなく車室こもり音の低減を実現する。
【解決手段】車両のフロントウインドウ開口O上縁に沿って車幅方向へ延設されるフロントヘッダパネル1であって、パネル長手方向の少なくとも一箇所でパネル本体11を所定幅で凹陥させてパネル幅方向へ延びる溝部12〜15を形成してこの部分でパネル長手方向におけるパネル本体11の湾曲変形を容易にする。
【選択図】 図1

Description

本発明は車両のフロントヘッダパネルに関し、特に、車室こもり音を低減するフロントヘッダパネルの構造改良に関する。
図4に示すように、バン型車のフロントヘッダパネル4は左右のAピラー2間に車幅方向へ架設されてフロントウインドウ開口Oの上縁に位置している。一方、バン型車における車室共鳴音は図5に示すように、車室の中央付近に最小振幅の振動の節を有し、車室前後端部に最大振幅の振動の腹を有するもので、その1次振動数は例えば40Hz付近にある。上記フロントヘッダパネル4は共鳴音の振動の腹が生じる車室前端に位置しており、フロントヘッダパネル4が共振する上記共鳴音が大きく増幅される。そこで、従来は図6に示すように、略U字断面に成形されたフロントへッダ4の、長手方向へ延びる空間内の略中央位置に質量体41を設置して、フロントヘッダ4の湾曲振動の共振振動数を、車室共鳴音の一次振動数よりも低くして相互にずらすことにより、共鳴音の低減を図っている。なお、特許文献1にはフロントヘッダにおける衝撃吸収構造が示されている。
特開2000−85624
しかし、上記従来の構造では、質量体を付加することによってフロントヘッダパネル重量ひいては車両重量が増加するという不利があり、また、コスト増になるという問題もあった。
そこで、本発明はこのような課題を解決するもので、重量やコストの増大を招くことなく車室こもり音の低減を実現した車両のフロントヘッダパネルを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本第1発明では、車両のフロントウインドウ開口(O)上縁に沿って車幅方向へ延設されるフロントヘッダパネル(1)であって、パネル本体に、パネル長手方向における当該パネル本体の湾曲変形を容易にする部分を設ける。
本第1発明においては、パネル本体はその長手方向の湾曲変形が容易になって湾曲振動の共振振動数が低下し、車室共鳴音の一次振動数からずれる。この結果、車室共鳴音を大きく低減することができる。
本第2発明では、上記パネル本体(1)の湾曲変形を容易にする部分は、パネル長手方向の少なくとも一箇所でパネル本体(11)を所定幅で凹陥させてパネル幅方向へ延びるように形成された溝部(12〜15)である。
本第2発明においては、パネル幅方向へ延びる溝部がパネル本体の長手方向の少なくとも一箇所に形成されているから、パネル本体はその長手方向の剛性が適度に低くなって湾曲振動の共振振動数が低下し、車室共鳴音の一次振動数からずれる。この結果、車室共鳴音を大きく低減することができる。
本第3発明では、上記溝部(13,14)はその幅方向で階段状に凹陥深さを異ならせてある。このような階段状の溝部は、比較的深い溝部をパネル本体の成形と同時にプレス成形する場合等に有効である。
なお、上記カッコ内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
以上のように、本発明の車両のフロントヘッダパネルによれば、従来のような質量体を付加することなく、パネルの成形のみで湾曲振動の共振振動数を車室共鳴音の振動数からずらすことができるから、重量やコストの増大を招くことなく車室共鳴音の低減を実現することができる。
図1には本発明のフロントヘッダパネルの一例を示す。図1において、バン型車のフロントヘッダパネル1は左右のAピラー2間に車幅方向へ架設されてフロントウインドウ開口Oの上縁に位置している。フロントヘッダパネル1のパネル本体11は後縁が立ち上がった略L字断面をなして車幅方向へ延びる長板体であり、その両端が左右のAピラー2に溶接固定されている。パネル本体11の後縁中央には内装品を取り付けるブラケット3が固着されている。
このようなフロントヘッダパネル1のパネル本体11にはパネル長手方向の複数箇所にパネル幅方向へ延びる溝部12,13,14が形成されている。中央の溝部12はパネル本体を所定幅で上方へ凹陥して略逆U字断面となっている。中央の溝部12を挟んでその外側に位置する両溝部13は所定幅のその半部131が深く、残る半部132が浅く上方へ凹陥する階段状断面となっている。溝部13のさらに外側に位置する両溝部14は図2にその断面を示すように、所定幅のその中央部141が深く、両側部142が浅く上方へ凹陥させられた階段状断面となっている。このような階段状溝部は、パネル本体11に比較的深い溝部をプレス等で同時成形する場合に有効である。
このようにパネル幅方向へ延びる複数の溝部12〜14をパネル本体11の長手方向の複数位置に形成したことにより、パネル本体11はその長手方向の剛性が適度に低くなって湾曲振動の共振振動数が低下し、車室共鳴音の一次振動数からずれる。この結果、車室共鳴音を大きく低減することができ、その効果を図3に示す。図3の実線は、溝部12〜14を形成した本実施形態のフロントヘッダパネル1を使用したときの車室内音圧レベルの周波数特性を示し、破線は、溝部を形成していない従来のフロントヘッダパネルを使用したときの車室内音圧レベルの周波数特性を示す。図3より明らかなように、乗員に不快感を与える40Hz付近の車室内共鳴音の音圧レベルが本実施形態では大きく低減している。
上記実施形態において、溝部12〜14は必ずしもパネル本体11を上方へ凹陥させて形成する必要はなく、下方へ凹陥させて形成しても良い。また、パネル本体11の湾曲共振振動数を十分低減させることができれば溝部は必ずしも複数形成する必要はない。また、上記実施形態では階段状溝部の階段を1段としたが、複数段としてももちろん良い。さらに、パネル本体の湾曲変形を容易にする部分としては、上記実施形態の溝部に代えて、例えばこの部分の板厚を相対的に薄くし、あるいはこの部分に開孔や切欠きを形成しても良い。
本発明の一実施形態を示す、フロントヘッダパネルを設けたバン型車両のルーフ前端部の斜視図である。 図1のII−II線に沿った断面図である。 車室内音圧レベルの周波数特性を示すグラフである。 バン型車を前方から見た斜視図である。 バン型車の全体概略断面図である。 従来例を示す、フロントヘッダパネルを設けたバン型車両のルーフ前端部の斜視図である。
符号の説明
1…フロントヘッダパネル、11…パネル本体、12,13,14,15…溝部、O…フロントウインドウ開口。

Claims (3)

  1. 車両のフロントウインドウ開口上縁に沿って車幅方向へ延設されるフロントヘッダパネルであって、パネル本体に、パネル長手方向における当該パネル本体の湾曲変形を容易にする部分を設けたことを特徴とする車両のフロントヘッダパネル。
  2. 前記パネル本体の湾曲変形を容易にする部分は、パネル長手方向の少なくとも一箇所でパネル本体を所定幅で凹陥させてパネル幅方向へ延びるように形成された溝部である請求項1に記載の車両のフロントヘッダパネル。
  3. 前記溝部はその幅方向で階段状に凹陥深さを異ならせてある請求項2に記載の車両のフロントヘッダパネル。
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