JP2007181857A - アルミニウム合金ろう付け用ろう材ワイヤ - Google Patents

アルミニウム合金ろう付け用ろう材ワイヤ Download PDF

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Abstract

【課題】Al−Si−Cu系合金の溶融開始温度(固相線温度)以下の温度でのろう付けが可能で、流動性にも優れたアルミニウム合金ろう付け用ろう材ワイヤを提供する。
【解決手段】中空の鞘と、当該鞘内に充填されたフッ化セシウム含有フッ化物系非腐食性フラックス粉末とからなるろう材ワイヤであって、鞘を、加熱溶融後、Si:2〜5質量%,Cu:20〜25質量%及びZn:15〜35質量%を含有し、残部がAlと不可避的不純物からなる組成を呈する材料で構築したもの。
具体的には、30質量%以下のZnを含むAl−Si−Zn系合金板と28〜41質量%のZnを含む黄銅板のクラッド圧延板から鞘を製造する。
【選択図】なし

Description

本発明は、アルミニウム又はアルミニウム合金をろう付けする際に用いるろう材ワイヤに関する。
アルミニウム又はその合金(以下、単に「アルミニウム合金」と記す。)からなる接合部材同士をろう付けする場合、ろう材としてAl−Si系のろう材を用いる方法が広く知られている。
ところが、近年、製品の多様化により自動車部品や建築部材等の分野において、アルミニウム合金鋳造材やダイカスト材のろう付けが要求されるようになった。このような場合、ろう付け対象部材がろう材と同系統のAl−Si系合金(例えば、固相線温度575℃のAC3A)や、ろう材よりも融点(固相線温度)の低いAl−Si−Cu系合金であることが多い。特にダイカスト材においては、その大半が固相線温度535℃のADC10や固相線温度515℃のADC12等のAl−Si−Cu系合金である。
このような融点の低いアルミニウム合金をろう付けしようとするとき、従来のろう材を用いると、ろう付け温度が600℃程度であるため、ろう付け対象部材そのものが融解して製品形状を保てなくなる、等の問題が生じる。
そこで、Al−Si系ろう材よりもろう付け温度を低くするためにAl−Si−Cu系合金をろう材とすることが特許文献1で提案されている。また、ろう付け温度をさらに低くするために、Znを主成分とするZn−Al系合金をろう材として用いることが特許文献2で提案されている。
特開平7−290272号公報 特開平10−5994号公報
しかしながら、特許文献1で提案されたろう材は、ろう付け温度が550℃程度と高いために、ろう付け対象部材がAl−Si系合金の場合にはろう付けが可能であるが、ろう付け対象部材がAl−Si−Cu系合金になるともはやろう付けは不可能となる。
また、特許文献2で提案されたろう材は、ろう付け温度が400〜550℃程度と比較的低いために、対象部材がAl−Si系合金,Al−Si−Cu系合金のいずれであってもろう付けは可能である。しかし、このろう材はZnを主成分とするZn−Al系合金であるため、ろう材溶融時の粘性が高く、流動性が悪いという欠点がある。特許文献2ではろう材の濡れ性を改善するためにTiを添加させているが、粘性自体の問題の解決には至っていない。
本発明は、このような問題を解消すべく案出されたものであり、Al−Si−Cu系合金の溶融開始温度(固相線温度)以下の温度でのろう付けが可能で、流動性にも優れたアルミニウム合金ろう付け用ろう材ワイヤを提供することを目的とする。
本発明のアルミニウム合金ろう付け用ろう材ワイヤは、中空の鞘と、当該鞘内に充填されたフッ化セシウム含有フッ化物系非腐食性フラックス粉末とからなるろう材ワイヤであって、前記鞘は、加熱溶融後、Si:2〜5質量%,Cu:20〜25質量%及びZn:15〜35質量%を含有し、残部がAlと不可避的不純物からなる組成を呈する材料で形作られていることを特徴とする。
中空の鞘は、アルミニウム合金と銅合金のクラッド材から構築されていることが好ましい。具体的には、アルミニウム合金が30質量%以下のZnを含むAl−Si−Zn系合金であり、銅合金が28〜41質量%のZnを含む黄銅であることが好ましい。
中空の鞘は、アルミニウム合金から構築されており、その鞘内に銅合金がフッ化物系非腐食性フラックス粉末とともに充填されていてもよい。
鞘内に充填される銅合金としては、粉末状であってもよいし、細線状であってもよい。
そして、その際、アルミニウム合金は30質量%以下のZnを含むAl−Si−Zn系合金であり、銅合金は28〜41質量%のZnを含む黄銅とすることが好ましい。
本発明では、Si:2〜5質量%,Cu:20〜25質量%及びZn:15〜35質量%を含有し、残部がAlと不可避的不純物からなり、その液相線温度が510℃以下の合金をろう材としている。したがって、このろう材を用いることにより、ろう付け対象部材がADC10やADC12等のAl−Si−Cu系合金のダイカスト材であっても、被ろう付け部材の溶融や変形を起こすことなく、ろう付けを行うことができる。
このろう材は、Znを主成分とするZn−Al系ろう材と比べて濡れ性,流動性に優れるため、良好なろう付け状態を得ることができる。
また、本発明のAl−Si−Cu−Zn系ろう材を中空の鞘とし、その中にフッ化セシウムを含むフッ化物系非腐食性フラックス粉末を充填させた小径のろう材ワイヤとすることにより、当該ワイヤを適宜形状に塑性変形させて所望接合箇所に配置しての加熱で、均一なろう付けが簡便に行える。フラックスの供給をろう材の供給と同時に行えるので、ろう付け作業そのものが簡素化される。
さらに、本発明のろう材からなる中空の鞘を、アルミニウム合金と銅合金のクラッド材から構成する態様を採用すると、鞘自体の加工性を向上させるばかりでなく、両材料のクラッド比の調整で、目標のろう材組成を容易に作り出すことができる。
本発明者等は、まず、固相線温度535℃のADC10や固相線温度515℃のADC12等、Al−Si−Cu系合金であってもろう付けを可能にするために、ろう材の低融点化を念頭において改良策を検討してきた。
その結果、Al−Si−Cu系合金ろう材をベースにさらに適量のZn、具体的には、15〜35質量%のZnを含有させることにより、液相線温度を510℃以下に下げることができることを見出したものである。
Al−Si−Cu−Zn系合金ろう材
本発明では、ろう材として、Si:2〜5質量%,Cu:20〜25質量%及びZn:15〜35質量%を含み、残部がAl及び不可避的不純物からなる組成を有するアルミニウム合金を用いる。Al−Si−Cu−Zn系合金は、このような成分組成にすることにより、融点を下げ、ろう付け温度を500℃に下げることができる。このため、Al−Si−Cu系合金鋳物等を部分溶融させることなく、十分な接合部を形成できるろう付けが可能となる。Si,Cu及びZnの含有量が上記数値を外れると、ろう材の融点が高くなり、高いろう付け温度を必要としてろう付け部に部分溶融を生じさせることになる。殊にZn含有量に関しては、上限値を超えるとろう材としての加工性が低下するといった問題点が生じてくる。
不純物としては、Fe:0.5質量%以下,V:0.2質量%以下,Mn:0.2質量%以下,Mg:0.2質量%以下,Ti:0.2質量%以下が許容される。
ろう材のワイヤ化
被ろう付け部へのフラックスとろう材の供給方式として、作業効率改善のためにフラックスを内包又は含有したろう材ワイヤが使用されている。ろう材から構築された中空の鞘と、当該鞘内に充填されたフラックス粉末とでワイヤ化したものを用いようとするものである。同時供給が可能になるため、ろう付け作業が簡素化される。
本発明でも、ろう材を構成するAl−Si−Cu−Zn系合金で鞘を構築し、その鞘内に、従来から用いられているフッ化セシウムを含むフッ化物系非腐食性フラックス粉末を充填し、ワイヤ化している。
ところで、多量のCu,Znを含有させたAl−Si−Cu−Zn系合金は、加工性に難点があるため、当該合金から中空の鞘を製造し難い。また、その内部にフラックスを含有したろう材ワイヤは成形性が悪く、リング状等、鋳物の接合部位に沿った形状への曲げ加工も行い難く、加熱が必要となって製造コストの上昇を招くこともある。
そこで、第一の方策として、鞘材をアルミニウム合金と銅合金とのクラッド材で構築し、その内部にフラックス粉末を充填する手法を採用した。
クラッド材を構成するアルミニウム合金及び銅合金はともに良好な塑性加工性を有している。クラッド材にした後にあっても良好な塑性加工性を維持しているので、通常のワイヤ製造設備を用いて鞘形状への成形加工及び中へのフラックス充填が容易に行えるばかりでなく、被ろう付け体の接合部形状に合わせた曲げ加工が容易に行える。そして、自動トーチろう付け装置を使用する場合にも、連続的な供給が問題なく行える。また、両素材をクラッド材にすることにより、通常表面に形成され、ろう付けを阻害する酸化皮膜量を少なくすることができ、充填するフラックス量も少なくすることができる。
さらに、両素材のクラッド比を調整することによって、目標組成を容易に作り出すことができる。
なお、アルミニウム合金1と銅合金2をクラッドした鞘の断面形状は、図1に示すような四つの形態が想定されるが、いずれでも構わない。所望の合金組成になるようなクラッド率が採用されていれば良い。鞘形状への管成形も、通常の方法で変形加工される。
目標組成を調整しやすく、かつクラッド材の加工性を確保しやすいといった観点からは、アルミニウム合金としては30質量%以下のZnを含有するAl−Si−Zn系合金を、銅合金としては28〜41質量%のZnを含有する黄銅を用いることが好ましい。例えばCu源として比較すると、焼鈍材ではCu材の伸びが40%程度であるのに対してZn:40質量%の黄銅は50%程度の伸びを呈し、加工性の観点からは黄銅を用いる方が優位である。このように、Znの使用は、ろう材の融点を下げる作用のみならず、ろう材自体の加工性を向上させる作用をも有している。
なお、本発明において、28〜41質量%のZnを含有する黄銅を用いること好ましいと記したが、この態様を採用することにより、特殊なCu−Zn合金を別途準備する必要がなく、市販材料の使用でろう材ワイヤを安価に製造することができる。市販の黄銅として一般に1種(Zn:30質量%),2種(Zn:35質量%)及び3種(Zn:40質量%)が知られているが、それらのZn含有量も許容幅があり、その許容幅のある市販材料を使用するために、Zn含有量を前記のように28〜41質量%とした。
鞘材を、Al−Si−Zn系合金板と28〜41質量%のZnを含有する黄銅板とのクラッド圧延板から製造する場合、Al−Si−Zn系合金板及び黄銅板そのものが加工性に優れるため、クラッド材を製造しやすいのみならず、鞘への加工性にも優れ、変形しやすいろう材ワイヤを製造することができる。
当該アルミニウム合金や黄銅に含まれるZn量がそれぞれ30質量%,41質量%を超えると所望の加工性が得られず、変形時に加熱する必要も生じてくる。また、黄銅中のZn量が28質量%に満たないと、用いるアルミニウム合金として所定量以上のZnを含むものが必要になり、加工性が低下する。
溶融後に、Si:2〜5質量%,Cu:20〜25質量%及びZn:15〜35質量%を含む組成とするには、上記アルミニウム合金及び銅合金のクラッド比は、4:1程度となる。
クラッドの態様としては、2枚のアルミニウム合金板の間に銅合金板を挟んだ状態でクラッド圧延することが好ましいが、逆に2枚の銅合金板の間にアルミニウム合金板を挟んでクラッド圧延しても良い。また単にアルミニウム合金板と銅合金板を重ねた状態で圧延しても良い。
また、第二の方策として、鞘材をアルミニウム合金で構築し、その内部にフラックス粉末とともに銅合金を充填する手法を採用することもできる。この際、フラックス粉末とともに充填される銅合金は粉末状又は細線状とすることが好ましい。
この手法で用いるアルミニウム合金及び銅合金としても、前記と同様に、30質量%以下のZnを含有するAl−Si−Zn系合金及び28〜41質量%のZnを含有する黄銅を用いることが好ましい。黄銅粉末を用いる場合、アルミニウム合金と銅合金の使用比率は質量比で1:1.4〜1:1.8程度となる。
なお、鞘内に充填されるフラックスとしては、フッ化セシウムを含むフッ化物系非腐食性フラックス粉末が使用される。
フッ化物系非腐食性フラックスの化合物形態としては、KAlF4,K2AlF5,K3AlF6,AlF3,KF,CsF等があるが、従来と同様にその混合物が使用される。
フッ化物系非腐食性フラックス中に占めるフッ化セシウム(CsF)の割合は、コスト的には少ないほど有利であるが、少ないとフラックスの融点を下げる作用が十分に発揮されない。500℃以下の温度でのろう付けを可能とするためには、フッ化物系非腐食性フラックス中のフッ化セシウム(CsF)の割合は30モル%以上とすることが好ましい。
内部にフラックスを充填した本発明のアルミニウム合金ろう付け用ろう材ワイヤは、酸化皮膜の少ないクラッド鞘を用いているために、充填フラックス量を少なくしてもろう付けが可能である。
ろう材ワイヤの質量に対するフラックスの質量、いわゆる充填率は、特に規定する必要はなく、従来のコアードワイヤの充填率と同程度の15〜40%であれば十分である。
次に、鞘としてのアルミニウム合金及び銅合金の組成とクラッド率を種々変更したろう付けワイヤを実際に作製し、ろう付け試験した例を示す。
アルミニウム合金と銅合金のクラッド鞘材の作製
表1に示す組成を有するアルミニウム合金及び銅合金を用い、厚さ4〜5mmのアルミニウム合金板の2枚の間に、厚さ2mmの銅合金板を挟んで先端を溶接して固定し、300℃に加熱して厚さ2mmまでクラッド圧延した。次いで、中間焼鈍,冷間圧延,最終焼鈍を施して、厚さ0.1mmのクラッド鞘材を作製した。
この鞘材の断面を観察して測定した銅合金のクラッド率と、それを基に計算した鞘材溶解時の組成を表2に示す。
Figure 2007181857
Figure 2007181857
No.1〜5の鞘材は、鞘材溶解時のCu,Si,Znの組成が本発明範囲内にあるものである。No.6の鞘材は、アルミニウム合金内のZn量が本発明範囲よりも多く、No.7,8の鞘材は、鞘材溶解時のZn量が本発明範囲よりも少ないものである。
なお、No.6については、アルミニウム合金板材の加工性が悪く、クラッド圧延ができなかった。
ろう材ワイヤの作製
表2に示した8種の鞘材の内、実際にクラッド圧延ができたNo.1〜5,No.7,8の7種類の鞘材を幅10mm,長さ20mmで切断し、外径1mmの鋼製丸棒に二〜三重に巻付けて、肉厚0.3mm,長さ20mmのろう材ワイヤの鞘を作製した。この鞘の一端をペンチで閉じ、これにフッ化セシウムを48モル%含むK−Cs−Al−F系のフッ化物系非腐食性フラックス(第一稀元素工業株式会社製;商品名「CF−2」)粉末を約30mg充填した後、他端を閉じてろう材ワイヤとした。
ろう付け試験
厚さ1mm,幅25mm,長さ55mmのJIS−A3003アルミニウム合金板を下板とし、厚さ1mm,幅25mm,長さ25mmのADC12アルミニウムダイカスト板を縦板とした逆T字型ろう付け試験片を組付け、下板と縦板の交線の片側に前記ろう材ワイヤを配置した。この組付け体を窒素ガス雰囲気炉中で500℃まで昇温速度50℃/分で加熱し、500℃で3分間保持した後、約100℃/分で室温まで冷却した。
ろう付け性評価
ろう付け性は、逆T字型試験片の外観を肉眼及び実体顕微鏡で観察して評価した。
接合部の外観評価は、ろう材ワイヤ設置側及び反対側のいずれにも十分な大きさのフィレットが形成されたものを○,フィレットが形成されたが小さく十分な大きさでないものを△,フィレットがほとんど形成されなかったものを×とした。
その評価結果を表3に示す。
Figure 2007181857
表3の結果からもわかるように、本発明例であるNo.1〜5の鞘材のろう付けワイヤを使用してろう付けしたものは、ろう材ワイヤ設置側、反対側のいずれも良好にろう付けされていた。
これに対して、比較例では、Zn量の少ないNo.7の鞘材のろう付けワイヤを使用したものは、ろう材ワイヤ設置側では問題なくろう付けできていたが、反対側のフィレットは小さかった。さらにZn量の少ないNo.8の鞘材のろう付けワイヤを使用したものは、フィレットそのものが生成せず、ろう材ワイヤ設置側には鞘材が残存していた。
以上に説明したように、鞘を構成する合金組成がZnを15〜35質量%含有するものであると、500℃といった低い温度でも良好なろう付けが可能であることがわかる。
アルミニウム合金材と銅合金材のクラッド材で製造した鞘の断面形状を説明する図
符号の説明
1:アルミニウム合金 2:銅合金

Claims (6)

  1. 中空の鞘と、当該鞘内に充填されたフッ化セシウム含有フッ化物系非腐食性フラックス粉末とからなるろう材ワイヤであって、前記鞘は、加熱溶融後、Si:2〜5質量%,Cu:20〜25質量%及びZn:15〜35質量%を含有し、残部がAlと不可避的不純物からなる組成を呈する材料で形作られていることを特徴とするアルミニウム合金ろう付け用ろう材ワイヤ。
  2. 中空の鞘は、アルミニウム合金と銅合金のクラッド材から構築されている請求項1に記載のアルミニウム合金ろう付け用ろう材ワイヤ。
  3. アルミニウム合金が30質量%以下のZnを含むAl−Si−Zn系合金であり、銅合金が28〜41質量%のZnを含む黄銅である請求項2に記載のアルミニウム合金ろう付け用ろう材ワイヤ。
  4. アルミニウム合金から構築された中空の鞘と、当該鞘内に充填された銅合金とフッ化セシウム含有フッ化物系非腐食性フラックス粉末とからなるろう材ワイヤであって、前記鞘を構成するアルミニウム合金と鞘内の銅合金は、加熱溶融後、Si:2〜5質量%,Cu:20〜25質量%及びZn:15〜35質量%を含有し、残部がAlと不可避的不純物からなる組成を呈するように組み合わされていることを特徴とするアルミニウム合金ろう付け用ろう材ワイヤ。
  5. 粉末状又は細線状の銅合金が充填されている請求項4に記載のアルミニウム合金ろう付け用ろう材ワイヤ。
  6. アルミニウム合金が30質量%以下のZnを含むAl−Si−Zn系合金であり、銅合金が28〜41質量%のZnを含む黄銅である請求項4又は5に記載のアルミニウム合金ろう付け用ろう材ワイヤ。
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